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September 2008

Monday, 29 September 2008

太宰治 『人間失格』 No Longer Human by Osamu Dazai

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
 Video 1  映画 人間失格 (2009) Film The Fallen Angel (2010)
 Images   さまざまな言語の版 Editions in various languages
■キーン氏による英訳 Professor Keene's translation into English
■tomoki y. による、英訳からの重訳 tomoki y's retranslation of the English translation
■太宰による日本語の原文 Dazai's original text in Japanese
  Audio   日本語原文オーディオブック Audiobook in Japanese
■比較 Comparison
 Video 2  アニメ 人間失格 ディレクターズカット版 (2009)
■『人間失格』 日本語版各種 Partial list of Dazai's original Japanese editions
 Video 3  テレビ朝日『驚きももの木20世紀』 太宰治を愛した女 (1995)
 Video 4  フジテレビ『文學ト云フ事』 第4回 「人間失格」 太宰治 (1994)
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

まえの記事に引き続き、日本語原文→英訳→日本語訳の「重訳」あそび。今回も太宰治をとりあげます。代表作『人間失格』。そしてドナルド・キーン氏による、その英訳。

『人間失格』も、私は大昔に読んで以来、読み返していません。あの冒頭部分は、さすがにうっすらと覚えています。ですが、今回は太宰の文体を、あえて模倣しないことにします。まねようとしたところで、ろくなものにはならないことが分かりましたから(苦笑)。

かわりに、こんなことを意識しています。つまり、日本語を知らない人たちが、日本の文学作品の英訳を読んでいる最中に頭のなかに思い浮かべる内容——いわば英語人の脳内スクリーンに映るイメージ——とは、日本語にストレートに復元したら、どんな感じのものになるのだろうか? そんなことを考えながら訳してみます。


 Video 1 
映画 人間失格 (2009) 予告篇 The Fallen Angel (2010) Trailer

監督: 荒戸源次郎 出演: 生田斗真、伊勢谷友介、寺島しのぶ Drected by Genjiro Arato. Starring Toma Ikuta, Yusuke Iseya, Shinobu Terajima


 Images  
さまざまな言語で出版された『人間失格』 No Longer Human in various languages

de De_dazai_gezeichnet_3 es Es_dazai_humano fr Fr_dazai

en En_dazai_0870117793 en En_dazai_no_longer_human kr Kr_893746103x

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↑ クリックして拡大 Click to enlarge ↑


■キーン氏による英訳 Translation into English by Professor Keene

Mine has been a life of much shame.

I can't even guess myself what it must be to live the life of a human being. I was born in a village in the Northeast, and it wasn't until I was quite big that I saw my first train. I climbed up and down the station bridge, quite unaware that its function was to permit people to cross from one track to another, I was convinced that the bridge had been provided to lend an exotic touch and to make the station premises a place of pleasant diversity, like some foreign playground. I remained under this delusion for quite a long time, and it was for me a very refined amusement indeed to climb up and down the bridge. I thought that it was one of the most elegant services provided by the railways. When later I discovered that the bridge was nothing more than a utilitarian devise, I lost all interest in it.


■tomoki y. による、英訳からの重訳
 tomoki y's retranslation of the English translation

 私の人生は、これまで恥だらけだった。
 人として生きるとはどういうことか、見当もつかない。私は東北地方のある村の生まれだ。汽車を初めて目にしたのは、かなり大きくなってからだった。駅の陸橋を昇り降りした。ところが、陸橋が一つの番線から別の番線へと渡るためのものだということを、まったく知らなかった。私は勝手に思いこんでいたのだ。陸橋というのは、駅にエキゾチックな印象をあたえ、楽しい変化をつけるためのものだと——あたかも外国の遊園地かなにかのように。私はずっと長いあいだ、このような誤解を抱きつづけた。実際のところ、私にとって陸橋を昇り降りするのは、非常に洗練されたエンタテインメントだったのだ。陸橋は鉄道が提供するサービスのなかで、もっともエレガントなものの一つだと思った。後年、それはたんなる実用の施設にすぎないと知ったら、一気に興味がうせてしまった。


■太宰による日本語の原文 Dazai's original text in Japanese

 恥の多い生涯を送って来ました。
 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。自分は東北の田舎に生れましたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。自分は停車場のブリッジを、上って、降りて、そうしてそれが線路をまたぎ越えるために造られたものだという事には全然気づかず、ただそれは停車場の構内を外国の遊戯場みたいに、複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、設備せられてあるものだとばかり思っていました。しかも、かなり永い間そう思っていたのです。ブリッジの上ったり降りたりは、自分にはむしろ、ずいぶん垢抜(あかぬ)けのした遊戯で、それは鉄道のサーヴィスの中でも、最も気のきいたサーヴィスの一つだと思っていたのですが、のちにそれはただ旅客が線路をまたぎ越えるための頗る実利的な階段に過ぎないのを発見して、にわかに興が覚めました。

  • 太宰治=著 『人間失格』 第一の手記
    • 人間失格』 E-text at 青空文庫 入力:細渕真弓 校正:八巻美惠 1999/01/01 公開 2004/02/23 修正
    • 人間失格』 新潮文庫 1952/10
  • a の底本は b。引用は a に拠りました。

  Audio  
「人間失格」 オーディオブック Audiobook in Japanese

朗読: wis  Uploaded to YouTube by teabreakt on 4 May 2011


■比較 Comparison

(1) だ/である vs です/ます Blunt style vs Distal style
太宰の原文が「ですます調」であることは、うっすら記憶していました。しかし、上にも示唆したように、ここでは、あえて違うスタイルを採用して訳すことにしました。
 
(2) タイトル The title
Title
 
(3) いくつかの表現 Some of the expressions
Expressions
 
(4) 全体の印象 Overall impression
『人間失格』をお読みになったかたならご記憶でしょうが、上の引用箇所は「はしがき」のあとに続く「第一の手記」と題された章の冒頭部です。「手記」の名にふさわしく、太宰の原文には、主人公の肉声による「告白」の空気が濃厚にただよっています。ところが、キーン氏の訳や私の訳には、その雰囲気が、あまり/ほとんどない。特定の色づけのない、中立的な叙述に近い感じです。個々のコトバの「意味」を越えた「雰囲気」といったものは、翻訳のなかで受け継いで伝えるのがむずかしいようです。


 Video 2 
アニメ 『人間失格 ディレクターズカット版』 (2009) 予告篇

監督: 浅香守生 アニメーション制作: マッドハウス 声の出演: 堺雅人


■太宰治『人間失格』:さまざまな版
 Partial list of the titles containing Dazai's original Japanese text

  1. 人間失格 ケータイ名作文学 ゴマブックス 2008/08
  2. 人間失格, 桜桃 角川文庫 改版 2007/06
  3. 人間失格 集英社文庫 新装版 2007/06
  4. 人間失格 新潮文庫 改版 2006/01
  5. 斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 文春文庫 2000/10
  6. ザ・太宰治 第三書館 1999/02
  7. 太宰治全集10 小説9 筑摩書房 1999/01
  8. 人間失格 E-text at 青空文庫 入力: 細渕真弓 校正:八巻美恵 初登録(=アップロード) 1999/01 (新字新かな)
  9. 人間失格 集英社文庫 1990/11
  10. 太宰治全集9 筑摩書房 1990/10
  11. 太宰治全集9 ちくま文庫 1989/05
  12. 人間失格、グッド・バイ 他一篇 岩波文庫 1988/05
  13. 太宰治全集9 筑摩書房 1976
  14. 太宰治全集9 筑摩書房 1956
  15. 人間失格 新潮文庫 1952
  16. 太宰治全集15 八雲書店 1949
  17. 人間失格 筑摩書房 1948
  18. 展望 筑摩書房 1948年6月号〜8月号

以上のほか多数の版に収録。8 の底本は 15。初出誌は 18。引用は 8 に拠りました。


 Video 3 
テレビ朝日『驚きももの木20世紀』 顛末 武蔵野心中 太宰治を愛した女 (1995-11-17)


 Video 4 
フジテレビ『文學ト云フ事』 第4回 「人間失格」 太宰治 (1994-05-10)


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014-09-27 目次を新設し、オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2010-05-25 つぎの4本の YouTube 動画を追加しました。
    1. 映画『人間失格』 (2009) 予告篇
    2. アニメ『人間失格 ディレクターズカット版』 (2009) 予告篇
    3. テレビ朝日『驚きももの木20世紀』 顛末 武蔵野心中 太宰治を愛した女 (1995)
    4. フジテレビ『文學ト云フ事』 第4回 「人間失格」(1994)

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Sunday, 28 September 2008

太宰治 「親友交歡」「親友交歓」 The Courtesy Call by Osamu Dazai

■はじめに Introduction

翻訳論やコミュニケーション論などの論者がときどき話題として取り上げる「重訳」を自分でやってみました。「翻訳の翻訳」を原文と比べて、どれだけ原意からずれているかを見る。伝言ゲームのバイリンガル文書版みたいなものです。別にむずかしい理屈をならべるつもりはありません。たんなるお遊びです。

太宰治に「親友交歡」という題のノンフィクション風短篇小説があります。私はこの作品を、ずっと前に読んだ気がしますが、今回この重訳を試みる時点では、内容をまったく覚えていませんでした。アイヴァン・モリスというイギリス人による英訳が出ています。太宰の原文をわざと見ないようにして、このモリス氏の英訳を日本語に訳し戻してみました。はたして、どれだけ太宰ふうに訳せるか?


 Images 
表紙画像 Cover photos

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

de De_dazai_gezeichnet es Es_elocaso fr Fr_la_femme_de_villon

en En_morris_japanese_stories zh H_dazai_villons_wife ja Ja_dazai_kishida


■tomoki y. による、英訳からの重訳
 tomoki y's retranslation of the English translation

その男のことは死ぬまで忘れない。去る九月の午後、家(うち)へやってきた男のことだ。うわべだけ見たら、彼の来訪には何も格別なところはなかったかもしれない。だが、私は固く信じている。あれは、わが人生における一大事件だったのだ、と。なぜなら、私にとって、この男は新人類の出現を予言するものだったからだ。東京にいた時分、私はよく最低級の飲み屋へ行っては、唖然とするほどの極道者たちと交わったものだった。だが、この男は図抜けていた。どこからどう見ても、私がこれまでに会った人間のなかで、最もいやな、最もいけ好かない奴だった。こいつには善良さのかけらもなかった。

 
 
■モリス氏による英訳 Translation into English by Mr Morris

Until the day of my death I shall not forget the man who came to my house that afternoon last September. Although on the surface there may have been nothing very spectacular about his visit, I am convinced that it was a momentous event in my life. For to me this man foretold a new species of humanity. During my years in Tokyo, I had frequented the lowest class of drinking house and mixed with some quite appalling rogues. But this man was in a category of his own: he was far and away the most disagreeable, the most loathesome, person I had ever met; there was not a jot of goodness in him.

  • The Courtesy Call by Dazai Osamu. Translated by Ivan Morris. Modern Japanese Stories: An Anthology edited by Ivan Morris. Rutland, Vermont and Tokyo, Japan : Charles E. Tuttle Company, 1962

 
 
 Audio 
日本語原文朗読 Audiobook in Japanese

Uploaded to YouTube by atoyaku さんのチャンネル on 3 Feb 2013


■太宰による日本語の原文 Dazai's original text in Japanese

 昭和二十一年の九月のはじめに、私は、或る男の訪問を受けた。
 この事件は、ほとんど全く、ロマンチツクではないし、また、いつかうに、ジヤアナリスチツクでも無いのであるが、しかし、私の胸に於いて、私の死ぬるまで消し難い痕跡を殘すのではあるまいか、と思はれる、そのやうな妙に、やりきれない事件なのである。
 事件。
 しかし、やつぱり、事件といつては大袈裟かも知れない。私は或る男と二人で酒を飲み、別段、喧嘩も何も無く、さうして少くとも外見に於いては和氣藹々裡に別れたといふだけの出來事なのである。それでも、私にはどうしても、ゆるがせに出來ぬ重大事のやうな氣がしてならぬのである。
 とにかくそれは、見事な男であつた。あつぱれな奴であつた。好いところが一つもみじんも無かつた。
 (数行略)東京生活に於いては、最下等の居酒屋に出入りして最下等の酒を飲み、所謂最下等の人物たちと語り合つてゐたものであつて、たいていの無頼漢には驚かなくなつてゐるのである。しかし、あの男には呆れた。とにかく、ずば抜けてゐやがつた。

  • 太宰治=著 「親友交歡」 初出: 『新潮』 第43巻第12号 1946/12

 
 
■比較 Comparison

  1. 省略/削除 Omission/Deletion
    • アイヴァン・モリス氏の英訳が、かなり自由に省略や変更を行なっているのが意外でした。まず、冒頭の一文からして違う。太宰の前置き的なコトバもいくつか削っている。たとえば、「ロマンチツクではないし、また、いつかうに、ジヤアナリスチツクでも無い」の語句に相当する英語は見あたりません。
       
    • 原文で「数行略」と記した箇所も訳出されていませんが、ここには、著者「私」が、罹災したあと、隠遁生活を送っていた様子の叙述があります。会話でもそうですが、一般に英語でのコミュニケーションは、日本語でのそれにくらべて、前置きや回りくどい表現を嫌う傾向があるようです。単刀直入が好まれる。これは私の英語圏での何年かの経験などにもとづいて言っているので、個人的偏見かもしれませんが。
       
    • しかし、なかには、省略してしまってよかったのかどうか、と考えさせられる箇所も、ないわけではありません。たとえば、原文引用箇所の中ほどの「とにかくそれは、見事な男であつた。あつぱれな奴であつた。」という2文。「見事」「あつぱれ」という字句のすぐあとに「好いところが一つもみじんも無かつた。」と続く。この皮肉な反語的なユーモアの味は、なんとか活かして英語にして欲しかった気もします。
       
  2. 人称代名詞 Personal pronouns
    • 人称代名詞の問題は、日本語をヨーロッパ語に翻訳する場合についてまわる宿痾(しゅくあ)のようなものですね。拙訳でも、どうしようか迷いました。「私」「奴」を使ってみたら、太宰の原文と一致していたのは、まぐれあたりとはいえ、ちょっと嬉しかったです。
       
  3. タイトル Titles
    • タイトルの変わりぶりも、おもしろかった。
         「親友交歡」 → The Courtesy Call → 「表敬訪問」
      この作品は、手短かにいえば、とんでもなく嫌な奴が訪ねてきたという話です。なので、「親友交歡」という原題には、もともと皮肉がこめられているのです。その諧謔的含意を、モリス氏の英題が巧みにくみ取り、私の重訳題がかろうじて受け継いでいる。翻訳は、ときとして、あやうい綱渡りに似た様相を呈します。
       
  4. 全体の印象 Overall impression
    • 私の翻訳がへたなせいも、大いにあるでしょうが、太宰と私とでは、文体というか、文章全体が与える印象は、あきらかに異なりますね。太宰の文章の、あの粘着質なところが、私の訳ではぜんぜん表されていない。モリス氏が英訳した時点で、すでにかなり乾いた文章に変質していますが、私のは、なんだかパサパサした、やっぱりどことなく翻訳調の日本語になっている気がします。

 
 
■さらに細部についての比較 Comparison on further details

Tomoki_y_vs_dazai_2


■上に引用した、太宰の日本語原文を収録するタイトル
 Titles containing Dazai's original Japanese text quoted above

  1. 太宰治 ちくま日本文学 8 筑摩書房 2008/01
  2. 太宰治滑稽小説集 大人の本棚 みすず書房 2003/05
  3. ザ・太宰治 第三書館 1999/02
  4. 親友交歓 E-text at 青空文庫 入力:細渕真弓 校正:細渕紀子 初登録(=アップロード)1999/01 (新字新かな)
  5. 太宰治全集 9 小説 8 筑摩書房 1998/12 (旧字旧仮名)
  6. 太宰治全集 8 筑摩書房 1990/08 (新字旧仮名)
  7. 太宰治全集 8 筑摩書房 1976/09 (旧字旧仮名)
  8. ヴィヨンの妻・桜桃 他八編 岩波文庫 1957 (新字新かな)
  9. ヴィヨンの妻 新潮文庫 1950/12 (新字新かな)
  10. ヴィヨンの妻 筑摩書房 1947
  11. 新潮 第43巻第12号 新潮社 1946/12/01 発行 「創刊五百号記念」の「小説特輯」欄に掲載。

以上のほか多数の版に収録。4 の底本は 9。初出誌は 11。初出単行本は 10。引用は 5 に拠りました。


■外部リンク External links


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  • 1215/02/27 日本語原文朗読の YouTube 画面を追加しました。

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In Memoriam: Paul Newman (1925-2008) 追悼 ポール・ニューマン

Paul Newman: Raindrops keep fallin' on my head.

Uploaded to YouTube by Clara Darko on 7 Oct 2012.


Paulnewmanphotographc12_2
Paul Newman ポール・ニューマン
26 January 1925 - 26 September 2008
Image source: artfiles.art.com


■外部リンク External links

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Wednesday, 24 September 2008

Howards End by E. M. Forster (1) E・M・フォースター 『ハワーズ・エンド』『ハワーズ・エンド邸』 (1)

■はじめに Introduction

彼女マーガレットと彼ヘンリーは、もともと違った世界の人間どうし。二人は結びつくことができるのか? 二人が結びつくことは、なにを意味するのか?


