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July 2008

Monday, 21 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (4) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』 (4)

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[SF小説] ブログ村キーワード

■表紙写真など Cover photos, etc.

[ja] タイムマシン 偕成社文庫 (1998)
[tr] Zaman Makinesi İthaki Yayınları (2000) トルコ語版
[es] La máquina del tiempo Ancora (1986) スペイン語版
[fr] La Machine à explorer le temps Gallimard (1997) フランス語版
[de] Die Zeitmaschine 4 Audio-CDs, Hörbuchproduktionen (2000) ドイツ語版オーディオブック
DC The time machine, a computer graphics image by Danny Cardle. Image source: The Time Machine Project

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ja Ja_time_machine tr Tr_zaman_makinesi es Es_la_maquina_del_tiempo_2

fr Fr_la_machine_a_explorer de De_die_zeitmaschine DC Time_machine
 
 
■はじめに Introduction
 
物語の最終章。ウェルズの文明観が、色濃くにじみ出ている。この小説が世に出てから、すでに1世紀以上が経つ。いま、わたしたちは未来をどう見るべきだろうか。
 
 
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

我知道[略]他对人类的进步持悲观态度,并且把越积越高的文明看作是愚蠢的堆积,认为它最终必将倒下来压住它的创造者,把他们彻底毁灭。如果真是这样,我们还得若无其事地活下去。但对我来说,未来仍然是黑越越的,苍茫的,是一个巨大的未知数,只有偶然的几处被他那难忘故事所照亮。

   《时间机器》 赫伯特·乔治·威尔斯 著
   E-text at 语文备课大师


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 池 2012
タイム・トラヴェラーは常々、人類の進歩にあくまでも悲観的だった。(……)肥大する文明の蓄積は、必ずや逆転して、ついには生みの親である人類を滅ぼす愚かしい増殖でしかないというのが持論だった。だとしたら、われわれはせめてのことに、そうはならないように祈るしかない。しかしながら、私にとって未来は今なお遠見のきかない不案内な領域である。タイム・トラヴェラーの土産話の記憶が極く稀に微かな光を点すばかりの大いなる暗闇である。

 

(2) tomoki y. 2008
彼は人類の進歩について悲観的だった――文明の築いた城など、たんなるバカの山。いつかは、それを造った当人たちの上に崩れ落ちてきて、彼らを滅ぼしてしまう。どうあがいたとしても。だとすると、人類の生きる道は、ただひとつ。崩れ落ちなどしないと自分たちをだましていくしかないのさ――と。しかし、わたしから見れば、未来はあいかわらず暗くて空っぽ。茫漠たる無知蒙昧(もうまい)だ。わずかに数か所だけ、気まぐれに照らし出されている。その明かりをともすのは追憶だ。彼のかたった物語の追憶が、照らし出しているのである。

 

(3) 山形 2003
かれは、人類の進歩についてきわめて暗い考えを持っていたことをわたしは知っている(……)。そしてかれは、山積する文明の中に、いずれ結局はその創造者たちの上に崩れ落ち、破壊することになってしまう、愚かしい山しか見ていなかった。もしそうであるなら、われわれとしては自分がそうした存在ではないかのごとくに生き続けることができるだけだ。だがわたしにとって、未来は未だに暗く白紙のままだ――広大な無知の領域であり、かれの物語の記憶によって、ほんの数カ所あちこちが照らされているだけだ。

 

(4) 金原 2000
TTは、人類の進歩については明るい見通しを持っていなかった。おそらく文明は進み、どんどん蓄積されていくだろうが、結局それは、その作り手である人間の上にくずれ落ちてきて、すべてを押しつぶしてしまうだろうと考えていた。もしそうなら、われわれは知らん顔をして生きていくだけだ。しかしわたしにとって、未来はまだ空白のままでなにもみえない。いってみれば未知の宇宙であり、TTの話が照らし出してくれたのは、そのうちのほんの一部にすぎない。

 

(5) 雨沢 1998
タイムトラベラーは人類が進歩するとは思っていなかった。文明が発達すれば、人間のおろかさもつみかさなっていく。そうなれば、かならず反動がおこり、文明のつくり手をほろぼすことになる。もしも、そのとおりになるならば、わたしたちは、そんなことはあるはずがないとごまかしながら生きるしかない。でも、わたしにいわせれば、未来はやはり黒くてからっぽの世界なのだ――彼の話でわずかに光がさしたものの、はてしない空白がひろがっているような気がする。

 

(6) 眉村 1997
彼は、人類の進歩を、悲観的にしか見ていなかった。文明が進むというのはばかげたことにすぎず、やがてはそれを作った者たちの上にくずれ落ち、作った者たちを押しつぶす――というのが、彼の考えだったのだ。もしもそうだとすれば、私たちはそのことに気づかぬふりをして生きていくしかないだろう。ま、彼にとってはそうでも、私にとっては未来は、まだ、闇であり空白であり、広大な未知の世界なのである。そのほんの二、三か所は、彼の話の記憶で照らされているけれども……それ以外はすべて未知、としなければならない。

 

(7) 橋本 1991
彼に言わせれば、人類の進歩 などはたいしたものではなかった。文明の増大は愚かさの増大にすぎず、やがて反動的に人類を破滅させるだろうと彼は言うのだ。そうだとすれば、私たちは そうでない ふりをして生きて行くしかない。だが私にとって未来はあいかわらず暗黒であり空白である――つまり彼の話の記憶によって、断片的に照らしだされているだけの、広大無辺の未知の世界である。

 

(8) 瀬尾 1976
タイム・トラベラーが、『人類の進歩』などということについては極めて悲観的で、文明の増大は、愚かさの増大にすぎず、やがてははね返って来て、人類を破滅させるだろう、と考えていたことは私もよく承知している(……)。そのように、文明というものがやがては破滅するのなら、われわれは、あたかもそうでないかのように生きてゆくより仕方がない。しかし、私にとっては、未来は暗闇であり、空白だ――つまり、タイム・トラベラーの話の記憶の光で、二、三箇所が照し出されているにすぎない、巨大な未知の世界なのだ。

 

(9) 塩谷 1972, 1979, etc.
かれは人類の進歩については、悲観的な見方をしていた。文明がすすむということは、ばかげたことで、それはいまにくずれおちて、それをつくった者たちを押しつぶしてしまうだろうと考えていたのだ。たといそうだとしても、わたしたちは、そんなことはないようなふりをして、生きていくよりしかたがない。わたしにとって、未来は黒い未知の世界である。かれの話から、ほんのすこしわかっただけの、広大な未知の世界なのだ。

 

(10) 石川 1966, 2002
彼は人類の進歩を悲観的にしか考えていなかった。そして、文明の蓄積は、愚かな建造物にすぎず、いつかは崩壊して、その建造者を退廃せしめずにはおかないものだと言っていた。もしそうなら、僕らは、それに気づかないふりをして生きていくより他はない。だが、僕はそうは考えない、人類の未来はまだまだ暗黒であり、空白だと思う――つまり、広大な未知の世界だと思う。タイム・トラヴェラーの思い出話が僕らに教える点はほんの二、三の思いつきの面にしかすぎない。

 

(11) 阿部 1965
彼は人類の進歩を悲観的にしか考えていなかった。人類の文化の蓄積はばかげた建築物にすぎず、ついにはその建築者たち自身に崩れかかって、彼らを破壊してしまうことは避けられないというのだ。もし人類がそういう運命にあるなら、われわれとしては、それに気づかないふりをして生きていくしかないわけだ。だが、わたしにとって未来はまだ暗黒であり空白である――つまり、広大無辺な未知の世界であり、ほんの二、三個所が彼の話の記憶で照らされているにすぎない。

 

(12) 宇野 1962, 1978
彼は人類の前途に、暗澹たるものを見ていた。文明の進歩とは愚かさの集積であり、不可避的に崩壊し、いずれはその創造者を滅ぼさずにはおかぬという。もしそれが事実とすれば、ぼくたちの生きる道は、そうでないような顔をしてすごすだけである。しかし、ぼくは未来を、空白の世界とみる――それは広大な未知の世界。時間航行家(タイム・トラベラー)の物語の記憶も、わずかにそのところどころを照らし出しているだけで、なんら決定的な資料とはならなかった。

 

■ロシア語訳 Translation into Russian

Развивающаяся цивилизация представлялась ему в виде беспорядочного нагромождения материала, который в конце концов должен обрушиться и задавить строителей. Но если это и так, все же нам ничего не остается, как продолжать жить. Для меня будущее неведомо, полно загадок и только кое-где освещено его удивительным рассказом.

   Герберт Уэллс. Машина времени
   E-text at Lib.Ru


■英語原文の朗読 Videobook presented by CCProse

下に引用する箇所は 13:43 あたりから始まります。 Excerpt below starts around 13:43.


■英語原文 The original text in English

He, I know ( . . . ) thought but cheerlessly of the Advancement of Mankind, and saw in the growing pile of civilization only a foolish heaping that must inevitably fall back upon and destroy its makers in the end. If that is so, it remains for us to live as though it were not so. But to me the future is still black and blank--is a vast ignorance, lit at a few casual places by the memory of his story.

   The Time Machine (1895) by H. G. Wells

   Recent editions include:
   * The Time Machine, Phoenix Pick, 2008/06
   * The Time Machine, Penguin Classics, 2006/08
   * The Time Machine, Signet Classics, 2002/10

   E-text at:
   * Project Gutenberg Australia
   * PublicLiterature.Org
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide
   * 4Literature.net
   * Fourmilab.ch
 
 
■訳語の異同 Variations of translation

 A) the growing pile of civilization only a foolish heaping
   肥大する文明の蓄積は(……)愚かしい増殖 池 2012
   山積する文明の中に(……)愚かしい山   山形 2003
   人類の文化の蓄積はばかげた建築物     阿部 1970
   文明がすすむということは、ばかげたこと  塩谷 1972, 1979, etc.
   文明が進むというのはばかげたこと     眉村 1997
   文明が発達すれば、人間のおろかさもつみかさなって 雨沢 1998
   文明の進歩とは愚かさの集積        宇野 1962, 1978
   文明の増大は、愚かさの増大        瀬尾 1976
   文明の増大は愚かさの増大         橋本 1991
   文明の築いた城など、たんなるバカの山   tomoki y. 2008
   文明の蓄積は、愚かな建造物        石川 1966, 2002
   文明は進み、どんどん蓄積され       金原 2000

 
 B) a vast ignorance
   はてしない空白     雨沢 1998
   不案内な領域      池 2012
   巨大な未知の世界    瀬尾 1976
   広大な未知の世界    眉村 1997
      〃        塩谷 1972, 1979, etc.
      〃        石川 1966, 2002
      〃        宇野 1962, 1978
   広大な無知の領域    山形 2003
   広大無辺な未知の世界  阿部 1965
   広大無辺の未知の世界  橋本 1991
   未知の宇宙       金原 2000
   茫漠たる無知蒙昧    tomoki y. 2008

 
 
■外部リンク External links

 [en] English
   * List of H.G. Wells works currently in print
    in the United Kingdom and abroad (updated through February 2005)
    by The H.G. Wells Society (UK)
   * The Time Machine - Wikipedia
   * Time Machine Project by Don & Mary Coleman
    1960年版映画『タイムマシン/80万年後の世界へ』のためのトリビュート・
    サイト。画像満載。
   * The Time Machine - Wikiquote
   * The H.G. Wells Society

 [ja] 日本語
   * ハーバート・ジョージ・ウェルズ - Wikipedia (1866-1946)
   * H・G・ウェルズ - 翻訳作品集成
   * H・G・ウェルズ - MISDAS ミスダス
   * H・G・ウェルズ - PIPITTO (BiblioStyle)
 
 
■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 池 2012
   ウェルズ=作 池央耿(いけ・ひろあき)=訳
   『タイムマシン』 光文社古典新訳文庫 2012/04/20
 
(2) tomoki y. 2008
   H・G・ウェルズ=作 Tomoki Yamabayashi=訳
   tomokilog - うただひかるまだがすかる 2008/07/21
   このブログ記事のために訳した拙訳。部分訳。
 
(3) 山形 2003
   ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
   『タイムマシン』 プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003
 
(4) 金原 2000
   H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
   『タイムマシン』 岩波少年文庫 2000/11
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(5) 雨沢 1998
   H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
   『タイムマシン』 偕成社文庫 1998/07
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(6) 眉村 1997
   H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
   『タイムマシン』 痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11 
   原文は総ルビですが、上掲引用文中では、これを省略しました。
 
(7) 橋本 1991
   H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
   『タイム・マシン 他九篇』 岩波文庫 1991/05
   引用文中の太字箇所は、原文では太字でなく傍点です。
   原書:
   The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.
 
