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Thursday, 17 May 2007

The Snows of Kilimanjaro by Ernest Hemingway ヘミングウェイ 「キリマンジャロの雪」

        目次 Table of Contents

 Images   本の表紙とDVDのジャケット Book and DVD covers
■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (1) 西崎 2010
  (2) 高見 1996
  (3) 沼澤 1977
  (4) 池澤 1973
  (5) 佐伯 1970, 1974, etc.
  (6) 西村 1969
  (7) 谷口 1964, 1972, etc.
  (8) 大久保 1963, 1970, etc.
  (9) 石 1959
  (10) 高村 1957, 1966, etc.
  (11) 福田 1955, 1964
  (12) 中田 1955
  (13) 龍口 1953, 1969, etc.
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian
■ドイツ語訳 Translation into German
■イタリア語訳 Translation into Italian
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese
■スペイン語訳 Translation into Spanish
  Audio    英語原文のオーディオブック(朗読) Audiobook in English
■英語原文 The original text in English
 Video 1  映画 キリマンジャロの雪 (1952) Film The Snows of Kilimanjaro (1952) 
 Video 2  Biography Ernest Hemingway: Wrestling with Life (27 Sep 1998)
■更新履歴 Change log


 Images  
本の表紙とDVDのジャケット Book and DVD covers

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■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese

  “(……)我愛你,真的。你知道我愛你。我從來沒有象愛你這樣愛過任何別的女人。”
  他不知不覺地說出了他平時用來謀生糊口的那套説慣了的謊話。
  “你對我挺好。”
  “你這個坏娘們,”他説。“你這個有錢的坏娘們。這是詩。現在我滿身都是詩。腐爛和詩。腐爛的詩。”
  “別説了。哈里,為什麼你現在一定要變得這樣惡狠狠的?”
  “任何東西我都不愿留下來,”男人説。“我不愿意有什麼東西在我身后留下來。”

   《乞力馬扎羅的雪》 海明威/著 湯永寬/譯
   E-text at 龍騰世紀 (millionbook.net)


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 西崎 2010
「(……)愛しているんだ、ほんとうは。きみはぼくがきみを愛していることを知ってる。きみを愛するようにほかの誰かを愛したことはなかった」
 かれはお馴染みの嘘のなかに滑りこんだ。かれはそれによって食い扶持を稼いできたのだった。
「あなたはわたしに優しいわ」
「雌犬」かれは言った。「金持ちの雌犬。で、これは詩だ。いまぼくは詩に満ちあふれている。腐敗と詩。腐った詩」
「やめて、ハリー。どうしてまた悪魔に戻らなきゃいけないの?」
「ぼくは何も残したくないんだ」男は言った。「後ろに何も残したくないんだ」

   アーネスト・ヘミングウェイ=著 西崎憲(にしざき・けん)=訳
   「キリマンジャロの雪」
   西崎憲=編訳 『ヘミングウェイ短篇集
   ちくま文庫 2010/03/10 所収


(2) 高見 1996
「(……)おれはおまえを愛している。おまえくらい愛している人間など、一人もいなかった」
 彼はまた、自分の生きる糧(かて)ともなっている、おなじみの嘘の中にすべり込んだ。
「優しいのね、あなたって」
「ふん、あばずれめ」彼は言った。「金持ちのあばずれめ。これは詩なんだ。いまのおれは、詩心にあふれてるんだよ。たわごとと詩にな。たわごとのような詩に、さ」
「やめて。どうしてそんな意地悪をするの、ハリー?」
「あとには何も残したくないんだよ、おれは」彼は言った。「あとには何も残したくないんだ」

   アーネスト・ヘミングウェイ=著 高見浩=訳
   「キリマンジャロの雪」
   『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪—ヘミングウェイ全短編2
   新潮文庫 1996/07 所収


