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November 2010

Monday, 29 November 2010

The King of the Cats by Stephen Vincent Benét スティーブン・ヴィンセント・ベネー / スティーヴン・ヴィンセント・ベネー / スティーヴン・V・ベネット / S・V・ベネ 「猫の王様」「猫の王さま」「猫の王」

■はじめに Introduction

ムッシュー・ティボルト(ティボー)は名指揮者。ヨーロッパ随一との呼び声も高い。客演指揮者として近々ニューヨークにも来演する。

ヒマとお金のある上流のご婦人がたにとっては絶好のチャンス到来だ——見栄の張り合いをするための。マダムたちは競って、このセレブなムッシューをディナーに招こうとしている。

ところが、マエストロの指揮ぶりには、ひとつ妙なところがある。なんと彼は〝しっぽ〟でタクトを振ってオーケストラを指揮するのだ……。

英語圏でも日本でも、たびたび猫本にとりあげられている人気短篇。なぜかホラー物アンソロジーにも、よく収録される。だが、読んでみるとちっとも恐くない。むしろ、ニューヨークの社交界を風刺しているようにも見える。結末は謎めいている。粋でユーモラスでミステリアスな一篇。下に引用するのは、その冒頭部分。


■表紙画像コレクション Cover photo collection

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ja Ja_1999_neko_no_kage ja Ja_1998_neko_monogatari ja Ja_1995_okiniiri_no_neko_monogatari

ja Ja_yanase_naoki_neko_hyakuwa pl Pl_nadrzekamibabilonu en En_2009_american_fantastic_tales

en En_1996_cat_tales_amory_upward en En_1974_beware_of_the_cat en En_1942_selected_works_of_stephen_v


■言語と書誌情報 Linguistic and bibliographic information

[ja] 日本語
タイトル: 猫の影 (恐怖と怪奇名作集6)
著者: ロバート・ブロック、ブラム・ストーカー、スティーブン・ヴィンセント・ベネー、マイケル・ジョーゼフ(著) 矢野浩三郎(訳) 大久保浩(絵)
単行本
出版社: 岩崎書店
出版年: 1999-04
ISBN-10 : 4265032567
ISBN-13 : 9784265032563


[ja] 日本語
タイトル: 猫物語
著者: 富士川義之(編訳) アントーニイ・ボゴレーリスキイ、アントン・チェーホフ、テーオドール・シュトルム、ドロシー・L・セイヤーズ、スティーヴン・ヴィンセント・ベネ、ヒレア・ベロック、アーサー・ワイゴール、エリナー・ファージョン、シドニー=ガブリエル・コレット、シドニー=ガブリエル・コレット、カレル・チャペック、レスリー・P・ハートリー、イターロ・カルヴィーノ(著)
単行本
出版社: 白水社
出版年: 1998-11-10
ISBN-10 : 456004662X
ISBN-13 : 9784560046623


[ja] 日本語
タイトル: お気に入りの猫物語—世界の猫文学10選
著者: クリーヴランド・エイモリー(編・序文) ロビン アップワード(写真) ルーイス・キャロル、ローズ・ファイルマン、マーガリート・スティーン、サキ、コレット、シャルル・ペロー、エミール・ゾラ、アントン・チェーホフ、スティーヴン・ヴィンセント・ベネー、マーク・トウェイン(著) 青木榮一(訳)
単行本
出版社: ディーエイチシー (DHC)
出版年: 1995-12-12
ISBN-10 : 4887240481
ISBN-13 : 9784887240483
Image source: 古本屋 HoneyBeeBrand(みつばち印)


[ja] 日本語
タイトル: 猫百話(ちくま文庫)
著者: 柳瀬尚紀=編
文庫
出版社: 筑摩書房
出版年: 1988-10-25
ISBN-10 : 4480022708
ISBN-13 : 9784480022707


[pl] ポーランド語
タイトル: Nad rzekami Babilonu (By the Waters of Babylon)
著者: Stephen Vincent Benét 
ペーパーバック
出版社: Iskry
出版年: 1988
ISBN-10 : 8320710189
ISBN-13 :
More info at Świstak.pl


