« Many Moons by James Thurber ジェームズ・サーバー『たくさんのお月さま』 | Main | Le lit 29 by Guy de Maupassant モーパッサン / モウパッサン / モオパッサン 「二十九号の寝台」「寝台二十九号」「寢臺二十九號」「二十九号寝室」「廿九號寢臺」 »

Thursday, 18 January 2007

Miriam by Truman Capote トルーマン・カポーティ 「ミリアム」

Truman_capote
Image source: polysemy.org


        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 陰陽師 2007
  (J2) 大津 1999
  (J3) 川本 1994, 1995, etc.
  (J4) 都筑 1976, 1993
  (J5) 矢野 1972
  (J6) 龍口 1970, 1979
  (J7) 宮本 1965
  (J8) 河野 1961, 1973, etc.
  (J9) 河野 1957
■ロシア語訳 Translation into Russian
■イタリア語訳 Translation into Italian
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese
■スペイン語訳 Translations into Spanish
  (Es1) Villoro, 2004
  (Es2) Peypoch, 1974
■英語原文 The original text in English
■日本語訳についての疑問点 Some questions on Japanese translations
■Capoteの日本語表記の異同
 Transliteration variations of the author's name in Japanese
■tomokilog 関連記事 Related articles from tomokilog:
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

トルーマン・カポーティの初期の短編の代表作「ミリアム」。その冒頭部分のさまざまな翻訳と原文を引用します。


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 陰陽師 2007
ミセス・H・T・ミラーがイースト・リヴァーにほど近い、ブラウンストーン造りの屋敷を改装した快適なアパートメント(二間に小さな台所)で一人暮らしをするようになってから、数年になる。ミセス・ミラーは寡婦だったが、H・T・ミラー氏がそれ相応の保険金を残してくれていた。なにごとにもさほど興味を示さず、話に興ずる友人もない、角の食料品店よりさきへ出かけることもまれだった。同じ建物の住人も、ミセス・ミラーのことなど気がついていなかったかもしれない。ありふれた服装、鉄灰色の髪を切り詰めて無造作にパーマを当てている。化粧もせず、平凡で、人目を引くところのない顔立ちのミセス・ミラーは、誕生日が来て六十一歳になった。気の向くままに何ごとかするようなことも絶えてなく、二間の部屋を塵一つない状態に保ち、ときたま煙草を吹かし、自分のために食事の用意をして、カナリアを一羽、飼っていた。

  • トルーマン・カポーティ=著 陰陽師=訳 「ミリアム」 Ghostbuster's Book Web. 初出 2007/01/16 - 2007/01/20 改訂 2007/01/24

(J2) 大津 1999
ミセス・H・T・ミラーは、イースト・リヴァー〔ニューヨーク州のマンハッタン島とロング・アイランド島の間の海峡〕に近い、リフォームされた褐色砂岩造りの気持ちのいいアパート(二部屋にキチネット)に、もう数年ひとりで暮している。彼女は寡婦だった。だが夫がかなりの保険金を遺してくれた。彼女の興味は狭く、とりたてて友だちもなく、角の食料品店より遠くまで出かけることはめったになかった。アパートのほかの住人たちは彼女の存在に気づいていないようだった。着ているものはごくありきたりで、髪は灰色がかった鋼色(はがねいろ)で、短く切って、わずかにウェーブがかかっている。化粧品は使わなかった。顔立ちは平凡で、目立たず、先の誕生日で六十一歳になっていた。自分からしたいことをなにかしたことはなかった。ふたつの部屋を清潔に保ち、ときどきタバコを喫(す)い、自分の食事を作り、カナリアを一羽世話していた。


(J3) 川本 1994, 1995, etc.
ミセス・H・T・ミラーは、もう何年も、イースト・リヴァーに近い、改築されたブラウンストーンの快適なマンション(キチネット付きの二部屋)にひとりで暮らしていた。彼女は夫を亡くしていたが、夫のH・T・ミラーは彼女がひとりで生活していくのに困らない程度の保険金を残していた。彼女の生活はつましい。友だちというような人間はいないし、角の食料品店より先に行くこともめったにない。マンションの住人たちは彼女がいることに気づいてもいないようだ。服は地味。髪は鉄のような艶のある灰色で、短く切って、軽くウェーブをかけている。化粧品は使わない。容貌は十人並みで目立たない。この前の誕生日で六十一歳になった。彼女の一日は決まりきっている。二つの部屋をきれいにする。ときどき煙草を吸う。食事の支度をする。カナリアの世話をする。
[ルビは省略しました - tomoki y.]