(3) 沼澤 1977
「(……)僕は君が好きだよ、本当に。分ってるな、僕は君が好きだってこと。君を愛するようにほかの人間を愛したことなどありはしない」
 彼はすらすらとおなじみの商売物の嘘を並べ立て始めた。
「ありがとう、優しくして下さって」
「この売女(ばいた)め」と彼は言う。「あんたは富める売女さ。なかなか詩的だろう。小生今や詩に充ち満ちてる。身は腐り詩に充ち満ち——文字どおりの腐れ詩人だ」
「やめて、ハリー。なぜ今さらそんな意地悪に?」
「後に何も残したくないんでね。後に物を残して行くのがいやなのさ」

   ヘミングウェイ=著 沼澤洽治(ぬまさわ・こうじ)=訳
   「キリマンジャロの雪」
   『集英社版 世界文学全集77 ヘミングウェイ
   集英社 1977/10 所収


(4) 池澤 1973
 「(……)きみを愛しているよ。ほんとうだ。わかっているんだろ。きみを愛するように人を愛したことは今までに一度もなかったんだ」
 彼の口からは何度も使った嘘がなめらかに出てきた。この嘘で長年パンとバターをかせいできたのだ。
 「あなたはやさしい人ね」
 「おまえは悪女(ビッチ)だ」と彼は言った。「金持(リッチ)の悪女(ビッチ)だ。これは詩になるな。おれの頭は今や詩でいっぱいなんだ。たわごとと詩。たわけた詩」
 「もうやめて。ハリー、なぜ急にひどいことばかり言うようになったの?」
 「何も残して行きたくないから」と男は言った。「後へ何も残して行きたくないんだ」

   アーネスト・ヘミングウェイ=著 池澤夏樹=訳
   「キリマンジャロの雪」
   志村正雄=編 『現代アメリカ幻想小説
   白水社 1973/07 所収


(5) 佐伯 1970, 1974, etc.
「(……)おれが何をしゃべり出そうと君のこと、本当は愛してるんだ。わかってくれるだろう。こんなに愛した相手は、君以外にはいなかったんだ」
 彼はいつか使いなれた嘘、それで暮らしを立ててきた嘘にするりと入りこんでしまう。
「やさしい方ね」
「あ、牝よ、金持ちの牝よ。いや、こいつは詩なんだ。今や、おれのからだじゅう、詩でみち溢れてるのさ。腐れと詩と。いや、腐った詩かな」
「止してよ、ハリー。今になって、どうしてそんなひどい事を」
「後に残してゆくのがいやなんだ」男が言った。「何一つ残してゆきたくないんだよ」

   ヘミングウェイ=著 佐伯彰一=訳 「キリマンジャロの雪」
   * 『豪華版 世界文学全集33 ヘミングウェイ』 講談社 1976/10 所収
   * 木村彰一〔ほか〕=編 『世界文学全集90 ヘミングウェイ
    (全103巻別巻1) 講談社 1974/09 所収
   * 『アメリカ短篇24』 現代の世界文学 集英社 1970 所収


(6) 西村 1969
「(……)気にしないでくれよ、ねえ、ぼくのいうことなんか。きみを愛してるんだ、ほんとに。愛してるとも。きみを愛するようにほかの人を愛したこと、一度だってない。」
 いつもの嘘にずるずるとはまりこむ、その手でパンとバターをかせいできた嘘に。
「あたしにはやさしいのね。」
「この色気違いめ、金もちの色気違いめ。これは詩なんだぜ。ぼくはいま、詩でいっぱいなんだ。たわごとと詩。たわけた詩。」
「やめて。ハリー、どうしていま悪魔みたいにならなきゃいけないの?」
「なんにも残していきたかないんだ。あとにいろんなものを残していきたかないんだ。」

   ヘミングウェイ=著 西村孝次=訳 「キリマンジャロの雪」
   『世界文学全集1-2』(全20巻)
   研秀 1969/11/20 所収


(7) 谷口 1964, 1972, etc.
 「(……)おれは君を愛してるんだ、ほんとに。ね、君を愛してるんだよ。君を愛するようにほかの人を愛したことはいちどもないんだ」
 彼はいつもの嘘にずるずるとすべりこんで行く、この手でパンとバターをかせいできた。
 「あなた、あたしにはやさしいわね」
 「この色きちがいめ」彼が言う。「金持ちの色きちがいめ。こいつは詩だぜ。いまじゃ、おれの頭は詩だらけさ、タワゴトと詩。タワケタ詩」
 「やめて。ハリー、どうしてこんなときに悪魔みたいにならなきゃいけないの?」
 「おれはなんにも残して行きたくない」男が言う。「後にいろんなものを残して行きたかないんだ」

