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December 2011

Tuesday, 27 December 2011

Boule de Suif by Guy de Maupassant (2) モーパッサン / モオパッサン / モウパッサン 「ブール・ド・スュイフ」「脂肪のかたまり」「脂肪の塊」「あぶら饅頭」 (2)

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■はじめに Introduction

敗戦国。戦地を逃れようとする十人の一団。たまたまおなじ馬車に乗り合わせることになった、その顔ぶれは雑多だ。伯爵夫妻、産業資本家夫妻、新興成金夫妻、修道女ふたり、共和派の活動家ひとり、そして売れっ子の娼婦がひとり。

彼らは途中の宿で、ある朝、敵国の将校に足止めを食らわされる。なぜか? どうして馬車を出発させてもらえないのか?

やがて、将校のお目当ては一行のうちの娼婦であることがわかる。彼女がその肉体で将校にサービスするならば、皆を解放してやってもよいというのだ。だが、売春婦であっても純な愛国心を持つ彼女は、敵国の男に我が身を差し出すことを潔しとしない……。

人間のもつ体面や偽善やエゴ、階級間の偏見などが生々しく描かれた中篇小説。下に引用するのは、その中盤あたり。成金の妻のセリフ。


■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

这样一来,鸟夫人的市井下流脾气爆发了:“然而我们不会老死在这儿。既然和一切的男人那么干,本是她的职业,这个贱货的职业,我认为她并没有权力来选精择肥。我现在请教一下:在卢昂她碰见谁就要谁,甚至于好些赶车的她也要!对呀,夫人,州长的赶车的!我很知道他,我,他到我店里买他喝的酒。今天遇着要给我们解除困难,她倒要撒娇,这个拖着鼻涕的家伙![略]”

   莫泊桑 《羊脂球》
   E-text at:
   * 天涯在线书库 (www.tianyabook.com)
   * 语文备课大师
   * 新时代书城 (www.mypcera.com)


■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese

這樣一來,鳥夫人的市井下流脾氣爆發了:「然而我們不會老死在這兒。既然和一切的男人那麼幹,本是她的職業,這個賤貨的職業,我認為她並沒有權力來選精擇肥。我現在請教一下:在盧昂她碰見誰就要誰,甚至於好些趕車的她也要!對呀,夫人,州長的趕車的!我很知道他,我,他到我店裡買他喝的酒。今天遇著要給我們解除困難,她倒要撒嬌,這個拖著鼻涕的傢伙![略]」

   莫泊桑 《羊脂球》
   E-text at:
   * 零度空間 BBS 精華區
   * 雲台書屋 (b111.net)


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 太田 2016

 そう聞いて、ロワゾー夫人が下卑た性格をあらわにして、わめきたてた。
 「まっぴらですよ、こんなところにいつまでもじっとしてるなんて。どんな相手とでもあれをするのが、あの淫売の商売でしょ。選(え)り好み権利なんかありませんよ。おかしいじゃありませんか、ルーアンじゃ手当たりしだいに客をとっていたくせに。御者まで、そうですとも、奥さま、県庁の御者までですよ! よく知ってますとも、御者がうちにワインを買いにきますから。なのに、こんどのようにみんながほとほと困っているときにかぎって、変に気どってみせるんですからね、あの小娘ときたら![以下略]」

   モーパッサン=作 太田浩一=訳 「脂肪の塊(ブール・ド・スュイフ)」

    『脂肪の塊/ロンドリ姉妹』 光文社古典新訳文庫 光文社 2016/09/20


(J2) 高山 2004
すると、ロワゾー夫人の下品な性格がむきだしになった。「こんなところにいつまでもいて、このまま年取って死ぬのはまっぴらですわ。あらゆる男とするのがあの女の商売なんだから、選(え)り好みする権利はないと思いますよ。だって、おかしいじゃありませんか。ルアンじゃ、相手かまわず客をとっていたんだから。御者だって相手にしてたんです。そう、県庁の御者をですよ。御者はうちにブドウ酒を買いに来るから、わたし知ってるんです。ところが、わたしらがこんなに困っているのに、今になって妙に気取って見せるんだからね。あの小娘ときたら![以下略]」