(8) 瀬尾 1976
   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「タイム・マシーン」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』 講談社 1976/03 所収
 
(9) 塩谷 1972, 1979, etc.
   H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   a. タイムマシン』 今井修司=さし絵 SF名作コレクション2 岩崎書店 2005/10
   b.タイムマシン』 SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
   c.タイムマシン』 岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
     岩崎書店 1979/10
   d.タイム・マシン』 岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
   a. の底本は d.。引用は a. に拠りました。
 
(10) 石川 1966, 2002
   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
   a.タイムマシン』 角川文庫 2002/06
   b.タイム・マシン 他六篇』 角川文庫 1966/12
   a.b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は a. に拠りました。
 
(11) 阿部 1965
   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』創元SF文庫 1965/12
   詳細は ここ
 
(12) 宇野 1962, 1978
   a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
   b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳
     早川書房編集部=編 『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は a. に拠りました。
 
 
■更新履歴 Change log

2012/07/07 池央耿=訳 2012/04/20 を追加しました。
2011/11/21 英語原文の朗読の YouTube 動画を追加しました。
2011/04/01 中国語訳(簡体字)を追加しました。
2011/02/14 ロシア語訳を追加しました。
2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。


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Monday, 14 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (3) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』『タイム・マシーン』 (3)

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[SF小説] ブログ村キーワード

■Cover photos

[pt] A Máquina do tempo. Nova Alexandria (1994).  ポルトガル語版
[es] La Máquina del Tiempo. Alianza Editorial (2007).
  Image source: tienda.cyberdark.net スペイン語版
[fr] La Machine à explorer le temps. Gallimard (1975) フランス語版
[de] Die Zeitmaschine. Distribooks (2002) ドイツ語版
[nl] De Tijdmachine. Het Spectrum (1993) オランダ語版
[en] The Time Machine. Penguin Longman Penguin Readers (2008)

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■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

恐怕我无法表达时间旅行中的种种奇怪感受。那是极其令人难受的,就像人们在环滑车上——只得听天由命,一直朝前冲!我也有那种自己马上就要粉身碎骨的预感。

   《时间机器》 赫伯特·乔治·威尔斯 著
   E-text at 语文备课大师


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 山形 2003
時間旅行の奇妙な感覚は、どうもお伝えしようがありません。とんでもなく不快なものです。スイッチバックの鉄道にのった時とまさに同じ感覚があります―― どうしようもない真っ逆さまな移動の感覚です! やがて衝突するという、同じ恐ろしい予想も感じました。


(2) 金原 2000
時間旅行の、あの独特の感覚をどう表現したらいいんだろう。とにかく気持ちが悪くてしょうがないんだ。すさまじい速さでまっさかさまに落ちていくような感じ、すぐにも地面に衝突しそうな恐怖感があった。


(3) 雨沢 1998
時間旅行の、あのなんともいえない気持ち悪さは、とにかくひどいものだった。ジェットコースターにのって、まっさかさまに下(くだ)っていくときのようだよ! なにかにぶつかって、こなごなになるんじゃないかと、おそろしくてたまらなかった。


(4) 眉村 1997
この、時間旅行における奇妙な感じを、ことばにするのはむずかしい。それはひどくいやなものだ。ローラーコースターに乗って、全速で頭からつっこんでいく感覚——とでもいえばいいのだろうか。同時に、つぎの瞬間にはなにかに衝突してくだけ散るのではないか、との恐怖もあった。


(5) 橋本 1991
時間飛行の際の独特な不快感を説明するのはむずかしい。ローラー・コースターにのって猛烈なスピードで突進するときのような気分だった。同時に衝突するのではないかという恐ろしい不安感がつきまとった。


(6) 新庄 1978, etc.
残念ながら、時間旅行の独特な感覚を充分にお伝えできないと思う。すこぶる不愉快なものだね。ちょうどローラーコースターに乗ったときのような——頭から真っ逆さまに落ち込んでいくような、どうしようもない脱力感だ! それと同時に、いまにも墜落してしまうのじゃないかという恐怖感に襲われた。


(7) 瀬尾 1976
残念ながら、時間航行の奇妙な感じはうまくお伝えすることはできない。非常に不愉快な感じです。猛烈な突進を前後にくり返す時のような感じです。また同じように、今にも物に衝突するんではないかという不安も感じました。


(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
時間旅行をするときのあのみょうな感じをうまくいいあらわすことはできない。ひどくいやな感じだ。ジェット・コースターにのって、頭からつっこんでいくときの感じにそっくりだ。ぼくはいまにもなにかにしょうとつして、こっぱみじんになるんじゃないかと、はらはらしっぱなしだった。


(9) 石川 1966, 2002
残念ながら、時間航行の奇妙な感覚はとうてい言葉では伝えられない。きわめて不愉快な感覚だ。まさに、ジェット・コースターに乗ったような感じ——手も足も出せないで、まっしぐらにとんでいく、あれだ。いまにも何かに衝突して、粉々になるのではないかという、恐ろしい予感もした。


(10) 阿部 1965
残念ながら、時間航行の奇妙な感覚は、言葉で表現できない。はなはだ不愉快なものだ。ちょうどスイッチバック(遊園地などにある子供の遊び道具で、波形にうねったレールの上を、惰性で上ったり下ったりしていくもの)に乗ったような感じだ——手も足も出ないで、まっしぐらにすっとんでいくのだ! いまにも何かにぶつかって、粉々になるのではないかというような恐ろしさもあった。


(11) 宇野 1962, 1978
時間航行の異様な感覚を説明するには、遺憾ながら適当な言葉を知らない。とにかくそれは、最高に不愉快なものだった。むりにいえば、ジェット・コースターに乗った感じ——まっさかさまに急降下していく気持。ぼくはそれとおなじ不安を味わった。はてしない暗黒な穴に、いつ粉微塵に粉砕するかわからぬままに、墜落して行く恐怖であった。


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Receio não me ser possível exprimir em palavras as singulares sensações de uma viagem pelo Tempo. Posso garantir que são extremamente desagradáveis. É como se estivéssemos numa montanha-russa, caindo desamparadamente de cabeça para baixo! Experimentava, também, a mesma horrível sensação antecipada de um choque iminente, esmagador.

   A Máquina do Tempo by H. G. Wells
   E-text at Scribd


■英語原文 The original text in English

I am afraid I cannot convey the peculiar sensations of time travelling. They are excessively unpleasant. There is a feeling exactly like that one has upon a switchback-- of a helpless headlong motion! I felt the same horrible anticipation, too, of an imminent smash.

   The Time Machine (1895) by H. G. Wells

   Recent editions include:
   * The Time Machine, Phoenix Pick, 2008/06
   * The Time Machine, Penguin Classics, 2006/08
   * The Time Machine, Signet Classics, 2002/10

   E-text at:
   * Project Gutenberg Australia
   * PublicLiterature.Org
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide
   * 4Literature.net
   * Fourmilab.ch


■訳語の異同 Variations of translation

 A) time travelling
   時間航行  瀬尾 1976
    〃    石川 1966, 2002
    〃    阿部 1965
    〃    宇野 1962, 1978
   時間飛行  橋本 1980, 1990, etc.
   時間旅行  山形 2003
    〃    金原 2000
    〃    雨沢 1998
    〃    眉村 1997
    〃    新庄 1978, etc.
    〃    塩谷 1972, 1979, etc.


 B) a feeling exactly like that one has upon a switchback--
 of a helpless headlong motion
   すさまじい速さでまっさかさまに落ちていくような     金原 2000
   ジェットコースターにのって、まっさかさまに(……)   雨沢 1998
   ジェット・コースターにのって、頭からつっこんで(……) 塩谷 1972, 1979, etc.
   ジェット・コースターに乗ったような           石川 1966, 2002
   ジェット・コースターに乗った感じ            宇野 1962, 1978
   スイッチバックに乗ったような              阿部 1965
   スイッチバックの鉄道にのった時とまさに同じ感覚     山形 2003
   ローラーコースターに乗ったときのような——頭から(……)新庄 1978, etc.
   ローラーコースターに乗って、全速で頭から(……)    眉村 1997
   ローラー・コースターにのって猛烈なスピードで(……)  橋本 1991
   猛烈な突進を前後にくり返す時のような          瀬尾 1976


■外部リンク External links

 [en] English
   * List of H.G. Wells works currently in print
    in the United Kingdom and abroad (updated through February 2005)
    by The H.G. Wells Society (UK)
   * The Time Machine - Wikipedia
   * Spacetime - Wikipedia
   * The Time Machine - Wikiquote
   * The H.G. Wells Society

 [ja] 日本語
   * ハーバート・ジョージ・ウェルズ - Wikipedia (1866-1946)
   * H・G・ウェルズ - 翻訳作品集成
   * H・G・ウェルズ - MISDAS ミスダス
   * H・G・ウェルズ - PIPITTO (BiblioStyle)


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 山形 2003
   ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
   『タイムマシン』プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003

(2) 金原 2000
   H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
   『タイムマシン』岩波少年文庫 2000/11
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。

(3) 雨沢 1998
   H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
   『タイムマシン』偕成社文庫 1998/07
   上掲引用文中では、ルビの一部を省略しました。

(4) 眉村 1997
   H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
   『タイムマシン』痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11 
   原文は総ルビですが、上掲引用文中では、これを省略しました。

(5) 橋本 1991
   H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
   『タイム・マシン 他九篇』岩波文庫 1991/05
   原書:
   The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.

(6) 新庄 1978, etc.
   H・G・ウェルズ=著 新庄哲夫=訳「タイム・マシン」
   a.タイム・マシン』グーテンベルク21 電子テキスト
   b. 五木寛之〔ほか〕=編『世界文学全集47 世界SF傑作集
     学習研究社 1978/11/01 所収
   引用は b. に拠りました。

(7) 瀬尾 1976
   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「タイム・マシーン」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』講談社 1976/03 所収

(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
   H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   a.タイムマシン』今井修司=さし絵 SF名作コレクション2 岩崎書店 2005/10
   b.タイムマシン』SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
   c.タイムマシン』岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
     岩崎書店 1979/10
   d.タイム・マシン』岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
   a. の底本は d.。引用は a. に拠りました。

(9) 石川 1966, 2002
   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
   a.タイムマシン』角川文庫 2002/06
   b.タイム・マシン 他六篇』角川文庫 1966/12
   a.b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は a. に拠りました。

(10) 阿部 1965
   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』創元SF文庫 1965/12
   詳細は ここ

(11) 宇野 1962, 1978
   a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
   b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳
     早川書房編集部=編『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は a. に拠りました。


■更新履歴 Change log

2012/04/16 新庄哲夫=訳 1978/11/01 を追加しました。
2011/04/01 中国語訳(簡体字)を追加しました。
2011/02/14 ポルトガル語訳を追加しました。
2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。


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Saturday, 12 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (2) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』『タイム・マシーン』 (2)

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« 1 タイムマシン 3 4 »

[英語翻訳] ブログ村キーワード

■映画『タイムマシン』 (2002) The 2002 film adaptation of the novel

[zh] 時光機器 Image source: Yahoo!奇摩電影 繁體字中國語(香港)
[ko] 타임머신 Image source: Time Warp 韓国語
[ja] タイムマシン 角川文庫 (2002) 映画タイアップ版 日本語
[vi] Cỗ Máy Thời Gian Image source: Xem Phim ベトナム語
[th] เดอะ ไทม์ แมชชิน กระสวยแซงเวลา Image source: SiamVillage タイ語
[tr] Zaman tüneli. Image source: Film indir トルコ語
[he] מכונת הזמן Image source: SubsCenter.org ヘブライ語(イスラエル)
[ru] Машина Времени. Image source: DataCD ロシア語
[bg] Машината на времето. Image source: kino.dir.bg ブルガリア語
[uk] Машина Часу Image source: Машина Часу Гуртом ウクライナ語
[hu] Az időgép. Image source: DIVIDO.hu ハンガリー語
[pl] Wehikuł czasu Image source: Empik.com ポーランド語
[cz] Stroj času. Image source: SMS.cz チェコ語
[sl] Časovni stroj. . Image source: MoviePosterDB.com スロベニア語
[fi] Aikakone Image source: Divari Kangas フィンランド語
[pt] A Máquina do Tempo. Image source: Explosão Filmes ポルトガル語(ブラジル)
[es] La Máquina del Tiempo. Image source: Biblioteca Sedice スペイン語
[fr] La Machine à explorer le temps. Image source: AlloCiné フランス語
[en] The Time Machine 英語