(J4) 都筑 1976, 1993
H・T・ミラー夫人は、イースト・リヴァーにほど近い、代赭岩で改築された快適なアパートの、小さな調理場のついた二タ部屋のフラットに、ここ数年間、ひとりつきりで住んでいる。彼女は未亡人だつた。H・T・ミラー氏が、身分相応な額の保険金を残していつてくれたのだつた。彼女の関心の範囲は、いたつて狭い。話しあう友だちもない。街角の食料品屋より先へ、出かけることも、まれだつた。アパートのほかの住人たちの注意も、ぜんぜん惹かない。身につけるものは、実用一点ばりだ。白髪になつた金髪を切りそろえて、さりげなく波うたしている。化粧品は使つたことがない。平凡で、これという特長もない顔立ちなのだ。このまえの誕生日で、彼女は六十一になつた。くらしぶりは、自堕落なものではなかつた。ふたつの部屋をいつもきれいに掃除して、ときたまはタバコを吸い、自分の食事は自分でこしらえ、あれこれカナリヤの面倒をみる。

  • 都筑道夫=訳 「ミリアム」 
    • T・カポーティー=作 「ミリアム」 文藝春秋=編 『奇妙なはなし』 アンソロジー 人間の情景 6 文春文庫 1993/02
    • トルーマン・カポウティー=作 「ミリアム」 早川書房編集部=編 『幻想と怪奇 英米怪談集2』 Hayakawa Pocket Mystery Books No.268 早川書房 1976/10
  • 上にご覧のとおり a. と b. では著者名表記が異なります。また、a. では、代赭岩→代赭岩(たいしゃがん) 惹かない→惹(ひ)かないとルビが加えられ、拗音の「つ」が「っ」に改められています。引用は b. 早川書房版 1976 に拠りました。

(J5) 矢野 1972
H・T・ミラー夫人はこの数年来、イースト・リヴァーにほどちかい、改造された褐色砂岩の、小さな台所のついた快適な二間のアパートに、ひとりきりで住んでいた。彼女は未亡人だった。H・T・ミラー氏はそれ相応の額の保険金を遺していってくれた。彼女の関心の範囲は狭く、話し相手になる友だちもなく、めったなことでは角の食料品店より遠くへ出かけることもなかった。アパートの他の住人たちも、彼女のことを気にとめているようすはまるでなく、身に着けているのはおよそありふれたものばかり、アイアングレイの髪は短く切って、自然なままに波打たせていた。化粧品は使わなかったし、容貌は平凡でこれといった特徴もなく、歳はこの前の誕生日で六十一になっていた。日常の挙措にも、ほとんど気儘なところはなかった。二間の部屋をいつもきれいに掃除して、たまには煙草を吸い、食事はじぶんでこしらえ、カナリヤの面倒をみる。

  • トルーマン・カポーティ=著 矢野浩三郎=訳 「ミリアム」 常盤新平=編 『マドモアゼル短篇集1』 新書館 1972/06

(J6) 龍口 1970, 1979
数年前から、H・T・ミラー夫人は(*)イースト・リヴァーに近い、改築された褐色砂岩づくりの快適なアパート(キチネット付きの二部屋)にひとり暮しをしていた。彼女は未亡人であったが、亡夫のH・T・ミラー氏が、ほどほどな額の保険金を遺(のこ)してくれたのだった。夫人は趣味といっても範囲が狭く、語るに足るほどの友だちもいないので、角(かど)の食料品店より遠くへはめったに足を伸ばすこともなかった。アパートのほかの住人たちは、彼女の存在にまったく気づいていないみたいだった。着ている服は平凡そのものだし、髪の毛は鉄灰色で、短く切りつめ、無造作にウェーブをかけていた。化粧品は使わないし、顔立ちは十人なみで人目をひくこともなかった。それに、この前の誕生日で満六十一歳になっていたのだ。もう自分から進んで何かをするなどという元気はほとんどなくなっていた。二つの部屋をいつも清潔にし、ときたま巻タバコをふかし、自分の食事を料理し、一羽のカナリヤの世話をするだけだった。(訳注 *ニュー・ヨーク市マンハタン島の東側を流れている川)