   モーパッサン=作 高山鉄男=訳 『脂肪のかたまり』 岩波文庫 2004/03


(J3) 石田 1998
それを聞くとロワゾー夫人のげす根性が頭をもたげた。「そんなこと言っても、わたしたちこんなところで干からびて死ぬわけにゃいかないんですから。だって仕事なんでしょ、あの売女(ばいた)の、どんな男とでもあれするのが。あっちがよくてこっちが駄目だなんていう権利あの女にあるわけないと思いますわ。あきれるじゃありませんか、あれはルーアンの町で見つけた男はだれだってくわえこんでたんですよ、御者だっていいんですから! ええ、奥様、県庁の御者ですよ! わたしゃよーく知ってんです。その御者うちの店にワインを買いに来てましたから。それなのにわたしたちを窮地から救えるかどうかっていう今になって、いやに乙にすましているじゃありませんか、あの雌猫は![以下略]」

   モーパッサン=作 石田明夫=訳 「ブール・ド・スュイフ(脂肪の塊)」
   『ミス・ハリエット』 パロル舎 1998/03


(J4) 調 1988
そのとき、ロワゾー夫人の下司根性が露呈した。「しかし、私たちは、こんな所で年を取って死ぬわけにはゆきませんよ。何てったってどんな男とでもあれをするのが、彼女の、あの商売女の仕事なんですから、あの女に選り好みをする権利などない、と私は思いますよ。おかしいじゃありませんか! ルーアンでは見境なしに客を取っていたのですよ、御者風情でさえも! ええ、ええ、奥様、県庁の御者なんですの! 私はね、その人をよく知っているのでございますよ。彼は家の店でぶどう酒を買ってるのですから。それが、私たちが窮地を脱することができるかどうかという今日になって、妙に気取って見せるのですからね、ひよっこのくせして![以下略]」

   ギー・ド・モーパッサン=著 調佳智雄(しらべ・かちお)=訳注
   『脂肪の塊』 大学書林 1988/05/10
   この本はフランス語初級文法を一通り済ませた学習者向けの仏和対訳本。
   底本は Pléiade 版の Maupassant « Contes et nouvelles I » (1974)


(J5) 高橋 1978
そこで、ロワゾー夫人の下劣な気質が爆発した。「でも、年とって死ぬまでここにいるなんていやですわ。どんな男とでもあれをするのが、あのあばずれの商売じゃありませんか。選り好みする権利なんかないと思いますわ。考えてもみてください。ルーアンじゃ、手当たりしだいに客をとってたんですよ。御者までも! ほんとうなんですよ、奥様、県庁の御者です! あたしはよく知ってるんです。その男はうちに葡萄酒を買いにくるんですもの。それなのに、今日、あたしたちがこんなに困っているっていうのに、へんに気どったりして、あの鼻たれ娘ったら![以下略]」

   モーパッサン=作 高橋たか子=訳 「脂肪の塊」
   『世界文学全集16 フローベール モーパッサン』(全50巻)
   学習研究社(学研) 1978/12/01


(J6) 新庄 1978
ここで、ロワゾー夫人の賤民根性が爆発した。——「でも、わたしたち、死ぬまでこんなところにいるなんて、真平御免ですわ。あのあばずれ女は、男相手が商売じゃありませんか。今更選(え)り好みする権利はありませんわ。ねえ、奥さん、考えてもごらんなさい、ルーアンでは、だれかれ構わず客にしてたんですからね。御者だろうとなんだろうとね! そうなんですよ、奥さん、県庁の御者なんですよ! わたし、ちゃんと知ってるんです。だって、うちに酒を買いに来る男ですからね。それが今になって、ふん、急に気取るなんて。しかも、わたしたちが助かるかどうかというあぶない瀬戸ぎわにね![以下略]」

   モーパッサン=著 新庄嘉章(しんじょう・よしあきら)=訳 「脂肪の塊」
   『脂肪の塊・テリエ館』 講談社文庫 1978/06/15


(J7) 平田 1974
そこで、ロワゾー夫人の下劣な根性が爆発した。「でも、ここで年をとって、死ぬなんてまっぴらですよ。商売なんですからね、あのあばすれの、どんな男とでも、あれをするのが。あっちはいいが、こっちはだめだなんて権利はないと思うわ。とんでもないことだわよ。ルアンじゃ、てあたりしだい客をとってたんですよ。御者なんかまでも。ほんとよ、奥さま、県庁の御者なんですよ。よく知ってますわ、わたし。その男、うちにブドウ酒を買いにくるんですから。そのくせいまになって、わたしたちが困っているのを救うかどうかというだいじなときに、気どったりしてさ、小娘のくせにさ![以下略]」

