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Sunday, 02 April 2006

Le Papa de Simon by Guy de Maupassant モーパッサン / モウパッサン 「シモンのパパ」「シモンのとうさん」「シモンのとうちゃん」「シモンの父さん」「シモンの父」

Papasimonpetit


        目次 Table of Contents

■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 佐藤 2011
  (J2) 高山 2002
  (J3) 太田 1998
  (J4) 山崎 1975
  (J5) 辻 1971
  (J6) 青柳 1971
  (J7) 宮治 1969
  (J8) 望月 1963
  (J9) 久保 1958, 1983
  (J10) 新庄 1955
  (J11) 杉 1948, 1954, etc.
  (J12) 前田 1911, 1920, etc.
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian
■ドイツ語訳 Translation into German
■英訳 Translations into English
  (E1)
  (E2) McMaster & Henderson
■イタリア語訳 Translations into Italian
■スペイン語訳 Translations into Spanish
■フランス語原文 The original text in French
■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese
■更新履歴 Change log


■中国語訳(簡体字) Translations into simplified Chinese

    “不管怎么说,布朗肖大姐是个善良规矩的好姑娘,虽然遭到过不幸,可是她勤劳、稳重。一个正直人娶了她,准是个挺不错的媳妇。”
  “这倒是实在话,”另外三个人说。
  那个工人继续说:
  “如果说这位姑娘失足过,难道这是她的过错吗?别人原答应娶她的;我就知道有好些如今非常受人敬重的女人,从前也有过跟她一样的遭遇。”
    “这倒是实在话,”三个人齐声回答。
    他又接着说下去:“这个可怜的女人一个人把孩子拉扯大,吃了多少苦,她自从除了上教堂,再也不出大门以后,又流了多少眼泪,那只有天主知道了。”
    “这也是实在话,”其余的人说。

   《西蒙的爸爸》    莫泊桑
   E-text at 百度知道
   Excerpt at 《西蒙的爸爸》 - 互动百科

   

■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 佐藤 2011
 「なんだかんだ言って、よくできた真面目な女だよ、あのブランショットは。不幸にもめげず、気丈でしっかり者だ。まっとうな男にふさわしい女房になるだろうよ。」
 「そりゃ、そのとおりだ」とほかの3人が口をそろえた。
 男は続けた。
「過ちを犯したって言うが、あの女が全部悪いわけじゃあるまいに。結婚の約束をしてたんだからな。同じようなことをしても、今ではちゃんと尊敬されている女だって世の中にはたくさんいるだろうが。」
 「そうだ、そのとおり」と3人が異口同音に答えた。
 男はさらに続けた。「女手一つで子どもを育てるなんざ、苦労が絶えなかったろうに。教会に行くよりほか、ろくに外出しなくなってからというもの、どんなに泣き暮らしていたことやら。神様だけがご存じよ。」
 「まったくもってそのとおり。」3人が言った。

   「シモンのパパ」
   モーパッサン=原著 佐藤若菜(さとう・わかな)=著
   『フランス語で読むモーパッサン 対訳 ジュールおじさん・首飾り・シモンのパパ
   NHK出版 2011/12/15 所収


(J2) 高山 2002
「なんのかんのと言ったって、ブランショットは、立派な女だよ。不幸な目にあったが、しっかり者で、真面目な女だ。ちゃんとした男の、立派な女房になれる女だと思うね」
「そりゃそうだ」と、三人の男たちが言った。
 さっきの職人が言葉を続けた。
「誘惑に負けたからって、あの女が悪いんじゃない。結婚の約束があったんだからね。同じようなあやまちをおかしても、今じゃちゃんと人に尊敬されている女が、何人もいるよ」
「そりゃそうだ」と、三人の男たちが、異口同音に言った。
 男はまた言った。
「一人で子供を育てるについちゃあ、ずいぶんと苦労したろうな。教会に行くほかは外出しなくなってから、どれほど泣いたか、神様だけがご存じだ」
「そりゃその通りだ」と、ほかの男たちがまた言った。