 Image Gallery 
表紙画像、DVD箱装、諷刺画、肖像写真
Cover photos, a DVD package, a caricature and a portrait

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. Ja_howards_end_kawade b. Howards_end_dvd c. En_howards_end_penguin

d. Rooksnest_stevenage e. Forster_beerbohm f. E_m_forster_cambridge

  • ハワーズ・エンド 世界文学全集1-7 河出書房新社 (2008)
  • ハワーズ・エンド Howards End (1992), a film directed by James Ivory, produced by Ismail Merchant, starring Vanessa Redgrave, Helena Bonham Carter, Emma Thompson, Anthony Hopkins. 日本版DVD (2001) More info at IMDb
  • Howards End Penguin Classics (2000)
  • Rooks Nest House, Weston Road, Stevenage, Hertfordshire, UK. フォースターが1883〜93年(4〜14歳)の時期を過ごし「ハワーズ・エンド」邸のモデルになったとされる家「ルックス・ネスト・ハウス」。ロンドンから北へ約50キロ。ハーフォードシャー州ステヴネジという町にある。現在は私邸であり非公開。Google Map The Forster Country Map Image source: Aspects of E.M. Forster
  • Max Beerbohm's caricature of E. M. Forster. Image source: Jane Austen Society of North America
  • E. M. Forster at Cambridge circa 1899. Image source: Pharos

■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
ヘンリーは、たしかにオトナではあった。だが、マーガレットは思った。自分なら、彼を手伝って橋を架けさせてやることができるかもしれない——彼と自分の内面にある、平凡不粋と情熱激情とを結びつける、虹の架け橋を。この橋を架けないことには、二人とも無意味な切れ端にすぎない。二人とも、はんぶん僧侶で、はんぶん野獣。つながっていない二つのアーチ。いまだ人間になりそこないの存在だ。この橋があってこそ、愛は生みだされる。愛は、虹の描く弧の頂点に舞い降りる。愛は、背景がグレーに沈むときには輝き、赤く燃えるときには、落ち着きをかもし出す。(……)

合体あるのみ! マーガレットがヘンリーに説き教えたいのは、ただそれだけだった。ひたすら合体せよ——空疎な単調さと、ほとばしる激情とを。そうすれば散文体も興奮調も高みに登り、人間の愛は最高のかたちとなる。切れ端のままで生きるのをやめよ。合体せよ。そうすれば、獣と僧は、そのどちらにとっても生存に不可欠な条件である孤立を失って、死ぬのである。


(J2) 小池 1970, 1994
あの人はもう一人前の大人だけれども、あの人を助けて、私たちの中にある散文と情熱を結び合わせる虹の掛け橋を作ることができるかもしれない。その橋がないと、私たち人間は半分は聖者で半分は獣の無意味な断片(かけら)、結びついて一人の人間になれなかった未完成のアーチにすぎないのだ。その橋とともに愛が生まれて、虹のアーチの頂に降り立つと、それは日常生活の灰色を背景にすれば絢爛(けんらん)と輝いて見え、情熱の火を背景にすると地味に落ち着いて見えるのだ。(……)

ただ結び合わせよ! これが彼女の説教のすべてであった。散文と情熱をただ結び合わせよ。そうすればその両者ともに高められ、人間の愛はその至高の姿をとるであろう。もはや切れ切れに生きてはならない。ただ結び合わせよ。そうすれば孤立してしか生きていけない獣と聖者とは、ともに死んでしまうのである。

  • E・M・フォースター=著 小池滋(こいけ・しげる)=訳
  • a. は b. に手を加えたもの。引用は a. みすず書房版に拠りました。

(J3) 鈴木 1967, 1987
彼は分別盛りではあったが、今からは、彼女が彼を助けて、われわれの中にある散文を情熱と結び合わす虹の橋をかけさせることができるかもしれない。それなくしては、われわれは、無意味な断片、半修道僧、半獣人、結び合って一人の人間になったことのないちぎれちぎれのアーチである。その虹の橋とともに愛は生まれ、虹の頂点に降下し、灰色を背景に燃え輝き、火を背景にくすんで見えるのだ。(……)

結合のみ! それが彼女の説教のすべてであった。散文と熱情とをただ結合せよ、そうすればその両方とも高められ、人間の愛はその至高において見られるであろう。もはや断片の中に生きるな。ただ結合せよ、そうすれば、野獣と修道僧は、そのどちらにとっても生命である孤立を奪われて死ぬであろう。

  • E・M・フォースター=著 鈴木幸康(すずき・ゆきやす)=訳
  • 引用は b. 八潮出版社 1967年版に拠りました。
  • 原書: エドワード・アーノルド社のポケット・エディション (1956年版)

(J4) 吉田 1965, 1980, etc.
相手はもう成熟した人間だったが、まだわれわれのうちにある散文と詩を虹の橋で結びつける仕事を彼がするのをマーガレットに手伝うことができるかも知れなかった。その橋がなければわれわれは半ば修道僧、半ば獣の無意味な断片で、一個の人間になっていない離ればなれの橋板と桁(けた)にすぎないのである。その橋とともに愛が生まれて、橋の中央に降下し、灰色の背景では輝き、火を背負っては地味にそこにあって(……)

ただ結びつけることさえすれば、というのが彼女が説きたいことの全部だった。ただ詩と散文を結びつけることさえすれば、そのいずれもが光を発し、人間的な愛はその頂点に達することになる。もう断片的に生きるのはやめて、結びつけさえすれば、人間のうちに孤立してしか生きて行けない獣も、修道僧も死ぬのである。


■イタリア語訳(部分) Translation into Italian (fragment)

Solo connettere! Questo era il senso della sua predica. Solo connettere la prosa e la passione, e entrambe saranno esaltate, e l'amore umano sarà visto in tutta la sua altezza. Non vivere più in frammenti. Solo connettere...


■スペイン語訳(部分) Translation into Spanish (fragment)

¡Sólo construir el puente! Ese era todo el sermón. Sólo construir un puente entre la prosa y la pasión y ambas resurgirían y el amor humano brillaría en su cima. No más vida fragmentaria. Sólo construir el puente y la bestia y el mono, alejados del aislamiento que les da vida, morirían.


■フランス語訳(部分) Translation into Italian (fragment)

Relier ! C'était tout son sermon. Relier simplement la prose et la passion, afin qu'ils soient tous deux exaltés et que l'amour humain surgisse en plein ciel. Ne vivez plus fragmentairement. Reliez : le moine et la bête, alors, privés tous deux de l'isolement dont ils vivent, mourront.


 Audio 
英語原文の朗読 第22章 Audiobook: Chapter 22 - Howards End

Uploaded to YouTube by CCProse on Jun 20, 2012 . The "Mature as he was..." starts around 00:11. The "Only connect!" starts around 02:04.


■英語原文 The original text in English

Mature as he was, she might yet be able to help him to the building of the rainbow bridge that should connect the prose in us with the passion. Without it we are meaningless fragments, half monks, half beasts, unconnected arches that have never joined into a man. With it love is born, and alights on the highest curve, glowing against the gray, sober against the fire. ( . . . )

Only connect! That was the whole of her sermon. Only connect the prose and the passion, and both will be exalted, and human love will be seen at its height. Live in fragments no longer. Only connect, and the beast and the monk, robbed of the isolation that is life to either, will die.

  • Chapter 22, Howards End (1910) by E. M. Forster

■英語原文の出典 Sources of the original text in English

  1. 初版本の各ページの複写画像 Scanned book at Internet Achive
  2. 電子テキスト E-text

 Video 
E. M. Forster Talks About Writing Novels - 'Only Connect'

Uploaded to YouTube by John Hall on 25 Aug 2013. From a talk given at the BBC in 1958.


■外部リンク External links

  1. E.M. Forster and his works
  2. Rooks Nest House

■更新履歴 Change log

  • 2013/03/21 スペイン語訳(部分)とフランス語訳(部分)を追加しました。また、E. M. Forster Talks About Writing Novels の YouTube 画面も追加しました。
  • 2012/07/11 英語原文の朗読の YouTube 画面を追加しました。
  • 2008/09/26 イタリア語訳(部分)を追加しました。
  • 2008/09/25 Tomoki Yamabayashi=訳 2008/09/24 の細部に修正を施しました。
  • 2008/09/24 Tomoki Yamabayashi=訳 2008/09/24 を追加しました。

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Tuesday, 23 September 2008

To You (from Leaves of Grass) by Walt Whitman ホイットマン「あなたに」「あなたへ」「きみに」「君に」「君へ」「汝に」(『草の葉』より)

■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

   「あなたに」……有島 1929, 1934, etc.
   「あなたへ」……tomoki y. 2008
   「きみに」………木島 1969, 1997
   「君に」…………酒本 1998
   「君に」…………亀井 1976
   「君に」…………白鳥 1965
   「君に」…………長沼 1950
   「君へ」…………志木 2000
   「汝に」…………白鳥 1919
 
 
■ホイットマンの躁局面 Whitman's manic phase

詩人ウォルト・ホイットマンは、米国の精神医学者ケイ・レッドフィールド・ジャミソンの著書 Touched with Fire: Manic-Depressive Illness and the Artistic Temperament, Free Press Paperbacks, 1994 の巻末に収録された付録B 「おそらくは循環気質、大うつ病、もしくは躁うつ病を患っていたと思われる作家、芸術家および作曲家」のリストに、その名が挙がっている。

このリストに載っている詩人はぜんぶで83人。ホイットマン以外の名を順不同に挙げると、ボードレール、バイロン、エミリ・ディキンソン、T.S. エリオット、ヴィクトル・ユーゴー、キーツ、パステルナーク、エドガー・アラン・ポー、エズラ・パウンド、プーシキン、シェリー、ディラン・トマス、などなど。

たとえば、下に引用する、わずか2行(紙面の都合では3行)の詩を読むと、ホイットマンの躁局面の一端がうかがわれる。自己意識が異常に拡張して、世界・宇宙と一体になる感じ。一種の誇大妄想といってよいだろうか。もし、そばにいたら、あつくるしい感じの人かもしれない。変人だけれど、おもしろい人物であることもまた否定できない。
 
 
■To You: A Tribute to Walt Whitman

   Source: YouTube 8:36
   Video clip from dragonsanctuary
   Uploaded 2007/08/02
 
 
■中国語訳(簡体字)Translations into simplified Chinese

(C1) Translator unknown, 2005
   作者: 沃爾特 惠特曼 《草葉集—英漢雙語・詩歌經典》
   東方文藝出版社 2005/12
   簡裝本  ISBN: 7531718812
   中国語(簡体字)/英語のバイリンガル版
   Available from 中國圖書網 . 台灣 (BooksChina.com.tw)
 
 
(C2) 趙 1987
   作者:(美)華爾特・惠特曼 著;趙蘿Chinese_character_new
   《我自己的歌》外國詩歌叢書
   上海譯文出版社 1987/09  ISBN: --
   Available from 讀書網 (dushu.com)
 
 
■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese

   《草葉集》 華爾特・惠特曼 著 方達仁 譯
   人本自然 2000/07, ISBN: 9574700569
   Available from:
   * 露天拍賣 (ruten.com.tw)
   * Findbook
 
 
■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
どこのどなたか存じませんが、もし通りすがりにわたしに話しかけたくなったら、
 ぜひぜひ話しかけてくださいよ。
わたしのほうからだって、もちろん話しかけて構いませんよね?
   Tomoki Yamabayashi=訳「あなたへ」
 
(J2) 志木 2000
見知らぬ人よ、 君が通りすぎるとき 私に話しかけたいと思えば、
   なぜ 話しかけてはいけないのだ?
私は 話しかけてはいけないのだろうか?
   志木和美=訳「君へ」
 
(J3) 酒本 1998
見も知らぬ人よ、もしも君がゆきずりにわたしと出あって話しかけてみたいと
 思うのなら、どうして話しかけてはいけないわけがあるだろう、
そしてわたしがどうして君に話しかけてはいけないわけがあるだろう。
   酒本雅之=訳「君に」
 
(J4) 亀井 1976
見知らぬ人よ、もし行きずりにわたしとあって、語りかけたいと思うなら、
  語りかけていけないわけがあろうか、
そしてまた、わたしが君に、語りかけていけないわけがあろうか。
   亀井俊介=訳「君に」
 
(J5) 木島 1969, 1997
見知らぬひとよ、もし通りすがりにきみがわたしに会って、わたしに話し
  かけたいのなら、どうしてきみがわたしに話しかけてはいけないのだ?
そして、どうしてわたしがきみに話しかけてはいけないのだ?
   木島始=訳「きみに」
 
(J6) 白鳥 1965
見知らぬ人よ、もし通りすがりに私に向って私と話したく思ったなら、
 何故、君は私に話しかけないのか、
そして何故私は君に話しかけてはいけないのか。
   白鳥省吾=訳「君に」
 
(J7) 長沼 1950
見知らぬ人よ、若し君が行き摺りに私に會つて、私に話したく思つたなら、
 何故(なぜ)君は話しかけないのか。
また、私が君に話しかけては、何故いけないのか。
   長沼重隆=訳「君に」
 
(J8) 有島 1929, 1934, etc.
見も知らぬ人よ、あなたが行きずりに、私に遇つて、話しかけようと
 望むなら、話しかけて惡い譯が何所にあらう、
又私があなたに話しかけて惡い譯が何所にあらう。
   有島武郎=訳「あなたに」
 
(J9) 白鳥 1919
見知らぬ人よ、若し通りすがりに私に遇つて、
私と話さうと希ふなら、
何故、汝は私に話しかけないか、
そして私は何故、汝に話しかけないか。
   白鳥省吾=譯「汝に」
 
 
■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Sp1) elaleph.com, 2000
Desconocido, si al pasar, quieres hablarme,
   ¿por qué no has de hacerlo?
Y, ¿por qué no te hablaría yo?

   Para ti
   from Hojas de Hierbas by Walt Whitman
   Ediciones elaleph.com 2000
   E-text at Scribd


(Sp2)
Extranjero, si usted que pasa me satisface y desea hablarme,
   ¿por qué no debe usted hablarme?
Y porqué si no le hablo?

   Para ti
   from Hojas de Hierbas by Walt Whitman
   E-text at Messaggiamo.com


■フランス語訳 Translation into French

Étranger, si passant vous me rencontrez et désirez me parler,
   pourquoi ne me parleriez-vous pas ?
Et pourquoi ne vous parlerais-je pas ?

   À Vous
   from Feuilles d'herbe by Walt Whitman
   Translated by Jules Laforgue
   Œuvres complètes: édition chronologique intégrale
   L'Age d'Homme, 1995
   Preview at Google Books
   E-text at:
   * Jules Laforgue (Laforgue.org)
   * Poesies.net


■英語原文 The original text in English

Stranger, if you passing meet me and desire to speak to me,
   why should you not speak to me?
And why should I not speak to you?

   To You
   Leaves of Grass by Walt Whitman
   The so-called deathbed edition (1891-92)

   This poem first appeared in the third edition of Leaves of Grass.
   Some of the earlier editions have minor variations in punctuation.
   To You, 6th edition (1881-82)
   To You, 5th edition (1871-72)
   To You, 4th edition (1867)
   To You, 3rd edition (1860)
 
 
■日本語訳の書誌情報 Bibliography on translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
   ホイットマン=作 Tomoki Yamabayashi=訳「あなたへ」
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/09/23 
 
(J2) 志木 2000
   ウォルト・ホイットマン=著 志木和美(しき・かずみ)=訳「君へ」
   『草の葉』 2000 最終更新日: 2001-06-23
   プロジェクト杉田玄白 正式参加作品
   志木氏のEメールアドレスは rtw@pos.to
 
(J3) 酒本 1998
   ホイットマン=作 酒本雅之(さかもと・まさゆき)=訳「君に」
   『草の葉』(全3冊)岩波文庫 1998/01 所収 
 
(J4) 亀井 1976
   ウォルト・ホイットマン=作 亀井俊介=訳「君に」
   亀井俊介〔ほか〕=編『ウォルト・ ホイットマン
   アメリカ古典文庫5 研究社 1976/03 所収
 
(J5) 木島 1969, 1997
   ホイットマン=作 木島始(きじま・はじめ)=訳「きみに」
   5a. 木島始=編『対訳 ホイットマン詩集—アメリカ詩人選 (2)
    岩波文庫 1997/03 所収
   5b.カラー版 世界文学全集 別巻1 世界名詩集
    河出書房新社 1969/05 所収
   引用は 5a. に拠りました。 
 
(J6) 白鳥 1965
   ホイットマン=作 白鳥省吾(しろとり・せいご)=訳「君に」
   『ホイットマン詩集』世界の詩 27 彌生書房 1965/12 所収
 
(J7) 長沼 1950
   ホイットマン=作 長沼重隆(ながぬま・しげたか)=訳「君に」
   『草の葉(上)』(全2卷)世界文學選書38
   三笠書房 1950/08 所収
 
(J8) 有島 1929, 1934, etc.
   ホイットマン(/ホヰットマン)=作
   有島武郎(ありしま・たけお)=訳「あなたに」
   8a.草の葉』アメリカ古典文学叢書1 共和出版社 1948/05 所収
   8b. 有島武郎=選訳『ホイットマン詩集』岩波文庫 1934/10(昭和9)
   8c.有島武郎全集4』新潮社 1929/07(昭和4)所収
   引用は 8b. に拠りました。
 
(J9) 白鳥 1919
   ホイツトマン=作 白鳥省吾=譯「汝に」
   『ホイツトマン詩集』新潮社 定價金八拾五錢 1919/05(大正8)所収
 
 
■上に引用した英語原文を収録している本および上記以外のウェブサイト
 Books and other websites containing the the English text quoted above

(1) Recent paperback editions include:
   * Leaves of Grass. Oxford World's Classics, 2008/11 (forthcoming)
   * The Complete Poems. Penguin Classics, 2005/03
   * Walt Whitman's Leaves of Grass. Penguin Classics, 1986/03

(2) Scanned book at Google Book Search

(3) E-text at Leaves of Grass - Project Gutenberg
 
 
■外部リンク External links

   * Walt Whitman - Wikipedia (1819-1892)
   * Leaves of Grass - Wikipedia
   * ウォルト・ホイットマン - Wikipedia (1819-1892)
   * ウオルト・ホイットマン文献目録


■更新履歴 Change log

2011/05/13 スペイン語訳とフランス語訳を追加しました。
2009/04/16 志木和美=訳 2000 を追加しました。


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Sunday, 21 September 2008

Song of Myself, 24 (from Leaves of Grass) by Walt Whitman ホイットマン「じぶんの歌 24」「おれ自身の歌 24」「私自身の歌 24」「自己の歌 24」「ウォルト・ホイットマン,一個の宇宙,マンハッタンの息子」(『草の葉』より)

■ソング・オブ・マイセルフ 24:邦題の異同
 Song of Myself, 24: Variations of the title translated into Japanese

  「ウォルト・ホイットマン、一個の宇宙」…亀井 1993
  「ウオールト・ホ井ツトマン 24」 …………富田 1919
  「おれ自身の歌 24」 …………………………飯野 2007
  「じぶんの歌 24」 ……………………………tomoki y. 2008
  「ぼく自身の歌 24」 …………………………酒本 1998
  「わたし自身のうた24」………………………渡辺 1997
  「わたし自身の歌 二四」……………………富田 1949
  「私自身の歌 第二十四篇—ウォルト・ホイットマン,
    一個の宇宙,マンハッタンの息子」……川本 1998
  「私自身の歌 二四」…………………………長沼 1950
  「自己の歌 第二四節」………………………亀井 1976
  「自己の歌 二十四」…………………………堀井 1946
  「自己を歌ふ 二四」…………………………有島 1924, 1929, etc.