   モーパッサン=著 平田襄治=訳 「脂肪のかたまり」
   『世界文学全集56 モーパッサン 女の一生 脂肪のかたまり 水の上 ほか
   講談社 1974/09


(J8) 宮治 1968
 すると、ロワゾーの細君の下司(げす)根性がどっと溢(あふ)れでた。「そんなことを言ったって、わたしたちはね、こんなところで年寄りになって死ぬのはお断わりですよ。だってあれは、あのろくでなしの商売なんですもの。どんな男が相手だろうと何するのがね。あっちよりこっちと選(え)り好みする権利なんてないと思いますわ。考えてもごらんなさいまし。ルーアンでは手当たりしだいに客をとっていたんですよ。御者だって平気なんですよ。そうなんですよ、奥さま。県庁の御者なんですの! 何しろわたし、相手をよく知っていますの。店で酒を買ってくれるのですもの。それが今日になって、わたしたちの難儀が救われるかどうかのせとぎわになって、へんに気どって見せるなんて。はなったらしのくせに![以下略]」

   モーパッサン=著 宮治弘之=訳 「脂肪の塊り」
   『世界文学全集39 女の一生 他』 集英社 1968/06/10


(J9) 杉 1958, 1960, etc.
そこで、ロワゾー夫人の下劣な根性が爆発した。——「年をとって死ぬまでこんなところで待っていられますか。商売なんですからね、あの女の。男を相手にああいうことをするのが。この男はいいがあの男はいやだなんて言う権利はないと思いますがね。ねえ、そうじゃありませんか。ルーアンでは手あたりしだいに客をとっていたんですよ。御者ふぜいまで客のうちだったんですよ。そうですよ、奥さま、県庁の御者がそれなんですよ。わたしはよく知っていますとも。うちの店へ酒を買いにくる男ですもの。そのくせ、今日、わたしたちの難儀が救われるか救われないかというだんになって、気どって見せるのですからね。なにさ、はなったらしのくせに![以下略]」

   モーパッサン=作 杉捷夫(すぎ・としお)=訳 「脂肪の塊」
   9a.世界文学全集11 フローベール モーパッサン』 河出書房新社 1989/10/10
   9b.河出世界文学大系35 モーパッサン』 河出書房新社 1980/11
   9c.近代世界文学19 モーパッサン』 筑摩書房 1975/09
   9d.筑摩世界文学大系47 モーパッサン』 筑摩書房 1971/08
   9e.カラー版世界文学全集15』 河出書房新社 1966
   9f.世界文学全集 第16 モーパッサン』 河出書房新社 1960
   9g.世界文学大系44 モーパッサン』 筑摩書房 1958
   引用は 9a. に拠りました。


(J10) 田辺 1955
そこで、ロワゾーの細君は、下劣な根性を爆発させた。「でも、あたしたちはここで年をとるわけにはいきません。あのあばずれは、どんな男とでもあれをするのが商売なんですから、選り好みをする権利なんかないと思いますわ。何しろ、ルアンでは、手当り次第に、御者までも食いちらしたんですからね! 本当ですよ、奥様、懸庁の御者ですよ! あたしはよく知ってるんです。あの御者はうちからお酒を買ってましたからね。それなのに、今日、あたしたちがこんなに困ってるのを助けようともせずに、変にはにかんで見せたりして、あのひっぱりは![以下略]」

   田辺貞之助=訳 「脂肪の塊」
   『モーパッサン全集1』 春陽堂書店 1955/06


(J11) 青柳 1951, 1969
折しも、ロワゾオ夫人の賤民(せんみん)根性が爆発した。「そんなこと言ったって、わたし共はね、こんな所で婆さんになって死ぬなんか真っ平ですわ。だって、あれは、あの阿魔の商売じゃありませんか、どんな男とでもあんなことするのが。いまさら、誰の彼のと選(え)り好みなんかする法はありませんよ。ちょいと、奥さん、ルーアンじゃね、手当り次第客を取っていたんでございますよ。馭者だろうと、何だろうと! ほんとですよ、奥さん。県庁の馭者なんですのよ! あたし、ちゃんと知っていますわ。なにしろ相手は、宅へ酒を買いに来る男ですものね。それが今になってどうです。わたし共の困っているのを助けるかどうかという瀬戸ぎわに、ふん、あの女が、お嬢さんぶるとは![以下略]」

   モーパッサン=作 青柳瑞穂=訳 「脂肪の塊」
   11a.新潮世界文学22 モーパッサン』 新潮社 1969
   11b.脂肪の塊・テリエ館』 新潮文庫 1951/04
   引用は 11b. に拠りました。


