« September 2008 | Main | November 2008 »

October 2008

Wednesday, 29 October 2008

An Inconvenient Truth by Al Gore vs How Not to Be Fooled by Erroneous Global Warming Claims by Syun-Ichi Akasofu アル・ゴア 『不都合な真実 ECO入門編』 vs 赤祖父俊一 『正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために』

■注意 Note

赤祖父氏の著書の英題 "How Not to Be Fooled by Erroneous Global Warming Claims" は、正式なものではありません。わたくしが勝手に訳してつけた仮題です。

The English title of Professor Akasofu's book: "How Not to Be Fooled by Erroeous Global Warming Claims" is not official. It is my tentative translation from Japanese.


■表紙画像 Cover photos

Left不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機』 ランダムハウス講談社 (2007)
Centre An Inconvenient Truth: The Crisis of Global Warming and What We Can Do About It (Young Adult Version). Bloomsbury Publishing PLC (2007)
Right正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために』 誠文堂新光社 (2008)

↓ Click to enlarge ↓

Al_gore_an_inconvenient_truth_eco  An_inconvenient_truth_ya_edition  Akasofu_chikyu_ondanka

   

■アル・ゴア氏の主張 Mr Al Gore's statement

科学者は、温暖化の原因についてはほぼ完全に合意しています。

カリフォルニア大学では、この10年間に出された温暖化に関する専門家による科学的な研究結果すべてに目を通し、大規模なサンプルをランダムに選び出しました。それを調べたところ、科学界の主流の認識と意見が相反する研究結果は1つもありませんでした。

  過去10年間に、論文審査を受けて
  科学の学術雑誌に発表された
  「地球温暖化」に関する論分数    928

  温暖化の原因を疑う論文の割合   0%

  ―――――――――――――――――― 

  過去14年間に一般向け新聞
  に掲載された温暖化に関する
  記事の数               3,543

  温暖化の原因を疑う記事の割合   53%

    以上、第14章 「真実を否定してはならない」 pp.160-161より

 

地球温暖化をめぐるありがちな10の誤解

誤解その1
「人間が地球の気候変動を引き起こしているのかどうかに関して、科学者の意見は一致していない」
                       ↓
実際には、科学的な意見は「人間の活動が地球の気候を変えている」ということでしっかり一致している。(……)

誤解その3
「気候とは、時の経過とともに自然に移り変わるものだ。だから、私たちが今見ている変化はどれも、自然の周期の一環にすぎない」
                       ↓
確かに気候は自然に変化するものである。(……)しかしそのような変化が起こった際の自然な二酸化炭素濃度の変動はどれも、私たちが現在引き起こしているものより小さい。(……)

     以上、「地球温暖化をめぐるありがちな10の誤解」 p.205より
 
 
■赤祖父俊一氏の主張 Mr Syun-Ichi Akasofu's statement

(……)現在進行中の温暖化の大部分(約六分の五)は地球の自然変動であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずか約六分の一程度である可能性が高い(……)。すなわち、現在進行している温暖化の六分の五は、「小氷河期」という比較的寒かった期間(1400~1800年)から地球が回復中のためである。寒い期間からの回復は当然温暖化であり、「小氷河期」は地球上で人類活動に無関係に進行する現象、すなわち自然変動である。

(……)地球温暖化問題はまだ(……)学問の初期段階であり、国際政治、政策に関与する段階ではない(……)。

(……)日本の現在の状態は 「米国前副大統領アル・ゴアを救世主として温暖化狂想曲で踊っており、報道はその調子を鼓舞して太鼓を叩いている」 とでも表現しようがない。

    以上、「はしがき」 p.12, pp.15-16より。太字は原文から。


世界最大の問題の一つは貧困である。裕福国と貧困国の差である。この問題を解決しない限り世界は不安定である(テロの発生源でもある)。したがって貧困こそ世界人類にとって将来の最大問題ではないのか。なぜこの現存する重大問題より不確定な温暖化問題に集中しなければならないのか。

    以上、「第七章 地球温暖化問題はどうしてこんな騒ぎになってしまったのか」
    p.158より


これからの日本にとって最も重要な問題は日本の将来を確固たるものにすることである。そのためには具体的にはまず将来のエネルギーと食糧を確保することである。(……)炭酸ガスの温室効果による温暖化は、世界にとっても、日本にとっても最重要、最緊急問題ではない。地球温暖化が本当の危機であるならこれは 贅沢な危機 である。優先順位を誤ってはいけない。なぜ日本がそんな問題で世界のリーダーとなりたいのか、わからない。

    以上、「第九章 日本はどうすればよいか」 p.171より
    太字箇所は、原文では太字でなく傍点。


■出典 Sources

   アル・ゴア=著 枝廣淳子(えだひろ・じゅんこ)=訳
   『不都合な真実―地球温暖化の危機 ECO入門編
   ランダムハウス講談社 2007/06
   Adaptation of: An Inconvenient Truth by Al Gore, 2006

   赤祖父俊一(あかそふ・しゅんいち)=著
   『正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
   成文堂新光社 2008/07

 

■外部リンク External links

 概説 General information
   * Global warming - Wikipedia
   * Climate change - Wikipedia
   * Kyoto Protocol - Wikipedia

 主張者と反対者 Advocates and opponents
   * Intergovernmental Panel on Climate Change - Wikipedia (IPCC)
   * Al Gore - Wikipedia (1948- )
   * Syun-Ichi Akasofu - Wikipedia (1930-  )

 議論 Discussions
   * Climate change: A guide for the perplexed
   * 地球温暖化問題懐疑論へのコメント


にほんブログ村 
本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ翻訳ブログ人気ランキング参加中

↓ 以下の本・CD・DVDのタイトルはブラウザの画面を更新すると入れ替わります。
↓ Re0new the window to display alternate titles of books, CDs and DVDs.

■DVD
(1) Global warming

(2) 地球温暖化

■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) Global warming

(2) Climate change

(3) The Kyoto Protocol

■和書 Books in Japanese
(1) 地球温暖化

(2) 気候変動

(3) 京都議定書

■CD


  

| | Comments (3) | TrackBack (0)

Monday, 27 October 2008

Farewell, Godspeed edited by Cyrus M. Copeland サイラス・M・コープランド編 『友よ 弔辞という詩』

■はじめに Introduction

先ごろ、赤塚不二夫さんの葬儀で、タモリの読んだ弔辞のことが話題になった。タモリが手にした紙には、じつは字が書かれていなくて、白紙だったのではないか、と。

漫画家でもタレントでも大臣でもロス疑惑の人でも、弔辞を読まれる機会は一回しかない。007でない限り、人は一度しか死なないから。むかし年長の家族の一員から、よく言われたものだ。人の値打ちは、死んでみて初めてわかる、と。

以下に引用するのは、ポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルも、死んでみたら、意外な人だったことがわかったというお話。甥が聖職者になるため学費を出していたり、ホームレスの人に食事を提供する手伝いをしていたり。そして、それらの活動を彼が秘密にしていたこととか。


■表紙画像と作品 Cover photos and an artwork

41h8ezffml_2  Copeland_1400049466_2  Andywarhol_2

↑ Click to enlarge ↑

Left友よ 弔辞という詩』 河出書房新社 (2007)
Centre Farewell, Godspeed. Harmony Books (2003)
Right Andy Warhol by Andy Warhol. Image source: Kathy's Art.com