■ソング・オブ・マイセルフ 24:この篇(連/節/章/断章/スタンザ)の原題の異同
 Song of Myself, 24: Variations of the title of the original stanza or poem

   1st edition (1855): [Untitled]
   2nd edition (1856): Poem of Walt Whitman, an American
   3rd edition (1860): Walt Whitman (Unnumbered; Line 136-)
   4th edition (1867): Walt Whitman, 24
   5th edition (1871-72): Walt Whitman, 24
   6th edition (1881-82): Song of Myself, 24
   The so-called deathbed edition (1891-92): Song of Myself, 24

   ホイットマンの在世中、最後に出された1891〜92年の版は、日本語では
   「決定版」「最終版」「臨終版」「死の床版」などと呼ばれています。


■表紙画像およびページ画像 Cover photos and a page image

51vybf80x1l  Foglie_derba  Song_of_myself24

↑ Click to enlarge ↑

Left 田中礼『ウォルト・ホイットマンの世界』南雲堂 (2005)
Centre Foglie d'erba Einaudi (2005)『草の葉』イタリア語版
Right Image of Page 48, Leaves of Grass, Deathbed Edition (1891-92), which displays Song of Myself, 24. Image source: The Walt Whitman Archive


■中国語訳(簡体字) Translations into simplified Chinese

(C1) 新教育教师专业发展项目组 2009

华尔特·惠特曼,一个宇宙,曼哈顿的儿子,
狂乱,肥壮,多欲,能吃,能喝,善于繁殖,
不是感伤主义者,不凌驾于男人和女人之上,或远离他们,不谦恭也不放肆。

把门上的锁拆下来!
把门也从门框上撬下来!
[略]

   我自己之歌 25节
   【每日一诗】万物皆歌——惠特曼《草叶集》系列
   新教育教师专业发展项目组制作 2009-06-15
   E-text at 教育在线 (eduol.cn)


(C2) Translator unknown, 2005
   作者: 沃爾特 惠特曼 《草葉集—英漢雙語・詩歌經典》
   東方文藝出版社 2005/12
   簡裝本  ISBN: 7531718812
   中国語(簡体字)/英語のバイリンガル版
   Available from 中國圖書網 . 台灣 (BooksChina.com.tw)


(C3) 趙 1987
   作者:(美)華爾特・惠特曼 著;趙蘿Chinese_character_new
   《我自己的歌》外國詩歌叢書
   上海譯文出版社 1987/09  ISBN: --
   Available from 讀書網 (dushu.com)


■中國語譯(繁體字) Translations into traditional Chinese

(Tw1) Translator unknown
沃爾特・惠特曼,一個宇宙,曼哈頓的兒子,
騷動不安、肉體發達、情欲旺盛,吃、喝、生殖,
決不是故作多情的人,也不是高人一等、獨往獨來的人
[Omission]

   《草葉集》自我之歌(美)華爾特・惠特曼 著
   Edition unknown
   Excerpt at 獨立中文筆會 (Independent Chinese Pen Center)


(Tw2) 方 2000
   《草葉集》 華爾特・惠特曼 著 方達仁 譯
   人本自然 2000/07, ISBN: 9574700569
   Available from:
   * 露天拍賣 (ruten.com.tw)
   * Findbook


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
ウォルト・ホイットマン、またの名を「宇宙」。地元はマンハッタン。
お騒がせ者、デブ、スケベ、大食い、飲んべえ、種馬。
おセンチ屋じゃない。人の上に立つのは苦手。でも、よそよそしいのも嫌い。
奥ゆかしくはないが、厚かましくもない。

ドアから錠をぜんぶ取っぱらえ!
ドア枠からドアごとぜんぶ取っぱらえ!
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 Tomoki Yamabayashi=訳
   「じぶんの歌 24」
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/09/21

   原書:
   Song of Myself, 24. Leaves of Grass,
   The so-called deathbed edition (1891-92),
   The Walt Whitman Archive


(J2) 飯野 2007
ウォルト・ホイットマン、一個の宇宙、マンハッタンの息子、
荒々しく肉体的で官能的で食って飲んで子をつくって、
感傷にひたることもなく、男たち女たちに威張りもしない、冷たくもしない、
謙遜(けんそん)でもなければ不遜でもない。

扉から鍵をねじり取れ!
柱から扉そのものをねじり取れ!
[以下略]

   ホイットマン=著 飯野友幸(いいの・ともゆき)=訳
   「おれ自身の歌 24(抄)」
   『おれにはアメリカの歌声が聴こえる—草の葉(抄)
   光文社古典新訳文庫 2007/06 所収

   原書:
   依拠した原書は「死の床版」Deathbed Edition。
   底本として使用したのは、次の版である由:
   Michael Moon, Sculley Bradley, Harold William Blodgett eds.
   Leaves of Grass and Other Writings: Authoritative Texts,
   Other Poetry and Prose, Criticism. New York; Norton, 2002.


(J3) 川本 1998
ウォルト・ホイットマン,一個の宇宙,マンハッタンの息子,
もの狂おしく,肉づきよく,好き者で,食って飲んでは子をつくり,
情に溺れず,男や女の上に立つことも,ひとり遠ざかることもせず,
慎ましくもなければ,不謹慎でもない.

すべてのドアから錠をねじり取れ!
ドアそのものを戸柱からねじり取れ!
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 川本皓嗣(かわもと・こうじ)=訳
   「ウォルト・ホイットマン,一個の宇宙,マンハッタンの息子」
   私自身の歌 第二十四篇
   『アメリカの詩を読む』 岩波セミナーブックス75
   岩波書店 1998/12 所収


(J4) 酒本 1998
ウォルト・ホイットマン、一つの宇宙、マンハッタンの息子、
手のつけられぬ乱暴者、肉づきがよく、好色で、食い、飲み、そして生み殖(ふ)やす、
めそめそするなど性(しょう)に合わず、男や女を見くだしたり、
   そっぽを向いて冷たくするのも流儀ではなく、
慎みは申しぶんないが、劣らず不作法このうえもない。

すべてのドアから錠前(じょうまえ)をはずせ、
いっそドアぐるみ戸柱からはずしてしまえ。
[以下略]

   ホイットマン=作 酒本雅之(さかもと・まさゆき)=訳 「ぼく自身の歌 24」
   『草の葉(上)』(全3冊) 岩波文庫 1998/01 所収

   原書:
   『草の葉(下)』の巻末に収録されている「『草の葉』の詩想」
   と題された訳者による解説によれば、原書は『草の葉』最終版 (1891-92)。
   底本には、ニューヨーク大学出版部刊行の『ホイットマン全集』のうち、
   H. W. Blodgett and S. Bradley, eds.,
   Leaves of Grass, Comprehensive Reader's Edition (1965) を用いた由。


(J5) 渡辺 1997
ウォルト・ホイットマン ひとつの宇宙 マンハッタンの息子
乱暴で 肉体的で 官能的 よく喰らい よく飲み よく子を生ませる
感傷主義者じゃない 男や女の上に立つことはなく また 彼らから離れることもない
慎み深くもないが 図ずうしくもない。

ドアから鍵を みな 外してしまえ!
抱き柱から ドアをみな 外してしまえ!
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 渡辺信二=訳 「わたし自身のうた24」
   渡辺信二=訳 『アメリカ名詩選—アメリカ先住民からホイットマンへ
   アメリカ文学ライブラリー 本の友社 1997/09 所収
   巻末に英文原詩を収録


(J6) 亀井 1993
ウォルト・ホイットマン、一個の宇宙、マンハッタンの子、
性激越、肉づきよく、好色で、食い、飲み、産みふやし、
めそめそせず、男や女の上に立ったり、彼らから遠ざかっていたりせず、
不作法でもないがしとやかでもない。

ドアから錠をねじり取れ!
戸柱からドアそのものをねじり取れ!
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 亀井俊介(かめい・しゅんすけ)=訳
   「ウォルト・ホイットマン、一個の宇宙」
   亀井俊介+川本皓嗣(かわもと・こうじ)=編
   『アメリカ名詩選』 岩波文庫 1993/03 所収
   英和対訳版


(J7) 亀井 1976
ウォルト・ホイットマン、一個の宇宙、マンハッタンの子、
性激越、肉づきよく、欲望つよく、よく食い、よく飲み、産みふやし、
めそめそせず、人の上に立ったり離れていたりもせず、
不作法ではないが、さりとておしとやかでもない人間。

   ウォルト・ホイットマン=作 亀井俊介=抜粋訳 「自己の歌 第二四節」
   「ウォルト・ ホイットマンの世界」と題された亀井氏による解説の
   中での引用。
   亀井俊介〔ほか〕=編 『ウォルト・ ホイットマン
   アメリカ古典文庫5 研究社 1976/03 所収

   原書:
   「あとがき」(亀井氏)によると、底本は「いわゆる決定版」である由。


(J8) 長沼 1950
私はウォルト・ホヰットマン、一つの宇宙、生粹のマンハッタン兒、
性激越、肥滿し、肉感的で、食い、飲み且つ産み、
感傷の徒でなく、世人の上に超然たるでもなく、また彼等から遠ざかつてもいない、
放縱ではないが、さりとて道學者でもない。

戸という戸の錠前を取り外(はず)せ!
脇柱から、戸そのものを取り外せ!
[以下略]

   ホイットマン=作 長沼重隆(ながぬま・しげたか)=訳 「私自身の歌 二四」
   『草の葉(上)』(全2卷) 世界文學選書38
   三笠書房 1950/08 所収


(J9) 富田 1949
ウォールト・ホヰットマン、一個の宇宙人、正眞正銘のマンハッタンつ子、
騒動好きで、肥り肉で、肉感的で、よく食ひ、よく飲み、よく種づけるもの、
メソメソ屋ではなく、男たちや女たちのうへにはだかるものでもなければ、
 彼れらから超然と離れてゐるものでもない、
無作法者以上に謙遜なものでもない。

扉から錠を外づせ!
脇柱から扉それ自體を取り外づせ!
[以下略]

   ウォールト・ホヰットマン=作 富田碎花(とみた・さいか)=譯
   「わたし自身の歌 二四」
   『詩集 草の葉』 朝日新聞社 1949/05 所収

   原書:
   「後記」によれば底本は「いはゆる Deathbed Edition」である由。


(J10) 堀井 1946
ワルト・ホイツトマンたァ俺のこつた、一ツの宇宙、マンハツタンの伜ぢやワ、
顫動、激情、旺盛な性慾、飲み、食ひ、産む、
微塵もセンチメンタルぢやない、
男や女の上に君臨しようとしたり、若くは彼等を忌避したりする俺ぢやない、
   謙遜も不遜もありやしない。

扉から錠を捻じ取れつてことよ、
扉ごと立方(たてほう)から捻じ取つちやへ。
[以下略]

   W・ホヰツトマン=作 堀井梁歩=譯 「自己の歌 二十四」
   『草の葉(自己の歌)
   發行所:春秋社松柏館 配給元:日本出版配給統制株式會社
   第一刷 10000部 定價(税込)金八圓五拾錢 1946/05 所収


(J11) 有島 1924, 1929, etc.
私はワルト・ホヰットマン、一つの宇宙、偉大なるマンハタンの息子、
放漫で、多肉で、性慾的で、食ひ、飲み、且つ生み、
殉情の人ではなく——女性に超越もせず、又女性を卻けもせず、
羞恥なきが如く不恥でもない。

戸の錠前をはづせ!
蝶番ひから戸そのものをはづせ!
[以下略]

   ホイットマン(/ホヰットマン)=作
   有島武郎(ありしま・たけお)=訳 「自己を歌ふ 二四」
   11a.有島武郎全集6』 筑摩書房 1981/02 所収
   11b.現代日本文學全集93 現代譯詩集』 筑摩書房 1957/10 所収
   11c.草の葉』 アメリカ古典文学叢書1 共和出版社 1948/05 所収
   11d.有島武郎全集4』 新潮社 1929/07(昭和4)所収
   11e.有島武郎全集8』 叢文閣 1924/10(大正13)所収
   引用は 11e. に拠りました。なお、この訳詩「自己を歌ふ」は、
   有島武郎=選訳『ホイットマン詩集』岩波文庫 1934/10(昭和9)には
   収録されていません。

   原書:
   11b., 11c. および岩波文庫版の「譯者小序(第二輯)」に、
   以下の記述が見られます:
   「牢獄の中の歌手」を除く大部分の詩は "Leaves of Grass," issued
   under the editorial supervision of his literary executors,
   Doubleday, Page & Co., N.Y. に據つた。「自己を歌ふ」中に數箇所
   未定稿となすべきものがある。


(J12) 富田 1919
私はウオールト・ホヰツトマンだ、一個の宇宙だ、強壮なマナツタンの息子だ、
亂暴で、肥つて、性慾的で、食らひ、飲み且つ生むものだ、
メソメソ屋ではない——男女のうへにはだかるものでもなければ、また彼れらから
  離れ離れのものでもない、
不品行のもの以上に品行方正なものではないのだ。

扉から錠の螺旋を弛めろ!
方立から扉それら自身の螺旋を弛めろ!
[以下略]

   ウオールト・ホヰツトマン=作 富田碎花=譯
   「ウオールト・ホ井ツトマン 24」
   『詩集 草の葉』 大鐙閣 定價貳圓五拾錢 1919/05/31(大正8)所収

   原書: 
   「凡例」によると「この譯詩集の原本(テクスト)は、"Leaves of Grass":
   Copyright by David McKay, Philadelphia, 1900 に據り、
   "Feuilles d'Herbe": Traduction par Léon Bazalgette, Paris 1909
   を參照した」由。


■ロシア語訳 Translation into Russian

Уолт Уитмен, космос, сын Манхаттена,
Буйный,  дородный, чувственный, пьющий,  едящий, рождающий,
Не слишком чувствителен, не ставлю себя выше других или в стороне от других,
И бесстыдный и стыдливый равно.

Прочь затворы дверей!
И самые двери долой с косяков!

[Omission]

   Уолт Уитмен. Песня о себе 24
   E-text at Lib.Ru


■イタリア語訳 Translation into Italian

Walt Whitman, un cosmo, di Manhattan il figlio,
turbolento, carnale, sensuale, che mangia, che beve e procrea,
Non un sentimentale, non uno che si sente superiore agli uomini e alle donne o se ne sta lontano da loro,
Non più modesto che immodesto.

[Omission]

Svitate dalle porte tutte le serrature !
Togliete le porte stesse dai loro stipiti!
[Omission]

   Il canto di me stesso (XXIV) by Walt Whitman
   E-text at Pungitopo editricer


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) Alexander, 2004
Walt Whitman, un cosmos, el hijo de Manhattan,
Turbulento, carnal, sensual, comedor, bebedor y procreador,
Ni sentimental, ni erguido por encima de los hombres y mujeres, ni alejado de ellos,
Ni modesto ni inmodesto.

[Omission]

¡Arrancad los cerrojos de las puertas!
¡Arrancad las puertas mismas de sus quicios!

   Canto de mí mismo, 24
   Hojas de hierba (Colihue clásica) by Walt Whitman
   Translated by Francisco Alexander
   Ediciones Colihue SRL, 2004-12 Publisher's page for this book
   E-text at ¡Oh, capitán! ¡Mi capitán! [PDF] - Medellín Digital


(Es2) Manzano, 1999
Walt Whitman, cosmos, de Manhattan hijo,
turbulento, carnal, sensual, glotón, bebedor y procreador,
nada sentimental, ni de quienes se colocan por encima de los hombres y las mujeres, o se apartan de ellos.
No más modesto que inmodesto.

[Omission]

¡Arrancad los cerrojos de las puertas!
¡Arrancad las propias puertas de sus quicios!

   Canto de mí mismo, 24
   Hojas de Hierba by Walt Whitman
   Translated by Alberto Manzano
   iUniverse.com, Inc., 1999-12-17
   Preview at Google Books


(Es3) Borges, 1969
Walt Whitman, un cosmos, de Manhattan el hijo,
Turbulento, carnal, sensual, comiendo, bebiendo, engendrando,
Ni sentimental, ni sintiéndome superior a otros hombres y mujeres, ni alejado de ellos,
No menos modesto que inmodesto.

¡Arrancad los cerrojos de las puertas!
¡Arrancad las puertas de los goznes!
[Omission]

   Canto de mí mismo by Walt Whitman
   Hojas de hierba, Volume 11 of Palabra menor
   Translated by Jorge Luis Borges
   Editorial Lumen, 1969
   E-text at:
   * Canto de mí mismo [PDF]
    Instituto de Investigaciones Jurídicas de la UNAM
   * elaleph.com


■フランス語訳 Translation into French

Walt Whitman, un cosmos, de Manhattan le fils,
Turbulent, bien en chair, sensuel, mangeant, buvant et procréant,
Pas sentimental, pas dressé au-dessus des autres ou à l’écart d’eux
Pas plus modeste qu’immodeste.

Arrachez les verrous des portes!
Arrachez les portes mêmes de leurs gonds!
[Omission]

   Chant de moi-même by Walt Whitman
   Translated by André Gide
   E-text at:
   * Jules Laforgue (Laforgue.org)
   * Poetica.fr


ステイシー・キーチが暗唱するソング・オブ・マイセルフ 24
 Stacy Keach performs Song Of Myself - Section 24

Uploaded by poetictouch2012 on Jan 3, 2012. From the TV series Six Centuries of Verse (1984).


■7つの版それぞれの英語原文
 The original text in English of each of the seven editions
 (出典 Source: The Walt Whitman Archive)

(7) The so-called deathbed edition (1891-92)
Walt Whitman, a kosmos, of Manhattan the son,
Turbulent, fleshy, sensual, eating, drinking and breeding,
No sentimentalist, no stander above men and women
   or apart from them,
No more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   Song of Myself, 24
   Leaves of Grass, The so-called deathbed edition (1891-92)


(6) Sixth edition (1881-82) --Same as the deathbed edition
Walt Whitman, a kosmos, of Manhattan the son,
Turbulent, fleshy, sensual, eating, drinking and breeding,
No sentimentalist, no stander above men and women
   or apart from them,
No more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   Song of Myself, 24
   Leaves of Grass, 6th edition (1881-82)


(5) Fifth edition (1871-72)
Walt Whitman am I, a Kosmos, of mighty Manhattan the son,
Turbulent, fleshy and sensual, eating, drinking and breeding;
No sentimentalist—no stander above men and women,
   or apart from them;
No more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   Song of Myself, 24
   Leaves of Grass, 5th edition (1871-72)


(4) Fourth edition (1867)
Walt Whitman am I, of mighty Manhattan the son,
Turbulent, fleshy and sensual, eating, drinking and breeding;
No sentimentalist—no stander above men and women,
   or apart from them;
No more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   Walt Whitman, 24
   Leaves of Grass, 4th edition (1867)


(3) Third edition (1860)
Walt Whitman, an American, one of the roughs, a kosmos,
Disorderly, fleshy, sensual, eating, drinking, breeding,
No sentimentalist—no stander above men and women,
   or apart from them,
No more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   Walt Whitman (Unnumbered; Line 136-)
   Leaves of Grass, 3rd edition (1860)


(2) Second edition (1856)
Walt Whitman, an American, one of the roughs, a kosmos,
Disorderly, fleshy, sensual, eating, drinking, breeding,
No sentimentalist, no stander above men and women,
   or apart from them—no more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   Poem of Walt Whitman, an American
   Leaves of Grass, 2nd edition (1856)


(1) First edition (1855)
Walt Whitman, an American, one of the roughs, a kosmos,
Disorderly fleshy and sensual . . . . eating drinking and breeding,
No sentimentalist . . . . no stander above men and women or
   apart from them . . . . no more modest than immodest.