(J12) 鈴木 1950
そこで、ロワゾー夫人の下司な根性が爆發した。「私たちこんなところで老いぼれ朽ちるわけにはいきませんからね。どんな男とでもあれするのは、あの淫賣の商賣なんだから、あれこれと、選(え)り好みする資格なんかあるものですか。ちよつとうかがひますけどね、あの女ときたら、ルーアンでは手あたり次第、それこそ馭者風情まで咥へこんでゐたんですよ! ええ、奥さん、市役所の馭者までですよ! そいつが家に酒を買ひに來るんで、私はよく知つてゐるんです。それなのに、いま私たちの難儀を救ふだんになると、いやに勿體ぶつてゐるなんて、あの洟たらしが![以下略]」

   モーパッサン=作 鈴木健郎(すずき・けんろう)=譯
   『脂肪の塊』 世界文學選選書25 三笠書房 1950/02/28
   表題作のほかに「ロックの小娘」と「パランさん」を収録。
   選・難の旧字は新字で置き換えました。


(J13) 丸山 1948
すると、ロアゾーのかみさんが、お里を丸る出しにして、「そんなことをいつて、眞平ですよ、ここで、お婆さんになつて死ぬのは。男なら誰とでも、さういふことをするのが、商賣ぢやありませんか、奴さんの……善いの惡いのつて、好き嫌ひなぞとんでもない。よござんすか、ルーアンぢや、馬車屋だらうが何だらうが、手當り次第……ほんとですよ、奥さん、客をとっていたんですよ、馭者(ぎょしゃ)だろうとなんだろうと。そうなんですの、奥様、縣廳の御者を引張り込んで……私、男つて奴を、ちやんと知つてます……家へ、葡萄酒を買ひに來るんですもの。それが、どうでせう、人助けになるつてときに限つて、ちやんちやら可笑しい、お孃さまの眞似なぞして……[以下略]」

   モーパッサン=作 丸山熊雄=譯 「あぶら饅頭」
   『モーパッサン選集4』 太虚堂書房 1948/07/10
   傍点を下線で、平の旧字を新字で、それぞれ置き換えました。


(14) 水野 1938, 1957
そこでロワゾー夫人の下司根性(げすこんじょう)が爆発した。——「死ぬまでこんなところでぐずついていられるもんですか。相手選ばず何するのは、あれはあの乞食女(こじきおんな)の商売ですもの、この男はいい、あの男はいやだなんて断(ことわ)る権利はないと思いますわ。ちょいと、奥様、ルーアンでは手当り次第、客をとっていたんですよ、馭者(ぎょしゃ)だろうとなんだろうと。そうなんですの、奥様、県庁の馭者ですのよ。わたし、よく知ってますわ。うちへ酒を買いに来る男ですから。だのに今度にかぎって、それも私たちの難儀が救われるか救われないかという段になって、変に気どって見せるんですよ、あの洟(はな)っ垂らしは。[以下略]」

   モーパッサン=作 水野亮(みずの・あきら)=訳
   14a.脂肪の塊』 岩波文庫 改版 1957/04/26
   14b.脂肪の塊』 岩波文庫 初版 1938/04/05
   引用は 14a. に拠りました。


(J15) 廣津 1927
そこでロアゾオ夫人の下等な氣質が爆發した。「年を老(と)つて死ぬ時まで、こんな處(とこ)にゐてたまるもんですか。あの娘は、どんな男でも相手にする商賣なんですもの、あの人は好いのこの人は嫌(いや)だのなどと選り好みする資格はないと思ひますわ。ルウアンぢやどんな男とでも片つぱしからだつたんですからね。馭者でさへさうなんですよ! ええ、ほんたうでございますよ、奥樣、縣廳の馭者なんですの! 内にお酒を買ひに來る男ですから、わたしそのことをよく知つてるんですよ。それだのに、私達の困つてゐるのを救ふといふことになると、どうでせう、へんに上品ぶりやがつて、賣女(ばいた)めが![以下略]」

   モオパッサン=著 廣津和郎(ひろつ・かずお)=譯 「脂肪の塊」
   『世界文學全集20 ボヷリイ夫人 女の一生』 新潮社
   非賣品 1927/08/15(昭和2)
   選の旧字は新字で置き換えました。


(J16) 佐々木 1924, 1926
 するとロワゾー夫人の賤しい氣質(タンペラマン)が爆發した。
 『馬鹿々々しい、老ひぼれて死ぬ時までこんな處にゐてたまるもんですか。あのばいたは、どんな男とでも、faire ca が職業(せうばい)なんですもの、あの人は嫌だこの人は嫌だなどゝ云ふ利はありませんよ。みなさんの前ですが、あの娘はルーアンでは、行き會った男を片つぱしから誰でもかまはず——えゝ馭者だつて何だつてかまわずに引つ張り込んだんですよ! ほんとですとも奥さん、縣廳の馭者を引つ張り込んだこともあるんですよ! その男は自家(うち)へお酒を買ひに來るんですから、あたしや能く知つてゐますがね……で、こんどのことは、あたし達の困つてゐるのにつけ込んで、あいつはもつたい振つてゐるんです。ばいたの癖に![以下略]』