[fr] フランス語 [No cover photo]
タイトル: Le Roi des chats
著者: Stephen Vincent Benét (Auteur), Pierre Javet (Traducteur)  
ペーパーバック
出版社: Paris : Julliard
出版年: 1947
ISBN-10 :
ISBN-13 :


[en] 英語
タイトル: American Fantastic Tales: Terror and the Uncanny from Poe to the Pulps
著者: Peter Straub (Editor) Charles Brockden Brown, Washington Irving, Edgar Allan Poe, Nathaniel Hawthorne, Herman Melville, Fitz-James O’Brien, Bret Harte, Harriet Prescott Spofford, W. C. Morrow, Sarah Orne Jewett, Charlotte Perkins Gilman, Stephen Crane, Kate Chopin, John Kendrick Bangs, Robert W. Chambers, Ralph Adams Cram, Madeline Yale Wynne, Gertrude Atherton, Emma Francis Dawson, Mary Wilkins Freeman, Frank Norris, Lafcadio Hearn, F. Marion Crawford, Ambrose Bierce, Edward Lucas White, Olivia Howard Dunbar, Henry James, Alice Brown, Edith Wharton, Willa Cather, Ellen Glasgow, Julian Hawthorne, Francis Stevens, F. Scott Fitzgerald, Seabury Quinn, Stephen Vincent Benét, David H. Keller, Conrad Aiken, Robert E. Howard, Henry S. Whitehead, August Derleth, H. P. Lovecraft, Clark Ashton Smith, Robert Bloch 
ハードカバー
出版社: Library of America
出版年: 2009-10-01
ISBN-10 : 159853047X
ISBN-13 : 9781598530476
Publisher's page for this book
More info at SFScope (Review by Ian Randal Strock, 2009-07-31)


[en] 英語
タイトル: Cat Tales: Classic Stories from Favorite Authors
著者: Cleveland Amory (Introduction) Robin Upward (Photographer) Lewis Carroll, Rose Fyleman, Marguerite Steen, Saki, Sidonie-Gabrielle Colette, Charles Perrault, Émile Zola, Anton Chekhov, Stephen Vincent Benét, Mark Twain
ハードカバー
出版社:Gramercy
発売日:1996-05-28
ISBN-10 : 0517148536
ISBN-13 : 9780517148532


[en] 英語
タイトル: Beware of the Cat
著者: Michel Parry (editor) Gulielmus Baldwin, Barry Pain, Stephen Vincent Benét, Traditional, Byron Liggett, J. S. Le Fanu, Algernon Blackwood, Saki, Theodore Sturgeon, Ramsey Campbell, H. P. Lovecraft, Ambrose Bierce, Walter Wintle, Ernest Hamilton
ペーパーバック
出版社: London : Arrow Books
出版年: 1974
ISBN-10 : 0099094509
ISBN-13 : 9780099094500
Image source: Vault of Evil


[en] 英語
タイトル: Selected Works of Stephen Vincent Benét
著者: Stephen Vincent Benét
ハードカバー
出版社: Henry Holt & Co
出版年: 1942-07
ISBN-10: 0030285305
ISBN-13: 9780030285301
Image source: Fantastic Fiction


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 矢野 1999
「でも、そんな……ごじょうだんでしょ——まさか、しっぽでなんて」
 カルベリン夫人は息をのんで、そういった。
 ディングル夫人は、強くうなずいてみせた。
「ほんとのことよ。わたし、この目で見たんですもの。それも、二度もね。パリで一度、それからローマでも——わたしたち、ロイヤルボックス(特別貴賓席)できいていたんですけど、それはすばらしい演奏で。これまでのオーケストラで、味わったこともない感動をうけましたわ。ところが、あなた——」
 夫人はそこで、ちょっとためらってから、
「彼はなんと、しっぽで指揮をしていたんです」と、いった。
「なんてまあ、すてきっていうか、おそろしいっていうか」
 カルベリン夫人はすっかり引きこまれている。
「彼がついたらすぐに、お夕食に招待したいわ——もうすぐ、つくんでしたわね?」
「十二日にね。ニュー・シンフォニーが、客員指揮者として招いて、特別コンサートを三回開くことになってますの。あなたもぜひ、わたしたちといっしょに、お夕食会にいらっしゃい。彼はとっても忙しい人ですけど、そのための時間をさいてくれると、約束してくれましたから——」