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zh Zh_trad_ ko Ko__the_time_machine ja Ja_time_machine

vi Vi_the_time_machine_co_may_thoi_gia th Th_the_time_machine tr Tr_zaman_tuneli

he He_2987_1298482830_59_the_time_mach ru Ru_time_machine bg Bg___pos161

uk Uk_ hu Hu_az_idogep pl Pl_wehikul_czasu

cz Cz_stroj_casu sl Sl_casovni_stroj fi Fi_aikakone_35442

pt Pt_a_maquina_do_tempo_dvd es Es_maquina_del_tiempo fr Fr_la_machine

en En_2002_the_time_machine


■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

但是,时间游客不仅仅是有几分异想天开,而且我们都不相信他。可以让一个不如他聪明的人名声大振的事情到他手里就成了骗人的把戏。事情做得太容易实在是个错误。

   《时间机器》 赫伯特·乔治·威尔斯 著
   E-text at:
   * 兴塔小学 - 数字图书馆
   * 语文备课大师


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 山形 2003
でも時間旅行者の性格は、気まぐれぶりが少々などというものではなかったので、みんなかれを信用しなかった。もっと賢さの劣る人物なら動かぬ証拠に思えることですら、かれの手にかかると小細工に見えた。何かを簡単にやってしまうのはまちがいだ。
 
 
(2) 金原 2000
ところがTTときたら、ずいぶん気まぐれなところがあって、どうも信用ならないという評判が立っていた。頭の悪い人間がやったら拍手喝采ということを、TTがやるとインチキにしかみえない。なんでもたやすくできるということは、損なのかもしれない。
 
 
(3) 雨沢 1998
しかしタイムトラベラーは、あやしげに見えて、信じられなかった。もっと頭のわるい人間がすれば、ほめられるようなことでも、彼の手にかかるとイカサマに見えた。なにごとも、あんまりかんたんにやってのけるのは、よくないのだ。
 
 
(4) 眉村 1997
しかしながらタイムトラベラー相手では、そうはいかなかった。(……)彼ほどには頭の切れない人間がやれば、たちまち評判になり有名になるであろうことでも、彼がやるとトリックに見えてしまうのだ。これは私の感想だが、彼のようになにごとも楽々とやってのけるというのは、むしろマイナスのほうが大きいのではないだろうか。
 
 
(5) 橋本 1991
(……)時間飛行家を信用する者はほとんどいなかった。彼より愚かな人がやったことなら名声の種になることも、彼の場合にはトリックに見える。一般的に、何でも容易にできるというのは損だ。
 
 
(6) 新庄 1978, etc.
ところが、時間旅行家(タイム・トラヴェラー)のなかには単なる気まぐれではすまないものがあったから、私たちは彼が信用しきれなかった。彼ほど頭脳の程度が高くない男だったら世間の評判をかち得たかもしれぬことでも、彼の手にかかるとトリックではないかと疑われてしまう。あまり簡単に物事をやってのけるのは間違いのもとなのだ。
 
 
(7) 瀬尾 1976
しかし、タイム・トラベラーの性格的特徴は気まぐれなのでわれわれは彼に不信感をいだいたのだ。彼ほど賢(かしこ)くない人がやったことなら、その名声の種になるようなことでも、彼がやるとトリックのように思われてしまうのだ。ものごとをあまり簡単にやってしまうのは損だ。
 
 
(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
ところが、時間旅行家には、いろいろとつかみにくいところがあって、どうも信用できなかったのだ。もっと頭のよくない人間がやったのなら、あたりまえに思えたようなことでも、かれがやると、トリックのように見えたのだ。なにごともあんまりやすやすとやってのけるのは、考えものだ。
 
 
(9) 石川 1966, 2002
ところが、タイム・トラヴェラーは、一ひねりも二ひねりもある性格だから、信用しがたいのだ。彼ほど利口でない男がやれば称賛されるようなことも、彼の手にかかるとトリックに見えてしまう。とかくものごとをあまり易々とやるのは考えものだ。
 
 
(10) 阿部 1965
ところが、タイム・トラヴェラーには、一癖も二癖もあってひねったところがあるので、信用できなかった。彼ほど利口でない人間がやれば称賛されるようなことも、彼がやると、トリックにみえた。ものごとをあまりやすやすとやってのけるのはまちがいだ。
 
 
(11) 宇野 1962, 1978
ところが、時間航行家(タイム・トラベラー)ときては、性格が気まぐれどころのさわぎでなく、なにをやり出すのかわかったものでないのである。(……)ほかの連中なら、一生けんめい研究して、世間の賞賛を克ち得るものも、彼の場合だと、トリックではないかと疑いたくなる。あまりにも容易に仕事をやってのけるのも考えものである。
 
 
■ロシア語訳 Translation into Russian

Но характер Путешественника по Времени был слишком причудлив, и мы инстинктивно не доверяли ему. Открытия и выводы, которые доставили бы славу человеку менее умному, у него казались лишь хитрыми трюками. Вообще достигать своих целей слишком легко - недальновидно.

   Герберт Уэллс. Машина времени
   E-text at Lib.Ru


■ドイツ語訳 Translation into German

Der Zeitreisende dagegen vereinigte in seinem Charakter die wunderlichsten Elemente, und wir mißtrauten ihm. Dinge, die einen weniger genialen Mann berühmt gemacht hätten, wirkten bei ihm wie zweifelhafte Kunststücke. Es ist ein Fehler, große Leistungen allzu mühelos zu vollbringen.

   Die Zeitmaschine by H. G. Wells
   Excerpt at Leseprobe (PDF) - Home | Deutscher Taschenbuch Verlag


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Tal não se dava com o Viajante do Tempo: havia mais do que um toque de fantasia no seu temperamento, e desconfiávamos dele. Coisas que teriam proporcionado fama a um indivíduo bem menos habilidoso, pareciam truques nas mãos dele. É um erro fazer as coisas muito facilmente.

   A Máquina do Tempo by H. G. Wells
   E-text at Scribd


■英語原文 The original text in English

But the Time Traveller had more than a touch of whim among his elements, and we distrusted him. Things that would have made the fame of a less clever man seemed tricks in his hands. It is a mistake to do things too easily.

   The Time Machine (1895) by H. G. Wells

   Recent editions include:
   * The Time Machine, Phoenix Pick, 2008/06
   * The Time Machine, Penguin Classics, 2006/08
   * The Time Machine, Signet Classics, 2002/10

   E-text at:
   * Project Gutenberg Australia
   * PublicLiterature.Org
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide
   * 4Literature.net
   * Fourmilab.ch


■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration

 A) 著者名:Wells
  ウェルズ  山形 2003
   〃    金原 2000
   〃    雨沢 1998
   〃    眉村 1997
   〃    新庄 1978, etc.
   〃    塩谷 1972, 1979, etc.
   〃    阿部 1970
   〃    石川 1966, 2002
   〃    宇野 1962
  ウエルズ  橋本 1980, 1990, etc.
   〃    宇野 1978
   〃    瀬尾 1976

 
 B) 表題:The Time Machine
  「タイム・マシーン」 瀬尾 1976
  「タイム・マシン」  橋本 1991
     〃       新庄 1978, etc.
     〃       石川 1966
     〃       阿部 1965
     〃       宇野 1962, 1978
  「タイムマシン」   山形 2003
     〃       石川 2002
     〃       金原 2000
     〃       雨沢 1998
     〃       眉村 1997
     〃       塩谷 1972, 1979, etc.


■外部リンク External links

 [en] English
   * List of H.G. Wells works currently in print
    in the United Kingdom and abroad (updated through February 2005)
    by The H.G. Wells Society (UK)
   * The Time Machine - Wikipedia
   * Spacetime - Wikipedia
   * The Time Machine - Wikiquote
   * The H.G. Wells Society

 [ja] 日本語
   * ハーバート・ジョージ・ウェルズ - Wikipedia (1866-1946)
   * H・G・ウェルズ - 翻訳作品集成
   * H・G・ウェルズ - MISDAS ミスダス
   * H・G・ウェルズ - PIPITTO (BiblioStyle)


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 山形 2003
   ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
   『タイムマシン』プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003
 
(2) 金原 2000
   H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
   『タイムマシン』岩波少年文庫 2000/11
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(3) 雨沢 1998
   H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
   『タイムマシン』偕成社文庫 1998/07
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(4) 眉村 1997
   H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
   『タイムマシン』痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11 
   原文は総ルビですが、上掲引用文中では、これを省略しました。
 
(5) 橋本 1991
   H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
   『タイム・マシン 他九篇』岩波文庫 1991/05
   原書:
   The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.
 
(6) 新庄 1978, etc.
   H・G・ウェルズ=著 新庄哲夫=訳「タイム・マシン」
   6a.タイム・マシン』グーテンベルク21 電子テキスト
   6b. 五木寛之〔ほか〕=編『世界文学全集47 世界SF傑作集
     学習研究社 1978/11/01 所収
   引用は 6b. に拠りました。
 
(7) 瀬尾 1976
   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「タイム・マシーン」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』講談社 1976/03 所収
 
(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
   H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   8a.タイムマシン』今井修司=さし絵 SF名作コレクション2 岩崎書店 2005/10
   8b.タイムマシン』SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
   8c.タイムマシン』岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
     岩崎書店 1979/10
   8d.タイム・マシン』岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
   8a. の底本は 8d.。引用は 8a. に拠りました。
 
(9) 石川 1966, 2002
   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
   9a.タイムマシン』角川文庫 2002/06
   9b.タイム・マシン 他六篇』角川文庫 1966/12
   9a.9b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は 9a. に拠りました。
 
(10) 阿部 1965
   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』創元SF文庫 1965/12
   詳細は ここ
 
(11) 宇野 1962, 1978
   11a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
   11b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳
     早川書房編集部=編『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は 11a. に拠りました。


■更新履歴 Change log

2012/11/20 繁體字中國語、トルコ語、ブルガリア語、スロベニア語、
         およびポルトガル語の画像を追加しました。
2011/04/16 新庄哲夫=訳 1978/11/01 の訳文を挿入しました。
2011/04/01 中国語訳(簡体字)を追加しました。
2011/02/14 ポルトガル語訳を追加しました。
2011/02/13 ロシア語訳とドイツ語訳を追加しました。
2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。
2008/08/27 新庄哲夫=訳 1978/11/01 の書誌情報を追加しました。
         訳文は追って挿入するつもりです。

 

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Thursday, 10 July 2008

Virginia Woolf's suicide note to her husband Leonard ヴァージニア・ウルフの遺書(夫レナード宛て)

        目次 Table of Contents

■はじめに——ヴァージニア・ウルフの死 Introduction: Virginia Woolf's death
  Map   モンクス・ハウス(サセックス) Monk's House, Sussex
 Video 1  The Mind and Times of Virginia Woolf (DVD 2003)
 Book Covers  伝記、精神医学的考察、その他 Biographies, psychiatric studies, etc.
■ヴァージニア・ウルフの3通の遺書 Virginia Woolf's suicide notes
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese
■中國語譯(繁體字) Translation into traditional Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 北川 2014
  (J2) 畔上 2003
  (J3) 高橋 2003
  (J4) 市川 2002
  (J5) 亀井 2001, 2007
  (J6) 亀田+日向 2001
  (J7) 刈田+植松 1989
  (J8) 黒沢 1977
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ドイツ語訳 Translation into German
■オランダ語訳(部分) Translation into Dutch (fragment)
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
 Video 2  映画 めぐりあう時間たち (2002) Film The Hours (2002)
 Video 3  Virginia Woolf's suicide note
  Photo   V・ウルフのレナード宛ての遺書 Virginia Woolf's suicide note to Leonard
■英語原文 The original text in English
■上の手紙の全文もしくは抜粋を掲載している本またはサイト
 Books and websites that cite the letter above either in its entirety or in part
  A) Books
  B) Websites
■精神医学的考察 An extensive psychiatric study
■関連書 Related books
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに——ヴァージニア・ウルフの死 Introduction: Virginia Woolf's death

1941年3月28日金曜日、イングランド南部イースト・サセックス州ロドメル村。

双極性障害(躁うつ病)の症状に苦しんだ作家ヴァージニア・ウルフは、自邸モンクス・ハウスから800メートルほどのところを流れるウーズ川で、毛皮のコートのポケットに重い石をいくつも詰め込み、入水自殺した。彼女はカナヅチではなかった。つまり泳ぎが達者だった。だから、あえて溺れるというのは、かえって苦しい死にかただっただろう。

死体は3週間後に、ようやく発見された。入水した場所からさほど遠くない橋の近くに打ち上げられ、流木のようだったという。検死のあと火葬され、灰はモンクス・ハウスの庭の楡の木の下にまかれた。


  Map  
モンクス・ハウス(サセックス) Monk's House, Sussex

View Larger Map


 Video 1 
The Mind and Times of Virginia Woolf (DVD 2003) Part 3 of 3

A short interview documentary directed by Tony Steyger, with readings from Woolf's works by Eileen Atkins. The interviewees are: Hermione Lee, biographer; Dr. Francis Spalding, art historian, critic and biographer; Molly Hite, professor of English, Cornell University; Alastair Upton, director of Charleston trust; Nigel Nicolson, Vita Sackvill-West's son; Olivier Bell, Woolf's niece. Produced by Sparkhill in association with Paramount Pictures Home Entertainment. Sources: The Deep Old Desk: The Diary of Virginia Woolf by Drew Patrick Shannon, summertime siesta


 Book Covers 
伝記、精神医学的考察、その他 Biographies, psychiatric studies, etc.