■日本語訳 Translation into Japanese

 この隠された彼の宗教心を知れば、アンディは金と名声と華やかさの亡者であり、無情なまでに冷淡だったという、彼自身が世間を煙に巻いて信じ込ませた、私たちが抱いているイメージは、必然的に変わらざるを得ません。
 アンディを額面どおり受け取ることなど、どんなときにもできないのです。
 冷淡な傍観者は、実は、人々の善業悪業を記録にとどめる記録使徒だったのです。アンディの浮世離れは――世間と自分のあいだに彼が作り上げていた距離は、何よりもまず芸術性の問題、無垢の問題だったのです。芸術家というのはたいてい、俗事から一歩退いていることを余儀なくされているのではないでしょうか。

   アンディ・ウォーホールに捧ぐ
     ――ジョン・リチャードソン(美術史家・古い友人)
   サイラス・M・コープランド=編 井上一馬(いのうえ・かずま)=訳
   『友よ 弔辞という詩
   河出書房新社 2007/12 所収


■英語原文 The original text in English

  The knowledge of this secret piety inevitably changes our perception of an artist who fooled the world into believing that his only obsessions were money, fame, glamour, and that he was cool to the point of callousness.
  Never take Andy at face value.
  The callous observer was in fact a recording angel. And Andy's detachment―the distance he established between the world and himself―was above all a matter of innocence and of art. Isn't an artist usually obliged to step back from things?

   Andy Warhol by John Richardson
   Farewell, Godspeed: The Greatest Eulogies of Our Time
   Edited by Cyrus M. Copeland
   Harmony Books, 2003/12


■弔辞を捧げられている人と、捧げている人
 The deceased persons and the eulogists

上に引用した訳書 『友よ 弔辞という詩』 には、ウォーホルを含め、35名の故人に捧げられた弔辞が収録されている。35人の名前と弔辞を捧げた人の名前は、つぎのとおり。最後の7人は、スペースシャトルの事故で亡くなった乗組員たちだ。

   1. Humphrey Bogart by John Huston ―
   2. Darryl F. Zanuck by Orson Welles ―
   3. Stanley Kubrick by Jan Harlan ―
   4. Gianni Versace by Madonna ―
   5. Bob Fosse by Neil Simon ―
   6. Irving Berlin by Samuel Goldwyn Jr. ―
   7. Carl Jung by Laurens van der Post ―
   8. Albert Einstein by Ernst Straus ―
   9. Thomas Edison by J. F. Owens ―
   10. Che Guevara by Fidel Castro ―
   11. Karl Marx by Friedrich Engels ―
   12. Andy Warhol by John Richardson ―
   13. Janis Joplin by Ralph Gleason ―
   14. Charles Schulz by Cathy Guisewite ―
   15. Mark Twain by Rev. Henry Van Dyke ―
   16. Dashiell Hammett by Lillian Hellman ―
   17. Lilian Hellman by William Styron ―
   18. Virginia Woolf by Christopher Isherwood ―
   19. Billy Wilder by Larry Gelbart ―
   20. David O. Selznick by Truman Capote ―
   21. James Dean by Rev. Xen Harvey ―
   22. River Phoenix by Bill Reichert ―
   23. Charles Tiffany by Annabel A. Goan ―
   24. Helen Keller by Senator Lister Hill ―
   25. Malcolm X by Ossie Davis ―
   26. John F. Kennedy by Chief Justice Earl Warren ―
   27. Jacqueline Kennedy Onassis by Sen. Edward M. Kennedy ―
   28. Amelia Earhart by Muriel Morrissey ―
   29-35. Challenger Astronauts (all 7 crew members)
      Francis R. Scobee, Michael J. Smith, Judith A. Resnik,
      Ronald E. McNair, Ellison S. Onizuka, Gregory B. Jarvis,
      and Christa McAuliffe
               by President Ronald Reagan ―


■訳書に収録されていない弔辞 The eulogies that are omitted in the translation

原書 Farewell, Godspeed: The Greatest Eulogies of Our Time には、上記のほか、35名の故人に捧げられた弔辞が収められている。いいかえると、訳書では原書の半分以上が割愛されているのだ。けれども、割愛した理由を訳者は明らかにしていない。

以下にご覧のとおり、ビッグ・ネームがビッグ・ネームに捧げた生涯に一度きりの言葉は、原書では、まだこんなにもたくさん収録されている。

   1 Isadora Duncan by Max Eastman ―
   2 Keith Haring by Kay Haring ―
   3 Jerome Robbins by Mikhail Baryshnikov ―
   4 Susan B. Anthony by Rev. Anna Howard Shaw ―
   5 Quentin Crisp by Louis Colaianni ―
   6 Martin Luther King by Benjamin E. Mays ―
   7 Eleanor Roosevelt by Adlai Stevenson ―
   8 Ryan White by Rev. Ray Probasco ―
   9 Lucille Ball by Diane Sawyer ―
   10 Jack Benny by Bob Hope ―
   11 Stan Laurel by Dick Van Dyke ―
   12 Gilda Radner by Alan Zweibel ―
   13 Andrew Carnegie by John H. Finley ―
   14 Henry Ford by Edgar Guest ―
   15 David Ogilvy by Jock Elliott ―
   16 John D. Rockefeller by Dr. Robert McCracken ―
   17 Richard Burton by Emlyn Williams ―
   18 Bette Davis by James Woods ―
   19 Jack Lemmon by Larry Gelbart ―
   20 Walter Matthau by Charlie Matthau ―
   21 Mae West by Kevin Thomas ―
   22 Timothy Leary by Winona Ryder ―
   23 Marshall McLuhan by John Culkin ―
   24 Chet Atkins by Garrison Keillor ―
   25 Sammy Davis Jr. by Gregory Hines ―
   26 Duke Ellington by Stanley Dance ―
   27 George Harrison by Eric Idle ―
   28 Lawrence Welk by Shirley Welk Fredricks ―
   29 Irving "Swifty" Lazar by Larry McMurtry ―
   30 Erma Bombeck by Phil Donanue ―
   31 Emily Dickinson by Susan Dickinson ―
   32 Robert Frost by President John F. Kennedy ―
   33 Theodor Seuss Geisel by Robert L. Bernstein ―
   34 Walt Whitman by Robert Green Ingersoll ―
   35 John F. Kennedy Jr. by Sen. Edward M. Kennedy ―


■外部リンク External links

 On the editor and the book
   * Cyrus M. Copeland - Random House
   * The Boston Globe review by Caroline Leavitt, 2004/01/11 

 On Andy Warhol
   * Warhol is remembered by 2000 at St. Patrick's.
    New York Times, 1987/04/02 
   * Andy Warhol - Wikipedia (1928-1987)


にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ翻訳ブログ人気ランキング参加中

↓ 以下の本・CD・DVDのタイトルはブラウザ画面を更新すると入れ替ります。
↓ Refresh the window to display alternate titles of books, CDs and DVDs.