Unscrew the locks from the doors!
Unscrew the doors themselves from their jambs!
[Omission]

   [First of the twelve untitled poems of] Leaves of Grass
   1st edition (1856)


■上の英語原文を収録している本や上記以外のウェブサイト
 Books and other websites containing the above text in English

(1) Recent paperback editions include:
   * Leaves of Grass. Oxford World's Classics,
    2008/11 (forthcoming)
   * The Complete Poems. Penguin Classics, 2005/03
   * Walt Whitman's Leaves of Grass. Penguin Classics, 1986/03

(2) Scanned book at Google Book Search

(3) E-text at Leaves of Grass - Project Gutenberg


■外部リンク External links

   * Walt Whitman - Wikipedia (1819-1892)
   * Leaves of Grass - Wikipedia
   * ウォルト・ホイットマン - Wikipedia (1819-1892)
   * ウオルト・ホイットマン文献目録


■更新履歴 Change log

2012/06/29 ロシア語訳、イタリア語訳、および3種類のスペイン語訳を追加
         しました。
2012/06/17 ステイシー・キーチによる暗唱の YouTube 動画を追加しました。
2011/05/13 フランス語訳を追加しました。
2010/09/30 新教育教师专业发展项目组制作 2009-06-15 の簡体字
         中国語訳を追加しました。


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Tuesday, 16 September 2008

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Monday, 15 September 2008

Song of Myself, 1 (from Leaves of Grass) by Walt Whitman ホイットマン「じぶんの歌 1」「わたし自身のうた 1」「ぼくはぼく自身をたたえ」「おれ自身の歌 1」「ぼく自身の歌 1」「私自身の歌 1」「自己の歌 1」「自己を歌ふ 1」(『草の葉』より)

        目次 Table of Contents

■ソング・オブ・マイセルフ Song of Myself
 Images  表紙画像 Cover photos
■中国語訳(簡体字)Translations into simplified Chinese
  (Cn1) 李 2013
  (Cn2) 新教育教师专业发展项目组制作 2009
  (Cn3) 孙 2005
  (Cn4) 赵 1987
■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese
  (Tw1) Translator unknown
  (Tw2) 方 2000
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 柴田 2013
  (J2) tomoki y. 2008
  (J3) 飯野 2007
  (J4) 川崎 2005
  (J5) 安齊 1999
  (J6) 酒本 1998
  (J7) 渡辺 1997
  (J8) 亀井 1993
  (J9) 亀井 1976
  (J10) 長沼 1950
  (J11) 富田 1949
  (J12) 堀井 1946
  (J13) 有島 1924, 1929, etc.
  (J14) 富田 1919
■トルコ語訳 Translation into Turkish
■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian
■フィンランド語訳 Translation into Finnish
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian
■ポーランド語訳 Translation into Polish
■チェコ語訳 Translation into Czech
■ノルウェー語訳 Translation into Norwegian
■ドイツ語訳 Translation into German
■イタリア語訳 Translation into Italian
■ポルトガル語訳 Translations into Portuguese
  (Pt1)
  (Pt2) Lopes, 2005
  (Pt3) 2005
  (Pt4) 1992
■カタルーニャ語訳(カタロニア語訳) Translation into Catalan
■スペイン語訳 Translations into Spanish
  (Es1) 2006
  (Es2) Felipe, 1995
  (Es3) 1979
  (Es4) 1977
■フランス語訳 Translation into French
 Video 1  Song of Myself, presented by Pearls of Wisdom
 Video 2  Song of Myself, read by Alan Davis Drake
 Video 3  Song of Myself, read by Bramwell Fletcher
 Video 4  Song of Myself, read by William Hootkins
 Video 5  Song of Myself, read by Tom O'Bedlam
■英語原文 The original text in English
■英語原文を収録している本とサイト Books and websites containing the English text
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■ソング・オブ・マイセルフ Song of Myself

              「じぶんの歌」
            「わたし自身のうた」
          「ぼくはぼく自身をたたえ」
             「おれ自身の歌」
             「ぼく自身の歌」
              「私自身の歌」
               「自己の歌」
               「自己を歌ふ」


 Images 
表紙画像 Cover photos

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↑ クリックして拡大 Click to enlarge ↑

[zh] 草叶集(英汉双语•诗歌经典) 北方文艺出版社 2005 簡体字中国語/英語バイリンガル
[tw] 草葉集 人本自然 2000 繁體字中國語
[ja] アメリカ名詩選—アメリカ先住民からホイットマンへ 本の友社 1997 日本語
[br] Folhas de Relva. Iluminuras, 2005 ポルトガル語
[br] Folhas de Relva. Martin Claret, 2005 ポルトガル語
[es] Canto a Mi Mismo. Edimat Libros, 2006 スペイン語


■中国語訳(簡体字)Translations into simplified Chinese

(Cn1) 李 2013
我赞美我自己,歌唱我自己,
我承担的你也将承担,
因为属于我的每一个原子也同样属于你。
[Omission]

   我自己的歌(节选)
   草叶集选 作者:沃尔特·惠特曼 李野光 译
   译林出版社 2013-05
   Excerpt at:
   * 中国诗歌网
   * 詩詞在線 (www.52shici.cn)


(Cn2) 新教育教师专业发展项目组制作 2009
我赞美我自己,歌唱我自己,
我所承担的一切你也得承担起来,
因为属于我的每一个原子都同样属于你。
[Omission]

   我自己之歌 25节
   【每日一诗】万物皆歌——惠特曼《草叶集》系列
   新教育教师专业发展项目组制作 2009-06-15
   E-text at 教育在线 (eduol.cn)


(Cn3) 孙 2005
   《草叶集(英汉双语•诗歌经典)》 作者: 沃尔特·惠特曼 孙达 (译者)
   北方文艺出版社 2005/12
   簡裝本  ISBN: 7531718812
   簡体字中国語/英語のバイリンガル版


(Cn4) 赵 1987
我赞美我自己,歌唱我自己,
我承担的你也将承担,
因为属于我的每一个原子也同样属于你。
[Omission]

   作者:(美)惠特曼 著 译者: 赵罗蕤
   《我自己的歌》 外国诗歌丛书
   上海译文出版社 1987/09 统一书号: 10188-725
   Scanned book at 爱问共享资料 [PDF]


■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese

(Tw1) Translator unknown
我贊美我自己、歌唱我自己、
我承担的爾也將承担、
因爲屬于我的毎一个原子也同樣屬于爾。
[Omission]

   《我自己的歌》(美)華爾特・惠特曼 著
   Edition unknown
   Excerpt at 藍盒子論壇 (www.cobbc.com)
   Converted by tomoki y. from simplified Chinese into
   traditional Chinese


(Tw2) 方 2000
   《草葉集》 華爾特・惠特曼 著 方達仁 譯
   人本自然 2000/07


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 柴田 2013
ぼくはじぶんをたたえる、
ぼくがなにかになれば、きみもそのなにかになる、
ぼくのものである原子はすべて きみのものでもあるのだから。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 柴田元幸=部分訳 『草の葉。』 第一版
   柴田元幸=編・訳 『書き出し「世界文学全集」』 河出書房新社 2013/08/30


(J2) tomoki y. 2008
じぶんをほめて、じぶんをうたう。
ぼくが考えることは、きみにもわかるはず。
だって、ぼくのからだの原子はみんな、きみのからだの原子なんだから。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 Tomoki Yamabayashi=訳
   「じぶんの歌 1」
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/09/15


(J3) 飯野 2007
おれはおれを祝福し、おれのことを歌う。
そしておれがこうだと思うことを、おまえにもそう思わせてやる。
おれの優れた原子ひとつひとつが、おまえにもそなわっているからだ。
[以下略]

   ホイットマン=著 飯野友幸(いいの・ともゆき)=訳
   「おれ自身の歌(抄)1」
   『おれにはアメリカの歌声が聴こえる—草の葉(抄)
   光文社古典新訳文庫 2007/06


(J4) 川崎 2005
私は自分自身を称賛する、
そして私が想うことを、きみも想うようにしてやる、
だって私に属する原子は同じくきみにも属しているんだから。

   ウォルト・ホイットマン=作 川崎浩太郎=抜粋訳「私自身の歌」1節
   「『草の葉』の行為遂行的文体—国家身体(ボディポリティック)を
   形成する身体・声・行為」と題された川崎氏による論文のなかでの引用。
   吉崎邦子+溝口健二=編著『ホイットマンと19世紀アメリカ
   開文社出版 2005/05  この本の詳細は ここ


(J5) 安齊 1999
私は、私自身を賛え、私自身を歌う、
そして私が信じるものをあなたは必ず信じる、
なぜなら、私に属する一つ一つの原子は、あなたにも属しているから。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 安齊芳(あんざい・よしみ)=抜粋訳
   「私自身の歌」1
   安齊芳=著『ホイットマンの諸相』白凰社 1999/12


(J6) 酒本 1998
ぼくはぼく自身を賛え、ぼく自身を歌う、
そして君だとてきっとぼくの思いが分かってくれる、
ぼくである原子は一つ残らず君のものでもあるからだ。
[以下略]

   ホイットマン=作 酒本雅之(さかもと・まさゆき)=訳「ぼく自身の歌 1」
   『草の葉(上)』(全3冊)岩波文庫 1998/01


(J7) 渡辺 1997
わたしは わたし自身を讃え わたし自身をうたう
わたしの身につけるものを あなたにも身につけさせよう
だって わたしに属する原子は みな やはり あなたに属するから
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 渡辺信二=訳「わたし自身のうた1」
   渡辺信二=訳『アメリカ名詩選—アメリカ先住民からホイットマンへ
   アメリカ文学ライブラリー 本の友社 1997/09


(J8) 亀井 1993
ぼくはぼく自身をたたえ、ぼく自身をうたう、
ぼくが身につけるものは、君も身につけるがよい、
ぼくに属するいっさいの原子は同じく君にも属するのだから。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 亀井俊介(かめい・しゅんすけ)=訳
   「ぼくはぼく自身をたたえ」ぼく自身の歌 第1節
   亀井俊介+川本皓嗣(かわもと・こうじ)=編
   『アメリカ名詩選』岩波文庫 1993/03


(J9) 亀井 1976
わたしは自己を讃美し、自己をうたう。
わたしが自分のだと主張するものを、君は君のものにするがよい、
わたしに属するいっさいの原子は、同様に君にも属するのだから。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 亀井俊介=抜粋訳「自己の歌」第1節
   「ウォルト・ ホイットマンの世界」と題された亀井氏による解説の
   中での引用。
   亀井俊介〔ほか〕=編『ウォルト・ ホイットマン
   アメリカ古典文庫5 研究社 1976/03


(J10) 長沼 1950
私は自己を讃仰し、そして、私自身を歌う、
そして、私がわがものとするものは、また君のものとするがよい、
蓋し、私に屬する一切の原子は、等しく君にも屬するからだ。
[以下略]

   ホイットマン=作 長沼重隆(ながぬま・しげたか)=訳「私自身の歌 一」
   『草の葉(上)』(全2卷)世界文學選書38
   三笠書房 1950/08


(J11) 富田 1949
わたしはわたし自身を稱揚し、またわたし自身をうたふ、
そこでわたしが身に著けるところのものは君にも身に著けさせる、
何故ならわたしに屬する一切の微分子は同樣に君にも屬するのだから。
[以下略]

   ウォールト・ホヰットマン=作 富田碎花(とみた・さいか)=譯
   「わたし自身の歌 一」
   『詩集 草の葉』朝日新聞社 1949/05


(J12) 堀井 1946
祝ひ、歌はう、此の俺を、
俺のものはお前のものよ、
俺に屬する一微分子と雖、
お前に屬してゐないものはない。
[以下略]

   W・ホヰツトマン=作 堀井梁歩=譯「自己の歌 一」
   『草の葉(自己の歌)
   發行所:春秋社松柏館 配給元:日本出版配給統制株式會社
   第一刷 10000部 定價(税込)金八圓五拾錢 1946/05


(J13) 有島 1924, 1929, etc.
私は今自己を披露し、自己を歌ふ、
而して、私の衣はまたあなたの衣であるだらう、
何故といつて、私に屬する凡ての原子は、等しくあなたにも屬するのだから。
[以下略]

   ホイットマン(/ホヰットマン)=作
   有島武郎(ありしま・たけお)=訳「自己を歌ふ 一」
   13a.有島武郎全集6』筑摩書房 1981/02
   13b.現代日本文學全集93 現代譯詩集』筑摩書房 1957/10
   13c.草の葉』アメリカ古典文学叢書1 共和出版社 1948/05
   13d.有島武郎全集4』新潮社 1929/07(昭和4)
   13e.有島武郎全集8』叢文閣 1924/10(大正13)
   引用は 13a. に拠りました。なお、この訳詩「自己を歌ふ」は、
   有島武郎=選訳『ホイットマン詩集』岩波文庫 1934/10(昭和9)には
   収録されていません。


(J14) 富田 1919
私は私自身を賞讃する、
そして私が私のものとするところのものは君は君のものとしていい、
何故なれば私に屬するあらゆる細微物は、等しく君にも屬するのだから。
[以下略]

   ウオールト・ホヰツトマン=作 富田碎花=譯「ウオールト・ホ井ツトマン 1」
   『詩集 草の葉』大鐙閣 定價貳圓五拾錢 1919/05/31(大正8)


■トルコ語訳 Translation into Turkish

Kendimi övüyorum, kendimi anlatıyorum,
Bende olanlar sizde de olacak,
Çünkü bendeki her atom benim olduğu kadar sizindir de.
[Omission]

   Kendi şarkım by Walt Whitman
   E-text at Şiir Ana Sayfa (siir.gen.tr)


■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian

Magamat ünneplem és énekelem
S amit én elfogadok, te is elfogadod majd,
Mert minden atom, mely enyém, éppúgy a tiéd is.
[Omission]

   Ének magamról by Walt Whitman
   E-text at MEK (Magyar Elektronikus Könyvtár)


■フィンランド語訳 Translation into Finnish

Juhlin laulaen itseäni,
ja minkä minä hyväksyn, olet sinäkin hyväksyvä,
sillä jokainen atomi, joka kuuluu minuun, kuuluu myöskin sinuun.
[Omission]

   Ének magamról by Walt Whitman
   Translated by Viljo Laitinen
   E-text at Ylioppilaslehti


■ロシア語訳 Translation into Russian

Я славлю себя и воспеваю себя,
И что я принимаю, то примете вы,
Ибо каждый атом, принадлежащий мне, принадлежит и вам.

[Omission]

   Песня о себе.
   Translated by К. Чуковского.
   Из цикла "Дети Адама".
   Уолт Уитмен. Стихотворения и поэмы
   E-text at Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

Себе я прославляю, себе я оспівую,
I те, що приймаю я, приймете й ви,
Бо кожен атом, котрий належить мені, так само належить вам.

[Omission]

   Пісня про себе(Уривки). З книги "Листя трави". Волт Вітмен
   Translated by Л.Герасимчука.
   Excerpt at Бібліотека української літератури (ukrlib.com.ua)


■ブルガリア語訳 Translation into Bulgarian

Поздравявам се и се възпявам,
а каквото приема, ще приемеш и ти,
защото всеки атом, който ми принадлежи, също ти принадлежи.

[Omission]

   Уолт Уитман. Песен за мен
   E-text at Здравословно (Imamproblem.com)


■ポーランド語訳 Translation into Polish

I świętować siebie, i śpiewać sobie,
co zakładam powinien zakładać,
Dla każdego atomu należącego do mnie jak Bóg należy do Ciebie.
[Omission]

   Pieśni o sobie by Walt Whitman
   Excerpt at Plnauka.com


■チェコ語訳 Translation into Czech

Oslavuji sebe a opěvám sebe,
a co vybírám, i ty máš vybírat,
neb, každá část, která náleží mně, stejně náleží tobě.
[Omission]

   Oslavuji sebe by Walt Whitman
   E-text at Magazín Postřeh


■ノルウェー語訳 Translation into Norwegian

Jeg lovpriser meg selv og synger meg selv,
Og hva jeg dristig gjør skal du også gjøre,
For hvert atom i meg tilhører likegodt deg.
[Omission]

   Sangen om meg selv by Walt Whitman
   Excerpt at Jon Michelet


■ドイツ語訳 Translation into German

Ich feiere mich selbst und singe mich selbst,
Und was ich mir anmaße, das sollt ihr euch anmaßen,
Denn jedes Atom, das mir gehört, gehört auch euch!
[Omission]

   Gesang von mir selbst by Walt Whitman
   Whitman, Walt: Grashalme. Leipzig 1904, S. 39-104.
   E-text at Zeno.org


■イタリア語訳 Translation into Italian

Io celebro me stesso, io canto me stesso,
e ci che io suppongo devi anche tu supporlo
perch ogni atomo che mi appartiene  come appartenesse anche a te.
[Omission]

   Foglie d'erba by Walt Whitman
   Excerpt at Wikiquote


■ポルトガル語訳 Translations into Portuguese

(Pt1)
Eu celebro a mim mesmo, e canto a mim mesmo.
E o que eu assumir, tu também assumirás.
Pois cada átomo que me pertence também pertence a ti.
[Omission]

   Canto a mim mesmo by Walt Whitman
   Excerpt at Filosofia Perene


(Pt2) Lopes, 2005
Eu celebro a mim mesmo e canto a mim mesmo,
E o que assume você deve assumir
Pois cada átomo pertencente a mim, a você também pertence.
[Omission]

   Folhas de relva by Walt Whitman
   Translated by Rodrigo Garcia Lopes
   ISBN: 8573212411 Iluminuras, 2005
   Available from submarino.com.br
   Excerpt at:
   * Eu Diria Deus Me Livre E Ele Me Livraria
   * efêmero enquanto dure


(Pt3) 2005
Eu celebro o eu, num canto de mim mesmo,
E aquilo que eu presumir também presumirás,
Pois cada átomo que há em mim igualmente habita em ti.
[Omission]

   Canção de mim mesmo
   Folhas de relva by Walt Whitman
   Martin Claret, 2005
   Available from Buscapé
   E-text at Poesia contra a guerra


(Pt4) 1992
   Canto de Mim Mesmo - Bilingue - by Walt Whitman
   ISBN: 9723703041 Lisboa : Assírio & Alvim, 1992
   Available from Livraria Cultura


■カタルーニャ語訳(カタロニア語訳) Translation into Catalan

Jo em celebro i em canto,
I allò que jo dono per bo ho donaràs per bo,
Perquè tots els àtoms que em pertanyen també et pertanyen a tu.
[Omission]

   Cant de mi mateix (from Fulles d’herba) by Walt Whitman
   Excerpt at  Walt Whitman “Fulles d'herba” - Els blocs de VilaWeb


■スペイン語訳 Translations into Spanish

Me festejo, me canto
y lo que yo asuma tu habrás de asumir,
pues cada átomo mío también es tuyo.
[Omission]

   Canto a mí mismo
   Quoted in Google Books


(Es1) 2006
   Canto a Mi Mismo by Walt Whitman
   ISBN: 8497643488 Edimat Libros, 2006/05


(Es2) Felipe, 1995
   Canto a mí mismo by Walt Whitman
   Translated by León Felipe
   ISBN: 9500301504 Buenos Aires : Editorial Losada, 1995/02
   Biblioteca clásica y contemporánea ; v. 228


(Es3) 1979
   Hojas de hierba by Walt Whitman
   Centro Editor de América Latina, 1979
   Available from gojaba.com


(Es4) 1977
   Canto de mi mismo by Walt Whitman
   Marymar, 1977
   Available from gojaba.com


■フランス語訳 Translation into French

Je me célèbre et me chante,
Et mes prétentions seront tes tentations,
Car chaque atome qui m’appartient t’appartient aussi.
[Omission]

   Chant de moi-même by Walt Whitman
   Excerpt at Encyclopédie de L'Agora


 Video 1 
Song of Myself, presented by Pearls of Wisdom

Uploaded by PearlsofWisdom on 2012-07-10


 Video 2 
Song of Myself, read by Alan Davis Drake

Uploaded by poetictouch2012 on 2012-01-04


 Video 3 
Song of Myself, read by Bramwell Fletcher

Uploaded by poetictouch2012 on 2012-01-03


 Video 4 
Song of Myself, read by William Hootkins

Song Of Myself - Section 1 - Walt Whitman by poetictouch. Uploaded on 2011-02-13


 Video 5 
Song of Myself, read by Tom O'Bedlam

Uploaded by SpokenVerse on 2009-08-27. The first two sections.


■英語原文 The original text in English

I celebrate myself, and sing myself,
And what I assume you shall assume,
For every atom belonging to me as good belongs to you.

I loafe and invite my soul,
I lean and loafe at my ease observing a spear of summer grass.

My tongue, every atom of my blood, form'd from this soil, this air,
Born here of parents born here from parents the same, and their parents the same,
I, now thirty-seven years old in perfect health begin,
Hoping to cease not till death.

Creeds and schools in abeyance,
Retiring back a while sufficed at what they are, but never forgotten,
I harbor for good or bad, I permit to speak at every hazard,
Nature without check with original energy.