   モーパッサン=作 高山鉄男=訳 「シモンのパパ」
   高山鉄男=編訳 『モーパッサン短篇選』 岩波文庫 2002/08 所収


(J3) 太田 1998
「なんだかんだ言っても、あのブランショットという女はりっぱなもんじゃないか。なかなか律儀な娘だよ。あんな目にあっても、じつにしっかりしていて、見あげたもんだ。まっとうな暮らしをしている男がもらったって、りっぱな女房になるさ」
「そうとも、そのとおりだ」と、ほかの三人もあいづちをうった。
 その職人はつづけた。
「あやまちを犯しはしたが、あの娘ばかりを責めるわけにはいかんだろう。夫婦になる約束だったんだからな。それに、おなじように身をあやまっても、いまじゃ人から尊敬されている女だって、世間にはざらにいるからな」
「そうとも、そのとおりだ」と、三人は口をそろえて言った。
 職人はなおもつづけた。「かわいそうに、女手ひとつで息子を育てるのに、どれだけ苦労をしたことか。教会へ行くときしか外にでなくなってから、家ではずいぶん泣いたことだろう。神さまだけがご存じだよ」
「まったくだ」と、三人が言った。

   ギィ・ド・モーパッサン=作 太田浩一=訳 「シモンのパパ」
   『モーパッサン傑作選』 ハルキ文庫 1998/12 所収


(J4) 山崎 1975
「なんていったって、ブランショットはちゃんとしたりっぱな女だし、不幸(ふしあわ)せなめにあったのに、けなげで身持ちもいい。それなりの男がいたらいいかみさんになるぜ。」
「そのとおりだ。」
 と、あとの三人の男がいった。
 その職人(しょくにん)はつづけた。
「あやまちをしでかしたからって、あの女ばかりが悪いんだろうか? 結婚(けっこん)の約束(やくそく)はちゃんとされていたんしな。まえにおなじようなことがありながら、いまじゃりっぱな女でとおっているひとだってひとりやふたりじゃないんだ。」
「そのとおりだ。」
 と、あとの三人は口をそろえて答えた。
 その職人(しょくにん)はさらにつづけた。
「かわいそうに、女手ひとりで子どもを育てるのにどんなに苦労(くろう)したか、でかけるのは教会(きょうかい)にいくときだけということになってから、どんなに涙(なみだ)を流したか、それをご存(ぞん)じなのは神さまだけってわけさ。」
「それもそのとおりだ。」
 と、ほかの仲間(なかま)はいった。

   モーパッサン=作 山崎庸一郎(やまざき・よういちろう)=訳
   「シモンのとうさん」
   『ジュニア版世界の文学 23』 集英社 1975-08 所収


(J5) 辻 1971
「あのブランショットは、やっぱり感心(かんしん)な女だよ。あんな不幸(ふこう)なめにあったけど、へこたれないで、まじめにやっているからなあ。ちゃんとした男をもらったら、きっと、りっぱな女房(にょうぼう)になるだろうぜ。」
「まったくだ。」と、ほかの三人がいった。
 あの鍛冶屋(かじや)がまたいった。
「あやまちをおかしたからといって、あの女の罪(つみ)だろうか? 相手(あいて)の男は結婚(けっこん)するって約束(やくそく)したんだぜ。それに、おんなじようなあやまちをやったけど、いまじゃみんなから尊敬(そんけい)されている女を、おれは何人も知ってるぜ。」
「まったくだ。」
と、三人は声(こえ)をあわせて答(こた)えた。
 男はまたいった。
「かわいそうに、女手(おんなで)ひとつで子供(こども)を育(そだ)てるのに、あの女はどんなに苦労(くろう)したことだろう。うちの外(そと)へ出ないようになってから、どれほど涙(なみだ)を流(なが)したことだろう。なにしろ出かけるところといや、教会(きょうかい)だけだからな。あの女の苦労(くろう)をご存(ぞん)じなのは神(かみ)さまだけなんだ。」
「まったくなあ。」
と、三人がいった。

   モーパッサン=作 辻昶(つじ・とおる)=訳 「シモンのとうちゃん」 
   『ジュールおじさん・首かざり』 少年少女名作選 22 偕成社 1971
   底本:
   コナール版の〈モーパッサン全集〉 (1907-1910)
   アルバン=ミシェル版の〈モーパッサン短編集〉 (1967-1970)