■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) Cyrus M. Copeland

(2) Andy Warhol

■和書 Books in Japanese
(1) サイラス・M・コープランド

(2) 井上一馬

(3) アンディ・ウォーホル

(4) 弔辞

  

| | Comments (6) | TrackBack (0)

tomoki y. のEメールアドレス tomoki y's e-mail address

事務連絡です。メッセージがございましたら、下のアドレス宛てEメールをお送りください。その際、お手数ですが、全角の@マークを半角の@マークに置き換えてください(迷惑メール対策です)。 scissors

     ■Eメールアドレス: tomoki.yamabayashi@yahoo.com


Just a short notice. If you would like to contact me, please send e-mail to the address below, by replacing [at] with @ symbol. This is just for avoiding spams. Thanks. good

     ■E-mail: tomoki.yamabayashi [at] yahoo.com

 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, 20 October 2008

宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 (1) Night of the Milky Way Railway / Milky Way Railroad / Night Train to the Stars / Night on the Milky Way Train, by Kenji Miyazawa (1)

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
 Image gallery  本の表紙、DVDのジャケット Book & DVD Covers
■英訳 Translations into English
  (E1) Varnam-Atkin & Toyozaki ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
  (E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
  (E3) Pulvers パルバース 1996
  (E4) Strong, 1991, 2002
  (E5) Naruse, 1991
  (E6) Bester ベスター 1987, 1996
■tomoki y. による、英訳から日本語への重訳
 tomoki y's retranslation of the English translation back into Japanese
  (J1) tomoki y. 2008 « retranslation of Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
  (J2) tomoki y. 2008 « retranslation of Sigrist & Stroud, 1996, 2008
  (J3) tomoki y. 2008 « retranslation of Pulvers, 1996
  (J4) tomoki y. 2008 « retranslation of Strong, 1991, 2002
  (J5) tomoki y. 2008 « retranslation of 成瀬 1991
  (J6) tomoki y. 2008 « retranslation of Bester, 1987, 1996
■宮沢賢治による日本語の原文 Miyazawa's original text in Japanese
■英題の異同 Variations of the title translated into English
■宮沢賢治の原文と tomoki y. 重訳との比較
 Comparison between Miyazawa's original and tomoki y's retranslations
■英訳の書誌情報詳細 Complete bibliography on translations into English
  (E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
  (E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
  (E3) Pulvers, 1996
  (E4) Strong, 1991, 2002
  (E5) Naruse, 1991
  (E6) Bester, 1987, 1996
■英訳の書誌情報詳細(日本語による表示)
 Complete bibliography on translations into English (described in Japanese)
  (E1) ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
  (E2) ジグリスト(シグリスト?)+ストラウド 1996, 2008
  (E3) パルバース 1996
  (E4) ストロング 1991, 2002
  (E5) 成瀬 1991
  (E6) ベスター 1987, 1996
■宮沢賢治による日本語原文の書誌情報
 Bibliography on Kenji Miyazawa's original text in Japanese
  (1) 電子テキスト E-texts
  (2) 本 Books
  (3) 上に引用した日本語原文の底本
    Source of the original Japanese text quoted above
■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese
  (Tw1) 李 2003
  (Tw2) 滕+郭 1991, 2002
  (Tw3) 滕 1998
■イタリア語訳 Translation into Italian
■フランス語訳 Translations into French
  (F1) Morita, 1991, 1995, etc.
  (F2) Lecoeur, 1989, 1990, etc.
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

日本語原文→英訳→日本語訳の「重訳」あそび。太宰治作品を2回続けたあと、この第3回は、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』。英訳はわたくしの知るかぎり、抄訳/再話や、おなじ訳者による異版もふくめ、少なくとも7種類出ています。


 Image gallery 
本の表紙、DVDのジャケット Book & DVD Covers

a. 2842611926_2 b. Lecoeur_voie_lacteejpg c. 1933330406

d. 4896840283 e. 476312322x f. 4480031634_2

g. Bester_4770021313jpg h. Strong_0873328205jpg i. 4770022174

j. 9577454968_2 k. 9574555070_3 l. Night_on_the_galactic_railroadjpg

↑ クリックして拡大 Click to enlarge ↑



■英訳 Translations into English

(E1) Varnam-Atkin & Toyozaki ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
  "Now, do you know what this long white thing is?" asked the teacher. "Some people say it's a river. Other people say it's made of milk."
  There was a large black map of the stars hanging on the blackboard. He was pointing at something that looked like a white belt. It went all the way from the top to the bottom.

   [en] The Night of the Milky Way Train
     Translated and retold by Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki
     2005/08
   [ja] 『銀河鉄道の夜
     ステュウット・A.ヴァーナム=アットキン+豊崎洋子=訳 2005/08


(E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
  "Well then, everybody, while it's been called a river or a leftover spill of milk, can you tell me if this pale white thing is in fact a river?"
  The teacher pointed to the whitish Milky Way zone stretching from top to bottom of the star map that hung over the blackboard.

   Milky Way Railroad by Kenji Miyazawa
   Translated and adapted by Joseph Sigrist & D. M. Stroud
   2a. Milky Way Railroad. 2008/09
   2b. Milky Way Railroad. 1996/06
   引用は 2b. に拠りました。


(E3) Pulvers パルバース 1996
  "So you see, boys and girls, that is why some have called it a river, while others see a giant trace left by a stream of milk. But does anyone know what really makes up this hazy-white region in the sky?"
  The teacher pointed up and down the smoky white zone of the Milky Way that ran across a huge black starmap suspended from the top of the blackboard. He was asking everybody in the class.

   [en] Night on the Milky Way Train
     Translated by Roger Pulvers. 1996/03
   [ja] 『英語で読む銀河鉄道の夜
     ロジャー・パルバース=訳 1996/03


(E4) Strong, 1991, 2002
  "As we have seen, this indistinct white band has been variously described as a river, as the residue of a flow of milk, and so forth. Who knows what it really is?"
  The teacher directed his question to the entire class, pointing to the hazy white galactic sash that stretched from the top to the bottom of the big black star map mounted on the board.

   4a. Night of the Milky Way Railway
     Translated by Sarah M. Strong
     in Masterworks of Miyazawa Kenji: Poems and Fairy Tales, 2002/08
   4b. Night of the Milky Way Railway
     Translated by Sarah M. Strong, 1991/07
   引用は 4a. に拠りました。


(E5) Naruse, 1991
  "Some say this vaguely white thing is a river. Others say it's just a trace of spilled milk. What do you think it really is?" the teacher asked, pointing at the band of the Milky Way on the star chart.

   成瀬武史=編訳 『銀河鉄道の夜』 1991/07


(E6) Bester ベスター 1987, 1996
  "Now, boys--what about this vague white blur that, as I just told you, people used to say was a river, or a 'Milky Way'--do you know what really is?"
  As he put the question to the class, the teacher pointed to the smoky white part, stretching in a galactic band from top to bottom, of the big black map of the constellations hung on the blackboard.