   ヘミングウェイ=著 谷口陸男(たにぐち・りくお)=訳
   「キリマンジャロの雪」
   * 大橋健三郎〔ほか〕=訳
    『世界の文学セレクション36. 32 ヘミングウェイ』 新装版
    中央公論社 1993/11 所収
   * 谷口陸男=編訳 『ヘミングウェイ短篇集(下)』(全2冊)
    岩波文庫 1972/12 所収
   * 『世界の文学44 ヘミングウェイ』 中央公論社 1964/04 所収

   上の岩波文庫版の「編集付記」には、つぎのようにあります:
   第四刷に際し、書名を『死者の博物誌・密告 他十一編』から、
   『ヘミングウェイ短編集』(下)とあらためた。
   (一九八七年一◯月 岩波文庫編集部)


(8) 大久保 1963, 1970, etc.
「(……)おれは、ほんとうにきみを愛してるんだ。それは、きみにもわかってるはずだ。きみを愛するようにほかの女を愛したことは一度もないんだ」
 彼は、いつもの嘘に、ずるずるとはまりこんでいった。この嘘でパンとバターをかせいできたのだ。
「あなたはやさしい方ね」
「この牝犬(めすいぬ)め」彼は言った。「金持の牝犬め。いや、こいつは詩なんだ。いま、おれの頭は詩でいっぱいなんだ。タワゴトや詩でね。タワゴトみたいな詩でね」
「やめて、ハリー。どうしていま悪魔みたいにならなきゃならないの?」
「おれは何も残してゆきたくないんだ」男は言った。「あとに何かを残してゆきたくないんだ」

   ヘミングウェイ=著 大久保康雄=訳 「キリマンジャロの雪」
   * 阿部知二〔ほか〕=編 『河出世界文学大系89 ヘミングウェイ1
    河出書房新社 1980/11
   * 『ヘミングウェイ短編集1』 新潮文庫 1970/06 所収
   * 『新潮世界文学44 ヘミングウェイ2』 新潮社 1970 所収
   * 阿部知二〔ほか〕=編 『世界全学全集 第2集 第18 ヘミングウェイ
    河出書房新社 1963 所収


(9) 石 1959
 「(……)ほんとうに君を愛しているんだよ。君を愛しているって、君だって分ってるんだよ。君を愛しているみたいに、だれもぼくは愛したことなんかないんだ」
 いつものおなじみのウソの中へこっそりすべりこんだ。このウソのおかげで、パンやバターを彼はかせいだのである。
 「やさしい方ね」
 「牝犬め」と彼はいった。「この金持の牝犬め。それは詩なんだ。ぼくはいま詩でいっぱいなんだ。たわごとと詩でね。たわいない詩でね」
 「止めて。ハリー、どうしてあなたいま悪魔にならなきゃならないの」
 「ぼくは何もあとにのこしておきたくないんだ」と、男はいった。「あれやこれやをあとにのこしておきたくないんだよ」

   アーネスト・ヘミングウェイ=著 石一郎(いし・いちろう)=訳
   「キリマンジャロの雪」
   石一郎+江島祐二(えじま・ゆうじ)=訳
   『キリマンジャロの雪・二つの心の河
   双書・20世紀の珠玉9 南雲堂 1959/07 所収


(10) 高村 1957, 1966, etc.
 「(……)おれは、ほんとに、君を愛しているんだ。それはわかってるね。君を愛してるようにほかの人を愛したことなんか一度もないんだ。」
 彼はいつもの嘘(うそ)にずるずるとはまりこんでいった。その嘘で彼はパンとバターをかせいできたのだ。
 「あなたはやさしいかたね。」
 「この牝犬(めすいぬ)め」と彼はいった。「金持ちの牝犬め。こりゃ詩だ。おれの頭は、いま、詩でいっぱいなんだ。たわごとや詩でね。たわごとみたいな詩でね。」
 「やめて。ハリー、どうして、あなたは、いま、悪魔にならなきゃならないの?」
 「おれはなんにも残してゆきたくないんだ」と男はいった。「おれはあとにものを残してゆきたくないんだ。」

