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Monday, 12 February 2007

Ukridge's Accident Syndicate by P. G. Wodehouse P・G・ウッドハウス 「ユークリッジの事故シンジケート」「ユークリッジの傷害同盟」「傷害組合」「怪我をする会」

           目次 Table of Contents

   ■表紙画像その他 Cover photos, etc.
   ■日本語訳 Translations into Japanese
     (J1) 森村 2014
     (J2) 岩永+小山 2008
     (J3) 岡 1940
     (J4) 梶原 1927, 1929, etc.
   ■英語原文 The original text in English
   ■外部リンク External links
   ■更新履歴 Change log


■表紙画像その他 Cover photos, etc.

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a. Ja_9784336057655 b. P_g_wodehouse_ukridge_no_shobaido c. Shinsenen_image1759

d. En_158567479601 e. En_014002205801 f. Pgwodehouse


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 森村 2014
「(……)俺は頭を打ったに違いないんだ。おかげで俺の記憶はなんだか不確かになっちまった。(……)俺はあることは完全に憶えてる、だがあるところでは俺の記憶はまるきり空白なんだ」
「そうか、だがさ、大将」震える声でユークリッジは言った。「お前はあの保険についちゃ忘れちゃいないだろ?」
「ああ、忘れてない、憶えてるさ」
 ユークリッジは安堵(あんど)のため息を洩(も)らした。
「俺は何誌も週刊誌を定期購読してたんだ」テディ・ウィークスは続けた。「彼らは今、俺に保険金を支払ってくれている」
「そうだ、そうだ、大将」ユークリッジが叫んだ。「だが俺が言いたいのは、お前はシンジケートのことのことを憶えてるだろうってことだ。憶えてるよな?」
 テディ・ウィークスは眉を上げた。
「シンジケート? 何のシンジケートだ?」

  • P・G・ウッドハウス=著 森村たまき(もりむら・たまき)=訳 「ユークリッジの事故シンジケート」 『よりぬきウッドハウス 2』 国書刊行会 2014/03/24

(J2) 岩永+小山 2008
「(……)どうやら、頭をぶつけたらしい。その結果、記憶があやふやになってしまった。あることははっきり思い出せるが、まったく空白の領域もある」
「いや、しかし、その」ユークリッジの声が震えた。「保険のことは忘れてないよな?」
「うん、覚えている」
 ユークリッジが安堵の息を洩らした。
「ぼくは週刊誌をたくさん定期購読していた」とテディ・ウィークスが続けた。「各社がぼくに保険金を払ってくれてる」
「そう、それそれ」ユークリッジが叫んだ。「で、我輩が言ってるのは、シンジケートのこと。覚えてるだろ、どうだ?」
 テディ・ウィークスが眉を吊り上げた。
「シンジケート? 何のシンジケート?」

  • P・G・ウッドハウス=著 岩永正勝(いわなが・まさかつ)+小山太一(こやま・たいち)=訳 「ユークリッジの傷害同盟」 『ユークリッジの商売道』 P・G・ウッドハウス選集 4 文藝春秋 2008/12

(J3) 岡 1940
『(……)僕、物によつては非常に記憶が確かなんだが、物によつては全然頭にないことがあるんだ』
『然しねえ、君。君は保險のことは忘れてはゐないだらうね』
『覺えているさ』
 アクリッヂはこの一言で蘇生の思ひである。
 テッデイは言葉を續ける。
『僕は週刊新聞のいくつかに購讀を申込んでゐる。各社とも僕に今、保險金を支拂つてゐるよ』
『よし、よし。ところで、僕の尋ねるのは、組合のことなんだ。その點は覺えてゐるね』
 テッデイ・ウイークスは眼を上げて云つた。
『組合? 何の組合だ』

  • P・G・ウツドハウス=著 岡成志(おか・しげゆき)=譯 「傷害組合」 『愛犬學校』 P・G・ウツドハウスユーモア傑作集 東成社 1940/08(昭和15)

(J4) 梶原 1927, 1929, etc.
「(……)車にドシンとぶっつかった時、頭を打ったらしいんだ。どうも記憶の具合がへんなんだ。(……)憶えていることははっきり憶えてるが、ほかのこととなるとまるっきり憶えていないんだよ。」
「だけど何だろうね、」とウークリッジの声は震えた。「保険のことはまさか忘りゃアしまいね?」
「忘れるもんか。よウく憶えてるよ。」
 ウークリッジはホッと息をついた。
「あたしゃ方々の新聞を購読していたんでネ(#原文は小さい「ネ」)、保険金がどっさり貰えるんだよ。」
「そうそう、そうだよ。」とウークリッジの声はだんだん大きくなった。「だけどおれの言うのは例の会のことだよ、組合のことだよ。」
 テディ・ウイクスは目を見張って、
「会? 何の会だい?」

  • P・G・ウッドハウス=著 梶原信一郎(かじわら・しんいちろう)=訳 「怪我をする会」 著者名表記は次のようにバラバラです。
  • 初出は e 「新青年」 1927年1月号。引用は a 立風書房 新装版 1991 に拠りました。
  • また、つぎの版は異題ですが、上掲訳の改題再録かと推測されます(未確認)。
    • P・G・ウッドハウス=著 梶原信一郎=訳 「怪我をしよう会」 「新青年」 1931/08(昭和12)増刊号

■英語原文 The original text in English

  'It's the effect of the shock I got when that thing bowled me over. [Omission] I can remember some things perfectly, but in some ways my memory is a complete blank.' [Omission]
  'Oh, but I say, old horse,' quavered Ukridge. 'I suppose you haven't forgotten about that insurance, have you?'
  'Oh, no, I remember that.' Ukridge breathed a relieved sigh.
  'I was a subscriber to a number of weekly papers,' went on Teddy Weeks. 'They are paying me insurance money now.'
  'Yes, yes, old horse,' cried Ukridge. 'But what I mean is you remember the Syndicate, don't you?'
  Teddy Weeks raised his eyebrows.
  'Syndicate? What Syndicate?'


■外部リンク External links

  1. 邦訳の出版社サイト
  2. 邦訳に関する書誌情報
  3. 愛読者どうしの交流や情報交換
  4. その他:
    • Revbiro Tamas Homepage - P. G. Wodehouse ウッドハウス作品を数多くハンガリー語に翻訳した Revbiro Tamas という方のホームページ。本文は英語/ハンガリー語のバイリンガル。写真多数。見ているだけでも楽しめます。
    • The shelves in detail 上記 Tamas 氏のウッドハウス蔵書リスト。壮観。

■更新履歴 Change log

  • 2014/03/24 目次を新設し、森村たまき=訳 2014/03/24 を追加しました。
  • 2008/12/20 岩永正勝+小山太一=訳 2008/12 を追加しました。また、出版社サイトおよび書誌情報に関して修正・補足しました。
  • 2007/07/30 参考の項に挙げた「文芸誌ムセイオン - P・G・ウッドハウスを読む」のURLが変更され、しばらくリンク切れになっておりました。リンクを修正しておきました。
  • 2007/03/14 岡成志=譯 1940/08 を追加しました。

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