  • トルーマン・カポーティ=著 龍口直太郎(たつのくち・なおたろう)=訳 「ミリアム」
  • 引用は b. 新潮社版 1970 に拠りました。

(J7) 宮本 1965
H・T・ミラー夫人は、ここ数年というもの、イースト・リヴァーに近い、改築された褐色砂岩造りのアパートに居心地のいい部屋(二部屋台所つき)を借りて独り暮しをしていた。夫とは死別したが、H・T・ミラーは、生活に困らないだけの保険金を残してくれた。興味の範囲もせまく、これといった友人もなく、角にある食料品屋よりも遠くへ行くことはまれだった。同じアパートの住人たちも彼女に注意を向けることはまれだった。着物はごくありふれたものだった。鉄灰色の髪は短く切って、ぞんざいに波打たせてある。化粧品は使わなかったし、顔立ちも平凡で目だたず、もう六十一歳の誕生日を終えていた。二部屋をいつも清潔にして、気が向くと煙草をすい、自分だけのための食事をつくり、カナリヤの面倒を見る——それ以上に何かを自分からするのはまれだった。


(J8) 河野 1961, 1973, etc.
ここ何年か、H・T・ミラー夫人は部屋二つに台所のついた、居心地のいいアパートに独(ひと)り住まいをしていた。イースト川にほど近い、改築された褐色砂岩造り建物である。未亡人の彼女は、夫のH・T・ミラー氏から手ごろな額の保険金を残されていた。趣味の範囲もいたって狭く、友だちというほどの友だちもなく、角の食料品店より遠くへ足を延ばすことはまれだった。アパートの他の住人たちも、いっこう彼女には気をとめる様子もない。着ている服は無趣味そのもの、鉄灰色の髪も短く切ってぞんざいに波打たせてある。化粧品は使わないし、もともと平凡な、人目につかない目鼻立ちなのだ。それに、もうこの前の誕生日で六十一になっていた。自分から進んで何か事をはじめようとするでもなく、ただ二つの部屋を塵(ちり)一つないように整え、時たまタバコの一本もふかし、自分ひとりの食事をこしらえ、カナリヤの面倒をみるのが精一杯だった。


(J9) 河野 1957
ここ何年か、H・T・ミラー夫人は部屋二つに台所のついた、居心地のいいアパートに独り住いをしているイースト・リヴァーに程近い、改築された褐色砂岩造り建物である。未亡人の彼女は天[ママ]のH・T・ミラー氏からかなりな額の保険金を残されていた。趣味の範囲もいたって狭く、友だちというほどの友だちもなく、角の食料品店より遠くへ足を伸ばすことは稀だった。アパートの他の住人たちも、一向彼女には気をとめる様子もない。着ている服は無趣味そのもの、鉄灰色の髪も短かく切ってぞんざいに波打たせてある。化粧品は使わないし、もともと平凡な、人目につかない目鼻立ちなのだ。それに、もうこの前の誕生日で六十一になっていた。自分から進んで何か事を始めようとするでもなく、ただ二つの部屋を埃一つないように整え、時たま煙草の一本もふかし、自分ひとりの食事をこしらえ、カナリヤの面倒をみるのが精一杯なのだ。

  • トルーマン・カポート=著 河野一郎=訳 「ミリアム」

■ロシア語訳 Translation into Russian

Вот уже несколько лет миссис Г.Т. Миллер жила одна в уютной квартире (две комнаты и кухонька) в перестроенном доходном доме близ Ист-Ривер.  Она  была вдова; после Г. Т. Миллера осталась довольно  изрядная  страховка.  Круг  ее интересов был узок, друзей она, в сущности, не  имела  и  вылазки  совершала обычно не дальше продуктового магазина на  ближайшем  углу.  Другие  жильцы, видимо, ее попросту не замечали: одежда  у  нее  была  будничная,  волосы  - короткие,  серовато-седые,  уложены  кое-как;   лицо   простое,   ничем   не примечательное; косметики она не употребляла; в последний день  рождения  ей минул шестьдесят один  год.  Занималась  она,  как  правило,  делами  самыми повседневными: содержала в безупречной чистоте свои две  комнаты,  время  от времени выкуривала сигарету, готовила себе еду и ухаживала за канарейкой.

