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November 2008

Sunday, 30 November 2008

Markheim by Robert Louis Stevenson (1) スティーヴンソン 「マーカイム」「マークハイム」 (1)

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        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
 Images  肖像画二枚 Two portraits
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) tomoki y. 2008
  (J2) 高松+高松 1989, 1994, etc.
  (J3) 池 1988
  (J4) 河田 1975, 1988
  (J5) 高見 1961
  (J6) 龍口 1961, 1977
  (J7) 守屋 1958, 1961, etc.
  (J8) 伊藤 1955, 1999
  (J9) 和田 1953
  (J10) 大橋 1952
  (J11) 武井 1933, 1952, etc.
  (J12) 谷崎 1929
 Video 1  ポーランド短編TVドラマ (1972) Polish TV Short Markheim (1972)
 Video 2  米TVエピソード (1952) U.S. TV Episode All Hallow's Eve (1952)
■ロシア語訳 Translation into Russian
■チェコ語訳 Translation into Czech
 Audio 1  ドイツ語版オーディオブック(朗読) Audiobook in German
■ドイツ語訳 Translation into German
 Audio 2  イタリア語版オーディオブック(朗読) Audiobook in Italian
■イタリア語訳 Translations into Italian
  (It1) Camerino, 2006
  (It2) Vaggi, 2001
  (It3) Others
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese
 Audio 3  スペイン語版オーディオブック(朗読) Audiobook in Spanish
■スペイン語訳 Translations into Spanish
  (Es1) Foix, 2012, 2013
  (Es2) Feedbooks, 2008
■フランス語訳 Translations into French
  (F1) Varlet, 1920, 1997
  (F2) La Chesnais, 1901
 Audio 4  英語原文朗読 Audiobook in English read by William Coon
 Audio 5  英語原文朗読 Audiobook in English read by Christopher Saul
■英語原文 The original text in English
■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese
■著者名の日本語表記の異同
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

主人公マーカイムは、クリスマスの日に骨董屋を訪ねて、店の主人を殺す。冒頭のパラグラフ。


 Images 
肖像画二枚 Two portraits

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. Sargent__robert_louis_stevenson_a_2

b. Robert_louis_stevenson_by_sargent_5

  • Robert Louis Stevenson and His Wife. An 1885 portrait by John Singer Sargent. Image source: Wikipedia
  • Robert Louis Stevenson. Portrait by John Singer Sargent, 1887. Image source: Wikipedia

■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2008
「ええ」骨董屋は言った。「たなぼた式の、もうけには、いろいろございます。お客様のなかには、ものをお知りでない方がある。すると、まさっている私の知識に免じて、ちょいと配当金を上乗せさせていただくのです。また、不正直なお客様もおられる」と、ここで骨董屋はロウソクを持ち上げた。灯りが客の顔に、まともに当たる。「そんな場合は」骨董屋は続けた。「遠慮なく利益を得させていただきます」



(J2) 高松+高松 1989, 1994, etc.
「さよう」と店の主人が言った。「思わぬ儲けも種々さまざまでね。ものを知らないお客も見える。そんなときは手前の専門知識にちょいと配当金をいただきますな。時には後暗い人もくる」主人はこう言って蠟燭(ろうそく)をあげたから、光が客の顔をまともに照らした。「そうなれば」と彼は言葉を続けた。「こっちは道徳家になって儲けさしてもらいます」

  • ロバート・ルイス・スティーヴンソン=作 高松雄一+高松禎子(たかまつ・ていこ)=訳 「マーカイム」
    1. マーカイム・壜の小鬼 他五篇 / 岩波文庫, 2011.12.16
    2. 新・ちくま文学の森. 4 / 鶴見俊輔. -- 筑摩書房, 1994.12
    3. 声たちの島 / ロバート・ルイス・スティーヴンソン[他]. -- 国書刊行会, 1989.10. -- (バベルの図書館 ; 17)
  • 引用は 3. に拠りました。

(J3) 池 1988
「左様(さよう)」店の主人は言った。「とかく商(あきな)いは時の運。風の吹き回しということを申しますな。大勢の中には物を知らない客もいる。となると、この道の豊富な知識が役に立って私は多少の儲(もう)けにあずかることができます。また、中にはいかさま師もいます」主人はここで蠟燭(ろうそく)を高く掲げた。蠟燭の火は客の顔を明るく照らした。「その時は」主人は言葉を接(つ)いだ。「私はこの身に備わった人徳によって利益を得るのです」

  • ロバート・L.スティーヴンスン=著 池央耿(いけ・ひろあき)=訳 「マークハイム」 クリスマス13の戦慄 / I.アシモフ[他]. -- 新潮社, 1988.11. -- (新潮文庫)
  • 原書: The Twelve Frights of Christmas Edited by Isaac Asimov, Carol-Lyn Waugh and Martin Greenberg. Avon Books, 1986-12

(J4) 河田 1975, 1988
「さようです」と骨董商人は言った。「手前共でも、時には思いがけなく、ひともうけすることがありますが、その場合はいろいろですね。何も知らないお客様がお見えになった時は、わたくしは長年の経験を生かして、もうけることにしております。また、お客様の中には、ずるい方もいらっしゃいます」ここで彼は蠟燭を差し上げた。蠟燭の明りは客の顔をまともに照らし出した。「そんな時は、平生、心掛けがいいわたくしがもうけるんですよ」


(J5) 高見 1961
「はい」商人は言った。「手前どもがおこぼれにあずかるのもいろいろでございましてね。お客さまのなかにはなんにもご存知ないかたがある、そういう時には、手前どもの持ち合わせの知識のおかげでもうけさして頂きます。なかにはまたずるいお方がいらっしゃる」ここで商人はローソクをさし上げたので、光は訪問者につよくあたった。「そういう場合には、正々堂堂ともうけさして頂きます」

  • スティーヴンスン=著 高見幸郎(たかみ・ゆきお)=訳 「マークハイム」 イギリス短篇名作集 / 加納秀夫. -- 学生社, 1961

(J6) 龍口 1961, 1977
「はい」と商人はいった。「わしらにはいろんなボロイもうけ方がありましてね。お客さまのなかには何もご存じない方もおいでですから、そんなときには、わしのすぐれた知識をちょっぴり働かせてもうけさせていただきますよ。しかしなかには正直でないお客さまもおいでですが」ここまでいうと、彼はロウソクを高くかかげ、強い光で訪問客の姿を照らし出した。「そういうときは、道義心によってもうけさせていただいておりますわい」

  • ロバート・ルイス・スティーヴンソン=著 龍口直太郎(たつのくち・なおたろう)=訳 「マークハイム」
    1. 犯罪文学傑作選 / エラリー・クイーン[他]. -- 東京創元社, 1977.5. -- (創元推理文庫)
    2. 文芸推理小説26人集. 第2 / エラリー・クイーン[他]. -- 東京創元社, 1961
  • 引用は 1. に拠りました。

(J7) 守屋 1958, 1961, etc.
「はい」商人はいった。「私どもの予期しない儲(もう)けには、いろいろとございます。あるお客さまは、骨董(こっとう)について何もお知りになりません。そういうときには、今までためておきましたいろいろな知識で、儲けさせていただきます。またある方は、正直でいらっしゃらない」商人は、ここで言葉をとめて、蠟燭を差し上げたので、その光が、訪問者を強くてらした。「そういう場合には」商人は言いつづけた。「堂々と儲けさせていただきます」

  • スティーヴンソン(2. では、スティーヴンスン表記も)=著 守屋陽一(もりや・よういち)=訳 「マークハイム」
    1. 世界100物語. 2 / サマセット・モーム. -- 河出書房新社, 1996.11
    2. 世界文学100選. 第1 / サマセット・モーム. -- 河出書房新社, 1961.4
    3. 水車小屋のウイル / スティーヴンソン[他]. -- 角川書店, 1958. -- (角川文庫)
  • 引用は 2. 河出書房新社 1961 に拠りました。
  • 2. の原書: Tellers of Tales : 100 Short Stories from the United States, England, France, Russia and Germany. Selected by W. Somerset Maugham. New York : Doubleday, Doran. 1939

(J8) 伊藤 1955, 1999
「そりゃですな」と古物商はいう、「われわれのほうの儲(もう)け物(もん)にもいろいろと種類がありますよ。客が無知な時は、こっちのたちまさった知識で、配当分に手付けるし、客が不正直ならですな……」と、ここで彼はローソクをさしあげたので、光は訪問者の上につよくあたった、「その時はこっちの道理で利を得るという寸法ですよ」とつづけた。

  • R.L.スティーヴンソン=著 伊藤整=訳 「マーカイム」
    1. スティーヴンソン作品集. 5 / R.L.スティーヴンソン. -- 文泉堂出版, 1999.3
    2. 世界大衆小説全集. 第1期 第10巻 / 大仏次郎. -- 生活百科刊行会, 1955
  • 印字のかすれ具合などから見て、1. は新たに活字を組んで出版した本ではなく、ファクシミリ版、つまり、先行する何かほかの本を複写して製本した、複製版だと思われます。さて、2. は未見ですが、国立国会図書館 NDL-OPAC で2. の収録作品のラインナップや訳者、ページ数などを 1. のそれと照合すると、ぴったり一致します。なので、おそらく 1. は 2. を複製したものなのでしょう。ただ、不審なことに、1. の巻末や奥付にその旨の表示はありません。引用は1. に拠りました。

(J9) 和田 1953
[訳文は追って挿入するつもりです - tomoki y.]


(J10) 大橋 1952
「そうとも」道具屋は云つた。 「こちとらのよろくは色々さ。お客のうちには盲らのもいて、そんな時はこの高い眼識つてやつで甘い汁を吸わして貰う。なかには、胡散臭いのもいてね」 こゝで道具屋は手燭をかざしたので、蠟燭の光がお客の顏に強くさした、 「そしてそんな時は」 彼はなおも言葉を続ける、 「こつちの道義心つてやつで儲けるのさ。」

  • スティヴンスン=著 大橋榮三(おおはし・えいぞう)=譯註 「マークハイム」(道具屋殺し) 壺の怪鬼・マークハイム / R. L. Stevenson[他]. -- 南雲堂, 1952. -- (フイニツクス・ライブラリー英和対訳)

(J11) 武井 1933, 1952, etc.
「えゝ、私どもの不時收入(おこぼれ)にもいろいろ種類がございましてなあ、お客さんのなかにはご案内でないお方もございまするで、そういうときには、かねてから資本を下しておいた、こちらの学問でちょいと儲けさしていたゞくのです。またなかには不正直(およろしくない)お方もございまして」と商人はここまで言って、燭台を持上げたので光は強くお客の上に落ちた、「そういう場合には、まあ当然儲かるようなわけでございます」と彼は続けた。


(J12) 谷崎 1929
「左樣!」と商人が言つた。「手前共のこぼれ儲(もうけ)はいろ/\ありますな。お客樣が何も知らないと、手前は上手(うはて)の知識で利益を収めます。又お客樣が何不正直ですと、」かう言つて彼は蠟燭を差上げ、客をはつきり照した。「その場合は手前は善良さで儲けますので。」


 Video 1 
ポーランド製短編テレビドラマ 邦題未確認 (1972) TV Short Markheim (1972)

Uploaded to YouTube by Lew Nikołajewicz Myszkin on 11 Mar 2014. Directed by Janusz Majewski. Starring Jerzy Kamas (Markheim), Aleksander Bardini (Antykwariusz).


 Video 2 
米国テレビシリーズ 「サスペンス」 第5シーズン第3エピソード 邦題未確認 (1952)
U.S. TV Episode All Hallow's Eve (1952) Suspense: Season 5, Episode 3

原作: ロバート・ルイス・スティーヴンソン 「マーカイム」 監督: ロバート・マリガン 主演: フランショー・トーン(フランチョット・トーン) Uploaded to YouTube by Suspense1949 on 8 Feb 2014. Based on R. L. Stevenson's story "Markheim." Directed by Robert Mulligan. Starring Franchot Tone (Markheim).


■ロシア語訳 Translation into Russian

- Да, сэр, - сказал хозяин лавки, - в нашем деле не всегда угадаешь, с какой стороны придет удача. Среди клиентов попадаются невежды, и тогда мои знания приносят мне проценты. Попадаются люди бесчестные... - Тут он поднял свечу повыше, так что свет резко ударил в лицо его собеседнику. Но в таком случае, - заключил он, - я выгадываю на своем добром имени.


■チェコ語訳 Translation into Czech

"Ano, naše výdělky jsou věcí všelijakých náhod," řekl obchodník. "Někdy si zákazník vůbec neví rady, a pak něco vytěžím ze svých odborných znalostí. Někdy je nepoctivý," tu podržel svíčku výš, takže světlo jasně ozářilo návštěvníka, "a v tom případě mi přijde k dobru má bezúhonnost." Markheim před chvílí přišel zvenčí, rovnou z denního světla, a zrak ještě neměl přizpůsobený střídavému lesku a temnu v krámě. Při těch důrazných slovech a v záři přiblížené svíčky rozpačitě zamžoural a odvrátil oči.


 Audio 1 
ドイツ語版オーディオブック(朗読) Audiobook in German

Uploaded to YouTube by Multipolizei3 on 3 Apr 2013. The recording starts from the beginning of the story.