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. A_nicolson_ja b. B_nicolson_en c. C_jamison_ja

d. D_madness_thomas_szasz e. E_oxford_book_of_death f. F_woolf_quentin_bell


■ヴァージニア・ウルフの3通の遺書 Virginia Woolf's suicide notes

ウルフは遺書を3通残している。1通は姉ヴァネッサ・ベル宛て、のこり2通は夫レナード・ウルフ宛てである。3通とも大英図書館(ブリティッシュ・ライブラリー)に保存されている[注]。

彼女がこれらの手紙のそれぞれを、いつ書いたかについては、近親や伝記の著者たちのあいだで意見の不一致が見られる。けれども、いずれにせよ、いちばん重要だとされ、いちばんよく引用されるのは、レナード宛ての2通のうち1通めの手紙である。私が下に引用するのも、これだ。冒頭の数行、全文の4分の1ぐらいを掲げる。

   [注] British Library MS 57947


■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

最亲爱的:
我感到我一定又要发狂了。我觉得我们无法再一次经受那种可怕的时刻。而且这一次我也不会再痊愈。我开始听见种种幻声,我的心神无法集中。因此我就要采取那种看来算是最恰当的行动。[略]


■中國語譯(繁體字) Translation into traditional Chinese

最親愛的:
我感到我一定又要發狂了。我覺得我們無法再一次經受那種可怕的時刻。而且這一次我也不會再痊愈。我開始聽見種種幻聲,我的心神無法集中。因此我就要采取那種看來算是最恰當的行動。[略]


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 北川 2014
最愛なるあなたへ
またおかしくなりそうだとはっきりわかります。あんな恐ろしい時期をまたも乗り越えられるとは思えません。それに、今度は治らないかもしれません。いろいろな声が聞こえはじめていて集中できないのです。ですから、いちばんと思われることをします。[略]


(J2) 畔上 2003
あなた、わたしは自分がまた狂ってしまうことを、たしかに感じています。わたしたちがこんなひどい状態に二度と耐えられないことを感じています。今度という今度は回復できません。いろいろな声が聞こえ始めて集中できません。そこでわたしは、おそらく最良と思われることを実行するつもりです。[略]


(J3) 高橋 2003
あなた
間違いなくわたしはまた気が狂います。またあの恐ろしい時間をふたりで繰り返すのは無理だと思います。それにこんどは回復しそうにありません。声が聞こえるようになり、集中できません。ですから最善だと思われる行動をします。[略]


(J4) 市川 2002
最愛の人へ。私は狂っていくのをはっきりと感じます。またあの大変な日々を乗り切れるとは思いません。今度は治らないでしょう。声が聞こえ始めたし、集中できない。だから最良と思えることをするのです。[略]

  • ナイジェル・ニコルソン=著 市川緑(いちかわ・みどり)=訳 『ヴァージニア・ウルフ』 ペンギン評伝双書 岩波書店 2002/06
  • 原書: Virginia Woolf by Nigel Nicolson. Penguin Lives, Viking Books, 2000/10

(J5) 亀井 2001, 2007
また間違いなく気が狂いそうです。わたしたちがもう一度あのつらい時期を乗りこえられるとは思えません。それに、今回はよくならないでしょう。さまざまな人声が聞こえるようになって、集中できません。だから、いちばんいいと思えることをするつもりです。[略]

   ケイ・ジャミソン=著 亀井よし子(かめい・よしこ)=訳
   3a.生きるための自殺学』 新潮文庫 2007/09
   3b.早すぎる夜の訪れ—自殺の研究』 新潮社 2001/08
   3a.3b. を改題し文庫化したもの。引用は 3a. に拠りました。


(J6) 亀田+日向 2001
最愛の人へ また頭がおかしくなってきていることは確かな気がします。あの恐ろしい時をもう一度くぐりぬけることはできそうもありません。それに今度は回復しないでしょう。声が聞こえるようになり、集中できないのです。ですから、一番いいと思われることをするつもりです。[略]

  • ルース・ウェブ=著 別宮貞徳(べっく・さだのり)=監訳 亀田幸子(かめだ・さちこ)+日向やよい(ひむかい・やよい)=訳 松村麻美(まつむら・まみ)=編 『図説 ヴァージニア・ウルフ』 大英図書館 シリーズ作家の生涯 原著発行: 大英図書館日本語版制作/日本国内発売元: ミュージアム図書 (NAKANO Museum Books Ltd) 2001
  • 原書: Virginia Woolf (British Library Writers' Lives) by Ruth Webb.
    • Hardcover: Oxford University Press, 2000/11
    • Paperback: British Library Publishing Division, 1999/07

(J7) 刈田+植松 1989
わたしは気が狂ってしまうような気がします。こんなひどい時代に、もうこれ以上やっていけません。いろいろな声が聞こえてきて、仕事に集中できないのです。それと闘ってきましたが、もう闘えません。[略]


(J8) 黒沢 1977
愛するレナード、きっとまた頭がおかしくなるような気がします。あの恐ろしい経験にもう一度耐えることができない気がします。今度は直りません。いろんな声が聞こえだして、精神を集中することができません。それで私は一番よいと思われることを致すつもりです。[略]


■ロシア語訳 Translation into Russian

Я уверен, что я схожу с ума еще раз. Я считаю, что мы не можем пройти еще одно из тех страшных времен. И я не буду восстановить этот раз. Я начинаю слышать голоса, и я не могу сосредоточиться. Таким образом, я делать то, что кажется, лучше всего сделать. [Omission]


■ドイツ語訳 Translation into German

Liebster, ich fühle deutlich, dass ich wieder verrückt werde. Ich glaube, wir ertragen eine so schreckliche Zeit nicht noch einmal. Und diesmal werde ich nicht wieder gesund werden. Ich höre Stimmen und ich kann mich nicht konzentrieren. [Omission]


■オランダ語訳(部分) Translation into Dutch (fragment)

ik weet nu zeker dat ik echt gek word. Ik kan niet nog eens zo’n verschrikkelijke toestand overleven. Ik voel dat ik het niet meer aan kan. Ik stop ermee….’ [Omission]


■スペイン語訳 Translation into Spanish

Querido, estoy seguro de que me estoy volviendo loco otra vez. Creo que no podemos pasar por aquellos tiempos terribles. Y no me voy a recuperar en esta ocasión. Empiezo a oír voces y no puedo concentrarme. Así que yo estoy haciendo lo que creo que es lo mejor que puedo hacer. [Omission]

  • La nota de suicidio de Virginia Woolf
  • Excerpt at Opera Mundi

■フランス語訳 Translation into French

J'ai la certitude que je vais devenir folle : je sens que nous ne pourrons pas supporter encore une de ces périodes terribles. Je sens que je ne m'en remettrai pas cette fois-ci. Je commence à entendre des voix et ne peux pas me concentrer. Alors je fais ce qui semble être la meilleure chose à faire. [Omission]

  • Virginia Woolf: Une note à son mari
  • Excerpt at Wikipédia

 Video 2 
映画 めぐりあう時間たち (2002) Film The Hours (2002)

スティーヴン・ダルドリー (監督) ニコール・キッドマン (ヴァージニア・ウルフ), メリル・ストリープ (クラリッサ・ヴォーン), スティーヴン・ディレイン (レナード・ウルフ) Stephen Daldry (director), Nicole Kidman (Virginia Woolf), Meryl Streep (Clarissa Vaughan), Stephen Dillane (Leonard Woolf)


 Video 3 
Virginia Woolf's suicide note

Published by gvlarchnili on 10 Mar 2012


 Photo 
ヴァージニア・ウルフのレナード宛ての遺書
Virginia Woolf's suicide note to her husband Leonard

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

Letter_virginia
Image source: Graham Dolphin - David Risley Gallery, Copenhagen


■英語原文 The original text in English

(Virginia Woolf's suicide note to her husband Leonard Woolf)

Dearest, I feel certain I am going mad again. I feel we can't go through another of those terrible times. And I shan't recover this time. I begin to hear voices, and I can't concentrate. So I am doing what seems the best thing to do. [Omission]


■上の手紙の全文もしくは抜粋を掲載している本またはサイト
 Books and websites that cite the letter above either in its entirety or in part


■精神医学的考察 An extensive psychiatric study


■関連書 Related books


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2015/01/23 北川玲=訳 2014/12/10 を追加しました。
  • 2014/10/13 ドイツ語訳とオランダ語訳(部分)を追加しました。
  • 2014/03/17 遺書の画像を、より大きくズームできるものと差し替えました。 
  • 2013/05/28 目次を新設しました。 
  • 2013/03/07 gvlarchnili による動画の YouTube 画面を追加しました。
  • 2012/06/18 ロシア語訳を追加しました。
  • 2011/09/19 遺書の実物の画像を追加しました。
  • 2011/09/18 The Mind and Times of Virginia Woolf (DVD 2003) の YouTube 動画、ならびに簡体字中国語訳、繁體字中國語譯、スペイン語訳、およびフランス語訳を追加しました。また、Google Maps やさまざまなリンクを追加し、細部にいくつかの修正をほどこしました。
  • 2011/09/17 高橋和久=訳 2003/04/09 を追加しました。また、映画『めぐりあう時間たち (2002)』の YouTube 動画を追加しました。
  • 2008/07/13 亀田幸子+日向やよい=訳 2001 を追加しました。
  • 2008/07/12 「はじめに」と題していた項を、加筆修正し2つに分割し、前半には「ヴァージニア・ウルフの死」、後半には「遺書」と、それぞれ新たな見出しをつけました。

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Wednesday, 09 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (1) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』『タイム・マシーン』 (1)

« The Time Machine 2 3 4 »
« タイムマシン 2 3 4 »

        目次 Table of Contents

 Video 1  タイムマシン (2002) The Time Machine (2002)
 Video 2  タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960) The Time Machine (1960)
■Book and DVD covers 本の表紙とDVDのジャケット
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese

  1. 山形 2003
  2. 金原 2000
  3. 雨沢 1998
  4. 眉村 1997
  5. 橋本 1991
  6. 新庄 1978
  7. 瀬尾 1976
  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
  9. 石川 1966, 2002
  10. 阿部 1965
  11. 宇野 1962, 1978

■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■チェコ語訳 Translation into Czech
■スウェーデン語訳 Translation into Swedish
■ドイツ語訳 Translation into German
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
■英語原文 The original text in English
■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration
  A) 著者名:Wells
  B) 表題:The Time Machine
■外部リンク External links
■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

  1. 山形 2003
  2. 金原 2000
  3. 雨沢 1998
  4. 眉村 1997
  5. 橋本 1991
  6. 新庄 1978
  7. 瀬尾 1976
  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
  9. 石川 1966, 2002
  10. 阿部 1965
  11. 宇野 1962, 1978

■更新履歴 Change log


 Video 1 
タイムマシン (2002)』 1/10 英語音声 スペイン語字幕
The Time Machine (2002) Part 1 of 10. Sound in English, Subtitles in Spanish.