   Song of Myself, Section 1, The 1881 edition
   from Leaves of Grass by Walt Whitman


■英語原文を収録している本とサイト Books and websites containing the English text

  1. Recent paperback editions include:
  2. Scanned book at Google Books
  3. E-text at:

■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/09/27 トルコ語訳、ハンガリー語訳、フィンランド語訳、ウクライナ語訳、ブルガリア語訳、ポーランド語訳、ノルウェー語訳、カタルーニャ語訳、およびフランス語訳を追加しました。
  • 2013/10/22 柴田元幸=部分訳 2013/08/30 を追加し、赵罗蕤による簡体字中国語訳の訳文を挿入しました。また、李野光による簡体字中国語訳の書誌情報を補足・修正しました。
  • 2012/08/30 チェコ語訳、ドイツ語訳、および複数の YouTube 画面を追加しました。
  • 2012/07/12 ロシア語訳を追加しました。
  • 2010/09/30 新教育教师专业发展项目组制作 2009-06-15 の簡体字中国語訳を追加しました。
  • 2010/04/03 William Hootkins による朗読の YouTube 動画を追加しました。
  • 2008/09/21 安齊芳=抜粋訳 1999/12 を追加しました。
  • 2008/09/20 亀井俊介=抜粋訳 1976/03 を追加しました。
  • 2008/09/18 川崎浩太郎=抜粋訳 2005/05、および有島武郎=訳 1981/02 を追加しました。
  • 2008/09/16 亀井俊介=訳 1993/03 を追加しました。

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Sunday, 14 September 2008

Song of the Open Road (from Leaves of Grass) by Walt Whitman ホイットマン「広々とした道の歌」「オープンロードの歌」「大道の歌」「街道の歌」(『草の葉』より)

■オープンロード? 大道?

オープンロードってなんだろう? 大道ってなに? 大道芸人なら聞いたことあるけど……。


 Images 
表紙画像 Cover photos

ja Ja_ore_niwa_amerika de De_grashalme it It_foglie_derba

es Es_hojas_de_hierba fr Fr_feuilles_dherbe_1855 en En_portable_walt_whitman

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[ja] おれにはアメリカの歌声が聴こえる—草の葉(抄) 光文社古典新訳文庫 (2007)
[de] Grashalme. Diogenes Verlag AG (1985) ドイツ語版
[it] Foglie d'erba. Rizzoli (1988) イタリア語版
[es] Hojas De Hierba. Andromeda (2007) スペイン語版
[fr] Feuilles d'herbe (1855). Éditions José Corti (2008) フランス語版
[en] The Portable Walt Whitman. Penguin Classics (2003)


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
馬にも車にも乗らないで、のんきに放浪の旅に出る。
元気だし自由だし。目の前には世界が待っている。
この、長い土の道を進めば、どこだって好きなところへ行ける。

これからはもう、ラッキーなんて求めない。おれ自身、ラッキーだから。
これからはもう、ブーたれない、先のばしにしない、なにも欲しがらない。
ひきこもりも、本の虫も、うだうだ人をけなすのも、ヤメだ。
力はある。不満はない。さあ、放浪の旅に出るのさ。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 Tomoki Yamabayashi=訳
   「広々とした道の歌」
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/09/14


(J2) 飯野 2007
足の向くまま、心も軽く、おれはオープンロードを行く、
健康で自由、世界は目の前に広がり、
長い褐色の道が伸びている、さあどこへなりと行けとばかりに。

この先おれは幸運を求めない、おれ自身が幸運だから、
この先おれはもう泣きごとを言わない、もう先延ばししない、何も求めない、
家でうじうじしたり、図書館にこもったり、ねちこく批判したりもしない、
たくましく、足るを知り、おれはオープンロードを旅する。
[以下略]

   ホイットマン=著 飯野友幸(いいの・ともゆき)=訳 「オープンロードの歌(抄)」
   『おれにはアメリカの歌声が聴こえる—草の葉(抄)
   光文社古典新訳文庫 2007/06 所収


(J3) 酒本 1998
心も軽く徒歩でぼくは大道に出る、
健康で、自由で、世界がぼくの前にあり、
望みのところへ連れ出してくれる長い褐色の道がぼくの前にあり。

今からのちはぼくはもう幸運なんか求めまい、このぼく自身が幸運そのもの、
今からのちはぼくはもう二度と泣きごとなんか言うまい、二度と延期はすまい、愚痴も言うまい、
壁のなかでの繰りごとや書物談義、口うるさい批評などにはおさらばして、
力強く、満ち足りて、ぼくは大道をゆく。
[以下略]

   ホイットマン=作 酒本雅之(さかもと・まさゆき)=訳「大道の歌」
   『草の葉(上)』(全3冊) 岩波文庫 1998/01 所収


(J4) 瀧田 1976
徒歩 そして心も軽く ぼくは大道へ出る、
健康だ、自由だ、世界はぼくの前にある、
長い褐色の道が前にあり どこへでも好きな所へ通じている。

今からぼくは幸運を頼まない、ぼく自身が幸運だ、
これからはもう泣き面かかず、先へのばさず、何も要らない、
引きこもっての不平不満、書物いじりに、愚痴めく小言、きれいさっぱり片をつけ、
強く 満たされ 大道を ぼくは旅ゆく。
[以下略]

   ウォルト・ホイットマン=作 瀧田夏樹(たきた・なつき)=訳 「大道の歌」
   亀井俊介〔ほか〕=編 『ウォルト・ ホイットマン
   アメリカ古典文庫5 研究社 1976/03 所収


(J5) 木島 1969, 1997
徒歩で、心も軽く、わたしは大道に魅(ひ)きつけられる、
健康で、自由、世界はわたしの前にある、
わたしの前にある長い褐色の路は、わたしの選ぶどこへでも導いていく。

これからは、わたしは幸運を求めない、わたしじしんが幸運なのだ、
これからは、わたしは泣言をいわない、ぐずぐずしない、何ひとつ要るものはない、
屋内の不平、書斎、ぶつくさ言う批評には片をつけて、
力強く、満足して、わたしは大道を旅する。
[以下略]

   ホイットマン=作 木島始(きじま・はじめ)=訳 「大道の歌」
   5a. 木島始=編 『対訳 ホイットマン詩集—アメリカ詩人選 (2)
      岩波文庫 1997/03 所収
   5b.カラー版 世界文学全集 別巻1 世界名詩集
      河出書房新社 1969/05 所収
   引用は 5b. に拠りました。


(J6) 白鳥 1965
徒歩にて心軽く私は大道を行く、
健康で自由に、世界は私の前に、
長い鳶色の路は私の前に私の選ぶ何処へも導き行く。

今後私は幸運を求めない、私自身こそ幸運である。
今後私は不平を言わない、躊躇もしない、なんにも要らない。
室内の泣言、書斎、不満の批評を去って
剛健と満足とに大道を旅する。
[以下略]

   ホイットマン=作 白鳥省吾=訳 「大道の歌」
   『ホイットマン詩集』 世界の詩27 彌生書房 1965/12 所収


(J7) 長沼 1950
徒歩で、心も輕く、私は大道を行く、
健康にして自由、世界はわが前にある、
私の前に展けた褐色の一路は、私の行こうとする何處へも導くのだ。

これから先、私は幸運を求めない、私自身がその幸運なのだ、
これから先、私はもう不平を言わない、躊躇もしない、何ものも要しない、
屋内の不平、書齋、口やかましい批評をかなぐり捨てて、
強健にして、心滿ち足らい、私はこの大道の旅にのぼる。
[以下略]

   ホイットマン=作 長沼重隆(ながぬま・しげたか)=訳 「大道の歌」
   『草の葉(上)』(全2卷) 世界文學選書38
   三笠書房 1950/08 所収


(J8) 富田 1949
徒歩で、陽氣に、わたしは大道を歩き出す、
健康で、自由に、わたしの眼の前の世界は、
わたしの眼の前の褐色の路はわたしが選擇する何處であらうと先導する。

今から後わたしは幸運を求めない、このわたし自身が幸運なのだ、
今から後わたしはもう不平を鳴らさない、もう遷延はせぬ、何ものも要らない、
家の内での愚痴や、物識りや、あら捜したらだらの批評など飽き飽きした、
力強く、滿足して、わたしは大道を旅する。
[以下略]

   ウォールト・ホヰットマン=作 富田碎花(とみた・さいか)=譯 「大道の歌」  
   『詩集 草の葉』 朝日新聞社 1949/05 所収


(J9) 有島 1921, 1924, etc.
脚にまかせ、心も輕く、私は大道を濶歩する、
健全に、自由に、世界を眼の前に据ゑて、
私の前の黒褐の一路は、欲するがまゝに私を遠く導いてゆく。

これから私は幸運を求めない——私が幸運そのものだ、
これからもう私はくよ/\しない、躇はない、又何者をも要しない、
剛健に飽滿して、私は大道を旅してゆく。
[以下略]

   ホイットマン(/ホヰットマン)=作
   有島武郎(ありしま・たけお)=訳「大道の歌」
   9a.有島武郎全集6』 筑摩書房 1981/02 所収
   9b.現代日本文學全集93 現代譯詩集』 筑摩書房 1957/10 所収
   9c.草の葉』 アメリカ古典文学叢書1 共和出版社 1948/05 所収
   9d.草の葉—ホイットマン詩集』 岩波文庫 1934/10(昭和9)所収
   9e.有島武郎全集4』 新潮社 1929/07(昭和4)所収
   9f.有島武郎全集8』 叢文閣 1924/10(大正13)所収
   9g. ホヰットマン詩集 第一輯』 叢文閣 1921/11(大正10)所収
   9d.9g. および叢文閣 1923/02 刊第二輯の2冊を1冊にまとめて
   復刻したもの。引用は 9d. に拠りました。


(J10) 富田 1919
徒歩で氣輕に、私は大道をつかむ、
世界は私の前に健康で、自由だ、
私の前の長い褐色の道路は、私が何處を擇ばうとも通じてゐる。

今から後、私は幸運を希ひはしない——私自身が幸運なのだ、
今から後、私は不平を鳴らしはしない、最早猶豫はしない、何ものも要らない、
丈夫で、滿足して私は大道を旅する。
[以下略]

   ウオールト・ホヰツトマン=作 富田碎花=譯 「大道の歌」
   『詩集 草の葉』 大鐙閣 定價貳圓五拾錢 1919/05/31(大正8)所収


(J11) 白鳥 1919
徒歩にて心輕く私は大道を行く、
健康、自由、世界は私の前に、
長い鳶色の路は私の前に
わが欲する何處へも導きゆく。

今後私は幸運を求めず、私自身こそ幸運である、
今後私は最早や嗚咽せず繰延べず何物をも要せず、
戸内の泣言、書齋、不滿の批評を去つて、
剛健と滿足とに大道を旅す。
[以下略]

   ホイットマン=著 白鳥省吾=譯 「大道の歌」
   『ホイットマン詩集』 新潮社 定價金八拾五錢
   1919/05/28(大正8)所収


(J12) 岩野 1909, 1999
歩んで 氣輕に 僕は 街道に 出る、
自由で、健全で、僕の 前に 世が あり、
僕の 前に 長い 鳶色の 路が あつて 僕の 欲する ところに 導く。

この後 僕は 幸運を 願はない、僕その物が 幸運で ある、
この後 僕は もう 泣かない、もう 延期しない、何物をも、要しない、
済んでしまつたぞ 私宅の 訴へ、書齋、不滿の 批評、
強健、滿足、以つて 僕は 街道を旅行する。
[以下略]

[原文は次のとおり総ルビ]
歩(あゆ)んで 氣輕(きがる)に 僕(ぼく)は 街道(かいだう)に 出(で)る、
自由(じゆう)で、健全(けんぜん)で、僕(ぼく)の 前(まへ)に 世(よ)が あり、
僕(ぼく)の 前(まへ)に 長(なが)い 鳶色(とびいろ)の 路(みち)が あつて
    僕(ぼく)の 欲(ほつ)する ところに 導(みちび)く。

この後(ご) 僕(ぼく)は 幸運(こううん)を 願(ねが)はない、
  僕(ぼく)その物(もの)が 幸運(こううん)で ある、
この後(ご) 僕(ぼく)は もう 泣(な)かない、もう 延期(えんき)しない、
  何物(なにもの)をも、要(よう)しない、
濟(す)んでしまつたぞ 私宅(したく)の 訴(うつた)へ、書齋(しよさい)、
  不滿(ふまん)の 批評(ひへう)、
強健(きやうけ[ママ])、滿足(まんぞく)、以(も)つて 僕(ぼく)は
  街道(かいだう)を旅行(りよかう)する。
[以下略]

   ホイトマン=著 岩野泡鳴=譯 「街道の歌(ホイトマンの散文詩)」
   12a.明治翻訳文学全集 《新聞雑誌編》 22 アメリカ詩集』(全50巻・別巻2)
       ナダ出版センター=制作 大空社=発行 1999/12 所収
   12b.太陽』 1909/01(明治42)所収
   引用は 12a. に拠りました。


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) Kariakin, 2005
A pie y con el corazón ligero, tomo hacia el camino abierto,
saludable, libre, el mundo ante mí,
la larga ruta parda ante mí orientándome adonde yo elija.

Por tanto, no pido buena fortuna, yo mismo soy buena fortuna,
Por tanto, no me quejo más, no pospongo más, necesito nada,
he terminado con quejas tras puertas, bibliotecas, y molestos criticismos,
fuerte y satisfecho viajo el camino abierto.
[Omission]

   Canción del camino abierto (Fragmento) by Walt Whitman
   Translated by Kira Kariakin
   E-text at k-minos 2005-09-28


(Es2)
A pie y con el corazón gozoso salgo al camino público.
Saludable, libre, siento que el mundo se extiende ante mí.
El largo y pardo sendero ante mí me lleva al lugar que yo elija.

Ya no apelaré a la buena suerte: yo mismo soy la buena suerte.
Ya no imploraré nada, no pospondré nada. Nada necesito.
He acabado con las quejas domésticas, con las bibliotecas, con las críticas pendencieras.
Fuerte y satisfecho, viajo por el camino público.
[Omission]

   Canto del Camino Público (Fragmento) by Walt Whitman
   Cromos - Issues 4571-4575, 2005
   Snippet view at Google Books


 Audio 1 
Song of the Open Road (1 of 2)

Uploaded to YouTube by PoemsBeingReadToo on 22 Aug 2010.


 Audio 2 
Song of the Open Road (1 of 2)

Uploaded to YouTube by tndowns1122 on 23 Jul 2009.


■英語原文 The original text in English

Afoot and light-hearted I take to the open road,
Healthy, free, the world before me,
The long brown path before me leading wherever I choose.

Henceforth I ask not good-fortune, I myself am good-fortune,
Henceforth I whimper no more, postpone no more, need nothing,
Done with indoor complaints, libraries, querulous criticisms,
Strong and content I travel the open road.
[Omission]

   Song of the Open Road (1856)
   from Leaves of Grass by Walt Whitman
   Recent paperback editions include:

   Scanned book at Google Book Search
   E-text at:


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2013/12/14 2種類のスペイン語訳を追加しました。
  • 2013/06/03 tomoki y. 訳の4行目をつぎのように修正しました。
    • 修正前 自分じしんがラッキーだから。
    • 修正後 おれ自身、ラッキーだから。
  • 2010/07/12 英語原詩朗読の YouTube 動画を追加しました。
  • 2008/12/31 岩野泡鳴=訳 1909/01 を追加しました。
  • 2008/09/18 瀧田夏樹=訳 1976/03 を追加しました。また、有島武郎=訳の書誌情報を補足しました。

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Thursday, 11 September 2008

さいとう しのぶ作 みね よう原案 『あっちゃん あがつく—たべものあいうえお』

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Monday, 08 September 2008

Frankenstein: Or, the Modern Prometheus by Mary Shelley (4) メアリー・シェリー 『フランケンシュタイン』 (4)

 

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■作家にとって最大の不幸 The greatest misery of authorship

物語をこしらえて書くという作業は、無からの創造ではなく、混沌からの創造である。――そう、『フランケンシュタイン』の作者メアリー・シェリーは言う。


■表紙画像 Cover photos

a. 51ukciwmfel b. 51h6xcqe80l c. 51n7mdzreql

↑ クリックして拡大 Click to enlarge ↑


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 吉田 2004
話というものは空無からではなく、混沌から作りだされるということを謙虚に認めなくてはならないでしょう。まず素材がなくてはなりません。それでこそ闇の形なきものに姿を与えることができるのです。しかし、ものそれ自体を生みだすことは不可能です。――序文

   吉田純子=編
   『身体で読むファンタジー―フランケンシュタインからもののけ姫まで
   人文書院 2004/12


(J2) 菅沼 2003
わたしは「物語を構想すること」に忙しかった(……)わたしは考え、思いをこらした――が、なにも生まれてこなかった。わたしは、われわれがいくら喚起しようと望んでも反応の鈍い〈無〉しか答えようとしないときの、創意がまったく生まれてこない空しさを感じたが、それは作者にとっての最大の不幸であった。(……)

創造するのは無からではなく混沌からであるということは、謙虚に認められなければならない。まず最初に材料が与えられなければならず、暗い、形のないものに形を与えなければならないが、その形のないもの自体を存在させることはできない。――《傑作小説選集》版に寄せた作者のまえがき(1831年)

   メアリー・ウルストンクラーフト・シェリー=作
   菅沼慶一(すがぬま・けいいち)=訳
   『フランケンシュタイン━あるいは現代のプロメシュース
   共同文化社 2003/09


(J3) 森下 1984
わたしは〝お話を考える〟こと(……)にいそしんだ。(……)わたしは考えこみ、頭をひねった――がむだなこと。作家の最大の不幸である、創作力のあのからっぽな無力さをわたしは味わった。(……)

創作とは無からではなく混沌からの創造であることを、謙虚に認めなくてはならない。まず第一に題材があたえられることが必要である。題材はあいまいでかたちのない素材に形態をあたえることができるけれども、素材そのものを生みだすことはできない。――まえがき(1831年版)
 
   メアリ・シェリー=著 森下弓子(もりした・ゆみこ)=訳
   『フランケンシュタイン』創元推理文庫 1984/02


(J4) 治村 1981
このわたしも「話を考える」ことに懸命になりました。(……)わたしは考えに考えました――が、だめでした。ひたすら祈っても答えてくれるのはただ「無」の鈍い響きだけという状態、あの創作機能が全く働かない作家としての最大の痛恨事である状態だったのです。(……)

創作とは、これは謙虚に認めなければなりませんが、無からではなく、混沌から創造することなのです。まず素材がなければなりません。創作は、暗い形のないものに形を与えますが、もの自体を生み出すことはできないからです。――「名作小説叢書」(1)版へのはしがき

(註1) 1831年にコルバーン&ベントリー社から、叢書の第九巻として『フランケンシュタイン』が刊行された。

   M・W・シェリー=著 治村輝夫(じむら・てるお)=訳
   『フランケンシュタイン
   世界民話童話翻訳シリーズ32 イギリス幻想文学1
   東洋文化社 新版1981/10


(J5) 臼田 1979
わたしは一所懸命 物語を考え ました。(……)わたしは考え、想を練りました――が、骨折り損でした。発想力がからきし働かないのを感じたのです。これこそ作家生活最大の不幸で、こういうときには、必死になって祈りかけても、答えは生気のない「無」なのです。(……)

謙虚になって認めなければならぬことですが、発想力とは、無からではなく、混沌から、なにかを創造することにあるのです。まず第一に材料が与えられなければならないのです。発想力は、冥々として曖昧な素材に形を与えることはできても、素材そのものを生み出すことはできません。――はしがき

   M・W・シェリー=著 臼田昭(うすだ・あきら)=訳
   『フランケンシュタイン』ゴシック叢書6 国書刊行会 1979/01 
   引用文中の太字箇所は、原文では太字でなく傍点。


■ロシア語訳 Translation into Russian

Я старалась что-то придумать, но тщетно. Я ощущала то полнейшее бессилие - худшую муку сочинителей, - когда усердно призываешь музу, а в ответ не слышишь ни звука. [Omissioni].

Надо смиренно сознаться, что сочинители не создают своих творений из ничего, а всего лишь из хаоса [Omissioni].