■ドイツ語訳 Translation into German

»Ja,« sagte der Händler, »die Wechselfälle unseres Geschäfts sind vielfältig. Es gibt unwissende Kunden, und dann profitiere ich durch mein größeres Wissen. Es gibt auch Unehrliche,« hier hielt er den Leuchter in die Höhe, daß das Licht voll auf seinen Besucher fiel, »und in diesem Fall«, fuhr er fort, »ziehe ich aus meiner Tugend Gewinn.«


 Audio 2 
イタリア語版オーディオブック(朗読) Audiobook in Italian

Uploaded to YouTube by valter zanardi on 12 Jul 2011. The recording starts from the beginning of the story.


■イタリア語訳 Translations into Italian

(It1) Camerino, 2006
”Si” disse il mercante “abbiamo dei guadagni inaspettati di varie specie. Certi clienti sono ignoranti, e allora riscuotono un dividendo per la mia scienza maggiore della loro. E certuni sono disonesti” e qui alzò la candela, in modo da far luce direttamente sul suo visitatore “e in quel caso” continuò “metto a profitto la mia virtù.”


(It2) Vaggi, 2001
«Sì» disse il negoziante «ci piovono dal cielo guadagni di varia natura. Alcuni clienti sono ignoranti e allora ricavo un utile solo dal fatto di saperne di più. Altri sono disonesti», e qui sollevò la candela così che la luce rischiarasse in pieno il suo visitatore, «e in questo caso» continuò «traggo profitto dalla mia moralità».

  • Markheim by Robert L. Stevenson. Translated by Marina Vaggi. Interlinea, 2001
  • Excerpt at Mare di Libri [PDF]

(It3) Others
For information on other translations into Italian  CLICK HERE 


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

IM — disse o antiquário — nós não temos sempre a mesma sorte; de resto, os meus lucros são de várias espécies. Alguns fregueses são ignorantes e eu ganho com eles o que entendo no meu alto saber. Alguns são desonestos — acrescentou, erguendo a vela, que tinha na mão, de modo a iluminar a cara do visitante. — E, nesse caso, tenho de ganhar pela minha virtude.

  • Markheim by Robert L. Stevenson. Livro de Natal – Livraria Martins Editora. Seleção e Notas de Araújo Nabuco, 1955.
  • E-text at Consciência

 Audio 3 
スペイン語版オーディオブック(朗読) Audiobook in Spanish

Uploaded to YouTube by Franz serrano rodriguez on 6 Feb 2014. The translation is based on (Es2) below, the Feedbooks edition published by Brighthouse, 2008. The recording starts from the beginning of the story.


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) Foix, 2012, 2013
—Sí —dijo el prendero—, tenemos diferentes clases de ganancias inesperadas. Algunos clientes son ignorantes, y entonces mis mayores conocimientos me proporcionan un dividendo adicional. Otros son poco honrados —y al decirlo levantó la vela, de manera que la luz iluminase totalmente a su visitante—, y en tal caso — continuó— saco provecho de mi integridad.


(Es2) Feedbooks, 2008
-Sí -dijo el anticuario-, nuestras buenas oportunidades son de varias clases. Algunos clientes no saben lo que me traen, y en ese caso percibo un dividendo en razón de mis mayores conocimientos. Otros no son honrados -y aquí levantó la vela, de manera que su luz iluminó con más fuerza las facciones del visitante-, y en ese caso -continuó- recojo el beneficio debido a mi integridad.

  • Markheim by Robert Louis Stevenson. A Google eBook. Feedbooks edition published by Brighthouse, 2008.
  • Preview at Google Books

■フランス語訳 Translations into French

(F1) Varlet, 1920, 1997
– Oui, dit le marchand, nos aubaines sont de diverses sortes. Certains clients sont ignorants, et alors je touche un dividende sur mon savoir supérieur. D’autres sont malhonnêtes (et ici il haussa la bougie dont la lumière éclaira en plein son visiteur), et, dans ce cas, poursuivit-il, je bénéficie de ma vertu.


(F2) La Chesnais, 1901
– Oui, dit le marchand, nos bonnes aubaines sont de différentes sortes. Tels clients sont ignorants : et alors je touche un dividende, du fait de ma science supérieure. Tels autres sont malhonnêtes... (et il leva la chandelle afin que la lumière tombât d’aplomb sur le visiteur)... et, dans ce cas, ma vertu fait mon bénéfice.

  • Markheim by Robert L. Stevenson. La Revue blanche, 1901, janv.-avril, tome 24. Traduit par E. La Chesnais.
  • E-text at:
    • Janet la Revenante et autres histoires [PDF], La Bibliothèque électronique du Québec. Collection À tous les vents Volume 727 : version 2.0
    • Des nouvelles du monde : Anthologie de la nouvelle, La Bibliothèque électronique du Québec. Collection À tous les vents, Volume 296 : version 3.0. [PDF] [ISSUU edition]
    • Wikisource

 Audio 4 
英語原文オーディオブック 朗読: ウィリアム・クーン
Audiobook in Englsih read by William Coon

録音は下に引用する小説冒頭の部分から始まります。 Uploaded to YouTube by The 16th Cavern on 15 Jan 2013. Audio courtesy of LibriVox. The recording starts from the beginning of the story, which is quoted below.


 Audio 5 
英語原文オーディオブックのサンプル 朗読: クリストファー・ソウル 
Audiobook sample in Englsih read by Christopher Saul

録音は下に引用する小説冒頭の部分から始まります。 Uploaded to YouTube by Storytel.no on 1 Oct 2015. The recording starts from the beginning of the story, which is quoted below.


■英語原文 The original text in English

"Yes," said the dealer, "our windfalls are of various kinds. Some customers are ignorant, and then I touch a dividend on my superior knowledge. Some are dishonest," and here he held up the candle, so that the light fell strongly on his visitor, "and in that case," he continued, "I profit by my virtue."


■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

  「マーカイム」…………………………tomoki y. 2008
  「マーカイム」…………………………高松+高松 1989, 1994, 2011
  「マーカイム」…………………………池 1988
  「マーカイム」…………………………河田 1975, 1988
  「マーカイム」…………………………伊藤 1955, 1999
  「マークハイム」………………………龍口 1961, 1977
  「マークハイム」………………………高見 1961
  「マークハイム」………………………守屋 1958, 1961, 1996
  「マークハイム」………………………和田 1953
  「マークハイム」………………………武井 1933, 1952, 1978
  「マークハイム」………………………谷崎 1929
  「マークハイム」(道具屋殺し)……大橋 1952


■著者名の日本語表記の異同
 Transliteration variations of the author's name in Japanese

  スティーヴンスン……池 1988
  スティーヴンスン……高見 1961
  スティーヴンスン……守屋 1961(目次)
  スティーヴンソン……tomoki y. 2008
  スティーヴンソン……高松+高松 1989, 1994, 2011
  スティーヴンソン……河田 1975, 1988
  スティーヴンソン……龍口 1961, 1977
  スティーヴンソン……守屋 1958, 1961(本文・作者小伝), 1996
  スティーヴンソン……伊藤 1955, 1999
  スティーヴンソン……武井 1933, 1952, 1978
   スティヴンスン……和田 1953

   スティヴンスン……大橋 1952

   スティヴンスン……谷崎 1929


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/11/10 つぎのとおり、訳文や動画・音声や書誌情報を追加しました。
    1. 訳文の追加: チェコ語訳、ポルトガル語訳、J. A. Molina Foix による、もう1種類のスペイン語訳、およびもう1種類のフランス語訳
    2. 動画の追加: ポーランド製テレビドラマとアメリカ製テレビドラマ
    3. 音声の追加: スペイン語版オーディオブック
    4. 書誌情報の補足: Théo Varlet によるフランス語訳について
  • 2013/06/14 ロシア語訳、ドイツ語訳、2種類のイタリア語訳、スペイン語訳、およびフランス語訳、ならびにドイツ語版オーディオブックとイタリア語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2013/06/11 大橋榮三=譯註 1952 を追加しました。
  • 2013/06/01 クリストファー・ソウルによる朗読の YouTube 画面を追加しました。
  • 2012/01/28 高松雄一+高松禎子=訳の書誌情報を補足しました。
  • 2009/02/06 伊藤整=訳 1999.3 を追加しました。
  • 2009/01/25 武井亮吉=訳註 1933, 1952, etc. を追加しました。
  • 2008/12/01 池央耿=訳 1988.11 を追加しました。

 

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■和書 Books in Japanese

 

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Tuesday, 25 November 2008

Rebecca by Daphne du Maurier ダフネ・デュ・モーリア 『レベッカ』

■はじめに Introduction

アルフレッド・ヒッチコック監督による映画化(1940年)で有名なミステリー・ロマン。


■映画化/テレビ化/ミュージカル化作品のリスト
 List of Film, TV and Musical adaptations

 Video 1  Rebecca, la prima moglie (TV 2008)
   Director: Riccardo Milani
   Starring: Alessio Boni, Cristiana Capotondi, Mariangela Melato

[No Video] Rebecca (2006) a musical
   by Michael Kunze and Sylvester Levay
   Based on the du Maurier novel

 Video 2  Rebecca (1997) a TV miniseries
   Director: Jim O'Brien
   Screenwriter: Arthur Hopcraft
   Producer: Hilary Heath
   Starring: Charles Dance, Emilia Fox, Diana Rigg, Faye Dunaway

 Video 3  Rebecca (1979) a TV miniseries
   Director: Simon Langton
   Screenwriter: Hugh Whitemore
   Starring: Jeremy Brett, Joanna David, Anna Massey

 Video 4  Rebecca (1940) a film
   Selznick International Pictures
   Director: Alfred Hitchcock
   Producer: David O. Selznick
   Screenwriter: Robert E. Sherwood, Joan Harrison
   Starring: Joan Fontaine, Laurence Olivier, George Sanders, Nigel Bruce


 Video 1 
イタリアのテレビドラマ
Rebecca, la prima moglie (TV 2008) an Italian TV adaptation


 Video 2 
Rebecca (1997) a TV miniseries


 Video 3 
Rebecca (1979) a TV miniseries


 Video 4 
レベッカ (1940) Rebecca (1940)

下に引用する台詞は 05:15 あたりに現れます。 The line quoted below appears 5:15.


■レベッカ (1940) のなかの台詞——トランスクリプトからの引用
 Lines from Rebecca (1940) quoted from the transcript

I wish there could be an invention that bottled up the memory like perfume. And it never faded, never got stale, and whenever I wanted to, I could uncork the bottle and live the memory all over again.

   Rebecca (1940)
   Directed by Alfred Hitchcock,
   Screenplay by Robert E. Sherwood
   E-text of the transcript at:
   * Rebecca - Aellea Classic Movie Scripts
   * Rebecca (film) - Wikipedia


■おなじ台詞——1997年のTVミニシリーズ版リメイクから
 The same line from the 1997 TV miniseries remake

Rebecca, The Beginning, Part 2
上とおなじ台詞は、このビデオの4分30秒あたりに現れます。
The line appears 4:30 on this video clip.

中国語の字幕は以下のとおり(簡体字を繁體字に改めました)。

   要是有个發明
   能把記憶像香氣一樣装在瓶子裡
   永遠不會消退、陳腐
   你想要的時候、只要打開瓶蓋
   然後可以又活在当時


■原作小説の日本語訳 Translations of the original novel into Japanese

(1) tomoki y. 2008
私は思わず言った。「思い出を瓶詰めにする方法を、だれか発明してくれたらいいのに――香水の瓶みたいに。薄れたり、腐ったりしないで、いつでも好きなときに、栓を開けたら、もう一度初めからおしまいまで、思い出を生きられるように」

   ダフネ・デュ・モーリア=作 Tomoki Yamabayashi=訳 『レベッカ』
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/25


(2) 茅野 2007, 2008
 わたしは衝動的に、言った。
「香水みたいに、思い出を瓶詰めにできるようになればいいのに。そうすればもう色褪せたり、気が抜けたりしない。味わいたくなったら、栓をあければいいの。すると、もう一度同じように経験できるっていう……」

   ダフネ・デュ・モーリア=作 茅野美ど里(ちの・みどり)=訳
     1. レベッカ. 下巻 / デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 2008.3. -- (新潮文庫)
     2. レベッカ. 上巻 / デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 2008.3. -- (新潮文庫)
     3. レベッカ / ダフネ・デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 2007.5
   引用は 3. に拠りました。


(3) 大久保 1939, 1940, etc.
「ちょうど香水のように記憶をびん詰めにする方法は発明できないものかしら」と、わたしは思わず言った。「記憶が、けっして色あせたり腐ったりしないような方法で。そうすれば好きなときにびんの口をあけて、もう一度、なまなましい記憶にひたることができるわけだわ」