(J6) 青柳 1971
「あのブランショットという女、あれでなかなか感心なもんだよ。あんな不幸な目にあっても、ちゃんと、しっかりしているからな。堅気な男がもらったって、りっぱな女房になるだろうぜ」
「そのとおり」と、三人は相槌(あいづち)をうった。
 その男はなおもつづけた。
「身をあやまったからといって、あの女ばかりの罪だろうか? 夫婦になる約束だったんだからな。それに、おなじようなあやまちをしたって、いまじゃ人さまから尊敬されている女だって、世間にはたくさんあるからな」
「そのとおり」と、三人は異口同音に答えた。
 彼はなおもつづける。——《女手ひとつで息子を育てるにはずいぶん苦労したろうが。なにせ、教会へ行くよりほかにはろくろく外にも出ないくらいだから、きっと泣いてばかりいたことだろうが。これは神様しかご存じないことだった》
「そうだ、そのとおりだ」と、三人が言った。

   ギ・ド・モーパッサン=作 青柳瑞穂=訳 「シモンのとうちゃん」
   『モーパッサン短編集2』 新潮文庫 1971/01 所収


(J7) 宮治 1969
「なんだかんだ言うけれど、やっぱりしっかりした、立派な女だよ。あのブランショットという女はね。あんな不幸にもめげないで、健気(けなげ)に、きちんとやってるし、正直者がもらえば、それにふさわしい立派な女房になることは請けあうね」
「そりゃほんとうだ」とほかの三人が言った。
 その職人はまたつづけた。
「間違いをしでかしたとはいっても、それがあの女だけの過失だろうか? 相手が夫婦の約束までかわしたんだから。それに、いまじゃ世間さまから立派だと思われていても、以前おなじような間違いをしでかした女を、何人でもおれは知ってるよ」
「そりゃほんとうだ」と三人が声をそろえて答えた。
 例の職人はまた言葉をつづけた。「どれだけ苦労したことだろうね、かわいそうに。女手一つでこの男の子を育てるにはね。教会へ行くときのほかは表へ出ない暮らしがつづいてからは、どれだけ涙を流したか、わかりゃしないよ。それを知っていらっしゃるのは神さまだけだよ」
「それもほんとうだ」とほかの連中が言った。
 
   モーパッサン=作 宮治弘之=訳 「シモンの父さん」
   中村光夫+宮治弘之=訳 『デュエット版・世界文学全集40 ベラミ/首飾り 他
   集英社 1969/10 所収


(J8) 望月 1963
「なんていったってあのブランショットという娘は善良で気のいゝ娘じゃねえか。不幸にあっても身の始末がよく、きちんとしていて、まじめな男にはちょうどいゝ相手だぜ」
「そうだ、そうだ」と、ほかの三人が云った。
 その労働者がまた話しつゞけた。
「犯ちをしたからといって、あの娘に責任があるかよう? 結婚の約束までしてもらったんだ。おれは、同じような犯ちをした娘でも、人から尊敬されている娘を何人も知っているぜ」
「ほんとうだ」と、三人が口をそろえて答えた。
 男はまた口をひらいた。「かわいそうに、あの娘がたったひとりで子供を育てなければならなかった苦労や、教会へ行くとき以外は家から出ないで悲しんでいたことは、神様だけしか知っちゃくれねえんだ」
「ほんとにそうだ」と、みんなが云った。

   モーパッサン=作 望月芳郎=訳 「シモンのパパ」
   鈴木信太郎+渡辺一夫=編 『世界短篇文学全集6 フランス文学/19世紀
   集英社 1963/01 所収


(J9) 久保 1958, 1983
[訳文は追って挿入するつもりです - tomoki y.]

   モーパッサン=作 久保伊平治(くぼ・いへいじ)=訳 「シモンのパパ」
   7a.モーパッサン短篇集2』 フランス名作対訳双書 第7
      第三書房 1983/07 所収
   7b.宝石・月光・狂女・シモンのパパ』 フランス名作訳註双書 第7
      第三書房 1958 所収


(J10) 新庄 1955
[訳文は追って挿入するつもりです - tomoki y.]