  • Из авторского Предисловия к изданию 1831 г. Франкенштейн, или Современный Прометей by Мэри Шелли
  • E-text at:

■スペイン語訳 Translation into Spanish

Yo me urgí a mí misma a pensar una historia, [Omission]. Pensé y reflexioné, en vano. [Omission] ¿Has pensado ya una historia?, me preguntaban cada mañana, y cada mañana me veía forzada a replicar con una mortificante negativa.

La invención, debe admitirse humildemente, no consiste en crear desde el vació, sino desde el caos [Omission]. La invención consiste en la capacidad de atrapar las posibilidades de un tema y en el poder de moldear y dar forma a las ideas que sugiere.


■フランス語訳(部分) Translation into French (fragment)

L'invention, on doit l'admettre humblement, ne consiste pas à créer à partir du vide, mais d'un chaos


■英語原文 The original text in English

I busied myself to think of a story. [Omissioni]. I thought and pondered -- vainly. I felt that blank incapability of invention which is the greatest misery of authorship, when dull Nothing replies to our anxious invocations. [Omissioni]

Invention, it must be humbly admitted, does not consist in creating out of void, but out of chaos; the materials must, in the first place, be afforded: it can give form to dark, shapeless substances, but cannot bring into being the substance itself.


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016/12/12 フランス語訳の訳文の一部を挿入しました。
  • 2012/07/26 スペイン語訳を追加しました。
  • 2008/10/18 菅沼慶一=訳 2003/09 を追加しました。
  • 2008/09/13 治村輝夫=訳1981/10 を追加しました。

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Sunday, 07 September 2008

Frankenstein: Or, the Modern Prometheus by Mary Shelley (3) メアリー・シェリー 『フランケンシュタイン』 (3)

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■怪物の言い分…… The monster's claim. . .

怪物は、じぶんが被害者だと感じている。彼にとってフランケンシュタインは、生みの親。怪物は子供としての不満を親に訴える。
 
 
■表紙画像 Cover photos

Es_frankenstein  Fr_frankenstein_poche  En_frankenstein_penguin

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Left Frankenstein. Edimat Libros (2008; forthcoming) スペイン語版
Centre Frankenstein. Livre de Poche (1997) フランス語版
Right Frankenstein. Penguin Classics Deluxe Edition (2007)
 
 
■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

别忘了,我是你创造出来的啊,我应该是你的'亚当'啊。但是现在我却像一个被贬谪下界的天使,无缘无故被你剥夺了快乐。

   (C1) 《活跳尸―弗蘭肯斯坦》遼寧教育出版社
      * Joyo 卓越 (Amazon.cn)
   (C2) 《弗蘭肯斯坦》丁超/訳
      中国人民大学出版社 2004/01, ISBN: 7300053823
      * 中国科学技術書网 (golden-book.com)
      * 我要購書网 (51GouShu.com) 
   (C3) E-text at 新浪读书 (Sina)
   引用は (C3) に拠りました。
 
 
■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese

   《科學怪人》
   作者: 瑪麗・雪莱/著 譯者: 于而彦
   台灣商務印書館 2002/01, ISBN: 9570515503
   Available from: 
   * 誠品網 (eslite.com) 
   * 臺灣商務印書館 (www.cptw.com.tw)
   * 博客來 (books.com.tw)
 
 
■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 久守 2006
「忘れたのか。俺はお前の被造物だ。お前のアダムであるべきなのだ。だが、これではまるで、悪行を犯しもしないのに歓びを奪い取られた堕天使ではないか」
 
(J2) 廣野 2005
「おれは、おまえが造ったものだということを、忘れるな。おれは、おまえのアダムであるべきなのだ。だがむしろ、おれは何も悪いことをしていないのに、おまえに追い立てられて喜びを奪われた堕天使みたいだ」
 
(J3) 菅沼 2003
「おれがおまえに造られたことを忘れるな。おれはおまえのアダムになるべきなのに、むしろ堕落した天使で、なにも悪いことをしないのに、おまれはおれを喜びから閉め出す」
 
(J4) 山中 1997
「いいか、おれの造り主はフランケンシュタイン、おまえなんだぞ。それなのに、そのおまえが、おれをきらって、はねつけるというのはどういうことなのだ?」
 
(J5) 森下 1984
「忘れてくれるな、おれはあんたの被造物、あんたのアダムであるべきなのだ。だがこれでは、悪行をおかしもせぬのに喜びから追われた堕天使だ」
 
(J6) 山主 1984
「いいか、おれはおまえに作られたんだぞ。ところが、おまえはおれをきらって、じゃまにしつづける」
 
(J7) 治村 1981
「いいか、おれはおまえに造られたのだぞ。おまえのアダムであるはずだ。しかし、それよりもおれは堕天使らしいな。何も悪いことをしていないのに、おまえはおれから喜びを奪い取るのだ」
 
(J8) 臼田 1979
「いいか、おれはおまえに作られたものなのだぞ。おれはおまえのアダムであるはずなんだ。ところがどうやらおれは、おまえにとっては、堕落した天使らしい」
 
(J9) 宍戸 1953
「おぼえておいてください。わたしは、あんたに造られたもので、あんたのアダムというところなのだが、どちらかというと、惡いこともしないのに悦びを奪われた堕天使ですよ」
 
(J10) 山本 1948, 1968, etc.
「おぼえておいてくれ、おれはおまえがつくったものなんだから、おれはおまえのアダムにあたるわけだが、おれはむしろ、罪もないのに歓喜から追いだされた、墜落天使のようなもので(……)」
 
 
■ロシア語訳 Translation into Russian

Я должен был бы быть твоим Адамом, а стал падшим ангелом, которого ты безвинно отлучил от всякой радости.

   Франкенштейн, или Современный Прометей
   by Мэри Шелли
   E-text at Домашняя страничка Клостера Фобия (phobis.narod.ru)


■ドイツ語訳 Translation into German

Bedenke, daß ich dein Geschöpf bin: ich sollte dein Adam ; aber vielmehr bin ich der gefallene Engel, den du, ohne eine Missethat, aus dem Gebiet der Freude jagst.

   Frankenstein: Oder Der moderne Prometheus
   Paperback: Reclam, 1986/01
   Preview at Google Books
 
 
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

"Lembre-se que sou tua criatura; deveria ser teu Adão, mas seria mais o anjo caído, que tu expulsaste do júbilo por crime algum."

   Frankenstein ou o Moderno Prometeu by Mary Shelley.
   Excerpt at Meu Cânone Ocidental
 
 
■スペイン語訳 Translation into Spanish

- Recuerda que soy tu criatura; debería ser tu Adán, pero soy más bien el ángel caído, a quien privaste de la alegría sin haber cometido mal alguno.

   Frankenstein, o, el moderno Prometeo by Mary Shelley.
   Traducción cedida por Alianza Editorial S. A.
   Preview at Google Books
 
 
■フランス語訳 Translation into French

《 Oui, rappelle-toi que je suis ta cre´ature. Je devrais e^tre ton Adam mais je ne suis qu'un ange de´chu que tu prives de toute joie. 》

   Frankenstein ou le Prome´the´e moderne by Mary Shelley.
   Gallimard-Jeunesse, 2000/10
   E-text at Dioge`ne e´ditions libres (pdf)
 
 
■英語原文 The original text in English

"Remember, that I am thy creature; I ought to be thy Adam; but I am rather the fallen angel, whom thou drivest from joy for no misdeed."

   Chapter 10
   Frankenstein: Or, the Modern Prometheus (1831)
   by Mary Wollstonecraft Shelley

   Recent paperback editions include: 
   * Frankenstein: or The Modern Prometheus.
    Oxford World's Classics, 2008/10 (forthcoming)
   * Frankenstein: Or, the Modern Prometheus - The 1818 Text.
    Oxford World's Classics, 2008/08
   * Frankenstein. Vintage Classics, 2008/05
   * Frankenstein: Or, the Modern Prometheus.
    Penguin Classics, 2003/05

   Scanned book at Google Book Search

   E-text at: 
   * Internet Archive (1831 edition)
   * The Pennsylvania Electronic Edition, (1831 edition)
   * Project Gutenberg, edition unknown
   * Literature.org, edition unknown
 
 
■上掲日本語訳の類別 Classification of the Japanese translations above

上に挙げた日本語訳を、おおまかに分類すると、つぎのとおり。

 A) 完訳/全訳または、それに近いもの
   菅沼 2003
   森下 1984
   治村 1981
   臼田 1979
   宍戸 1953
   山本 1948, 1968, etc.

 B) 児童向けの抄訳/翻案/再話
   山中 1997
   山主 1984

 C) 解説書/評論書で、上の引用箇所を含むもの
   久守 2006
   廣野 2005
 
 
■日本語訳の書誌情報
 Bibliography on translations into Japanese

(J1) 久守 2006
   メアリ・シェリー=著 久守和子(ひさもり・かずこ)=抜粋訳
   久森和子+中川僚子(なかがわ・ともこ)=編著
   『フランケンシュタイン』シリーズ もっと知りたい名作の世界7
   ミネルヴァ書房 2006/12

(J2) 廣野 2005
   廣野由美子=著『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義
   中公新書 2005/03

(J3) 菅沼 2003
   メアリー・ウルストンクラーフト・シェリー=作
   菅沼慶一(すがぬま・けいいち)=訳
   『フランケンシュタイン━あるいは現代のプロメシュース
   共同文化社 2003/09

(J4) 山中 1997
   M・シェリー=原作 山中恒(やまなか・ひさし)=文
   『痛快世界の冒険文学3 フランケンシュタイン』 講談社 1997/12
   引用文中のルビは省略しました。

(J5) 森下 1984
   メアリ・シェリー=著 森下弓子(もりした・ゆみこ)=訳
   『フランケンシュタイン』創元推理文庫 1984/02

(J6) 山主 1984
   M・シェリー=原作 山主敏子(やまぬし・としこ)=訳・文
   『フランケンシュタイン』世界こわい話ふしぎな話傑作集1 イギリス編
   金の星社 1984/01
   引用文中のルビは省略しました。

(J7) 治村 1981
   M・W・シェリー=著 治村輝夫(じむら・てるお)=訳
   『フランケンシュタイン
   世界民話童話翻訳シリーズ32 イギリス幻想文学1
   東洋文化社 新版1981/10

(J8) 臼田 1979
   M・W・シェリー=著 臼田昭(うすだ・あきら)=訳
   『フランケンシュタイン』ゴシック叢書6 国書刊行会 1979/01 
   引用文中のルビは省略しました。

(J9) 宍戸 1953
   マリー・シェリー=著 宍戸儀一(ししど・ぎいち)=訳
   『フランケンシュタイン』サスペンス・ノベル選集4
   日本出版協同 1953/08

(J10) 山本 1948, 1968, etc.
   10a. メアリー・シェリー=著 山本政喜(やまもと・まさき)=訳
    『フランケンシュタイン』角川文庫 1994/11
   10b. シェリー夫人=著 山本政喜=訳
    『フランケンシュタイン』角川文庫(改版)1968
   10c. シェリー夫人=作 山本政喜=訳
    『巨人の復讐―フランケンシュタイン』世界大衆文学全集11 新人社 1948
    国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YD5-H-a933-42
   引用は 10a. に拠りました。
 
 
■外部リンク External links

   * Frankenstein - Wikipedia
   * Mary Shelley - Wikipedia (1797-1851)
 
 
■更新履歴 Change log

2012/07/25 ロシア語訳を追加しました。
2011/05/11 ドイツ語訳の訳文を挿入し、ポルトガル語訳とスペイン語訳を追加しました。
2008/10/18 菅沼慶一=訳 2003/09 を追加しました。
2008/09/13 治村輝夫=訳 1981/10および宍戸儀一=訳 1953/08を追加しました。
2008/09/10 フランス語訳を追加しました。

 

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Frankenstein: Or, the Modern Prometheus by Mary Shelley (2) メアリー・シェリー 『フランケンシュタイン』 (2)

« 1 Frankenstein 3 4 »
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■怪物の最後のことば…… The final words of the monster. . .

怪物は、みにくい、いまわしい身体を持つ自分という存在を生み出した張本人である、フランケンシュタインにたいして憎しみを抱き、追いつめたあげくに殺してしまう。怨念と絶望の果てに、怪物は、自らも死ぬ覚悟であることを告げる。小説の最終ページに記された、怪物の最後の台詞……。
 
 
 Images 
マンガ、マンガ・キャラクター、映画
A comic book, a cartoon character and a film adaptation

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■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

"(……)我将以胜利的姿态登上自憤的柴堆,沉醉在烈焰所带来的痛楚中。这熊熊烈火将会慢慢熄灭,我的灰烬将被狂风刮入大海,我的灵魂将永远得到安息。即便到那时它还会思考,但肯定也不会思考现在这些事了。永别了!"

  • (C1) 《活跳尸―弗蘭肯斯坦》 遼寧教育出版社
  • (C2) 《弗蘭肯斯坦》  丁超/訳 中国人民大学出版社 2004 ISBN: 7300053823
  • (C3) E-text at 読叭 (du8.com)
  • 引用は (C3) に拠りました。

 
 
■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese

  • 《科學怪人》 作者: 瑪麗・雪莱/著 譯者: 于而彦 台灣商務印書館 2002 ISBN: 9570515503
  • Available from: 

 
 
■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 長谷川 2006
「(……)俺は誇らしく火葬の山にのぼり、劫火の苦悶に凱歌を挙げよう。炎の明かりが消えれば、俺の灰は風に吹かれて海へと運ばれる。俺の霊は穏やかに眠り、物を思うにしても、今の思いではないはずだ。さらば」


(J2) 廣野 2005
「(……)おれは自分の弔いの薪を意気揚々と積み上げて、喜んで燃えさかる業火(ごうか)の苦しみに耐えよう。大火の明かりもやがて消えてゆくだろう。おれを焼いた灰は、風に運ばれて海に散るだろう。おれの魂は安らかに眠るだろう。もしそのとき考えることができたとしても、きっと、こんなふうではないはずだ。では、さらば」


(J3) 吉田 2004
「(……)私は、勝ち誇って弔いの薪の山に登ろう。そして身を焼く炎の苦しみを喜んで受けよう。炎の輝きが消え、灰は風に飛ばされ海に運ばれるだろう。私の精神は、平安のうちに眠るだろう。あるいは、もし精神が考えるとすれば、きっと今とはちがったふうに考えるだろう。さらばだ!」


(J4) 菅沼 2003
「(……)おれは火葬の薪の上に意気揚揚と上がって、身を焼く炎のなかで苦しみながら、歓喜することだろう。燃え盛る火の明かりは次第に消えていくことだろうし、骨灰は風に吹かれて、海にまき散らされることだろう。おれの霊は安らかに眠るだろうが、もし、おれの霊がものを考えることがあるなら、きっと安らかに眠ろうとは考えまい。さらばだ」


(J5) 加藤 2001
「(……)たき木を積みあげてみずからの体を焼き、自分の葬式を出してやるのさ。死にさえすれば、もう苦しみも悲しみも感じなくてすむ。やがて燃えつきたおれの灰が、風に吹かれて海に散ったとき、はじめておれは安らかに眠ることができるのだ。人間よ、さらばだ!」


(J6) 山中 1997
「(……)向こうの氷原にたきぎを山と積みあげておいた。おれはその上に横たわり、火をつける。おれの体といっしょに、おれの苦しみ、悩みは炎に焼きつくされるだろう。おれの灰は風に吹かれて海に散ってゆく。おれの魂もまた、おだやかに消えてゆくだろう。ふふふふ……、フランケンシュタインの最後の友よ、さようなら。」


(J7) 吉上 1996
「(……)まきを積みあげて、このみじめな体をもやして、はい にしてしまおう。死体がだれかに調べられ、ふたたびおれのようなものがつくられないように、おれは死ぬ。おれをこの世によんだ男は死んだ。おれがいなくなれば、おれたち二人の記おくも消えさるだろう。さらばだ。」


(J8) 森下 1984
「(……)自分は意気揚々と火葬の山に登ってゆき、劫火の苦しみに凱歌をあげよう。大火の明かりはうすれゆき、自分の灰は風に乗り海へとさらわれてゆくだろう。わが魂は安らかに眠る、よしたとえものを思うとも、今のように思いはすまい。さらばだ」


(J9) 山主 1984
「(……)おれはどうどうと、自分を焼くたきぎの山にのぼっていく。おれの灰は風に吹かれ、海に散っていき、おれのたましいは平和に眠ることになるだろう。では、さようなら。」


(J10) 治村 1981
「(……)おれは意気揚々と火葬の薪の山に登っていく。そして責め苛む炎に苦しみながらも、喜びを覚えるだろう。炎の光はやがて薄れていき、灰となったこの身は、風が海の中に吹き飛ばすことだろう。おれの魂は安らかに眠ることだろう。いや、もし魂にものを考える力があるのなら、きっとこんなふうには考えないだろう。さらばだ」


(J11) 臼田 1979
「(……)おれは威風堂々、この身を焼く薪の山に登ってゆく。そして炎の責め苦の中に苦悶の恍惚を覚えるだろう。炎の光はやがて薄れ、おれの灰は風に吹かれ、海の中に散ってゆく。おれの魂は平和に眠ることだろう。あるいはもし、魂にものを考える力があるのなら、その考え方は今とは違ったものになるだろう。さらば。」


(J12) 塩谷 1959
「(……)わたしは、自分を焼くたきぎの山にのぼり、わが身を焼きこがすほのおの中に、よろこびのさけび声をあげるのです。やがてその火も消え、わたしの灰は風に乗って、海へはこばれていく。そしてわたしのたましいは、平和にねむるのです。さようなら!」


(J13) 宍戸 1953
「(……)おれは、火葬の薪の山に意気揚々と登り、苦痛の焔にもだえて勝ち誇るのだ。燃えさかるその火の光も消え去り、おれの灰は風のために海へ吹き飛ばされるだろう。おれの霊は安らかに眠り、それが考えるとしても、きつとこんなふうには考えないだろう。では、さようなら。」


(J14) 山本 1948, 1968, etc.
「(……)おれは自分の火葬の薪の山に勝ち誇って上り、苦しみの焔(ほのお)の苦悶を喜ぶだろう。その火の光も消え去るだろう、おれの灰は風に吹かれて海へはきこまれるだろう。おれの魂は平和に眠るだろう、あるいは魂が考えるとしても、きっとこんなふうな考えかたはしないだろう。さよなら」


■ロシア語訳 Translation into Russian

Я гордо взойду на свой погребальный костер и с ликованием отдамся жадному пламени. Потом костер погаснет; и ветер развеет мой пепел над водными просторами. Мой дух уснет спокойно; а если будет мыслить, то это, конечно, будут совсем иные мысли. Прощай!


■ドイツ語訳 Translation into German

"( . . . ) Triumphierend werde ich meinen Scheiterhaufen besteigen und inmitten der sengenden Flammen frohlocken! Wenn die Feuersbrunst erloschen ist, wird der Wind meine Asche ins Meer wehen. Mein Geist wird in Frieden ruhen; aber sollte er weiterhin denken können, so werden es andere Gedanken sein. Leben Sie wohl!"


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(S1) 2004
«( . . . ) Subiré triunfal a mi pira funeraria, y devorado por las llamas, gozaré. Cuando los reflejos del fuego se apaguen, el viento esparcirá mis cenizas por el mar. Entonces, mi espíritu descansará en paz, o si aún piensa, otros serán sus pensamientos. Adiós.»


(S2) 2001
»( . . . ) Subiré triunfante a mi pira funeraria, y exultaré de júbilo en la agonía de las llamas. Se apagará el reflejo del fuego, y el viento esparcirá mis cenizas por el mar. Mi espíritu descansará en paz;  o, si es que puede seguir pensando, no lo hará de esta manera. Adiós.