   ダフネ・デュ・モーリア(ダフネ・デュ・モオリア)=作
   大久保康雄(おおくぼ・やすお)=訳
     1. レベッカ. 下巻 改版 / デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 1992.7 -- (新潮文庫)
     2. レベッカ. 上巻 改版 / デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 1992.7 -- (新潮文庫)
     3. 河出世界文学大系. 84 / 阿部知二. -- 河出書房新社, 1980.11
     4. レベッカ / ダフネ・デュ・モーリア[他]. -- 三笠書房, 1974
     5. レベッカ. 下巻 / デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 1971.10 -- (新潮文庫)
     6. レベッカ. 上巻 / デュ・モーリア[他]. -- 新潮社, 1971.10 -- (新潮文庫)
     7. 世界名作への招待. 第5. -- 三笠書房, 1967.1
     8. 世界の文学. 第1-2. -- 河出書房, 1967
     9. デュ・モーリア作品集. 第4 / 大久保康雄. -- 三笠書房, 1965
    10. レベッカ / デュ・モーリア[他]. -- 世界文学全集. 別巻4. -- 河出書房, 1960.7
    11. 新版世界文学全集. 第28. -- 新潮社, 1958
    12. レベッカ / デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1956. -- (真珠版)
    13. レベッカ. 第3巻 / デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1955
    14. レベッカ. 第2巻 / デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1955
    15. レベッカ. 第1巻 / デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1955
    16. レベッカ―若き娘の手記 / ダフネ・デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1952
    17. レベッカ / ダフネ・デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1949-1950
    18. レベッカ. 下巻 / ダフネ・デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1950 17刷
    19. レベッカ―若き娘の手記 / ダフネ・デュ・モオリア[他]. -- ダヴィッド社, 1949
    20. レベッカ. 下巻 / ダフネ・デユ・モオリア[他]. -- 三笠書房, 1940.7(昭15)
    21. レベッカ. 上巻 / ダフネ・デユ・モオリア[他]. -- 三笠書房, 1940.7(昭15)
    22. レベッカ. 上,下巻 / ダフネ・デユ・モオリア[他]. -- 三笠書房, 1939(昭14)
   引用は 2. に拠りました。


■原作小説のイタリア語訳 Translation of the original novel into Italian

«Bisognerebbe inventare una macchina» dissi d'impulso «che imbottigliasse i ricordi, come fossero profumo. Il ricordo non svanirebbe mai, non diventerebbe stantio. E quando uno ne avesse voglia, potrebbe stappare la bottiglia e sarebbe come rivivere l'attimo ricordato.»

   Rebecca la prima moglie by Daphné Du Maurier
   Translated by M. Morpurgo
   Il Saggiatore, 2008
   Preview at Google Books


■原作小説 The original novel in English

"If only there could be an invention," I said impulsively, "that bottled up a memory, like scent. And it never faded, and it never got stale. And then, when one wanted it, the bottle could be uncorked, and it would be like living the moment all over again."

   Rebecca (1938) by Daphne du Maurier
   Recent paperback editions include:
   * Orion mass market paperback (2009-12-31, forthcoming)
   * Penguin Longman Penguin Readers (2008-03-04)
   * Macmillan ELT (2005-05-18)
   * Avon Books (2001-09-18)
   * Arrow Books Ltd (1997-01)


■外部リンク External links

 [ja] 日本語
   * ダフネ・デュ・モーリア - Wikipedia (1907-1989)
   * ダフネ・デュ・モーリア - 翻訳作品集成
   * レベッカ (映画) - Wikipedia
   * レベッカ (ミュージカル) - Wikipedia

 [en] English
   * Daphne du Maurier - Wikipedia (1907-1989)
   * Rebecca (novel) - Wikipedia
   * Rebecca (1940 film) - Wikipedia


■更新履歴 Change log

2011-11-11 原作小説のイタリア語訳を追加しました。また、つぎの3本の
         YouTube 動画を追加しました。

         1) Rebecca, la prima moglie (2008) イタリアのテレビドラマ
         2) Rebecca (1997)
         3) Rebecca (1979)


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■DVD
(1) Rebecca (2006), directed by Jim O'Brien

(2) Rebecca (1940), directed by Alfred Hitchcock

■洋書 Books in non-Japanese languages

■CD


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Saturday, 15 November 2008

Farewell, Godspeed edited by Cyrus M. Copeland (2) サイラス・M・コープランド編 『友よ 弔辞という詩』(2)

■はじめに Introduction

『マルタの鷹』などで知られる、元祖ハードボイルド作家ダシール・ハメット。彼の死を悼む言葉を述べるのは、永年の同志であり伴侶であった、劇作家リリアン・へルマン。


■表紙/DVDパッケージ画像 Cover/DVD package photos

a. "American Masters" Dashiell Hammett: Detective, Writer (1999). DVD IMDb Directed by Joshua Waletzky, featuring Kathleen Turner, David Strathairn. Image source: Answers.com
b. Dash and Lilly (1999). VHS IMDb Directed by Kathy Bates, featuring Sam Shepard, Judy Davis. 邦題 『三十年の愛 ハメット&へルマン』。紹介・批評が次の各ページに: アメリカTV/映画ノーツ 映画日記の残骸 洋画★シネフィルイマジカ
c.ダシール・ハメットの生涯』 ダイアン・ジョンスン=著 小鷹信光=訳 早川書房 1987/10 原書: Dashiell Hammett: A Life by Diane Johnson. Random House, 1983/10 Image source: 古本屋あなもん
d.ハメット Hammett (1982)』 DVD IMDb キネ旬DB 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ Francis Ford Coppola 監督:ヴィム・ヴェンダース Wim Wenders 出演:フレデリック・フォレスト Frederic Forrest
e. Dashiell Hammett (1894-1961) Image source: Golden Age of Detection Wiki
f. An Unfinished Woman: A Memoir by Lillian Hellman. Back Bay Books, 1999/06

↓ Click to enlarge ↓

a. A_detective_writer b. B_dash_and_lilly_1999 c. C_hammett_no_shougai

d. D_venders_hammett_1982 e. F_hammett_chair f. G_an_unfinished_woman_by_lillian_he


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) tomoki y. 2008
(……)その最後の時が参りました。しかし、ダシールは、きょうのこの日に言葉など欲していなかったのではないかと存じます。こうして、つつましい葬儀をとりおこない、みじかい弔辞を述べるのも、わたくし自身のためです。彼は本に印刷された言葉は重んじましたが、なまの生活で発せられる言葉は疑ってかかる人でした。彼の考えでは、人は頭を使うべきところで、口にものを言わせていることがある。しかし、十中八九は、体を張って行動すべきところで、言葉に肩代わりさせているのだ、と。ダシールにとっては、考えることも行動することも、ともに、きわめて大切なのでした。

   リリアン・ヘルマンからダシール・ハメットへの弔辞
   Tomoki Yamabayashi=訳
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/15

 

(2) 井上 2007
(……)最期がとうとう来てしまいました。でも、彼は今日ここで、どんな言葉も望まないだろうと思います。このささやかな葬儀も、このささやかな弔意も、すべて私が自分のために手配したものです。ダシール・ハメットは本に書かれた言葉には敬意を払う人でしたが、口にされる言葉には猜疑心を抱いていました。彼は、言葉はときに思想を代弁し、大半の場合には行動を代弁すると考えていました。心の底からそう信じていました。

   ダシール・ハメットに捧ぐ
     ――リリアン・ヘルマン(劇作家・長く連れ添った伴侶)
   サイラス・M・コープランド=編 井上一馬(いのうえ・かずま)=訳
   『友よ 弔辞という詩
   河出書房新社 2007/12 所収


■英語原文 The original text in English

The end has come and he would not have wanted words today. This small funeral, this small tribute, I arranged for my sake. He was a man who respected words in books and suspected them in life; he believed that words sometimes took the place of thought and almost always took the place of action, and he deeply believed in both.

   Dashiell Hammett by Lillian Hellman
   Farewell, Godspeed: The Greatest Eulogies of Our Time
   Edited by Cyrus M. Copeland
   Harmony Books, 2003/12
   Excerpt at SignOnSanDiego.com


■外部リンク External links

 On the editor and the book
   * Cyrus M. Copeland - Random House
   * The Boston Globe review by Caroline Leavitt, 2004/01/11 

 On Dashiell Hammett
   * Dashiell Hammett - Wikipedia (1894-1961)
   * Dashiell Hammett - PBS American Masters

 On Lillian Hellman
   * Lillian Hellman - Wikipedia (1905-1984)
   * Lillian Hellman - PBS American Masters


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Sunday, 09 November 2008

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 (3) Night of the Milky Way Railway / Milky Way Railroad / Night Train to the Stars / Night on the Milky Way Train, by Kenji Miyazawa (3)

■はじめに Introduction

日本語原文→英訳→日本語訳の「重訳」あそび。第5回は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』その3。


■最近の版とロングセラーの一部
 Some of the recent editions and long-term best-sellers

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. Ketai_goma_booksjpg b. Masumura_hiroshi c. Sdp_bunko_ginga_tetsudo

d. Audio_book_cd e. Manga_de_dokuha f. Furo_de_yomeru_ginga_tetsudo

g. Ginga_tetsudo_seidoku h. Masumura_hiroshi_saishukei_shokikei i. Ginga_tetsudo_chikuma_bunko

j. Bessatsu_taiyo_ginga_tetsudo k. Kobayashi_toshiya_ginga_tetsudo l. Fujishiro_seiji


■英訳 Translations into English

(E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
The stones on the riverbed were all transparent. Some were rock crystal. Some were topaz. Some had cracks in them. Some were corundum with a pale, misty light coming from their edges. Giovanni ran across the beach and put his hands in the water. The water of the Milky Way was more transparent than glass ( . . . )

   The Night of the Milky Way Train
   Translated and retold by Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki, 2005/08


(E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
The pebbles of the riverbed were all transparent. Some were crystal and others topaz, some were rough, uncut stones, and some―the jade stones―glimmered with pale, faceted light. Kenji ran down to the water's edge and dipped his hand in the water―that curious water of the Milky Way River which was more transparent than hydrogen.

   Milky Way Railroad
   Translated and adapted by Joseph Sigrist & D. M. Stroud
   2a. Milky Way Railroad. 2008/09
   2b. Milky Way Railroad. 1996/06
   The quotation is based on 2b.


(E3) Pulvers, 1996
All of the pebbles on the bed were transparent, no doubt made up of quartz or topaz, some of them flawed and folded in on themselves, others of corundum giving off a pale misty light from their facets. Giovanni ran straight for the water's edge and dipped his hand into the liquid. The mysterious water of the Milky Way was even more clearer than hydrogen ( . . . )

   Night on the Milky Way Train
   Translated by Roger Pulvers. 1996/03


(E4) Strong, 1991. 2002
All the pebbles along the riverbank were translucent. There were clearly pieces of crystal and topaz among them, Some showed complex patterns of folds and swirls while others, diamond-bright, released a  pale light like mist where two facets met. Giovanni ran to the river's edge and plunged in his hand. The uncanny water of the Milky Way's silver river was more transparent than hydrogen ( . . . )

   Night of the Milky Way Railway. Translated by Sarah M. Strong
   4a. Masterworks of Miyazawa Kenji: Poems and Fairy Tales. 2002/08
   4b. Night of the Milky Way Railway. 1991/07
   The quotation is based on 4a.


(E5) Naruse, 1991
Just as Campanella had said, all the rocks on the bank were as clear as crystal. They looked as if they were burning, giving off a cold light.

   成瀬武史=編訳『銀河鉄道の夜』 1991/07


(E6) Bester, 1987, 1996
The pieces of gravel on the riverbed were all transparent, like crystal as Campanella had said, or like topaz, with some marked with flaws and faults, and some of corundum that gave out a pale light like mist from the edges. Giovanni ran down to the water's edge and plunged his hands in the water. The mysterious waters of the Milky Way were more transparent even than hydrogen ( . . . )

   Night Train to the Stars. Translated by John Bester
   6a. Night Train to the Stars. 1996/08
   6b. Night Train to the Stars and Other Stories. 1987/10
   The quotation is based on 6a.