   スティーブン・ヴィンセント・ベネー=著 「猫の王様」
   ロバート・ブロック〔ほか〕=著 矢野浩三郎(やの・こうざぶろう)=訳
   大久保浩(おおくぼ・ひろし)=絵
   『猫の影 恐怖と怪奇名作集6』 岩崎書店 1999-04-25
   ルビは省略しました。


(2) 青木 1995
 「でも、奥様、本当にそのおつもり——しっぽだなんて!」カルヴァリン夫人はちょっと息をのんで言った。
 ディングル夫人は感慨深げにうなずいた。
 「ところが、その通りなんですのよ。わたくし、本当にこの目で見たのですもの。それも二度も。一度は、もちろんパリで。それから、ローマで指揮しているときにもう一度。わたくしたち、ロイヤルボックスにおりましたのよ。あの方が指揮なさったのよ。奥様、あんなにすばらしいオーケストラは、きっとあなただってお聞きになったことはなくってよ。しかも、奥様——」夫人はややためらいながら、つけ加えた。「あの方、しっぽで指揮をなさったのよ」
 「まあ、口にするのもおぞましいわ!」カルヴァリン夫人はあきれ返ったような口調だが、興味津々な声で言った。
 「あの方がこちらにいらしたら、すぐにディナーに招待しなくては——じきにいらっしゃるのでしょう?」
 「十二日よ」ディングル夫人が目を輝かせて言った。
 「〈ニュー・シンフォニー〉があの方を客員指揮者に招いて、特別公演を三回開くのよ——あの方がこちらにいらっしゃる間にいつか、夕食を皆さんとご一緒できるといいわね——もちろん、すごくお忙しいのだけれど、できるだけ時間をさくと約束してくださったの」

   スティーヴン・ヴィンセント・ベネー=作 「猫の王様」
   クリーヴランド・エイモリー=編・序文 ロビン・アップワード〔ほか〕=写真
   青木榮一(あおき・えいいち)=訳
   『お気に入りの猫物語—世界の猫文学10選
   ディーエイチシー (DHC) 1995-12-12
   原文の傍点を下線で置き換えました。

   原書:
   Cat Tales: Classic Stories from Favorite Authors
   Edited by Cleveland Amory, Photographs by Robin Upward
   Viking Studio Books, 1989-06-01


(3) 中矢 1992, 1998
 「でもあなた」とカルヴリン夫人が小さくあえいでいった。「まさか本気でおっしゃっているんじゃないでしょうね——尻尾だなんて」
 ディングル夫人は、いかにもといわんばかりにうなずいた。「いいえ、まさにそのとおりなの。わたくし実際にあの方を見たことがあるんですもの。二度。もちろんパリで。つぎにローマで勅命を受けて出演なさったときに——わたくしたちロイヤル・ボックスにおりましたのよ。あの方が指揮をして——あなた、オーケストラのあれほどの効果をお聴きになったことはないでしょうね——それにあなた」と、彼女はわずかにためらって、「あの方、なにしろあれで指揮をなさったのですから」
 「まったくぞくぞくするほどの恐ろしさで、ことばになりませんわ!」とカルヴリン夫人は、呆然とした調子ではあるが貪欲な声でいった。「あの方がこちらにおいでになったら早速晩餐にお招きしなくっちゃ ——こちらにおいでになるんでしょう?」
 「十二日に」とディングル夫人は目をかがやかせていった。「ニュー・シンフォニーの関係者たちはあの方に三回の特別コンサートの客員指揮を要請したの——あの方がこちらにおられるあいだに、いつかあなた方が、このわたくしどものところでお食事をごいっしょできると本当にうれしいのですけれど——あの方、もちろん、とってもお忙しいのに——でも都合のつくかぎりの時間をわたくしどもにくださると約束してくださったわ」