   Night Train to the Stars. Translated by John Bester
   ジョン・ベスター=訳『銀河鉄道の夜』
   6a.
    [en] Night Train to the Stars. 1996/08
    [ja] 『銀河鉄道の夜』 1996/08
   6b.
    [en] Night Train to the Stars and Other Stories. 1987/10
    [ja] 『銀河鉄道の夜―宮沢賢治童話集2』 1987/10
   引用は 6a. に拠りました。


■tomoki y. による、英訳からの重訳
 tomoki y's retranslation of the English translation

(J1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005 » tomoki y., 2008
「さて、この長い白いものが、なにだかわかりますか?」と先生は尋ねました。「ある人は川だと言い、 ほかの人はミルクでできたものだと言います」
 大きくて黒い、星の地図が黒板の上に掛かっていました。先生は、なにか白い帯のように見えるものを指さしていました。その帯のようなものは、てっぺんからいちばん下まで流れていました。

   宮沢賢治=原著 『銀河鉄道の夜』
   Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki=訳(和→英)
   Tomoki Yamabayashi=重訳(英→和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/18


(J2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008 » tomoki y., 2008
「それでは、みなさん、これは今まで、川だと呼ばれたり、こぼれたミルクの跡だと呼ばれたりしてきましたが、この青白いものが実のところ川であるかかないか、わかりますか?」
 先生は、白っぽい天の川の帯を指さしました。その帯は黒板に吊り下げられた星図の上から下まで伸びていました。

   宮沢賢治=原著 『銀河鉄道の夜』
   Joseph Sigrist & D. M. Stroud=訳(和→英)
   Tomoki Yamabayashi=重訳(英→和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/18


(J3) Pulvers, 1996 » tomoki y., 2008
「さて、みなさん、そんなわけで、ある人はそれを川だと言い、ある人はミルクが流れてできた巨大な跡に見えるというわけです。しかし、だれかわかりますか?――空にある、この濁った白い部分が、本当は何でできているのか?」
 先生は、天の川のくすんだ白い帯の上や下を指さしました。天の川は黒板のてっぺんから吊り下げてある、大きくて黒い、星図の上から下まで流れていました。先生はみんなに質問していました。

   宮沢賢治=原著 『銀河鉄道の夜』
   Roger Pulvers=訳(和→英)
   Tomoki Yamabayashi=重訳(英→和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/18


(J4) Strong, 1991, 2002 » tomoki y., 2008
「いま見たように、このぼんやりした白い帯については、これまでいろいろなことが言われてきたのですよ。川だとか、ミルクの流れた跡だとか、ほかにもいろいろね。だれかわかりますか、これは本当は何だか?」
 先生はこの質問を教室の全員に向かって投げかけました――白くにごった銀河の帯を指さしながら。その帯は、黒板に掛けた大きな黒い星の地図のてっぺんからいちばん下まで伸びていました。

   宮沢賢治=原著 『銀河鉄道の夜』
   Sarah M. Strong=訳(和→英)
   Tomoki Yamabayashi=重訳(英→和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/18


(J5) 成瀬 1991 » tomoki y., 2008
「このぼんやりと白いものは川だと言う人がいます。いや、たんなるミルクのこぼれた跡だと言う人もいます。皆さんは、本当は何だと思いますか?」先生は尋ねました、星図に描かれた天の川の帯を指差しながら。

   宮沢賢治=原作 『銀河鉄道の夜』
   成瀬武史=訳(和→英)
   Tomoki Yamabayashi=重訳(英→和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/18


(J6) Bester, 1987, 1996 » tomoki y., 2008
「さて、みなさん、このぼんやりした白いものですけど、いまお話したように、むかしの人は、これは川だと言いました。あるいは“天の川”だと。でも、本当は何だかわかりますか?」
 先生は、教室のみんなに質問しながら、くすんだ白い部分を指さしました。この白い部分は、銀河の帯となって伸びていました。黒板の上に掛けてある、大きくて黒い、星座の地図のてっぺんからいちばん下 まで。

   宮沢賢治=原著 『銀河鉄道の夜』
   John Bester=訳(和→英)
   Tomoki Yamabayashi=重訳(英→和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/18


■宮沢賢治による日本語の原文 Miyazawa's original text in Japanese

「ではみなさん、さういふふうに川だと云はれたり、乳の流れたあとだと云はれたりしてゐた、このぼんやりと白いものが何かご承知ですか。」
 先生は、黒板に吊した大きな黒い星座の圖の、上から下へ白くけぶつた銀河帶のやうなところを指しながら、みんなに問ひをかけました。

   宮沢賢治=著 『銀河鐵道の夜』 一 午後の授業
   岩波文庫版 『銀河鉄道の夜
   青空文庫 初登録(=アップロード):2006/09/17


■英題の異同 Variations of the title translated into English

Milky Way Railroad -- Sigrist & Stroud, 1996, 2008
Night Train to the Stars -- Bester 1987, 1996
Night of the Milky Way Railway -- Strong, 2002
Night of the Milky Way Railway -- Strong, 1991
Night on the Milky Way Train -- Pulvers, 1996
The Night of the Milky Way Train -- Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005

Cf. Night on the Galactic Railroad -- The title adopted by Wikipedia
  The animated film adaptation directed by Gisaburo Sugii is often
  called by this title as well.


■宮沢賢治の原文と tomoki y. 重訳との比較
 Comparison between Miyazawa's original and tomoki y's retranslations

わたくしの重訳は、どれもパッとしませんね。この物語は、冒頭から、どことなく現実離れした雰囲気が漂っていて、そこが魅力の一つでもあるのですが、それをうまく訳し出すことができませんでした。


■英訳の書誌情報詳細 Complete bibliography on translations into English

A simple, partial list can be found at the link below:
   Main English Translation of Kenji's Works
   (in The World of Kenji Miyazawa website)

(E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
   The Night of the Milky Way Train by Kenji Miyazawa
   Translated and retold by Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki
   Tokyo : IBC Publishing, 2005/08. Publisher details here.
   This book is a retold edition for learners of English.
   Scanned images of this book at Google Book Search

(E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
   Milky Way Railroad by Kenji Miyazawa
   Translated and adapted by Joseph Sigrist & D. M. Stroud
   2a. Milky Way Railroad ISBN: 1933330406
     Stone Bridge Fiction, Stone Bridge Press, 2008/09
   2b. Milky Way Railroad ISBN: 1880656264
     Rock Spring Collection of Japanese Literature
     Stone Bridge Press, 1996/06
   The quotation above is based on 2b.

(E3) Pulvers, 1996
   Night on the Milky Way Train by Kenji Miyazawa
   Translated by Roger Pulvers
   Published by Tokyo : Chikuma Shobo, 1996/03

(E4) Strong, 1991, 2002
   4a. Night of the Milky Way Railway
     Translated by Sarah M. Strong
     in Masterworks of Miyazawa Kenji: Poems and Fairy Tales
     Translated by Sarah M. Strong & Karen Colligan-Taylor
     Publisher: International Foundation for the Promotion of
     Languages and Culture (IFLC), Tokyo
     Distributor: Sunmark Publishing Inc., 2002/08

     Table of Contents:
     * Four Poems
     * Night of the Milky Way Railway
     * Goesch the Cellist (a.k.a. Gauch the Cellist)
     * Matasaburo of the Wind
     * The Restaurant of Many Orders
     * The Life of Gusukoh Budori

   4b. Night of the Milky Way Railway by Kenji Miyazawa.
     Translation and guide by Sarah M. Strong.
     Illustration by Bryn Barnard.
     Armonk, N.Y. : M.E. Sharpe Inc., 1991/07
   The quotation above is based on 4a.

(E5) Naruse, 1991
   宮沢賢治=原作 成瀬武史=編訳 Bruce M. Wilkerson=英文校閲
   『銀河鉄道の夜』 英訳 日本名作シリーズ1
   日本英語教育協会 1991/07

(E6) Bester, 1987, 1996
   6a. Night Train to the Stars
     by Kenji Miyazawa.
     Translated by John Bester. Kodansha Bilingual books.
     Kodansha International, 1996/08
   6b. Night Train to the Stars and Other Stories
     by Kenji Miyazawa.
     Translated by John Bester ; Sketches by Makoto Obo.
     Kodansha English library. Kodansha International, 1987/10
   The quotation above is based on 6a.