   ヘミングウェイ=著 高村勝治(たかむら・かつじ)=訳
   「キリマンジャロの雪」
   * 『勝者には何もやるな』 講談社文庫 1977/11 所収
   * 『ノーベル賞文学全集12 アーネスト・ヘミングウェイ
    主婦の友社 1970 所収
   * 『キリマンジャロの雪 他十二編』 旺文社文庫 1966/11
   * 『ヘミングウェイ傑作選』 ミリオン・ブックス
    大日本雄弁会講談社 1957 所収


(11) 福田 1955, 1964
 「(……)おれはほんとに君を愛しているんだ。わかつてくれるだろうが、君を愛しているんだよ。君を愛するようにほかの人を愛したことなんか一度もないんだ」
 彼はいつも言う嘘にずるずるはまつてゆく。その嘘で彼はパンとバターをかせいできたのだ。
 「あなたはあたしにはやさしい方よ」
 「この牝犬め」と彼は言つた。「この金持の牝犬め。いや、こりや詩だよ。おれの頭は今、詩で一杯なんだ。たわごとと詩。たわごとみたいな詩でね」
 「やめて、ハリー。なぜ今、惡魔のようにならなきやならないの?」
 「おれは何一つ殘してゆきたくないんだ」と男は言つた。「おれは後にものを殘してゆきたくないんだよ」

   ヘミングウエイ=著 福田陸太郎=訳 「キリマンジャロの雪」
   * 『ヘミングウエイ全集3』 三笠書房 1955/12 所収
   * 『ヘミングウェイ全集1 短篇集』 三笠書房 1964/09(ただし、扉および
    多くの図書館の蔵書目録には1963と記載)に再録


(12) 中田 1955
「(……)俺は君を心から愛している。君だって知っているだろう。俺は今だかつて、ほかの誰も君ほどに愛したことはなかったんだ。」
 彼は、いつもの、この手で今までパンとバタを稼いで来た嘘にのめり込んで行った。
「あなたは私にはいい人だわ。」
「君は牡犬だよ。」と彼は言った。「金持の牡犬、こいつは詩なんだ。今の俺は詩が身体にいっぱいなんだ。腐敗と詩か。腐った詩だよ。」
「止して頂戴。ハリィ。何だってそんな悪魔みたいになるの、あなた?」
「俺は何にも残しておきたくないんだ。後に何一つ残して行くのは厭なんだ。」と男は言った。

   中田耕治(なかだ・こうじ)=訳 「キリマンジャロの雪」
   ヘミングウェイ=著 中田耕治=訳 『春の奔流
   河出文庫 1955/05 所収
 
   原文の "bitch" が「牝犬」♀でなく「牡犬」♂と訳されているのは不可解。
   上の引用は原文のままです。- tomoki y.


(13) 龍口 1953, 1969, etc.
「(……)ほんとうはきみを愛してるんだ。それはきみにもわかってるはずだ。きみを愛するようにほかの女を愛したことなど一度だってないんだよ」
 つい彼は、いつものウソをつく癖にはまりこんでしまった。このウソをつく仕事で彼はパンとバターを稼(かせ)いできたのだ。
「あなたはやさしいお方」
「この雌犬め」と彼は言った。「この金持ちの雌犬め。いいや、これは詩なんだよ。おれの頭はいま詩でいっぱいなんだ。たわごとや詩でね。たわごとのような詩でね」
「やめて。ねえ、ハリー、あなたはどうしてそう悪魔みたいにならなきゃいけないの?」
「おれは何でも残して行くのがいやなんだ」と男は言った。「あとにものを残して行くのがきらいなんだよ」
 