   スティーヴン・ヴィンセント・ベネー=著
   中矢一義(なかや・かずよし)=訳 「猫の王様」
   富士川義之(ふじかわ・よしゆき)=編訳
   a.猫物語』 白水社 新装版 1998-11-10
   b.猫物語』 白水社 1992-03
   引用は a. に拠りました。


(4) 柳瀬 1988
「でも、まさか」ミセス・カルヴァリンはいって、ひとつ小さくあえいだ。「いくらなんでも、まさかほんとうに——尻尾だなんて!」
 ミセス・ディングルは強くうなずいた。「そのまさかですの。わたくし、この目で見ましたのよ。それも二度。もちろんパリで、それからローマでの御前演奏会——わたくしどもはロイヤル・ボックスにお招きを受けましたもので。あの方の指揮は——それはもう、たぐいまれなくらい見事にオーケストラを響かせて——しかも」と、夫人はちょっと間をおいた。「まぎれもない尻尾で指揮をなさったのです」
「なんかうっとりして、うかがっているだけでぞくぞくしますこと!」ミセス・カルヴァリンはうわずった、それでいて貪欲な声でいった。「お越しになられたら、さっそくお食事にお招きしなくては——じきにいらっしゃるのですわね?」
「十二日ですわ」ミセス・ディングルはきらりと目を輝かせていった。「新交響楽団が客員指揮をお願いして、特別演奏会を三回催しますの——あの方のご滞在中に、お宅様もぜひお食事にお招きしたいと思っておりますのよ——ええ、もちろんお忙しいお方ですけれど——でもできるだけ時間をさいてくださると、お約束をいただいてますから——」

   S・V・ベネ=著 柳瀬尚紀(やなせ・なおき)=訳 「猫の王」
   柳瀬尚紀=編 『猫百話』 ちくま文庫 1988-10-25


(5) 南波 1987
「まさか、そんな」ミセス・カルヴェリンはあっけにとられて言いました。「ごじょうだんでしょ——しっぽなんて!」でもミセス・ディングルはにこりともせずにうなずいたのです。「いいえ、本当ですの。しっかりこの目でたしかめたんですから、二回も。最初はもちろんパリで、次はたしかローマの閲兵式でしたわ——わたくしどもは、ちゃんと貴賓席(ロイヤル・ボックス)におりましたのよ。あのかたは指揮棒のかわりに——ああ、オーケストラの演奏くらいで、あんなにぞくぞくしたことってありませんでしたわ——それがね、おどろいちゃいけませんことよ」彼女は芝居っ気たっぷりにちょっと間をおくと、「そのしっぽを振って指揮をとったんですの」
「まあ、そんなことって! でも、すてき、なんてすばらしい!」とミセス・カルヴェリンは急にうきうきしはじめると、ちゃっかり言ったのです。「これはもう、その方がいらしたら絶対ディナーに御招待しなくては——そのうちこちらにいらっしゃるんでしょ?」
「二十日ですわ」ミセス・ディングルの目が自慢そうに、キラリと輝きました。「新交響楽団(ニュー・シンフォニー)はあのかたを客演指揮者として招いて、三回の特別公演を予定してるんですの——そのうち彼をうちにおまねきしますから、よろしかったらあなたも御一緒にどうぞ——なんといいましても、ほんとにお忙しいかたでしょう——でも、あい間をみてかならずと約束してくださったから——」

   スティーヴン・V・ベネット=著 南波喜久美=訳 「猫の王さま」
   中田耕治(なかだ・こうじ)=編 スプレイグ・デ・キャンプ〔ほか〕=著
   『恐怖通信2』 河出文庫 1987-01-10
   文中の傍点を下線で置き換えました。