■tomoki y. による、英訳からの重訳
 tomoki y's retranslation of the English translation

(J1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005 >>> tomoki y., 2008
河床の石ころは、みんな透明でした。水晶がありました。トパーズもありました。ひびの入ったのもありました。鋼玉もあって、縁からうっすらと青白い光を放っていました。ジョヴァンニは河岸を走り寄って、両手を水につけました。天の川の水はガラスよりも、もっと透明で(……)

   Varnam-Atkin & Toyozaki=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/09


(J2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008 >>> tomoki y., 2008
河床の小石は、どれも透明でした。水晶もあればトパーズもありました。ごつごつした、角の丸まっていない小石もあれば、翡翠のように、断面から青白い光をかすかに放つ翡翠もありました。ケンジは水際へ走り寄って片手を水にひたしました。その、天の川の不思議な水は、水素よりも、もっと透き通っていました。

   Sigrist & Stroud=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/09


(J3) Pulvers, 1996 >>> tomoki y., 2008
川底の小石はみんな透明で、たぶん水晶かトパーズでした。そのなかには、ひびの入っているものもあれば、断面からうっすらと青白い光を放つ鋼玉もありました。ジョヴァンニは水際へ一目散に走り寄って、片手を水につけました。天の川の不思議な水は、水素よりも、もっと透明で(……)

   Pulvers=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/09


(J4) Strong, 1991, 2002 >>> tomoki y., 2008
川岸に並んでいる小石はすべて半透明でした。そのなかには明らかに、水晶もあればトパーズもありました。襞(ひだ)や渦が複雑な模様を描いているものもあれば、ダイヤモンドのように輝いていて、切子面の接するところが、もやのような青白い光を放っているものもありました。ジョヴァンニは水際に駈け寄って、片手を突っ込みました。天の川の銀色の流れの神秘的な水は、水素よりも透き通っていました。

   Strong=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/09


(J5) 成瀬 1991
カンパネッラが言ったとおり、石はどれも水晶のように透き通っていました。まるで燃えているみたいで、冷たい光を放っていました。

   成瀬武史=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/09


(J6) Bester, 1987, 1996 >>> tomoki y., 2008
河床の砂利はどれも透明で、あるものはカンパネッラが言ったみたいに水晶のよう、またあるものは割れ目や地層の縞模様があってトパーズのよう、さらにあるものは水際から発生する霧みたいに青白い光を放つ鋼玉のようでした。ジョヴァンニは水際に駆け下りて、両手を水に突っ込みました。天の川の神秘的な流れは、水素とくらべてさえも、もっと透き通っていました。

   Bester=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/09


■宮沢賢治による日本語の原文 Miyazawa's original text in Japanese

河原の礫は、みんなすきとほつて、たしかに水晶や黄玉や、またくしやくしやの皺曲をあらはしたのや、また稜から霧のやうな青白い光を出す鋼玉やらでした。ジヨバンニは、走つてその渚に行つて、水に手をひたしました。けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりももつとすきとほつてゐたのです。

   宮沢賢治=著『銀河鐵道の夜』 七 北十字とプリオシン海岸
   岩波文庫版『銀河鉄道の夜
   青空文庫 初登録(=アップロード):2006/09/17


■比較 Comparison

下線はすべて tomoki y. による。

 礫
   The stones
   The pebbles
   the pebbles
   the pebbles
   the rocks
   The pieces of gravel

 河原の
   on the riverbed
   of the riverbed
   on the bed
   along the riverbank
   on the riverbed

 くしやくしやの皺曲をあらはしたのや
   Some had cracks in them
   some were rough, uncut stones
   some of them flawed and folded in on themselves
   Some showed complex patterns of folds and swirls
   with some marked with flaws and faults

 ジヨバンニは、走つてその渚に行つて
   Giovanni ran across the beach
   Kenji ran down to the water's edge
   Giovanni ran straight for the water's edge
   Giovanni ran to the river's edge
   Giovanni ran down to the water's edge

 水に手をひたしました
   put his hands in the water
   dipped his hand in the water
   dipped his hand into the liquid
   plunged in his hand
   plunged his hands in the water

 あやしいその銀河の水
   The water of the Milky Way
   that curious water of the Milky Way River
   The mysterious water of the Milky Way
   The uncanny water of the Milky Way's silver river
   The mysterious waters of the Milky Way

 水素よりももつとすきとほつてゐたのです
   more transparent than glass
   more transparent than hydrogen
   even more clearer than hydrogen
   more transparent than hydrogen
   more transparent even than hydrogen

■英題の異同 Variations of the title translated into English

□□□□□□□□  Milky Way Railroad ―― Sigrist & Stroud, 1996, 2008
□□□□□□ Night Train to the Stars ―― Bester 1987, 1996
□□□  Night of the Milky Way Railway ―― Strong, 1991, 2002
□□□□ Night on the Milky Way Train ―― Pulvers, 1996
□□  The Night of the Milky Way Train ―― Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005

   Cf. Night on the Galactic Railroad ―― The title adopted by Wikipedia
     The amimated film adaptation directed by Gisaburo Sugii is often
     called by this title as well.


■英訳の書誌情報詳細 Complete bibliography on translations into English

A simple, partial list can be found at the link below:
   Main English Translation of Kenji's Works
   (in The World of Kenji Miyazawa website)

(E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
   The Night of the Milky Way Train by Kenji Miyazawa
   Translated and retold by Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki
   Tokyo : IBC Publishing, 2005/08. Publisher details here.
   This book is a retold edition for learners of English.
   Scanned images of this book at Google Book Search

(E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
   Milky Way Railroad by Kenji Miyazawa
   Translated and adapted by Joseph Sigrist & D. M. Stroud
   2a. Milky Way Railroad. ISBN: 1933330406
     Stone Bridge Fiction, Stone Bridge Press, 2008/09
   2b. Milky Way Railroad. ISBN: 1880656264
     Rock Spring Collection of Japanese Literature
     Stone Bridge Press, 1996/06
   The quotation above is based on 2b.

(E3) Pulvers, 1996
   Night on the Milky Way Train by Kenji Miyazawa
   Translated by Roger Pulvers
   Published by Tokyo : Chikuma Shobo, 1996/03

(E4) Strong, 1991, 2002
   4a. Night of the Milky Way Railway
     Translated by Sarah M. Strong
     in Masterworks of Miyazawa Kenji: Poems and Fairy Tales
     Translated by Sarah M. Strong & Karen Colligan-Taylor
     Publisher: International Foundation for the Promotion of
     Languages and Culture (IFLC), Tokyo
     Distributor: Sunmark Publishing Inc., 2002/08
       Table of Contents:
       * Four Poems
       * Night of the Milky Way Railway
       * Goesch the Cellist (a.k.a. Gauch the Cellist)
       * Matasaburo of the Wind
       * The Restaurant of Many Orders
       * The Life of Gusukoh Budori
   4b. Night of the Milky Way Railway by Miyazawa Kenji.
     Translation and guide by Sarah M. Strong.
     Illustration by Bryn Barnard.
     Armonk, N.Y. : M.E. Sharpe Inc., 1991/07
   The quotation above is based on 4a.

(E5) Naruse, 1991
   宮沢賢治=原作 成瀬武史=編訳 Bruce M.Wilkerson=英文校閲
   『銀河鉄道の夜』英訳 日本名作シリーズ1
   日本英語教育協会 1991/07

(E6) Bester, 1987, 1996
   6a. Night Train to the Stars
     by Kenji Miyazawa.
     Translated by John Bester. Kodansha Bilingual books.
     Kodansha International, 1996/08
   6b. Night Train to the Stars and Other Stories
     by Kenji Miyazawa.
     Translated by John Bester ; Sketches by Makoto Obo.
     Kodansha English library. Kodansha International, 1987/10
   The quotation above is based on 6a.


■英訳の書誌情報詳細(日本語による表示)
 Complete bibliography on translations into English (described in Japanese)

(E1) ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
   英題:The Night of the Milky Way Train
   宮沢賢治=著 ステュウット・A.ヴァーナム=アットキン+豊崎洋子=訳
   『銀河鉄道の夜』洋販ラダーシリーズ
   アイビーシーパブリッシング=発行 日本洋書販売=発売 2005/08
   この訳は、英語学習者向けに易しく書き直したもの。詳細は ここ

(E2) ジグリスト(シグリスト?)+ストラウド 1996, 2008
   英題:Milky Way Railroad
   宮沢賢治=作
   J・ジグリスト(シグリスト?)+D・M・ストラウド=訳
   2a. Milky Way Railroad
     Stone Bridge Fiction, Stone Bridge Press, 2008/09
   2b. Milky Way Railroad
     Rock Spring Collection of Japanese Literature
     Stone Bridge Press, 1996/06
   引用は 2b. に拠りました。

(E3) パルバース 1996
   英題:Night on the Milky Way Train
   宮沢賢治=著 ロジャー・パルバース=訳
   『英語で読む銀河鉄道の夜』ちくま文庫 1996/03

(E4) ストロング 1991, 2002
   英題:Night of the Milky Way Railway
   宮沢賢治=著 サラ・ストロング=訳 「銀河鉄道の夜」
   4a. サラ・ストロング+カレン・コリガン=テーラー=訳
    『英文 宮沢賢治傑作選
    発行:国際言語文化振興財団 発売:サンマーク出版 2002/08 所収
      収録作品:
      詩四篇、銀河鉄道の夜、セロ弾きのゴーシュ、風の又三郎、
      注文の多い料理店、グスコーブドリの伝記
   4b. Night of the Milky Way Railway
    作:宮沢賢治 訳・解説:サラ・ストロング 画:ブリン・バーナード
    発行:Armonk, NY : M.E. Sharpe, 1991/07
   引用は 4a. に拠りました。

(E5) 成瀬 1991
   宮沢賢治=原作 成瀬武史=編訳 Bruce M.Wilkerson=英文校閲
   『銀河鉄道の夜』英訳 日本名作シリーズ1
   日本英語教育協会 1991/07
   「英検3級レベルの英語力で読みかつ味わえるように、原作を編集して英訳した」
   リライト版。

(E6) ベスター 1987, 1996
   6a. 英題:Night Train to the Stars
     宮沢賢治=作 ジョン・ベスター=訳
     『銀河鉄道の夜』 講談社バイリンガル・ブックス
     講談社インターナショナル 1996/08
   6b. 英題:Night Train to the Stars and Other Stories
     宮沢賢治=作 ジョン・ベスター=訳 おぼ まこと=画
     『銀河鉄道の夜―宮沢賢治童話集2
     講談社英語文庫 講談社インターナショナル 1987/10
   引用は 6a. に拠りました。


■宮沢賢治による日本語原文の書誌情報
 Bibliography on Kenji Miyazawa's original text in Japanese

(1) 電子テキスト E-texts
   a. 角川文庫版『銀河鉄道の夜』 (新字新かな)E-text at 青空文庫
     入力:幸野素子 校正:土屋隆
     初登録(=アップロード):2005/08/18
   b. 岩波文庫版『銀河鉄道の夜』 (旧字旧仮名)E-text at 青空文庫
     入力:高柳典子 校正:土屋隆
     初登録(=アップロード):2006/09/17
   c. 新潮文庫版『銀河鉄道の夜』 (新字新かな)E-text at 青空文庫
     入力:野口英司、中村隆生 校正:野口英司
     初登録(=アップロード):1997/10/29

(2) 本 Books
   d.新編 銀河鉄道の夜』新潮文庫 1989/06
   e.新修 宮沢賢治全集12』筑摩書房 1980/01
   f.銀河鉄道の夜』角川文庫(改版)1969/07
   g.宮澤賢治全集10』筑摩書房 1967/10
   h.銀河鉄道の夜 他十四篇 童話集』岩波文庫 1951/10(旧字旧仮名)
   i.宮澤賢治全集3』十字屋書店 1939(昭和14)(旧字旧仮名)

(3) 上に引用した日本語原文の底本
 Source of the original Japanese text quoted above
   a. の底本は f.b. の底本は h.c. の底本は d.
   引用は b. に拠りました。


■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese

(Tw1) 李 2003
   《銀河鐵道之夜:日本國寶級作家宮澤賢治百年經典童話》
   作者:宮澤賢治/著 譯者:李毓昭
   出版社:晨星 出版日期:2003/10 ISBN: 9574555070
   Available from:
   * books.com.tw
   * book4u.com.tw

(Tw2) 滕+郭 1991, 2002
   2a.《銀河鐵道之夜――宮澤賢治全集1》
     作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕, 郭美惠譯
     出版社:遊目族 出版日期:2002/02 ISBN:9577454968
     Available from:
     * hkbookcity.com
     * ruten.com.tw
     * cite.com.tw
   2b.《銀河鐵道之夜》
     作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕, 郭美惠譯
     出版社:遊目族文化出版 出版日期:1991/02 ISBN:9577454968
     Available from:
     * intra.tpml.edu.tw

(Tw3) 滕 1998
   《銀河鐵道之夜》
   作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕譯
   出版社:麥田 書系:麥田物語 出版日期:1998/04
   ISBN:957708592X
   Available from:
   * cite.com.tw
   * books.com.tw


■イタリア語訳 Translation into Italian
   Una notte sul treno della Via Lattea e altri racconti
   Editore: Marsilio
   Collana: Letteratura Universale. Mille Gru, 1994/09
   ISBN: 8831760335


■フランス語訳 Translations into French

(F1) Morita, 1991, 1995, etc.
   Train de nuit dans la voie lactée by Kenji Miyazawa
   Translated by Hélène Morita
   1a. Train de nuit dans la voie lactée
     Serpent à plumes; E'dition: Nouvelle édition, 2000/04
   1b. Train de nuit dans la voie lactée
     Collection: Motifs 021. Serpent à plumes, 1995/06
   1c. Train de nuit dans la voie lactée: et autres récits
     Lettres du monde entier. Grands textes. Intertextes, 1991


(F2) Lecoeur, 1989, 1990, etc.
[Text to be inserted later - tomoki y.]

   6. La gare de la Voie lactée
   2a. Le Train de la Voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     Paris: Critérion, 2002/12
   2b. Le Train de la Voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     Paris: Critérion, 1990
       Table of Contents:
       * Préface
       * Avant-propos
       * Le Dieu de la terre et le renard (土神と狐)
       * L'Etoile de l'engoulevent (よだかの星)
       * Les Glands et le chat sauvage (どんぐりと山猫)
       * Le Mois des narcisses (水仙月の四日)
       * L'Homme de la montagne (山男の四月)
       * Gauche et le violoncelliste (セロ弾きのゴーシュ)
       * Le Train de la voie lactée (銀河鉄道の夜)
       * Matasaburo l'enfant du vent (風の又三郎)
       * Opbel et l'éléphant (オッベルと象)
       * Le Restaurant aux nombreuses commandes (注文の多い料理店)
     More details at Shunkin.net
   2c. Dans la voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     ISBN: 2877300242  Philippe Picquier, 1989/01
   The quotation will be based on 2b.


