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Thursday, 12 April 2012

鲁迅 「藤野先生」 (『朝花夕拾』より) Mr Fujino (from Dawn Blossoms Plucked at Dusk) by Lu Xun

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
 Video  魯迅の師、藤野先生の故郷・福井を訪ねて<福井県>
 Related website  関連ウェブサイト
  鲁迅和东北大学 / 魯迅と東北大学 / Lu Xun and Tohoku University
■英訳 Translation into English
■日本語訳 Translations into Japanese
■日本語訳(訳者別、新旧順)
  Translations into Japanese (by translator, in chronological order)
■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations
 Audio  『朝花夕拾』 中国語版オーディオブック(朗読)
  Chao hua si she: Audiobook in Chinese
■中國語原文(繁體字) The original text in traditional Chinese
■中国語原文(簡体字) The original text in simplified Chinese
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

魯迅の自伝小説風のエッセー集『朝花夕拾(ちょうかせきしゅう)』 (1928)。10篇の小品を収めるこの本の、最後から2つめの作品が「藤野先生」である。そこに魯迅は日本留学時代に仙台医学専門学校(現・東北大学医学部)で出会った解剖学教授・藤野厳九郎(ふじの・げんくろう、1874-1945) の思い出をつづっている。

下に引用するのは、その冒頭の一文。原文と幾種類かの翻訳で示す。いっけん唐突な書き出しに見えるが、これはひとつ前の作品「追想断片」で、彼が南京の複数の学校で学んだもののぱっとせず、渡日するに至った経緯を語ったのを受けている。


 Video 
魯迅の師、藤野先生の故郷・福井を訪ねて<福井県>

Uploaded to YouTube by 福井県 観光連盟 on 15 Oct 2012. 企画・著作: 福井県 制作: 福井テレビ、杭州文化広播電視集団


 Related website  関連ウェブサイト
鲁迅和东北大学 / 魯迅と東北大学 / Lu Xun and Tohoku University
Lu_xun_and_tohoku_university
[zh] 鲁迅和东北大学 -动荡历史中的留学生-东北大学史料馆
[ja] 魯迅と東北大学-歴史のなかの留学生 | 東北大学史料館 魯迅記念展示室


■英訳 Translation into English

Tokyo was not so extraordinary after all.

   Mr. Fujino by Lu Xun (Lu Hsun)
   E-text at 中国文革研究网


■日本語訳 Translations into Japanese

東京もかわりばえしなかった。…………………(02) 渡辺 2007
東京もそんなふうでしかなかつた。……………(13) 鹿地+松枝ほか 1936
東京もたいして変わりばえはしなかった。……(12) 松枝 1947, 1955, etc.
東京もたいして変わりばえはしなかった。……(07) 松枝+和田 1975, 1976
東京もどうせこんなものだった。………………(01) 藤井 2009
東京もまあこんなふうであった。………………(03) 小田 1990
東京も似たようなものだった。…………………(08) 丸山 1975
東京も別に変わりはなかった。…………………(10) 増田 1961, 1975
東京も同じことだった。…………………………(04) 立間 1985
東京も同じようでしかなかった。………………(06) 駒田 1979, 1998
東京も格別のことはなかった。…………………(11) 竹内 1956, 1974, etc.
東京も格別のことはなかった。…………………(09) 高橋 1967, 1995
東京も特別変わりはありませんでした。………(05) 西本 1985
東京も相變らずであつた。………………………(14) 佐藤+増田 1935


■日本語訳(訳者別、新旧順)
 Translations into Japanese (by translator, in chronological order)

(01) 藤井 2009        東京もどうせこんなものだった。
(02) 渡辺 2007        東京もかわりばえしなかった。
(03) 小田 1990        東京もまあこんなふうであった。
(04) 立間 1985        東京も同じことだった。
(05) 西本 1985        東京も特別変わりはありませんでした。
(06) 駒田 1979, 1998     東京も同じようでしかなかった。
(07) 松枝+和田 1975, 1976  東京もたいして変わりばえはしなかった。
(08) 丸山 1975        東京も似たようなものだった。
(09) 高橋 1967, 1995     東京も格別のことはなかった。
(10) 増田 1961, 1975     東京も別に変わりはなかった。
(11) 竹内 1956, 1974, etc.  東京も格別のことはなかった。
(12) 松枝 1947, 1955, etc.  東京もたいして変わりばえはしなかった。
(13) 鹿地+松枝ほか 1936   東京もそんなふうでしかなかつた。
(14) 佐藤+増田 1935     東京も相變らずであつた。


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(01) 藤井 2009
   魯迅=作 藤井省三(ふじい・しょうぞう)=訳
   「藤野先生」 『朝花夕拾(ちょうかせきしゅう)』
   『故郷/阿Q正伝』 光文社古典新訳文庫 2009-04