(6) 山本 1971
「でも、あなた——」 カルベリン夫人がびっくりしたように言った。 「尻尾(しっぽ)だなんて、ご冗談でしょう?」
 ディングル夫人はもっともらしくうなずいてみせた。
「いいえ、冗談なもんですか。わたしはこの目で見たんですもの。しかも二度も見ましたわ。パリで一度、それからローマで——わたしたちはロイヤル・ボックスで聴いていたのですが、それはもうすばらしい演奏で、今までオーケストラで一度も味わったことのないような感動を受けましたの。ところがあなた——」 ディングル夫人の顔に、一瞬、ためらうような表情が浮かんだ。 「彼はなんと尻尾で指揮したのです」
「なんて恐ろしいことでしょう!」 カルベリン夫人が、困惑と好奇心の入りまじった声を上げた。 「彼が到着したらすぐに夕食会に招待しなければ——あの人、こちらにやって来るはずでしたわね?」
「十二日ですわ」 ディングル夫人が目を光らせて言った。 「ニュー・シンフォニー楽団が客員指揮者として彼を招聘(しょうへい)して、こちらで特別コンサートを三回開くことになっているんですの。あなたもぜひ一度、わたしたちと一緒に夕食をなさるとよろしいですわ。もちろん、彼はとっても忙しい人ですけれど、そのために時間を割(さ)いてくれるって、ちゃんと約束してくれましたもの——」

   スチーブン・ヴィンセント・ベネット=作
   山本光伸(やまもと・みつのぶ)=訳 「猫の王様」
   日本ユニエージェンシー=編 矢野浩三郎(やの・こうざぶろう)=監修
   『アンソロジー 恐怖と幻想3』 月刊ペン社 1971-07-15


■英語原文 The original text in English

"But, my dear," said Mrs. Culverin, with a tiny gasp, "you can't actually mean — a tail!"
  Mrs. Dingle nodded impressively. "Exactly. I've seen him. Twice. Paris, of course, and then, a command appearance at Rome — we were in the Royal box. He conducted — my dear, you've never heard such effects from an orchestra — and, my dear" she hesitated slightly, "he conducted with it."
  "How perfectly, fascinatingly too horrid for words!" said Mrs. Culverin in a dazed but greedy voice. "We must have him to dinner as soon as he comes over — he is coming over, isn't he?"
  "The twelfth," said Mrs. Dingle with a gleam in her eyes. "The New Symphony people have asked him to be guest-conductor for three special concerts — I do hope you can dine with us some night while he's here — he'll be very busy, of course — but he's promised to give us what time he can spare —"

   The King of the Cats (1929) by Stephen Vincent Benét
   Excerpt at Amazon.com


■外部リンク External links

 [en] English
   * Stephen Vincent Benét - Wikipedia (1898–1943)
   * Stephen Vincent Benét - Juggle.com
   * Stephen Vincent Benét - IMDb
   * The King of Cats - CBS Radio Workshop Program
    A radio drama adapted and directed by William H. Robson
    Original broadcast: 1956-11-25

 [ja] 日本語
   * スティーヴン・ヴィンセント・ベネー 「猫の王様」 - 翻訳作品集成
   * スティーヴン・ヴィンセント・ベネー - 翻訳アンソロジー/雑誌リスト
   * スティーヴン・ヴィンセント・ベネット - allcinema


■猫本・猫文学リスト Lists of cat books

  猫本・猫物語・猫文学全般
   * 古本屋HoneyBeeBrand*つながり25*みつばち印*猫つながり
   * 猫の文学(猫本大全集)- Masaaki INOUE 氏のサイト
   * ねころんで見る本棚 (BOOK1)
   * 子猫の本棚 (BOOK2)

  Amazon.co.jp "リストマニア" リスト
   * 猫のアンソロジーよ。その1 - 魂木波流 (京都) さん
   * 猫を描いた文章家の物語 - 猫の絵本箱さん
   * 年代順猫文学 - kumori さん
   * 猫だらけ - ミストフェリーズさん
   * 猫本 - ぶひぶひちゃんさん


■更新履歴 Change log

2012-03-24 柳瀬尚紀=訳 1988-10-25 を追加しました。また、『猫百話』
         1988-10-25 の表紙画像と書誌情報も追加しました。
2011-01-27 山本光伸=訳 1971-07-15 の訳文を挿入しました。
2010-12-09 南波喜久美=訳 1987-01-10 の訳文を挿入しました。
2010-11-29 【訂正とおわび】 (1) 矢野浩三郎=訳 1999-04-25 の訳文の
         下から2行目あたり「世界をさいてくれると」は正しくは「時間を
         さいてくれると」でした。おわびして訂正いたします。ご指摘
         くださったPさま、ありがとうございました。


