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December 2007

Monday, 31 December 2007

順不同075 だいしんいんだいいんしん

 
            順不同075
Images_3
   がいこくしゅっちょう  外国出張
    えいようしっちょう  栄養失調
  えすじじょうけっちょう  S字状結腸
    おとうふいっちょう  お豆腐一丁
くちはっちょうてはっちょう  口八丁手八丁
     にんきぜっちょう  人気絶頂
     せんばきっちょう  船場吉兆
      ぐのこっちょう  愚の骨頂

045
          ましん  machine
          ましーん machine
          ましん  麻疹
        じんましん  じん麻疹
        さぶましんがん カラシニコフ自動小銃
                 (AK-47), etc.
       たいむましん  time machine
          みしん  sewing machine

Ak47
     (かねを)むしんする 無心する 
          おしん  (忍耐)
          ごしん  誤診
          ごしんじゅつ 護身術
          だしん  打診
          どしん! Bump! Plump! Stomp!

Stomp1inc
         めいしん  迷信
       めいじいしん  明治維新
          いしんでんしん 以心伝心

         すいしん  水深
         ついしん  P.S.
    じゅんぽうせいしん  遵法精神
   のーとるだむせいしん  ノートルダム清心

Kousyo_2
        だいじしん  大地震
        だいまじん  大魔神
        やすぶしん  安普請
        ひらいしん  避雷針

Images_6_2
        ひらいけん  平井堅
        うついけん  宇津井健
        おがたけん  緒形拳
        あきたけん  秋田県
        しむらけん  志村けん
       せんきょけん  選挙権
       たかくらけん  高倉健
      まつだいらけん  松平健
       わたなべけん  渡辺謙
        あきたけん  秋田犬

Images_7_2
       あおもりけん  青森県
       よこやまけん  横山剣
        あきたけん  飽きたけん
     しょうすういけん  少数意見
     ふりょうさいけん  不良債権
     ぼうめいせいけん  亡命政権
 だいとうあきょうえいけん  大東亜共栄圏

02
        おじぎそう  含羞草
       やまぶきそう  山吹草
        ちしきそう  知識層
      とっぷをきそう  トップを競う
      たいしんぎそう  耐震偽装
       もうなきそう  もう泣きそう

Images_5_2
      こっかのいしん  国家の威信
       だいしんいん  大審院
       だいいんしん  大陰唇
     たいかのかいしん  大化の改新
   いんちょうのかいしん  院長の回診
    すてれぷとまいしん  streptomycin
   ぜんりょくでまいしん  全力で邁進
(するかくごでございます)  (する覚悟でございます)



■更新履歴 Change log

2008/01/01
記事のタイトルを「順不同075 ひらいしんひらいけん」から「順不同075 だいしんいんだいいんしん」に変更しました。

2007-2008 (c) Tomoki Yamabayashi

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A Christmas Carol by Charles Dickens (6) チャールズ・ディケンズ 『クリスマス・キャロル』『クリスマス・カロル』 (6)

« 1 2 3 4 5 A Christmas Carol 7 »
« 1 2 3 4 5 クリスマス・キャロル 7 »

A Christmas Carol (1910) one of the early film adaptations

アメリカ映画。エジソンのスタジオが製作した初期のサイレント作品のうちの1本。
J. Searle Dawley (director), Marc McDermott (Scrooge), Charles S. Ogle (Bob). Distributed by Edison Manufacturing Co.


Scrooge, or, Marley's Ghost (1901) the earliest surviving film adaptation

イギリス映画。ディケンズ原作の映画化作品のうち、現存する最古のもの。全11分のうち、5分ぶんが英国映画協会 (BFI) に保存されている。 Walter Booth (director) R.W. Paul (producer) Distributed by Paul's Animatograph Works


■Ghost と Spirits の日本語訳とフランス語訳
 Japanese and French equivalents of the Ghost and the Spirits

ご承知のとおり、ディケンズの小説 A Christmas Carol には、Marley's Ghost と The Three Spirits が登場します。たとえば、池央耿=訳 2006/11 の目次は、つぎのようになっています。

      目次

   第一節 マーリーの亡霊
   第二節 精霊(その一)
   第三節 精霊(その二)
   第四節 精霊(その三)
   第五節 大詰 

気になるのは、Ghost と Spirits が、それぞれどう訳されているかです。
日本語訳とフランス語訳を挙げてみます。
 
[ja] 01     亡霊      精霊     池 2006   
[ja] 02     幽霊      精霊    清水 2003
[ja] 03 お化け/精霊      精霊   katokt 2003
[ja] 04     幽霊      幽霊     脇 2001
[ja] 05     幽霊      精霊    伊藤 1996
[ja] 06     亡霊      精霊    もき 1991
[ja] 07     幽霊      精霊    小池 1991
[ja] 08     亡霊       霊    夏目 1989, 1991
[ja] 09   ゆうれい    ゆうれい   八木田 1989
[ja] 10     幽霊       霊   こだま 1987
[ja] 11     幽霊      霊魂    吉田 1977, 1986, etc.
[ja] 12     亡霊      精霊    中川 1975, 1991
[ja] 13     幽霊      精霊    神山 1969
[ja] 14   ゆうれい    ゆうれい    村山 1967
[ja] 15   ゆうれい    ゆうれい    光吉 1965, 1976
[ja] 16     亡霊      精霊    皆河 1961, 1966
[ja] 17     幽霊      精霊    北川 1955
[ja] 18     幽霊      幽霊    原島 1954
[ja] 19     亡霊      幽霊    村岡 1952, 1994
[ja] 20     亡霊      精霊    安藤 1950, 1958, etc.
[ja] 21   ゆうれい    ゆうれい   村山 1950(原文は傍点)
[ja] 22     亡靈      幽靈    山本 1948
[ja] 23     亡靈      精靈    森田 1929, 2002, etc.
[ja] 24     幽靈      幽靈    淺野 1902

[fr]     spectre    esprit(s)

[en]     Ghost     Spirit(s)

上の画像のキャプションのところに引用したように、Spirit が自分のことを Ghost だと称しているのですから、Ghost と Spirit のちがいは、あまり厳密でないのかもしれません。すくなくとも、ディケンズのこの小説を味わううえでは、さほど気にする必要はなさそうです。


■フランス語訳 Translation into French

   Table des matières

Premier couplet : Le spectre de Marley
Deuxième couplet : Le premier des trois esprits
Troisième couplet : Le second des trois esprits
Quatrième couplet : Le dernier esprit
Cinquième couplet : La conclusion

   Cantique de Noël by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg


■英語原文 The original text in English

   Contents

Stave 1: Marley's Ghost
Stave 2: The First of the Three Spirits
Stave 3: The Second of the Three Spirits
Stave 4: THE Last of the Spirits
Stave 5: The End of It
 
 
   A Christmas Carol (1843) by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg


■日本語と英語における Ghost と Spirit の関連語
 Ghost and Spirit: Related terms in Japanese and English

お化け, 怨霊, 怪物, 鬼, 生霊, 精霊, 聖霊, 物の怪, 亡霊, 幽霊, 妖怪, 霊, 霊魂, などなど
apparition, demon, fairy, ghost, Holy Spirit, monster, phantom, poltergeist, soul, spectre, spirit, spook, undead, vision, wraith, etc.

Yurei, yokai, obake などは、ぴったりくる訳語がないらしく、英語版 Wikipedia に、ローマ字で見出し項目として挙がっています。


■スクルージを訪れた三人目のお客 Scrooge's Third Visitor

05
↑ Click to enlarge ↑

"I am the Ghost of Christmas Present," said the Spirit.
「わしは現在のクリスマスの精霊じゃ」

   A hand-coloured etching by John Leech. 
   Image source: Project Gutenberg


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

01 池 2006
   チャールズ・ディケンズ=著 池央耿(いけ・ひろあき)=訳
   『クリスマス・キャロル』光文社古典新訳文庫 2006/11

02 清水 2003
   ディケンズ=作 清水奈緒子(しみず・なおこ)=訳
   『クリスマス・キャロル』ポプラ社文庫 2003/10       

03 katokt 2003
   チャールズ・ディケンズ=著
   katokt (katoukui@yahoo.co.jp) =訳
   E-text『クリスマスキャロル 翻訳 1.00版』2003

04 脇 2001
   ディケンズ=作 脇明子=訳
   『クリスマス・キャロル』岩波少年文庫 2001/12

05 伊藤 1996
   チャールズ・ディケンズ=著 伊藤廣里(いとう・ひろさと)=訳
   『クリスマス・キャロル』近代文芸社 1996/12

06 もき 1991
   チャールズ・ディケンズ=作 もき かずこ(本名: 本城和子, 1949-)=訳
   ロベルト・インノチェンティ Roberto Innocenti (1940-) =絵
   『クリスマス・キャロル』西村書店 1991/12/25

07 小池 1991
   チャールズ・ディケンズ=著 小池滋=訳「クリスマス・キャロル」
   『クリスマス・ブックス』ちくま文庫 1991/12/04 所収

08 夏目 1989, 1991
   ディケンズ=作 夏目道子=訳 浜田洋子=絵
   8a.クリスマス・キャロル』フォア文庫 金の星社 1991/11
   8b.クリスマス・キャロル』世界の名作ライブラリー7 金の星社 1989/12

09 八木田 1989
   チャールズ・ディケンズ=作 八木田宜子(やぎた・よしこ)=訳
   『クリスマス・キャロル』少年少女世界名作の森2(全20巻)
   集英社 1989/11

10 こだま 1987
   チャールズ・ディケンズ=作 こだまともこ=訳『クリスマス キャロル
   少年少女世界文学館7(全24巻)講談社 1987/11

11 吉田 1977, 1986, etc.
   チャ-ルズ・ディケンズ=作 吉田新一=訳
   11a.クリスマス・キャロル』世界の名作全集 国土社 1995/06
   11b. リスベート・ツヴェルガー=絵 Illustrated by Lisbeth Zwerger
    『クリスマス・キャロル』太平社 1989/11
   11c.『クリスマス・キャロル』大活字本シリーズ 埼玉福祉会 1986/04
   11d.クリスマス・キャロル』国土社版世界の名作2 1977/11

12 中川 1975, 1991 
   ディケンズ=著 中川敏(なかがわ・さとし)=訳
   12a.クリスマス・キャロル』集英社文庫 1991/11
   12b.「クリスマス・キャロル」
    『愛蔵版 世界文学全集15』集英社 1975/10 所収

13 神山 1969
   ディケンズ=著 神山妙子=訳『クリスマス・カロル』旺文社文庫 1969/12

14 村山 1967
   ディケンズ=著 村山英太郎=訳
   『クリスマス・キャロル』岩波少年文庫 1967/12

15 光吉 1965, 1976
   ディケンズ=作 光吉夏弥(みつよし・なつや)=訳
   15a.クリスマス・カロル』玉川大学出版部 1976/12
   15b.「クリスマス・カロル」
    『少年少女 新世界文学全集4 イギリス古典編3
    講談社 1965/06 所収

16 皆河 1961, 1966
   ディケンズ=作 皆河宗一=訳「クリスマス・キャロル」
   16a.カラー版 世界文学全集10 二都物語/クリスマス・キャロル 他
    河出書房 1967/10 所収
   16b.世界文学全集5 ディケンズ』河出書房新社 1966/01 所収
   16c.世界文学全集6 ディケンズ』河出書房新社 1961/03 所収

17 北川 1955
   ディケンズ=原作 北川千代(きたがわ・ちよ)=著(再話)
   『クリスマス・カロル』世界名作全集120
   大日本雄弁会講談社 1955/11

18 原島 1954
   ディケンズ=作 原島善衛(はらしま・よしもり)=訳
   「クリスマス・キャロル」
   『世界少年少女文学全集6 イギリス編4』創元社 1954/05 所収
   ルビは省略しました

19 村岡 1952, 1994
   ディケンズ=作 村岡花子=訳
   19a.クリスマス・キャロル』世界文学の玉手箱18
    河出書房新社 1994/12
   19b.クリスマス・カロル』新潮文庫 1952/11

20 安藤 1950, 1958, etc.
   ディケンズ=著 安藤一郎=訳
   20a.クリスマス・カロル』角川文庫 新版 1966/07
   20b.「クリスマス・カロル」
    『世界名作全集 若草物語/クリスマス・カロル』平凡社 1958/12 所収
   20c.クリスマス・カロル』角川文庫 1950/12

21 村山 1950
   ディケンズ=著 村山英太郎=訳
   『クリスマス・キャロル』岩波少年文庫 1950/12

22 山本 1948
   ディケンズ=作 山本政喜(やまもと・まさき)=訳
   ひじかたしげみ(本名:土方重巳)=絵
   『クリスマス・カロル』季節社 1948/11

23 森田 1929, 2002, etc.
   ディツケンス=著 森田草平=訳
   23a. E-text『クリスマス・カロル(舊字舊假名版)』
    (通常電子テキストハイパー・マルチメディア版
    電子化:2004/12/25 松岡光治。底本は 23c.
    ディケンズ・フェロウシップ日本支部サイト内の 作品の翻訳
    というページから、リンクが張られている。
   23b. E-text『クリスマス・カロル
    青空文庫 2002/12/22 作成
    入力:大久保ゆう、校正:松永正敏。底本は 23c.
    ただし、旧字、旧仮名の表記は、あらためられている。
    疑問点については、1938/02/05 の改版13刷が参照されている由。
   23c.クリスマス・カロル』岩波文庫 1929/04(昭和4)

24 淺野 1902
   チヤールス、デツケンス=著 淺野和三郎=譯
   『クリスマス、カロル』大日本圖書 定價金四拾錢 1902/04(明治35)


■邦訳リスト List of Japanese translations of A Christmas Carol

多数ある A Christmas Carol の日本語訳のうち書籍として出版されたものについての詳細なリストは、次のページにあります。

* 作品の翻訳 Japanese Translations
ディケンズ・フェロウシップ日本支部 The Dickens Fellowship of Japan


■更新履歴 Change log

2010/06/24 つぎの2本の YouTube 動画を追加しました。
         1) サイレント映画 A Christmas Carol (1910)
         2) サイレント映画 Scrooge, or, Marley's Ghost (1901)
         また、今までこのページにあったテレビアニメ
         A Christmas Carol (1971) の YouTube 動画は、連載記事の
         (2) に移動させました。
2010/05/10 テレビアニメ A Christmas Carol (1971) の YouTube 動画を
         追加しました。
2008/10/24 原島善衛=訳 1954/05 を追加しました。
2008/04/25 安藤一郎=訳の書誌情報を修正・追加しました。
2008/03/16 淺野和三郎=譯 1902/04 を追加しました。
2008/02/13 北川千代=著(再話)1955/11 を追加しました。
2008/01/21 清水奈緒子=訳 2003/10を追加しました。
2008/01/14 八木田宜子=訳 1989/11 を追加しました。
2008/01/01 こだまともこ=訳、吉田新一=訳、神山妙子=訳、
         村山英太郎=訳、光吉夏弥=訳、皆河宗一=訳、
         村岡花子=訳、安藤一郎=訳、および山本政喜=訳
         を追加しました。


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Monday, 24 December 2007

A Christmas Carol by Charles Dickens (5) チャールズ・ディケンズ 『クリスマス・キャロル』『クリスマス・カロル』 (5)

 

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« 1 2 3 4 クリスマス・キャロル 6 7 »

 Video 1 
1971年版TVアニメ A Christmas Carol (日本公開年、邦題は未確認)
A Christmas Carol (1971)

監督:リチャード・ウィリアムズ 声の主演:アラステア・シム
Directed by Richard Williams, Starring Alastair Sim as Scrooge (voice)


 Video 2 
1951年版映画 "Scrooge" (日本公開年、邦題は未確認) のラストシーン
Final part of the film Scrooge (1951), released in the U.S. as A Christmas Carol

監督:ブライアン・デズモンド・ハースト 主演:アラステア・シム
Directed by Brian Desmond Hurst, Starring Alastair Sim as Scrooge


 Video 3 
1938年版映画 『クリスマス・キャロル』 予告篇
A Christmas Carol (1938) Trailer

監督: エドウィン・L・マリン 主演: レジナルド・オーウェン
Directed by Edwin L. Marin, Starring Reginald Owen as Scrooge


 Video 4 
1935年版映画 『スクルージ』 全篇 Scrooge (1935) Full movie

監督: ヘンリー・エドワーズ 主演: シーモア・ヒックス
Directed by Henry Edwards, Starring Seymour Hicks as Scrooge


■初版本の挿絵と扉、ディケンズ博物館
 An illustration and the title page from the first edition,
 and The Charles Dickens Museum

03 Titlepage Charles_dickens_museum

↑ Click to enlarge ↑

Left Mr Fezziwig's Ball, an illustration by John Leech, from the 1843 first edition of A Christmas Carol.  Image source: The Project Gutenberg EBook of A Christmas Carol, by Charles Dickens.
Centre Title page.  ibid.  Many thanks to the people at Project Gutenberg for preparing this wonderful EBook. :-)
Right The front of 48 Doughty Street, London WC1N 2LX, the only surviving London home of Dickens, now The Charles Dickens Museum.  Google Map of the Museum is here.


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 池 2006
クリスマスの精神を本当に知る人がもしいるならば、それはスクルージだ、とはもっぱらの評判だった。世の人すべてについて、同じことが言えたらどんなにいいかしれない。タイニー・ティムに倣(なら)って、隅から隅まで、諸人(もろびと)に神の恵みを祈りたい。


(2) 清水 2003
ちゃんとしたクリスマスの祝い方を知っている人がいるとすれば、それはスクルージさんだと、必ず言われるようになった。本当に、わたしたちが、わたしたちみんなが、そう言われるようになりたいものだ! では、しめくくりに、小さなティム坊やの言葉を借りるとしよう。神さまの祝福がありますように、ぼくたちみんなにね!


(3) katokt 2003
生きてる人のなかで、かれほどクリスマスをすばらしいものにするためにはどうしたらいいかとよく知っているものはいないとまで言われるようになった。どうかわれわれについても同じ事があてはまればいいんだが、われわれ全員にとって。そしてちびっこティムがいったように、神はわれわれ全員を祝福してくれる、われわれ一人一人を。


(4) 脇 2001
世間では、クリスマスの本当の祝い方を知っている人がいるとすれば、それはスクルージさんだと言われるほどになりました。わたしたちも、いや、わたしたちみんながそう言ってもらえるようになれば、どんなにすばらしいことでしょう! 本当にそうなることを願って、ティム坊やの唱えていた言葉で、結びといたしましょう。神さまのお恵みが、みーんなぜんぶにありますように!