■英訳の書誌情報詳細(日本語による表示)
 Complete bibliography on translations into English (described in Japanese)

(E1) ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
   英題:The Night of the Milky Way Train
   宮沢賢治=著 ステュウット・A.ヴァーナム=アットキン+豊崎洋子=訳
   『銀河鉄道の夜』 洋販ラダーシリーズ
   アイビーシーパブリッシング=発行 日本洋書販売=発売 2005/08
   この訳は、英語学習者向けに易しく書き直したもの。詳細は ここ

(E2) ジグリスト(シグリスト?)+ストラウド 1996, 2008
   英題:Milky Way Railroad
   宮沢賢治=作
   J・ジグリスト(シグリスト?)+D・M・ストラウド=訳
   2a. Milky Way Railroad
     Stone Bridge Fiction, Stone Bridge Press, 2008/09
   2b. Milky Way Railroad
     Rock Spring Collection of Japanese Literature
     Stone Bridge Press, 1996/06
   引用は 2b. に拠りました。

(E3) パルバース 1996
   英題:Night on the Milky Way Train
   宮沢賢治=著 ロジャー・パルバース=訳
   『英語で読む銀河鉄道の夜』 ちくま文庫 1996/03

(E4) ストロング 1991, 2002
   4a. 英題:Night of the Milky Way Railway
      宮沢賢治=著 サラ・ストロング=訳 「銀河鉄道の夜」
      サラ・ストロング+カレン・コリガン=テーラー=訳 『英文 宮沢賢治傑作選
      発行:国際言語文化振興財団 発売:サンマーク出版 2002/08 所収

      収録作品:
      詩四篇、銀河鉄道の夜、セロ弾きのゴーシュ、風の又三郎、
      注文の多い料理店、グスコーブドリの伝記

   4b. 英題:Night of the Milky Way Railway
      作:宮沢賢治 訳・解説:サラ・ストロング 画:ブリン・バーナード
      発行:Armonk, NY : M.E. Sharpe, 1991/07
   引用は 4a. に拠りました。

(E5) 成瀬 1991
   宮沢賢治=原作 成瀬武史=編訳 Bruce M. Wilkerson=英文校閲
   『銀河鉄道の夜』 英訳 日本名作シリーズ1 日本英語教育協会 1991/07
   「英検3級レベルの英語力で読みかつ味わえるように、原作を編集して英訳した」
   リライト版。

(E6) ベスター 1987, 1996
   6a. 英題:Night Train to the Stars
     宮沢賢治=作 ジョン・ベスター=訳
     『銀河鉄道の夜』 講談社バイリンガル・ブックス
     講談社インターナショナル 1996/08
   6b. 英題:Night Train to the Stars and Other Stories
     宮沢賢治=作 ジョン・ベスター=訳 おぼ まこと=画
     『銀河鉄道の夜―宮沢賢治童話集2
     講談社英語文庫 講談社インターナショナル 1987/10
   引用は 6a. に拠りました。


■宮沢賢治による日本語原文の書誌情報
 Bibliography on Kenji Miyazawa's original text in Japanese

(1) 電子テキスト E-texts
   a. 角川文庫版 『銀河鉄道の夜』 (新字新かな) E-text at 青空文庫
     入力:幸野素子 校正:土屋隆
     初登録(=アップロード):2005/08/18
   b. 岩波文庫版 『銀河鉄道の夜』 (旧字旧仮名) E-text at 青空文庫
     入力:高柳典子 校正:土屋隆
     初登録(=アップロード):2006/09/17
   c. 新潮文庫版 『銀河鉄道の夜』 (新字新かな) E-text at 青空文庫
     入力:野口英司、中村隆生 校正:野口英司
     初登録(=アップロード):1997/10/29

(2) 本 Books
   d.新編 銀河鉄道の夜』 新潮文庫 1989/06
   e.新修 宮沢賢治全集12』 筑摩書房 1980/01
   f.銀河鉄道の夜』 角川文庫(改版)1969/07
   g. 宮澤賢治全集10』 筑摩書房 1967/10
   h.銀河鉄道の夜 他十四篇 童話集』 岩波文庫 1951/10(旧字旧仮名)
   i.宮澤賢治全集3』 十字屋書店 1939(昭和14)(旧字旧仮名)

(3) 上に引用した日本語原文の底本
 Source of the original Japanese text quoted above

   a. の底本は f.b. の底本は h.c. の底本は d.
   引用は b. に拠りました。


■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese

(Tw1) 李 2003
   《銀河鐵道之夜:日本國寶級作家宮澤賢治百年經典童話》
   作者:宮澤賢治/著 譯者:李毓昭
   出版社:晨星 出版日期:2003/10 ISBN: 9574555070
   Available from:
   * books.com.tw
   * book4u.com.tw

(Tw2) 滕+郭 1991, 2002
   2a.《銀河鐵道之夜――宮澤賢治全集1》
     作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕, 郭美惠譯
     出版社:遊目族 出版日期:2002/02 ISBN:9577454968
     Available from:
     * hkbookcity.com
     * ruten.com.tw
     * cite.com.tw
   2b.《銀河鐵道之夜》
     作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕, 郭美惠譯
     出版社:遊目族文化出版 出版日期:1991/02 ISBN:9577454968
     Available from:
     * intra.tpml.edu.tw

(Tw3) 滕 1998
   《銀河鐵道之夜》
   作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕譯
   出版社:麥田 書系:麥田物語 出版日期:1998/04
   ISBN:957708592X
   Available from:
   * cite.com.tw
   * books.com.tw


■イタリア語訳 Translation into Italian
   Una notte sul treno della Via Lattea e altri racconti
   Editore: Marsilio
   Collana: Letteratura Universale. Mille Gru, 1994/09
   ISBN: 8831760335


■フランス語訳 Translations into French

(F1) Morita, 1991, 1995, etc.
   Train de nuit dans la voie lactée by Kenji Miyazawa
   Translated by Hélène Morita
   1a. Train de nuit dans la voie lactée
     Serpent à plumes; E'dition: Nouvelle édition, 2000/04
   1b. Train de nuit dans la voie lactée
     Collection: Motifs 021. Serpent à plumes, 1995/06
   1c. Train de nuit dans la voie lactée: et autres récits
     Lettres du monde entier. Grands textes. Intertextes, 1991


(F2) Lecoeur, 1989, 1990, etc.
  -- Eh bien, les enfants! Cette chose blanche et floue que l'on appelle Rivière du Ciel, la Voie lactée, savez-vous ce que c'est en réalité?
  Le maître posa la question aux élèves, montrant sur la grande carte céleste noire, suspendue au tableau, une zone vaguement laiteuse qui s'étalait de haut en bas.

   2a. Le Train de la Voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     Paris: Critérion, 2002/12
   2b. Le Train de la Voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     Paris: Critérion, 1990

     Table of Contents:
     * Préface
     * Avant-propos
     * Le Dieu de la terre et le renard (土神と狐)
     * L'Etoile de l'engoulevent (よだかの星)
     * Les Glands et le chat sauvage (どんぐりと山猫)
     * Le Mois des narcisses (水仙月の四日)
     * L'Homme de la montagne (山男の四月)
     * Gauche et le violoncelliste (セロ弾きのゴーシュ)
     * Le Train de la voie lactée (銀河鉄道の夜)
     * Matasaburo l'enfant du vent (風の又三郎)
     * Opbel et l'éléphant (オッベルと象)
     * Le Restaurant aux nombreuses commandes (注文の多い料理店)
     More details at Shunkin.net

   2c. Dans la voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     ISBN: 2877300242  Philippe Picquier, 1989/01
   The quotation is based on 2b.
 