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■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) Stephen Vincent Benét

(2) Cat literature

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Friday, 12 November 2010

Clapton: The Autobiography by Eric Clapton エリック・クラプトン 『エリック・クラプトン自伝』

■はじめに Introduction

性のめざめ。エリック・クラプトン少年、9歳のときの恥辱。


■Video 1 東京
 Tears in Heaven, Tokyo, 2001

「ティアーズ・イン・ヘヴン」 作詞・作曲: エリック・クラプトン、ウィル・ジェニングス
Tears in Heaven. Song written by Eric Clapton and Will Jennings


■Video 2 ニューヨーク
 Tears in Heaven, Madison Square Garden NYC, 1999


■Video 3 英語字幕とスペイン語字幕
 Tears in Heaven. Supertitles in English, Subtitles in Spanish

クラプトンは2004年に、このとても個人的な、とても悲しい歌を演奏するのをやめた。
Clapton stopped playing this very sad, very personal song in 2004.


■Video 4 ドイツ語訳詞つき
 Tears in Heaven. with lyrics in German


■表紙画像コレクション Cover photo collection

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ja Ja_2008_clapton_jiden fi Fi_clapton_omaelmkerta da Da_clapton_en_selvbiografi

de De_clapton_mein_leben pt Pt_clapton_a_autobiografia_2 es Es_clapton_a_autobiografia_2

fr Fr_clapton_par_clapton uk En_2008_clapton_arrow_2 us En_2008_clapton_broadway

uk En_2007_clapton_autobiography_centu us 2007_clapton_crown_archetype


■言語と書誌情報 Linguistic and bibliographic information

英国版は表題にファーストネーム Eric が付き、米国版は Eric が付かないらしい。

[ja] 日本語
タイトル: エリック・クラプトン自伝
著者: エリック・クラプトン 
単行本
出版社: イースト・プレス
出版年: 2008-04-24
ISBN-10 : 4872578864
ISBN-13 : 9784872578867
版元による この本の紹介


[fi] フィンランド語
ERIC CLAPTON: OMAELÄMÄKERTA
Sivumäärä: 398
Kirjoittaja: Clapton Eric
Kustantaja: Kustannusosakeyhtiö Otava
Asu: Kovakantinen kirja
Julkaisuvuosi: 2008 (lisätietoa)


[da] デンマーク語
Clapton (Hæftet) - en selvbiografi
Levering: Udsolgt fra forlaget
Se produktdetaljer (sideantal, udgivelsesdato, udgave, ISBN m.v.)
Indbinding: Hæftet
Forlag: Gyldendal
Udgivet: 17-11-2007
ISBN-10: 8702054582
ISBN-13: 9788702054583


[de] ドイツ語
Mein Leben [Gebundene Ausgabe]
Eric Clapton (Autor), Kristian Lutze (Übersetzer), Werner Schmitz (Übersetzer)
Gebundene Ausgabe: 346 Seiten
Verlag: Kiepenheuer & Witsch Verlag (22. Oktober 2007)
Sprache: Deutsch
ISBN-10: 3462039342
ISBN-13: 978-3462039344


[pt] ポルトガル語
Eric Clapton : a Autobiografia
Editora: Planeta do Brasil
Autor: ERIC CLAPTON
Origem: Nacional
Ano: 2007


[es] スペイン語
CLAPTON LA AUTOBIOGRAFIA
de CLAPTON, ERIC
GLOBAL RHYTHM PRESS
Lengua: CASTELLANO
Encuadernación: Tapa dura
ISBN: 9788496879140
Año de edición:2008
Plaza edición: BARCELONA


[fr] フランス語
Clapton par Eric Clapton [Broché]
Eric Clapton (Auteur), Florence Bertrand (Traduction)
Broché: 320 pages
Editeur : Buchet Chastel (11 octobre 2007)
Collection : Musique
Langue : Français
ISBN-10: 2283022517
ISBN-13: 978-2283022511