■外部リンク External links

 [ja] 日本語
   * 宮沢賢治 - 青空文庫(日本語電子テキスト・アーカイブ)
   * 宮沢賢治 - Wikipedia (1896-1933)
   * 銀河鉄道の夜 - Wikipedia
   * 宮沢賢治の宇宙
   * 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
     - イーハトーブ館・販売書籍等一覧
     - 宮沢賢治ビブリオグラフィー
     - 宮沢賢治に関するQ&A

 [en] English
   * Kenji Miyazawa - Wikipedia (1896-1933)
   * Night on the Galactic Railroad - Wikipedia
   * The World of Kenji Miyazawa
 
 
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2008/11/25 成瀬武史=編訳 1991/07 を追加しました。
 
 
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Saturday, 08 November 2008

The Condition of the Working Class in England by Friedrich Engels (2) エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』 『英国労働階級の状態』 『イギリスに於ける勞働階級の状態』(2)

■はじめに Introduction

ロンドンにいたころ、いつ通っても必ずホームレスの人を見かけるスポットがあった。テムズ河をまたいで、チャリング・クロスとサウス・バンクとを結ぶ歩行者専用橋のたもと。ウォータールー駅ちかくの地下通路。ソーホー近辺の地下鉄駅の階段や出口のそば、などなど。

「オレよりもカネを持っているオマエに対して、オレは25セント硬貨を要求する権利がある」――みたいな強引さで迫ってくるニューヨークの乞食は、ちょっと怖い。旧世界の物乞いは、こんなに強圧的ではない。「どうか数ペンスを」と道端に座り込んで弱々しい声で訴えるロンドンの乞食は、ほとんど古典的といっていいほど、哀れでみすぼらしい。雨の降る冬の晩、毛布1枚/寝袋1つで身をちぢめていたら、なおさらだ。それに比べたら、京都の鴨川の橋の下に青いシートを張って住居を構えている人たちは、はるかに余裕のある暮らしぶりのように見える。

いまどき「紳士の国イギリス」などという、カビの生えた常套句を聞かされると、アホくさ(!)と思う。トラファルガー広場のすぐそばの表通りで、週末の夜、立小便をしている酔っ払いを見た。というか、歩いていたら、雨でもないのに前の歩道がだんだん濡れていくので、水源を目で追ったら……(サイテー)。たとえて言うなら、東京の日本橋、大阪の北浜、京都の三条京阪、名古屋の栄のような場所ですよ、ここは。

ウィンブルドン――といえば世界中のテニス・ファンは、あのセンター・コートを思い浮かべるだろう。地元民にとっては、あのコートをとりまくロンドン南西部の一帯を指す地名だ。その最寄り駅がウィンブルドン駅。構内の通路で、ウイークデーの朝の出勤どきに、ぶっ倒れている金髪の若い白人女性を見かけた。顔のすぐ横に小間物屋を広げていた。え、小間物屋が分からない? 吐瀉(としゃ)物。嘔吐物。ゲロですよ! orz ゆうべはさぞかし愉快だったのでしょうけど、ちょっと度を過ごしましたね、お嬢さん。みな、目もくれずに通り過ぎる。イギリスは紳士ばかりの国じゃない。はたしてイギリス女性は、淑女ばかりかどうか……。


■エンゲルスと彼の同時代人 Engels and his contemporaries

Left Marx and Engels lego blocks. マルクスとエンゲルスのレゴ。Photo by courtesy of Dunechaser
Right Caricature of Max Stirner (1806-1856) taken from a sketch by Engels. エンゲルスが描いた、ドイツの哲学者マックス・シュティルナー (1806-1856) のスケッチ。シュティルナーの写真や肖像画は残っていない。したがって、エンゲルスの画才のほどは正確には分からない。Image source: Max Stirner - Wikipedia

↓ Click to enlarge ↓

Marx_engels_lego  Stirner02


■エンゲルスの住んでいた家(ロンドン) Engels' house in London

Google Map of Engels' house in London indicated by the blue sign either B or C (I don't know which is correct). He lived here at 122 Regent's Park Road, Primrose Hill, NW1, 1870-1894.

エンゲルスが1870年から死ぬ前年まで住んでいた家。ロンドン北部プリムローズ・ヒルにある。青い印で表示されているBかCの場所(どちらが正しいかは知らない)。マルクスとともに、万国の労働者の団結を呼びかけた偉大な思想家・革命家・社会主義者の住処は、ブルジョワでないとちょっと住めないようなところだった。かなりいいエリア。彼が財政援助をしてやっていたマルクスの家よりも、もちろん上等。


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■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

各报在报道萨雷的验尸官卡特先生1843年11月14日检验四十五岁的安·高尔威的尸体的情形时曾描写过死者的住所。她和丈夫及十九岁的儿子住在伦敦百蒙得锡街白狮子大院3号的一间小屋子里面;里面没有床,没有铺盖,也没有任何家具。死者和她的儿子并排躺在一堆羽毛上(……),因为他们既没有被子,也没有床单。

   恩格斯 《英国工人阶级状况》
   根据亲身观察和可靠材料
   (1845年3月15日)
   E-text at Marx-Engels Archive


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 浜林 2000
サリーの検死官カーター氏が、1843年11月16日に アン・ゴールウェイ という四五歳の女性の死体を検死したときに、新聞はこの死者の住居について以下のように伝えている。彼女はロンドンのバーモンジー・ストリートのホワイト・ライオン・コート三番地に、夫と一九歳の息子とともに小さな一部屋で暮らしていた。そこにはベッドも寝具もなく、それ以外の家具もなかった。彼女は、ひとかたまりの羽毛のうえで息子のかたわらで死んでいた。(……)掛けぶとんもシーツもなかったからである。

   F・エンゲルス=著 浜林正夫(はまばやし・まさお)=訳
   『イギリスにおける労働者階級の状態(上)』(全2冊)
   科学的社会主義の古典選書
   新日本出版社 2000/05
   太字箇所は原文では太字でなく傍点。
   年月日の漢数字表記を算用数字に改めました。

(2) 一條+杉山 1990
サリーの検死官カーター氏が、1843年11月14日に、アン・ゴールウェイという四五歳の婦人の死体を検死した際に、死者の住居にかんして新聞は次のように報じている。彼女はバーモンジー・ストリート、ホワイト・ライオン・コート三番地で、寝台や寝具も、その他にも家具がいっさいない小さな一部屋に、夫と一九歳になる息子といっしょに住んでいた。彼女の死体は息子のかたわらで、ひとかたまりの羽毛の上に横たわっていた。毛布も敷布もなかったので(……)

   エンゲルス=著
   一條和生(いちじょう・かずお)+杉山忠平(すぎやま・ちゅうへい)=訳
   『イギリスにおける労働者階級の状態(上)』(全2冊)大都市
   岩波文庫 1990/02
   年月日の漢数字表記を算用数字に改めました。


(3) 【参考】 選集翻訳委員会 1973 【未収録】
   フリードリヒ・エンゲルス=著
   マルクス=エンゲルス8巻選集翻訳委員会=訳
   「イギリスにおける労働者階級の状態」(抜粋)
   『マルクス=エンゲルス8巻選集1』(全2冊)
   大月書店 1973/10
   上の引用箇所は収録されていません。


(4) 全集刊行委員会 1971
サリーの検死官のカーター氏が、1843年11月16日、アン・ゴールウェイ という四五歳の婦人の死体を検死したとき、新聞はこの死者の住宅について次のように報じている。この婦人は、ロンドンのバーモンジー・ストリートのホワイト・ライオン・コート三番地に、その夫と一九歳になる息子といっしょに小さな一室に住んでいた。その部屋には、寝台や寝具はおろかそのほかの家具さえもなかった。彼女はその息子のかたわらに、ひとかたまりの羽毛のうえで死んでいた。(……)掛けぶとんもシーツもなかったからである。

   フリードリヒ・エンゲルス=著 全集刊行委員会=訳
   「イギリスにおける労働者階級の状態」
   『イギリスにおける労働者階級の状態1』(全2冊) 大都市
   国民文庫34a 大月書店 1971/02
   「凡例」によれば「訳文は、邦訳版全集第二巻の訳文(岡茂男訳、
   土屋保男校閲)にさらに中林賢二郎が推敲をくわえたものである」。
   太字箇所は、原文では太字でなく傍点。
   年月日の漢数字表記を算用数字に改めました。


(5) 武田 1960
   エンゲルス=著 武田隆夫(たけだ・たかお)=訳
   「イギリスにおける労働階級の状態」
   『マルクス・エンゲルス選集2』 新潮社 1960/11 所収


(6) 杉本 1960
サリーの検死官のカーター氏が、1843年11月16日、アン・ゴールウェイ という四五歳の婦人の死体を検死したとき、新聞はこの死者の住宅についてつぎのように報じている。この婦人は、ロンドンのバーモンジー・ストリートのホワイト・ライオン・コート三番地に、その夫と一九歳になる息子といっしょに小さな一室に住んでいた。その部屋には、寝台はおろかそのほかの家具さえもなかった。彼女はその息子のかたわらに、ひとかたまりの羽毛のうえで死んでいた。(……)掛けぶとんもシーツもなかったからである。

   フリードリヒ・エンゲルス=著
   大内兵衛(おおうち・ひょうえ)+細川嘉六(ほそかわ・かろく)=監訳
   杉本俊朗(すぎもと・としろう)=訳
   「イギリスにおける労働者階級の状態」 大都市
   『マルクス=エンゲルス全集2 1844-1846
   大月書店 1960/04 所収
   太字箇所は、原文では太字でなく傍点。
   年月日の漢数字表記を算用数字に改めました。


(7) マルクス-レーニン主義研究所 1955
サリーの檢屍官カーター氏が四十五才の女 アン・ゴールウェイ の屍体について1843年11月16日に檢屍をおこなったさいに、新聞はこの死者の住居についてつぎのようにかたっている。この女はロンドン、バーモンヅィー・ストリート、ホワイト・ライオン・コート三番地に夫と十九才の息子といっしょに小さな一室にすんでいた。その部屋には寢台も敷布もほかの家具もなかった。彼女は息子のわきに、一かたまりの羽根のうえに死んでいた。(……)というのは、かけ蒲團も敷布もなかったからである。

   マルクス-レーニン主義研究所=編
   フリードリヒ・エンゲルス=著
   『イギリスにおける労働者階級の状態』 大都市
   マルクス=エンゲルス選集 補巻2
   大月書店 1955/01 所収
   太字箇所は、原文では太字でなく傍点。
   年月日の漢数字表記を算用数字に改めました。


(8) 竹内 1949
   フリードリツヒ・エンゲルス=著 竹内謙二(たけうち・けんじ)=訳
   『英国労働階級の状態(上)
   慶友社 改訳3版 1949


(9) 河西+東井+荘原 1929
サリ (Surrey) の檢屍官カートナア氏 (Cartner) 氏[ママ]が1843年11月14日にアン・ゴールウエー (Ann Galway) と言ふ四十五歳の婦人の屍體を臨檢した際に、新聞は此死者の住居について次のことを物語つてゐる。此婦人はロンドンのバーモンドヂー・ストリートのホワイト・ライオン・コート三番地に於て夫と十九歳になる息子と共に小さな一室に住んで居つたのであるが、その室には寢所もなければ寢具もなく、尚其他の家具もなかつた。彼女は其息子の傍で一塊の羽毛の上に死んで横はつて居つた(……)と云ふのはそこには何の被物も、夜具もなかつたから。

   エンゲルス=著
   河西太一郎(かさい・たいちろう)+東井金平(とうい・きんぺい)
   +荘原達(しょうばら・とおる)=共譯
   「イギリスに於ける勞働階級の状態」 大都市(1845年)
   『マルクス=エンゲルス全集 3
   改造社 1929/07(昭和4)所収
   年月日の漢数字表記を算用数字に改めました。


(10) 竹内 1926
   エンゲルス=著 竹内謙二=譯
   『英国労働階級の状態
   同人社書店 1926(大正15)
   国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YD5-H-530-256


■スウェーデン語訳 Translation into Swedish

Under den rättsundersökning, som genomfördes den 16 november 1843 av mr Carter, coroner i Surrey, rörande liket av Ann Galway, 45 år gammal, återgav tidningarna följande omständigheter kring den avlidna. Hon hade bott på White Lion Court 3, Bermondsey Street, London, med sin make och en nittonårig son i ett litet rum, i vilket varken säng eller något annat möblemang kunde återfinnas. Hon låg död bredvid sin son på en hög fjädrar, vilka var utspridda över hennes i det närmaste nakna kropp. Både lakan och täcke saknades.

   De stora städerna
   Den arbetande klassens läge i England
   by Friedrich Engels
   E-text at Marx-Engels Archive


■スペイン語訳 Translation into Spanish

En la oportunidad de una descripción practicada por Mr. Carter, coraner de Surrey, sobre la causa de la muerte de Ann Galway, de 45 años de edad, el 16 de noviembre de 1843, los periódicos describieron la vivienda de la difunta en estos términos: ella vivía en el núm. 3 de White Lion Court, Bermondsey Street, Londres, con su marido y su hijo de 19 años, en una pequeña habitación donde no había ni cama, ni sábanas ni mueble alguno. Ella yacía muertañal lado de su hijo sobre un montón de plumas, ( . . . ), pues no había allí ni frazada ni sábanas.