監督: サイモン・ウェルズ 出演: ガイ・ピアース、サマンサ・ムンバ
Directed by Simon Wells. Starring Guy Pearce, Samantha Mumba


 Video 2 
タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960)』 Part 1
The Time Machine (1960) Part 1

監督: ジョージ・パル 出演: ロッド・テイラー、アラン・ヤング
Directed by George Pal. Starring Rod Taylor, Alan Young


■Book and DVD covers

[zh] 時間機器, 人魔島 海天出版社 (2005) 中国版(簡体字)
[ja] タイムマシン 岩波少年文庫 (2000)
[br] A Máquina do Tempo ブラジル版
[de] Die Zeitmaschine, DVD of the 1960 film adaptation. ドイツ版
[nl] De Tijdmachine en Andere Verhalen (1959) オランダ版
[en] The Time Machine, Signet Classics (2002)

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

zh Zh_time_machine ja Ja_time_machine br Br_a_maquina_do_tempo

de De_zeitmaschine nl Nl_de_tijdmachine en En_signet_classics


■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

时间和空间三维的任何一维之间都没有什么不同,区别只是我们的意识是沿着时间向前运动的。

   《时间机器》 赫伯特.乔治.威尔斯
   E-text at:
   * 语文备课大师
   * 我有闲书库 (WoYouXian.com)


■日本語訳 Translations into Japanese

  1. 山形 2003
    時間と、空間の3つの次元との間には、なんらちがいはありません。唯一の差は単にわれわれの意識が時間に沿って動くというだけです。

  2. 金原 2000
    時間というのは、ひとつの次元の呼び方といってもいい。だから、縦、横、高さ、時間と四つ並べちゃっていいんだ。ただぼくたちの意識ってやつが、この時間にそって動いている、それだけさ。

  3. 雨沢 1998
    時間と、空間の三次元とのちがいは、われわれの意識が時間の流れとともに動くという点だけさ。

  4. 眉村 1997
    たて・横・高さの空間の三つの次元と、この四つめの時間の次元には、なんのちがいもない。ぼくたちの意識が、時間に沿ってうつっていく——ということをのぞいては、だ。

  5. 橋本 1991
    時間と空間の三次元との唯一の相違は、ぼくたちの意識が時間にそって動くということだけなんだ。

  6. 新庄 1978
    時間と空間の三次元とのあいだには
    われわれの意識が時間の流れに沿って動くということ以外に何ひとつ相違はない

  7. 瀬尾 1976
    時間と空間の三次元のうちのどれかとの相違は、われわれの意識が時間に沿って動くということだけなんです。

  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
    時間と空間の三次元のあいだには、われわれの意識が時間にそって移行するということのほかには、なんのちがいもないのだ。

  9. 石川 1966, 2002
    時間と空間の三次元の間には、われわれの意識が時間に沿って移行するという点以外には、何らの差がないんだ。

  10. 阿部 1965
    空間の三次元と時間との間には、何の差異もない。われわれの意識が時間に沿って移行するという点を除けばね。

  11. 宇野 1962, 1978
    われわれの意識が一定方向にのみ動くという事実に制約されてはいるが、時間と空間の三次元とのあいだに本質的な差異はすこしもない。

■ロシア語訳 Translation into Russian

Единственное различие между Временем  и  любым  из трех пространственных измерений  заключается  в  том,  что  наше  сознание движется по нему.

   Герберт Уэллс. Машина времени
   E-text at Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

Між Часом та будь-яким з інших трьох вимірів тільки та різниця, що наша свідомість повсякчас пересувається вздовж нього.

   Герберт Джордж Веллс. Машина часу
   Translated by Миколи Іванов
   E-text at Ae Lib


■チェコ語訳 Translation into Czech

Není žádný rozdíl mezi časem a kteroukoliv z ostatních tří prostorových dimenzí kromě toho, že naše vědomí se v něm pohybuje stejným směrem.

   Stroj času - Herbert George Wells
   E-text at Wattpad


■スウェーデン語訳 Translation into Swedish

Det finns ingen skillnad mellan tiden och rummets tre dimensioner, utom i vårt medvetande som rör sig längs den.

   Tidmaskinen (The Time Machine) - Herbert George Wells
   Quoted in Passagen


■ドイツ語訳 Translation into German

Es gibt keinen Unterschied zwischen der Zeit und einer der drei Dimensionen des Raumes, abgesehen davon, dass unser Bewusstsein sich entlang der Zeitlinie bewegt.

   Die Zeitmaschine by H. G. Wells
   Excerpt at Zitate - Science Fiction


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Não existe diferença entre o Tempo e qualquer das três dimensões do Espaço, exceto que nossa consciência se move ao longo dele.

   A Maquina do Tempo by Herbert George Wells
   E-text at Scribd


■スペイン語訳 Translation into Spanish

No hay diferencia entre el Tiempo y cualesquiera de las tres dimensiones salvo que nuestra conciencia se mueve a lo largo de ellas.

   La Máquina del Tiempo by Herbert George Wells
   Excerpt at Nulla dies sinne meditatione


■フランス語訳 Translation into French

Il n'y a aucune différence entre le Temps, Quatrième Dimension, et l'une quelconque des trois dimensions de l'Espace sinon que notre conscience se meut avec elle.

   La Machine à explorer le temps by Herbert George Wells
   E-text at Ebooks libres et gratuits


■英語原文 The original text in English

There is no difference between Time and any of the three dimensions of Space except that our consciousness moves along it.


■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration

 A) 著者名:Wells
   ウェルズ  山形 2003
    〃    金原 2000
    〃    雨沢 1998
    〃    眉村 1997
    〃    新庄 1978
    〃    塩谷 1972, 1979, etc.
    〃    阿部 1970
    〃    石川 1966, 2002
    〃    宇野 1962
   ウエルズ  橋本 1980, 1990, etc.
    〃    宇野 1978
    〃    瀬尾 1976

 
 B) 表題:The Time Machine
  「タイム・マシーン」 瀬尾 1976
  「タイム・マシン」  橋本 1991
     〃       新庄 1978
     〃       石川 1966
     〃       阿部 1965
     〃       宇野 1962, 1978
  「タイムマシン」   山形 2003
     〃       石川 2002
     〃       金原 2000
     〃       雨沢 1998
     〃       眉村 1997
     〃       塩谷 1972, 1979, etc.


■外部リンク External links


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

  1. 山形 2003
       ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
       『タイムマシン』 プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003
     
  2. 金原 2000
       H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
       『タイムマシン』 岩波少年文庫 2000/11
     
  3. 雨沢 1998
       H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
       『タイムマシン』 偕成社文庫 1998/07
     
  4. 眉村 1997
       H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
       『タイムマシン』 痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11
     
  5. 橋本 1991
       H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
       『タイム・マシン 他九篇』 岩波文庫 1991/05
       原書: The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.
     
  6. 新庄 1978
       H・G・ウェルズ=著 新庄哲夫(しんじょう・てつお)=訳 「タイム・マシン」
       『世界文学全集47』 世界SF傑作集 学習研究社 1978/11/01
       原文の傍点を下線で置き換えました。
     
  7. 瀬尾 1976
       H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳 「タイム・マシーン」   
       木村彰一〔ほか〕=編集委員 『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー
       講談社 1976/03 所収
     
  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
       H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
       a.タイムマシン』 今井修司=さし絵 SF名作コレクション2
         岩崎書店 2005/10
       b.タイムマシン』 SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
       c.タイムマシン』 岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
         岩崎書店 1979/10
       d. タイム・マシン』 岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
       a. の底本は d.。引用は a. に拠りました。
     
  9. 石川 1966, 2002
       H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
       a.タイムマシン』 角川文庫 2002/06
       b.タイム・マシン 他六篇』 角川文庫 1966/12
       a.8b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は a. に拠りました。
     
  10. 阿部 1965
       H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
       『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』 創元SF文庫 1965/12
       詳細は ここ
     
  11. 宇野 1962, 1978
       a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
         『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
         ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
       b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳 早川書房編集部=編 
         『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
         ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は
         「ウェルズ」
       引用は a. に拠りました。

■更新履歴 Change log

  • 2014/06/01 目次を新設しました。
  • 2013/02/10 ウクライナ語訳、チェコ語訳、スウェーデン語訳、およびスペイン語訳を追加しました。
  • 2012/04/10 新庄哲夫=訳 1978/11/01 を追加しました。
  • 2011/11/21 英語原文の朗読の YouTube 動画を追加しました。
  • 2011/02/14 映画 『タイムマシン (2002)』 と映画 『タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960)』 の2本の YouTube 動画を追加しました。
  • 2011/01/26 ドイツ語訳、ポルトガル語訳、フランス語訳、およびロシア語訳を追加しました。
  • 2010/05/20 中国語訳(簡体字)を追加しました。
  • 2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
  • 2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。

 

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Sunday, 06 July 2008

Through the Keyhole by Steve Jones スティーブ・ジョーンズ『鍵穴から覗いたロンドン』

Left鍵穴から覗いたロンドン』ちくま文庫 (1998)
Centre恐怖の都・ロンドン』ちくま文庫 (1997)
Right Through the Keyhole, Wicked Publications (1991)

↓ Click to enlarge ↓

51qfq07btdl  5119s16bazl  Through_the_keyhole

 
■日本語訳 Translation into Japanese

「お二人が一緒と思われる頃合を見計らって、好奇心には勝てず、わたしは鍵穴越しに部屋の中を、三度ばかり覗いてみました。(……)ベッドの一隅がはっきり見えました。そこに大尉殿が横たわっておられ、ベッドの足元の辺りに靴が並べてありました。そのすぐ傍に椅子があって、椅子に大尉殿の外套と胴着が掛かっていました。大尉殿がベッドから起き上がり、衣服を身に着け始めたので、私は慌ててドアから離れたというわけです」

質問「それは、最初に部屋を覗いた時のことですね。どうか、次に鍵穴を覗いた時に何が見えたのか、お話し下さい」

「はい、お話しします。翌朝のことです。椅子には、奥様のガウンとペチコートが掛かっており、ベッドの上にはストッキングと、銀のバックルの着いたガーターの投げ出してあるのが見えました。(……)」

   スティーブ・ジョーンズ=著 友成純一(ともなり・じゅんいち)=訳
   a.鍵穴から覗いたロンドン』ちくま文庫 1998/07
   b.鍵穴から覗いたロンドン』筑摩書房 1995/05
   引用は b. に拠りました。

   原書:
   * Through the Keyhole by Steve Jones
    Wicked Publications, 1991/03 (entire text and illustrations)
   * Wicked London by Steve Jones
    Wicked Publications, 1989/09 (a selection of text and
    illustrations, pp. 40-55, pp. 67-73)
 
 
■英語原文 The original text in English

Elizabeth Bentley:  Curiousity, my lord, led me two or three times to look through the key-hole of the chamber-door, in which I knew Captain Gambier and my mistress lay; (. . .) I could very plainly see on one side of the bed (that side on which the Captain lay), his shoes, which were near the feet of the bed: just by stood a chair, on which the Captain's coat and waistcoat hung: the Captain getting out of bed, and going to put his cloaths on, I came away from the door.

Q.  This was the first time: pray what did you see the next time you looked through your mistress's bed-chamber door?

Bentley:  I was going to tell you. It was the next morning; and then it so happened, that (. . . ) on a chair were hanging my mistress's gown and petticoat, and on the bed-mat near the chair, I saw one of my Lady's white stockings, and a garter, with a silver buckle. (. . .)