   16a. モウパッサン=作 佐々木孝丸(ささき・たかまる)=譯
      「脂肪の塊り(ブール・ド・シユイフ)」
      『佛蘭西歴代名作集』 世界短篇小説大系9 佛蘭西篇(上)
      近代社 非賣品 1926/07/03(大正15)
   16b. モオパッサン=著 佐々木孝丸=譯 「脂肪の塊り」
      『脂肪の塊り』 新榮閣 定價二圓二十錢 1924/06(大正13)
      表題作のほかに、「アルマ」「老孃のおもひ(ミス・ハリエット)」「蠅」
      「父」「パリス夫人」「親殺」「自白」「毛髪」の8作を収録。
   引用は 16a. に拠りました。達の旧字を新字で、傍点を下線で、それぞれ
   置き換えました。


(17) 馬場 1910, 2003
 すると、其所(そこ)で、ロアゾオ夫人の下司(げす)の本性(ほんしやう)が表(あら)はれた。
『えゝ、私どもは、此所(ここ)で、年(とし)を取(と)つて、死んぢまう氣はありませんよ。あの阿魔ッちょの商賣(しやうばい)ッたら、其樣(そん)なことするのがそうぢやアありませんか誰の彼れのと選り好みをするべき筈はありませんわ。ルウアンぢやア、何(どん)な相手だッて、手當り放題で、馭者だッても、否(いなや)は無かつたんぢやアありませんか。左樣(さう)なんですよ、奥樣(おくさま)、知事(ちじくわん)の馭者には出(で)たといふんですよ。家へ酒を買ひに來る男なんですから、全然(すつかり)聞いて知つてるんでございますがね。所で、今はてえと、われわれの困まつてるのを助けるか何うかといふ場合に差しかゝつて、生意氣な意地を張つてるぢやアありませんか。[以下略]』

    ギイ・ド・モオパツサン=作 馬場孤蝶(ばば・こちょう)=訳
   「ブウル・ド・スイフ」
   17a.馬場孤蝶集 明治翻訳文学全集《翻訳家編》14
      大空社 ナダ出版センター 2003/03/06 所収
   17b. 「ブウル・ド・スイフ」 三田文学 1910/06/01(明治43) 収載
   引用は 17a. に拠りました。選の旧字を新字で置き換えました。


■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian

Erre Loiseau-né paraszttermészete egész mivoltában kicsattant.
- Hát csak nem akarunk itt megvénülni? Minthogy ennek az alávaló némbernek az a mestersége, hogy mindenkivel összeadja magát, azt hiszem, nincs is joga ahhoz, hogy válogasson. Bocsánatot kérek, de Rouenban még kocsisokkal is összeszűrte a levet, igen, bizony, a megyefőnök kocsisával! Biztosan tudom, mert nálunk vásárol bort. És most, mikor arról van szó, hogy bennünket kirántson a zavarból, finnyáskodik, a taknyosa!...

   Gömböc by Guy de Maupassant
   Kosztolányi Dezső fordítása
   E-text at MEK (Magyar Elektronikus Könyvtár)


■ロシア語訳 Translation into Russian

Тогда плебейская порода г-жи Луазо развернулась во всю ширь:
— Не сидеть же нам здесь до старости! Раз эта пакостница занимается таким ремеслом и проделывает это со всеми мужчинами, какое же право она имеет отказывать кому бы то ни было? Скажите на милость, в Руане она путалась с кем попало, даже с кучерами! Да, сударыня, с кучером префектуры! Я-то отлично знаю, — он вино в нашем заведении берет. А теперь, когда нужно вызволить нас из затруднительного положения, эта девка разыгрывает из себя недотрогу!.. [Omission]

   Ги де Мопассан. Пышка
   Французская новелла XIX века / [Сост. Б.П.Мицкевич.]
   — Мн.: Изд-во «Университетское», 1984
   Translated by Е.А.Гунста
   E-text at Библиотека OCR Longsoft


 Audio 1 
英語版オーディオブック(朗読) 訳文は下掲 (E2) マクマスター他に拠る
Audiobook in English based on translation (E2) below by McMaster et al.