   モーパッサン=著 新庄嘉章(しんじょう・よしあきら)=訳 「シモンの父」
   『モーパッサン全集2』 春陽堂書店 1955 所収


(J11) 杉 1948, 1954, etc.
 「何とかいろいろ言うけれど、感心な立派な女だよ、あのブランショットという女は。あんな目にあつてはいるが、きちんとしたけなげな女さ。まつとうな男にとつて不足のない立派な女房になるさ」
 「そうだ、そりゃほんとだ」と、ほかの三人も言った。
 その職人はなおもつづけてこう言つた。
 「あやまちをしたことはしたが、それがあの女の落度だろうかな? 夫婦になると男が約束したんだ。同じようなことをして、しかもいま世間に立派な女として通用しているものをおれは何人も知っているよ」
 「そうだ、そりゃほんとだ」と、三人の職人が聲をそろえてそれに答えた。
 職人はまた言葉をつづけた。——「どれだけ苦勞したかしれないんだ、氣の毒に、女手一つでこの男の子をそだてるのにさ。外へ出るのは教會へ行く時だけというふうになってから、どれほどあの女が人知れぬ涙をしぼつたか、知つてござるのは神樣だけさ」
 「それもほんとだ」と、ほかの連中が言つた。

   モーパッサン=作 杉捷夫(すぎ・としお)=訳 「シモンのパパ」
   a.シモンのパパ・ひも』 新編 雨の日文庫 第3集 18 むぎ書房 1984/09 所収
   b. 阿部知二〔ほか〕編 『河出世界文学大系35
     河出書房新社 1980/11 所収
   c. 頸飾り 他十三篇』 角川文庫 1954/06 所収
   d.モーパッサン短篇傑作選集 第1』 文芸選書
      酣灯社(かんとうしゃ)1948 所収
   引用は c. に拠りました。


(J12) 前田 1911, 1920, etc.
[ルビを除いたテキスト]
『何といつたつて、ラ ブランショットは正直な好い女さ。不仕合せな目に遭つてもしッかりとこたへてゐてよ、立派に、正直な男の女房になつて行ける女さ。』
『それやァ全くだ。』と他の三人が言つた。
先きの鍛冶屋は言葉を續いだ。
『よしんばあの女に間違ひがあつた所で、それがあの女の咎なものか? ちやんと婚禮の約束までして置いたんぢやねぇか。けふ日立派な顏をしてゐながら、あの位のことをやつた奴は幾らあるか知れやしねぇ。』
『それやァ全くだ。』と三人は異口同音に答へた。
 鍛冶屋はまた續けた。
『可哀相に、自分の腕一つでわが子を敎育しようと云ふンで、どんなに骨を折つて働いたか、敎會へ行く外は、外に出ねぇやうになつてから、どんなに獨りで泣いたことか、知つてるなァ樣ばかりだ。』
『それやァへえ全くだ。』と三人は言つた。

   モウパッサン=著 前田晁(まえだ・あきら)=訳 「シモンの父」
   a.モウパッサン集 短編十種』 博文館 1911/02(明治44)所収
     国立国会図書館 近代文学ライブラリー
   b.モウパッサン全集2 生の誘惑』 天佑社 1920(大正9)所収
   c.モウパッサン集 短編十種』 博文館 1911/02(明治44)所収
   a.c. をスキャンしたもの。c. に収録された10篇は、すべて英訳からの
   重訳。底本は、Complete Works, Guy de Maupassant published by St. Dunstan
   Society. 引用は a. に拠りました。ンの小さい字は大きい字で置き換えました。
   原文は総ルビですが、ここではルビをすべて省略しました。


■ロシア語訳 Translation into Russian

— А все-таки Бланшотта хорошая, порядочная девушка. Живет она степенно и хозяйственно, хоть и случилось с ней несчастье. Она будет хорошей женой честному человеку.
— Это правда, — сказали остальные.
Рабочий продолжал:
— Она ли виновата, что оступилась! Он обещал на ней жениться, а мало ли мы знаем почтенных женщин, с которыми случилось то же.
— Это правда! — хором подтвердили остальные.
— А как ей было трудно одной растить ребенка, сколько слез она пролила с тех пор, один только бог это знает, и никуда она не ходит, кроме церкви.
— И это правда, — опять сказали кузнецы.

   Ги де Мопассан. Папа Симона
   Французская новелла XIX века / [Сост. Б.П.Мицкевич.]
   — Мн.: Изд-во «Университетское», 1984
   Перевод А.В.Ясной
   E-text at:
   * Библиотека OCR Longsoft
   * ModernLib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

- А все-таки Бланшотта славна й чесна дівчина; живе вона статечно й хазяйновито, хоч і трапилось з нею нещастя. Вона буде хорошою жінкою чесному чоловікові.
- Це правда, - озвалося троє інших. Коваль вів далі:
- Хіба вона винна, що схибила? Він обіцяв одружитися з нею, а хіба мало ми знаємо жінок, яких поважають тепер, хоч з ними трапилось те ж саме?
- Це правда, - хором повторили троє.
Коваль провадив далі:
- А як їй важко було, бідолашній, самій виховувати дитину, скільки сліз вона пролила, виходячи тільки до церкви, про те один тільки бог відає.
- І це правда, - знову сказали ковалі.