   Prólogo
   La Situación de la clase obrera en Inglaterra
   by F. Engels
   E-text at Marx-Engels Archive


■フランス語訳 Translation into French

A l'occasion d'une inspection mortuaire pratiquée par M. Carter, coroner de Surrey, sur le corps de Ann Galway âgée de quarante-cinq ans, le 16 novembre 1843, les journaux décrivirent le logement de la défunte en ces termes : elle habitait au n° 3, White Lion Court, Beréondsey Street, Londres, avec son mari et son fils âgé de dix-neuf ans, dans une petite chambre, où il n'y avait ni lit, ni draps ni quelque meuble que ceéfût. Elle gisait morte à côté de son fils sur un tas de plumes ( . . . ), car il n'y avait ni couverture, ni draps.

   Les grandes villes
   La situation de la classe laborieuse en Angleterre
   by Friedrich Engels
   E-text at Marx-Engels Archive


■英語版原文 The original text from the English edition

On the occasion of an inquest held Nov. 16th, 1843, by Mr. Carter, coroner for Surrey, upon the body of Ann Galway, aged 45 years, the newspapers related the following particulars concerning the deceased: She had lived at No. 5 White Lion Court, Bermondsey Street, London, with her husband and a nineteen- year-old son in a little room, in which neither a bedstead nor any other furniture was to be seen. She lay dead beside her son upon a heap of feathers ( . . . ), there being neither sheet nor coverlet.

   The Great Towns
   Condition of the Working Class in England
   by Frederick Engels
   Translated from German by Florence Kelley,
   (also known as Mrs. F. Kelley Wischnewetzky)
   Authorized by Engels and published in 1887
   E-text at Marx-Engels Archive


■ドイツ語版原文 The original text from the German edition

Bei Gelegenheit einer Totenschau, die Herr Carter, Coroner für Surrey, über die Leiche der 45jährigen Ann Galway am 14. November 1843 abhielt, erzählen die Journale folgendes von der Wohnung der Verstorbenen: Sie hatte in Nr. 3, White Lion Court, Bermondsey Street, London, mit ihrem Mann und ihrem l9jährigen Sohne in einem kleinen Zimmer gewohnt, worin sich weder Bettstelle oder Bettzeug noch sonstige Möbel befanden ( . . . ), denn es war weder Decke noch Bettuch vorhanden.

   Die großen Städte
   Die Lage der arbeitenden Klasse in England:
   Nach eigner Anschauung und authentischen Quellen (1845)
   by Friedrich Engels
   E-text at Marx-Engels-Werke Band 2, S. 225 - 506.


■外部リンク External links

 [en] English
   * Friedrich Engels - Wikipedia (1820-1895)
   * The Condition of the Working Class in England in 1844 - Wikipedia
   * Marx/Engels Image Library(画像多数、おすすめ)

 [de] Deutsch
   * Die Lage der arbeitenden Klasse in England - Wikipedia

 [ja] 日本語
   * フリードリヒ・エンゲルス - Wikipedia (1820-1895)


■更新履歴 Change log

2009/12/21 中国語訳(簡体字)の訳文を挿入しました。
2008/11/27 浜林正夫=訳 2000/05 を追加しました。


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Friday, 07 November 2008

The Condition of the Working Class in England by Friedrich Engels (1) エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』 『英国労働階級の状態』 『イギリスに於ける勞働階級の状態』(1)

■はじめに Introduction

「下流社会」議論にも、『蟹工船』の、にわかリバイバルにも、あまり興味はありません。「ミドル・クラス」、「中産階級」、「中流社会」などには、すこしだけ興味があります。でも、ミドル・クラスとはそもそも何か? 学生時代から今にいたるまで、不勉強なのでよく知りません。


■マルクスとエンゲルス―上海・ベルリン・ブダペスト
 Marx and Engels in Shanghai, Berlin, and Budapest

Marxengelsstatueshanghaijpg  Marxengelsstatueberlinjpg  Marxengelsstatuebudapestjpg

↑ Click to enlarge ↑

Left The statue of Marx and Engels in Shanghai, China. Photo from AP Photo by Eugene Hoshiko. Image source: Daylife.
Centre The statue of Marx and Engels at the Marx-Engels Forum in Berlin. Image source: Penguin's Berlin Guide.
Right The statue of Marx and Engels in the Statue Park, Budapest. Image source: Karl Marx - Answers.com


■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

Mittelklasse[中等阶级]这个词我常用来表示英文中的 middle-class(或通常所说的 middle-classes),它同法文的 bourgeoisie(资产阶级)一样是表示有产阶级,即和所谓的贵族有所区别的有产阶级,这个阶级在法国和英国是直接地、而在德国是假借“社会舆论”间接地掌握着国家政权。

   恩格斯 《英国工人阶级状况》
   E-text at 乌有之乡 (wyzxsx.com)


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 浜林 2000
(……)私は 中流階級 という言葉を、つねに英語のミドル・クラス(あるいはいつも使われる複数形ミドル・クラシズ)という意味で使ってきた。それはフランス語のブルジョアジーと同じように、有産階級、とくに、いわゆる貴族とは区別された有産階級を意味している――これはフランスとイギリスでは直接に、そしてドイツでは「世論」として間接的に、国家権力を握っている階級である。

   F. エンゲルス=著 浜林正夫(はまばやし・まさお)=訳
   『イギリスにおける労働者階級の状態(上)』(全2冊)
   科学的社会主義の古典選書
   新日本出版社 2000/05
   文中の太字箇所は原文では太字でなく傍点。


(2) 一條+杉山 1990
(……)中産階級ということばを、つねに英語のミドル・クラス middle-class(あるいは、ほとんど通例となっているように、その複数形 middle-classes)の意味でわたしはもちいた。このことばは、フランス語のブルジョアジー bourgeoisie と同様に、有産階級、それもとりわけ、いわゆる貴族とは異なる有産階級――フランスとイギリスでは直接的に、またドイツでは「世論」として間接的に、国家権力をにぎっている階級――を指している。

   エンゲルス=著
   一條和生(いちじょう・かずお)+杉山忠平(すぎやま・ちゅうへい)=訳
   『イギリスにおける労働者階級の状態(上)』(全2冊)
   岩波文庫 1990/02


(3) 全集刊行委員会 1971
  選集翻訳委員会 1973
(……)私は 中間階級 ということばを、いつも英語の middle-class(またはきまっていつも用いられるように middle-classes)の意味に使用した。英語のこのことばは、フランス語のブルジョアジー (bourgeoisie) と同じように、有産階級、とくにいわゆる貴族とは区別された有産階級を意味している――この階級は、フランスやイギリスでは直接に、ドイツでは「世論」のかたちで間接に、国家権力をにぎっている階級なのである。

   フリードリヒ・エンゲルス=著
   「イギリスにおける労働者階級の状態」
   3a. マルクス=エンゲルス8巻選集翻訳委員会=訳
     『マルクス=エンゲルス8巻選集1』(全2冊)
     大月書店 1973/10 所収
   3b. 全集刊行委員会=訳
     『イギリスにおける労働者階級の状態1』(全2冊)
     国民文庫34a 大月書店 1971/02
     「凡例」によれば「訳文は、邦訳版全集第二巻の訳文(岡茂男訳、
     土屋保男校閲)にさらに中林賢二郎が推敲をくわえたものである」。
   3a.3b. は、訳者名の表示が異なりますが、実体は同じです。
   3a.3b. をそのまま使用したもの。太字箇所は、原文では太字でなく傍点。


(4) 武田 1960
   エンゲルス=著 武田隆夫(たけだ・たかお)=訳
   「イギリスにおける労働階級の状態」
   『マルクス・エンゲルス選集2』 新潮社 1960/11 所収


(5) 杉本 1960
(……)私は 中間階級 (Mittelklasse) ということばを、いつも英語の middle-class(またはきまっていつも用いられるように middle-classes)の意味に使用した。英語のこのことばは、フランス語のブルジョアジー (bourgeoisie) と同じように、有産階級、とくにいわゆる貴族とは区別された有産階級を意味している――この階級は、フランスやイギリスでは直接に、ドイツでは「世論」のかたちで間接に、国家権力をにぎっている階級なのである。

   エンゲルス=著
   大内兵衛(おおうち・ひょうえ)+細川嘉六(ほそかわ・かろく)=監訳
   杉本俊朗=訳
   イギリスにおける労働者階級の状態
   『マルクス=エンゲルス全集2 1844-1846
   大月書店 1960/04 所収
   太字箇所は、原文では太字でなく傍点。


(6) マルクス-レーニン主義研究所 1955
(……)私は 中産階級 (Mittelklasse) ということばをいつも、イギリス語の middle-class(あるいは、ほとんどつねにもちいられているように middle-classes)の意味でもちいている。イギリス語ではこのことばは、フランス語の bourgeoisie とおなじように、有産階級、ことに、いわゆる貴族と区別しての有産階級を意味している。――それは、フランスとイギリスとでは直接に、ドイツでは「世論」として間接に、國家權力をにぎっている階級である。

   マルクス-レーニン主義研究所=編
   フリードリヒ・エンゲルス=著
   『イギリスにおける労働者階級の状態
   マルクス=エンゲルス選集 補巻2
   大月書店 1955/01 所収
   太字箇所は、原文では太字でなく傍点。


(7) 竹内 1949
   フリードリツヒ・エンゲルス=著 竹内謙二(たけうち・けんじ)=訳
   『英国労働階級の状態(上)
   慶友社 改訳3版 1949


(8) 河西+東井+荘原 1929
(……)私はミッテルクラッセ (Mittelklasse) なる語を絶えず英語のミッドル・クラス (Middle-class) 或は殆んど常に用ひらるゝところによればミッドル・クラセス (Middle-classes)の意味に使用した。ち此語はフランス語のブルジョアジー (Bourgeoisie) と同じく、有産階級特に所謂貴族階級(アリストクラシー)と區別される有産階級を意味する――ち、フランス及びイギリスにあつては直接に、而してドイツにあつては「輿論」の名に於て間接に國權を掌握する階級のことである。

   エンゲルス=著
   河西太一郎(かさい・たいちろう)+東井金平(とうい・きんぺい)
   +荘原達(しょうばら・とおる)=共譯
   「イギリスに於ける勞働階級の状態」
   『マルクス=エンゲルス全集3
   改造社 1929/07(昭和4)所収


(9) 竹内 1926
   エンゲルス=著 竹内謙二=譯
   『英国労働階級の状態
   同人社書店 1926(大正15)
   国立国会図書館所蔵マイクロフィッシュ YD5-H-530-256


■スウェーデン語訳 Translation into Swedish

( . . . ) Jag har använt ordet Mittelklasse [medelklass] hela tiden i den engelska betydelsen av middle-class (eller middle-classes som det nästan alltid sägs). Liksom det franska ordet bourgeoisi betyder det den ägande klassen, speciellt den ägande klass som är skild från den så kallade aristokratin - den klass, som i Frankrike och England direkt, och i Tyskland, under rollen av "allmänna opinionen" indirekt är i besittning av den politiska makten.

   Förord
   Den arbetande klassens läge i England
   by Friedrich Engels
   E-text at Marx-Engels Archive


■スペイン語訳 Translation into Spanish

( . . . ) he utilizado constantemente la expresión clase media en el sentido del inglés middle class (o bien como se dice casi siempre, middle classes); esta expresión designa, como la palabra francesa burguesía, la clase poseedora y muy particularmente la clase poseedora distinta de la llamada aristocracia clase que en -Francia y en Inglaterra detenta el poder político directamente y en Alemania indirectamente bajo el manto de la "opinión pública".

   Prólogo
   La Situación de la clase obrera en Inglaterra
   by F. Engels
   E-text at Marx-Engels Archive


■フランス語訳 Translation into French

( . . . ) j'ai utilisé constamment le mot « classe moyenne » au sens de l'anglais « middle-class » (ou bien comme on dit presque toujours : middle-classes); cette expression désigne, comme le mot français bourgeoisie, la classe possédante et tout particulièrement la classe possédante distincte de la soi-disant aristocratie - classe qui en France et en Angleterre détient le pouvoir politique directement et en Allemagne indirectement sous le couvert de l' « opinion publique ».

   Préface
   La situation de la classe laborieuse en Angleterre
   by Friedrich Engels
   E-text at Marx-Engels Archive


■英語版原文 The original text from the English edition

( . . . ) I have used the word Mittelklasse all along in the sense of the English word middle-class (or middle-classes, as is said almost always). Like the French word bourgeoisie it means the possessing class, specifically that possessing class which is differentiated from the so-called aristocracy -- the class which in France and England is directly and in Germany, figuring as "public opinion", indirectly in possession of political power.

   Preface
   Condition of the Working Class in England
   by Frederick Engels
   Translated from German by Florence Kelley,
   (also known as Mrs. F. Kelley Wischnewetzky)
   Authorized by Engels and published in 1887
   E-text at Marx-Engels Archive


■ドイツ語版原文 The original text from the German edition

( . . . ) ich das Wort Mittelklasse fortwährend im Sinne des englischen middle-class (oder wie fast immer gesagt wird: middle-classes) gebraucht habe, wo es gleich dem französischen bourgeoisie die besitzende Klasse, speziell die von der sogenannten Aristokratie unterschiedene besitzende Klasse bedeutet - die Klasse, welche in Frankreich und England direkt und in Deutschland als "öffentliche Meinung" indirekt im Besitze der Staatsmacht ist.

