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Saturday, 05 January 2008

The Adventure of the Hansom Cabs (from The Suicide Club) by Robert Louis Stevenson スティーヴンスン 「二輪馬車の冒険」「辻馬車の冒険」(『新アラビア夜話』 「自殺クラブ」より)

        目次 Table of Contents

 Images  映画と本と写真 Film, Book, and Photo
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 南條+坂本 2007
  (J2) 河田 1989
  (J3) 河田 1975
  (J4) 飯島 1971
  (J5) 平井 1970
  (J6) 村上 1953
  (J7) 村上 1948
  (J8) 西村 1948
  (J9) 佐藤 1934
  (J10) 原田 1933, 2006, etc.
  (J11) 野尻 1928
  (J12) 妹尾 1926, 1998
  (J13) 桃井 1926
  (J14) 飯田 1924
■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian
■ロシア語訳 Translation into Russian
■チェコ語訳 Translation into Czech
■ドイツ語訳 Translation into German
■イタリア語訳 Translation into Italian
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
 Audio 1  英語原書のオーディオブック Audiobook in English
 Audio 2  英語原書のオーディオブック Audiobook in English read by Don W. Jenkins
■英語原文 The original text in English
■著者名の日本語表記 Variations of the author's name in Japanese
■Adaptations 映画/テレビ化作品など
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


 Images 
映画と本と写真 Film, Book, and Photo

a. Game_of_death b. 5110qypgzwl c. 189520robert20louis20ste

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■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 南條+坂本 2007
ブラックンベリー・リッチ中尉は、インド高原地方に於ける局地戦で大いに名を揚げた。敵軍の頭目をその手で捕虜にしたのが彼であり、その武勲はあまねく天下の賞賛をあつめた。サーベルの深い傷と、長引くマラリア熱のためにすっかり憔悴(しょうすい)して故国に戻ると、社交界はひとかどの名士として中尉を迎えるにやぶさかではなかった。しかし、彼は気取らない謙虚な人柄だった。冒険は滅法好きでも、世間の賞賛には関心がなかったので、外国の湯治場やアルジェへ行って、人の噂も七十五日の諺(ことわざ)通り、自分の勲功が忘れられるのを待った。しまいにロンドンへやって来たのは社交の季節がはじまった頃で、もうほとんど人の注目を惹(ひ)くことはなかった。

  • ロバート・ルイス・スティーヴンスン=著 南條竹則(なんじょう・たけのり)+坂本あおい=訳 「二輪馬車の冒険」 『新アラビア夜話』 光文社古典新訳文庫 2007/09

(J2) 河田 1989
ブラクンベリ・リッチ中尉は、インド山岳地方での小競り合いで大きな手柄を立てた。族長を自分の手で虜(とりこ)にしたのは彼であった。その勇敢な行為は、広く世間から賞讃された。彼がひどい刀傷と、長わずらいのマラリア熱のために衰弱して帰国しようとした時、社交界はちょっとした名士として中尉を歓迎するつもりでいた。しかし、彼はまったく気取らない謙虚な性格の人間だった。冒険は心から好きだったが、追従はあまり好まなかった。そこで、勲功についての評判が七十五日を過ぎて忘れられるまで、外国の温泉場やアルジェで日を過ごしていたのであった。そしてようやく、社交季節の初め頃、望んだ通り、あまり人目につかずにロンドンに到着した。

  • ロバート・ルイス・スティーヴンソン=作 河田智雄(かわだ・ともお)=訳 「二輪馬車の冒険」 『自殺クラブ』 福武文庫 1989/03

(J3) 河田 1975
ブラケンベリ・リッチ中尉は、インド山岳地方での小競り合いで大きな手柄を立てた。彼は自らの手で相手の首領をとりこにしたのである。彼の勇敢な行為は、広く世間から賞讃された。そして彼がひどい刀傷を受け、その上マラリア熱で長わずらいして、ついに帰国の途についた時、世間は有名人扱いで中尉を歓迎するつもりでいた。しかし彼は、非常に謙虚な性格の人だった。冒険は好きだったが、人からちやほやされるのを好まなかった。そこで、外国の温泉場やアルジェーに行き、ほとぼりがさめて、世間から名前が忘れられるまで待った。そしてようやく、社交季節(ロンドンの社交季節は五、六月のころである)が始まって間もないある日、望んだ通り、あまり人目につかずにロンドンに到着した。