■フランス語訳 Translation into French

《( . . . ) Je vais monter triomphalement sur mon bûcher funéraire et j’exulterai dans la torture des flammes dévorantes. Puis, leur éclat s’éteindra et mes cendres seront balayées par le vent jusqu’à la mer. Mon esprit dormira en paix, ou, s’il peut penser encore, il pensera sûrement à tout autre chose. Adieu! 》


 Audio 1 
英語原文のオーディオブック 朗読: トマス・A・コープランド
Audiobook in English read by Thomas A. Copeland

下の引用箇所の朗読は 8:33:36 から始まります。 Uploaded to YouTube by Fab Audio Books on 26 Nov 2013. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 8:33:36.


 Audio 2 
英語原文のオーディオブック 朗読: ヒュー・マクガイア
Audiobook in English read by Hugh McGuire

下の引用箇所の朗読は 1:00:05 から始まります。 Uploaded to YouTube by The 16th Cavern on 9 Oct 2012. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 1:00:05.


■英語原文 The original text in English

"( . . . ) I shall ascend my funeral pile triumphantly, and exult in the agony of the torturing flames. The light of that conflagration will fade away ; my ashes will be swept into the sea by the winds. My spirit will sleep in peace ; or if it thinks, it will not surely think thus. Farewell."

  • Chapter 24, Frankenstein: Or, the Modern Prometheus (1831) by Mary Wollstonecraft Shelley

■英語原文のソース Sources of the original text in English


■上掲日本語訳の類別 Classification of the Japanese translations above

  • 上に挙げた日本語訳を、おおまかに分類すると、つぎのとおり。
    • 完訳/全訳または、それに近いもの
      • 菅沼 2003
      • 森下 1984
      • 治村 1981
      • 臼田 1979
      • 宍戸 1953
      • 山本 1948, 1968, etc.
    • 児童向けの抄訳/翻案/再話
      • 加藤 2001
      • 山中 1997
      • 吉上 1996
      • 山主 1984
      • 塩谷 1959
    • 解説書/評論書で、上の引用箇所を含むもの
      • 長谷川 2006
      • 廣野 2005
      • 吉田 2004

■日本語訳の書誌情報
 Bibliography on translations into Japanese

(J1) 長谷川 2006
   メアリ・シェリー=著 長谷川眞理子(はせがわ・まりこ)=抜粋訳
   久森和子(ひさもり・かずこ)+中川僚子(なかがわ・ともこ)=編著
   『フランケンシュタイン』シリーズ もっと知りたい名作の世界7
   ミネルヴァ書房 2006/12

(J2) 廣野 2005
   廣野由美子=著『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義
   中公新書 2005/03

(J3) 吉田 2004
   吉田純子=編
   『身体で読むファンタジー―フランケンシュタインからもののけ姫まで
   人文書院 2004/12

(J4) 菅沼 2003
   メアリー・ウルストンクラーフト・シェリー=作
   菅沼慶一(すがぬま・けいいち)=訳
   『フランケンシュタイン━あるいは現代のプロメシュース
   共同文化社 2003/09

(J5) 加藤 2001
   メアリー=シェリー=作 加藤まさし=訳
   『フランケンシュタイン』講談社 青い鳥文庫 2001/01
   引用文中のルビは省略しました。

(J6) 山中 1997
   M・シェリー=原作 山中恒(やまなか・ひさし)=文
   『痛快世界の冒険文学3 フランケンシュタイン』 講談社 1997/12
   引用文中のルビは省略しました。

(J7) 吉上 1996
   メアリ・シェリー=作 吉上恭太(よしがみ・きょうた)=訳
   『フランケンシュタイン』子どものための世界文学の森32
   集英社 1996
   引用文中の太字箇所は、原文では太字ではなく傍点。ルビは省略しました。

(J8) 森下 1984
   メアリ・シェリー=著 森下弓子(もりした・ゆみこ)=訳
   『フランケンシュタイン』創元推理文庫 1984/02

(J9) 山主 1984
   M・シェリー=原作 山主敏子(やまぬし・としこ)=訳・文
   『フランケンシュタイン』世界こわい話ふしぎな話傑作集1 イギリス編
   金の星社 1984/01
   引用文中のルビは省略しました。

(J10) 治村 1981
   M・W・シェリー=著 治村輝夫(じむら・てるお)=訳
   『フランケンシュタイン
   世界民話童話翻訳シリーズ32 イギリス幻想文学1
   東洋文化社 新版1981/10

(J11) 臼田 1979
   M・W・シェリー=著 臼田昭(うすだ・あきら)=訳
   『フランケンシュタイン』ゴシック叢書6 国書刊行会 1979/01 
   引用文中のルビは省略しました。

(J12) 塩谷 1959
   シェリー夫人=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   『フランケンシュタイン』世界名作全集158 講談社 1959/01
   原文は総ルビですが、上の引用では省略しました。

(J13) 宍戸 1953
   マリー・シェリー=著 宍戸儀一(ししど・ぎいち)=訳
   『フランケンシュタイン』サスペンス・ノベル選集4
   日本出版協同 1953/08

(J14) 山本 1948, 1968, etc.
   14a. メアリー・シェリー=著 山本政喜(やまもと・まさき)=訳
    『フランケンシュタイン』角川文庫 1994/11
   14b. シェリー夫人=著 山本政喜=訳
    『フランケンシュタイン』角川文庫(改版)1968
   14c. シェリー夫人=作 山本政喜=訳
    『巨人の復讐―フランケンシュタイン』世界大衆文学全集11 新人社 1948
    国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YD5-H-a933-42
   引用は 14a. に拠りました。


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016/12/12 2種類の英文オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2012/07/24 ロシア語訳を追加しました。
  • 2009/08/10 ドイツ語訳と2種類のスペイン語訳を追加しました。
  • 2008/10/18 菅沼慶一=訳 2003/09 を追加しました。
  • 2008/09/13 治村輝夫=訳 1981/10および宍戸儀一=訳 1953/08を追加しました。
  • 2008/09/10 フランス語訳を追加しました。
  • 2008/09/09 塩谷太郎=訳 1959/01 を追加しました。

 

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Saturday, 06 September 2008

tomokilog について On tomokilog

■ようこそtomokilogへ! Welcome to tomokilog!

つぎの注意事項をご理解のうえ、お楽しみください。

1) 引用は正確であるよう努めていますが、正確さを保証することは致しかねます。
2) 改行・段落の字下げの有無・ルビの有無などについては、ことわりなく原文に修正をほどこすことがあります。
3) 誤記などがありましたら、コメント欄でご指摘ください。

 

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Friday, 05 September 2008

A Woman's College from Outside by Virginia Woolf ヴァージニア・ウルフ 「外から見た女子学寮」

           目次 Table of Contens

   ■レズビアン文学とは? What is lesbian literature?
     Video   ドキュメンタリー 「ヴァージニア・ウルフ」 Virginia Woolf documentary
     Audio   ヴァージニア・ウルフ本人の声の録音
    Images  表紙画像その他 Cover photos, etc.
   ■日本語訳 Translations into Japanese
     (J1) 川本 1999
     (J2) 利根川 1998
   ■英語原文 The original text in English
   ■誤訳について On mistranslations
   ■外部リンク External links
   ■更新履歴 Change log


■レズビアン文学とは? What is lesbian literature?

レズビアン文学の作品とは、ふつう次の2つの条件のうち、どちらかを充たすものを指す:
条件1:レズビアンである著者によって書かれた作品、
条件2:著者は異性愛者であるが、レズビアンがテーマとして扱われている作品。

そのほか、レズビアン文学に含まれることが多いのは:
条件3:著者はレズビアンだが、レズビアンがテーマとしては扱われていない作品。

他方、通常レズビアン文学と見なされないのは:
× 著者が異性愛者であって、レズビアンのテーマが作中で「ついで」のように触れられているだけの作品。

わたしはレズビアン文学の専門家ではありません。以上の定義は受け売りです。Wikipedia 英語版 List of lesbian literature の項から、冒頭部分をそのまま拝借して、わたしが大ざっぱに訳し、随意に修正をほどこしました。これらの定義の妥当性については、疑問が残ります。なぜならば、条件1 は、論理的にみて 条件3 と相互に排他的でない。つまり、条件1 に該当するものは、条件3 に該当するものをも含んでしまうからです。

さて、ヴァージニア・ウルフの場合は、条件1 を充たすことが明らかです。ウルフは結婚はしていましたが、夫との性生活は、ごく初めのころを除いて、殆どもしくは全くなかったらしい。同性の恋人ヴィタ・サックヴィル=ウェストの存在はよく知られていますし、彼女とのあいだに交わされたラブレターなども残っています。ウルフは、フェミニストの間でもレズビアンの間でも人気が高いですね。


  Video  
ドキュメンタリー 「ヴァージニア・ウルフ」 Virginia Woolf, Novelist, 1882-1941
Virginia_woolf_documentary
ビデオの埋め込みは禁じられているので、ご覧になるには  ここをクリック  してください。 Uploaded to YouTube by vocalissimo1 on 18 Apr 2012. Embedding disabled by request. To watch the video  CLICK HERE  DVD available from Amzaon.co.jp. More details here.


  Audio  
ヴァージニア・ウルフ本人の声の録音
Words Fail Me | Virginia Woolf  The recorded voice of Virginia Woolf

BBC National Programme.  First broadcast: 1937-04-29.  8 minutes. Transcript of this recording is available at Star Stuff


 Images 
表紙画像その他 Cover photos, etc.

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. A_woolf_kabe_no_shimi b. B_onna_tachi_lesbian c. C_books__portraits

d. D_woolf_time_cover e. E_woolf_passport_2


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 川本 1999
アンジェラは、他の連中がトランプ遊びをしているあいだ、アリス・アヴェリィとバンバラ城について話していた。夕暮れどきのそこの砂浜の色のことを。するとアリスは、八月に手紙を書くわ、そこに行く日を決めましょう、と言うと、身をかがめてアンジェラにキスした。少なくとも手でアンジェラの頭にさわったのだ。それでアンジェラは、風に叩きつけられた海のように胸が高鳴り、どうにもじっと座っていられず、この興奮を、てっぺんに黄金の果実をつけた不思議な木が思いがけなくも身をかがめてくれたことに対する驚きを鎮めるために、両腕を投げ出して、部屋(そうした光景の証人である)の中をあちこち歩きまわった——黄金の果実は彼女の腕の中に落ちてきたのではなかったか? アンジェラはその輝く果実をしっかりと抱えた。さわってはならないもの、思いめぐらしてはならないもの、口にしてはならないもの、腕の中で白熱の輝きを放つがままにしておかなければならないものだ。

   ヴァージニア・ウルフ=著 川本静子(かわもと・しずこ)=訳
   「外から見た女子学寮」
   『壁のしみ—短編集 ヴァージニア・ウルフ・‖コレクション
   みすず書房 1999/08 所収


(J2) 利根川 1998
ほかの人たちがトランプをしているあいだ、彼女はアリス・エイヴァリとバンボロー城について話しあっていたのだった。夕暮れ時にそこの砂浜がどんな色に染まるのか、八月になったら手紙を書いてその砂浜を訪ねる日取りを決めましょう、そう言うとアリスは上体をかがめて、彼女にキスをし、少なくとも彼女の頭に手を触れたのであり、アンジェラはじっとすわっていることなどとてもできず、風の吹きつける海のことしか考えられなくなった人のように、(いつもこうした場面の目撃者である)部屋の中を行ったり来たりし、この興奮を、この驚きを、てっぺんに金色の果実をつけた奇跡の木が信じがたくも身をかがめてくれたことに対する驚きを、鎮めようとして両腕を広げてみるのだった——あの金色の果実はこの腕の中に落ちてきたのではなかったか? 彼女はそれを輝くままに胸に抱えた。それは触れてはならないもの、考えてはならないもの、語ってはならないもの、ただそこで輝くにまかせなければならないものだった。

   ヴァージニア・ウルフ=著 利根川真紀(とねがわ・まき)=訳
   「外から見た女子学寮」
   利根川真紀=編訳 『女たちの時間—レズビアン短編小説集
   平凡社ライブラリー 1998/12 所収


■英語原文 The original text in English

She had been talking, while the others played, to Alice Avery, about Bamborough Castle; the colour of the sands at evening; upon which Alice said she would write and settle the day, in August, and stooping, kissed her, at least touched her head with her hand, and Angela, positively unable to sit still, like one possessed of a wind-lashed sea in her heart, roamed up and down the room (the witness of such a scene) throwing her arms out to relieve this excitement, this astonishment at the incredible stooping of the miraculous tree with the golden fruit at its summit--hadn't it dropped into her arms? She held it glowing to her breast, a thing not to be touched, thought of, or spoken about, but left to glow there.


■誤訳について On mistranslations

今回の記事に限らず tomokilog では、引用した訳文のなかに誤訳が見受けられても、原則としていちいち指摘しません(原則ですから、もちろん例外もあり)。理由はいくつかあります:

理由1:指摘するのは面倒、
理由2:一流の翻訳家であっても、ときおり誤訳するのはありふれたこと、
   わたくし自身、もっとひどい誤訳をしょっちゅうしているので、ひとさまの
   誤訳を指摘するなど、おこがましい、
理由3:誤訳をあげつらうよりも、翻訳の多様な可能性を楽しみたい、
理由4:その他もろもろ。

たとえば、上の2人の訳者は、原文の "like one possessed of a wind-lashed sea in her heart" を、明らかに異なる意味に解釈しています:

   川本 (1999):   風に叩きつけられた海のように胸が高鳴り
   利根川 (1998): 風の吹きつける海のことしか考えられなくなった人のように

どちらが、より適切な訳かは、あるていど英語のできる方なら察しがつくでしょう。わたくしの口から、どちらが「誤訳」であるなどと断じることは、あえて致しません。


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2013-09-10 目次を新設しました。
  • 2013-05-12 ドキュメンタリー 「ヴァージニア・ウルフ」へのリンクを追加しました。
  • 2010-09-12 ヴァージニア・ウルフ本人の声の録音の YouTube 画面を追加しました。


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■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) lesbian + literature

(2) Virginia Woolf

■和書 Books in Japanese
(1) レズビアン+文学

(2) ヴァージニア・ウルフ

■DVD

■CD

  

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Thursday, 04 September 2008

Wherefore art thou Romeo? - Romeo and Juliet by William Shakespeare (2) 「ああ、ロミオ!」 - シェイクスピア 『ロミオとジュリエット』 (2)

« 1 Romeo and Juliet »
« 1 ロミオとジュリエット »

■舞台・写真集・映画・DVD・ポスター
 A stage production, a photo book, films, DVDs and posters

映画版『ロミオとジュリエット』のめぼしい作品は、だいたい30年に1度ぐらいの割りで現れるようだ。こうして、それぞれの世代は、自分たちを代表するロミ・ジュリを持つことになる。つぎは2026~2028年ごろか。そのとき主役を演じる2人は、もうそろそろ生まれているかもしれない。

↓ Click to enlarge ↓

a. A_romeo_evans_christie b. B_romeo_photobook c. C_shakespeare_in_love

d. D_romeo_dicaprio_danes e. E_romeo_whiting_hussey f. F_romeo_howard_shearer


■日本語訳 Translations into Japanese

ある種の文章については、翻訳の仕方は有限か無限か?
Are there, or are there not, unlimited ways of translating certain passages?

a.            ロミオ! ロミオ!      ……松本 1952
a.            ロミオ樣! ロミオ樣!   ……河原 1927
a.            ロメオの君、ロメオの君よ。 ……小松 1904, 1922, etc.
a.   あぁ、     ロミオ!            ……松岡 1996
a.   ああ、     ローミオー、ローミオー!  ……福田(陸) 1968
a.   ああ、     ロミオ、ロミオ、        ……河合 2005
a.   ああ、     ロミオ、ロミオ!       ……乾 1984, 1992
a.   ああ、     ロミオ様、ロミオ様!    ……中野 1962
a.   ああ、     ロメオ、ロメオ!       ……安藤 2008
a.   おゝ      ローミオー、ローミオー、  ……野上 1932, 1987
a.   おゝ      ロミオウ、ロミオウ!     ……中村 1926, 1936
a.   おゝ      ロメオ樣、ロメオ樣。     ……戸沢 1905, 1997
a.   おゝ、     ロミオ、ロミオ!       ……坪内 1933
a.   おゝ、     ロメオ。ロメオ。        ……久米 1915
a.   おゝ!                      ……品田 1886, 1999
a.   おお      ロミオ、ロミオ。        ……矢川 2001
a.   おお      ロメオ、             ……野上 1956, 1962
a.   おお、     ロミオ、ロミオ、        ……石川 2002
a.   おお、     ロミオ、ロミオ。     ……SOGO_e-text_library, 2000
a.   おお、     ロミオ、ロミオ!       ……平井 1988
a.   おお、     ロミオ、ロミオ!       ……小田島 1983
a.   おお、     ロミオ、ロミオ!       ……三神 1967
a.   おお、     ロミオ、ロミオ!       ……大山 1966
a.   おお、     ロミオ、ロミオ!       ……福田(恆) 1964
a.   おお、     ロミオ、ロミオ!       ……本多 1959
a.   おお、     ローミオー。ローミオー。  ……厨川 1963, 1979
a.   ヲゝ、     ロミヨー樣、ロミヨー樣。   ……河島 1886, 1992


b. あなたは どうして ローミオーなのです?   ……福田(陸) 1968
b. あなたは なぜ   ローミオーなの。      ……厨川 1963, 1979
b. あなたは なぜ   ロミオなの?         ……矢川 2001
b. あなたは なぜ   ロミオなの?        ……三神 1967
b. あなたは なぜ   ロメオなの?        ……安藤 2008
b. あなたは なぜ   仇敵の家にお生れになつたのです。……品田 1886, 1999
b. あなたは 何故   ローミオーなのですか。  ……野上 1932, 1987
b. あなたは、なぜ   ロメオなのですか。     ……野上 1956, 1962
b. どうして        ロミオなの?        ……松岡 1996
b. どうして あなたは ロミオ?            ……小田島 1983
b. どうして あなたは ロミオなの。         ……河合 2005
b. どうして あなたは ロミオなの?        ……SOGO_e-text_library, 2000
b. どうして あなたは ロミオなの?        ……平井 1988
b. どうして おまへは ロメオなの。         ……久米 1915
b. なぜ   あなたは ロミオなの?         ……石川 2002
b. なぜ   あなたは ロミオなの?        ……乾 1984, 1992
b. なぜ   あなたは ロミオなの?        ……大山 1966
b. なぜ   あなたは ロミオなの?        ……福田(恆) 1964
b. なぜ   ロミオ様でいらっしゃいますの、あなたは? ……中野 1962
b. なぜ、  あなたは ロミオなの?        ……本多 1959
b. ロミオ様は どこに おいであそばす!     ……松本 1952
b. 何故   あなたは ロミオウなのです。    ……中村 1926, 1936
b. 何故   卿は   ロミオぢゃ!         ……坪内 1933
b. 何故   御身は  ロミヨーと御名を附られたか。 ……河島 1886, 1992
b. 何故に  あなたは ロミオと云ふ名をお持ちでございますか、…河原 1927
b. 貴郎は  何故   ロメオ樣でおはすぞへのう、  ……戸沢 1905, 1997
b. 君は など執拗くも ロメオの名をば帶び給ふぞや。……小松 1904, 1922, etc.