 
■外部リンク External links

 [ja] 日本語

 [en] English


■更新履歴 Change log

  • 2013/05/28 目次を新設しました。
  • 2013/01/17 外部リンクを補足しました。
  • 2008/11/24 成瀬武史=編訳 1991/07 を追加しました。
  • 2008/10/28 外部リンクを補足しました。
  • 2008/10/26 Françoise Lecoeur によるフランス語訳 1990 の書誌情報を補足しました。また、John Bester=英訳 1996/08、Sarah M. Strong=英訳 1991/07、および Françoise Lecoeur=フランス語訳 1990 の表紙画像を追加しました。
  • 2008/10/25 Sarah M. Strong & Karen Colligan-Taylor=訳 2002/08、Joseph Sigrist & D. M. Stroud=訳 1996/06、ならびに、tomoki y. による、これら2つの英訳から日本語への重訳 2008/10 を追加しました。
  • 2008/10/22 Françoise Lecoeur によるフランス語訳 1990 を追加しました。

にほんブログ村 
本ブログへにほんブログ村 英語ブロ

グへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブロ

グ 洋書へに

ほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 

外国語ブログ マルチリンガルへ翻訳ブログ人気ランキング参加中

  

| | Comments (3) | TrackBack (0)

Sunday, 19 October 2008

Tokyo Underworld: The Fast Times and Hard Life of an American Gangster in Japan by Robert Whiting ロバート・ホワイティング 『東京アンダーワールド』

■はじめに Introduction

このおっさん、アメリカ人なのに、日本のこと、よう知ったはる(笑)


■表紙画像:ロバート・ホワイティングの本 
 Cover photos: Books by Robert Whiting

a.メジャーリーグとても信じられない話』 文藝春秋 (2008)
b.イチロー革命―日本人メジャー・リーガーとベースボール新時代』 早川書房 (2004)
c.東京アンダーワールド』 角川文庫 (2002)
d. The Meaning of Ichiro: The New Wave from Japan and the Transformation of Our National Pastime. Warner Books (2004)
e. Tokyo Underworld. Pantheon Books (1999)
f. You Gotta Have Wa. Vintage Books (1990)

a. 416370650x b. 4152085991 c. 404247103x

d. 0446531928_2 e. 0679419764_2 f. 067972947x

 

■日本語訳 Translation into Japanese

ところが八月二十日、日本が公式に敗戦を認めてからまだ五日目だというのに、尾津組の青空マーケットは、せっせと開店の準備を進めていた。(……)

関東尾津組は、当時の西東京最大の犯罪シンジケートである。日本の暴力団のなかでも、彼らのようなタイプは「テキヤ」と呼ばれ、寺や神社の祭礼のときに境内に店をはる露天商たちを、数世紀にわたってとりしきってきた。

ギャンブラーを意味する「博徒」とは区別される。バクトは、やはり封建時代から存在するヤクザ集団で、やがては港湾労働者、人力車夫、タコ部屋のボスとその下で働く日雇い人夫などに変貌(へんぼう)していく。

用心棒、麻薬、借金の強制取りたて、ストライキ破り、脅迫など、かなり不埒(ふらち)な活動に従事しているにもかかわらず、いずれの面々も、「外国の悪党と一緒にするな」と主張する。「おれたちは武士道にのっとって生きているんだ」と。ブシドーとは、謙遜(けんそん)、義務、忠君の倫理を重んじる厳格な騎士道精神のことである。

さらに彼らは、痛み、空腹、前科などの苦痛にストイックに耐えることをモットーとし、壮絶な死を名誉とみなしている。ヤクザたちの古いモットーに、こんなのもあるくらいだ。「強い男はタタミの上では死なぬ」

   ロバート・ホワイティング=著 松井みどり=訳
   a.東京アンダーワールド』角川文庫 2002/04
   b.東京アンダーワールド』角川書店(単行本) 2000/06
   引用は b. に拠りました。
 
 
■英語原文 The original text in English

Yet, by August 20, only five days after Japan had officially conceded defeat, the Ozu open-air market was ready to roll. ( . . . )

The Kanto Ozu gumi (Kanto Ozu gang) was the largest crime syndicate in Western Tokyo at the time. They were tekiya (itinerant peddlers, racketeers), a type of gangster in Japan that for centuries had monopolized the festival vending stalls at temples and shrines.

They contrasted with the bakuto (gamblers), who also dated back to feudal times, and with the latter-day stevedores, rickshaw drivers, and day laborers under control of the slum labor bosses, who had also formed underworld gangs.

Despite involvement in protection, narcotics, strong-arm debt collecting, strikebreaking, and blackmail, among other nefarious activities, all of them professed to be a cut above mobsters in other lands. They claimed to live by a strict code of chivalry, based on the samurai warrior's bushido ethic, which emphasized humility, duty, and loyalty to one's lord.

They placed great value on the stoic endurance of pain, hunger, and imprisonment and saw honor in dying a violent death. (An old gangster credo went: "Strong men don't die on the tatami.")

   Tokyo Underworld: The Fast Times and Hard Life
   of an American Gangster in Japan
   by Robert Whiting
   * Paperback: Vintage Books, 2000/09
   * Hardcover: Pantheon Books, 1999/03

   Excerpt at:
   * Barnes & Noble
   * Amazon.com
   * Buy.com

 

■外部リンク External links

   * Robert Whiting - Random House
   * Robert Whiting Interview - Tokyo Weekender

 

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ翻訳ブログ人気ランキング参加中

  

| | Comments (0) | TrackBack (0)

What I Believe by E. M. Forster E・M・フォースター 「わたしの信じること」「私の信条」「わが信条」

■はじめに Introduction

イギリスの小説家E・M・フォースター (1879-1970) は、愛国心についてどう考えていたか? 国家と個人の関係をどう捉えていたか? 第二次世界大戦勃発の1年前、1938年7月に発表された文章。そのなかの、とりわけ有名な一節。


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
個人的な仁義は、近頃では見下されている。そんなものはブルジョワ的ぜいたくであって、古き良き時代の遺物だというのだ。個人的仁義など捨て去って、かわりになにか社会的運動とか主義主張に献身しろ━━そう、われわれは追い立てられる。わたしは主義主張というのが好きになれない。もし祖国を裏切るか友達を裏切るかと二者択一をせまられたら、わたしは祖国を裏切るぐらい腹がすわった人間でありたいと思う。


(J2) 小野寺 1994
個人的人間関係は、今日では軽蔑されている。ブルジョワ的な贅沢であり、すでに過去になった幸福な時代の遺物だと見られて、そんなものは捨ててしまえ、それよりも何か政治的な運動とか主義に身を捧げろとせっつかれる。私は、この主義というのが嫌いで、国家を裏切るか友を裏切るかと迫られたときには、国家を裏切る勇気をもちたいと思う。

  • E・M・フォースター=著 小野寺健(おのでら・たけし)=訳 「私(わたし)の信条」 『民主主義に万歳二唱1』 E・M・フォースター著作集11 みすず書房 1994/07

(J3) 中野 1962
今日は人格的関係がいわば侮蔑の中にある。あるいはブルジョワ的贅沢の一つともみなされ、あるいはすでに過去となり終った快晴時の産物ともみなされ、われわれはむしろそれを棄て去って、その代わりになにか新しい運動、新しい主義に献身せよとさえ迫られている。私は一切の主義、一切の主張なる観念を嫌悪する。国を売ると、友を売ると、もし私がこの選択をせまられたとするならば、私はむしろ私に国を売る勇気のあることを望む。

  • フォースター=著 中野好夫(なかの・よしお)=訳 「わが信条」 河盛好蔵ほか=編 『世界人生論全集7』 筑摩書房 1962/12/25

(J4) その他の訳例
引用箇所の最後の一文については、以下のような訳例も見かけました(順不同):


■ロシア語訳(部分) Translation into Russian (fragment)

Если бы пришлось выбирать — предать мою страну или предать друга, надеюсь, я нашел бы мужество предать страну. [Omission].