  • ロバート・ルイス・スティーヴンソン=作 河田智雄=訳 「辻馬車の冒険」 『ねじけジャネット—スティーヴンソン短篇集』 ブックス・メタモルファス 創土社 1975/07/25
  • 創土社とブックス・メタモルファスについて参考になる記事がここに。

(J4) 飯島 1971
 ブラックンベリ・リッチ中尉は、インドのある戦闘で、大きな手がらをたてた。それが、ロンドンの新聞に書きたてられたので、勇敢な中尉の名は、たいへんにゆうめいになった。
 リッチ中尉がひどい傷をおって帰ってくる、と新聞がつたえると、さっそく社交界では、このいさましい軍人を歓迎するしたくをはじめた。
 だが、リッチ中尉は、さわぎたてられたり、ちやほやもてはやされるのが、大きらいだった。そこで、からだがすっかりよくなるまで、外国の保養地ですごすことにした。
 日がたつうちに、世間の人も、しだいにリッチ中尉のことをわすれていった。(……)


(J5) 平井 1970
ブラクンベリ・リッチ中尉は、インドの山岳地帯のちょっとした戦闘で勇名をとどろかした人間であった。独力で族長を捕虜(ほりょ)にした男であった。その勇敢な行為は世上の喝采(かっさい)を博していた。醜い刀傷や、なおりにくいジャングルの熱病のために消耗(しょうこう)しきって帰国したとき、社交界はこの中尉をちょっとした知名の士として喜んで迎えるつもりであった。ところが、彼の性格ときたら、人目につくことを嫌う謙虚な性格であった。冒険こそ彼の心から愛するところのものであったが、お世辞はそのまったく意に介しないところであった。そこで、外国の温泉場やアルジェリアの首都アルジェなどに滞在して、武勲の噂(うわさ)のほとぼりがさめ、人々に忘れられるのを待つことにした。やがて彼は、いわゆる社交季節の始まったころ、かねての希望どおり、だれからも注目されずにそっとロンドンに帰ってきた。


(J6) 村上 1953
ブラックンベリー・リッチ中尉は、インド山岳地方の戦闘の一つで大いに武名を輝かした。敵の酋長を手づから生捕りにしたのも彼で、その武勇はあまねく人々の称讃の的となつた。で、彼がひどい刀傷を受けた上、重い熱病にかかつて、本国に帰還することになつたときには世間はこの中尉を多少とも世に知られた名士として歓迎する準備をととのえたものであつた。だが、元来が非常な謙遜家で、冒険は大好きだが、人から追従されることをあまり好まない中尉は、自分の噂が時とともに薄れて世間から忘れられるようになるまで、外国の温泉場や北アフリカのアルジェーで、わざと時間をつぶして待つていた。そして、できるだけ人目を避けるようにして、社交シーズンのはじまるころ、ようやくロンドンに帰つてきた。

  • R・L・スティーヴンソン=著 村上啓夫(むらかみ・ひろお)=訳 「辻馬車の冒険」 自殺倶樂部 『自殺倶楽部』 サスペンス・ノベル選集 2 日本出版協同株式会社 定価180円 1953/07/05
  • この本は下の村上 1948 を改訳したもの。

(J7) 村上 1948
ブラックンベリー・リッチ中尉は、インド山岳地方の戰闘の一つで大いに武名を輝かした。敵の酋長を手づから生捕りにしたのも彼で、その武勇はあまねく人々の稱讚の的となつた。で、彼がひどい刀傷を受けた上、長い熱病にかゝて、本國に歸還することになつた時には、世間はこの中尉を多少とも世に知られた名士として歡迎する準備をとゝのへたものであつた。だが、彼は元來非常な謙遜家で、冒險は大好きであつたが、人から追從されることはあまり好まなかつた。そこで、彼は自分の武功の噂が時とともに薄れて世間から忘れられるやうになるまで、外國の温泉場や北アフリカのアルジェーでわざと時間をつぶして待つてゐた。そしてできるだけ人目を避けるやうにして、ロンドンの社交シーズンのはじまる頃、たうとうロンドンに歸つて來た。