c. あなたの、そのロミオといふ名、モンタギューといふ名を棄てゝ下さい。(品田 1886, 1999)
c. あなたのお父さまから離れ、名前なんて棄ててしまって。(松岡 1996)
c. あなたのお父さまはお父さまではないといってちょうだい。あなたはロミオではない、と。(乾 1984, 1992)
c. あなたのお父さまをすてて、お名前を名乗らないでくださいな。(SOGO_e-text_library, 2000)
c. あなたのお父様をお父様でないといい、あなたの家名をお捨てになって!(中野 1962)
c. あなたのお父様をお父様でないとおっしゃい。そして、あなたのお名前をあなたのでないとおっしゃい。(本多 1959)
c. あなたのお父様をお父様でないとおっしゃって、あなたのお名前を捨ててください。(大山 1966)
c. あなたの父を否定なさい。あなたの名前をお拒みなさい。(中村 1926, 1936)
c. あなたの父上と、あなたの御名を御捨て下さいまし、(河原 1927)
c. えゝ父御の子ではないと主張り、家の名をもお棄てなされ、(戸沢 1905, 1997)
c. おとうさまの縁などきってしまって、あなたの名まえもすててしまってください。(福田(陸) 1968)
c. おとうさまを捨ててください。あなたの名前を捨ててください。(野上 1956, 1962)
c. おとうさまを否定し、あなたの家名を捨ててちょうだい。(安藤 2008)
c. おとうさんはモンタギュー卿ではないといってちょうだい。(厨川 1963, 1979)
c. お父さまと縁を切り、その名を捨てて。(河合 2005)
c. お父さまを捨ててください、名前もお捨てなさい。(三神 1967)
c. お父さまを捨てて下さい。あなたの名前を捨てて下さい。(野上 1932, 1987)
c. お父上に背き、その名を捨てておくれ、(福田(恆) 1964)
c. お父様との縁を切り、あなたのお名をお棄て下さい。(石川 2002)
c. お父様とは無関係、自分の名は自分の名ではない、とおっしゃってください。(平井 1988)
c. お父様と縁を切り、ロミオという名をおすてになって。(小田島 1983)
c. お父樣を厭だと云つて名なんぞすてゝお了ひ。(久米 1915)
c. 君が父君も君が名も悉く棄て給ひてよ。(小松 1904, 1922, etc.)
c. 御身の父と御身の名とは妾が家の仇敵なれば、妾は其名を好ませぬ。(河島 1886, 1992)
c. 御父上をすて、あなたの姓をお拒みください。(松本 1952)
c. 父御をも、自身の名をも棄てゝしまや。(坪内 1933)
c. 父上を捨ててください。(矢川 2001)

以上の引用ではラムの挿入した語句 "for my sake" に相当する箇所を割愛しました。


d.            できないと言うのなら、      ……松岡 1996
d.                 でなければ、      ……矢川 2001
d.                おいやなら、       ……石川 2002
d.                さもなければ       ……松本 1952
d.          それが     ならずば、     ……戸沢 1905, 1997
d.          それが     否ならば、     ……坪内 1933
d.          それが    いやなら、      ……平井 1988
d.          それが    いやなら、      ……厨川 1963, 1979
d.          それが    いやならば、    ……福田(陸) 1968
d.          それが    お厭なら、      ……野上 1932, 1987
d.          それが    だめなら、      ……小田島 1983
d.          それが    無理なら、      ……河合 2005
d.          それが   おいやなら、     ……安藤 2008
d.          それが   おいやなら、     ……乾 1984, 1992
d.          それが   おいやなら、     ……三神 1967
d.          それが   おいやなら、     ……野上 1956, 1962
d.          それが 出來ないのなら、    ……福田 1964
d.        いゝえ、只、               ……品田 1886, 1999
d.       たとへ    御捨てにならなくとも、  ……河原 1927
d.       もし そう  なさらないなら、  ……SOGO_e-text_library, 2000
d.       もし それが     厭なら       ……久米 1915
d.       もし それが おいやでしたら、     ……中村 1926, 1936
d.       縱令     棄て給はずとも、     ……小松 1904, 1922, etc.
d.  御身が  ロミヨーで     なきならば、    ……河島 1886, 1992
d. それとも、    それが   おいやなら、     ……中野 1962
d. それとも、 もし それが   おいやなら、    ……大山 1966
d. それとも、 もし それが   おいやなら、    ……本多 1959


e.     あたしの恋人だと   誓ってちょうだい。   ……安藤 2008
e.     お前だけを愛していると、誓ってください。  ……平井 1988
e.     わたしの恋人と   お誓いになって。     ……石川 2002
e.     わたしの戀人と    おなり下されば、    ……河原 1927
e.     私とちぎりを結び   愛人とおなりくださいまし、…松本 1952
e.     私の恋人であると、それだけ 誓って     ……松岡 1996
e.     私への愛を      誓って欲しいですわ。SOGO_e-text_library, 2000
e.     私を愛すると     誓言して、        ……小田島 1983
e.     私を可愛いと     誓言して下さい。    ……品田 1886, 1999
e.     妾の戀人だと    お誓ひ。          ……久米 1915
e. せめて わたくしの恋人だと  誓ってください。    ……三神 1967
e. せめて わたしの約束の恋人と 名のってください。 ……野上 1956, 1962
e. せめて わたしの恋人だと   ちかってください。  ……厨川 1963, 1979
e. せめて わたしの恋人だと   誓ってください。   ……福田(陸) 1968
e. せめて わたしの恋人と    誓ってください。    ……矢川 2001
e. せめて 愛の         誓ひを、          ……福田(恆) 1964
e. せめて 私の約束の恋人と   名乗つて下さい。  ……野上 1932, 1987
e. せめて 私を愛していると   誓ってください。    ……大山 1966
e. せめて 私を愛すると     誓って。         ……河合 2005
e. せめて 妾が戀人ぢやと、   誓文立てゝ下さらば、……戸沢 1905, 1997
e. せめて、わたしを愛すると   誓って。        ……乾 1984, 1992
e. せめては わたしを愛すると、 誓言していただきたいの。…中野 1962
e. せめても 予の恋人ぢゃと   誓言して下され。   ……坪内 1933
e. たゞ  愛を誓つて  わたしの戀人とおなりなさい。 ……中村 1926, 1936
e. ただ  私の恋人だと     誓って下さい。     ……本多 1959
e. 行末かけて變らぬ契りを結びて情人たるを許させ給はヾ、…小松 1904, 1922, etc.
e. 二世も三世も末掛て  戀の  誓を堅めたや。   ……河島 1886, 1992


f.          わたくしも、             ……三神 1967
f.          わたしは               ……河原 1927
f.          わたしも、  もう          ……矢川 2001
f.          私は     その一言で      ……品田 1886, 1999
f.          妾の方で、              ……戸沢 1905, 1997
f.          妾は     最早          ……河島 1886, 1992
f.          妾は悦びて             ……小松 1904, 1922, etc.
f.    すれば、  予ゃ     最早         ……坪内 1933
f.   さすれば、  わたしも   今をかぎり     ……中野 1962
f.  さうしてくれさへしたら    もう  この身は  ……福田(恆) 1964
f.  さうすれば                      ……野上 1932, 1987
f.  さうすれば   妾だつて   もう        ……久米 1915
f.  そうしたら   わたしも、             ……乾 1984, 1992
f.  そうすれば   わたしも              ……野上 1956, 1962
f.  そうすれば   わたしも   もう、       ……福田(陸) 1968
f.  そうすれば   私、                ……松岡 1996
f.  そうすれば   私は     もう         ……大山 1966
f.  そうすれば   私は     もはや       ……松本 1952
f.  そうすれば、  私は             ……SOGO_e-text_library, 2000
f.  そうすれば   私も                ……小田島 1983
f.  そうすれば、  あたしは   もう        ……安藤 2008
f.  そうすれば、  わたしは   もう        ……厨川 1963, 1979
f.  そうすれば、  私は                ……河合 2005
f.  そうすれば、  私は     もはや       ……本多 1959
f.  そうなされば、 わたしは   もう        ……石川 2002
f.  そしたら    わたしは               ……中村 1926, 1936
f.  そしたら、   私も                 ……平井 1988


g.   カプレットの 名を私も 捨てませう。      ……野上 1932, 1987
g.   カプレット家の 者では なくなります      ……松本 1952
g.   カプレツト    では ござりませぬ。     ……河島 1886, 1992
g.   カプレツトの  家名を 棄てやうもの     ……戸沢 1905, 1997
g.  カピュレットの   名は 捨てましょう。     ……野上 1956, 1962
g.  カピュレット家   では なくなりますもの    ……矢川 2001
g.  キャピュレトの ものでは なくなります。     ……本多 1959
g.  キャプレット    では ない。          ……福田(恆) 1964
g. カピューレット    では ない。          ……坪内 1933
g. キャピゥレットなる 姓をば 打ち棄てんものを。  ……小松 1904, 1922, etc.
g. キャピュリット家の 者では なくなるわ。     ……厨川 1963, 1979
g. キャピュレット     を やめて了つてよ。   ……久米 1915
g. キャピュレット     を 捨てませう。      ……中村 1926, 1936
g. キャピュレット    では ございません。    ……石川 2002
g. キャピュレット    では なくなります。     ……福田(陸) 1968
g. キャピュレット    では なくなりますから。   ……三神 1967
g. キャピュレット    では なくなることにするわ。……乾 1984, 1992
g. キャピュレットといふ 名を 棄てゝしまひませう。 ……品田 1886, 1999
g. キャピュレットの   名を すてます。        ……小田島 1983
g. キャピュレットの   名を 捨ててしまいましょう。……平井 1988
g. キャピュレットの   名を 捨ててみせますわ。  ……中野 1962
g. キャピュレットの   名を 捨てましょう。      ……河合 2005
g. キャピュレットの   名を 捨て去りましょう。   ……大山 1966
g. キャピュレットの 名なんて、棄ててしまうから。  ……松岡 1996
g. キャピュレット家の  人で なくなりましょう。 ……SOGO_e-text_library, 2000
g. キャピュレット家の 者では なくなるわ       ……安藤 2008
g. キヤピユレツト家の 者には なりますまい。    ……河原 1927

以上の引用文中では、ルビをすべて省略しました。


■シェイクスピアによる英語の原文
 The original text by William Shakespeare

a. O Romeo, Romeo!
b. wherefore art thou Romeo?
c. Deny thy father and refuse thy name;
d. Or, if thou wilt not,
e. be but sworn my love,
f. And I'll no longer
g. be a Capulet.


O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
Deny thy father and refuse thy name;
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I'll no longer be a Capulet.

   Act II, Scene II. Capulet's orchard.
   Romeo and Juliet by William Shakespeare
   E-text at The Complete Works of William Shakespeare,
   A website operated by The Tech (MIT)

   These lines by Shakespeare appear unmodified in
   Tales from Shakespeare by Charles Lamb, except that
   the phrase "for my sake" has been added in Lamb's version.
   シェイクスピアによるこれらの台詞は、チャールズ・ラムによる
   『シェイクスピア物語』に、そのままの形で取り込まれています。
   ただし、ラムの版では「私のために」という語句が挿入されています。


■チャールズ&メアリー・ラムによる『シェイクスピア物語』英語原典の書誌情報
 Bibliography on Tales from Shakespeare by Charles and Mary Lamb

   Romeo and Juliet
   Tales from Shakespeare (1807) by Charles and Mary Lamb

   Recent paperback editions include:
   * Tales from Shakespeare. Penguin Classics, 2007/12
   * Tales from Shakespeare. Signet Classics, 2007/06
   * Tales from Shakespeare. Puffin Classics, 1995/03 

   Scanned book at University of Florida Digital Collections 

   E-text at:
   * Mr. William Shakespeare and the Internet
   * Shakespeare-Literature.com
   * Project Gutenberg
   * Eldritch Press
   * Bartleby.com


■日本語訳の書誌情報 (A):シェイクスピアの原典からの邦訳
 Bibliography on translations into Japanese (A):
 Translations from the original source by William Shakespeare

(S1) 河合 2005
   河合祥一郎=訳『新訳 ロミオとジュリエット』角川文庫 2005

(S2) 石川 2002
   石川実=訳「ロミオとジュリエット」
   『新体 シェイクスピア』慶應義塾大学出版会 2002 所収

(S3) 松岡 1996 
   松岡和子=訳『ロミオとジュリエット』ちくま文庫 1996

(S4) 平井 1988
   平井正穂=訳『ロミオとジューリエット』岩波文庫 1988

(S5) 小田島 1983
   小田島雄志=訳『ロミオとジュリエット』白水社Uブックス 1983

(S6) 三神 1967
   三神勲=訳『ロミオとジュリエット』角川文庫 1967

(S7) 大山 1966
   大山敏子=訳『ロミオとジュリエット』旺文社文庫 1966

(S8) 福田(恆)1964
   福田恆存=訳「ロミオとジュリエット」
   『シェイクスピア全集3』新潮社 1964 所収

(S9) 中野 1962
   中野好夫=訳「ロミオとジュリエット」
   『世界文学全集1 シェイクスピア』河出書房新社 1962 所収

(S10) 本多 1959
   本多顕彰(ほんだ・あきら)=訳『ロミオとジュリエトの悲劇
   岩波文庫 1959

(S11) 坪内 1933
   坪内逍遙=訳「ロミオとヂュリエット」
   『新修シェークスピヤ全集 第25巻』中央公論社 1933(昭和8)所収

(S12) 久米 1915
   久米正雄=訳『ロミオとジュリエット』新潮文庫 1915(大正4)

(S13) 戸沢 1905, 1997
   シェイクスピア=原著 戸澤姑射(とざわ・こや)=著
   「ロメオ、エンド、ヂユリエット」
   13a. 川戸道昭(かわと・みちあき)
    +榊原貴教(さかきばら・たかのり)=編
    『明治翻訳文学全集 新聞雑誌編4 シェイクスピア集4
    大空社 1997/10 所収
   13b.『白百合』第參卷第貳號 純文社 1905/12(明治38)収載
   13a.13b. の複製。初出は13b.。引用は 13a. に拠りました。
 
(S14) 河島 1886, 1992
   沙士比阿(セキスピヤ)=原著 河島敬藏=翻譯 瀧本誠一=校閲
   露妙(ロミヨー)樹利(ジユリー)戯曲
   14a. 明治文化研究会=編『明治文化全集15 飜訳文藝編
    日本評論社 1992/10 所収
   14b.『春情浮世の夢』紀伊和歌山・耕文舎 1886(明治19)
   14a.14b. を復刻したもの。引用は 14a. に拠りました。


■日本語訳の書誌情報 (B):ラム著『シェイクスピア物語』からの邦訳
 Bibliography on translations into Japanese (B):
 Translations from Lamb's Tales from Shakespeare

(L1) 安藤 2008
   「ロメオとジュリエット」
   チャールズ・ラム+メアリー・ラム=作 安藤貞雄(あんどう・さだお)=訳
   『シェイクスピア物語(下)』(全2冊)岩波文庫 2008/07

(L2) 矢川 2001
   「ロミオとジュリエット」
   ラム=作 矢川澄子(やがわ・すみこ)=訳
   『シェイクスピア物語』岩波少年文庫 2001/09

(S3) SOGO_e-text_library, 2000
   SOGO_e-text_library=責任編集『ロミオとジュリエット
   プロジェクト杉田玄白正式参加テキスト 2000/10/23 初アップロード

(L4) 乾 1984, 1992
   「ロミオとジュリエット」
   ラム=作 乾侑美子(いぬい・ゆみこ)=訳
   4a.愛のシェイクスピア物語 ロミオとジュリエット
    てんとう虫ブックス 小学館 1992/05
   4b.シェイクスピア物語』フラワーブックス 小学館 1984/02
   引用は 4a. に拠りました。

(L5) 福田 1968
   「ローミオーとジューリエット」
   チャールズ・ラム+メアリ・ラム=作 福田陸太郎(ふくだ・りくたろう)=訳
   『シェイクスピア物語』世界の名著12 ポプラ社 1968/08

(L6) 厨川 1963, 1979
   「ローミオーとジューリエット」
   ラム=作 厨川圭子(くりやがわ・けいこ)=訳
   6a.シェイクスピア物語(下)』(全2冊)偕成社文庫 1979/02
   6b.シェイクスピア物語(下)』(全2冊)白水社 1963/07
   引用は 6a. に拠りました。

(L7) 野上 1956, 1962
   「ロメオとジュリエット」
   チャールズ・ラム+メアリ・ラム=著 野上弥生子(のがみ・やえこ)=訳
   7a.シェイクスピア物語』岩波少年少女文学全集 1962/06
   7b.シェイクスピア物語』岩波少年文庫 1956/05
   引用は 7b. に拠りました。

(L8) 松本 1952
   「ロミオとジュリエット」
   チャールス・ラム=作 松本恵子(まつもと・けいこ)=訳
   『シェイクスピア物語』新潮文庫 1952/07

(L9) 野上 1932, 1987
   「ローミオーとヂューリエット」
   チャールズ・ラム+メアリ・ラム=著 野上弥生子=訳
   9a.「沙翁物語」『野上弥生子全集 第2期 第20巻 翻訳3
    岩波書店 1987/07 所収
   9b.沙翁物語』岩波文庫 1932/06(昭和7)
   9a. の底本は 9b.。引用は 9a. に拠りました。

(L10) 河原 1927
   ラム=著 河原萬吉(かわはら・まんきち)ほか=訳
   『シェークスピア物語』万有文庫23
   万有文庫刊行會 非賣品 1927/04(昭和2)。

(L11) 中村 1926, 1936
   11a. ラム=著 中村詳一(なかむら・しょういち)=譯
    「ロミオとジュリエット」
    『シエークスピヤ物語(下)』(全2冊)
    春秋文庫 第3部93 定價金八十錢 春秋社 1936/05(昭和11)
   11b. チャールズ・ラム=著 中村詳一=譯「ロミオとジュリエット」
    『シエクスピヤ物語
    世界名著選家庭文庫 春秋社 1926/09(大正15)
    国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YD5-H-517-378
   引用は 11a. に拠りました。

(L12) 小松 1904, 1922, etc.
   12a. チャールス、ラム+メリー、ラム=著 小松武治=譯
    「ロメオ、ジュリエット戀物語」
    川戸道昭+榊原貴教=編
    『 シェイクスピア翻訳文学書全集19 明治期 沙翁物語集
    大空社 1999/10 所収
   12b. ラム=著 小松武治=譯「ロメオ、ジュリエット戀物語」
    『ラム沙翁物語集』大鐙閣 定價金二圓五拾錢 1922/02(大正11)
    上田敏「沙翁物語集序」および夏目漱石「小羊物語に題す十句」を収録
   12c. チャールス、ラム=著
    小松武治(こまつ・たけじ)/ 小松月陵(こまつ・げつりょう)=譯述
    「ロメオ、ジュリエット戀物語」
    『沙翁物語集』日高有隣堂 定價七拾錢 1904/06(明治37)
    上田敏「沙翁物語集序」および夏目漱石「小羊物語に題す十句」を収録
    国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YDM101017
   12a.12c. を複製したもの。引用は 12c. に拠りました。

(L13) 品田 1886, 1999
   セキスピヤ=原作 チャールス、ラム=著
   品田太吉(しなだ・たきち)=譯「ロミオとジュリエット」
   13a.セキスピヤ物語』国立国会図書館近代デジタルライブラリー
   13b.シェイクスピア翻訳文学書全集6 セキスピヤ物語 明治期
    大空社 1999/02
   13c.セキスピヤ物語』品田太吉=出版 1886/12(明治19)
   13a.13c. のスキャン画像。13b.13c. を複製したもの。
   引用は 13a. に拠りました。


■更新履歴 Change log

2010/05/29 SOGO_e-text_library=責任編集 2000/10/23 を
        追加しました。
2009/05/02 石川実=訳 2002/06 を追加しました。
2008/10/16 河原萬吉ほか=訳 1927/04 を追加しました。


 

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