下の引用箇所の朗読は 1:16:01 から始まります。 Uploaded to YouTube by BooksterAudio on 30 Nov 2013. Audio courtesy of LibriVox. Read by Bob Neufeld. Reading of the excerpt below starts at 1:16:01.


■英訳 Translation into English

(E1) 2007
At this Madame Loiseau's plebeian tendencies got the better of her. "But surely we are not going to sit down calmly here and die of old age! As that is her trade, I don’t see that she has any right to refuse one man more than another. Why, she took anybody she could get in Rouen, down to the very cab drivers. Oh, yes, I know it positively from the coachman of the Prefecture, who bought his wine at our shop. And now, when it lies with her to get us out of this scrape, she pretends to be particular — the brazen hussy!  [Omission]"

   Boule de Suif by Guy de Maupassant
   The Works of Guy de Maupassant, Vol. 1 (of 8)
   Boule de Suif and Other Stories. Introduction by Arthur Symons.
   E-text released in 2007
   E-text at:
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide


(E2) McMaster, Henderson, Quesada et al., 2004
Whereupon Madame Loiseau's vulgar temperament broke bounds.
"We're not going to die of old age here!" she cried. "Since it's that vixen's trade to behave so with men I don't see that she has any right to refuse one more than another. I may as well tell you she took any lovers she could get at Rouen—even coachmen! Yes, indeed, madame—the coachman at the prefecture! I know it for a fact, for he buys his wine of us. And now that it is a question of getting us out of a difficulty she puts on virtuous airs, the drab! [Omission]"

   Boule de Suif by Guy de Maupassant
   Guy de Maupassant Original Short Stories
   Translated by Albert M. C. McMaster, A. E. Henderson, Mme. Quesada
   and Others (E-text released in 2004)


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Então o caráter chulo da Sra. Loiseau explodiu; “Mas não vamos morrer de velhice aqui. Já que é a profissão dela, dessa rameira, de fazer isso com todos os homens, então acho que ela tem o direito de recusar um e não recusar outro. Pensem um pouco, essa aí pegou tudo o que encontrou em Rouen, até os cocheiros! Sim, senhora, o cocheiro da prefeitura! Seu muito bem, ele compra o vinhozinho dela lá na loja. E agora, que se trata de nos livrar de uma boa, ela se faz de presumida, essa lambisgoia! [Omission]”

   Bola de Sebo
   Bola de Sebo e Outros Contos by Guy de Maupassant
   Editora Globo, 1986
   E-text at Capitalismo & Esquizofrenia


 Audio 2 
スペイン語版オーディオブック(朗読) Audiobook in Spanish

下の引用箇所の朗読は 1:13:15 から始まります。 Uploaded to YouTube by Franz serrano rodriguez on 10 Oct 2014. Reading of the excerpt below starts at 1:13:15.


■スペイン語訳 Translation into Spanish

Entonces, el carácter populachero de la señora Loiseau la hizo estallar:
-No podemos envejecer aquí. ¿No es el oficio de la moza complacer a todos los hombres? ¿Cómo se permite rechazar a uno? ¡Si la conoceremos! En Rúan lo arrebaña todo; hasta los cocheros tienen que ver con ella. Sí, señora; el cochero de la Prefectura. Lo sé de buena tinta; como que toman vino de casa. Y hoy que podría sacarnos de un apuro sin la menor violencia, ¡hoy hace dengues, la muy zorra! [Omission]

   Bola de Sebo by Guy de Maupassant
   E-text at Ciudad Seva


 Audio 3 
フランス語原文オーディオブック(朗読) Free audiobook in original French
Suif_francais_3
ウェブサイト GuyDeMaupassant.fr の提供する無料の朗読を聴くには、この

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To listen to the free audiobook presented by GuyDeMaupassant.fr, click this
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■フランス語原文 The original text in French

Alors le tempérament populacier de Mme Loiseau éclata:—« Nous n'allons pourtant pas mourir de vieillesse ici. Puisque c'est son métier, à cette gueuse, de faire ça avec tous les hommes, je trouve qu'elle n'a pas le droit de refuser l'un plutôt que l'autre. Je vous demande un peu, ça a pris tout ce qu'elle a trouvé dans Rouen, même des cochers! oui, madame, le cocher de la préfecture! Je le sais bien, moi, il achète son vin à la maison. Et aujourd'hui qu'il s'agit de nous tirer d'embarras, elle fait la mijaurée, cette morveuse! [Omission] »