   Vorwort
   Die Lage der arbeitenden Klasse in England:
   Nach eigner Anschauung und authentischen Quellen (1845)
   by Friedrich Engels
   E-text at Marx-Engels-Werke Band 2, S. 225 - 506.


■tomoki y. によるコメント Comments by tomoki y.

新潮社から『マルクス・エンゲルス選集』というようなタイトルの本が出ていたとは、今回初めて知りました。いまの新潮社のイメージからは、ちょっと想像がつきません。1960年というのは、まだそういう時代だったのですね。「労働者階級」のことを、むかしは「労働階級」とも呼んでいた――これも、今まで知りませんでした。

「中産階級」「中間階級」「中流階級(あるいは中流階層)」。それぞれどうちがうのか? いまだによく分かりません。(苦笑)


■外部リンク External links

 [ja] 日本語
   * フリードリヒ・エンゲルス - Wikipedia (1820-1895)
   * 中産階級 - Wikipedia
   * 中流階級 - Wikipedia
   * 新中間層 - Wikipedia
   * 階級 - Wikipedia
   * 社会階層 - Wikipedia

 [en] English
   * Friedrich Engels - Wikipedia (1820-1895)
   * The Condition of the Working Class in England in 1844 - Wikipedia
   * Middle class - Wikipedia
   * Social class - Wikipedia
   * Social stratification - Wikipedia

 [de] Deutsch
   * Die Lage der arbeitenden Klasse in England - Wikipedia


■更新履歴 Change log

2010/01/05 中国語訳(簡体字)の訳文を挿入しました。
2008/11/26 浜林正夫=訳 2000/05 を追加しました。

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Sunday, 02 November 2008

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 (2) Night of the Milky Way Railway / Milky Way Railroad / Night Train to the Stars / Night on the Milky Way Train, by Kenji Miyazawa (2)

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
  Video   NHK 宮沢賢治 映像童話集 『銀河鉄道の夜』
 Images  DVDのジャケット DVD covers
■英訳 Translations into English
  (E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
  (E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
  (E3) Pulvers, 1996
  (E4) Strong, 1991. 2002
  (E5) Naruse, 1991
  (E6) Bester, 1987, 1996
■tomoki y. による、英訳からの重訳 tomoki y's retranslation of the English translation
  (J1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005 » tomoki y., 2008
  (J2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008 » tomoki y., 2008
  (J3) Pulvers, 1996 » tomoki y., 2008
  (J4) Strong, 1991, 2002 » tomoki y., 2008
  (J5) 成瀬 1991 » tomoki y., 2008
  (J6) Bester, 1987, 1996 » tomoki y., 2008
■宮沢賢治による日本語の原文 Miyazawa's original text in Japanese
■比較 Comparison
  (1) 「輕便鐵道」=狭軌鉄道?
  (2) A night train=夜の列車=夜汽車=夜行列車?
  (3) 「ごとごとごとごと」
■ジヨバンニ→ケンジ、カムパネルラ→ミノル 固有名詞の「翻訳」
  (1) 人名の「翻訳」
  (2) クリエイティブな翻案
  (3) 創造的翻案/意訳(?)の例
  (4) 文化の「翻訳」
■英題の異同 Variations of the title translated into English
■英訳の書誌情報詳細 Complete bibliography on English translations
  (E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
  (E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
  (E3) Pulvers, 1996
  (E4) Strong, 1991, 2002
  (E5) 成瀬 1991
  (E6) Bester, 1987, 1996
■英訳の書誌情報詳細(日本語による表示) Bibliography on English translations (described in Japanese)
  (E1) ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
  (E2) ジグリスト(シグリスト?)+ストラウド 1996, 2008
  (E3) パルバース 1996
  (E4) ストロング 1991, 2002
  (E5) 成瀬 1991
  (E6) ベスター 1987, 1996
■宮沢賢治による日本語原文の書誌情報 Bibliography on Kenji Miyazawa's original text in Japanese
  (1) 電子テキスト E-texts
  (2) 本 Books
  (3) 上に引用した日本語原文の底本、および稿本の違いなど Source of quotations; Difference of editions
■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese
  (Tw1) 李 2003
  (Tw2) 滕+郭 1991, 2002
  (Tw3) 滕 1998
■イタリア語訳 Translation into Italian
■フランス語訳 Translations into French
  (F1) Morita, 1991, 1995, etc.
  (F2) Lecoeur, 1989, 1990, etc.
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log

■はじめに Introduction

日本語原文→英訳→日本語訳の「重訳」あそび。第4回は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』その2。


  Video  
宮沢賢治 映像童話集 『銀河鉄道の夜』 前編 (後編はここ) 

80年後のKENJI ~宮沢賢治21世紀映像童話集~ NHK-BSプレミアム オリジナル放送: 2013年3月6日 第五回 「銀河鉄道の夜」(前編)、第六回 「銀河鉄道の夜」(後編) 実写&CG合成: 望月一扶 出演: 太賀、染谷将太ほか Uploaded to YouTube by yoshiyuki sumiregusa on 30 Jun 2013.


 Images 
DVDのジャケット DVD covers
a. B000kqgn28new b. B000pmlaacnew c. Waga_kokoro_no_dvdnew_10

↑ クリックして拡大 Click to enlarge ↑

■英訳 Translations into English

(E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
Giovanni found himself sitting in the car of a little night train. He was looking out of the window. The car was almost empty. It was lit by small yellow lights ( . . . )

   The Night of the Milky Way Train
   Translated and retold by Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki, 2005/08


(E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
Then, looking intently around, Kenji discovered he was in a small railroad coach which was clickety-clacking along a narrow track. He was, in fact, riding the night train on a narrow-gauge line in a small, yellow, brightly lit coach, and he was looking out the window.

   Milky Way Railroad
   Translated and adapted by Joseph Sigrist & D. M. Stroud
   2a. Milky Way Railroad. 2008/09
   2b. Milky Way Railroad. 1996/06
   The quotation is based on 2b.


(E3) Pulvers, 1996
By the time he came to, he had, for sometime now, been chugging along on the little train. It was really him on the nighttime narrow-gauge railroad, gazing out the window of a wagon with its little row of yellow lights.

   Night on the Milky Way Train
   Translated by Roger Pulvers. 1996/03


(E4) Strong, 1991. 2002
Looking around him, Giovanni found that the noisy little train he had been riding on for some time now was continuing on its way. In fact, Giovanni was seated, looking out the window of a narrow-gauge railway car. It was night and the carriage was lit by a row of small yellow lights.

   Night of the Milky Way Railway. Translated by Sarah M. Strong
   4a. Masterworks of Miyazawa Kenji: Poems and Fairy Tales. 2002/08
   4b. Night of the Milky Way Railway. 1991/07
   The quotation is based on 4a.


(E5) Naruse, 1991
Before he knew it, Giovanni found himself on a small train. He was seated in a moving train, and looking out of the window as the night scenes passed away before him brightened by yellow light.

   成瀬武史=編訳『銀河鉄道の夜』 1991/07


(E6) Bester, 1987, 1996
When he recovered, the little train that he was riding in had been clattering along the tracks for some time. Yes, he was sitting in the carriage, with its rows of small yellow lights, of a little narrow-gauge night train, looking out of the window..

   Night Train to the Stars. Translated by John Bester
   5a. Night Train to the Stars. 1996/08
   5b. Night Train to the Stars and Other Stories. 1987/10
   The quotation is based on 5b.


■tomoki y. による、英訳からの重訳
 tomoki y's retranslation of the English translation

(J1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005 » tomoki y., 2008
ジョヴァンニは、気がつくと、小さな夜行列車の車内に座っていました。彼は窓の外を見ていました。車両はガラガラでした。小さな黄色い灯りで照らされていて(……)

   Varnam-Atkin & Toyozaki=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/02


(J2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008 » tomoki y., 2008
さて、じっとまわりを見まわして、ケンジは気がつきました――自分が小さな鉄道の客車の中にいて、列車は幅の狭い線路をゴトンゴトンと走っていることに。事実、ケンジは狭軌の路線を走る夜行列車に乗っていたのでした。小さな黄色い灯りが客車を明るく照らしていて、彼は窓の外を見ていたのです。

   Sigrist & Stroud=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/02


(J3) Pulvers, 1996 » tomoki y., 2008
気がつくと、彼は小さな列車に乗って、それまでかなりの時間、カタカタ走り続けていたのでした。たしかに彼は夜の狭軌鉄道の列車に乗って、客車の窓からじっと外を見ていました。小さな黄色い灯りが並んで車内を照らしていました。

   Pulvers=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/02


(J4) Strong, 1991, 2002 » tomoki y., 2008
見わたすと、ジョヴァンニは、だいぶまえから自分の乗っている騒々しい小さな列車が、まだ走り続けているのに気がつきました。実際、ジョヴァンニは座席にすわって、狭軌鉄道の列車の窓から外を見ていたのです。外は夜で、客車は小さな黄色い灯りの列によって照らされていました。

   Strong=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/02


(J5) 成瀬 1991 » tomoki y., 2008
いつの間にか、ジョヴァンニは自分が小さな列車に乗っていることに気がつきました。彼は走っている列車の座席にすわって、窓の外を見ていました。夜の景色が黄色い灯りに照らされて目の前を通り過ぎるのを見つめていたのでした。

   成瀬武史=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/02


(J6) Bester, 1987, 1996 » tomoki y., 2008
正気にかえったときには、彼の乗っていた、その小さな列車は、もうかなりの時間、がたがた走り続けていました。そう、彼は客車に座っていたのです。小さな黄色い灯りが並んで照らし出している、狭軌の小さな夜行列車に乗って、窓から外を見ていたのです。

   Bester=訳(和英) Tomoki Yamabayashi=重訳(英和)
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/11/02


■宮沢賢治による日本語の原文 Miyazawa's original text in Japanese

氣がついてみると、さつきから、ごとごとごとごと、ジヨバンニの乘つてゐる小さな列車が走りつづけてゐたのでした。ほんたうにジヨバンニは、夜の輕便鐵道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら坐つてゐたのです。

   宮沢賢治=著『銀河鐵道の夜』 六 銀河ステーシヨン
   岩波文庫版『銀河鉄道の夜
   青空文庫 初登録(=アップロード):2006/09/17


■比較 Comparison

(1) 「輕便鐵道」=狭軌鉄道?

   けいべんてつどう 【軽便鉄道】
   * 一般の鉄道より簡便な規格で建設された鉄道。
             『広辞苑』 第五版 1998
   * 幅の狭い軌道上に小型の機関車・車両を走らせる鉄道。
             『新明解国語辞典』 第六版 2005

鉄道には詳しくありません。「輕便鐵道」というコトバを聞くと、素人のわたしは、地方ののどかな路線を思い浮かべます。鉄道マニアのかたに、教えていただきたい。「輕便」の定義とは何ですか? それは、はたして広軌と狭軌のちがい、つまりレールとレールの間の幅(=ゲージ)だけで決まるものなのでしょうか? 上の英訳者たちは皆、そう理解して訳しているようですが。

「軽」という字に注目して、ライト・レールウェイのことかな、と考えると、大都市のいわゆる新交通システムを連想してしまいます。神戸のポートライナー、大阪のニュートラム、東京のゆりかもめ、ロンドンのドックランズ・ライト・レイルウェイ (DLR)、サンフランシスコのBART、などなど。どれも賢治の「輕便鐵道」のイメージからは、ほど遠いですね。(苦笑)

(2) A night train=夜の列車=夜汽車=夜行列車?
原文は「夜の輕便鐵道の(……)車室」。A night train と訳した場合、それは、
   * 夜の列車
   * 夜汽車
   * 夜行列車
のうち、どれを意味するのか? それぞれ少しずつ意味はちがうように思うのですが。鉄道マニアのかた、「夜行」には明快な定義はあるのでしょうか?


