文化・芸術

Friday, 14 May 2010

Trattato della Pittura / A Treatise on Painting by Leonardo da Vinci レオナルド・ダ・ヴィンチ 『絵画の書』『絵の本』『絵画論』『繪畫論』

           目次 Table of Contents

   ■はじめに Introduction
    Video 1  Leonardo's Universe (2011) - National Geographic
    Video 2  Leonardo (2003) - BBC TV
    Book covers  表紙画像
   ■日本語訳 Translations into Japanese
     (J1) 斎藤 2014
     (J2) 小林 2012
     (J3) ピエブックス 2009
     (J4) 杉浦 1954
     (J5) 杉田 1941, 1961
     (J6) 加藤 1930, 1996
   ■英訳 Translations into English
     (E1) Richter, 1888
     (E2) Translator unknown
   ■イタリア語原文 The original text in Italian
    Image  レオナルドの手稿 23ページ The Leonardo Notebook - Pages 23
   ■外部リンク External links
   ■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

芸術の世界では、つぎの2つのうち、どちらが大切か?

  1. 他者から学ぶこと?  それとも、
  2. おのれの信じる道を追求すること?

ルネサンス期を代表する万能の天才は、下のように書き記した。


 Video 1 
Leonardo's Universe (2011) - National Geographic

Presented by Bülent Atalay. Uploaded to YouTube by National Geographic on 23 May 2011.


 Video 2 
Leonardo (2003) - BBC TV

Written and presented by Alan Yentob. Leonardo da Vinci played by Mark Rylance.
BBC Two Leonardo: The Man Who Wanted to Know Everything
BBC - Science & Nature - Leonardo - Homepage


 Book covers  表紙画像

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a. Ja_9784000256636 b. 9784863132061 c. 9784808707989

d. Ja_9784484092126 e. Ja_leonardo_9784890136797 f. Ja_aatisuto_no_kotoba

g. Ja_2007_leonardo_zenkaiga h. Ja_ikegami_all_about_leonardo i. Ja_9784270002032

j. Ja_leonardo_da_vinci_no_shuki k. En_2009_leonardos_notebooks l. En_oxford_da_vinci_notebooks


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 斎藤 2014
だから、他人の意見を嫌がらずに、忍耐強く聞くようにせよ。そして、その批判者が君を批判する根拠があるかどうかを、よく観察して、よく考えよ。もしその批判が当たっていると思うなら、それを修正し、当たっていないと思うなら、分からなかったふりをするがいい。もしその人が君の尊敬する人なら、彼が錯覚している理由を、理路整然と説明してやるがいい。 (Lu 75, McM 83, 『パリ手稿A』 106 (26))

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ=著 斎藤泰弘(さいとう・やすひろ)=訳 『レオナルド・ダ・ヴィンチ 絵画の書』 岩波書店 2014-02-26
  • 凡例によると、この本はヴァティカン教皇庁図書館蔵の手稿本 Codice Urbinate lat. 1270 (『レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画の書』、通称『絵画論』あるいは『ウルビーノ稿本』)の全訳。翻訳に当たっては、手写本に忠実に行なうことを基本とし、注は、同手写本のファクシミリ版解説書 (Leonardo da Vinci, Libro di Pittura Codice Urbinate lat. 1270 nella Biblioteca Apostolica Vaticana, a cura di Carlo Pedretti, trascrizione critica di Carlo Vecce, Firenze, 1995) に付されたカルロ・ペドレッティによる注のうち日本の読者に有用と思われるものを掲載した。

(J2) 小林 2012
それゆえ、すすんで忍耐強く他者の意見に耳を傾け、君を非難する人にしかるべき理由があるかどうかをよくよく考えてみろ。もしあるなら受け入れて修正し、ないと思うなら聞こえなかったふりをするか、あるいは、もしその人が君の一目おく人ならば、彼のどこが間違っているのかを筋道立てて示してやるがいい。(アシュバーナム手稿 I)