   Sources:
   (1) Through the Keyhole by Steve Jones, Wicked Publications,
   1991/03
   
   (2) Admiral Knowles against Captain Gambier
   The trial of Captain (now Admiral) Gambier,
   for criminal Conversation with Admiral Knowles's Wife.
   Trials for adultery, or, The history of divorces [Volume 6]
   from "Villainy Detected!"
   Crime and Consequences in Britain and America
   in the Eighteenth and Nineteenth Centuries
   Lehigh University Digital Library

   (3) The Proceedings on the Trial of Captain G------,
   Late of His Majesty's Ship the Severn,
   On an Action on the Case wherein the Damaged sued for was 10,000 l.
   For Crim. Con. with Ad----l K-----s's Lady;
   Which was tried in the Court of King's Bench at Guildhall,
   by a Special Jury, on Saturday the Eleventh Day of June, 1757.
   When One Thousand Pounds Damages were given to the Plaintiff.
   With an Introductory Preface.
   London.
   Printed for H. Owen, at the Britannia Printing-Office, White-Briers.
   1757. (Price One Shilling.)
 
 
■外部リンク External links

   * Wicked London
   * Wicked Publications
   * スティーブ・ジョーンズ - 翻訳作品集成
 
 
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The Door in the Wall by H. G. Wells H・G・ウェルズ 「塀についた扉」「白壁の緑の扉」「くぐり戸の中」「幻影の扉」「塀についたドア」「塀のある扉」「塀とその扉」「緑の戸」

        目次 Table of Contents

 Gallery 1  表紙画像 バベルの図書館 Cover photos: La Biblioteca de Babel
 Gallery 2  表紙画像 タイムマシン Cover photos: The Time Machine
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 橋本 1991
  (J2) 小野寺 1988
  (J3) 浜野 1981
  (J4) 瀬尾 1976
  (J5) 石川 1966, 2002
  (J6) 阿部 1965
  (J7) 三井 1965
  (J8) 宇野 1962, 1978
  (J9) 中橋 1961, 1996
  (J10) 坂本 1957, 1986
  (J11) 飯島 1957
  (J12) 石井 1924
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translations into French
  (F1) Davray & Kozakiewicz, 1988
  (F2) Queval, 1963
 Video 1  The Door in the Wall, a short film
 Video 2  The Door in the Wall (2006-07) A short film directed by Russell Maxey
 Audio 1  英語原文オーディオブック Audiobook read by Jason Mills
 Audio 2  英語原文オーディオブック Audiobook read by Frank Z. Marcopolos
■英語原文 The original text in English
■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration
  A) 著者名:Wells
  B) 表題:The Door in the Wall
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


 Gallery 1 
表紙画像 バベルの図書館 Cover photos: La Biblioteca de Babel

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

ko Ko_____9788955615678 ja Ja_wells_237855f337 tr Tr_duvardaki_kap_9757501506005

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es Es_la_puerta_en_el_muro_97884858762

   [ko] 마술 가게 바벨의 도서관 韓国語
   [ja] 白壁の緑の扉 バベルの図書館 日本語
   [tr] Duvardaki Kapı Babil Kitaplığı トルコ語
   [de] Die Tür in der Mauer Bibliothek von Babel ドイツ語
   [it] La porta nel muro La Biblioteca di Babele イタリア語
   [pt] A Porta no Muro A Biblioteca de Babel ポルトガル語
   [es] La puerta en el muro La Biblioteca de Babel スペイン語


 Gallery 2 
表紙画像 タイムマシン Cover photos: The Time Machine

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. Ja_kobunsha_9784334752460 b. Wells_kadokawa c. Ja_kanehara_iwanami_shonen_97840011

d. Ja_kaiseisha_9784036523405 e. Wells_iwanami_bunko f. Wells_hayakawa

g. Wells_sougen h. Wells_penguin


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 橋本 1991
「ぼくは出世のために頑張って、一所懸命に働いてきた。しかしあの緑の扉のことを決して忘れられなかった。いくども夢に見たばかりでなく、現実に四回も見た。いや、見かけたというほうが正確だ。しばらくは自分の仕事が面白くて、この世はなんて意義深くさまざまなチャンスに恵まれているのだろうと思った。魔法の園の魅力はうすらぎかかっていたんだ。(……)」


(J2) 小野寺 1988
「そうなんだよ」彼は溜め息をついた。「ぼくはその出世のために生きてきた。ずいぶん頑張った——仕事はしたよ。仕事はたくさんした。けれどもあの魔法の庭は千回も夢に見た。あの扉も、ちらりとだったが、あれから四回は見た。そう、四回見たんだ。しばらくは、この世がじつに希望にみちていておもしろく、意味と可能性にあふれているように思えたから、半分忘れかけている庭の魅力など、生ぬるくて遠い存在のような気がしたものだ。(……)」

  • ホルヘ・ルイス・ボルヘス=編纂・序文 H・G・ウェルズ=著
    小野寺健(おのでら・たけし)=訳
    バベルの図書館8 白壁の緑の扉』 国書刊行会 1988/09 所収
  • 原書: The Door in the Wall by H.G. Wells, from the series, The Library of Babel, selected by Jorge Luis Borges. Other titles of the series are shown here.

(J3) 浜野 1981
「そうだ、レドモンド」と言って、かれはため息をついた。「ぼくはね、立身出世のために一生懸命努力したよ。そしてやった——たくさんの仕事を、苦しい仕事をね。けれども、あの魔法の庭園の夢をみた、一千回もだ。あの緑色のくぐり戸を現にこの目で見た、たとえ、ちらりと見たにしても、あのとき以来、四度も見ている。そうだ——四度もだよ。その後、しばらくのあいだ、この現実世界はとてもすばらしく興味しんしんとした問題にあふれていた。またとても意義とチャンスにみちていたように思われた。だから、あの庭園のなかば消えかかった魅力は、そういうものにくらべると、いたってひっそりとして縁遠くなった。(……)」

   H・G・ウェルズ=著 浜野輝(はまの・てる)=訳 「くぐり戸の中」
   浜野輝=編訳 『ザ・ベスト・オブ・H・G・ウエルズ
   サンリオSF文庫 1981/06 所収


(J4) 瀬尾 1976
「さて」と彼は言って溜息をついた。「僕は出世のために頑張った。僕は大いに働いた。いろいろの困難な仕事をやって来た。だが、あれから魔法の園を夢の中で千回も見た。そして四回もあの扉(ドア)を見たのだ。或いはちらっと見たのだ、と言った方がいいのかも知れないが。そう、四回もだよ。しばらくの間人生は非常に素晴しく、面白かった。また非常に意味深く、チャンスに満ち満ちているように思われたので、それに較べると、あの魔法の園の半(なか)ば消えうせた魅力は柔和(にゅうわ)で縁遠いもののように思われた。(……)」

   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「幻影の扉(まぼろしのドア)」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』 講談社 1976/03 所収


(J5) 石川 1966, 2002
「さて」と、ため息をして「僕は出世のために努力してきた。たくさん仕事をした——たくさんの苦しい仕事をね。だが、あれからずっと、あの魔法の楽園の夢を千度もみつづけた。そして、あのくぐり戸を見た。あれ以後に少なくとも四度は、ちらりと見た。たしかに——四度だ。それからしばらくの間、現実のこの世は非常にすばらしく、興味があり、意義と機会にみちみちているようだったので、あの楽園の消えかかっている魅力は、それに比べて、生ぬるく縁遠いものだった。(……)」

   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳 「くぐり戸」
   5a. タイムマシン』 角川文庫 2002/06 所収
   5b.タイム・マシン 他六篇』 角川文庫 1966/12 所収
   5a.5b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は 5b. に拠りました。


(J6) 阿部 1965
「そうだ。ぼくは、その立身のために努力してきた。ぼくはたくさんの仕事をやってきた——たくさんの苦しい仕事さ。だが、ぼくはそのあいだに、魔法の園の夢を千度も見た。そのドアを見もした。少なくともちらりとでも見たことは、それから四度あった。そう——四度だ。だが、その歳月のあいだ、現実の世界は非常にすばらしく興味津々たるものがあり、意義と機会にみちているように思えた。だから、あの園の半ば消え去ったような魅力は、それに比べると、もの静かで縁遠いものだった。(……)」

   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳 「塀についたドア」
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』 創元SF文庫 1965/12 所収
   詳細は ここ


(J7) 三井 1965
[この本は訳註書です。単語や語句についての日本語による解説はありますが、全体の訳文は収録されていません - tomoki y.

   H. G. Wells=著 三井平六=編註 『幻のとびら 他
   松柏社 1965/01


(J8) 宇野 1962, 1978
「そうだ」と、かれはいって、吐息をついた。「ぼくは、その新らしい人生にむかって、努力をつづけた。ぼくはつとめた——もっと仕事を、もっとむずかしい仕事をと、けん命に働いてきたのだった。だが、そのあいだにも、あの魔法の園のことだけは、数知れぬほど、夢に見た。いや、夢ばかりではない。あれ以来、四回にわたって、現実に、その扉を見たのだ。たとえ、瞬間的にだったとしても、見たことは見たのだ。そうだとも——四回もなんだぜ。
 その後、しばらくのあいだは、ぼくにとってこの世界は、かがやかしくも、興味に富んだ、成功の意義とチャンスにみちみちているものと思えていたので、それにくらべれば、半ば消えかけているようなあの庭園の魅力は、やさしいものではあったが、縁遠いものとしか思われなかった。(……)」

   8a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     「塀のある扉」
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 所収 著者名の表記は「ウエルズ」
   8b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳「塀のある扉」
     早川書房編集部=編 『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 所収
     著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は 8a. に拠りました。


(J9) 中橋 1961, 1996
「そうだ」と彼は言って、溜息をついた。「僕はその前途なるものに仕えてきた。多くの仕事をした。多くの辛い仕事だ。しかし僕は幾千回、その恍惚とするような庭の夢を見た。その扉も見た。少くともその後四回はその扉をちらりとは見たんだ。そうだ——四回だよ。だがしばらくの間はこの世の中が輝かしく興味あるものとなって、多くの意義ある、好機に満ち満ちたもののように思われ、あの庭の半ば消えかかった魅力もこの世の中と較べては、生温い縁遠いものとなってしまった。(……)」

   H・G・ウェルズ=著 中橋一夫=訳 「塀とその扉」
   9a. サマセット・モーム=編 『世界100物語3 巧みな語り』全8巻
     河出書房新社 1996/12 所収
   9b. サマセット・モーム=編 阿部知二〔ほか〕=訳
     『世界文学100選2』 全5巻 河出書房新社 1961/05 所収
   9a.9b. を再編集したもの。引用は 9b. に拠りました。
   
   原書:
   The Tellers of Tales
   Selected by W. Somerset Maugham


(J10) 坂本 1957, 1986
「そうだ」彼は云って溜息をついた。「ぼくはその人生のために頑張って来た。一生懸命——ずい分一生懸命働いて来た。だが、あの魔法の園のことは数知れぬ程夢みてきたし、それに、あれ以来4回もその扉を見るか、或いは少くとも瞥見したのだ。そう——4回だ。しばらくの間はこの世界が輝やかしく、面白くて、いろいろ意義深く機会に富んでいるように思えたので、それに較べると、あの園の半ば消えかかった魅力は、強いものでないし、身近なものでもなかった。(……)」

   ウェルズ=著 坂本和男=訳注 「塀についた扉」
   名原広三郎(なばら・ひろさぶろう)+坂本和男=訳注
   10a.対訳ウェルズ』 現代作家シリーズ 南雲堂 1986 所収
   10b.対訳ウェルズ』 現代作家シリーズ 南雲堂 1957/09 所収
   10a., 10b. とも、盲人国・ダイヤモンド作り・塀についた扉 他2編を
   収録。引用は 10b. に拠りました。


(J11) 飯島 1957
「ええ、そうなんです」彼はそういって、ふとい息をもらしました。「わたしはこの、わたしの実生涯に仕えたのです。たくさんの仕事を、たくさんの困難の仕事をなしとげました。しかしまた一方においては、魔法の庭について千の夢を夢み、庭にはいる戸口を見つけました。少なくともかいま見ました。あれから四度、そう、四度です。しかし現実の世界があまりにも輝かしく興味しんしんで、意味と機会にみちあふれているように思え、これにくらべては庭の魅力も半減し、はかなく、よそよそしいものに思われました。(……)」

   H・G・ウエルズ=著 飯島隆(いいじま・たかし)=訳 「幻影の扉」
   飯島隆+窪田鎮夫(くぼた・しずお)=訳
   『ダイヤモンドをつくる男・盲人の国
   英米名作ライブラリー 英宝社 1957/08 所収