(3) 「ごとごとごとごと」
「ごとごとごとごと、(……)列車が走りつづけてゐたのでした」。
オノマトペ(擬音語/擬声語)というのは、英和にせよ和英にせよ、概して訳しにくいものです。上の訳者たちも、それぞれ苦心しています。
   * was clickety-clacking
   * had ( . . . ) been chugging
   * the noisy little train (下線は tomoki y.)
   * had been clattering


■ジヨバンニ→ケンジ、カムパネルラ→ミノル 固有名詞の「翻訳」

(1) 人名の「翻訳」
 上記 (E2) と (J2) でご覧のとおり、Sigrist & Stroud=訳 1996, 2008 では、登場人物の名前が、わざわざ変更してあります。ジヨバンニは Kenji に、(上には出てきませんが)カムパネルラは Minoru へと。
 序文で訳者ストラウド氏は、おおむね次のように言います。「キャラクターは日本人。状況設定は日本。なのに、名前はヨーロッパ風(イタリア風)」という原文の引き起こす混乱を、この修正によって防ぐことができると信じるものである」
 はたして、ストラウド氏は親切か? おせっかいか? わたしには分かりません。この訳書のおもな読者と想定されるアメリカ人たちが決めることでしょう。


(2) クリエイティブな翻案
 欧米の一部の国では、かなり教養のある人でも、「字幕のついた映画を見るのは苦手」と平気で言う人が珍しくありません。いわゆる外国語アレルギーですね。
 たとえ外国語アレルギーでなくとも、異文化摂取の、とくに初期段階では、予備知識のない読者や観客のために、原作を換骨奪胎することは、よくありますね。つまり、翻訳ではなく、翻案にあたる例です。これは、一概に悪いとは言えません。むしろ大胆な翻案は、忠実な翻訳より、クリエイティブで深い洞察にもとづく営みであることも多い。


(3) 創造的翻案/意訳(?)の例
 日本では、明治の翻訳文学の黎明期に、よく翻案が行なわれましたね。シェイクスピアの『ヴェニスの商人』が、翻案歌舞伎『何桜彼桜銭世中(さくらどきぜにのよのなか)』になるなど。
 時代が下って昭和になっても、たとえば、カレル・チャペックの作品『長い長いお医者さんの話』が岩波少年文庫から中野好夫訳で出たとき、初版は英訳本からの重訳だったので、英訳版でなされた言い換えが、そのまま邦訳にも反映されていました。つまり、チェコの人名や地名の多くが、イギリスの類似の固有名詞に置き換えてあったのです。
   ハラブルトくん → ライトフットくん
   ホラスくん → キッチンくん
   プラハ → ロンドン  などなど。
これは「翻案」というべきか、広義の「意訳」というべきか、知りませんが。のちに中野氏訳の改版が出たとき、チェコ語の原書に忠実な訳語に修正されました。


(4) 文化の「翻訳」
 コトバの問題からは、それますが、「異文化の翻訳」ともいうべき日本アニメの海外への伝播/移植に関連して。このまえ見たNHKスペシャル『日本とアメリカ 第2回 日本アニメ vs ハリウッド』によると、現在 Imagi が製作中のハリウッド版フルCGアニメ 『鉄腕アトム / Astro Boy (2009)』では、主人公アトムの年齢設定を改変して、原作よりも年長にするそうです。製作者によると、手塚治虫のアトムはアメリカ市場向けには幼すぎる。アメリカの子供は、自分たちより少し年上の主人公を好むから、だそうです。


■英題の異同 Variations of the title translated into English

Milky Way Railroad  …………………… Sigrist & Stroud, 1996, 2008
Night Train to the Stars ……………… Bester 1987, 1996
Night of the Milky Way Railway  ……… Strong, 1991, 2002
Night on the Milky Way Train ………… Pulvers, 1996
The Night of the Milky Way Train  …… Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005

See also:
Night on the Galactic Railroad  ……… The title adopted by Wikipedia
The amimated film adaptation directed by Gisaburo Sugii is often called by this title as well.


■英訳の書誌情報詳細 Complete bibliography on translations into English

A simple, incomplete list can be found at Main English Translation of Kenji's Works (in The World of Kenji Miyazawa website)

(E1) Varnam-Atkin & Toyozaki, 2005
   The Night of the Milky Way Train by Kenji Miyazawa
   Translated and retold by Stuart Varnam-Atkin & Yoko Toyozaki
   Tokyo : IBC Publishing, 2005/08. Publisher details here.
   This book is a retold edition for learners of English.
   Preview at Google Book Search

(E2) Sigrist & Stroud, 1996, 2008
   Milky Way Railroad by Kenji Miyazawa
   Translated and adapted by Joseph Sigrist & D. M. Stroud
   2a. Milky Way Railroad. ISBN: 1933330406
     Stone Bridge Fiction, Stone Bridge Press, 2008/09
   2b. Milky Way Railroad. ISBN: 1880656264
     Rock Spring Collection of Japanese Literature
     Stone Bridge Press, 1996/06
   The quotation above is based on 2b.

(E3) Pulvers, 1996
   Night on the Milky Way Train by Kenji Miyazawa
   Translated by Roger Pulvers
   Published by Tokyo : Chikuma Shobo, 1996/03

(E4) Strong, 1991, 2002
   4a. Night of the Milky Way Railway
     Translated by Sarah M. Strong
     in Masterworks of Miyazawa Kenji: Poems and Fairy Tales
     Translated by Sarah M. Strong & Karen Colligan-Taylor
     Publisher: International Foundation for the Promotion of
     Languages and Culture (IFLC), Tokyo
     Distributor: Sunmark Publishing Inc., 2002/08
       Table of Contents:
       * Four Poems
       * Night of the Milky Way Railway
       * Goesch the Cellist (a.k.a. Gauch the Cellist)
       * Matasaburo of the Wind
       * The Restaurant of Many Orders
       * The Life of Gusukoh Budori
   4b. Night of the Milky Way Railway by Miyazawa Kenji.
     Translation and guide by Sarah M. Strong.
     Illustration by Bryn Barnard.
     Armonk, N.Y. : M.E. Sharpe Inc., 1991/07
   The quotation above is based on 4a.

(E5) 成瀬 1991
   宮沢賢治=原作 成瀬武史=編訳 Bruce M. Wilkerson=英文校閲
   『銀河鉄道の夜』英訳 日本名作シリーズ1
   日本英語教育協会 1991/07
   「英検3級レベルの英語力で読みかつ味わえるように、原作を編集して英訳した」
   リライト版。

(E6) Bester, 1987, 1996
   6a. Night Train to the Stars by Kenji Miyazawa.
     Translated by John Bester. Kodansha Bilingual books.
     Kodansha International, 1996/08
   6b. Night Train to the Stars and Other Stories by Kenji Miyazawa.
     Translated by John Bester ; Sketches by Makoto Obo.
     Kodansha English library. Kodansha International, 1987/10
   The quotation above is based on 6a.


■英訳の書誌情報詳細(日本語による表示)
 Complete bibliography on translations into English (described in Japanese)

完全(=網羅的)ではありませんが簡潔で見やすいリストならば 「宮沢賢治の宇宙」|Main English Translation of Kenji's Works にあります。

(E1) ヴァーナム=アットキン+豊崎 2005
   英題:The Night of the Milky Way Train
   宮沢賢治=著 ステュウット・A.ヴァーナム=アットキン+豊崎洋子=訳
   『銀河鉄道の夜』洋販ラダーシリーズ
   アイビーシーパブリッシング=発行 日本洋書販売=発売 2005/08
   この訳は、英語学習者向けに易しく書き直したもの。詳細は ここ

(E2) ジグリスト(シグリスト?)+ストラウド 1996, 2008
   英題:Milky Way Railroad
   宮沢賢治=作
   J・ジグリスト(シグリスト?)+D・M・ストラウド=訳
   2a. Milky Way Railroad
     Stone Bridge Fiction, Stone Bridge Press, 2008/09
   2b. Milky Way Railroad
     Rock Spring Collection of Japanese Literature
     Stone Bridge Press, 1996/06
   引用は 2b. に拠りました。

(E3) パルバース 1996
   英題:Night on the Milky Way Train
   宮沢賢治=著 ロジャー・パルバース=訳
   『英語で読む銀河鉄道の夜』ちくま文庫 1996/03

(E4) ストロング 1991, 2002
   英題:Night of the Milky Way Railway
   宮沢賢治=著 サラ・ストロング=訳 「銀河鉄道の夜」
   4a. サラ・ストロング+カレン・コリガン=テーラー=訳
     『英文 宮沢賢治傑作選
     発行:国際言語文化振興財団 発売:サンマーク出版 2002/08 所収
      収録作品:
      詩四篇、銀河鉄道の夜、セロ弾きのゴーシュ、風の又三郎、
      注文の多い料理店、グスコーブドリの伝記
   4b. Night of the Milky Way Railway
     作:宮沢賢治 訳・解説:サラ・ストロング 画:ブリン・バーナード
     発行:Armonk, NY : M.E. Sharpe, 1991/07
   引用は 4a. に拠りました。

(E5) 成瀬 1991
   宮沢賢治=原作 成瀬武史=編訳 Bruce M.Wilkerson=英文校閲
   『銀河鉄道の夜』英訳 日本名作シリーズ1
   日本英語教育協会 1991/07

(E6) ベスター 1987, 1996
   6a. 英題:Night Train to the Stars
     宮沢賢治=作 ジョン・ベスター=訳
     『銀河鉄道の夜』 講談社バイリンガル・ブックス
     講談社インターナショナル 1996/08
   6b. 英題:Night Train to the Stars and Other Stories
     宮沢賢治=作 ジョン・ベスター=訳 おぼ まこと=画
     『銀河鉄道の夜―宮沢賢治童話集2
     講談社英語文庫 講談社インターナショナル 1987/10
   引用は 6a. に拠りました。


■宮沢賢治による日本語原文の書誌情報
 Bibliography on Kenji Miyazawa's original text in Japanese

  1. 電子テキスト E-texts
    • 角川文庫版 銀河鉄道の夜 (新字新かな) E-text at 青空文庫 アップロード: 2005/08/18 底本は下の 2-d。
    • 岩波文庫版 銀河鉄道の夜 (旧字旧仮名) E-text at 青空文庫 アップロード: 2006/09/17 底本は下の 2-f。
    • 新潮文庫版 銀河鉄道の夜 (新字新かな) E-text at 青空文庫 アップロード: 1997/10/29 底本は下の 2-b。
  2. 紙の本 Printed books
  3. 底本や稿本の違い Difference of sources and editions
    • 初刊は 2-h。
    • 現時点でもっとも信頼できるテキストは 2-a らしいです。「4次稿」あるいは「最終形」と呼ばれる版です。わたしはまだ、現物を確かめていません。
    • 上の引用は、とりあえず 1-b 青空文庫(岩波文庫版)に拠りました。

■中國語譯(繁體字)Translations into traditional Chinese

(Tw1) 李 2003
   《銀河鐵道之夜:日本國寶級作家宮澤賢治百年經典童話》
   作者:宮澤賢治/著 譯者:李毓昭
   出版社:晨星 出版日期:2003/10 ISBN: 9574555070
   Available from books.com.tw

(Tw2) 滕+郭 1991, 2002
   2a.《銀河鐵道之夜――宮澤賢治全集1》
     作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕, 郭美惠譯
     出版社:遊目族 出版日期:2002/02 ISBN:9577454968
     Available from: hkbookcity.com ruten.com.tw

   2b.《銀河鐵道之夜》
     作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕, 郭美惠譯
     出版社:遊目族文化出版 出版日期:1991/02 ISBN:9577454968
     Available from intra.tpml.edu.tw

(Tw3) 滕 1998
   《銀河鐵道之夜》
   作者:宮澤賢治著 ; 滕若榕譯
   出版社:麥田 書系:麥田物語 出版日期:1998/04
   ISBN:957708592X
   Available from: cite.com.tw books.com.tw


■イタリア語訳 Translation into Italian
   Una notte sul treno della Via Lattea e altri racconti
   Editore: Marsilio
   Collana: Letteratura Universale. Mille Gru, 1994/09
   ISBN: 8831760335


■フランス語訳 Translations into French

(F1) Morita, 1991, 1995, etc.
   Train de nuit dans la voie lactée by Kenji Miyazawa
   Translated by Hélène Morita
   1a. Train de nuit dans la voie lactée
     Serpent à plumes; E'dition: Nouvelle édition, 2000/04
   1b. Train de nuit dans la voie lactée
     Collection: Motifs 021. Serpent à plumes, 1995/06
   1c. Train de nuit dans la voie lactée: et autres récits
     Lettres du monde entier. Grands textes. Intertextes, 1991


(F2) Lecoeur, 1989, 1990, etc.
  Quand il repris ses esprits, il se trouvait dans un petit train qui roulait déjà depuis un moment, tchou, tchou, tchou, tchou, Giovanni était assis dans un wagon éclairé d'une rangée de minuscules lampes jaunes; il regarda par la fenêtre.

   6. La gare de la Voie lactée
   2a. Le Train de la Voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     Paris: Critérion, 2002/12
   2b. Le Train de la Voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     Paris: Critérion, 1990
       Table of Contents:
       * Préface
       * Avant-propos
       * Le Dieu de la terre et le renard (土神と狐)
       * L'Etoile de l'engoulevent (よだかの星)
       * Les Glands et le chat sauvage (どんぐりと山猫)
       * Le Mois des narcisses (水仙月の四日)
       * L'Homme de la montagne (山男の四月)
       * Gauche et le violoncelliste (セロ弾きのゴーシュ)
       * Le Train de la voie lactée (銀河鉄道の夜)
       * Matasaburo l'enfant du vent (風の又三郎)
       * Opbel et l'éléphant (オッベルと象)
       * Le Restaurant aux nombreuses commandes (注文の多い料理店)
     More details at WebOPAC 名古屋大学
   2c. Dans la voie lactée by Kenji Miyazawa
     Translated by Françoise Lecoeur
     ISBN: 2877300242  Philippe Picquier, 1989/01
   The quotation is based on 2b.


■外部リンク External links

 
 
■更新履歴 Change log

  • 2013/09/27 NHK-BS 宮沢賢治21世紀映像童話集 「銀河鉄道の夜」の YouTube 動画を追加しました。
  • 2008/11/24 成瀬武史=編訳 1991/07 を追加しました。

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