   Boule de Suif (1880) by Guy de Maupassant
   E-text at Project Gutenberg


■訳文の比較 その1 Comparison of translations 1

[fr] ça a pris tout ce qu'elle a trouvé dans Rouen
[es] En Rúan lo arrebaña todo
[hu] ennek az alávaló némbernek az a mestersége, hogy mindenkivel összeadja magát
[pt] aí pegou tudo o que encontrou em Rouen
[en] she took anybody she could get in Rouen
[en] she took any lovers she could get at Rouen
[ru] в Руане она путалась с кем попало

ルーアンじゃ、手当たりしだいに客をとってたんですよ。     高橋 1978
ルーアンじゃね、手当り次第客を取っていたんでございますよ。  青柳 1951, 1969
ルーアンぢや[略]手當り次第[略]客をとっていたんですよ   丸山 1948
ルーアンでは、だれかれ構わず客にしてたんですからね。     新庄 1978
ルーアンでは、行き會った男を片つぱしから誰でもかまはず——  佐々木 1924, 1926
ルーアンでは見境なしに客を取っていたのですよ、        調 1988
ルーアンでは手あたりしだいに客をとっていたんですよ。     杉 1958, 1960, etc.
ルーアンでは手あたり次第[略]咥へこんでゐたんですよ!    鈴木 1950
ルーアンでは手当たりしだいに客をとっていたんですよ。     宮治 1968
ルーアンでは手当り次第、客をとっていたんですよ、       水野 1938, 1957
ルーアンの町で見つけた男はだれだってくわえこんでたんですよ、 石田 1998
ルアンじゃ、てあたりしだい客をとってたんですよ。       平田 1974
ルアンじゃ、相手かまわず客をとっていたんだから。       高山 2004
ルアンでは、手当り次第に[略]食いちらしたんですからね!   田辺 1955
ルウアンぢやどんな男とでも片つぱしからだつたんですからね。  廣津 1927
ルウアンぢやア、何な相手だッて、手當り放題で、        馬場 1910, 2003


■訳文の比較 その2 Comparison of translations 2

[hu] a taknyosa!...
[fr] cette morveuse!
[en] the brazen hussy!
[en] the drab!
[es] la muy zorra!
[es] essa lambisgoia!
[ru] (訳出なし?)
[zh] 这个拖着鼻涕的家伙! simplified Chinese
[zh] 這個拖著鼻涕的傢伙! traditional Chinese

あのひっぱりは!     田辺 1955
あの雌猫は!       石田 1998
あの小娘ときたら!    高山 2004
あの鼻たれ娘ったら!   高橋 1978
あの洟たらしが!     鈴木 1950
あの洟っ垂らしは。    水野 1938, 1957
ちやんちやら可笑しい   丸山 1948
ばいたの癖に!      佐々木 1924, 1926
はなったらしのくせに!  宮治 1968
はなったらしのくせに!  杉 1958, 1960, etc.
ひよっこのくせして!   調 1988
小娘のくせにさ!     平田 1974
賣女めが!        廣津 1927
 [訳出せず]      新庄 1978
 [訳出せず]      青柳 1951, 1969
 [訳出せず]      馬場 1910, 2003


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016-10-20 太田浩一=訳 光文社 2016/09/20 と、田辺貞之助=訳 1955/06 の訳文を挿入しました。また、スペイン語版と英語版のオーディオブックを追加しました。
  • 2013-09-02 ハンガリー語訳を追加しました。
  • 2013-08-09 もう1種類の英訳を追加しました。
  • 2012-09-23 馬場孤蝶=訳 2003/03/06 を追加しました。
  • 2012-07-23 ロシア語訳を追加しました。
  • 2012-05-12 高橋たか子=訳 1978/12/01 と丸山熊雄=譯 1948/07/10 の訳文を挿入しました。
  • 2012-05-05 宮治弘之=訳 1968/06/10 と佐々木孝丸=譯 1926/07/03 の訳文を挿入しました。

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Wednesday, 21 December 2011

The Venetian Empire: A Sea Voyage by Jan Morris ジャン・モリス 『ヴェネツィア帝国への旅』

■はじめに Introduction

ヴェネツィアの植民地帝国としての側面をイギリスの作家ジャン・モリスが綴った歴史紀行書。過去と現在を自由に行ったり来たりする、ちょっと風変わりな筆致だが、読みごたえがある。原書初版は、図版多数入りで1980年に出版された。

英紙ガーディアンは、ことし2011年6月、この本を「偉大なノンフィクション100冊」のうちに選んだ。ちなみに、塩野七生『海の都の物語—ヴェネツィア共和国の一千年』の単行本初版が出たのも、モリスの本とおなじく1980年だった。