  • ロバート・ルイス・スティーヴンスン=著 村上啓夫=譯 「辻馬車の冒險」 自殺倶樂部 『新版千一夜物語』 鎌倉書房 定價百廿圓(再版) 1948/09

(J8) 西村 1948
陸軍中尉ブラックンベリー リッチは、印度の山嶽地帶での小戰で大いに武名をあげた。みづから酋長を捕虜にしたのもかれで、その武勇は遍ねく賞讚の的となつた。いたくも刀傷をうけたうへマラリヤ熱の長わづらひでつひに歸還するや、世人は擧つて中尉をかなりの名士として歡迎するつもりであつた。ところが中尉は眞に謙遜だといふ評判の人物で、冒險は好むところであつたが下卑た追從のごときは意に介さず、外國の温泉場や北アフリカのアルヂェールに滯在して人の噂も七十五日が經つのを待つた。できるだけ人目をはばかりて、社交季節(ロンドンの社交季節は五・六・七月——譯註)早々、やうやくロンドンに歸着したのである。


(J9) 佐藤 1934
この訳書には、The Adventure of the Hansom Cabs は収録されていません。『新アラビヤ夜話』全7篇のうち、つぎの3篇だけが収録されています。

  1. 「醫師と旅行鞄の話」
  2. 「帽子箱の話」
  3. 「若い僧侶の話」

「現代人に訴へる「新アラビヤ夜話」の面白みはこの三篇に盡きると言つて差支へなからう」と訳者・佐藤緑葉氏は序文で言い切っておられます。

  • ステイーヴンスン=著 佐藤緑葉(さとう・りょくよう)=譯 『新アラビヤ夜話』 岩波文庫 1934/06(昭和9)

(J10) 原田 1933, 2006, etc.
ブラツクンベリ・リツチ中尉は印度山岳地方の小戰役で武名を轟かした。酋長を自ら捕虜にしたのも彼で、その武勳は廣く賞讃の的となつた。やがてひどい刀創をうけて、長い間マラリヤ病に苦しめられて本國に歸つて來ると、可成りの名士だと云ふので、人人は中尉を歡迎するつもりであつた。所が中尉は眞から謙遜心のある人物で、冒險は好きであるがお追從は氣乘りがしなかつた。それで中尉はアルジエリヤや外國の温泉場で日を送り乍ら、自分の武勳が一時の評判となつて、うはさするものも居なくなる迄待つてゐた。漸く彼は社交季節の初まらぬ頃出來る丈人目をはばかつて、ロンドンに着いた。

  • ステイブンソン=著 原田正雄=訳「辻馬車奇談」
    • 自殺倶楽部』 昭和初期世界名作翻訳全集68 ゆまに書房 2006/02
    • 『自殺倶樂部』 世界名作文庫25 春陽堂 第2版 1936/08(昭和11)
    • 『自殺倶樂部』 春陽堂文庫1024 春陽堂 初版 1933/03(昭和8)
  • a. は b. を原本としたオンデマンド版。引用は a. に拠りました。

(J11) 野尻 1928
ブラックンベリイ・リッチ中尉は、印度の山國(やまぐに)地方の戰(たヽかひ)で大(おほい)に武名を揚げた。酋長を自ら捕虜にしたのも中尉で、この武勇の振舞は廣く賞讚の的になつた。そしてひどい刀傷(かたなきず)を受けた上に、永いことマラリヤ熱に罹つて、遂に故郷(こきやう)に歸るやうになつた時、世間ではこの中尉を可成り有名な人物として歡迎するつもりであつた。ところが、中尉は心からひどく謙遜な性格で、冒險は大好きでも、下卑た追從(つゐしよう)などには碌に注意を向けなかつた。それで自分の殊勳の評判が何時となく消えて忘れられる日を外國の湯治場(たうぢば)やアルゼリヤなどで待つてゐた。やがて中尉は、出來るだけ人目につかぬやうに、社交季節のまだ始まらぬ頃、倫敦に戻つて來た。

  • ロバァト・ルウィス・スティヴンスン=著 野尻清彦=譯 第一話 自殺倶樂部 二輪馬車奇談(本文頁に拠る。目次では「馬車奇談」) 「新アラビヤ夜話」 『世界大衆文學全集18 寶島他三篇』 改造社 1928/05(昭和3)
  • 原文は総ルビですが、ここではその一部を省略しました。