■ドイツ語訳(部分) Translation into German (fragment)

Wenn ich zwischen meinem Land verraten und verraten mein Freund wählen Ich hoffe, dass ich den Mut, mein Land verraten haben. [Omission].


■イタリア語訳(部分) Translation into Italian (fragment)

Se dovessi scegliere tra il tradire il mio paese e tradire il mio amico, spero di avere il fegato di tradire il mio paese. [Omission].

  • What I Believe, in Two Cheers for Democracy  by Edward Morgan Forster
  • Quoted in Wikiquote

■ポルトガル語訳(部分) Translation into Portuguese (fragment)

Se eu tivesse de escolher entre trair a minha pátria e trair um amigo, esperaria ter a coragem necessária para trair a minha pátria.

  • Edward Morgan Forster
  • Quoted in kdfrases

■スペイン語訳 Translation into Spanish

Hoy en día se desdeñan las relaciones personales, se las concibe como lujos burgueses, como productos de una época de bonanza ya pasada, se nos urge a que las desechemos y en su lugar abracemos cierta causa o cierto movimiento. Yo aborrezco la mera idea de causa y si tuviera que elegir entre traicionar a mi país o traicionar a mi amigo, sólo espero tener las agallas para traicionar a mi país [Omission].


■英語原文 The original text in English

Personal relations are despised today. They are regarded as bourgeois luxuries, as products of a time of fair weather which is now past, and we are urged to get rid of them, and to dedicate ourselves to some movement or cause instead. I hate the idea of causes, and if I had to choose between betraying my country and betraying my friend I hope I should have the guts to betray my country.


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014-02-23 ロシア語訳(部分)、ドイツ語訳(部分)、イタリア語訳(部分)、およびポルトガル語訳(部分)を追加しました。
  • 2014-01-19 スペイン語訳を追加しました。
  • 2010-08-13 中野好夫=訳 1962/12/25 の訳文を挿入しました。
  • 2010-07-19 中野好夫=訳 1962/12/25 の書誌情報を追加しました。訳文は追って挿入するつもりです。

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ84595840v1308102456

↓ 以下の本・CD・DVDのタイトルはブラウザ画面を更新すると入れ替ります。
↓ Refresh the window to display alternate titles of books, CDs and DVDs.

■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese

■CD


  

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Thursday, 16 October 2008

The Dirt on Clean: An Unsanitized History by Katherine Ashenburg キャスリン・アシェンバーグ 『図説 不潔の歴史』

■はじめに Introduction

体臭とセックス。ナポレオンとジョゼフィーヌ。


■表紙画像 Cover photos

Left図説 不潔の歴史』 原書房 (2008)
Centre
Clean: An Unsanitised History of Washing. Profile Books (2008), UK edition
Right The Dirt on Clean: An Unsanitized History. North Point Press. Paperback (2008)

↓ Click to enlarge ↓

Fuketsu_no_rekishi  41dzxinu1fl  Dirt_on_clean_pb


■日本語訳 Translation into Japanese

男性向けの広告が、石鹸とデオドラント剤を使わなければ社内で昇進できないと謳う一方で、女性たちは、潔癖なほど体を清潔にしておかないかぎり、誰も自分とはセックスをしたがらないだろう、と案じていた。(……)事実を述べると、体臭のせいで性交渉に到らないがために出生率が低下した、という証拠は、いまだかつて見つかっていない。そして、現代人には受け入れるのにかなり時間を要することかもしれないが、少なくともわかっている範囲では、セックスと無臭潔癖でいることを関連づけるものはまったくないばかりか、あるという仮説すら立ったことがない。古代エジプト人は体を清めようと大いに励んだが、男性も女性も、生身のままのにおいを誇張するような香水を性器にすりこんでいた。(……)ナポレオンと妃のジョゼフィーヌはどちらも、熱い湯で長風呂する時間をとることに毎日こだわった。ところがナポレオンは、遠征先からジョゼフィーヌにこう書き送っている。「明晩パリに戻る。洗わぬように」。

   キャスリン・アシェンバーグ=著
   鎌田彷月(かまだ・ほうげつ)=訳
   『図説 不潔の歴史』 原書房 2008/09

   

■英語原文 The original text in English

While ads for men told them they would not advance at the office without soap and deodorant, women fretted that no one would want to have sex with them unless their bodies were impeccably clean. ( . . . ) In fact, there’s no evidence that the birthrate ever fell because people were too smelly for copulation. And although modern people have a hard time accepting it, at least in public, the relationship between sex and odourless cleanliness is neither constant nor predictable. The ancient Egyptians went to great lengths to be clean, but both sexes anointed their genitals with perfumes designed to deepen and exaggerate their natural aroma. ( . . . ) Napoleon and Josephine were fastidious for their time in that they both took a long, hot, daily bath. But Napoleon wrote Josephine from a campaign, “I will return to Paris tomorrow evening. Don't wash.”

   The Dirt on Clean: An Unsanitized History (2007)
   by Katherine Ashenburg
   First published by Knopf/Random House Canada
   * Paperback: North Point Press, 2008/10 (forthcoming)
   * Hardcover: North Point Press, 2007/11

   Excerpt at:
   * NPR: National Public Radio
   * Ashenburg.com
   * Amazon.co.uk
   * Times Online
   * Macmillan


■外部リンク External links

   * Ashenburg.com the author's official site
   * Review by Lucy Ellmann - The Guardian


にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ翻訳ブログ人気ランキング参加中

↓ 以下の本・CD・DVDのタイトルはブラウザの画面を更新すると入れ替わります。
↓ Refresh the window to display alternate titles of books, CDs and DVDs.