(5) 伊藤 1996
もし誰か、クリスマスの祝い方を知っている者がいるとすれば、彼こそ一番知っているのだと常に言われていた。そう言ったことが、私たちについても、私たち総ての者についても、本当に言ってもらえますように! それから、ティム坊やも言ったように、神様が、私たちに、私たち総てのものに、お恵みを与えて下さいますように!


(6) もき 1991
スクルージは、みんなからいわれたものだ。ちゃんとしたクリスマスの祝い方を知っているものがあるとすれば、スクルージさんこそその人だと。わたしたちも同じことがいわれたいものではないか。どうかそうなりますように! さてそこで、ティム坊やの言葉を借りて、ぼくたちみんなに、神様の祝福がありますように!


(7) 小池 1991
みんながいつも言ったものですよ――クリスマスを絵にかいたような人ですね、あの人は、って。あたしたちもみんな、そう言われたいもんですねえ。では、ティム坊やの口真似をして、「神さまのお恵みを祈りましょう!」ヘイ、ご退屈さまでした。


(8) 夏目 1989, 1991
クリスマスの祝い方を知っている人がいるとすれば、それはスクルージだ、といわれるまでになった。わたしたちも、みんな、そのようになりますように! そして、ティム坊やがいっていたように、みんなに神さまの祝福がありますように!


(9) 八木田 1989
クリスマスのよきすごしかたを知っている人がいるとすれば、それはスクルージさんだ、といつもいわれるようになったのです。わたしたちもそういわれるようになりたいですね、わたしたちぜんぶが! そして、ティム坊やがいったように、わたしたちひとりひとりに、神の祝福を!


(10) こだま 1987
この世に人はあれど、スクルージほどクリスマスのほんとうの祝い方を知っている者はない、とまでいわれるようになったのです。あなたもわたしも、そしてこの世のすべての人が、ほんとうにこういわれるようになりますように。そして、あのちっちゃなチムちゃんがいったように、神さまのおめぐみが、わたしたちみんなのうえにありますように!


(11) 吉田 1977, 1986, etc.
クリスマスがなんであるかをほんとうに知っている人がいるなら、それはスクルージに決まっている、と、人々にいつもいわれました。そういうふうに、わたしたちが、わたしたちみんながいわれるようになりたいものですね! では、チム坊やがいったように、わたしたちみんなに、神さまのおめぐみがありますように!


(12) 中川 1975, 1991
クリスマスを祝うことを知っている人がいるとしたら、それこそあの人だと、彼はいつも言われていた。私たちについても、私たちのすべての者についても、本当にそう言われてほしいものである! そして、ちびのティムが言ったように、神さまがわたしたちすべてに祝福を与えてくださいますように!


(13) 北川 1955
町の人たちは、「もし生きている人間で、クリスマスの祝いかたをほんとに知っているものがあるとすれば、それはあの人だ。」と、スクルージのことをいった。そこで、ちびのティムもいったように――「神よ、われわれを祝福したまえ。――われわれすべての人間を。」――。


(14) 原島 1954
世の中で、クリスマスの祝いかたを、よく知っている人があるとすれば、それはスクルージさんだと、いつも、うわさされました。わたしたち――わたしたちのだれも、ほんとうにそう言われたいものです! だから、ちびのティムもこう言いました。――神さま、わたしたち、みんなをおめぐみください、と。


(15) 村岡 1952, 1994
もし生きている人間でクリスマスの祝い方を知っている者があるとすれば、彼こそその人だといつも言われていた。私たちについても同じことが言われますように、私たちのすべての者がそうなりますように。それからティム坊(ぼう)が言った通り、「神よ、私たちをおめぐみください、みんな一人一人を!」


(16) 安藤 1952, 1958, etc.
もしだれかクリスマスの祝い方を知っている者があるとすれば、あのひとほどよく知っている者はないと、彼はいつも言われていた。どうか、私たち――私たちのすべてにも、そういうことが本当に言われますように! そして、チビのティムも言ったように、神よ、私たちのすべての者に祝福をお与えくださいますように!


(17) 森田 1929, 2002, etc.
若し生きてゐる人間で聖降誕祭の祝ひ方を知つてゐる者があるとすれば、あの人こそそれを好く知つてゐるのだと云ふやうなことが、彼に就いて始終云はれてゐた。吾々に就いても、さう云ふことが本當に云はれたら可からうに――吾々總てに就いても。そこで、ちび(#原文は太字でなく傍点)のティムも云つたやうに、神よ。吾々を祝福し給へ――吾々總ての人間を!


(18) 中島 1920
[略]世間の噂によると、此の男ほどクリスマスを祝ふ方法を、よく心得た者はなかつたといふ話です。私達もどうか然う言はれたいものではありませんか、ねえ、誰れにしても!ですからあのチムちやんの言葉の通り「神よ、我々の凡てを惠みたまへ!」


(19) 淺野 1902
人の傳ふるところによりますれば、この後、この酢九郎次ほど、クリスマスを祝ふ方法を、よく知つて居たものはなかつたといふ話、人たるものは誰しも、斯くありたいものだらうと存じます、目出度/\。

[上の引用のなかには、一部ルビや改行を省略したものがあります - tomoki y.]


 Audio 1 
フランス語版オーディオブック(朗読) Audiobook in French

下に引用した箇所は 4:07:22 から始まります。 Excerpt below starts at 4:07:22.


■フランス語訳 Translation into French

(. . .) pour bien se préparer à fêter Noël, et personne ne s'y entendait mieux que lui: tout le monde lui rendait cette justice. Puisse-t-on en dire autant de vous, de moi, de nous tous, et alors comme disait Tiny Tim: «Que Dieu nous bénisse, tous tant que nous sommes!»

   Cinquième couplet: La conclusion
   Cantique de Noël by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg


 Audio 2 
英語原文オーディオブック(朗読) Audiobook in English

下に引用した箇所は 14:07 あたりから始まります。 Presented by CCProse. Excerpt below starts around 14:07.


 Audio 3 
ラジオドラマ 『クリスマス・キャロル』 (1938)
The CBS Campbell Playhouse 1938 broadcast of "A Christmas Carol"

ナレーション: オーソン・ウェルズ 出演: ライオネル・バリモア 下に引用した箇所は 1:05 あたりから始まります。 Excerpt below starts around 1:05.


■英語原文 The original text in English

(. . .) it was always said of him, that he knew how to keep Christmas well, if any man alive possessed the knowledge. May that be truly said of us, and all of us! And so, as Tiny Tim observed, God bless Us, Every One!

   Stave 5: The End of It
   A Christmas Carol (1843) by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 池 2006
   チャールズ・ディケンズ=著 池央耿(いけ・ひろあき)=訳
   『クリスマス・キャロル』光文社古典新訳文庫 2006/11
 
(2) 清水 2003
   ディケンズ=作 清水奈緒子(しみず・なおこ)=訳
   『クリスマス・キャロル』ポプラ社文庫 2003/10       

(3) katokt 2003
   チャールズ・ディケンズ=著
   katokt (katoukui@yahoo.co.jp) =訳
   E-text『クリスマスキャロル 翻訳 1.00版』2003

(4) 脇 2001
   ディケンズ=作 脇明子=訳
   『クリスマス・キャロル』岩波少年文庫 2001/12

(5) 伊藤 1996
   チャールズ・ディケンズ=著 伊藤廣里(いとう・ひろさと)=訳
   『クリスマス・キャロル』近代文芸社 1996/12

(6) もき 1991
   チャールズ・ディケンズ=作 もき かずこ(本名: 本城和子, 1949-)=訳
   ロベルト・インノチェンティ Roberto Innocenti (1940-) =絵
   『クリスマス・キャロル』西村書店 1991/12/25

(7) 小池 1991
   チャールズ・ディケンズ=著 小池滋=訳「クリスマス・キャロル」
   『クリスマス・ブックス』ちくま文庫 1991/12/04 所収

(8) 夏目 1989, 1991
   ディケンズ=作 夏目道子=訳 浜田洋子=絵
   8a.クリスマス・キャロル』フォア文庫 金の星社 1991/11
   8b.クリスマス・キャロル』世界の名作ライブラリー7 金の星社 1989/12
   引用は 8b. に拠りました。

(9) 八木田 1989
   チャールズ・ディケンズ=作 八木田宜子(やぎた・よしこ)=訳
   『クリスマス・キャロル』少年少女世界名作の森2(全20巻)
   集英社 1989/11

(10) こだま 1987
   チャールズ・ディケンズ=作 こだまともこ=訳『クリスマス キャロル
   少年少女世界文学館7(全24巻)講談社 1987/11

(11) 吉田 1977, 1986, etc.
   チャ-ルズ・ディケンズ=作 吉田新一=訳
   11a.クリスマス・キャロル』世界の名作全集 国土社 1995/06
   11b. リスベート・ツヴェルガー=絵 Illustrated by Lisbeth Zwerger
    『クリスマス・キャロル』太平社 1989/11
   11c.『クリスマス・キャロル』大活字本シリーズ 埼玉福祉会 1986/04
   11d.クリスマス・キャロル』国土社版世界の名作2 1977/11
   引用は 11b. に拠りました。

(12) 中川 1975, 1991
   ディケンズ=著 中川敏(なかがわ・さとし)=訳
   12a.クリスマス・キャロル』集英社文庫 1991/11
   12b.「クリスマス・キャロル」
    『愛蔵版 世界文学全集15』集英社 1975/10 所収
   引用は 12a. に拠りました。

(13) 北川 1955
   ディケンズ=原作 北川千代(きたがわ・ちよ)=著(再話)
   『クリスマス・カロル』世界名作全集120
   大日本雄弁会講談社 1955/11

(14) 原島 1954
   ディケンズ=作 原島善衛(はらしま・よしもり)=訳
   「クリスマス・キャロル」
   『世界少年少女文学全集6 イギリス編4』創元社 1954/05 所収
   ルビは省略しました。

(15) 村岡 1952, 1994
   ディケンズ=作 村岡花子=訳
   15a.クリスマス・キャロル』世界文学の玉手箱18
    河出書房新社 1994/12
   15b.クリスマス・カロル』新潮文庫 1952/11
   引用は 15b. に拠りました。

(16) 安藤 1952, 1958, etc.
   ディケンズ=著 安藤一郎=訳
   16a.クリスマス・カロル』角川文庫 新版 1966.7
   16b.世界名作全集 若草物語/クリスマス・カロル』平凡社 1958.12
   16c.クリスマス・カロル』角川文庫 1950.12
   引用は 16a. に拠りました。

(17) 森田 1929, 2002, etc.
   ディツケンス=著 森田草平=訳
   17a. E-text『クリスマス・カロル(舊字舊假名版)』
    (通常電子テキストハイパー・マルチメディア版
    電子化:2004/12/25 松岡光治。底本は 17c.
    ディケンズ・フェロウシップ日本支部サイト内の 作品の翻訳
    というページから、リンクが張られている。
   17b. E-text『クリスマス・カロル
    青空文庫 2002/12/22 作成
    入力:大久保ゆう、校正:松永正敏。底本は 17c.
    ただし、旧字、旧仮名の表記は、あらためられている。
    疑問点については、1938/02/05 の改版13刷が参照されている由。
   17c.クリスマス・カロル』岩波文庫 1929/04(昭和4)
   引用は 17c. に拠りました。

(18) 中島 1920
   ディッケンス=作 中島孤島(なかじま・ことう)=譯
   『世界少年文學名作集 13 クリスマス・カロル
   家庭讀物刊行會 定價 金貳圓五拾錢 1920/08/31(大正9)
   国立国会図書館デジタル化資料
   祝・達・神の旧字はそれぞれ新字で置き換えました。
   原文は総ルビですが、ここでは省略しました。

(19) 淺野 1902
   チヤールス、デツケンス=著 淺野和三郎=譯
   『クリスマス、カロル』大日本圖書 定價金四拾錢 1902/04(明治35)


■邦訳リスト List of Japanese translations of A Christmas Carol

多数ある A Christmas Carol の日本語訳のうち書籍として出版されたものについての詳細なリストは、次のページにあります。

* 作品の翻訳 Japanese Translations
ディケンズ・フェロウシップ日本支部 The Dickens Fellowship of Japan


■舞台/映画/テレビ/ラジオ/オペラ化作品
 Adaptations for theatre, film, television, radio, and opera

* List of A Christmas Carol adaptations - Wikipedia
* Film and television adaptations at IMDb


■更新履歴 Change log

2015/07/26 フランス語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
2013/08/30 中島孤島=譯 1920/08/31 を追加しました。
2012/08/15 つぎの2つの YouTube 画面を追加しました。
         1) 1971年版アニメ A Christmas Carol (1971)
         2) 1939年ラジオドラマ A Christmas Carol (1939)
2011/11/21 英語原文の朗読の YouTube 動画を追加しました。
2010/06/24 映画 『クリスマス・キャロル』 (1938) 予告篇の
         YouTube 動画を追加しました。
2009/12/11 映画 『クリスマス・キャロル』 (1951) ラストシーンの
         YouTube 動画を追加しました。
2008/10/24 原島善衛=訳 1954/05 を追加しました。
2008/04/25 安藤一郎=訳 1966/07 を追加しました。
2008/03/16 淺野和三郎=譯 1902/04 を追加しました。
2008/02/13 北川千代=著(再話)1955/11 を追加しました。
2007/12/25 中川敏=訳 1991/11 を追加しました。

 

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■DVD
(1) A Christmas Carol

(2) Scrooge

■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese
(1) クリスマス・「キャロル」

(2) クリスマス・「カロル」

  

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Sunday, 23 December 2007

同志社のクリスマス 2007 / Christmas 2007 at Doshisha

Ca280189 Ca280187 Ca280188

Ca280202 Doshisha Ca280203

Ca280185 Ca280200 Ca280201

           ↑ Click to enlarge ↑

Christmas tree in the Imadegawa Campus of Doshisha University, Kyoto.
同志社大学公式サイト|同志社のクリスマス 
 
 
■京都のクリスマス・イルミネーション

プロの撮った、市内各地のクリスマス・イルミネーションの、もっと素敵な美しい写真は、たとえば京都新聞サイト内の ここ にあります。
 

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Monday, 17 December 2007

Wuthering Heights by Emily Brontë (2) エミリ・ブロンテ 『嵐が丘』 (2)

« 1 Wuthering Heights »
« 1 嵐が丘 »

        目次 Table of Contents

 Image gallery  表紙/ジャケット、ポスターなど Book & DVD covers, posters, etc.
■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese
■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 斎藤 (NHK出版) 2010
  (J2) 小野寺 2010
  (J3) 河島 2004
  (J4) 鴻巣 2003
  (J5) 田中(晏)2001
  (J6) 中岡+芦澤 1996
  (J7) 荒+植松 1979
  (J8) 河野(多)1978
  (J9) 工藤 1976
  (J10) 上田 1970
  (J11) 永川 1969
  (J12) 中村 1967
  (J13) 大和 1963
  (J14) 河野(一)1963
  (J15) 阿部 1960
  (J16) 三宅 1960
  (J17) 田中(西)1953
■ベトナム語訳 Translation into Vietnamese
■トルコ語訳 Translation into Turkish
■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian
■ポーランド語訳 Translation into Polish
■チェコ語訳 Translation into Czech
■ドイツ語訳 Translation into German
■イタリア語訳 Translations into Italian
  (It1) De Sanctis, 2005
  (It2)
  (It3)
  (It4)
■ブラジル・ポルトガル語訳 Translations into Brazilian Portuguese
  (Br1)
  (Br2)
  (Br3)
■スペイン語訳 Translations into Spanish
  (Es1)
  (Es2)
■フランス語訳 Translation into French
 Video 1  CCProse によるビデオブック Videobook presented by CCProse
 Video 2  映画 『嵐が丘』 (2011) Film Wuthering Heights (2011)
 Video 3  TV嵐が丘』 (2009) TV Wuthering Heights (2009)
 Video 4  映画 『嵐が丘』 (1992) Film Wuthering Heights (1992)
 Video 5  TV嵐が丘』 (1978) BBC TV Wuthering Heights (1978)
 Video 6  映画 『嵐が丘』 (1939) Film Wuthering Heights (1939)
■英語原文 The original text in English
■更新履歴 Change log


 Image gallery 
本の表紙、DVDのジャケット、映画のポスターなど
Book and DVD covers, movie posters, etc.