[en] 英語 UK paperback
タイトル: Eric Clapton: The Autobiography
著者: Eric Clapton 
ペーパーバック
出版社: London: Arrow Books (an imprint of Random House UK)
出版年: 2008-07-03
ISBN-10 : 0099505495
ISBN-13 : 9780099505495
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[en] 英語 US paperback
タイトル: Clapton: The Autobiography
著者: Eric Clapton 
ペーパーバック
出版社: New York: Broadway Books (an imprint of the Crown Publishing Group, a division of Random House Inc.)
出版年: 2008-05-27
ISBN-10 : 076792536X
ISBN-13 : 9780767925365
Publisher's page for this book


[en] 英語 UK hardcover
タイトル: Eric Clapton: The Autobiography
著者: Eric Clapton 
ハードカバー
出版社: London: Century (a division of Random House UK)
出版年: 2007-10-09
ISBN-10 : 1846051606
ISBN-13 : 9781846051609
Publisher's page for this book


[en] 英語 US hardcover
タイトル: Clapton: The Autobiography
著者: Eric Clapton 
ハードカバー
出版社: New York: Crown Archetype (an imprint of the Crown Publishing Group, a division of Random House, Inc.)
出版年: 2007-10-09
ISBN-10 : 038551851X
ISBN-13 : 9780385518512
Publisher's page for this book


■日本語訳 Translation ino Japanese

[略]運よく彼女は教室では私のすぐ前の席だったので、ある朝、勇気を奮い立たせて、その言葉が何を意味するのかも知らずに、「シャグ(セックス)は好き?」と聞いてみた。彼女は何をいっているのか見当もつかなかったので、考え込んでいるような表情で私を見ていた。ところが彼女は、休み時間に他の女の子に私がいったことを話して、その意味を尋ねたのだ。昼食後、校長室に呼び出された私は、彼女に何をいったのか厳しく詰問され、謝ることを約束させられた後に、体を折り曲げられてお尻を思いきり6回叩かれた。私は泣きながら帰ったが、この出来事全体が私に深刻な影響を与えることになった。それ以来セックスを罰と恥ずかしさと気まずさに結びつけがちになり、こんな感情が何年にもわたって性生活に影を落とすことになったのだ。

   少年時代
   エリック・クラプトン=著 中江昌彦(なかえ・まさひこ)=訳
   『エリック・クラプトン自伝』 イースト・プレス 2008-04-24


■英語原文 The original text in English

[Omission] As luck would have it, she was put at the desk directly in front of me in the classroom, so one morning I plucked up courage and asked her, without any idea of what the words meant, “Do you fancy a shag?” She looked at me with a bemused expression, because she obviously didn’t have a clue what I was talking about, but at playtime she went and told another girl what I’d said, and asked what it meant. After lunch I was summoned to the headmaster’s office, where, after being quizzed as to exactly what I had said to her and being made to promise to apologize, I was bent over and given six of the best. I left in tears, and the whole episode had a dreadful effect on me, as from that point on I tended to associate sex with punishment, shame, and embarrassment, feelings that colored my sexual life for years.

   Growing up
   Clapton: The Autobiography by Eric Clapton
   Century, 2007-10-09
   Excerpt at:
   * myLifetime.com
   * Barnes & Noble
   * BookDaily.com
   * Amazon.co.uk


■外部リンク External links

 [en] English
   * Eric Clapton Official Website
   * Eric Clapton discography - MusicBrainz
   * Eric Clapton - Wikipedia (1945-  )
   * Eric Clapton - AllMusic
   * The Eric Clapton FAQ

 [ja] 日本語
   * エリック・クラプトンの作品 - Wikipedia
   * エリック・クラプトン - Wikipedia (1945-  )


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Tuesday, 02 November 2010

Waistland: The (R)Evolutionary Science Behind Our Weight and Fitness Crisis by Deirdre Barrett ディードリ・バレット 『加速する肥満——なぜ太ってはダメなのか』

■アルカーイダをしのぐ殺傷力 More destructive power than al-Qaeda

クリストフ では、あなたの戦略的な目標は何ですか。大勢のアメリカ人を殺すことですか?
ビン・ラディン いや、そうではない。それが目的なら、手下どもにマクドナルドのフランチャイズを展開させるね……。

  • 出典: ディードリ・バレット 『加速する肥満』 (2010) 第2章に引用されているニューヨーク・タイムズ記事の一節

So what's your strategic aim? To kill lots of Americans?
No. If we wanted to do that, we'd have our agents open up McDonald's franchises...