   Гі де Мопаcсан. Сімонів батько
   E-text at Український Центр (ukrcenter.com)


■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian

— Тя все пак е добра и честна девойка, тая Бланшот, работлива е и прибрана въпреки нещастието си, достойна жена ще бъде за свестен мъж.
— То си е така — рекоха останалите трима.
Работникът продължи:
— Какво е виновно момичето, че е сбъркало? Обещал й беше да се оженят. Колко ги има — същото са правили, а днес са на почит.
— То си е така — отвърнаха в глас тримата мъже. Оня поде:
— А колко се е мъчила, горката, за да отгледа сама момчето си, колко сълзи е изплакала, откакто излиза само колкото да иде до църква, един бог знае!
— И това е вярно — казаха останалите.

   Ги дьо Мопасан. Таткото на Симон
   E-text at Моята библиотека (chitanka.info)


■ドイツ語訳 Translation into German

– Die Blanchotte ist doch ein mutiges, tapferes Mädel, ein ordentliches Ding trotz ihres Pechs. Das wär 'ne Frau für 'nen ehrlichen Mann.
– Das ist wahr, – meinten die drei andern.
Der Arbeiter fuhr fort:
– Darf man's dem Mädel weiter so groß anrechnen, wenn sie Geschichten gemacht hat? Der damals hatte ihr die Heirat versprochen, und ich weiß mehr als eine, über die kein Mensch 'n Wort verliert und die genau dasselbe gethan hat.
– Das stimmt! – antwortete der Chor der drei Männer.
Er hub wieder an:
– Was das arme Ding gelitten hat, sich geschunden hat, um ganz allein den Jungen groß zu ziehen, und was die geheult hat! Nun kommt sie gar nicht mehr heraus, bloß noch in die Kirche: nur der liebe Gott weiß es.
– Das ist auch wahr – sagten die andern.

   Simons Vater by Guy de Maupassant
   Translated by Georg Freiherr von Ompteda
   in Das Haus. Gesammelte Werke, Vol 4. Deutsche Verlags-Anstalt, 1921
   E-text at Projekt Gutenberg-DE


■英訳 Translations into English

(E1)
"La Blanchotte is all the same a good and honest girl, and stalwart and steady in spite of her misfortune, and one who would make a worthy wife for a honest man."
"That is true," remarked the three others.
The smith continued:
"Is it this girl's fault if she has fallen? She had been promised marriage and I know more than one who is much respected to-day, and who sinned every bit as much."
"That is true," responded the three men in chorus.
He resumed:
"How hard she has toiled, poor thing, to educate her lad all alone, and how much she has wept since she no longer goes out, save to go to church, God only knows."
"This also is true," said the others.

   The Works of Guy de Maupassant, Volume IV (of 8),
   by Guy de Maupassant
   Simon's Papa
   National Library Company, New York
   Copyright, 1909, by Bigelow, Smith & Co
   E-text prepared by Juliet Sutherland, Mary Meehan,
   and the Project Gutenberg Online Distributed Proofreading Team


(E2) McMaster & Henderson
"La Blanchotte is a good, honest girl, and upright and steady in spite of her misfortune, and would make a worthy wife for an honest man."
"That is true," remarked the three others.
The smith continued:
"Is it the girl's fault if she went wrong? She had been promised marriage; and I know more than one who is much respected to-day, and who sinned every bit as much."
"That is true," responded the three men in chorus.
He resumed:
"How hard she has toiled, poor thing, to bring up her child all alone, and how she has wept all these years she has never gone out except to church, God only knows."
"This is also true," said the others.