1. Bronte_binoche_fiennes 2. 4947127514293 3. Arton34

4. Wuthering_heights 5. Mains 6. Bronte_les_hauts_de_hurleve

↑ Click to enlarge ↑
  1. 嵐が丘』(1992) 監督:ピーター・コズミンスキー、出演:ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ、音楽:坂本龍一
  2. 嵐が丘』(1988) 監督:吉田喜重、出演:松田優作、田中裕子
  3. Hurlevent (1985), directed by Jacques Rivette, starring Fabienne Babe, Lucas Belvaux.  邦題『嵐が丘』(allcinema ONLINE, キネマ旬報DB) Image source: Pierre Grise Distribution
  4. Wuthering Heights (1939), directed by William Wyler, starring Merle Oberon, Laurence Olivier, David Niven.  Image source: SoundtrackCollector 日本版DVD:各社から多数。値段、字幕/吹替、リージョンなど様々。
  5. 呼嘯山庄/嵐が丘』 艾米莉・勃朗特(エミリー・ブロンテ)著 世界の名作シリーズ(日中対訳)吉林大学出版社
  6. Les Hauts de Hurle-Vent, traduction de Raymond Las Vergnas, Livre de Poche (1974) フランス語訳書

■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

“在我的生活中,他是我最强的思念。如果别的一切都毁灭了,而他还留下来,我就能继续活下去;如果别的一切都留下来,而他却给消灭了,这个世界对于我就将成为一个极陌生的地方。我不会像是它的一部分。(……)耐莉,我就是希刺克厉夫!他永远永远地在我心里。他并不是作为一种乐趣,并不见得比我对我自己还更有趣些,却是作为我自己本身而存在(……)”

   艾米莉·勃朗特 《呼啸山庄》 第九章
   E-text at 酷网 (kuwang.com)


■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese

“在我的生活中,他是我最強的思念。如果別的一切都毀滅了,而他還留下來,我就能繼續活下去;如果別的一切都留下來,而他卻給消滅了,這個世界對于我就將成為一個极陌生的地方。我不會像是它的一部分。(……)耐莉,我就是希刺克厲夫!他永遠永遠地在我心里。他并不是作為一种樂趣,并不見得比我對我自己還更有趣些,卻是作為我自己本身而存在。(……)”

   艾米莉·勃朗特 《呼嘯山庄》 第九章
   E-text at 龍騰世紀 (millionbook.net)


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 斎藤 (NHK出版) 2010
「私の生きがいは彼そのもの。もしほかのすべてが消え去って、彼だけが残ったとしても、私は生きていける。でも、ほかのものが残って彼が消え去ったら、全宇宙は私にとって何の縁もないものになってしまう。自分がその一部だとは感じられないでしょうね。(……)ネリー、私はヒースクリフそのものなの——彼はいつも、いつも私の心の中にいる——自分が自分自身にとって喜ばしい存在でないのと同じように、かならずしも喜ばしい存在ではないけど——私自身としてね(……)」

   エミリー・ブロンテ=著 斎藤兆史(さいとう・よしふみ)=講師 「嵐が丘」
   日本放送協会・日本放送出版協会(NHK出版)=編集
   『NHKテレビ 3か月トピック英会話 2010年10月号
   聴く読むわかる! 英文学の名作名場面
   日本放送出版協会 2010/09/18
   版元による この語学テキストの紹介
   原文の傍点を下線で置き換えました。


(J2) 小野寺 2010
「あたしが人生で大切に思っていたのはヒースクリフだったの。たとえ他のものはみんななくなっても彼は消えないし、あたしも永久に消えないわ。また他のすべてがのこっていても彼が消えてしまったら、宇宙は巨大な、あたしとは無縁の存在になってしまうでしょうね。自分がその宇宙の一部だとは思えなくなるんじゃないかしら。(……)ネリー、あたしはヒースクリフなのよ——彼はいつでも、どんなときにも、あたしの心の中にいるの——べつによろこびではないわ。あたし自身が自分にとっていつでもよろこびでは限らないのと同じで。そうではなくあたし自身なのよ(……)」

   E・ブロンテ=著 小野寺健(おのでら・たけし)=訳
   『嵐が丘(上)』(全2冊) 光文社古典新訳文庫 2010/01/20
   版元による この本の紹介


(J3) 河島 2004
「この人生で心の中心にいるのはヒースクリフなのよ。たとえほかのすべてが滅びても、ヒースクリフさえいればわたしは存在し続けるし、すべてがそのままでもヒースクリフがいなくなったら、宇宙はひどくよそよそしいものになって、自分がその一部だとは感じられなくなるでしょうね。(……)ネリー、わたしはヒースクリフなの。いつでも必ずヒースクリフはわたしの心の中にいる。わたし自身、自分にとっていつも喜びとは限らないように、ヒースクリフも喜びとしてではなくて、わたしそのものとしてね。(……)」

   エミリー・ブロンテ=作 河島弘美=訳
   『嵐が丘(上)』(全2冊) 岩波文庫 2004/02
   版元による この本の紹介


(J4) 鴻巣 2003
「生きていくなかでなにより大切に思っているのは、ずばりヒースクリフなのよ。ほかのなにもかもが消え失(う)せても、あの子だけは残る。彼が残れば、わたしも存在しつづける。けど、ほかのすべてが残っても、あの子が消えてしまえば、宇宙は赤の他人になりはてるでしょうね。わたし、自分がその一部だなんて思えっこない。(……)ネリー、わたしはヒースクリフとひとつなのよ——あの子はどんな時でも、いつまでも、わたしの心のなかにいる——そんなに楽しいものではないわよ。ときには自分で自分が好きになれないのといっしょでね——だけど、まるで自分自身みたいなの(……)」

   E・ブロンテ=著 鴻巣友季子(こうのす・ゆきこ)=訳
   『嵐が丘』 新潮文庫 2003/07
   版元による この本の紹介


(J5) 田中(晏)2001
「わたしの生きて行く上の大きな心配もまたあの人のことなの。他のものは一切滅んでしまったら、この宇宙はわたしにとって赤の他人みたいに思われるわ。わたしがその宇宙の一部分だとは思えなくなるわ。(……)ネリー、わたしがヒースクリフなのよ——わたしがわたし自身にとって必ずしも喜びを与えるものではないのと同じように、彼も喜びとしてではなく——わたし自身の存在として——彼はいつでもわたしの心の中にいるの(……)」

   エミリー・ブロンテ=著 田中晏男(たなか・やすお)=訳
   『嵐が丘(上)』 ブロンテ姉妹集3 京都修学社 2001/12


(J6) 中岡+芦澤 1996
「生きていくうえであたしがいちばん考えてきたのは彼自身のことだわ。もしほかのものが全部消えてしまっても。あの人 が残っていれば、あたしはやっぱり存在し続けるのよ。そしてもしほかのものが全部残っていても、彼が消滅してしまったら、この宇宙はまったくよそよそしい存在になってしまって、あたしがその一部だとなんて思えなくなるでしょう。(……)ネリー、あたし ヒースクリフ なの——あたしがあたし自身にとって必ずしも喜びを与えるものではないのと同じように、喜びを与えるものではないけれど——あたし自身の存在として——彼はいつだってあたしの心のなかにいるの(……)」
[文中の太字は、原文では傍点]

   中岡洋+芦澤久江=訳 『ブロンテ全集7 エミリ・ブロンテ 嵐が丘
   みすず書房 1996/04


(J7) 荒+植松 1979
「私がこの世で生きているとき考えていることのほとんどは、彼自身のことなの。もし他のみんなが滅んでしまっても、ヒースクリフが生きていれば、私はまだ存在し続けているんだし、もし他の人すべてが残っていても、ヒースクリフが死んでしまったら、この宇宙は私にとって無縁のものなってしまうわ。私がほんの一部分でも共鳴するところはなくなってしまうわ。(……)ネリィ、私はヒースクリフなのよ。あの人はいつもいつも私の心の中にいるの。いつも自分の存在が自分にとって喜びではあり得ないのと同じに、あの人は喜びとしてあるのではなく、私自身としてあるの。(……)」

   エミリ・ブロンテ=作
   荒正人(あら・まさひと)+植松みどり=訳 「嵐が丘」
   五木寛之〔ほか〕編 『世界文学全集10 エミリ・ブロンテ
   学習研究社 1979/10 所収


(J8) 河野(多)1978
「わたしの生きているうえでの大きな関心は、彼自体だった。かりに他のすべてのものが滅んでも、彼が生き残っているならば、わたしはなおも存在し続けているのだけれども、他のすべてのものが生き残っていても、彼が滅びたならば、全宇宙が巨大な他人に一変して、自分がその一部だという気はしないでしょうよ。(……)ネリイ、わたしはヒースクリッフです。——いつも、いつも、わたしの心の中におり、わたし自身と同様にわたしにとって彼はつねに必ずしも喜びではない——でも、わたし自身の存在にほかならないヒースクリッフ!(……)」

   E・ブロンテ=著 河野多恵子(こうの・たえこ)=訳
   『グラフィック版 世界の文学13 嵐が丘/ジェーン・エア
   世界文化社 1978


(J9) 工藤 1976
「生きたいと思うのも、彼という人がいてくれればこそよ。たとえほかのものがいっさい滅んだとしても、彼さえいてくれたら、あたしは生きつづけていくわ。またもしほかのものすべてが残っても、彼がいなくなれば、宇宙は赤の他人みたいに思われ、自分がその一部だなんていう気がしなくなると思うの。(……)ネリー、あたしはヒースクリフなのよ! 彼はいつも、どんなときでもあたしの心にいるの。あたしがいつも自分にとって喜びではないように、あの人も喜びとしてではなくて、あたし自身としてあたしの心のなかにやどっているの。(……)」

   E・ブロンテ=著 工藤昭雄=訳 「嵐が丘」
   『豪華版 世界文学全集7 E・ブロンテ』 講談社 1976/10 所収


(J10) 上田 1970
「あたしが生きたいというのも、ただかれがいるからなのよ。たとえほかのものがいっさい滅んでしまっても、かれさえいてくれるなら、あたしはどこまでも生きていく。しかし、いっさいのものが残っても、かれがいなくなるなら、この宇宙はあたしにとってすっかり赤の他人となって、自分がその一部だとは、とても考えられない。(……)ネリィ、あたしがヒースクリフなのよ! かれは、いついつまでも、あたしの心にあるの。よろこびではないの、あたしがいつも自分にとってよろこびでないようにね、あたし自身としてなの。(……)」

   E・ブロンテ=著 上田和夫=訳 「嵐が丘」
   『世界文学全集19 E・ブロンテ集』 筑摩書房 1970/11 所収


(J11) 永川 1969
「あたしにとって彼は人生そのものなのよ。ほかのすべてがほろびても彼だけがのこっていれば、あたしは存在しつづけるし、ほかのすべてがのこっても彼が消えれば、宇宙は大きな赤の他人になってしまう。とても自分がその一部とは思えなくなるわ。(……)ネリー、あたしはヒースクリフなのよ! 彼はいつも、どんなときにもあたしの心のなかにいるの。あたし自身とおなじように、彼だってあたしにとっていつもよろこびではないけれど、あたしの存在そのものなのよ(……)」

   E・ブロンテ=著 永川玲二(ながかわ・れいじ)=訳
   『嵐が丘』 世界文学全集23 集英社 1969/02


(J12) 中村 1967
「わたしの人生での思想はすべて彼自身につきるの。もしもあらゆるものが亡(ほろ)び去っても、ヒースクリフさえ残れば、わたしはきっと存在しつづけられる。でももしも、ほかのものは全部残ったって彼が消え絶えることにでもなったら、もう宇宙全体がまったくの他人だわ。自分がその一部だなんて思えるはずがないわ。(……)ネリ、わたしはすなわちヒースクリフなのよ! 彼は片ときも離れずにわたしの心の中にいるわ。喜びとしてじゃなく、——喜びというなら、自分がいつも自分の喜びにならないのと同じよ。そうじゃなく、わたし自身の存在として彼がいるの。(……)」

   E・ブロンテ=著 中村佐喜子(なかむら・さきこ)=訳
   『嵐が丘』 旺文社文庫 1967/09


(J13) 大和 1963
「私の生きて行く上の大きな心配もまたあの人のことなの。ほかのものは一切滅んでしまっても彼さえ残れば私は依然として生きながらえていくわ。ほかの者は皆残っていても彼が亡んでしまえば、この宇宙は私にとって赤の他人みたいに思われるわ。私がその宇宙の一部分だとは思えなくなるわ。(……)ネリーや、私はヒースクリフよ! あの人はいつもいつも私の心にいてよ。私自身が必ずしも私にとって愉快なものじゃないと同様に、あの人も愉快なものとしてではなく、私自身として私の心にいてよ(……)」

   E・ブロンテ=著 大和資雄(やまと・やすお)=訳
   『改訳 嵐が丘』 角川文庫 1963/12


(J14) 河野(一)1963
「人生でのあたしの大きな関心は彼だったの。ほかのいっさいが滅びてしまっても、彼さえ残っていれば、あたしは存在しつづけるし、ほかのいっさいが残っていても彼が消えてしまえば、この宇宙は白(しら)けた他人行儀のところになって、あたしがその一部だという気はしないと思うの。(……)ネリー、あたしはヒースクリフなのよ! 彼はいつでも、どんなときでも、あたしの心の中にいるの——あたしが自分にとって必ずしもいつも喜びではないのと同じように、喜びとしてではなく、あたし自身として。(……)」

   E・ブロンテ=著 河野一郎(こうの・いちろう)=訳
   『世界の文学12 E・ブロンテ』 嵐が丘 中央公論社 1963/09


(J15) 阿部 1960
「あたしの人生で考えることは、ただ彼のことだけなのだわ。ほかの何もかも滅びてしまっても、彼がのこっていれば、あたしはどこまでも生きつづけているだろう。何もかものこっていて、彼が滅びていたならば、この宇宙は絶対の他人になって、あたしがその一部分だなんて感じは、なくなってしまう。(……)あたしはヒースクリフなのよ、ネリ! 彼は、いつでも、いつでも、あたしの心の中にいる。よろこびとしてではないかも知れぬということは、あたしがあたしにとって、いつもよろこびだといえないと同じだけど、彼はあたし自身と同じ存在なのよ。(……)」

   エミリ・ブロンテ=作 阿部知二(あべ・ともじ)=訳
   『嵐が丘(上)』(全2冊) 岩波文庫 1960/07


(J16) 三宅 1960
「あたしがこの世に生きてきて、何にもまして考えたのはヒースクリッフのことなのよ。ほかのすべての物がほろんでも、彼さえ残っていれば、あたしもやはり生きながらえているんだわ。しかし、ほかのすべての物が残っていても、彼がいなくなってしまえば、あたしにとっては全宇宙が、すっかりよそよそしいものになって、あたしはその一部だという気がしないだろうと思うの。(……)ネリイ、あたし自身がとりもなおさずヒースクリッフなの! 彼はつねに、つねにあたしの心のなかにあるの。あたし自身がかならずしもつねにあたしにとって喜びではないのと同じに、彼も喜びとしてではなく、ほかならぬあたし自身としてあたしの心の中にあるの(……)」

   エミリ・ブロンテ=著 三宅幾三郎(みやけ・いくさぶろう)=訳
   『嵐が丘』 世界文学全集8 河出書房新社 1960/04


(J17) 田中(西)1953
「生活の中であたしの養ってきた大きな思想が、ヒースクリフその人なのです。もしほかのすべてが滅びて、『彼』だけ残ったとすれば『あたし』もまだ存在しつづけることでしょう。そして他のものが皆残って彼だけがなくなったら、この宇宙は一個の大きな他国になって、自分がその一部だという気はしなくなるでしょう。(……)ネリーや、あたしはヒースクリフ です!(#原文は太字でなく傍点) あの子はいつも——あたしの心の中にいる。あたし自身があたしにとって必ずしもつねに喜びではないのと同じことで、あの子も喜びとしてでなく、あたし自身として、あたしの心に住んでいるのです(……)」

   E・ブロンテ=著 田中西二郎(たなか・せいじろう)=訳
   『嵐が丘』 新潮文庫 1953


■ベトナム語訳 Translation into Vietnamese

“[Omission] Lẽ sống chính của tôi là Hy. Nếu cái gì cũng mất nhưng riêng Hy còn thì tôi còn. Nhưng tất cả mọi thứ còn mà riêng Hy bị tiêu diệt thì vũ trụ đối với tôi thành xa lạ và tôi có vẻ không phải là người trong vũ trụ này nữa. [Omission] Vú Diễn ạ. Tôi là Hy! Lúc nào, bất cứ lúc nào, Hy cũng ở trong tâm trí tôi, đó không phải là điều làm tôi thích thú gì cũng như chính tôi đâu phải lúc nào cũng là một sự thích thú cho chính tôi, nhưng chàng ở trong người tôi như chàng là chính tôi vậy. [Omission]”

   Đỉnh Gió Hú by Emily Bronte
   E-text at 4phuong.net


■トルコ語訳 Translation into Turkish

“[Omission] Hayatta enbüyük düşüncem odur. Her şey yokolsaydı ve bir tek o kalsaydı da ben varolmaya devam ederdim. Herşey yerli yerindekalsave bir tek o yokolsaydı, bütün kâinat tümüyle bana yabancı bir yer olurdu. Kendimi onun bir parçası gibi hissetmezdim. [Omission] Nelly, ben Heathcliff'im. O hep, ama hep benim aklımda,illa keyif vericibirdüşünce olarak değil, nasıl ki, ben kendimi düşünmekten her zamankeyif almıyorsam;ama o sanki benmişim gibiaklımda. [Omission]”

   Uğultulu Tepeler by Emily Bronte
   Antik Kitap, 2014.
   Preview at Google Books


■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian

“[Omission] Életem nagy értelme: ő. Ha mindenki más elpusztulna, és csak ő maradna életben: általa továbbélnék én  is!  De  ha  mindenki  megmaradna,  csak  ő  pusztulna  el,  az  egész világ  idegen  lenne számomra, nem érezném magam többé részesének. [Omission] Nelly, én Heathcliff vagyok! Mindig, mindig a lelkemben él; nem mint valami gyönyörűség, hisz tudom, magam sem vagyok az, hanem mint saját lényem. [Omission]”

   Üvöltő szelek by Emily Brontë
   Translated by Sőtér István
   E-text at Magyar Elektronikus Könyvtár (MEK)


■ロシア語訳 Translation into Russian

- [Omission] Моя большая дума в жизни - он и он. Если все прочее сгинет, а он останется - я еще не исчезну из бытия; если же все прочее останется, но не  станет  его, вселенная для меня обратится в нечто огромное и чужое, и  я  уже  не  буду больше ее частью.   [Omission]  Нелли, я и есть  Хитклиф!  Он  всегда, всегда в моих мыслях: не как радость и не как некто,  за  кого  я  радуюсь больше, чем за самое себя, - а как все мое существо. [Omission]

   Эмилия Бронте. Грозовой перевал
   Translated by Н.Вольпин. М.
   E-text at Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

- [Omission] Моя більша дума в житті - він і він. Якщо все інше сгинет, а він залишиться - я ще не зникну з буття; якщо ж все інше залишиться, але не стане його, всесвіт для мене звернеться в щось величезне й чуже, і я вже не буду більше її частиною.   [Omission]  Неллі, я і є Хитклиф! Він завжди, завжди в моїх думках: не як радість і не як хтось, за кого я радуюся більше, ніж за саме себе, - а як вся моя істота. [Omission]

   Емілі Бронте. Грозовий перевал
   Excerpt at Бесплатные школьные сочинения


■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian

- [Omission] Великият смисъл на живота ми е той. Ако всичко друго загине, а той остане, аз пак бих продължавала да съществувам. Ако пък всичко друго остане, а той загине, вселената би станала страхотно чужда за мен и сякаш не бих била съставна част от нея.  [Omission]  Нели, аз съм Хийтклиф! Той винаги е в мислите ми — не толкова като извор на радост, както и аз самата не винаги се радвам на себе си, а като част от самата мен. [Omission]

   Емили Бронте. Брулени хълмове
   Translated by Асен Г. Христофоров, 1978
   E-text at Моята библиотека (chitanka.info)


■ポーランド語訳 Translation into Polish

"[Omission] On jest wszystkim, co nadaje mojemu życiu sens. Gdyby wszystko inne zginęło, lecz zostałby on, ja wciąż bym istniała. Gdyby zaś wszystko inne pozostało, a on był unicestwiony, wszechświat stałby się dla mnie czymś nieskończenie obcym;  nie czułabym, że do niego należę. [Omission] Nelly, ja żyję w Heathcliffie. Zawsze jest obecny w moim umyśle. Nie jako radość – ja też nie zawsze jestem dla siebie radością – lecz jako moja prawdziwa istota. [Omission]"

   Wichrowe wzgórza by Emily Brontë
   Excerpts at Literatura bez tajemnic


■チェコ語訳 Translation into Czech

"[Omission] Moje velká naděje pro život je on sám. Kdyby všechno ostatní pominulo a on by zůstal, moje existence by mohla trvat dál. A kdyby všechno ostatní pokračovalo, ale jeho by čekal naprostý zánik, vesmír by se pro mě stal mocným cizincem. Znamenalo by to zřejmě, že nejsem jeho součástí. [Omission] Já jsem Heathcliff, Nelly -vždycky, opravdu vždycky na něj myslím -ne jako na potěšení, ostatně to nenacházím ani sama v sobě, ale jako na svou vlastní bytost. [Omission]"

   Na Větrné hůrce by Emily Brontë
   Excerpts at Ďábla, který nevěří v peklo.