(J12) 石井 1924
「そこで、」彼は言つて嘆息した。「僕は此の世の生活に奉仕した。僕は色々な骨折り仕事をした。けれども幾度となく魔の園の事を夢に見、それ以來四度も緑の戸を見た、否や少くとも覗いたのである。さうだ――四度。暫らくは此の現世が晴々した、興味あるもの、意義と機會とに滿ちたものに見え、半ば消失した魔の園が此の世に比べると縁遠いものゝやうに考へられたのである。(……)」

   エッチ・ジー・ウェルズ=作 石井眞峰(いしい・しんぽう)=譯
   「緑の戸」
   『盲人國その他』 海外文學新選10 英吉利文學
   新潮社 1924/07(大正13)所収


■ロシア語訳 Translation into Russian

- Да,- произнес он, вздохнув.- Я безраздельно отдался  своей карьере.  Работал я много и упорно, во в своих мечтаниях  неизменно возвращался к зачарованному саду.  С тех пор мне  пришлось четыре раза мельком увидеть дверь этого сада.  Да,  четыре раза.  В эти годы мир стал для меня таким ярким,  интересным и значительным, столько открывалось возможностей, что воспоминание о саде померкло, отодвинулось куда-то далеко, потеряло надо мной власть и обаяние. [Omission]

   Герберт Уэллс. Дверь в стене
   E-text at Lib.Ru


■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian

— Е — каза той и въздъхна, — аз се отдадох на тази кариера. Работих много и усилено. Но непрекъснато мечтаех за омагьосаната градина и четири пъти оттогава видях нейната врата или, по-право, ми се мярна вратата й. Да, четири пъти. През това време светът беше толкова бляскав и интересен, изглеждаше толкова пълен със смисъл и възможности, че в сравнение с него полузаличеният чар на градината ми се струваше блед и далечен. [Omission]

   Хърбърт Уелс. Вратата в стената
   Translated by Борис Миндов, 1980
   E-text at Моята библиотека (chitanka.info)


■スペイン語訳 Translation into Spanish

—Bueno —dijo, y suspiró—. Me he entregado a esa carrera. He trabajado mucho… y muy duramente. Pero he soñado con el jardín encantado miles de veces y he visto su puerta, o al menos he vislumbrado su puerta, cuatro veces desde entonces. Si, cuatro veces. Hubo un tiempo en que este mundo parecía tan brillante e interesante, parecía contener tantos significados y oportunidades, que el encanto medio borroso del jardín era, en comparación, débil y remoto. [Omission]

   La puerta en el muro by H.G. Wells
   E-text at Cuentosinfin


■フランス語訳 Translations into French

(F1) Davray & Kozakiewicz, 1988
[Text to be inserted later]

   La Porte dans le mur by H.G. Wells,
   Translated by Henry-D. Davray and B. Kozakiewicz
   in Récits d'anticipation by H.G. (Herbert George) Wells,
   Mercure de France, 1988/09. More details here.


(F2) Queval, 1963
« Eh bien, continua-t-il après un soupir, j'ai rempli ma carrière, j'ai accompli beaucoup de choses, travaillé avec acharnement. Mais le jardin enchanté m'a valu mille rêves, et j'ai quatre fois, depuis lors, revu la porte, quatre fois. Pendant un certain temps, le monde me parut si intéressant et si séduisant, si plein de sens et de promesses, que le charme du jardin était, par comparaison, à demi effacé et perdu dans un lointain vague. [Omission]

   La Porte dans le mur by H. G. Wells,
   Translated by Jean Queval, Mercure de France, 1963
   E-text at René Garrigues


 Video 1 
The Door in the Wall, a short film

Uploaded to YouTube by cheeseamungus on 6 Jul 2011


 Video 2 
The Door in the Wall (2006-07)
A short film directed by Russell Maxey, starring David Scaratt. Part 2 of 2

下に引用した箇所は 1:26 あたりから。 Uploaded to YouTube by clippershipcaptain85 on 16 Apr 2010. The excerpted section below starts around 1:26.


 Audio 1 
英語原文オーディオブック Audiobook read by Jason Mills

下に引用した箇所の朗読は 29:12 から始まります。 Uploaded to YouTube by Free Audio Books for Intellectual Exercise on 25 Dec 2015. Audio courtesy of LibriVox. The excerpted section below starts at 29:12.


 Audio 2 
英語原文オーディオブック Audiobook read by Frank Z. Marcopolos

下に引用した箇所の朗読は 38:59 から始まります。 Uploaded to YouTube by Frank Z. Marcopolos on 18 Dec 2015. The excerpted section below starts at 38:59.


■英語原文 The original text in English

"Well", he said and sighed, "I have served that career. I have done--much work, much hard work. But I have dreamt of the enchanted garden a thousand dreams, and seen its door, or at least glimpsed its door, four times since then. Yes--four times. For a while this world was so bright and interesting, seemed so full of meaning and opportunity that the half-effaced charm of the garden was by comparison gentle and remote. (. . .)"


■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration

  • A) 著者名:Wells
      ウェルズ……小野寺 1988
      ウェルズ……阿部 1970
      ウェルズ……石川 1966, 2002
      ウェルズ……宇野 1962
      ウェルズ……中橋 1961, 1996
      ウェルズ……坂本 1957, 1963, etc.
      ウェルズ……石井 1924
      ウエルズ……浜野 1981
      ウエルズ……橋本 1980, 1990, etc.
      ウエルズ……宇野 1978
      ウエルズ……瀬尾 1976 
      ウエルズ……飯島 1957 
  • B) 表題:The Door in the Wall
      「くぐり戸」……………石川 1966, 2002
      「くぐり戸の中」………浜野 1981
      「幻のとびら」  ………三井 1965
      「幻影の扉」…………瀬尾 1976
      「幻影の扉」…………飯島 1957
      「白壁の緑の扉」……小野寺 1988
      「塀とその扉」 ………中橋 1961
      「塀についたドア」……阿部 1965
      「塀についた扉」 ……橋本 1991
      「塀についた扉」 ……坂本 1957, 1963, etc.
      「塀のある扉」 ………宇野 1962, 1978
      「緑の戸」……………石井 1924

■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016/02/28 2種類の英語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2013/07/21 目次を新設し、表紙画像を追加しました。
  • 2013/02/10 ロシア語訳、ブルガリア語訳、スペイン語訳、および Jean Queval によるフランス語訳を追加しました。
  • 2012/11/20 もう1本の短編映画の YouTube 動画を追加しました。
  • 2010/04/19 短編映画 The Door In The Wall (2006-07) の YouTube 動画を追加しました。
  • 2009/02/19 石井眞峰=譯 1924/07 を追加しました。
  • 2008/10/02 三井平六=編註 1965/01 の実物を閲覧して、訳文が収録されていないことを確認しました。
  • 2008/08/13 浜野輝=訳 1981/06 を追加しました。
  • 2008/07/22 飯島隆=訳 1957/08 を追加しました。
  • 2008/07/07 坂本和男=訳 1957/09 を追加しました。
  • 2008/07/07 瀬尾裕=訳 1976/03 を追加しました。

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Afterward by Edith Wharton (2) イーディス・ウォートン「あとになって」「後になつて」「あとにならないと」 (2)

Left怪奇小説傑作集3 英米編3』創元推理文庫 新版 (2006)
Centre The Mount, the home of Edith Wharton, who designed the house and gardens. Image source: The Mount | Edith Wharton's Estate and Gardens
Right Edith Wharton (1862-1937). Image source: ¡¡Ábrete libro!!

           ↓ Click to enlarge ↓

519850vbgnl Wharton_themountwithjapanese Edith_wharton
 
 
■はじめに Introduction

幽霊の気配の感じられる屋敷に住むボイン氏夫妻のメアリーとエドワード。ある日、夫エドワードが忽然と姿を消す。
 
 
■日本語訳 Translations into Japanese
 
(1) 千葉 1996
メアリーには、わかったのだ。エドワードはもうあらわれない。しかし、この屋敷は知っている。書斎はふたりの出会いを見ていた。ゆかはふたりの歩きぶりを知っている。玄関は……。
 メアリーは心をすませた。屋敷がなにかをいってくれるかもしれない。

   ワートン=作 千葉幹夫=文(再話)「あとになって」
   ホフマン〔ほか〕=作 那須辰造〔ほか〕=訳『鏡にうかぶ影
   講談社青い鳥文庫Kシリーズ 1996/07 所収
   原文にあるルビは省略しました。
 
 
(2) 乾 1988
 いや、夫がどうなったか、彼女には知るよしもあるまい……誰にも決してわかるまい。だがこの家は知っていたのだ、彼女が長い孤独な夜な夜なを過ごしているこの書斎は知っているのだ。というのは、最後の場面が演じられたのはここだったのだから。そして見知らぬ男がやって来て何ごとかしゃべったのがもとで、ボーインは立ち上がってその男について行ったのだ。彼女が踏んでいるこの床はあの男の足にも触れている。本棚の本はあの男の顔を見ているはずだし、また古く浅黒くなった壁の意識が高揚して声となり、彼らの秘密を暴露してくれそうに思える時もあった。

   イーディス・ウォートン=著 乾信一郎〔ほか〕=訳「あとにならないと」
   ロアルド・ダール=編  乾信一郎〔ほか〕=訳
   『ロアルド・ダールの幽霊物語』ハヤカワ・ミステリ文庫 1988/12 所収
   内容詳細は ここ

   原書:
   Roald Dahl's Book of Ghost Stories (1983)
   Table of contents provided by one of the reviewers.
 
 
(3) 橋本 1959, 1969, etc.
 もちろん、彼女にも、自分の良人がどうなったのかは生涯わからないにちがいない——という気がした——誰にもわからないにちがいないのだ。けれども、この家は 知っていた のだ。彼女が長い寂しい夕べをすごしたこの書斎は知っていたのだ。なぜなら、最後の場面が演じられたのは、ここでだったのだから。あの見知らぬ男がはいってきて、ボインに立ちあがってついてこさせる言葉を口にしたのは、ここでだったのだから。彼女が踏んでいるこの床はあの男の歩きぶりを感じとっているのだ。書斎の書物はあの男の顔を見ているのだ。ときには、すすけた古い壁のはりつめた意識が、耳に聞こえる声となって、叫びだし、その秘密を語ってくれそうに思える瞬間もあった。

   3a. イーディス・ウォートン=著 橋本福夫(はしもと・ふくお)=訳
    「あとになって」
    ラヴクラフト〔ほか〕=著 大西尹明(おおにし・ただあき)+橋本福夫=訳
    『怪奇小説傑作集3 英米編3』創元推理文庫 新版 2006/04 所収
    詳細は ここ
   3b. イーディス・ワートン=著 橋本福夫=訳「あとになって」
    ラヴクラフト〔ほか〕=著 大西尹明(おおにし・ただあき)+橋本福夫=訳
    『怪奇小説傑作集3 英米編3』創元推理文庫 旧版 1969/03 所収
    詳細は ここ
   3c. イーディス・ファートン=著 橋本福夫=訳「あとになつて」
    『世界恐怖小説全集7 こびとの呪』東京創元社 1959 所収
    詳細は ここ
   文中の太字箇所は原文では太字でなく傍点。引用は 3b. に拠りました。
 
 
(4) 松村 1941, 1993
 いや、ボインがどうなつたのかといふことはメアリーにも決して分らないだらう、——誰にだつて決して分らないだらう。だが、この家こそはそれを知つてゐるのだ。彼女がいつも永い夜をひとり寂しく過すこの書齊はそれを知つてゐるのだ。最後の場面が演ぜられたのは、——見知らぬ男がやつて來て何か言つたために、ボインが立ち上つてその後について行くやうになつたのは、この書齊での出來事なのだから。今メアリーが踏んでゐるこの床(ゆか)はボインの足が踏んだ床だ。書棚の書物はボインの顏を見てゐたのだ。それに、古びた薄暗い四方の壁があまり強く意識される瞬間には、それが今にも何か聲を出して、秘密を打ち明けさうな氣のすることさへあつた。

   イーデイス・ウオートン=著(目次と著者紹介ページの表記)
   イーディス・ウォートン=著(章扉の表記)
   松村達雄=譯「後になつて」
   4a.世界女流作家全集5 英米篇 植物園』全7巻 本の友社 1993/12 所収
   4b.世界女流作家全集5 英米篇 植物園』全7巻
    モダン日本社 1941/07(昭和16)所収
    国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YD5-H-908.3-Se223ウ
   文中の太字箇所は原文では太字でなく傍点。4a.4b. の複製。
   引用は 4a. に拠りました。
 
 
■英語原文 The original text in English

No, she would never know what had become of him—no one would ever know. But the house KNEW; the library in which she spent her long, lonely evenings knew. For it was here that the last scene had been enacted, here that the stranger had come, and spoken the word which had caused Boyne to rise and follow him. The floor she trod had felt his tread; the books on the shelves had seen his face; and there were moments when the intense consciousness of the old, dusky walls seemed about to break out into some audible revelation of their secret.