   Original Short Stories of Maupassant, Volume 11,
   by Guy de Maupassant
   Simon's Papa
   Translated by Albert M. C. McMaster, A. E. Henderson,
   Mme. Quesada and Others
   E-text released in 2004


■イタリア語訳 Translations into Italian

«Però la Blanchotte è una buona e brava figliola, coraggiosa e piena di giudizio nonostante la sua disgrazia, e sarebbe una degna moglie per un onest'uomo.»
«È vero», dissero gli altri.
L'operaio seguitò:
«È colpa della ragazza, se ha sbagliato? Ha creduto nella promessa del matrimonio, e ne conosco più d'una, oggi rispettatissima, che ha fatto altrettanto.»
«È vero» risposero in coro i tre uomini.
Il primo riprese: «E quanto ha penato, poveretta, per tirar su da sola questo figliolino, e quanto ha pianto da quando esce unicamente per andare in chiesa, Dio solo lo sa».
«Anche questo è vero», dissero gli altri.

   Il papà di Simon by Guy de Maupassant
   E-text at Logos Library


■スペイン語訳 Translations into Spanish

-Después de todo, la Blancota es una chica buena y cabal, seria y valerosa, a pesar de su desgracia. Ningún hombre honrado tendría por qué avergonzarse de ser su marido.
-Esa es la pura verdad -dijeron los otros tres. El primero siguió diciendo:
-¿Se le puede echar en cara a la chica su caída? Se comprometió a casarse con ella. Más de una conozco yo que hizo otro tanto y que hoy vive respetada por todos.
-Esa es la pura verdad -contestaron a coro los tres.
Y el otro prosiguió:
-Sólo Dios sabe las fatigas que ha pasado la pobre para sacar adelante a su chico sin ayuda alguna y lo que ha llorado desde que no sale de casa si no es para ir a la iglesia.
-Eso también es la pura verdad.

   El padre de Simón by Guy de Maupassant
   E-text at Ciudad Seva


■フランス語原文 The original text in French

--C'est tout de meme une bonne et brave fille que la Blanchotte, et vaillante et rangee malgre son malheur, et qui serait une digne femme pour un honnete homme.
--Ca, c'est vrai, dirent les trois autres. L'ouvrier continua:
--Est-ce sa faute, a cette fille, si elle a failli? On lui avait promis mariage, et j'en connais plus d'une qu'on respecte bien aujourd'hui et qui en a fait tout autant.
--Ca, c'est vrai, repondirent en choeur les trois hommes.
Il reprit:--《Ce qu'elle a peine, la pauvre, pour elever son gars toute seule, et ce qu'elle a pleure depuis qu'elle ne sort plus que pour aller a l'eglise, il n'y a que le bon Dieu qui le sait.》
--C'est encore vrai, dirent les autres.

   Guy de Maupassant "La Maison Tellier" 1891
   Le Papa de Simon
   E-text at Progect Gutenberg


■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

  「シモンのとうさん」……山崎 1975
  「シモンのとうちゃん」…辻 1971
  「シモンのとうちゃん」…青柳 1971
  「シモンのパパ」…………佐藤 2011
  「シモンのパパ」…………高山 2002
  「シモンのパパ」…………太田 1998
  「シモンのパパ」…………望月 1963
  「シモンのパパ」…………久保 1958, 1983
  「シモンのパパ」…………杉 1948, 1954, 1980, 1984
  「シモンの父」……………新庄 1955
  「シモンの父」……………前田 1920, 1911
  「シモンの父さん」………宮治 1969


■更新履歴 Change log

  • 2013/09/02 目次を新設し、ロシア語訳、ウクライナ語訳、ブルガリア語訳、およびドイツ語訳を追加しました。
  • 2012/06/09 山崎庸一郎=訳 1975-08 を追加しました。
  • 2012/03/28 辻昶=訳 1971 を追加しました。
  • 2012/01/26 中国語訳(簡体字)、佐藤若菜=著 2011/12/15、スペイン語訳、およびイタリア語訳を追加しました。また、前田晁=訳 1911/02 の訳文を挿入しました。
  • 2009/07/11 「邦題の異同」の項を新設し、書誌情報とリンクを修正補足しました。
  • 2007/07/01 杉捷夫=訳 1954/06 を追加しました。
  • 2007/04/12 望月芳郎=訳 1963/01 を追加しました。
  • 2006/12/08 宮治弘之=訳 1969/10 を追加し、書誌情報を修正・補足しました。
  • 2006/12/02 書誌情報を修正・補足し、Amazon.co.jp その他の関連サイトへのリンクを張りました。

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