   ヘミングウェイ=著 龍口直太郎(たつのくち・なおたろう)=訳
   * 『キリマンジャロの雪
    角川文庫 改版 1969/12|再改版 1994/05
   * 五木寛之〔ほか〕=編 『世界文学全集6 ヘミングウェイ
    学習研究社 1978/03 所収
   * 『キリマンジャロの雪 他六篇』 角川文庫(旧版)1953 所収


■ロシア語訳 Translation into Russian

  -- [Omission] Я люблю тебя. Ты  же знаешь, что люблю. Я никого  так  не любил,  как тебя. -- Он  свернул  на  привычную дорожку лжи, которая давала ему хлеб его насущный.
  -- Какой ты милый.
  -- Сука,-- сказал он.--  У суки щедрые руки. Это поэзия. Я сейчас полон поэзии. Скверны и поэзии. Скверны и поэзии.
  -- Замолчи, Гарри. Что ты беснуешься?
  -- Я ничего не оставлю, --  сказал он.  -- Я  ничего  не хочу оставлять после себя.

   Эрнест Хемингуэй. Снега Килиманджаро
   E-text at: Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

- [Omission] Я ж бо справді кохаю тебе. Ти й сама знаєш. Я ніколи нікого не кохав так, як тебе.
Він збився на звичну брехню, що нею добував хліб свій насущний.
- Ти дуже добрий до мене.
- Ти повія,- сказав він.- Повійниця-благодійниця. Це вже поезія. Я тепер повен поезії. Гною і поезії. Гнилої поезії.
- Мовчи, Гаррі, ну що за диявол у тебе вселився?
- Не хочу нічого залишати,- сказав він.- Нічого по собі не залишу.

   Ернест Хемінгуей. Сніги Кіліманджаро
   Translated by В.Митрофанов
   E-text at Бібліотека зарубіжної літератури (ukrlib.com.ua)


■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian

— [Omission] те обичам. Знаеш, че те обичам. Никоя друга не съм обичал тъй, както теб.
Той отново поде привичната лъжа, станала за него хляб насъщен.
— Колко си мил.
— Кучка — каза той. — Кучка и милионерска внучка. Това е поезия. Сега съм пълен с поезия. С гангрена и поезия. Гангренясала поезия.
— Престани, Хари. Нужно ли е отново да ставаш зъл?
— Не искам нищо да оставя — каза той. — Не искам нищо да оставя след себе си.

   Эрнест Хемингуэй. Снега Килиманджаро
   Translated by Димитри Иванов, 1982
   E-text at: Моята библиотека (chitanka.info)


■ドイツ語訳 Translation into German

  « [Omission]  Ich hab dich lieb, wirklich. Du weißt, daß ich dich lieb habe. Ich habe niemals irgend jemand so geliebt wie dich.»
  Er schlitterte in die gewohnte Lüge, von der erlebte.
  «Du bist geliebt zu mir.»
  «Hu-re du», sagte er, «reiche Hu-re, du. Das ist Poesie. Ich bin jetzt voller Poesie. Fäule und Poesie. Faule Poesie.»
  «Hör auf, Harry. Warum mußt du jetzt wieder so teuflisch sein?»
  «Ich will nichts zurücklassen», sagte der Mann. «Ich will nichts übriglassen.»

   Schnee auf dem Kilimandscharo
   Die Hauptstadt der Welt: Storys by Ernest Hemingway
   Rowohlt Taschenbuch Verlag
   E-text at Scribd


■イタリア語訳 Translation into Italian

« [Omission] Ti amo, sul serio. Lo sai che ti amo. Non ho mai amato nessun'altra come amo te.»
E ricadde nella solita bugia con cui si guadagnava il pane.
«Sei carino.»
«Puttana» disse lui. «Puttana con la grana. Senti? È una poesia. Ora sono pieno di poesia. Di marcio e di poesia. Di poesia marcia.»
«Piantala, Harry, perché adesso devi trasformarti in un demonio?»
«Non voglio lasciarmi dietro nulla» disse l'uomo. «Non mi piace lasciarmi dietro delle cose.»