(J12) 妹尾 1926, 1998
ブラクンベリー・リッチ中尉は、印度の山地の戰ひで名譽を輝かした。自ら敵の隊長を生擒(いけどり)したのも彼であつた。總(すべ)ての人が、彼の武勇を賞揚した。そして彼が醜い劍の傷を受け、長い熱病をわづらつた後(のち)に英國へ歸らうとした時は、社會は一個の小英雄として、彼を歡迎しようとした。が、彼は大袈裟な歡迎なぞが嫌ひな質(たち)だつた。冒險は何よりも好きだが、追從(つゐしよう)されるのは何よりも嫌ひだつた。そこで彼は世間の噂が鎭まるのを待つ爲に、數ヶ月の間、外國の避暑地や、アルゼリアなぞで遊び、交際期節が始まる頃の或る日、誰(たれ)にも知らさず、唐突(だしぬけ)にこつそり倫敦へ歸つて來た。

  • スティヴンスン=作 妹尾韶夫(せのお・あきお)=譯 「二輪馬車の冒險」
  • a. は b. の復刻版。初出は b.。引用は a. に拠りました。原文は総ルビですが、ここではその一部を省略しました。

(J13) 桃井 1926
ブラツクベリ・リツチ中尉は印度の小山合戰の一つで抜群の武勳を輝かした。敵の酋長を自ら捕虜にしたのはこの人であつた。彼の武勇は到る所で賞讃された、そして彼が醜い劍の傷を受けて身體を弱らし、熱病のために永く患つた後に故郷に歸つて來た時、社會はこの中尉を多少なりとも光榮ある名士として歡迎しやうと準備をしたのであつた。しかし彼れは氣取らない謙遜の人として著名の人であつた。冒險は彼の愛する所であつたが、人から追從される事は好まなかつた。それで彼は外國の湯治場やアルヂエールあたりに逗留して自分の巧[ママ]名の噂が所謂七十五日の例へに洩れず、何時しか忘れかけて來るのを待つてゐた。彼は出來るだけ人目に付かぬやうにと思つて、倫敦の交際期にはまだ早い時分を見計らつて、倫敦に足を踏入れたのであつた。(……)


(J14) 飯田 1924
ブラツクンベリー・リツチ中尉は印度の小高地戰の一つで大に武勳を輝かした。酋長を自分の手で捕虜にしたのもこの人で、彼れの武勇は到る處で賞揚された。そして彼れが醜い劍傷を受け長びいた熱病の爲めに寢たままで故郷に歸つた時には、世間はこの中尉を多少でも光榮ある名士として歡迎する準備をしたものであつた。併し彼れは飾らない謙遜の士であつた、冒險的な事は好きであつたが、人から追從されるやうな事は好まなかつた。そこで自分の勳功の噂が何時ともなく消えて忘れられるやうになるまで、外國の湯治場やアルヂエールあたりで待つてゐたのであつた。彼れは出來るだけ目に付かぬやうにして、とうとうロンドンのシーズンの始まる頃にロンドンに着いた(……)

  • ステーヴンスン=作(扉に拠る。序文では、ステイヴンスン) 飯田敏雄=譯 「ハムソム馬車の奇談」(本文頁に拠る。目次では「ハンソム馬車の奇談」) 『全譯 新アラビヤ夜話』 日本書院出版部 1924/03(大正13)

■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian

Brackenbury Rich hadnagy nagymértékben kitüntette magát az egyik legutóbbi indiai hegyi háborúban. Önkezével ejtette fogságba a törzsfőnököt; vitézségét mindenütt ünnepelték, s mikor egy csúf kardvágástól s a tartós dzsungelláztól betegen hazatért, a társaság arra készült, hogy a hadnagyot a kisebbfajta hírességeknek kijáró ünnepléssel fogadja. De a hadnagy rendíthetetlen szerénységéről volt nevezetes; szívének kedves volt a kaland, de édeskevéssé szívelhette az ünneplést; így hát külföldi fürdőhelyeken és Algírban várta ki, míg hőstettének kérészéletű híre elhal, és feledésbe merül. Végre, a társasági szezon kezdetén megérkezett Londonba, majdnem olyan észrevétlenül, mint szerette volna; [Omission]

  • A fiákerkaland from Öngyilkosok klubja by Robert Louis Stevenson. Translated by Göncz Árpád
  • E-text at Öngyilkosok klubja - MEK [RTF]