■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese

  

| | Comments (3) | TrackBack (1)

Tuesday, 14 October 2008

Howards End by E. M. Forster (2) E・M・フォースター 『ハワーズ・エンド』『ハワーズ・エンド邸』 (2)

 Video 
映画 『ハワーズ・エンド』予告編 Howards End Trailer

Howards End (1992) - The Internet Movie Database (IMDb)


■はじめに Introduction

お金と愛情。マーガレットのセリフ。


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
「貧乏人は、だれか愛したい相手があっても、その人の足元までたどり着けるとは限らない。だれかあいそを尽かした相手があっても、その人と縁を切れないのは、よくある話」

   E・M・フォースター=著 Tomoki Yamabayashi=訳
   『ハワーズ・エンド』
   tomokiilog - うただひかるまだがすかる, 2008/10/14

   原書:
   Howards End by E. M. Forster
   Project Gutenberg Europe


(J2) 小池 1970, 1994
「貧しい人たちは自分たちの愛したいと思う人のところまで行けない場合もあるし、もはや愛していない人から逃げられない場合もあるのですもの」

   E・M・フォースター=著 小池滋(こいけ・しげる)=訳
   2a.ハワーズ・エンド』E・M・フォースター著作集3
    みすず書房 1994/03
   2b.「ハワーズ・エンド」『新集 世界の文学28 フォースター
    中央公論社 1970 所収
   2a.2b. に手を加えたもの。引用は 2a. に拠りました。


(J3) 鈴木 1967, 1987
「貧しい人は、自分が愛したいと思う人たちの所へ行けるとは限らないし、もう愛していない人々から逃れることも容易にはできないのです」

   E・M・フォースター=著 鈴木幸康(すずき・ゆきやす)=訳
   3a.ハワーズ・エンド邸』八潮版・イギリスの文学10
    八潮出版社 改訳新版 1987/06
   3b.ハワーズ・エンド邸』八潮版・イギリスの文学10
    八潮出版社 1967/02
   引用は 3b. に拠りました。

   原書:
   エドワード・アーノルド社のポケット・エディション (1956年版)


(J4) 吉田 1965, 1980, etc.
「貧乏な人たちは自分が愛したい人たちの所まで行けないし、もう愛さなくなった人たちから離れることもできないんですから」

   E・M・フォースター=著 吉田健一(よしだ・けんいち)=訳
   4a.ハワーズ・エンド』世界文学全集1-7 河出書房新社 2008/05
   4b.ハワーズ・エンド』綜合社=編集 集英社=発行 1992/05
   4c.「ハワーズ・エンド」『世界文学全集71 モーム, E.M.フォースター
    集英社 1980/06 所収
   4d.「ハワーズ・エンド」
    伊藤整〔ほか〕=編『世界文学全集16 20世紀の文学
    フォースター, ゴールディング 集英社 1965 所収
   引用は 4b. に拠りました。


 Audio 
Howards End Audiobook Chapters 1-7

Published on Jun 20, 2012 by CCProse. The excerpt below starts around 2:05:53. 下に引用する箇所は 2:05:53 あたりから始まります。


■英語原文 The original text in English

The poor cannot always reach those whom they want to love, and they can hardly ever escape from those whom they love no longer.

   Chapter 7
   Howards End (1910) by E. M. Forster


■出典 Sources

 (1) 初版本の各ページの複写画像 Scanned book at Internet Achive

 (2) 電子テキスト E-text
   * The Literature Network
   * Project Gutenberg Europe
   * Project Gutenberg
   * Classic Reader
   * GradeSaver


■外部リンク External links

 [en] English
   * E. M. Forster - Wikipedia (1879-1970)
   * Howards End - Wikipedia
   * Aspects of E.M. Forster: Howards End
   * Only Connect: The Unofficial E. M. Forster Site
   * Pharos: E.M. Forster by Rob Doll

 [ja] 日本語
   * E・M・フォースター - 翻訳作品集成
   * E・M・フォースター - 翻訳アンソロジー/雑誌リスト
   * E.M.フォースター邦訳作品リスト


にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 英語ブログへにほんブログ村 外国語ブログへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 本ブログ 洋書へにほんブログ村 英語ブログ 通訳・翻訳へにほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ翻訳ブログ人気ランキング参加中

↓ 以下の本・CD・DVDのタイトルはブラウザの画面を更新すると入れ替ります。
↓ Refresh the window to display alternate titles of books, CDs and DVDs.

■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese

■DVD

■CD

  

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Saturday, 11 October 2008

感謝:100,000アクセス Thanks: 100,000 page views

tomokilog は、先日、100,000アクセスを突破しました(ページ右下にアクセス・カウンター)。数字にふかい意味はありませんが、一種の記録には違いありません。このブログを見に来てくださる皆さん、ありがとうございます。(*^-^)

tomokilog marked the 100,000 page view milestone on the other day (access counter at the right bottom of the page). Thank you very much for your readership. happy01

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Friday, 10 October 2008

猿でも分かる金融危機講座 The Financial Crisis

Wall_street_sign_2

いま金融市場で何が起こっているかを、ふつうの庶民にも分かるやさしい言葉でご説明しよう。


現今の世界の金融情勢が分かりづらいという方には、以下の解説が役立つだろう。

むかしむかし中国のある村で、一人の男が村人たちに言った。「オレが猿を10元で買ってやるよ」

猿ならそこいらじゅうに、いっぱい見かける。村人たちは、森に入って猿たちをつかまえ始めた。

男は何千匹もの猿を10元で買い取った。だが、猿の供給は減り始めた。なので村人たちは猿をつかまえるのを止めた。

すると男が言った。「きょうからは20元で買ってやるぞ」。これを聞いて村人たちは再び猿狩りに夢中になった。

だがじきに、猿はもっと品薄になり、村人たちは畑仕事に戻り始めた。買い値は25元まで上がったが、猿は極端に減ったため、見つけるのさえ一苦労で、つかまえるなど至難の業だった。

男が言った。「今からは50元で買い取ってやるぞ」。ところが、男は街に用事があったため留守にし、代わりに彼の助手が買い取り役となった。

男が不在のあいだに、助手は村人たちに言った。「ほら、あの大きな檻を見ろ。ボスが集めたおおぜいの猿がいるだろう。オレはあれを35元でおまえたちに売ってやる。ボスが戻ったら、50元で買い戻してくれるぞ」。

村人たちは、貯金をかき集めて殺到し、猿たちを全部買い取った。

しかし、男も助手も、村人たちの前に二度と姿を見せなかった。残ったのは、そこいらじゅうにいる猿ばかり。

ようこそ、ウォール街へ。



以上は、イギリスの友人から受け取ったチェーン・メールの拙訳。
英語原文は下のとおり。

A rough translation into Japanese by tomoki y.
What follows is the original text in English.

---------- Forwarded message ---------- 
From: <*******@hotmail.com>
Date: 2008/10/10
Subject: FW: THE FINANCIAL CRISIS
To:


Subject: THE FINANCIAL CRISIS


Now, to explain what is happening in the Financial Markets IN EASY LAY MAN'S LANGUAGE.


If you have difficulty understanding the current world financial situation, the following should help...

Once upon a time in a village in China, a man announced to the villagers that he would buy monkeys for $10.

The villagers seeing there were many monkeys around, went out to the forest and started catching them.

The man bought thousands at $10, but, as the supply started to diminish, the villagers stopped their efforts.

The man further announced that he would now buy at $20. This renewed the efforts of the villagers and they started catching monkeys again.

Soon the supply diminished even further and people started going back to their farms. The offer rate increased to $25 and the supply of monkeys became so little that it was an effort to even see a monkey, let alone catch it!

The man now announced that he would buy monkeys at $50! However, since he had to go to the city on some business, his assistant would now act as buyer, on his behalf.

In the absence of the man, the assistant told the villagers: 'Look at all these monkeys in the big cage that the man has collected. I will sell them to you at $35 and when he returns from the city, you can sell them back to him for $50.'

The villagers squeezed together their savings and bought all the monkeys.

Then they never saw the man or his assistant again, only monkeys everywhere!

Welcome to WALL STREET.

sdg

| | Comments (3) | TrackBack (0)

« September 2008 | Main | November 2008 »