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Thursday, 03 March 2005

順不同058 てんはにぶつをあたえず

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               順不同058

        ふえふけどおどらず 笛吹けど踊らず
       こうしもときにあわず 孔子も時に遇わず
      てんはにぶつをあたえず 天は二物を与えず
     なさけはひとのためならず 情は人の為ならず
    うえたいぬはぼうをおそれず 飢えた犬は棒を恐れず
   ろーまはいちにちにしてならず ローマは一日にしてならず
  はいぐんのしょうへいをかたらず 敗軍の将兵を語らず
 いのなかのかえるたいかいをしらず 井の中の蛙大海を知らず
さんじゃくさがってしのかげをふまず 三尺下がって師の影を踏まず

        ひょうたんでなまず 瓢箪で鯰
       がきのめにみずみえず 餓鬼の目に水見えず
      りょうゆうならびたたず 両雄並び立たず
     ろんごよみのろんごしらず 論語読みの論語知らず
    はるうえざればあきみのらず 春植えざれば秋実らず
   ひゃくぶんはいっけんにしかず 百聞は一見に如かず
  たいぼくはたおれてもちにつかず 大木は倒れても地につかず
 さんじゅうろっけいにげるにしかず 三十六計逃げるに如かず
しかをおうものはうさぎをかえりみず 鹿を逐う者は兎を顧みず

        きゅうすればつうず 窮すれば通ず
       ふるかわにみずたえず 古川に水絶えず
      ちにいてらんをわすれず 治にいて乱を忘れず
     しそんにびでんをのこさず 子孫に美田を残さず
    かぜはふけどやまはどうぜず 風は吹けど山は動ぜず
   ほとけつくってたましいいれず 仏造って魂入れず
  よげんしゃきょうりにいれられず 預言者郷里に容れられず
 かっしてもとうせんのみずはのまず 渇しても盗泉の水は飲まず
くるものはこばまずさるものはおわず 来る者は拒まず、去る者は追わず


2002 (C) Tomoki Yamabayashi

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