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Monday, 02 June 2008

The Gorbachev Factor by Archie Brown アーチー・ブラウン 『ゴルバチョフ・ファクター』

■表紙画像、肖像写真、その他 Book covers, portraits, etc.

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a. Ja_the_gorbachev_factor b. En_the_gorbachev_factor c. Archie_brown_seven_years

d. Gorbachev_reagan_bush e. Ikeda_and_gorbachev f. Prof_archie_brown


■日本語訳 Translation into Japanese

   ゴルバチョフ評価の変遷

ミハイル・ゴルバチョフについてはこれまで随分たくさんのことが書かれてきた。流行の最先端を行くゴルバチョフ観は、ゴルバチョフ指導部とソ連そのものが終焉を迎えるまでに三つの段階を経た。

まず、第一段階。最初の約二年、すなわち1985年から少なくとも1986年の末まで、西側では通例として、次のような見方をしていた。「ゴルバチョフがもたらしたのはスタイルの変化である。ゴルバチョフは、よしんば改革者であるとしてもテクノクラート型の改革者である。ソ連の政治、経済体制や外交政策が根底から一変するなどということはまったく期待できない」(略)

次に、第二段階。比較的頭の柔軟な西側の識者のうち大半の人々は、1987年までに、ソ連共産党指導部の内部において重要な事態が起こっているのを見抜いた。(略)

こうして、ソ連では1989年の夏および秋から、そして西側では1990年はじめから雰囲気が変化し、ゴルバチョフ評価の第三段階がはじまった。(略)退陣の二年前には、ゴルバチョフのソ連国内での人気は国外での人気を下回るようになった。

  • アーチー・ブラウン=著 小泉直美(こいずみ・なおみ)+角田安正(つのだ・やすまさ)=訳 木村汎(きむら・ひろし)=解説 『ゴルバチョフ・ファクター』 藤原書店 2008/03
  • 引用文中の西暦年の漢数字を算用数字に置き換えました。

■英語原文 The original text in English

  Changing Evaluations of Gorbachev

A remarkable amount has already been written about Mikhail Gorbachev and the fashionable view of him had already gone through three phases before his leadership and the Soviet Union itself came to an end.

During the first two years or so -- from 1985 until at least the end of 1986 -- the conventional wisdom in the West was that Gorbachev had introduced a change of style and that, in so far as he was a reformer, he was one of a technocratic type. No far-reaching changes in the Soviet political and economic system or in Soviet foreign policy could be expected. (....)

By 1987 most Western observers with reasonably open minds (...) could discern important developments taking place inside the leadership of the Soviet Communist Party. (....)

Thus, from the summer and autumn of 1989 in the Soviet Union and from early 1990 in the West the mood changed and a third stage of evaluation of Gorbachev was reached. (...) Yet, depite Gorbachev's greater popularity abroad than at home by the time he reached his last two years in office (...)


■ゴルバチョフの著書の邦訳
 Books by Mikhail Gorbachev translated into Japanese


■外部リンク External links


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Comments

書き出しの訳が酷いですね。単語に捕われていて、日本語になっていないし、意味不明だな。

拙訳:

ミハイル・ゴルバチョフについてはこれまで非常に多くの評価がなされてきた。最先端のゴルバチョフ観は、「ゴルバチョフ指導部とソビエト連邦そのものが終焉を迎えるまでに、彼に対する西側の見方が、三つの段階を経てきた」というものである。

Posted by: 伊藤 龍樹 | Thursday, 05 June 2008 08:40 pm

第1文の訳は、たしかに伊藤 龍樹さんの訳のほうが日本語らしくて良いと思います。けれども、第2文の方:

>最先端のゴルバチョフ観は、「ゴルバチョフ指導部とソビエト連邦そのものが終焉を迎えるまでに、彼に対する西側の見方が、三つの段階を経てきた」というものである。

——では、「最先端のゴルバチョフ観は、◯◯◯◯というものである」というご理解で、主述の捉え方が訳書のそれとは異なります。

the fashionable view of him had already gone through (...)

という構文を、そのように理解するには、ちょっと無理があるような気がするのですが。私なりの理解にもとづいて、この部分をパラフレーズすると、つぎのようになります。やや説明的で冗漫ですが:

主流のゴルバチョフ観は、時代により変転を経てきている。ゴルバチョフ政権およびソ連の国家そのものが終焉を迎えるまでに、すでに三つの見解が入れ替わり立ち替わり現われている。

Posted by: tomoki y. | Thursday, 05 June 2008 09:11 pm

おお、素晴らしい訳です。敬服いたします。

Posted by: 伊藤 龍樹 | Friday, 06 June 2008 04:33 am

いいえ、お恥ずかしい。

Posted by: tomoki y. | Friday, 06 June 2008 11:46 am

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