  • Трумен Капоте. Мириэм. Translated by С. Митиной
  • E-text at Lib.Ru

■イタリア語訳 Translation into Italian

Da diversi anni la signora H.T. Miller viveva sola nel grazioso appartamentino (due stanze e una cucina) di un nuovo caseggiato accanto a East River. Era vedova: il signor H.T. Miller le aveva lasciato una discreta assicurazione. Si interessava di pochissime cose, non aveva amici con cui parlare e raramente si spingeva oltre la drogheria all’angolo. Gli altri inquilini della casa sembravano non accorgersi di lei; i suoi vestiti erano di un taglio che non dava nell’occhio, i capelli grigio ferro, fissati da forcine, erano qua e là ondulati; non usava cosmetici, i suoi lineamenti erano regolari e comuni, e il suo ultimo compleanno era stato il sessantunesimo. La sua attività era del tutto autonoma: teneva le due stanze nell’ordine più perfetto, fumava qualche volta una sigaretta, si preparava da sola i pasti e accudiva a un canarino.


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Durante muitos anos, a sra. H. T. Miller havia morado sozinha num apartamento confortável (dois quartos com quitinete) num prédio de arenito pardo, já reformado, perto do East River. Era viúva: a sra. H. T. Miller tinha uma pensão de valor bastante razoável. Sua renda era reduzida, não tinha amigas para conversar e raras vezes ia além da mercearia da esquina. Os demais moradores do prédio nunca pareciam perceber a presença dela: suas roupas eram comuns, o cabelo era cinza escuro, preso e com ondulações naturais; ela não usava cosméticos, suas feições eram simples e discretas, e no último aniversário fizera sessenta e um anos. Suas atividades raramente eram espontâneas: conservara os dois quartos imaculados, fumava um cigarro de vez em quando, fazia a própria comida e cuidava do canário.


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) Villoro, 2004
Desde hacía varios años Mrs. H. T. Miller vivía sola en un agradable apartamento (dos habitaciones y una cocina pequeña) de un viejo edificio de piedra recién rehabilitado, cerca del río Este. Era viuda: el seguro de Mr. H. T. Miller le garantizaba una cantidad razonable. Le interesaban pocas cosas, no tenía amigos dignos de mención y rara vez se aventuraba más allá del colmado de la esquina. Los otros habitantes del edificio parecían no reparar en ella: sus ropas eran anodinas; sus facciones, simples, discretas; no usaba maquillaje; llevaba el pelo gris acerado corto y ondulado sin mayor esmero, y en su último cumpleaños había cumplido sesenta y uno. Sus actividades rara vez eran espontáneas: mantenía inmaculados los dos cuartos, fumaba algún cigarrillo de vez en cuando, cocinaba ella misma y cuidaba del canario.


(Es2) Peypoch, 1974
Durante varios años, la señora H. T. Miller había vivido sola en un bonito apartamento (dos habitaciones y una pequeña cocina), en una antigua casa reformada, cerca del East River. Era viuda y el señor H. T. Miller le había dejado un seguro razonable. Hacía pocos gastos, no tenía amigos con quien hablar y generalmente no viajaba más allá del supermercado de la esquina. Los demás inquilinos de la casa no parecían advertir su presencia: sus vestidos eran sencillos, su cabello grisáceo, muy cómodo y ondulado natural; no usaba cosméticos y sus facciones eran comunes y poco notables. En su último aniversario había cumplido los sesenta y un años. Sus actividades eran pocas veces espontáneas: conservaba las dos habitaciones inmaculadas, fumaba un ocasional cigarrillo, se preparaba sus propias comidas, y tenía un canario.


■英語原文 The original text in English

For several years, Mrs. H. T. Miller had lived alone in a pleasant apartment (two rooms with kitchenette) in a remodeled brownstone near the East River. She was a widow: Mr. H. T. Miller had left a reasonable amount of insurance. Her interests were narrow, she had no friends to speak of, and she rarely journeyed farther than the corner grocery. The other people in the house never seemed to notice her: her clothes were matter-of-fact, her hair iron-gray, clipped and casually waved; she did not use cosmetics, her features were plain and inconspicuous, and on her last birthday she was sixty-one. Her activities were seldom spontaneous: she kept the two rooms immaculate, smoked an occasional cigarette, prepared her own meals, and tended a canary.