■ロシア語訳 Translation into Russian

Лейтенант Брекенбери  Рич  отличился в  одной  из  бесконечных  военных стычек  в горной Индии,  собственноручно  захватив в  плен  туземного вождя. Храбрость  его  заслужила  повсеместное  признание,  и  если  бы он  вздумал оправляться на родине  от  довольно внушительной сабельной  раны и  затяжной тропической лихорадки, которой его  наградили  джунгли, соотечественники  не преминули бы  увенчать  его  всеми  лаврами, причитающимися  звезде  средней величины.  Однако  лейтенант  обладал  непритворной  скромностью:  он  любил приключения,  а  к почестям  был равнодушен. Переждав в  Алжире и на  водных курортах  Европы  срок,  отпущенный  для  его скоротечной славы,  он  прибыл наконец в Лондон весной, когда сезон еще  едва начался,  и приезд его прошел незамеченным, как он того и хотел.

  • Приключения Извозчичьей Пролетки from Клуб самоубийц by Роберт Льюис Стивенсон. Изд. "Правда", Москва, 1981 г.
  • E-text at Lib.Ru

■チェコ語訳 Translation into Czech

V jedné malé válce v indických horách se velice vyznamenal poruèík Brackenburry Rich. Byl to on, kdo zajal vlastnoruènì náèelníka; to jeho stateènost byla všeobecnì vychvalována. Když se vrátil domù, protože ho sklátila velice ošklivá rána šavlí a vleklá malárie, spoleènost byla ochotna pøivítat poruèíka Riche jako hvìzdu menší magnitudy. Jeho charakter se vyznaèoval upøímnou skromností; dobrodružství sice zùstalo i nadále v jeho srdci, ale o nìjaké oslavování nestál, a tak pobýval v zahranièních lázních a v Alžíru tak dlouho, až úžas nad jeho èiny vyprchal a zaèalo se na nì zapomínat. A tak se koneènì zaèátkem jedné sezóny objevil znovu v Londýnì a nevzbudil už podle svého pøání témìø žádnou pozornost.


■ドイツ語訳 Translation into German

Leutnant Brackenbury Rich hatte in einem der kleineren Kriege im indischen Hügellande mit großer Auszeichnung gefochten. Er hatte persönlich den feindlichen Anführer gefangengenommen, seine Tapferkeit wurde überall zum Himmel erhoben, und als er infolge einer häßlichen Säbelwunde und eines andauernden Dschungelfiebers die Heimreise antrat, war die Gesellschaft bereit, den Offizier als Stern zweiter Größe aufzunehmen. Aber da er wahrhaft bescheiden war, hielt er sich so lange in einem fremden Bade und in Algier auf, bis der Ruf seiner Taten nach nicht viel mehr als einer Woche verblaßt war und der Vergessenheit anheimzufallen anfing. Er traf schließlich im Beginn der Saison in London ein, ohne irgendwie durch Aufmerksamkeiten belästigt zu werden ( . . . )

  • Drittes Kapitel. Das öde Haus from Der Selbstmordklub by Robert Louis Stevenson
  • E-text at Projekt Gutenberg-DE

■イタリア語訳 Translation into Italian

Il tenente Brackenbury Rich si era assai distinto in una delle scaramucce sulle col- line dell’India. Fu lui, con le sue mani, a prendere prigioniero il capo; la sua valentia ricevette il plauso universale; ma, quando poi fece ritorno a casa, prostrato da un brutto fendente di sciabola e dalle insistenti febbri della giungla, la buona società si era preparata ad accogliere il tenente come una celebrità di minore rilievo. Egli aveva tuttavia un carattere ammirevole, modesto senza affettazione; l’avventura gli stava a cuore, ma poco si curava dell’adulazione; e aspettò in stazioni termali straniere e ad Algeri finché la fama delle sue gesta esaurisse i suoi nove giorni di vitalità e cominciasse ad affievolirsi. Infine arrivò a Londra all’apertura della stagione, quasi inosservato come desiderava; ( . . . )


■スペイン語訳 Translation into Spanish

El teniente Brackenbury Rich había destacado en una de las varias guerras que su país había desarrollado en las montañas de la India. En una estas batallas, capturó con sus propias manos al jefe enemigo; se convirtió en un héroe reconocido por todos y, a su regreso a Inglaterra, herido por un grave sablazo y enfermo por una fiebre tropical, la sociedad entera se disponía a recibirle como a una celebridad. No obstante, el teniente era de natural sinceramente modesto; el amor a la aventura corría por sus venas y desdeñaba los halagos yla adulación. Por ese motivo pasó unas tempo-radas en algunos balnearios extranjeros y en Argel, aguardando a que la fama de sus triunfos se desvaneciera en su breve florecimiento y se olvidara. Llegó por fin a Londres, a comienzos de la temporada, y tan inadvertido como podía desear.


