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Saturday, 19 July 2014

Heart of a Samurai by Margi Preus マーギー・プロイス 『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』

■はじめに Introduction

『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』は、アメリカ人の児童文学作家マーギー・プロイスが英語で書いたジョン万次郎についての物語。史実にフィクションを交えて語られる。2011年に出版され、この年のニューベリー賞オナーの一つに選ばれた。同オナーはコールデコット賞とならんで米国でもっとも権威ある児童文学賞であるニューベリー賞の佳作に相当する。


 Images 
表紙画像 Cover photos

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en 9780810989818


 Video 1 
Heart of a Samurai book trailer

Uploaded to YouTube by lautenbg on 16 Jan 2012.


 Video 2 
ジョン万次郎 1

Uploaded to YouTube by 竹内隆 on 8 Nov 2013.


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) tomoki y. 2014
 「故郷(くに)のことを考えてたのかい?」五右衛門が言った。
 万次郎は、うなずいた。
 「サムライになるという夢も、かなわなかったな。ええ、万次郎?」
 「そうかい?」 万次郎は問い返した。
 「たとえ故郷(くに)に帰れたとしても、なれっこないのは、わかってるだろ。サムライの家に生まれなけりゃ、サムライにはなれない。おまえは漁師の息子として生まれた。だから、漁師になる。もしおまえに息子ができたら、そいつも漁師になる。そういうもんだ。これまで、ずっとそうだった。これからも、ずっとそうさ」
 万次郎はため息をついた。そういう理屈だ。今までずっと、そういう理屈だった。これからもずっとそういう理屈がなりたつんだろうか。

  • マーギー・プロイス=著 Tomoki Yamabayashi=部分訳 『ジョン万次郎 サムライ魂』 tomokilog 2014-07-19
  • 金原氏の下の邦訳を、あえて見ずに作った拙訳です。おそまつさま。

(J2) 金原 2012
 「故郷(くに)のことを考えてるのか?」五右衛門がきいた。
 万次郎はうなずいた。
 「侍にはどうやったってなれないよなぁ、万次郎」
 「どうして?」
 「故郷(くに)に帰れたとしても、なれっこない。わかってるくせに。おまえは侍の家に生まれたんじゃないから。漁師の息子に生まれたもんは、漁師になる。おまえの息子だって、やっぱり漁師になる。そういうもんだ。これまでずっとそうだったし、これからもずっ とそうさ」
 万次郎はため息をついた。そういうもんだからこそため息が出る。これまでずっとそうだったし、これからもずっとそうだろう。


■英語原文 The original text in English

   "Thinking about home?" Goemon said.
   Manjiro nodded.
   "I guess you'll never become a samurai now, huh, Manjiro-chan?"
   "Why not?" Manjiro asked.
   "Even if we should get home, you know very well you can't be. You weren't born into a samurai family. You were born a fisherman's son and you will be a fisherman, and any sons you have, they also will be fishermen. That is the way it is; that is the way it has always been; that is the way it will always be."
   Manjiro sighed. That was always the reason; that had always been the reason; and, he supposed, that would always be the reason.


 eBook Sample  Chapter 1


■外部リンク External links


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