   Afterward (1910) by Edith Wharton
   from Tales of Men and Ghosts. New York: Scribner's, 1910.
   First published in The Century Magazine, New York,1910/01.

   E-text at:
   * Electronic Text Center, University of Virginia Library
   * Project Gutenberg Consortia Center
   * The Literature Network
   * Infomotions' Gutenberg
   * Classic Short Stories
   * Project Gutenberg
   * Gaslight
 
 
■テレビ化作品 A TV adaptation

   Afterward (1985), directed by Simon Langton, starring Kate Harper,
   Michael Shannon, Penelope Lee. More details here.
 
 
■表記/訳題の異同 Variations of translation and transliteration

A) 著者名:Edith Wharton
   イーディス・ウォートン 橋本 2006
        〃      松村 1993(章扉)
        〃      乾  1988
        〃      松村 1941(章扉)
   イーディス・ファートン 橋本 1959
   イーディス=ワートン  千葉 1996
   イーディス・ワートン  橋本 1969
   イーデイス・ウオートン 松村 1993(目次と著者紹介ページ)
        〃      松村 1941(目次と著者紹介ページ)

B) 表題:Afterward
   「あとになって」    橋本 2006
      〃        千葉 1996
      〃        橋本 1969
   「あとになつて」    橋本 1959
   「後になつて」     松村 1993
      〃        松村 1941
   「あとにならないと」  乾  1988
 
 
■外部リンク External links

   * Edith Wharton - Wikipedia (1862-1937)
   * The Edith Wharton Society
   * Edith Wharton - The Internet Movie Database (IMDb)
   * イーディス・ウォートン - 翻訳作品集成
   * イーディス・ウォートン - 翻訳アンソロジー/雑誌リスト
 
 
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Thursday, 03 July 2008

Afterward by Edith Wharton (1) イーディス・ウォートン 「あとになって」「後になつて」「あとにならないと」 (1)

 Images 
表紙画像 Cover photos

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. 51pca16gzel b. 415rjv3ezrl c. 51tjwxedsxl


■はじめに Introduction

 アメリカからイギリスにやってきた夫婦。田舎に邸宅を買おうと物色中。古くて不便な家のほうが趣きがあってよい、という物好きな、この2人。えっ、幽霊が出る屋敷があるって? それなら、なおさらいいじゃないか!
 不動産を案内した現地の友人と、夫婦との会話がつづく……。


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 千葉 1996
「幽霊はどうなんだい。きみは、その屋敷には幽霊がいるという、かんじんのことをかくしているんじゃないか。」
 幽霊のいる屋敷に住みたい。それもエドワードののぞみだった。すると、アライダは、からかうような調子で答えたものだ。
「いるわよ、もちろん。でもそれが幽霊だとは、ぜったいにわからないの」
 エドワードはあきれたようにいった。
「わからない? 幽霊だとわからない幽霊だというのか。それはへんじゃないか。」
「わたしもはっきりとは知らないわよ。でも、うわさではそうなの。あれは幽霊屋敷なのよ。でもね、あとにならないと、そうとはわからないのよ。」
「あとになってか。」

  • ワートン=作 千葉幹夫=文(再話) 「あとになって」 ホフマン〔ほか〕=作 那須辰造〔ほか〕=訳 『鏡にうかぶ影』 講談社青い鳥文庫Kシリーズ 1996/07 所収

(2) 乾 1988
「(……)どこかよその家の幽霊見物に十マイルもドライブして行きたくないよ。幽霊のひとつぐらいは自分の屋敷内にいなくちゃね。リング屋敷には幽霊はいるの?」
 言い返した彼に向かって、アリーダはまた笑ったのだが、その時だった、彼女がみせびらかすようなあの言葉を投げつけるようにいったのは。「ああ、いますとも、もちろんよ、でもきっとあなた方には全然それとはわからないわ」
「全然わからないって?」とボーインが言い返した。「それじゃ、いったい幽霊とわからずに幽霊ってことがどうしてわかるのかね?」
「あたしには何ともいえないわ。だけど、そういう話なの」
「つまり、幽霊はいるんだけど、それが幽霊ってこと誰にもわからないってわけ?」
「そうね……ともかく、あとにならないとね」
「あとにならないと?」
「ずっと、ずっと、あとにならないとね」 


(3) 橋本 1959, 1969, etc.
「(……)十マイルもドライブして、ひとの家の幽霊を見にいかなきゃならないのではいやだね。自分の屋敷内にも幽霊の一人ぐらいはほしいよ。リングには幽霊がいるのかい?」
 彼がそういったとき、アライダはまた笑いだしたが。そのときだったのである、彼女がからかうようにさっきの言葉を投げつけたのは。「そりゃ、もちろんいるわよ。でも、それがそうだとは絶対にわからないのよ」
「絶対にわからない?」とボインは彼女の言葉じりをとらえた。「幽霊だとわからない幽霊なんてものがあるのかね?」
「そりゃ知らないけど、そういう話なのよ」
「幽霊はいるが、それが幽霊だと誰にもわからないって話がかい?」
「そう——とにかく、あとにならなければね」
「あとにならなければ?」
「ずっと、ずっと、あとになるまではね」 

  • イーディス・ウォートン=著 橋本福夫(はしもと・ふくお)=訳 「あとになって」 ラヴクラフト〔ほか〕=著 大西尹明(おおにし・ただあき)+橋本福夫=訳 『怪奇小説傑作集3 英米編3』 創元推理文庫(新版)2006/04 所収 詳細は ここ
  • イーディス・ワートン=著 橋本福夫=訳 「あとになって」 ラヴクラフト〔ほか〕=著 大西尹明+橋本福夫=訳 『怪奇小説傑作集3 英米編3』 創元推理文庫(旧版)1969/03 所収 詳細は ここ
  • イーディス・ファートン=著 橋本福夫=訳 「あとになつて」 『世界恐怖小説全集7 こびとの呪』 東京創元社 1959 所収 詳細は ここ

   引用は b. に拠りました。傍点を下線で置き換えました。


(4) 松村 1941, 1993
「(……)誰かよその人の幽靈を見に、十哩も車を走らせなくちやならないんぢや、いやですよ。邸の中に自分の幽靈が出て欲しいですね。で、リングには幽靈はゐるんですか?」
 彼がさうやり返すとアリーダはまた笑つた。さうしてぢらすやうにかう言ひ返したのはその時のことだつた、「そりやあ、もちろんゐますとも、でも、あなた方には分りつこないでせう。」
「分らないんですつて?」とボインがアリーダの言葉をさへぎつた。「だつて、そもそもそれと分らないやうな幽靈なんてありやうがないぢやありませんか?」
「わたしにも分らないわ。でもさういふ話よ。」
「幽靈は出る、だが、誰にもそれが幽靈だつてことは分らない、といふんですね?」
「ええ、さう、——とにかく、後(あと)になつてからでなくちや。」
「後になつてからでなくちや?」
「ずつとずつと後になつてからでなくちや分らないの。」

   イーデイス・ウオートン=著(目次と著者紹介ページの表記)
   イーディス・ウォートン=著(章扉の表記)
   松村達雄=譯 「後になつて」

   a. は b. の複製。引用は a. に拠りました。傍点を下線で置き換えました。


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

"[Omission] Não quero ter de viajar dez milhas para ver o fantasma de outra pessoa. Quero um meu, em minha propriedade. Há um fantasma em Lyng?"

Sua resposta fizera Alida rir novamente, e foi então que ela replicara, provocante: "Ah!, existe um, é claro, mas vocês nunca saberão".

"Nunca saberemos?", Boyne interrompeu-a. "Mas o que faz de um fantasma um fantasma senão o fato de ser visto por alguém?"

"Não sei. Mas essa é a história."

"Que há um fantasma, mas ninguém sabe que é um fantasma?"

"Bem... somente depois, de qualquer forma."

"Somente depois?"

"Somente muito, muito tempo depois."

   Depois by Edith Wharton
   from Classicos do Sobrenatural. Translated by Enid Abreu Dobránszky
   Editora Iluminuras Ltda, 2004


 Audio 1 
英語原書のオーディオブック 朗読: ニコラス・クリフォード
Audiobook in English read by Nicholas Clifford

下の引用箇所の朗読は 2:57 から始まります。 Uploaded to YouTube by freeaudiobooks84 on 2 Jul 2013. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 2:57.


 Audio 2 
英語原書のオーディオブック 朗読: チャーリー・ブレイクモア
Audiobook in English read by Charlie Blakemore

下の引用箇所の朗読は 3:09 から始まります。 Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 3:09.


■英語原文 The original text in English

"[Omission] I don't want to have to drive ten miles to see somebody else's ghost. I want one of my own on the premises. Is there a ghost at Lyng?"

His rejoinder had made Alida laugh again, and it was then that she had flung back tantalizingly: "Oh, there is one, of course, but you'll never know it."

"Never know it?" Boyne pulled her up. "But what in the world constitutes a ghost except the fact of its being known for one?"

"I can't say. But that's the story."

"That there's a ghost, but that nobody knows it's a ghost?"

"Well -- not till afterward, at any rate."

"Till afterward?"

"Not till long, long afterward."


■テレビ化作品 A TV adaptation

  • Afterward (1985), directed by Simon Langton, starring Kate Harper, Michael Shannon, Penelope Lee. More details here.

■表記/訳題の異同 Variations of translation and transliteration

A) 著者名:Edith Wharton
  イーディス・ウォートン 橋本 2006
  イーディス・ウォートン 松村 1993(章扉)
  イーディス・ウォートン 乾  1988
  イーディス・ウォートン 松村 1941(章扉)
  イーディス・ファートン 橋本 1959
  イーディス=ワートン  千葉 1996
  イーディス・ワートン  橋本 1969
  イーデイス・ウオートン 松村 1993(目次と著者紹介ページ)
  イーデイス・ウオートン 松村 1941(目次と著者紹介ページ)

   東京創元社版の橋本訳は、ファートン → ワートン → ウォートン と推移。

B) 表題:Afterward
 「あとになって」     橋本 2006
 「あとになって」     千葉 1996
 「あとになって」     橋本 1969
 「あとになつて」     橋本 1959
 「後になつて」      松村 1993
 「後になつて」      松村 1941
 「あとにならないと」   乾  1988


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2013/07/24 ポルトガル語訳を追加しました。また、2種類の英語原文朗読の YouTube 画面も追加しました。

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Tuesday, 01 July 2008

The English Eccentrics by Edith Sitwell イーディス・シットウェル 『英国畸人伝』

 Images 
本の表紙、肖像写真、肖像画

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. 51qcgz5qkhl b. Dame_edith_sitwell c. Roger_fry__edith_sitwell


■日本語訳 Translation into Japanese

畸人はとくにイギリスに多い。その理由のひとつは、英国人に生まれつき備わっている、自分は決して間違いを犯さないのだという奇妙な自己満足である。

  • イーディス・シットウェル=著 松島正一(まつしま・しょういち)+橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
  • 引用は b. 青土社版 1991 に拠りました。
  • 原書: English Eccentrics, revised edition. 

■英語原文 The original text in English

Eccentricity exists particularly in the English, and partly, I think, because of that peculiar and satisfactory knowledge of infallibility that is the hallmark and birthright of the British nation.

  • The English Eccentrics by Edith Sitwell. First published in 1933. Revised edition 1958.
  • Paperback editions include:

■上掲日本語訳への疑問 A question about the Japanese translation above

松島+橋本=訳の文中の「奇妙な自己満足」という箇所が、どうも腑に落ちません。どなたか、ほかの訳し方を提案していただけませんか?


 Video 
デイム・イーディス・シットウェル 1959年に行われたインタビュー
Dame Edith Sitwell, 1959 interview

Uploaded to YouTube by Jozef Sterkens on 28 Mar 2012.


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/05/23 イーディス・シットウェルへのインタビューの YouTube 動画を追加しました。

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