■ドイツ語訳 Translation into German

"[Omission] Meine ganze Vorstellung vom Leben ist er. Wenn alle anderen zugrunde gingen und er übrigbliebe, würde ich fortfahren zu sein; und wenn alle anderen blieben und er würde vernichtet, so würde sich das Weltall in etwas vollkommen Fremdes verwandeln, und ich würde nicht mehr dazugehören. [Omission] Nelly, ich bin Heathcliff! Ich habe ihn immer, immer im Sinn, nicht zum Vergnügen, genausowenig, wie ich mir selbst stets ein Vergnügen bin, sondern als mein eigenes Sein. [Omission]"

   Die Sturmhöhe by Emily Brontë
   Excerpts at:


■イタリア語訳 Translations into Italian

(It1) De Sanctis, 2005
"E' lui la mia ragione di vita. Se tutto il resto perisse, tranne lui, continuerei a esistere; e se tutto il resto rimanesse, e lui fosse annientato, l'universo mi sarebbe estraneo. Non ne farei più parte. [Omission] Nelly, io sono Heathcliff... lui è sempre, sempre nella mia mente... non come un piacere, non più di quanto io sia un piacere per me stessa, ma come il mio stesso essere, [Omission]"

   Cime tempestose by Emily Brontë
   Translated by G. De Sanctis
   Giunti Editore, 2005
   Preview at Google Books


(It2)
"[Omission] il mio pensiero principale nella vita è lui. Se tutto il resto morisse, e lui rimanesse, io continuerei ad esistere; e se tutto il resto continuasse ad esistere e lui fosse annientato, l'universo si trasformerebbe in un completo estraneo: non ne sembrei parte. [Omission] Nelly, io SONO Heathcliff! Lui è sempre sempre, sempre nella mia mente: non come una gioia, non più di quanto io lo sia per me stessa, ma come il mio stesso essere. [Omission]"

   Cime tempestose by Emily Brontë
   Excerpts at Wikiquote


(It3)
« [Omission] la sola ragione di vivere per me è lui. Se tutto il resto perisse, e lui rimanesse, io continuerei a esistere; e, se tutto il resto rimanesse e lui fosse annientato, l'universo si cambierebbe per me in un'immensa cosa estranea; non mi parrebbe più di essere una parte di esso. [Omission] Nelly, io sono Heathcliff! Lui è sempre, sempre nella mia mente; non come un piacere, come neppur io sono sempre un piacere per me stessa, ma come il mio proprio essere. [Omission] »

   Cime tempestose by Emily Brontë
   Excerpts at Real Dark Dream
 

(It4)
"[Omission] è lui la mia vera ragione di vita. Se tutto scomparisse e lui rimanesse, continuerei ancora a resistere; se tutto rimanesse e lui scomparisse, l'universo mi sarebbe estraneo e non mi sentirei più una parte di esso. [Omission] Nelly, io sono Heathcliff! L'ho sempre, sempre nella mia mente: non come un piacere, come io non sono sempre un piacere per me stessa, ma come il mio stesso essere. [Omission]"

   Cime tempestose by Emily Brontë
   Excerpt at Un, due, tre... Quotes!


■ブラジル・ポルトガル語訳 Translations into Brazilian Portuguese

(Br1)
"[Omission] É ele a minha grande razão de viver. Se tudo perecesse, mas Ele ficasse, eu continuaria a existir. E, se tudo permanecesse e ele fosse aniquilado, o mundo inteiro se tornaria para mim uma coisa totalmente estranha. Eu não seria parte desse mundo. [Omission] Nelly, eu sou Heathcliff. Ele está sempre, sempre em meu pensamento. Não como um prazer, visto como nem sempre sou um prazer para mim mesma, mas como o meu próprio ser [Omission]”

   Emily Brontë, "O morro dos ventos uivantes"
   Sao Paulo, Abril Cultural, 1971
   Excerpt at SublimeSucubuS - SSS


(Br2)
"[Omission] a minha grande preocupação na vida é ele. Se tudo mais desaparecesse e ele ficasse, eu continuaria a existir. E se tudo o mais ficasse, e ele fosse aniquilado, eu ficaria só num mundo estranho, incapaz de ter parte dele. [Omission] Nelly, EU SOU Heathcliff! Ele está sempre, sempre, na minha cabeça. Não como um prazer - porque eu também não sou um prazer para mim própria - mas como eu mesma.”

   Emily Brontë - O Morro dos Ventos Uivantes
   Excerpt at o morro dos ventos uivantes | Tumblr


(Br3)
"[Omission] Meu maior cuidado na vida é ele. Se tudo desaparecesse e ele ficasse, eu continuaria a existir. E se tudo o mais ficasse, e ele fosse aniquilado, eu ficaria só num mundo estranho, incapaz de ter parte nesse mundo. [Omission] Eu sou Heathcliff. Sempre, sempre o tenho no meu pensamento. Não é como um prazer - porque eu também não sou um prazer para mim própria - mas como o meu próprio ser."

   Emily Brontë - Morro dos Ventos Uivantes
   Excerpt at Morro dos Ventos Uivantes


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1)
— [Omissioni] El pensar en él llena toda mi vida. Si el mundo desapareciera y él se salvara, yo seguiría viviendo, pero si desapareciera él y lo demás continuara igual, yo no podría vivir. [Omission] ¡Elena, yo soy Heathcliff! Le tengo constantemente en mi pensamiento, aunque no siempre como una cosa agradable. Tampoco yo me agrado siempre a mí misma. [Omission]

   Cumbres borrascosas by Emily Brontë
   E-text at Lector Online


(Es2)
"[Omission] mi único pensamiento en la vida es él. Si todo lo demás sucumbiera y él permaneciera, yo continuaría existiendo; y si todo lo demás permaneciera y él fuera aniquilado, el mundo se convertiría en un completo extraño para mi. No parecería formar parte de él. [Omission] Nelly, yo soy Heathcliff - él está siempre, siempre en mi alma - no como un gozo, puesto que yo no soy siempre un gozo para mí misma - sino como mi propio ser [Omission]"

   Cumbres Borrascosas by Emily Brontë
   Excerpt at:


■フランス語訳 Translation into French

– Ma grande raison de vivre, c’est lui. Si tout le reste périssait et que lui demeurât, je continuerais d’exister ; mais si tout le reste demeurait et que lui fût anéanti, l’univers me deviendrait complètement étranger, je n’aurais plus l’air d’en faire partie. [Omission] Nelly, je suis Heathcliff ! Il est toujours, toujours dans mon esprit ; non comme un plaisir, pas plus que je ne suis toujours un plaisir pour moi-même, mais comme mon propre être. [Omission]

   Les Hauts de Hurlevent, Chapitre 9
   by by Emily Brontë, translated by Frédéric Delebecque
   E-text at Wikilivres


 Video 1 
CCProse によるビデオブック Videobook presented by CCProse

From: CCProse. Jul 12, 2011

「あたしはヒースクリフなのよ」の台詞は 24:08 あたり。
Classic Literature VideoBook with synchronized text, interactive transcript, and closed captions in multiple languages. Audio courtesy of Librivox. Read by Ruth Golding. The "I am Heathcliff" line is around 24:08.


 Video 2 
映画 『嵐が丘』 (2011) 予告篇 Wuthering Heights (2011) Trailer

監督: アンドレア・アーノルド 出演: カヤ・スコデラーリオ、ジェイムズ・ホーソン
Directed by Andrea Arnold. Starring Kaya Scodelario, James Howson


 Video 3 
テレビ 『嵐が丘』 (2009) TV Wuthering Heights (2009)

監督: コーキー・ギェドロイツ 出演: シャーロット・ライリートム・ハーディ
「あたしはヒースクリフなのよ」の台詞は 7:00 あたり。
Directed by Coky Giedroyc. Starring Charlotte Riley, Tom Hardy.
The "I am Heathcliff" line is around 7:00.


 Video 4 
映画 『嵐が丘』 (1992) Part 4 Wuthering Heights (1992) Part 4

監督: ピーター・コズミンスキー 出演: ジュリエット・ビノシュレイフ・ファインズ
「あたしはヒースクリフなのよ」の台詞は 7:37 あたり。
Directed by Peter Kosminsky. Starring Juliette Binoche, Ralph Fiennes.
The "I am Heathcliff" line is around 7:37.


 Video 5 
BBCテレビ 『嵐が丘』 (1978) BBC TV mini-series Wuthering Heights (1978)

監督: ピーター・ハモンド 「あたしはヒースクリフなのよ」の台詞は 8:49 あたり。
Directed by Peter Hammond. Starring Kay Adshead, Ken Hutchison.
The "I am Heathcliff" line is around 8:49.


 Video 6 
映画 『嵐が丘』 (1939) 予告編 Wuthering Heights (1939) Trailer

監督: ウィリアム・ワイラー 出演: マール・オベロン、ローレンス・オリヴィエ
Directed by William Wyler. Starring Merle Oberon, Laurence Olivier.


■英語原文 The original text in English

"[Omission] my great thought in living is himself.  If all else perished, and he remained, I should still continue to be; and if all else remained, and he were annihilated, the Universe would turn to a mighty stranger: I should not seem a part of it.  [Omission]  Nelly, I am Heathcliff!  He's always, always in my mind: not as a pleasure, any more than I am always a pleasure to myself, but as my own being [Omission]"

   Chapter 9
   Wuthering Heights (1847) by Emily Brontë
   E-text at Project Gutenberg


■更新履歴 Change log

  • 2015/06/13 トルコ語訳、ハンガリー語訳、およびウクライナ語訳を追加しました。
  • 2014/12/01 ブルガリア語訳を追加しました。
  • 2013/11/18 ベトナム語訳を追加しました。
  • 2013/09/01 ポーランド語訳とチェコ語訳を追加しました。
  • 2012/10/17 映画 『嵐が丘』 (2011) 予告篇の YouTube 動画を追加しました。
  • 2012/08/11 もう1種類のスペイン語訳を追加しました。
  • 2012/06/07 ロシア語訳を追加しました。
  • 2011/11/26 CCProse によるビデオブックの YouTube 動画を追加しました。また、G. De Sanctis によるイタリア語訳を追加しました。
  • 2010/10/07 斎藤兆史=講師、日本放送協会+日本放送出版協会=編集 2010/09/18 の訳文を追加しました。また、つぎの3本の YouTube 動画も追加しました。
    1. テレビ 『嵐が丘』 (2009)
    2. 映画 『嵐が丘』 (1992)
    3. BBCテレビ 『嵐が丘』 (1978)
  • 2010/07/06 映画 『嵐が丘』 (1939) の YouTube 動画を追加しました。
  • 2010/01/19 小野寺健=訳 2010/01/20 を追加しました。
  • 2008/02/08 荒正人+植松みどり=訳 1979/10 を追加しました。
  • 2008/01/27 田中晏男=訳 2001/12 を追加しました。
  • 2008/01/22 工藤昭雄=訳 1976/10 を追加しました。
  • 2008/01/20 上田和夫=訳 1970/11 を追加しました。
  • 2007/12/20 河島弘美=訳 2004/02、中岡洋+芦澤久江=訳 1996/04、阿部知二=訳 1960/07、河野多恵子=訳 1978、および河野一郎=訳 1963/09 を追加しました。

 

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A Christmas Carol by Charles Dickens (4) チャールズ・ディケンズ 『クリスマス・キャロル』『クリスマス・カロル』 (4)

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 Video  London Christmas Lights 2012

Uploaded to YouTube by Ami Yamato on 23 Dec 2012


■日本語訳 Translations into Japanese

「あなたはあなたの道を行けばいいの。どうぞお幸せに」
 娘は立ち去り、二人の仲はそれきりになった。

池 2006

「あなたの選んだ人生で、どうぞ幸せに暮らしてください!」
 娘は去り、こうして、ふたりは別れた。

清水 2003

「どうかあなたの選んだ道でお幸せに」
 娘はそういってスクルージのもとを離れ、二人は別れた。

katokt 2003

「あなたが選んだ人生で幸せになってちょうだい!」
 娘は立ち上がり、二人は別れました。

脇 2001

「あなたがお選びになった生活で、幸福にお過ごし下さいませ!」
 娘は男から去り、二人は別れた。

伊藤 1996

「どうか、あなたがお選びになった人生が、幸せなものでありますように!」
 そして娘は去り、それきりふたりはわかれたのだった。

もき 1991

「ご自分で選んだ人生の前途に、幸せがあるようにお祈りしますわ!」
 娘は去って行き、二人は別れました。

小池 1991

「あなたの選んだ人生で、お幸せに!」
 娘は出ていき、ふたりは別れた。

夏目 1989, 1991

「あなたがえらんだ生活で、幸せにおくらしくださいな。」
 娘は出ていきました。こうしてふたりは別れたのです。

八木田 1989

「そうぞ、あなたの選んだ人生を進んで、しあわせになってくださいね。」
 むすめは去っていきました。こうしてふたりは別れたのです。

こだま 1987

「では、あなたのお選びになった人生で、お幸せにおすごしなさいませ!」
 女は立ち去り、ふたりは別れました。

吉田 1977, 1986, etc.

「あなたがお選びになった生活で、幸福にお暮らしになりますように!」
 彼女は彼から去っていき、二人は別れた。

中川 1975, 1991

「どうかあなたは、ご自分でおえらびになった生きかたで、幸福にくらしてちょうだい。」
 むすめは、かれのまえを去って行った。――これがふたりのわかれだった。

北川 1955

「ご自分でおえらびになった生きかたで、幸福にお暮らしなさいませ!」
 娘は出て行きました。こうしてふたりはわかれました。

原島 1954

「あなたの選んだ生活がどうぞおしあわせであるようにと、お祈りします!」
 娘は男から離れて行った。これで二人は別れ果てたのだ。

村岡 1952, 1994

「あなたのお選びになった生活に、どうか幸いがありますように!」
 彼女は、ここで立ち去って、二人は別れた。

安藤 1950, 1966

「(……)どうかまあ貴方のお選びになつた生活で幸福に暮して下さいませ!」
 彼女は男の前を去つた。かうして、二人は別れてしまつた。

森田 1929, 2002, etc.

「(……)左樣ならこれでお分れ致します、御機嫌よう」、
娘は言ひすてゝ歸つて仕舞ひました(……)

淺野 1902


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 池 2006
   チャールズ・ディケンズ=著 池央耿(いけ・ひろあき)=訳
   『クリスマス・キャロル』光文社古典新訳文庫 2006/11
 
(2) 清水 2003
   ディケンズ=作 清水奈緒子(しみず・なおこ)=訳
   『クリスマス・キャロル』ポプラ社文庫 2003/10       

(3) katokt 2003
   チャールズ・ディケンズ=著
   katokt (katoukui@yahoo.co.jp) =訳
   E-text『クリスマスキャロル 翻訳 1.00版』2003
 
(4) 脇 2001
   ディケンズ=作 脇明子=訳
   『クリスマス・キャロル』岩波少年文庫 2001/12

(5) 伊藤 1996
   チャールズ・ディケンズ=著 伊藤廣里(いとう・ひろさと)=訳
   『クリスマス・キャロル』近代文芸社 1996/12

(6) もき 1991
   チャールズ・ディケンズ=作 もき かずこ(本名: 本城和子, 1949-)=訳
   ロベルト・インノチェンティ Roberto Innocenti (1940-) =絵
   『クリスマス・キャロル』西村書店 1991/12/25

(7) 小池 1991
   チャールズ・ディケンズ=著 小池滋=訳「クリスマス・キャロル」
   『クリスマス・ブックス』ちくま文庫 1991/12/04 所収

(8) 夏目 1989, 1991
   ディケンズ=作 夏目道子=訳 浜田洋子=絵
   8a.クリスマス・キャロル』フォア文庫 金の星社 1991/11
   8b.クリスマス・キャロル』世界の名作ライブラリー7 金の星社 1989/12
   引用は 8b. に拠りました。

(9) 八木田 1989
   チャールズ・ディケンズ=作 八木田宜子(やぎた・よしこ)=訳
   『クリスマス・キャロル』少年少女世界名作の森2(全20巻)
   集英社 1989/11

(10) こだま 1987
   チャールズ・ディケンズ=作 こだまともこ=訳『クリスマス キャロル
   少年少女世界文学館7(全24巻)講談社 1987/11

(11) 吉田 1977, 1986, etc.
   チャ-ルズ・ディケンズ=作 吉田新一=訳
   11a.クリスマス・キャロル』世界の名作全集 国土社 1995/06
   11b. リスベート・ツヴェルガー=絵 Illustrated by Lisbeth Zwerger
    『クリスマス・キャロル』太平社 1989/11
   11c.『クリスマス・キャロル』大活字本シリーズ 埼玉福祉会 1986/04
   11d.クリスマス・キャロル』国土社版世界の名作2 1977/11
   引用は 11b. に拠りました。
 
(12) 中川 1975, 1991 
   ディケンズ=著 中川敏(なかがわ・さとし)=訳
   12a.クリスマス・キャロル』集英社文庫 1991/11
   12b.「クリスマス・キャロル」
    『愛蔵版 世界文学全集15』集英社 1975/10 所収
   引用は 12a. に拠りました。

(13) 北川 1955
   ディケンズ=原作 北川千代(きたがわ・ちよ)=著(再話)
   『クリスマス・カロル』世界名作全集120
   大日本雄弁会講談社 1955/11。

(14) 原島 1954
   ディケンズ=作 原島善衛(はらしま・よしもり)=訳
   「クリスマス・キャロル」
   『世界少年少女文学全集6 イギリス編4』創元社 1954/05 所収
   ルビは省略しました。

(15) 村岡 1952, 1994
   ディケンズ=作 村岡花子=訳
   15a.クリスマス・キャロル』世界文学の玉手箱18
    河出書房新社 1994/12
   15b.クリスマス・カロル』新潮文庫 1952/11
   引用は 15b. に拠りました。
 
(16) 安藤 1950, 1966
   ディケンズ=著 安藤一郎=訳
   16a.クリスマス・カロル』角川文庫 新版 1966/07
   16b.クリスマス・カロル』角川文庫 1950/12
   引用は 16a. に拠りました。

(17) 森田 1929, 2002, etc.
   ディツケンス=著 森田草平=訳
   17a. E-text『クリスマス・カロル(舊字舊假名版)』
    (通常電子テキストハイパー・マルチメディア版
    電子化:2004/12/25 松岡光治。底本は 16c.
    ディケンズ・フェロウシップ日本支部サイト内の 作品の翻訳
    というページから、リンクが張られている。
   17b. E-text『クリスマス・カロル
    青空文庫 2002/12/22 作成
    入力:大久保ゆう、校正:松永正敏。底本は 16c.
    ただし、旧字、旧仮名の表記は、あらためられている。
    疑問点については、1938/02/05 の改版13刷が参照されている由。
   17c.クリスマス・カロル』岩波文庫 1929/04(昭和4)
   引用は 17c. に拠りました。

(18) 淺野 1902
   チヤールス、デツケンス=著 淺野和三郎=譯
   『クリスマス、カロル』大日本圖書 定價金四拾錢 1902/04(明治35)
 
 
■フランス語訳 Translation into French

«Puisse la nouvelle existence que vous aurez choisie vous rendre heureux!»
Elle le quitta, et ils se séparèrent.