■表紙画像 Cover photos

↓ Click to enlarge ↓

ja Ja_9784062920797 ja Ja_jan_morris_the_venetian_empire

en En_1990_jan_morris_the_venetian_emp en En_1980_jan_morris_the_venetian_emp


■言語と書誌情報 Linguistic and bibliographic information

[ja] 日本語
タイトル: ヴェネツィア帝国への旅 (講談社学術文庫)
著者: ジャン・モリス (著者) 椋田直子 (訳者) 
文庫
出版社: 講談社
出版年: 2011-11-11
ISBN-10 : 4062920794
ISBN-13 : 9784062920797


[ja] 日本語
タイトル: ヴェネツィア帝国への旅
著者: ジャン・モリス (著者) 椋田直子 (訳者) 
単行本
出版社: 東京書籍
出版年: 2001-08-01
ISBN-10 : 4487795834
ISBN-13 : 9784487795833


[en] 英語 (再販)
タイトル: The Venetian Empire: A Sea Voyage
著者: Jan Morris 
ペーパーバック
出版社: Penguin (Non-Classics); Reprint
出版年: 1990-01-04
ISBN-10 : 0140119949
ISBN-13 : 978-0140119947
More info from the publisher


[en] 英語 (初版)
タイトル: The Venetian Empire: A Sea Voyage (A Helen and Kurt Wolff Book)
著者: Jan Morris (author), Tim Mercer (Photographer)
Hardcover
出版社: Rainbird Publishing Group Limited; An illustrated edition, 1st edition
出版年: 1980-10-01
ISBN-10 : 0151935041
ISBN-13 : 9780151935048
Information on the now defunct publisher


■日本語訳 Translation into Japanese

ローマ帝国をべつにすれば、ヴェネツィアはヨーロッパ最初にして最長寿の植民地帝国である。にもかかわらず、ヴェネツィアの植民地主義は、場当たり的なつぎはぎ細工だった。そもそもヴェネツィアは、東方の産物を集めて船でヴェネツィアに持ち帰り、それをヨーロッパ各地に売りさばくことで富を獲得した。ヴェネツィア帝国の役目はこの活動を庇護(ひご)し、発展させることだった。したがって、過剰なまでに実利主義的であり、安易に状況に迎合した。ヴェネツィア人は外の世界に向かって、なんの主義主張も押しつけなかった。みずからの形に似せて、属州を作りたいとは思わなかった。宣教師的情熱は持ち合わせていなかった。古代ローマ人と違って、偉大な建築家ではなかった。スペイン人と違って、狂信的でもなかった。

 彼らはなによりも金(かね)を重視した。一五世紀のローマ教皇ピウス二世は、すべてのヴェネツィア人は「交易という卑しい生業(なりわい)」の奴隷だと書いている。

   序章
   ジャン・モリス=著 椋田直子(むくだ・なおこ)=訳
   a.ヴェネツィア帝国への旅』 講談社学術文庫 2011-11-11
   b.ヴェネツィア帝国への旅』 東京書籍 2001-08-01
   引用は b. に拠りました。


■英語原文 The original text in English

The Venetians were never without overseas possessions, from the time my story starts at the end of the twelfth century until the fall of the Venetian Republic at the end of the eighteenth century. Rome apart, theirs was the first and the longest-lived of the European overseas empires. Their imperialism, though, was piecemeal and opportunist. They had first become rich by collecting the products of the east, shipping them home to Venice, and dispatching them through Europe: their empire was contrived to protect and develop this activity, and was accordingly pragmatic to a fault. It adapted all too easily to circumstances. The Venetians were exporting no ideology to the world. They were not hoping to found lesser states in their own image. They had no missionary zeal. They were not great builders, like the Romans. They were not fanatics, like the Spaniards.

  They were above all money-people - every Venetian, wrote Pope Pius II in the fifteenth century, was a slave to 'the sordid occupations of trade'.

   Introduction
   The Venetian Empire: A Sea Voyage by Jan Morris
   Penguin; New edition, 1990-01-04
   Excerpt at Amazon.co.uk
   Snippet preview at Google Books


■外部リンク External links

 [en] English
   * Jan Morris (formerly James Morris) Biography - (1926– )
     The Times, Guardian, Coronation Everest, Coast to Coast, Venice
   * Jan Morris - Goodreads
   * Jan Morris - Wikipedia (1926- )

 [ja] 日本語
   * ジャン・モリス - 関心空間 by tomoki y.


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