(02) 渡辺 2007
   魯迅=原作 渡辺襄=翻訳と評注 「藤野先生」
   『藤野先生と魯迅—惜別百年』 「藤野先生と魯迅」刊行委員会=編
   東北大学出版会 2007-03-23

(03) 小田 1990
   魯迅=作 小田嶽夫(おだ・たけお)=訳 「藤野先生」
   『阿Q正伝・故郷』 偕成社文庫 1990-05

(04) 立間 1985
   魯迅=作 立間祥介(たつま・しょうすけ)=訳 「藤野先生」
   『魯迅全集 3 野草・朝花夕拾・故事新編』 学習研究社 1985-11-20

(05) 西本 1985
   魯迅=作 西本鶏介(にしもと・けいすけ)=訳 「藤野先生」
   『阿Q正伝 世界の名作文学 12』 岩崎書店 1985-01-30

(06) 駒田 1979, 1998
   魯迅=作 駒田信二=訳 「藤野先生」
   a. 『阿Q正伝・藤野先生』 講談社文芸文庫 1998-05
   b. 『世界文学全集 44 魯迅』 学習研究社 1979-07
   引用は a. 講談社文芸文庫版に拠りました。

(07) 松枝+和田 1975, 1976
   魯迅=作 松枝茂夫+和田武司=訳 「藤野先生」
   a. 『豪華版 世界文学全集 35 魯迅』 講談社 1976-10-20
   b. 『世界文学全集 93 魯迅』 講談社 1975
   a. の解説(p.489)によると「この翻訳はすでに公にしてある松枝茂夫訳をもとに、
   和田訳の新稿を加え、両者で訳文を検討しあって成ったものである」。

(08) 丸山 1975
   魯迅=作 丸山昇=訳 「藤野先生」
   『阿Q正伝』 新日本文庫 1975-11

(09) 高橋 1967, 1995
   魯迅=作 高橋和己=訳 「藤野先生」
   a. 『世界の文学セレクション 36 (33)』 中央公論社 1995-01
   b. 『世界の文学 47 魯迅』 中央公論社 1967-06-10
   引用は b. 世界の文学 47に拠りました。

(10) 増田 1961, 1975
   魯迅=作 増田渉(ますだ・わたる)=訳 「藤野先生」
   a. 『鋳剣—魯迅作品集』 ゆまにて 1975-03-31
   b. 『阿Q正伝』 角川文庫 1961-04
   引用は b. 角川文庫版に拠りました。

(11) 竹内 1956, 1974, etc.
   魯迅=作 竹内好=訳 「藤野先生」
   a. 『魯迅文集 2』 ちくま文庫 筑摩書房 2009-11-07
   b. 『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇』 岩波文庫 改訳 1981-02
   c. 『筑摩世界文学大系 78 魯迅、茅盾』 筑摩書房 1974
   d. 『魯迅選集 第2集 作品. 第2』 岩波文庫 1956-07-22
   引用は b. 岩波文庫版 改訳に拠りました。

(12) 松枝 1947, 1955, etc.
   魯迅=作 松枝茂夫=訳 「藤野先生」
   a. 『阿Q正伝・狂人日記』 旺文社文庫 1970-03
   b. 『朝花夕拾』 岩波文庫 1955-10-05
   c. 『魯迅作品集 2 朝華夕拾』 東西出版社 1947-01
   引用は a. 旺文社文庫版に拠りました。

(13) 鹿地+松枝+井上+増田+佐藤 1936
   魯迅=作 鹿地亘+松枝茂夫+井上紅梅+增田渉+佐藤春夫=譯
   「藤野先生」 『朝華夕拾』
   『大魯迅全集 2』 改造社 1936-04-20(昭和11)
   梅・增・渉・迅・造・社の旧字は、それぞれ新字で置き換えました。

(14) 佐藤+増田 1935
   魯迅=作 佐藤春夫+増田渉=訳 「藤野先生」
   『魯迅選集』 岩波文庫 1935-06(昭和10)


 Audio 
『朝花夕拾』 中国語版オーディオブック(朗読) 「藤野先生」は10番目の録音です。
Chao hua si she: Audiobook in Chinese. The tenth track is Mr Fujino.
Source: Internet Archive. Audio courtesy of LibriVox.

■中國語原文(繁體字) The original text in traditional Chinese

東京也無非是這樣。

   鲁迅 《藤野先生》
   E-text at Wikisource


■中国語原文(簡体字) The original text in simplified Chinese

东京也无非是这样。

   鲁迅 《藤野先生》
   E-text at 时代书城


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016-04-06 「魯迅と東北大学」のサイトが変更されていたので、リンクを修正しました。
  • 2014-11-10 外部リンクの項に「藤野先生」の原題が書き換えられていたとする報道記事の中国語版と日本語版へのリンクを追加しました。
  • 2013-09-05 オーディオブック(朗読)へのリンクを追加しました。

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