   Deuxième couplet: Le premier des trois esprits
   Cantique de Noël by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg
 
 
■英語原文 The original text in English

"May you be happy in the life you have chosen!"
She left him, and they parted.

   Stave 2: The First of the Three Spirits
   A Christmas Carol (1843) by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg
 
 
■邦訳リスト List of Japanese translations of A Christmas Carol

多数ある A Christmas Carol の日本語訳のうち書籍として出版されたものについての詳細なリストは、次のページにあります。

* 作品の翻訳 Japanese Translations
ディケンズ・フェロウシップ日本支部 The Dickens Fellowship of Japan
 
 
■舞台/映画/テレビ/ラジオ/オペラ化作品
 Adaptations for theatre, film, television, radio, and opera

* List of A Christmas Carol adaptations - Wikipedia
* Film and television adaptations at IMDb
 
 
 Image  Regent Street, London, 2006

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Regent_street_christmas_60_4
ロンドン、リージェント通り。2006年のクリスマス・イルミネーション。Regent Street, London, showing the 2006 Christmas Lights.  Image source: Wikimedia


■更新履歴 Change log

2013/03/23 London Christmas Lights 2012 の YouTube 動画を追加しました。
2008/10/24 原島善衛=訳 1954/05 を追加しました。
2008/04/24 安藤一郎=訳 1966/07 を追加しました。
2008/03/16 淺野和三郎=譯 1902/04 を追加しました。
2008/02/13 北川千代=著(再話)1955/11 を追加しました。
2008/01/14 八木田宜子=訳 1989/11、こだまともこ=訳 1987/11、および
         村岡花子=訳 1952/11 を追加しました。
2007/12/25 中川敏=訳 1991/11 を追加しました。


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Saturday, 15 December 2007

Letter from John Keats to Fanny Brawne (13 October 1819) ジョン・キーツからファニー・ブローンへの手紙(1819年10月13日)

アンブロタイプ写真、自筆の手紙、本

a. Fannysm b. Fannylast c. 517b7p9qv2l

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■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 度會 1994
[略]僕は人間が宗教のために殉教者になれることに驚いて来ました——背筋が震えたものです。——だが、もう震えない。——僕の宗教のためなら、殉教者になれます——愛が僕の宗教です——愛のためなら死ぬことができる——あなたのためなら死ぬことができる。僕の信仰は愛、そしてあなたがたった一つの教義——[略]。
 
ジョン・キーツからファニー・ブローン宛ての手紙 (1819.10.13)

   度會好一(わたらい・よしいち)=著
   『ラヴ・レター 性愛と結婚の文化を読む
   南雲堂 1994/08 所収


(J2) 谷 1988
[訳文は追って挿入するつもりです - tomoki y.]

   キーツ=著 谷真嗣=編註 『愛の手紙—キーツ
   泉屋書店 1988/01 所収


(J3) 岡地 1980
[略]人間が宗教のために殉ずることができるということは、これまで驚きでしたし、恐ろしいことだとも思っていましたが、もう恐ろしくはありません。私は私の宗教のために殉ずることができるでしょう。愛が私の宗教です。愛のために私は死ぬことができます。私はあなたのために死ぬことができるでしょう。私の信条は愛です。あなたは私の唯一の教義です。[略]

ファニー・ブローン宛
一八一九年十月十三日、コレッヂ通り。

   17 ヂョン・キーツ 『書簡集』より
   岡地嶺(おかち・みね)=訳編 『イギリス詩論集(上)
   中央大学学術図書 2 中央大学出版部 1980/06/20 所収


(J4) 田村 1977
[略]これまでは、人間が宗教のために殉死することができるということに、驚きを感じてきました——戦慄さえ覚えました——が、もう戦慄しない——ぼくも、ぼくの宗教のために殉死することができるでしょう——愛がぼくの宗教なのです——愛のためならぼくは死ねる——あなたのためなら、ぼくは死ぬことができるのです。ぼくの信条は愛であり、あなたがその唯一の教義だ[略]。
 
ファニー・ブローン宛 1819年10月13日
カレッジ・ストリート25番

   ジョン・キーツ=著
   田村英之助(たむら・えいのすけ)=訳 『詩人の手紙
   冨山房百科文庫 1977/04 所収


(J5) 出口 1974, 1978
[略]人が宗教のために、犠牲(いけにえ)として死ぬことができるのに、ぼくは驚きました。——ぼくはその光景に戦慄をおぼえました。しかし今では、もう恐ろしくて震えるようなことはありません。ぼくも自分の宗教のために死ぬことができるのです。愛がぼくの宗教です。その愛のためにぼくは死ぬことができるのです。あなたのために死ぬことができるのです。ぼくの信仰は愛で、あなたは唯一の教義なのです。[略]

[1819年10月13日、ロンドンのカレッジ街から
キーツがフランセス・ブローンにあてて書いた手紙]

   出口保夫=著 『キーツ 人と作品』 キーツ全詩集 別巻
   白凰社(1974/09 第1刷|1978/05 改訂第1刷)所収


(J6) 松浦 1971, 1989
[略]いままでは、人が宗教に殉じて死ねることに驚いたものでした——身震いをしたものです。いまは、いたしません——ぼくは、自分の宗教に殉じて死ねるでしょう——愛こそ、ぼくの宗教です——ぼくは、その宗教のために死ぬことができます。あなたのために死ぬことができます。ぼくの信仰は愛、あなたはその唯一の教義なのです。[略]

ファニー・ブローンへ
1819年10月13日 水曜日 カレッジ街25番地

   キーツ=著 松浦暢(まつうら・とおる)=訳
   5a. キーツの手紙』 吾妻書房 1989 所収
   5b.キーツの手紙』 吾妻書房 1971/11 所収
   引用は 5b. に拠りました。


(J7) 梅原 1949
[略]いままでは、人が殉教者として死ぬことが出來たことに驚いてゐました——この事實に戰慄してゐました。もう戰慄しません——私にだつて私の宗教に殉ずることができます——愛が私の宗教です——そのためには死ぬことができます。あなたのためには死ぬことができます。私の信仰は愛であり、あなたはそれの唯一の教義です。[略]

ファニー、ブローン宛
1819年、10月13日、水曜

   梅原義一=著 『キーツ書翰集』 弘文選書
   弘文社 定價130圓 1949/08 所収


(J8) 中橋 1940
[略]人が宗教の爲に犧牲となつて死ぬことの出來るのに驚いたことがあります——私はその光景に身を慄はせました。だが、今ではもう、身を慄はすことはありません。私も私の宗教の爲に殉死することが出來ます。愛情が私の宗教です。私はその愛の爲に死ぬことが出來るのです。私はあなたの爲に死ぬことは出來るのです。私の信仰は愛、あなたは其の唯一の教義です。[略]
 
ファニ・ブローン宛
1819年10月13日 水曜日 カレヂ街25番にて

   キーツ=著 中橋一夫=譯 『キーツの手紙』 文化叢書8
   青木書店 定價壹圓貮拾錢 1940/02(昭和15)所収


■フランス語訳 Translations into French

(F1)
[Omission] J'ai été confondu que des hommes puissent mourir en martyrs d'une religion ; j'ai frémi à cette idée. Aujourd'hui je n'en frémis plus : je me laisserais bien martyriser pour ma religion. L'Amour est ma religion, je saurais mourir pour elle. Je saurais mourir pour vous. Mon credo, c'est l'Amour et vous en êtes l'unique dogme. [Omission]

À Fanny Brawne, février 1820

   Poemes et Lettres by John Keats
   Nouvelles Editions Latines, 1943/05/19
   Preview at Google Books


(F2)
25 Collège Street.

Mon Enfant Chérie,

[Omission] Je me suis étonné, jadis, que des hommes pussent mourir martyrs pour leur religion — j'en ai frémi. Je ne frémis plus, je me ferais à présent martyriser pour ma religion — l'amour est ma religion — je pourrais mourir pour lui ; — je pourrais mourir pour vous. L'amour est mon Credo et vous êtes mon unique Doctrine. [Omission]

Vôtre à jamais.
John Keats.

Collège street, 19 octobre 1819

   La nouvelle revue française
   E-text at Internet Archive


■英語原文 The original text in English

25 College Street

My dearest Girl,

[Omission] I have been astonished that Men could die Martyrs for religion - I have shudder'd at it - I shudder no more - I could be martyr'd for my Religion - Love is my religion - I could die for that - I could die for you.  My Creed is Love and you are its only tenet - [Omission]

Yours for ever
John Keats

To Fanny Brawne, 13 October 1819

   E-text at:
   * John Keats: Selected Letters
   * Little Epic Against Oblivion


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2013/05/30 岡地嶺=訳編 1980/06/20 を追加しました。
  • 2013/03/05 2種類のフランス語訳を追加しました。
  • 2008/07/01 松浦暢=訳 1971/11、および梅原義一=著 1949/08 を追加しました。また、谷真嗣=編註 1988/01 の書誌情報を追加しました。


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Monday, 10 December 2007

エズラ・パウンドによる李白「黄鶴樓送孟浩然之廣陵」の“翻訳” Li Bai's Separation on the River Kiang, translated by Ezra Pound

        目次 Table of Contents

 Images  パウンド、キャセイ、李白 Pound, Cathay, Libai
■2ch 2011 中国語から2ちゃん語への「翻訳」 Chinese »  2ch netspeak
■原 1998 中国語 » 英語 » 日本語の重訳 Chinese » English » Japanese
■Pound 1915 中国語から英語への「翻訳」 Chinese » English
■佐久 2007 中国語から日本語への「超訳」 Chinese » Japanese
■松下 2003 中国語から日本語への翻訳/翻案 Chinese » Japanese
■田中 1982 中国語から日本語への翻訳 Chinese » Japanese
■石川 2004 日本語による通釈 Commentary in Japanese
■読み下し文 Japanized reading of the original text in Chinese  
  Audio   荘魯迅による朗読 Zhuang Luxun recites in Japanese and Chinese
 Video 1  送孟浩然之廣陵 (Seeing Meng Haoran Off at Yellow Crane Tower)
■中国語原文(簡体字)The original text in simplified Chinese
■中國語原文(繁體字)The original text in traditional Chinese
■tomoki y. によるコメント Comments by tomoki y.
 Video 2  Ezra Pound documentary
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


 Images 
パウンド、キャセイ、李白 Pound, Cathay, Libai

a. Pound b. Ezra_pound__cathay_title_p c. 11705636756132731

↑ クリックして拡大 Click to enlarge ↑
  • Ezra Pound in 1913.  Image source: Wikipedia
  • Title page of Cathay, poems by Ezra Pound, 1915, based on translations by Ernest Fenollosa.  Image source: Wikipedia
  • 李白 (701-762)  Image source: 百度百科 (Baidu Baike)

■中国語(漢文)から2ちゃんねる語への「翻訳」 (笑)
 "Translation" from Chinese into 2ch netspeak (LOL)

友達が里帰りしたったwwwwww
めっちゃ遠いwww
孟浩然もう来ねんwwwwwwwww

   13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
   2011/12/11(日) 11:26:44.19 ID:EvLlcWk20
   古文・漢文の訳を2ちゃん語にするスレ BIPブログ


■原 1998
 中国語から英語への“翻訳”の、日本語への重訳
 Translation into Japanese of a text that has been "translated"
 from Chinese into English

旧友は黄鶴楼より西へ向かう
霞たち花咲く野、かすむ川の流れ。
友の舟の帆ひとつ、遠くの空に消えてゆく
いま見えるのは川のみ、長い長江の流れが空にとどくばかり。

   李白=原作 エズラ・パウンド=“翻訳” 原成吉(はら・しげよし)=訳
   「長江にて友を送る」

 

詩集
中国(キャセイ)

この作品の大部分は、李白の中国語と、
故アーネスト・フェノロサ氏による
その覚え書き、そして森[槐南]、
有賀[長雄]、両教授による
注釈から生まれた

   城戸朱理(きど・しゅり)=編訳 『パウンド詩集
   海外詩文庫 思潮社 1998/09 所収


■Pound 1915
 中国語から英語への“翻訳” "Translation" from Chinese into English

Ko-jin goes west from Ko-kaku-ro,
The smoke flowers are blurred over the river.
His lone sail blots the far sky.
And now I see only the river,
The long Kiang, reaching heaven.

 

Separation on the River Kiang by Rihaku
from

Cathay
Translations by
Ezra Pound

for the most part from the Chinese of
Rihaku, from the notes of the late
Ernest Fenollosa, and the
Decipherings of the
professors Mori
and Ariga
(1915)

   E-text at LibriVox


■佐久 2007
 中国語から日本語への「超訳」
 "Super-Translation (Choyaku)" from Chinese into Japanese

親友が花咲く都会へ舟出したんだ
小さな帆影が見えなくなっても
おれは碧い碧い水平線を
飽きずに眺めて立っていた

   李白=作 佐久協(さく・やすし)=「超訳」
   「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」
   佐久協=著 『ビジネスマンが泣いた「唐詩」一〇〇選
   祥伝社 2007/05/05 著者は漢学者・佐久節(さく・みさお)の孫。
   ルビは省略しました。


■松下 2003
 中国語から日本語への翻訳/翻案
 Translation/Adaptation from Chinese into Japanese

ワガヨキ友ハ西ノカタ
  黄鶴楼ヲアトニシテ
カスミト匂ウ花弥生
  イマ揚州ヘ去ラントス
戎克(ジャンク)ノ帆影遠ザカリ
  紺碧ノ空ヘ消ユルトキ
見ヨ長江ノ水ノイロ
  天ノキワミニ流レ入ル

   李白=作 松下緑(まつした・みどり)=七五訳
   「黄鶴楼ヲアトニシテ」
   松下緑=著 柳川創造(やながわ・そうぞう)=編
   『「サヨナラ」ダケガ人生カ—漢詩七五訳に遊ぶ
   集英社 2003/02


■田中 1982
 中国語から日本語への翻訳
 Translation from Chinese into Japanese

わが古い友の孟先生がここ西にある黄鶴楼に別れを告げ
かすみ立ち花ひらく三月に揚州へ下られた。
その乗られた一隻の舟のはるかな姿は青空に見えなくなり
ただ長江が天のはてまで流れるのが見えるばかりだ。

   李白=作 田中克巳(たなか・かつみ)=訳
   「黄鶴楼にて孟浩然を送る」
   田中克巳(たなか・かつみ)=訳
   『中国の名詩4 天遊の詩人・李白』 平凡社 1982/09/30


■石川 2004
 日本語による通釈 Commentary in Japanese

わが友は、西の黄鶴楼に別れを告げて、
花がすみの三月に、揚州へと下っていく。
ぽつんと浮かんだ帆掛け船の姿が青空に消えて、
後にはただ、長江の流れが天の果てへと流れていくばかり。

   李白=作 石川忠久(いしかわ・ただひさ)=通釈
   「黄鶴楼送孟浩然之広陵」
   黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る
   石川忠久+中西進=著 『石川忠久 中西進 の漢詩歓談
   大修館書店 2004/05


■読み下し文 Japanized reading of the original text in Chinese 

故人(こじん)西のかた 黄鶴楼(こうかくろう)を辞し 
煙花(えんか)三月(さんがつ) 揚州に下る 
孤帆(こはん)の遠影(えんえい) 碧空(へきくう)に尽き
唯(た)だ見る 長江の天際(てんさい)に流るるを

   黄鶴楼にて孟浩然(もうこうねん)の広陵(こうりょう)に之(ゆ)くを送る
   李白


  Audio  
荘魯迅による日本語読み下し、現代中国語の朗読、古風の朗詠(平凡社)
Zhuang Luxun recites poems by Li Bai, Tu Fu, et al. in Japanese and Chinese
50
録音を聞くには  ここをクリック  して平凡社のサイトへ行ってください。
To listen to the recording  CLICK HERE  and go to the Heibonsha website.


 Video 1 
送孟浩然之廣陵 (Seeing Meng Haoran Off at Yellow Crane Tower)


■中国語原文(簡体字)The original text in simplified Chinese

故人西辞黄鹤楼,
烟花三月下扬州。
孤帆远影碧空尽,
唯见长江天际流。

   黄鹤楼送孟浩然之广陵
   作者: 李白
   E-text at Wikisource


■中國語原文(繁體字)The original text in traditional Chinese

故人西辭黄鶴樓
烟花三月下揚州
孤帆遠影碧空盡
唯見長江天際流

   黄鶴樓送孟浩然之廣陵
   李白


■tomoki y. によるコメント Comments by tomoki y.