   Le nevi del Kilimangiaro by Ernest Hemingway
   Mondadori, 2000
   Preview at Google Books


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

— [Omission] Eu amo-te mesmo. Sabes bem que sim. Nunca amei ninguém como amo a ti. Caiu nas mentiras habituais que o sustentavam.
— Tu és muito meigo para mim.
— Ó minha cabra —, disse ele. — Minha cabra rica. Isso é poesia. Já estou cheio de poesia. De podridão e poesia. De poesia podre.
— Cala-te. Harry, por que é que te hás-de agora transformar num demônio?
— Não gosto de deixar ficar seja o que for —, disse o homem. — Não gosto de deixar ficar as coisas para trás.

   Ernest Hemingway
   Translated by Luís Varela Pinto
   * As Neves do Kilimanjaro. E-text at A Companhia dos Poetas
   * A Neves de Kilimanjaro. E-text at Contos de Aula


■スペイン語訳 Translation into Spanish

-[Omission] Te quiero. Bien sabes que te quiero. Nunca he querido a nadie como te quiero a ti.
Y deslizó la mentira familiar que le había servido muchas veces de apoyo.
-¡Qué amable eres conmigo!
-Ahora estoy lleno de poesía. Podredumbre y poesía. Poesía podrida...
-Cállate, Harry. ¿Por qué tienes que ser malo ahora? ¿Eh?
-No me gusta dejar nada -contestó el hombre-. No me gusta dejar nada detrás de mí.

   Las nieves del Kilimanjaro by Ernest Hemingway
   E-text at: Ciudad Seva


  Audio   
英語原文のオーディオブック(朗読) Audiobook in English

下の引用箇所の朗読は 12:55 から始まります。 Uploaded to YouTube by Free audiobooks Am on 21 Aug 2014. Reading of the excerpt below starts at 12:55.


■英語原文 The original text in English

  "[Omission] I love you, really. You know I love you. I've never loved any one else the way I love you."
  He slipped into the familiar lie he made his bread and butter by.
  "You're sweet to me."
  "You bitch," he said. "You rich bitch. That's poetry. I'm full of poetry now. Rot and poetry. Rotten poetry."
  "Stop it. Harry, why do you have to turn into a devil now?"
  "I don't like to leave anything," the man said. "I don't like to leave things behind."

   The Snows of Kilimanjaro by Ernest Hemingway (1936)
   E-text at: American Studies @ The University of Virginia


 Video 1 
映画 キリマンジャロの雪 (1952) Film The Snows of Kilimanjaro (1952)

監督: ヘンリー・キング 出演: グレゴリー・ペック、スーザン・ヘイワード、エヴァ・ガードナー 上の引用箇所に相当するシーンは 15:30 あたりから始まります。Directed by Henry King. Starring Gregory Peck, Susan Hayward, Ava Gardner. The scene more or less corresponding to the excerpt above starts around 15:30.


 Video 2 
Biography Ernest Hemingway: Wrestling with Life (27 Sep 1998)

Uploaded to YouTube by SrLusofono on 2 Jul 2013. An episode from A&E Network's Biography series. DVD available from Amazon.co.jp. More details here.


■更新履歴 Change log

  • 2014/10/01 英語原文オーディオブックと映画 キリマンジャロの雪 (1952) の YouTube 画面を追加しました。
  • 2013/09/10 目次を新設しました。
  • 2013/03/10 ウクライナ語訳、ブルガリア語訳、ドイツ語訳、イタリア語訳、ポルトガル語訳、およびスペイン語訳を追加しました。
  • 2012/07/16 ロシア語訳を追加しました。
  • 2010/05/18 西崎憲=訳 2010/03/10 を追加しました。
  • 2009/11/14 西村孝次=訳 1969/11/20 を追加しました。
  • 2007/06/11 石一郎=訳 1959/07 と中田耕治=訳 1955/05 を追加しました。
  • 2007/05/20 福田陸太郎=訳 1964/09、1955/12 を追加しました。
  • 2007/05/18 佐伯彰一=訳 1974/09 と高村勝治=訳 1966/11 を追加しました。

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