 Video 
映画 『スーパーサイズ・ミー』 (2004) 予告篇 オランダ語字幕つき
Super Size Me (2004) Trailer with subtitles in Dutch

監督・出演: モーガン・スパーロック Directed by, and starring, Morgan Spurlock


■はじめに Introduction

ディードリ・バレットの著書 『加速する肥満』 は新しいダイエット法を提案する本ではない。ハーヴァードの心理学者が進化論的視点から肥満について考察した本だ。

著者は、われわれが本能にしたがって「からだが欲しがる」ものを食べればいいという考えを否定する。動物行動学の「超常刺激」 supernormal stimuli という概念を借用して、われわれは本能ではなく論理に耳を傾けるべきだと説く。


 Images 
表紙画像と肖像写真 Cover photos and a portrait

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■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2010
 「動物にエサをやらないでください」。アメリカの動物園なら、どこでも見かける掲示だ。小さい子どもたちから見たら、意地悪をしているようにしか見えないだろう。カワウソが宙返りして、かわいい。ポテトチップスやマシュマロ・カップケーキを分けてあげて、なにが悪いの? そうした疑問に、大人はあわてて答える。動物には、肉や魚や植物や、注意深く栄養のバランスを配合したエサをやらないといけないの。カワウソのエサは○○○、ライオンの食事はXXX、ゾウのごはんは△△△。みんな決まっている。子どもたちが善意から食べ物をあげようとしても、そうした食べ物は動物を肥満にしたり、病気にしたり、早死にさせたりしてしまう。ポテトチップスやキャンディは、人間の食べ物なのだよ。
 以上のような考え方の、どこがまちがっているだろうか? [以下略]

  • ディアドリ・バレット=著 Tomoki Yamabayashi=部分訳 『肥満——体重と健康への危険を進化論(革命)的に科学する』 tomokilog - うただひかるまだがすかる 2009-11-21
  • 下の小野木明恵氏の訳を、あえて参照せずにつくった拙訳。おそまつさま(苦笑)。

(J2) 小野木 2010
 どの動物園にも「動物に餌(えさ)をやってはいけません」という看板がある。小さい子どもから見れば、意地悪をしているようにしか思えない。宙返りするかわいいカワウソに、ポテトチップスやマシュマロのカップケーキを分けてあげたっていいじゃないかと訊かれた大人は、慌ててこう説明する。「動物が食べるのは、肉や魚や草や、栄養バランスをしっかり計算した粒状の餌だけ。カワウソもライオンも象も、それぞれ食べるものが決まっているの。きみたちが親切のつもりで与えるもののせいで、動物たちが太ったり病気になったり寿命を縮めたりすることもあるんだ。ポテトチップスやキャンディは、人間の食べ物だけど、動物には毒なんだよ」
 この考えのどこがまちがいか、わかるだろうか。[以下略]

  • はじめに——動物に餌をやってはいけません
    ディードリ・バレット=著 小野木明恵(おのき・あきえ)=訳 『加速する肥満——なぜ太ってはダメなのか』 NTT出版 2010-05-21
  • 原文の傍点を下線で置き換えました。

■英語原文 The original text in English

  Zoos across America post signs: "DON'T FEED THE ANIMALS." To young children, this looks mean-spirited. If they love the cute otter turning flips, why not share their potato chips or marshmallow cups? Adults quickly explain that what animals need is meat, fish, greens or chow pellets carefully engineered for a balance of nutrients. This is otter meal...lion food...elephant chow. The children's well-intentioned offerings would make the animals fat, sick, short-lived. Chips and candy are human food.
  What's wrong with this picture? [Omission]


■外部リンク External links

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