李白はご承知のとおり、杜甫とならび称せられる、中国文学史上最大の詩人です。いっぽうアメリカに生まれ、放浪ののちヨーロッパに没したエズラ・パウンドは、20世紀最大の詩人だそうです。

さて、ここでパウンドが行なっていることは、かなり珍妙です。唐代(8世紀)の中国語で書かれた詩を、20世紀の英語に移しかえている。一種の“翻訳”です。いや、そのもくろみ自体は、よいのです。ただ、その際に、彼が中国語の原文をあまりよく理解せず、明治期のアメリカ人日本美術研究家が残したメモと、明治大正の日本人文学者たちが書いた注釈とを頼りにして行なったところが、珍妙なのです。

たとえば、黄鶴楼を Ko-kaku-ro、李白を Rihaku とするなど、中国の固有名詞を日本語読みで表記している点が異様です。また、旧友を意味する「故人」を、Ko-jin と、やはりローマ字書きしているのも変です。この単語を固有名詞と誤解していたのではないかと疑われます。長江を The long Kiang としたのは、さらに変です。直訳すると、さしずめ「長いキアン川」。これも誤読の結果かと思われます。長を形容詞、江をそれによって修飾される固有名詞と考えたらしい。

中国語に無知なアメリカ人を日本人が笑うことは、たやすいしフェアでないかもしれない。なので、これで止します。パウンドの試みたことは、その不備な点を措くとすれば、たいへん勇敢で、自由な気風に満ちていて、じつをいうと、わたくし好みなのです。彼は楽しみながら遊んでいたのか、それとも、大マジメだったのか? 詩人の実生活や創作プロセスのことは、なにも存じません。ともかく彼の営みは珍妙でした。「珍妙」は、ですから、ほめコトバだとご理解ください。

ほめることができないのは、ここにつまらないコメントを書きつらねている、この21世紀初頭の日本人のほうでしょう。元の中国語の詩なら、原文で知っている。なのに、わざわざ、その詩を英語に“翻訳”したものを、さらに別の人が、日本語に翻訳した、その〈中国語の“英訳”の日本語訳〉のごときものを、読んでいる。それを読むために、わざわざ本屋や図書館まで行って、本を引っぱり出してきているのです。ヒマ人というか、ヘンタイというか。まったく……。


 Video 2 
Ezra Pound documentary 1/4

Uploaded by clavidor12121 on May 27, 2011. Source: Voices and Visions Spotlight


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/01/18 荘魯迅による日本語読み下し、現代中国語の朗読、古風の朗詠へのリンクを追加しました。
  • 2013/12/12 中国語(漢文)から2ちゃんねる語への「翻訳」 (笑)を追加しました。
  • 2013/07/26 佐久協=「超訳」 2007/05/05 を追加しました。
  • 2012/08/12 Ezra Pound documentary の YouTube 動画を追加しました。
  • 2010/07/07 送孟浩然之廣陵 の YouTube 動画を追加しました。
  • 2009/08/27 田中克巳=訳 1982/09/30 を追加しました。
  • 2007/12/19 読み下し文と中國語原文(繁體字)の、それぞれ最終行第1字が誤っていたので訂正しました。「惟」ではなく「唯」が正しい字です。Yoshさま、ご指摘ありがとうございました。

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Sunday, 09 December 2007

Evelyn Waugh "Decline and Fall" 019

Waugh
Evelyn Waugh. Image source: The New York Times on the Web
Copyright 1999 The New York Times Company
 
  
■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 
 ポールは駅から小型の箱型タクシーに乗ったので、ようすがほとんど分らなかった。並木道さえほとんど闇に包まれていたのに、家の中は真っ暗闇であった。彼は、出てきた執事に言った。
 「ペニフェザーです。ここで教えることになった者ですが」
 「はい、うけたまわっております。どうぞ、こちらへ」
 二人は学校特有のぞっとする匂いがそこはかとなく漂う、明かりのつかない廊下をいくつか通り抜けて、えらく明るいドアの前に来た。
 「中へどうぞ。ここが談話室になっております」それだけ言うと、執事は闇の中にすうっと消えてしまった。
 ポールは部屋の中を見まわした。あまり大きな部屋ではなかった。これまで窮屈な場所で暮すのには慣れてきた彼にとっても、そう感じられた。
 「ここで何人が生活しているんだろう」と思いながら、彼はマントルピースの脇のパイプ掛けにパイプが十六本ならんでいるのを数えて、急に不安に襲われた。ドアの後ろの掛け釘にはガウンが二着かかっていた。部屋の隅には、ゴルフのクラブが何本かと、散歩用のステッキと、こうもり傘と、ミニチュアのライフル銃が二挺。マントルピースの上には、粗い緑の布製の掲示板(なにやら名前がいっぱいでている)。テーブルの上にはタイプライターがひとつ。本棚には古色蒼然たる教科書が幾冊かと、真新しい練習帳が何冊か。それから自転車の空気入れと、肘掛け椅子(二ケ)と、背筋のまっすぐな椅子と、半分残った薬用酒の瓶と、ボクシングのグラブ(片方)と、山高帽と、昨日の『デイリー・ニュース』と、パイプ掃除のこよりが一包みあった。

   イーヴリン・ウォ−=作 富山太佳夫=訳
   『大転落』岩波文庫 1991年6月
 
 
(J2)
 屋根つきの小さなタクシーで駅から来たので、ポールはこういう様子を目にしなかった。並木道はだいぶ暮れかかり、邸の中は暗かった。
「ぼくはペニフェザーです」と彼は執事に言った、「教師としてここに来ました」
「ええあなた様のことはすっかり承知しております。こちらへ」と執事は言った。
 二人はあかりのついていない、学校のもろもろのいやなにおいがかすかに漂う廊下をいくつか進み、やがて明るい灯の射す戸口に来た。
「この中です。教員集会室です」それ以上うるさくせずに、執事は暗がりの中に消えてしまった。
 ポールはあたりを見まわした。そう大きな部屋ではなかった。今までずっとせまくるしい場所でくらすのに慣れていた彼でもそう感じた。「一体何人ぐらいここでくらしているのだろう」と彼は思った。そして暖炉のわきの棚にパイプが十六本あるのを数えて、不安が胸にこみあげてきた。ドアのかげの掛けくぎに教師用ガウンが二着かかっていた。片すみにゴルフのクラブが何本かと散歩用のステッキ、こうもりがさに二挺のライフルのミニチュアがあった。暖炉の上の壁には緑色の羅紗布を張った掲示板があって、名簿のたぐいがとめてあった。テーブルの上にはタイプライターがあり、本立には古びた教科書や新しい練習帳が何冊かおいてあった。その他自転車の空気入れ、二脚のひじかけ椅子、背中のまっすぐな椅子がひとつ、病人用ポルト酒の壜に半分ぐらい残ったもの、ボクシングのグラブが片方、山高帽、前の日の新聞、パイプ掃除用のこよりが一束あった。

   イーヴリン・ウォ−=作 柴田稔彦=訳
   『ポール・ペニフェザーの冒険』福武文庫 1991年4月
 
 
■英語原文 The original text in English

  Driving up from the station in a little closed taxi, Paul saw little of all this. It was almost dark in the avenue and quite dark inside the house.
  'I am Mr Pennyfeather,' he said to the butler. 'I have come here as a master.'
  'Yes,' said the butler,'I know all about you. This way.'
  They went down a number of passages, unlit and smelling obscurely of all the ghastly smells of school, until they reached a brightly lighted door.
  'In there. That's the Common Room.' Without more ado, the butler made off into the darkness.
  Paul looked around. It was not a very big room. Even he felt that, and all his life he had been accustomed to living in constricted spaces.
  'I wonder how many people live here,' he thought, and with a sick thrust of apprehension counted sixteen pipes in a rack at the side of the chimneypiece. Two gowns hung on a hook behind the door. In a corner were some golf clubs, a walking stick, an umbrella, and two miniature rifles. Over the chimneypiece was a green baize notice-board covered with lists; there was a typewriter on the table. In a bookcase were a number of very old textbooks and some new exercise-books. There were also a bicycle pump, two armchairs, a straight chair, half a bottle of invalid port, a boxing-glove, a bowler hat, yesterday's Daily News, and a packet of pipe-cleaners.

   Decline and Fall by Evelyn Waugh
   First published by Chapman & Hall 1928
   Published in Penguin Books 1937
   Excerpt based on Penguin's Evelyn Waugh Centenary Edition 2003
 
 
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Thursday, 06 December 2007

A Christmas Carol by Charles Dickens (3) チャールズ・ディケンズ 『クリスマス・キャロル』『クリスマス・カロル』 (3)

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 Video 
映画 クリスマス・キャロル (1970) Film Scrooge (1970)

A musical film. Ronald Neame (director), Albert Finney (Scrooge), Alec Guinness (Marley's Ghost).


 Images 
映画のポスターとDVDのジャケット Film posters and a DVD cover

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a. Christmascarol03 b. 4 c. Christmas_carol_1951

  • A Christmas Carol (2009), an announced film to be directed by Robert Zemeckis and star Jim Carrey in multiple roles.  Scheduled to be released Christmas 2009. 『クリスマス・キャロル』(2009) 監督:ロバート・ゼメキス、主演:ジム・キャリー。2008年初めキャリーはスタジオ入り、2009年クリスマス公開予定。Image source: Jim Carrey Online
  • Scrooge (1970), a musical film directed by Ronald Neame, starring Albert Finney and Alec Guiness.  1970年版。監督:ロナルド・ニーム、出演:アルバート・フィニー、アレック・ギネス。Image source: Clarence Dillon Public Library
  • Scrooge (1951), one of the most acclaimed film adaptations of the novella, released under the title "A Christmas Carol" in the U.S.  Directed by Brian Desmond Hurst, starring Alastair Sim. これまでの数多くの映画化作品のうち、もっとも評価が高いものの一つが、この1951年版。日本で、いつ公開されたかは未確認。

■日本語訳 Translations into Japanese

  1. マーリーは故人である。何はさておき、まずこのことを言っておかなくてはならない。 池 2006
  2. まず始めにことわっておくが、マーレイは死んでいた。 清水 2003
  3. マーレーは死んだ、これがそもそもの始まりだ。 katokt 2003
  4. まず最初におことわりしておきますが、マーレイは死んでいました。 脇 2001
  5. 先ず初めに言っておくが、マーレーは死んでいた。 伊藤 1996
  6. マーレイは死んでいる。そう、それにまちがいはない。 もき 1991
  7. エー、あい変らずバカバカしいお噂で。イの一番に申し上げておきますが、マーレーは死んでます。 小池 1991
  8. はじめにいっておくけれど、マーレーは死んでいる。 夏目 1989, 1991
  9. まず初めにいっておかなければいけないのは、マーレイは死んだ、ということです。 八木田 1989
  10. まずはじめにいっておきますが、マーレイは、もう死んでいるんです。 こだま 1987
  11. 最初にいっておきますが、マーレーはもう死んでいて、いないんです。 吉田 1977, 1986, etc.
  12. まず第一に、マーレイは死んでいた。 中川 1975, 1991
  13. 最初にお断わりしておきたいのは、マーレイという人間はもうこの世にはいないということだ。 神山 1969
  14. まずはじめに申しあげると、マーリは死んでいました。 村山 1967
  15. まずはじめに、マーレーはもう死んでいたのです。 光吉 1965, 1976
  16. まず話のはじめに、マーレイは死んでいた。 皆河 1961, 1966, etc.
  17. まずお話のはじめに申しあげておきますが、マーレーは、とうに死んでしまっていました。 原島 1954
  18. 第一にマアレイは生きていない。 村岡 1952
  19. まず話のはじめから言うと、マーレイは死んだのである。 安藤 1950, 1958, etc.
  20. まず手はじめに申しあげると、マーリーは死んでいました。 村山 1950
  21. まず、マーリィは死にました。 山本 1948
  22. 先づ第一に、マアレイは死んだ。 森田 1929, 2002, etc.
  23. マーレーは死にました。 中島 1920
  24. 丸屋の死亡——これがそも/\この物語の發端である(……) 淺野 1902

■フランス語訳 Translation into French

Marley était mort, pour commencer.

   Premier couplet: Le spectre de Marley
   Cantique de Noël by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg


■英語原文 The original text in English

Marley was dead: to begin with.

   Stave One: Marley's Ghost
   A Christmas Carol (1843) by Charles Dickens
   E-text at Project Gutenberg


■淺野訳 1902 のおもしろさ

淺野和三郎=譯 1902/04(明治35)では、マーリー/マーレイ/マーレーを「丸屋」と表記。また、上の引用箇所には現われませんが、スクルージは「酢九郎次」です。「すくろうじ」と読むのでしょうね。当て字がチャーミング。


■日本語訳の出典 Sources of Japanese translations

  1. 池 2006
    チャールズ・ディケンズ=著 池央耿(いけ・ひろあき)=訳 『クリスマス・キャロル』 光文社古典新訳文庫 2006/11
  2. 清水 2003
    ディケンズ=作 清水奈緒子(しみず・なおこ)=訳 『クリスマス・キャロル』 ポプラ社文庫 2003/10       
  3. katokt 2003
    チャールズ・ディケンズ=著 katokt (katoukui@yahoo.co.jp) =訳 E-text 『クリスマスキャロル 翻訳 1.00版』 2003
  4. 脇 2001
    ディケンズ=作 脇明子=訳 『クリスマス・キャロル』 岩波少年文庫 2001/12
  5. 伊藤 1996
    チャールズ・ディケンズ=著 伊藤廣里(いとう・ひろさと)=訳 『クリスマス・キャロル』 近代文芸社 1996/12
  6. もき 1991
    チャールズ・ディケンズ=作 もき かずこ(本名: 本城和子, 1949-)=訳 ロベルト・インノチェンティ Roberto Innocenti (1940-) =絵 『クリスマス・キャロル』 西村書店 1991/12/25
  7. 小池 1991
    チャールズ・ディケンズ=著 小池滋=訳「クリスマス・キャロル」 『クリスマス・ブックス』 ちくま文庫 1991/12/04 
  8. 夏目 1989, 1991
    ディケンズ=作 夏目道子=訳 浜田洋子=絵 引用は下の b. 金の星社 1989/12 に拠りました。
  9. 八木田 1989
    チャールズ・ディケンズ=作 八木田宜子(やぎた・よしこ)=訳 『クリスマス・キャロル』 少年少女世界名作の森2(全20巻) 集英社 1989/11
  10. こだま 1987
    チャールズ・ディケンズ=作 こだまともこ=訳 『クリスマス キャロル』 少年少女世界文学館7 講談社 1987/11
  11. 吉田 1977, 1986, etc.
    チャ−ルズ・ディケンズ=作 吉田新一=訳 引用は下の a. 国土社 1995/06 に拠りました。
  12. 中川 1975, 1991
    ディケンズ=著 中川敏(なかがわ・さとし)=訳 引用は下の a. 集英社文庫 1991/11 に拠りました。
  13. 神山 1969
    ディケンズ=著 神山妙子=訳 『クリスマス・カロル』 旺文社文庫 1969/12
  14. 村山 1967
    ディケンズ=著 村山英太郎=訳 『クリスマス・キャロル』 岩波少年文庫 改版 1967/12
  15. 光吉 1965, 1976
    ディケンズ=作 光吉夏弥(みつよし・なつや)=訳 引用は下の a. 玉川大学出版部 1976/12 に拠りました。
  16. 皆河 1961, 1966, etc.
    ディケンズ=作 皆河宗一=訳 「クリスマス・キャロル」 引用は下の b. 河出書房新社 1966/01 に拠りました。
  17. 原島 1954
    ディケンズ=作 原島善衛(はらしま・よしもり)=訳 「クリスマス・キャロル」 『世界少年少女文学全集6 イギリス編4』 創元社 1954/05 ルビは省略しました。
  18. 村岡 1952, 1994
    ディケンズ=作 村岡花子=訳 引用は下の b. 新潮文庫 1952/11 に拠りました。
  19. 安藤 1950, 1958, etc.
    ディケンズ=著 安藤一郎=訳 引用は下の a. 平凡社 1958/12 に拠りました。
  20. 村山 1950
    ディケンズ=著 村山英太郎=訳 『クリスマス・キャロル』 岩波少年文庫 1950/12
  21. 山本 1948
    ディケンズ=作 山本政喜(やまもと・まさき)=訳 ひじかたしげみ(本名:土方重巳)=絵 『クリスマス・カロル』 季節社 1948/11
  22. 森田 1929, 2002, etc.
    ディツケンス=著 森田草平=訳 引用は下の c. 岩波文庫 1929/04 に拠りました。
    • E-text 『クリスマス・カロル(舊字舊假名版)』 (通常電子テキストハイパー・マルチメディア版) 電子化: 2004/12/25 松岡光治。底本は c.。ディケンズ・フェロウシップ日本支部サイト内の 作品の翻訳 というページから、リンクが張られている。
    • E-text 『クリスマス・カロル』 青空文庫 2002/12/22 作成 入力:大久保ゆう、校正:松永正敏。底本は c.。ただし、旧字、旧仮名の表記は、あらためられている。疑問点については、1938/02/05 の改版13刷が参照されている由。
    • クリスマス・カロル』 岩波文庫 1929/04(昭和4)
  23. 中島 1920
    ディッケンス=作 中島孤島(なかじま・ことう)=譯 『世界少年文學名作集 13 リスマス・カロル』 家庭讀物刊行會 定價 金貳圓五拾錢 1920/08/31(大正9) 国立国会図書館デジタル化資料 漢・者・煮・込・柊・突・通の旧字はそれぞれ新字で置き換えました。原文は総ルビですが、ここでは省略しました。
  24. 淺野 1902
    チヤールス、デツケンス=著 淺野和三郎=譯 『クリスマス、カロル』 大日本圖書 定價金四拾錢 1902/04(明治35)

■邦訳の詳細な書誌情報 Detailed bibliography on Japanese translations

多数ある A Christmas Carol の日本語訳のうち書籍として出版されたもの(雑誌や音声・映像などの媒体でないもの)についての詳細なリストは、次のページにあります。


■舞台/映画/テレビ/ラジオ/オペラ化作品
 Adaptations for theatre, film, television, radio, and opera


■更新履歴 Change log

  • 2013/08/30 中島孤島=譯 1920/08/31 を追加しました。
  • 2009/12/11 映画『クリスマス・キャロル』 (1970) の YouTube 動画が著作権侵害により削除されていたので、おなじ映画の別の部分を映している動画と差し替えました。
  • 2009/12/11 映画『クリスマス・キャロル』 (1970) の YouTube 動画を追加しました。
  • 2008/10/16 原島善衛=訳 1954/05 を追加しました。
  • 2008/03/16 淺野和三郎=譯 1902/04 を追加しました。また、「淺野訳 1902 のおもしろさ」の項を新設しました。
  • 2008/01/13 八木田宜子=訳 1989/11 を追加しました。
  • 2007/12/25 中川敏=訳 1991/11 を追加しました。
  • 2007/12/16 池央耿=訳 2006/11 を追加しました。
  • 2007/12/08 清水奈緒子=訳 2003/10、伊藤廣里=訳 1996/12、および、もき かずこ=訳 1991/12/25 を追加しました。また、書誌情報を補足しました。

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Tuesday, 04 December 2007

No Coward Soul Is Mine by Emily Brontë エミリ・ブロンテ 「わたしの魂は卑怯ではない」「臆病な魂は私にはない」「卑怯な魂は私のものでない」「わが魂は怯懦でない」

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
  Video   Taribo Osuobeni recites "No Coward Soul is Mine"
 Images  表紙画像と肖像画 Cover photos and a portrait
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 川股 1996
  (J2) 藤木 1995, 1997
  (J3) 中岡 1991
  (J4) 平井 1990
  (J5) 工藤 1976
  (J6) 上田 1970
  (J7) 永川+安引 1969
  (J8) 大和 1963
  (J9) 阿部 1956, 1960
■ドイツ語訳 Translation into German
■ポルトガル語訳 Translations into Portuguese
  (Pt1) 1981
  (Pt2) Felipe, 2005
■スペイン語訳 Translations into Spanish
  (Es1) JMHM y MAMD, 2008
  (Es2)
■フランス語訳 Translation into French
 Audio 1  No Coward Soul is Mine, reader unknown
 Audio 2  No Coward Soul is Mine, read by Emma Fielding
 Audio 3  No Coward Soul is Mine, performed by Frankie MacEachen
■英語原文 The original text in English
■外部リンク External links
■邦題の異同 Variations of the title in Japanese
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

  • エミリー・ブロンテによる詩「わたしの魂は卑怯ではない」の各種翻訳、そして英語原詩を掲載します。
  • 全部で7連(7スタンザ)ある原文のうち、訳詩のほうは最後の3連(スタンザ)を、原詩のほうは全文を引用します。
  • 参考のため朗読などのビデオもいくつか添えておきます。

  Video  
Taribo Osuobeni recites "No Coward Soul is Mine"

2013 Poetry Out Loud Ohio Champion Taribo Osuobeni recites "No Coward Soul is Mine." Uploaded to YouTube by poetryoutloudvideos on 3 Dec 2013.