  • Miriam (1945) by Truman Capote
  • E-text at Socratic Seminars, Middle School Short Stories

■日本語訳についての疑問点 Some questions on Japanese translations

  1. 訳例 (J2) の「彼女の生活はつましい」について、友人の1人から、なぜこういう訳し方になるのか不思議、というご指摘を受けました。たしかに。
  2. 私自身がひっかかったのは、訳例 (J3) の「くらしぶりは自堕落なものではなかった」という箇所。そういう訳し方ってありですか?
  3. 彼女のウェーブは、美容院のパーマ(ウェーブを「かける」)か? それとも天然パーマなのか(ウェーブが「かかっている」)?
  4. "her features were plain" を、みなさんいずれも顔立ちが「平凡」と訳してらっしゃるけど、この文脈での"plain"は「平凡」よりもうちょっと下。はっきりいって「不器量」「ブス」という語感じゃないかと思うのですが。
  5. "prepared her own meals"は、たしかに「食事を用意した」という意味で間違いありません。けど、日本語の表現としてはふつう(外食しないで)「自炊していた」と言うんじゃないかな?

みなさんは、どうお考えになりますか? ご教示くださると嬉しいです。


■Capoteの日本語表記の異同
 Transliteration variations of the author's name in Japanese

   カポーティ ……… 陰陽師 2007
   カポーティ ……… 大津 1999
   カポーティ ……… 川本 1994, 1995, 2006
   カポーティ ……… 矢野 1972
   カポーティ ……… 龍口 1970
   カポーティ ……… 河野 1961, 1973, 1985
   カポーティー …… 都筑 1993
   カポウティー …… 都筑 1976
   カポート ………… 宮本 1965
   カポート ………… 河野 1957

なお、表記の変更について、早川書房の「編集部M」氏は、巻末の解説(1956/08)
で、つぎのように述べています。

   この作家はこれまで日本では、トルーマン・カポーテあるいはカポート
   として、紹介されてきたが、二十世紀著述家辞典のファースト・サプリメント
   によると、カポウティーと発音するように指定してあるので、それに従つた。

どうやら、主流の表記法は、下のように推移してきたようです。

   カポーテ/カポート
     ↓
   カポウティー/カポーティー
     ↓
   カポーティ


■tomokilog 関連記事 Related articles from tomokilog:


■更新履歴 Change log

  • 2015/12/26 目次と「はじめに」の項を追加しました。
  • 2012/08/07 ロシア語訳、イタリア語訳、ポルトガル語訳、および2種類のスペイン語訳を追加しました。
  • 2012/04/22 龍口直太郎=訳の書誌情報を補足しました。
  • 2007/07/13 陰陽師=訳 2007/01 を追加しました。
  • 2007/05/23 宮本陽吉=訳 1965/04 を追加しました。
  • 2007/05/15 河野一郎=訳 1957/11 を追加しました。また、「Capoteの日本語表記の異同」の項を修正しました。
  • 2007/03/23 矢野浩三郎=訳 1972/06 を追加しました。
  • 2007/02/22 都筑道夫=訳 1976/10 を追加しました。また、「Capoteの日本語表記の異同」の項目を新設しました。
  • 2007/01/19 龍口直太郎=訳 1970 を追加しました。
  • 2007/01/18 「日本語訳についての疑問点」の項を新設しました。

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ84595840v1308102456

Flag Counter

↓ 以下の本・CD・DVDのタイトルはブラウザ画面を更新すると入れ替ります。
↓ Refresh the window to display alternate titles of books, CDs and DVDs.

■DVD

■CD

■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese

  

|

« Many Moons by James Thurber ジェームズ・サーバー『たくさんのお月さま』 | Main | Le lit 29 by Guy de Maupassant モーパッサン / モウパッサン / モオパッサン 「二十九号の寝台」「寝台二十九号」「寢臺二十九號」「二十九号寝室」「廿九號寢臺」 »

Comments

Iuegodo aoseenax Natural Erectile Dysfunction Treatment Supplement oqeauo ceedilowuz zeeaua uaxiwocu euooe...

Posted by: Natural Erectile Dysfunction Treatment Supplement | Sunday, 06 October 2013 01:49 pm

Hi! This is my first visit to your blog! We are a team of volunteers and starting a new project in a community in the same niche. Your blog provided us useful information to work on. You have done a marvellous job!

Posted by: T0715 original | Monday, 21 October 2013 06:02 am

It's very straightforward to find out any topic on web as compared to textbooks, as I found this article at this web page.

Posted by: lace dresses | Monday, 21 October 2013 09:06 am

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Miriam by Truman Capote トルーマン・カポーティ 「ミリアム」:

« Many Moons by James Thurber ジェームズ・サーバー『たくさんのお月さま』 | Main | Le lit 29 by Guy de Maupassant モーパッサン / モウパッサン / モオパッサン 「二十九号の寝台」「寝台二十九号」「寢臺二十九號」「二十九号寝室」「廿九號寢臺」 »