■フランス語訳 Translation into French

Le lieutenant Brackenbury Rich s'était singulièrement distingué aux Indes, dans une guerre de montagnes; il avait, de sa propre main, fait un chef prisonnier. Sa bravoure était universellement reconnue; aussi, quand, affaibli par un affreux coup de sabre et par la fièvre des jungles, il revint en Angleterre, la société se montra-t-elle disposée à le fêter comme une célébrité au moins de second ordre. Mais la marque distinctive du caractère de Brackenbury Rich était une sincère modestie; si les aventures lui étaient chères, il se souciait fort peu des compliments; il alla donc attendre tantôt sur le continent, dans des villes d'eaux, tantôt à Alger, que le bruit de ses exploits se fût éteint. L'oubli vient toujours vite en pareil cas et, dès le commencement de la saison, un homme sage put rentrer à Londres incognito.

  • L'Aventure des cabs. Le Club du Suicide. Les Nouvelles mille et une nuits by Robert-Louis Stevenson
  • E-text at:

 Audio 1 
英語原文のオーディオブック(朗読) Audiobook in English

Uploaded to YouTube by audiobooks 6 on 22 Nov 2014


 Audio 2 
英語原書のオーディオブック(朗読) Audiobook in English read by Don W. Jenkins

下の引用箇所の朗読は 1:59:18 から始まります。 Uploaded to YouTube by Free Audio Books and Recordings on 17 Sep 2014. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 1:59:18.


■英語原文 The original text in English

Lieutenant Brackenbury Rich had greatly distinguished himself in one of the lesser Indian hill wars.  He it was who took the chieftain prisoner with his own hand; his gallantry was universally applauded; and when he came home, prostrated by an ugly sabre cut and a protracted jungle fever, society was prepared to welcome the Lieutenant as a celebrity of minor lustre.  But his was a character remarkable for unaffected modesty; adventure was dear to his heart, but he cared little for adulation; and he waited at foreign watering-places and in Algiers until the fame of his exploits had run through its nine days' vitality and begun to be forgotten.  He arrived in London at last, in the early season, with as little observation as he could desire [Omission]

  • The Adventure of the Hansom Cabs. The Suicide Club. New Arabian Nights (1882) by Robert Louis Stevenson
  • E-text at:

■著者名の日本語表記の異同
 Transliteration variations (or inconsistency) of the author's name
 in Japanese

   ステーヴンスン  飯田 1924(扉)
   スティーヴンスン 南條+坂本 2007
   スティーヴンスン 村上 1947
   スティーヴンソン 河田 1989
   スティーヴンソン 村上 1953
   スティブンソン  飯島 1971
   スティヴンスン  野尻 1928
   スティヴンスン  妹尾 1926, 1998
   スティヴンソン  平井 1970
   スティヴンソン  西村 1948
   ステイーヴンスン 佐藤 1934
   ステイブンソン  原田 1933, 2006, etc.
   ステイヴンスン  桃井 1926 飯田 1924(序文)


■映画/テレビ化作品など Adaptations


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/11/29 もう1種類の英語原文オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2014/06/02 河田智雄=訳 1975/07/25 と英語原文オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2013/08/16 村上啓夫=訳 1953/07/05 を追加しました。
  • 2013/05/16 目次を新設し、桃井津根雄=譯 1926/07/27 を追加しました。
  • 2013/01/27 ハンガリー語訳を追加しました。
  • 2012/08/27 ロシア語訳、チェコ語訳、ドイツ語訳、イタリア語訳、およびスペイン語訳を追加しました。
  • 2008/03/11 原田正雄=訳 2006/02 を追加しました。
  • 2008/01/24 飯島淳秀=訳 1971/10 を追加しました。
  • 2008/01/23 村上啓夫=譯 1947/12 を追加しました。

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