 Images 
表紙画像と肖像画 Cover photos and a portrait

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■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

(……)
在最宽广之爱的怀抱
你心灵鼓舞着永恒的岁月
遍及与抚慰着
一切变化,持续,消融,创造和养育

若大地与人类消失
太阳与宇宙终止运转
只余你独自一人
可知万物仍存于你心中

在那里没有死亡
没有任何微粒能够化为虚空
你,你是一切存在与生命
你之“是者”将永不熄灭

   《在我心中没有怯懦》 艾米莉·勃朗特 译 翟进
   E-text at 停云书馆


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 川股 1996
(……)
大きな包み込む愛で
あなたの魂は 永遠の年月に生命を与え
天上に漲(みなぎ)り 立ち込め、
変化し、持続し、溶解し、創造し、育成する

「大地」と月が 消え去り
太陽と宇宙が 消滅しても
あなたがひとり あとに残れば
「あらゆる存在」は あなたのなかに存在する

そこに 「死」の入る余地はない
死の力が 無となし得る原子もない
あなたは「存在」であり 「息吹」であり
あなたの実体は 不滅だから

* 1846年1月2日

   エミリ・ブロンテ=作 川股陽太郎=訳 「わたしの魂は卑怯ではない」
   『ブロンテ全集10 詩集2』 みすず書房 1996/10 所収


(J2) 藤木 1995, 1997
(……)
広い抱擁力を持つ愛によって、
あなたの精霊は永遠の歳月に生命を与え、
天上に遍在して浮かび、
変化し、支え、溶け、創造し、養う。

地球と月がなくなり、
太陽と宇宙が存在しなくなり、
あなただけが残されれば、
あらゆる 存在 はあなたの中に存在するだろう。

そこには、 のはいる余地はない、
その力が空となるアトム(原子)もない、
あなたは 実在 であり、息吹であり、
あなたという人は決して破壊されることはないのだから。
 
   エミリ・ブロンテ=作 藤木直子=訳
   「臆病な魂は私にはない 1846年1月2日」
   2a. 藤木直子=編著 『エミリ・ブロンテ名詩選』 大阪教育図書 1997/04 所収
   2b. 藤木直子=訳 『エミリ・ブロンテ全詩集』 大阪教育図書 1995/04 所収
   引用は 2b. に拠りました。


(J3) 中岡 1991
(……)
広く抱擁する愛をもって
あなたの霊魂は 永遠の年月に生命を与え
天上に遍在し 立ちこめ
変化し 支え 溶け 創造し 養うのだ

大地と月が 消えはて
太陽と宇宙が 存在しなくなっても
あなただけが ひとり残っていれば
あらゆる存在は あなたのなかに存在するだろう

そこには 死の入る余地はなく
その力が無となし得る 原子もない
あなたは実在 息吹であり
あなたの実質は 決して破壊されはしないのだから
 
   エミリ・ブロンテ=作 中岡洋=訳 「わたしの魂は怯懦ではない」
   『エミリ・ジェイン・ブロンテ全詩集』 国文社 1991/09 所収


(J4) 平井 1990
(……)
汝の霊は、すべてを抱擁する大きな愛をもって、
悠々たる永遠の歳月に生命を与え、
天地に充満し、上より覆い、変化を与え、
保持し、亡ぼし、創造し、育成してゆく。

地と人とは過ぎ去るかもしれない、
日月星辰も宇宙も姿を消すかもしれない、
だが、汝さえ後に残るならば、
すべての存在は汝により存在し続けるはずだ。

そこには死を容れる余地はない、
死の力が破壊しうるものはひとかけらもない。
おお、わが衷なる神よ、汝はまさに「在るもの」、まさに「命」、
汝の本質が永久に亡びざらんことを!
 
   エミリ・ブロンテ=作 平井正穂(ひらい・まさお)=訳
   「私の魂は怯懦でない」
   平井正穂=編 『イギリス名詩選』 岩波文庫 1990/02 所収


(J5) 工藤 1976
(……)
大きく抱擁する愛によって
あなたの霊は永遠の歳月に生命を吹きこみ
天空に満ちわたり 立ちこめ
変化させ 維持し 溶かし 創造し 育てる

地球も月も消え
太陽と宇宙が存在しなくなり
あなたひとりが残されても
あらゆる「存在」はあなたのうちに存在するだろう

そこには「死」のはいりこむ余地はなく
死の力が空(くう)に帰する原子もない
あなたは「現存」であり「息吹き」であり
あなたの本質はけっして破壊されないから。

   E・ブロンテ=著 工藤昭雄=訳 「わたしの魂は臆病ではない」
   『豪華版 世界文学全集7 E・ブロンテ』 講談社 1976/10 所収


(J6) 上田 1970
(……)
すべてをつつみこむ愛によって
あなたの霊は永遠の年月に生命を吹きこみ
上天いっぱいにみなぎり
変化し 持続し 融け 創造し 育てる

地球と月は消え
太陽と宇宙がほろび
あなたひとりが残されても
あらゆる「存在」はおまえのうちに存在するだろう

そこには「死」をいれる余地はなく
死の力がほろぼす原子もない
あなたは「生命」「いぶき」であり
あなたそのものはけっして滅びないから。
 
   E・ブロンテ=著 上田和夫=訳 「わたしの魂は臆病ではない」
   『世界文学全集19 E・ブロンテ集』 筑摩書房 1970/11 所収


(J7) 永川+安引 1969
(……)
大きく抱擁する愛で、
あなたの精霊はかぎりない歳月に息吹(いぶ)きをあたえ
天空に満ちわたり 生命を抱き
変化し 維持し 溶解し 創造し 育成する

   E・ブロンテ=著 永川玲二=訳 『嵐が丘
   デュエット版・世界文学全集23 集英社 1969/02
   巻末の永川氏および安引宏(あびき・ひろし)氏による「作家と作品」
   の項から。上掲引用箇所のみの部分訳。


(J8) 大和 1963
(……)
広く包容する愛で、
あなたの魂は永遠の歳月を活(い)かし、
みなぎって上空にひろがり、
変り、保ち、融け、生みそして育て上げる。

たとえ地球も月も亡び、
太陽も宇宙もなくなって、
あなたひとりが残されようとも、
みんなの『生存(エグジステンス)』は
あなたのなかに生き存(ながら)えるであろう。

そこには『死』の入る余地がない。
『死』の力で無くすることのできる原子もない
あなたが『存在(ビーイング)』であり『息吹(いぶき)』であり、
あなたそのものが滅びることは永久にないであろうから。
 
   E・ブロンテ=著 大和資雄(やまと・やすお)=訳
   「卑怯な魂は私のものでない」
   『改訳 嵐が丘』 角川文庫 1963/12
   巻末の大和氏による「解説」に引用されている抜粋訳から。


(J9) 阿部 1956, 1960
(……)
広汎に抱擁(ほうよう)する愛をもって、
御身の霊は永劫の時間に生命をあたえ、
遍満(へんまん)し、上天に揺蕩(ようとう)し
変転し、持続し、溶解し、創造し、生育する。

地球と月とが亡び終わるとも、
太陽群と宇宙群とが無に帰するとも、
御身はただひとり残り、
すべての有は御身にありて実存する。

そこに死の在る余地もない、
死に砕かれて虚無となる原子もない。
御身のみが実存であり生命であり、
その本体は破壊されることがない。
 
   エミリ・ブロンテ=作 阿部知二=訳 「わが魂は怯懦でない」
   9a. エミリ・ブロンテ=著 三宅幾三郎=訳
      『嵐が丘』 世界文学全集8 河出書房新社 1960/04
      巻末の阿部氏による「解説」に引用されている抜粋訳。
   9b. 中野好夫=編 『永遠の女性』 河出新書90
      河出書房 1956/04 巻末に引用されている抜粋訳。
   引用は 9a. に拠りました。


■ドイツ語訳 Translation into German

(....)
Mit der allumfassenden Liebe
Erfüllt dein Geist die ewigen Jahre,
Durchdringt und grübelt oben,
Ändert, erhält, löst auf, erschafft, und zieht auf.

Wären die Erde und der Mond weg
Und Sonnen und Universum aufzuhören
Und Du wärst allein verlassen,
Wurde jedes Dasein in Dir bestehen.

Es gibt keine Stätte für den Tod
Auch kein Atom, das Seine Macht nicht leer abstatten konnte
Du- Du bist Wesen und Atem
Und was Du bist, kann nie zerstört werden.

   Keine Feiglingseele Ist Meine by Emily Brontë
   Translated by David Paley
   E-text at Poems Without Frontiers


■ポルトガル語訳 Translations into Portuguese

(Pt1) 1981
(....)
Com um amor que a tudo envolve
Teu espírito impulsiona os eternos anos,
Penetra e paira acima,
Muda, mantém, dissolve, cria e cultiva.

Ainda que a Terra eo homem se fossem,
E os sóis e universos se extinguissem,
E apenas Tu permanecesses, 
Toda a Existência existiria em Ti.

Não há lugar para a Morte,
Tampouco um átomo poderia, pelo seu poder, tornar-se vazio;
Tu — TU és o Ser ea vida,
E o que TU és jamais poderá ser destruído.

   Minha alma não se acovarda by Emily Brontë
   Quoted in Karma - a Lei Universal Da Harmonia by Virginia Hanson
   Editora Pensamento, 1981
   Preview at Google Books


(Pt2) Felipe, 2005
(....)
Com o amor que tudo envolve
Teu espírito anima os anos eternos,
Permeia e protege,
Muda, sustenta, dissolve, cria e ergue.

Mesmo que terra e homem desaparecessem,
E os sóis e universos cessassem de existir,
E Tu fosses deixado sozinho,
Cada existência existiria em Ti.

Não há lugar para a Morte,
Nem um simples átomo que seu poder possa anular:
Teu - Teu é o Ser e o Respirar,
E o que Tu és poderá nunca ser destruído

   Uma alma covarde não é a minha by Emily Brontë
   A tentative translation by Felipe (luizfelipecoelho.multiply.com)
   E-text at Multiply 2005/06/12


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) JMHM y MAMD, 2008
(....)
Con amor absoluto
tu espíritu da vida a los eternos años,
impregna e incuba,
cambia, sustenta, disuelve, crea y cría.

Y aunque la Tierra y la luna se acaben,
y los soles y universos dejen de existir,
cuando Tú permanezcas solo,
toda la Existencia vivirá en ti.

No hay espacio para la Muerte,
ni átomo que su poder pudiera vaciar:
Tú –TÚ eres Ser y Aliento,
y lo que eres Tú, nunca podrá ser destruido.

   Mi alma no es cobarde by Emily Brontë
   Versión de jmhm y mamd. 2008-02
   E-text at Facultad de Arte, Pontificia Universidad Católica del Perú [PDF]


(Es2)
(....)
Con un Amor que todo lo abraza
Tú espíritu anima años Eternos,
Invade y Medita ... continuamente
Cambia, Sostiene, Disuelve, Crea y Alza.

Aunque la Tierra y la Luna se hubieran ido
y soles y universos dejaran de existir
Y Tú te quedaras sola
Toda existencia existiría en Tí.

No hay sitio para la Muerte,
Ni el Átomo que pudo ser, podría rendirse vacío:
TÚ -- TÚ -- creando, siendo y respirando
Acaso algun TÚ.CREADO puede ser nunca destruido.

   No Coward Soul is Mine by Emily Brontë
   Excerpt at cosmik dancer: 2007-03-25


■フランス語訳 Translation into French

(....)
D’un amour embrasant le monde
Ton esprit donne vie aux années éternelles,
Pénètre et couve l’univers,
Change, soutient, dissout, crée, et fait tout grandir.

Si homme et terre n’étaient plus,
Et que soleils et mondes eussent cessé d’être,
Et que tu fusses resté seul,
Toute existence en Toi existerait toujours.

Pour la mort il n’est point de place,
Ni d’atome que son pouvoir puisse annuler ;
Tu es – Tu es l’Être et le Souffle,
Ce que Tu es ne peut jamais être détruit.

   Derniers Vers by Emily Brontë
   E-text at Forum Francophonia


 Audio 1 
No Coward Soul is Mine, reader unknown

下の引用箇所の朗読は 5:39 から始まります。 Uploaded to YouTube by TheAudiobookChannel on 19 Dec 2014. Reading of the excerpt below starts at 5:39.


 Audio 2 
No Coward Soul is Mine, read by Emma Fielding

Uploaded to YouTube by metrisch on 11 Sep 2010


 Audio 3 
No Coward Soul is Mine, performed by Frankie MacEachen

Uploaded by RadioTheatreGroup on 28 Aug 2010


■英語原詩(全文) The original poem in English (complete)

No coward soul is mine,
No trembler in the world's storm-troubled sphere:
I see Heaven's glories shine,
And faith shines equal, arming me from fear.

O God within my breast,
Almighty, ever-present Deity!
Life—that in me has rest,
As I—undying Life—have power in thee!

Vain are the thousand creeds
That move men's hearts: unutterably vain;
Worthless as withered weeds,
Or idlest froth amid the boundless main,

To waken doubt in one
Holding so fast by thine infinity;
So surely anchored on
The stedfast rock of immortality.

With wide-embracing love
Thy spirit animates eternal years,
Pervades and broods above,
Changes, sustains, dissolves, creates, and rears.

Though earth and man were gone,
And suns and universes ceased to be,
And Thou were left alone,
Every existence would exist in Thee.

There is not room for Death,
Nor atom that his might could render void:
Thou--THOU art Being and Breath,
And what THOU art may never be destroyed.


■外部リンク External links


■邦題の異同 Variations of the title in Japanese

  • わが魂は怯懦でない………………阿部 1956, 1960
  • わたしの魂は卑怯ではない………川股 1996
  • わたしの魂は怯懦ではない………中岡 1991
  • わたしの魂は臆病ではない………上田 1970
  • わたしの魂は臆病ではない………工藤 1976
  • 卑怯な魂は私のものでない………大和 1963
  • 私の魂は怯懦でない………………平井 1990
  • 臆病な魂は私にはない……………藤木 1995, 1997

■更新履歴 Change log

  • 2016/09/20 「はじめに」の項を新設しました。また、FabledVerse による朗読の YouTube 動画が非公開設定に変更されていたので、代わりに Poetry Out Loud による別の朗読動画を掲載しました。
  • 2014/12/29 もう1種類の英語原文朗読の YouTube 画面を追加しました。
  • 2013/10/10 目次を新設しました。
  • 2012/09/30 ドイツ語訳を追加しました。
  • 2012/05/01 2種類のポルトガル語訳と2種類のスペイン語訳を追加しました。また、Frankie MacEachen によるパフォーマンスと Emma Fielding による朗読の2つの YouTube 画面も追加しました。
  • 2010/08/02 ブログ記事のタイトル中の著者名表記を Bronte から Brontë に修正しました。
  • 2010/05/13 FabledVerse による朗読の YouTube 動画を追加しました。
  • 2010/02/02 中国語訳(簡体字)とフランス語訳を追加しました。
  • 2008/12/11 文中の著者名の英文表記に、本来あるべきアクセント記号を追加して、Bronte から Brontë に改めました。記事のタイトルだけは、もとのままです。検索の便を考慮すると、Brontë で統一すべきか、Bronte も残しておくべきか迷うところです。
  • 2008/01/22 外部リンクの項に BrontëBlog を追加しました。
  • 2008/01/22 工藤昭雄=訳 1976/10 を追加しました。
  • 2008/01/20 上田和夫=訳 1970/11 を追加しました。
  • 2008/01/13 永川玲二+安引宏=訳 1969/02 と大和資雄=訳 1963/12 を追加しました。また、阿部知二=訳の訳文を差し換えました。これまでの引用は、上記 7b. に拠るものでしたが、こんど新たに引用したのは、それよりやや新しく、若干の修正がほどこされた 7a. に拠るものです。さらに、邦題の異同の項を追加しました。
  • 2007/12/16 藤木直子=訳 1995/04 を追加しました。

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李景亮撰 「人虎伝」(+中島敦 「山月記」)

        目次 Table of Contents

 Gallery 1  「人虎伝」 表紙画像 Cover photos
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) のぶさん
  (J2) 内田+乾 1996
  (J3) 今村 1988
  (J4) 村山 1976
  (J5) 乾 1971
  (J6) 前野 1964
  (J7) 今 1926
■児童向け再話? Editions of the story retold for children?
  (J8) 魚返 1963
  (J9) 岡本 1955
  (J10) 河出書房 1951
  (J11) 塩谷 1947
■読み下し文 The Japanized reading of the original text in Chinese
  (JZ1) 新釈漢文大系による
  (JZ2) 國譯漢文大成による
■中國語(繁體字)原文 The original text in traditional Chinese
  (Zh1) 新釈漢文大系による
  (Zh2) 國譯漢文大成による
 Gallery 2  「山月記」 表紙画像 Cover photos
 Audio 1  「山月記」ラジオドラマ Sangetsuki: Radio drama in Japanese
 Audio 2  「山月記」朗読: 江守徹 Sangetsuki read by Toru Emori
 Audio 3  「山月記」朗読: 日高徹郎 Sangetsuki read by Ted Hidaka
■「山月記」——中島敦による翻案 An adaptation by Atsushi Nakajima
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


 Gallery 1 
「人虎伝」 表紙画像 Cover photos

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■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) のぶさん
傪(さん)はすぐさまその事情を問うた。虎は言う、「わしは以前呉・楚の地方に旅人となっていた。去年家に帰ろうとして、途中、汝水の堤に宿をとったとき、急に病気にかかって発狂し、山間の谷へ走っていった。すると急に左右の手を地について歩きだした。それからというもの心ほますますおかしくなるし、力もますます増してくるのを覚え、その腕や股をよく見れば細い毛がはえていた。さらにまた、衣冠をつけて道を行く者や、背負って走る者、翼があって飛ぶ者、毛があって馳せる者を目にした場合には、つかまえて食いたくなった。漢陰の南に着いて、すき腹でしかたなくなったとき、一人のでっぷりと肥えた人に逢ったので、とらえてこれを食い、たちどころに尽くしてしまった。これからというもの、普通のこととなってしまった。(……)」

  • 李景亮=撰 「人虎伝」
  • E-text at 教育の職人  公開/アップロードの年月日は未確認。「教育の職人」は西村宣幸(にしむら・のぶゆき)氏、通称のぶさんが運営するサイト

(J2) 内田+乾 1996
虎が言うには、「私は今や人間ではないのだよ。とても君と顔なんか会わせられないよ」と。
 惨(さん)はすぐにその事情をたずねた。虎が言うには、
「私は以前、呉楚の地方を旅していて去年、家に帰ろうと思ってその途中で汝水の堤で宿に泊まったとき、急に病気になって発狂し、山間(やまあい)の谷に走って行ったんだ。すると急に左右の手が地について歩き出した。それからは気持ちはますますおかしくなり、力もますます強くなって、肱や股を見ると細い毛が生えていた。さらにその上に、衣冠をつけて道を歩く者や物を背負って走る者、翼があって飛ぶもの、毛があって走るものを見ると、捕まえて食べたくなった。漢陰(陝西省)の南まで来たとき、すき腹でしかたなくなったところに、一人のでっぷり肥えた人に出会ったので、捕まえてこれをたちどころに食べ尽くしてしまった。それからは、このようにすることが普通になってしまったのだ。(……)」

  • 李景亮(り・けいりょう)=撰 「人虎伝(じんこでん)」 内田泉之助+乾一夫=著 波出石実=編 『唐代伝奇』 新書漢文大系 10 明治書院 1996/06 所収

(J3) 今村 1988
 虎、
 「わたしは、いま、人間ではない。どうして顔をあわせられる?」
 袁傪(えんさん)は、そのわけを問いだたした。
 虎が答えた。
 「わたしは、先年、呉、楚に出かけており、昨年やっともどってきた。途中、汝墳(じょふん)まで来て、突然、疾病(やまい)にかかって発狂し、山あいの谷間を走り出した。にわかに左右の手を地について歩き、それから、心がますます荒々しく、力がますます加わる感じがした。自分の腕や太腿を見ると、こまかい毛が生えていたし、しかも、礼服を着て道中をつづける者、荷物を背負って走る者、翼でもって飛んでいる者、毛皮で駆ける者を見ると、つかまえて食いたくなるのだ。漢陰(かんいん)の南まで来ると、腹が空いて矢も楯もたまらず、ふとって肉づきのよい一人の男に出逢ったので、つかまえて噛みつき、たちどころに喰いつくした。それからは、大体、これが常になった。(……)」(『太平広記』巻427所収)


(J4) 村山 1976
「わたしは、もう、人間ではないのだ。なんできみに顔が見せられようか。」
 袁傪(えんさん)が問いただすと、虎(とら)はわけを話した。
「わたしは呉(ご)・楚(そ)地方を旅していたのだ。去年、家に帰るとちゅう、宿で病気がおこって頭がおかしくなり、山の中にはいったが、気がつくと両手を地につけて歩いていた。気持ちはあらあらしくなり、力は強くなって、手足には細い毛がはえているではないか。そして、人間やけだものをみると、よだれが出てくるのだ。とうとう、腹(はら)がへってたまらず、ひとりの太った男をむしゃむしゃ食ってしまった。それいらい、いつもそうするようになったのだ。(……)」

  • 李景亮(り・けいりょう)=著 村山孚(むらやま・まこと)=訳 「虎になった男(人虎伝)」 『唐代の小説』 中国の古典文学 6 さ・え・ら書房 1976/10 所収

(J5) 乾 1971
虎は、「わしは今は人間ではない。どうして君に会うことができようか」と言うのだった。
 傪(さん)はすぐさまその事情を問うた。虎は言う、
「わしは以前に呉・楚の地方に旅人となっていた。去年家に帰ろうとして、途中、汝水の堤に宿をとったとき、急に病気にかかって発狂し、山間(やまあい)の谷へ走っていった。すると急に左右の手を地について歩きだした。それからというもの心はますますおかしくなるし、力もますます増してくるのを覚え、その腕や股をよく見れば細い毛がはえていた。さらにまた、衣冠をつけて道を行く者や、背負(せお)って走る者、翼があって飛ぶ者、毛があって馳せる者を目にした場合には、つかまえて食いたくなった。漢陰の南に着いて、すき腹でしかたなくなったとき、一人のでっぷりと肥えた人に逢ったので、とらえてこれを食い、たちどころに尽くしてしまった。これからというもの、だいたいこれが普通のこととなってしまった。(……)」(『太平広記』巻427所収)

  • 李景亮=撰 乾一夫=訳 「人虎傳」 内田泉之助+乾一夫=著 『唐代伝奇』 新釈漢文大系 44 明治書院 1971/09 所収

(J6) 前野 1964
「わしはもう人間ではないのだ。とても君と顔があわせられるものか」
 このとき傪(さん)が事情をたずねると、虎は答えた。
「わしは以前に呉楚の地方を旅していてな。去年になって家に帰ろうと、道中汝水の堤で泊まったとき、急に病気にかかって頭がおかしくなり、山あいの谷に駆けこんだと思うと、左右の手が地について歩き出したのだ。それからは気持もますます乱暴になるし、力もますます強くなって、肱(ひじ)や股(もも)を見ると細い毛が生えていた。そして衣冠をつけながら道を歩く者や物を背負って走る者、翼があって空を飛ぶ者、やわらかな毛があって走る者を見ると、つかまえて食べたくなる。漢陰(陝西省)の南まで来たとき、腹がへってたまらくなったところを、でっぷり肥った人間に出あったから、つかまえるなりあっというまに食いつくしてしまった。それからはいつもそうするようになったのだ。(……)」(『太平広記』巻427所収)

  • 前野直彬(まえの・なおあき)=訳 「虎と親友」 前野直彬=編訳 『唐代伝奇集 2』(全2巻) 東洋文庫 16 平凡社 1964/04 所収

(J7) 今 1926
 しかし、虎は言ふ。
『僕は、今は人間ではない。どの顏で君に逢へよう。』
『事の仔細をお話し願へないでせうか。』
 そこで、虎は話し出した。
『まだ人間の皮を被つて呉楚の間にゐた頃の話。或る年國に歸る道で、汝水の大堤に一宿した夜、戸の外に、ふと自分を呼ぶ聲がした。いつか自分は聲に釣られて迷ひ出で、山、谷の間に走り廻つてゐた。知らぬ内に兩手で地に匍つて、歩いてゐた。それからは益ゝ凶猛となつて、力の十倍するのを覺えた。肱、股を見れば生えてゐる毛。その不思議さに堪へなかつた。溪に映る影が虎、と知つた時には、暫くといふものは自分を忘れて仕舞つて居た。だが、どうしても生き物丈はまだ食ふ氣には成れぬ。僕は饑のために死にさうになつた。我慢が出來ないので、山中の鹿、豕、獐、兎に手を出した。が、やがて自分からそれらの姿も消えて仕舞つた。饑ゑ死をしさうに成つて來た。
 或る日の事さ。一人の女が山を越えかけてゐた。こちらは腹ぺこだ。とつおいつ、夢中に歩き廻つてゐたが、たまりかねて、遂に女を掴んで食つて仕舞つた。想像以上に甘かつた。女のかんざし類は今も岩石の附近に落ちてゐる筈だ。
 それからといふものは、冕を戴く者、荷をつけて趨るもの、かち(#原文は太字でなく傍点)、鳥、けものの別なく、食へるものは何でも襲つて、その場に食ひつくした。例に洩れるものはなかつた。(……)』

  • 李景亮=撰 今東光=譯 「人虎傳」 『支那文學大觀 第8巻』 支那文學大觀刊行會 非賣 1926/09(大正15)所収

■児童向け再話? Editions of the story retold for children?

以下の各タイトルは、いずれも未見です。しかし、図書館のオンライン蔵書目録などに出ている内容の記載から察するに、人虎伝の児童向け再話が収録されているのだろうと思います。追ってテキストの現物を見る機会があれば、必要な修正をほどこすつもりです。

(J8) 魚返 1963
   『コオロギになった子—放送童話集
   魚返善雄=著 コスモス文庫 小峰書店 1963 内容: 杜子春.虎になった人 

(J9) 岡本 1955
   『世界の童話
   岡本光弘=著 保育社の小学生全集 12 1955 内容: 虎になった人(李景亮)
 
(J10) 河出書房 1951
   『ちゅうごく童話集
   世界童話全集 第6巻 河出書房 1951
   内容:晋・唐時代 虎になった人(李景亮) 
 
(J11) 塩谷 1947
   『竜 ともだち文庫15
   塩谷賛=著 中央公論社 1947
   内容: 虎(李景亮原作 原書名:人虎伝)


■読み下し文 The Japanized reading of the original text in Chinese

(JZ1) 新釈漢文大系による

虎曰く、我は今人たらず。安(いづ)くんぞ君を見るを得んや、と。傪(さん)は即ち其の事を詰(と)う。虎曰く、我が前身は呉楚に客(かく)たり。去歳(きよさい)方(まさ)に還らんとして、道に汝墳(じよふん)に次(やど)り、忽ち疾(やまひ)に嬰(かか)りて發狂し、山谷(さんこく)の中(うち)に走る。俄にして左右の手を以て地に據(よ)りて歩(ほ)す。是より心の愈々(いよいよ)狠(こん)。力の愈々倍(ばい)せるを覺ゆ。其の肱髀(こうひ)を視るに及びては、則ち釐毛(りまう)の生ぜる有り。又冕衣(べんい)して道に行く者、負ひて奔(はし)る者、翼もて翔(かけ)る者、毳(け)もて馳する者を見れば、則ち得て之を啗(くら)はんと欲す。既に漢陰の南に至り、饑腸(きちやう)の迫る所を以て、一人(いちにん)の腯然(とんぜん)たる其の肌(からだ)に値(あ)ふ。因つて擒(とら)へて以て之を咀(くら)ひ、立ちどころに盡(つく)す。此より率(おほむ)ね以て常と爲す。(『太平広記』巻427所収)
[原文は総ルビですが、ここでは、その一部を省略しました]

  • 李景亮=撰 乾一夫=訳 「人虎傳」 内田泉之助+乾一夫=著 『唐代伝奇』 新釈漢文大系 44 明治書院 1971/09 所収
  • E-text at 『小さな資料室

(JZ2) 國譯漢文大成による

虎曰く我れ人たらず、安んぞ君を見るを得んやと。傪(さん)曰く願(ねがは)くは其事を詳(つまびらか)にせんと。虎曰く我が前身呉楚に客たり。去歳方に還る。道汝墳に次り忽ち疾に嬰りて發狂し、夜戸外に吾が名を呼ぶ者あるを聞く。遂に聲に應じて出で山谷の間を走り、覺えず左右の手を以て地を攫(つか)みて歩す。是れより心愈狠、力愈倍(ま)せるを覺ゆ。其肱髀(ひぢもも)を視るに及びては則ち毛の生ぜるあり。心甚だ之を異とす。既にして溪(たに)に臨みて影を照せば已に虎と成れり。悲慟(ひどう)すること良(やや)久し。然れども尚ほ生物(せいぶつ)を攫みて食ふに忍びず。既に久しく飢ゑて忍ぶべからず。遂に山中の鹿豕獐兎(ろくししやうと)を取りて食に充(あ)つ。又久しくして諸獸(しよじう)皆遠く避けて得る所なし。飢益々甚し。一日婦人あり山下(さんか)より過ぐ。時正に餒(うゑ)迫る。徘徊すること數四、自ら禁ずる能はず。遂に取りて食(くら)ふ。殊に甘美なるを覺ゆ。今其首飾(かんざし)尚ほ巖石(がんせき)の下(もと)に在り。是れより冕(べん)して乘る者、徒(と)して行く者、負ひて趨(はし)る者、翼ありて翔ける者、毳(け)ありて馳する者を見れば、力の及ぶ所悉く擒へて之を阻(そ)し、立ちどころに盡す。率(おほむ)ね以て常となす。
[原文は総ルビですが、ここでは、その一部を省略しました]


■中國語(繁體字)原文 The original text in traditional Chinese

(Zh1) 新釈漢文大系による

虎曰、我今不爲人矣。安得見君乎。傪即詰其事。虎曰、我前身客呉楚。去歳方還、道次汝墳、忽嬰疾發狂、走山谷中。俄以左右手據地而歩。自是覺心愈狠。力愈倍。及視其肱髀、則有釐毛生焉。又見冕衣而行於道者、負而奔者、翼而翔者、毳而馳者、則欲得而啗之。既至漢陰南、以饑腸所迫、値一人腯然其肌。因擒以咀之、立盡。由此率以爲常。(『太平広記』巻427所収)
[返り点は省略しました]

  • 李景亮=撰 乾一夫=訳 「人虎傳」 内田泉之助+乾一夫=著 『唐代伝奇』 新釈漢文大系 44 明治書院 1971/09 所収
  • E-text at 『小さな資料室

(Zh2) 國譯漢文大成による

虎曰。我今不爲人矣。安得見君乎。傪曰。願詳其事。虎曰。我前身客呉楚。去歳方還。道次汝墳。忽嬰疾發狂。夜聞戸外有呼吾名者。遂應聲而出。走山谷間。不覺以左右手攫地而歩。自是覺心愈狠。力愈倍。及視其肱髀則有毛生焉。心甚異之。既而臨溪照影。已成虎矣。悲慟良久。然尚不忍攫生物食也。既久飢不可忍。遂取山中鹿豕獐兎充食。又久諸獸皆遠避無所得。飢益甚。一日有婦人從山下過。時正餒迫。徘徊數四。不能自禁遂取而食。殊覺甘美。今其首飾猶在巖石之下也。自是見冕而乘者。徒而行者。負而趨者。翼而翔者。毳而馳者。力之所及。悉擒而阻之。立盡率以爲常。
[返り点は省略しました]


 Gallery 2 
「山月記」 表紙画像 Cover photos

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 Audio 1 
中島敦「山月記」—ラジオドラマ
Sangetsuki by Atsushi Nakajima. Radio drama in Japanese

ナレーター:出先拓也 袁:小林貴祐 李徴:柏士文(同人舎) 下の引用箇所に相当する部分は 1:28 から始まります。 Uploaded to YouTube by きくドラ on 6 Jun 2014. The segment corresponding to the excerpt below starts at 1:28.


 Audio 2 
中島敦「山月記」—日本語原文オーディオブック 朗読: 江守徹
Sangetsuki by Atsushi Nakajima. Audiobook in Japanese read by Toru Emori

下の引用箇所の朗読は 5:24 から始まります。 Uploaded to YouTube by Card Post on 12 Oct 2013. Reading of the excerpt below starts at 5:24.


 Audio 3 
中島敦「山月記」—日本語原文オーディオブック 朗読: 日高徹郎
Sangetsuki by Atsushi Nakajima. Audiobook in Japanese read by Ted Hidaka

下の引用箇所の朗読は 5:37 から始まります。 Uploaded to YouTube by Ted Hidaka on 11 Sep 2013. Reading of the excerpt below starts at 5:37.


■「山月記」——中島敦による翻案 An adaptation by Atsushi Nakajima

(……)袁傪は、李徴がどうして今の身となるに至つたかを訊ねた。草中の聲は次のやうに語つた。
 今から一年程前、自分が旅に出て汝水のほとりに泊つた夜のこと、一睡してから、ふと眼を覺ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでゐる。聲に應じて外へ出て見ると、聲は闇の中から頻りに自分を招く。覺えず、自分は聲を追うて走り出した。無我夢中で駈けて行く中に、何時しか途は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫(つか)んで走つてゐた。何か身體中に力が充ち滿ちたやうな感じで、輕々と岩石を跳(と)び越えて行つた。氣が付くと、手先や肱のあたりに毛を生じてゐるらしい。少し明るくなつてから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となつてゐた。

  • 中島敦=著 「山月記」
    • 中島敦全集1』 筑摩書房 2001/10 所収
    • E-text at 青空文庫 1997/07, 2005/04 入力:岡島昭浩 校正:小林繁雄
    • 光と風と夢』 筑摩書房 1942/07(昭和17)所収
    • 「文學界」 1942/02 に「文字禍」と共に「古譚」の題で掲載 
  • 初出は d。a の底本には c 収録の本文を用い、d および、若干の書き込みのある、その雑誌切り抜きと校合。引用は a に拠りました。
  • 上掲『新釈漢文大系44』には、乾氏による次のような記述があります:
       中島敦が典拠としたのは『太平広記』の文ではなく、この話に後人が
       附加したとみられる『唐代叢書』系統の文によっている。

■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/11/24 「山月記」の表紙画像を追加しました。
  • 2014/08/29 目次を新設し、つぎの3種類の YouTube 画面を追加しました。
    1. ラジオドラマ: 出先拓也ほか
    2. 日本語原文朗読: 江守徹
    3. 日本語原文朗読: 日高徹郎
  • 2011/06/01 これまで入力できずに「にんべんに參」などといった表記で代用していた一部の字(傪、獐、腯)を、正しい漢字に置き換えました。
  • 2007/12/07 今村与志雄=訳 1988/09 を追加しました。

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■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) Chinese ghost stories

(2) Tang dynasty stories

■和書 Books in Japanese
(1) 唐代伝奇

(2) 国訳漢文大成

■CD

  

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