(J3) ピエブックス 2009
他人の意見を聴くことを嫌がってはいけない。そして評者が君を非難するだけの理由をもっているか十分に考えろ。もし理由があると思ったら、訂正せよ。ないと思ったら聴かなかったことにすればいい。しかし、その評者が君の尊敬する人だったら相手がいかに誤っているか、道理を示してやれ。

   ——レオナルド・ダ・ヴィンチ


(J4) 杉浦 1954
だから辛抱して他人の意見を聽くことを好むがいい。そして非難する人が君を非難するだけの理由をもっているかいないか十分熟考をこらせ。もしありと分ったら、訂正せよ。ないと分ったら、聽かなかったことにするがいい。または君の尊敬する人だったら、相手がいかにあやまっているか道理を示してやるがいい。[Ash. I. 26 r.]

  • 「繪の本」から 畫家の生活と勉強 杉浦明平(すぎうら・みんぺい)=訳 『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上)』 (全2冊) 岩波文庫 1954-12-05
  • 主たる底本: Fumagalli, Marinoni, Solmi, Pettorelli, Richter の編集せるレオナルド文集。凡例によれば、Ash I. は Ashburnham 卿舊藏、現フランス國民圖書館藏。Ravaisson-Mollien 本第六卷收録。

(J5) 杉田 1941, 1961
かかるが故に忍耐強く他人の意見をききたがり、これらの粗(あら)探しをする人々が果して非難すべき根拠を持っているか否かをとくと考察し、考量せねばならぬ。

  • 「絵画論」 一六六 作品の管理について (Ash. I. 9 b) レオナルド・ダ・ヴィンチ=著 杉田益次郎(すぎた・ますじろう)=訳
  • 原書: Jean Paul Richter ed, Literary Works of Leonardo da Vinci, London 1883, Vol.1
  • 引用は a. に拠りました。他の邦訳で訳出されている箇所の一部がこの訳では見当たりません。

(J6) 加藤 1930, 1996
それ故他人の意見を聽くに汲々とし、且つ辛棒强くあれ。批評家が正しいか如何か、批評か如何かをよく思考し驗討せよ。そしてもし正しかつたら修正したがよい。さもなければ何も聞かなかつたかの如くしたがよい。そしてもし彼の云ふ事を評價するならば何處が間違つて居るか理論を以て其人に證明してやつたがよい。

  • 加藤朝鳥(かとう・あさとり)=訳
  • a. は b. の旧漢字を新漢字に改め、明らかな誤植、脱字を訂正して復刊したもの。b. の原書は未詳。引用は b. に拠りました。

■英訳 Translations into English

(E1) Richter, 1888
Therefore be curious to hear with patience the opinions of others, consider and weigh well whether those who find fault have ground or not for blame, and, if so amend; but, if not make as though you had not heard, or if he should be a man you esteem show him by argument the cause of his mistake.


(E2) Translator unknown
Be eager to lend a patient ear to the opinions of others and think long and hard whether whoever finds fault has reason or not to censure you. And if the answer is yes, correct the fault. If no, give the impression that you have not heard him, or if he is a man whom you respect, explain to him why he is mistaken.


■イタリア語原文 The original text in Italian

Sicché sii vago con pazienza udire l'altrui opinione; e considera bene e pensa bene se il biasimatore ha cagione o no di biasimarti; e se trovi di sí, racconcia, e se trovi di no, fa vista di non l'avere inteso; o, s'egli è uomo che tu stimi, fagli conoscere per ragione ch'egli s'inganna.

  • Leonardo da Vinci - Trattato della Pittura. Parte seconda - 72. Come il pittore dev'esser vago di udire, nel fare dell'opera, il giudizio di ognuno.
  • E-text at:

 Image 
レオナルドの手稿 23ページ The Leonardo Notebook - Pages 23

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Studies_for_the_city_of_romorantin

1517-18年ごろに書かれた上の手稿には、当時フランス国王フランソワ1世のお抱え画家・技師・建築家となっていた晩年のレオナルドが、国王に委嘱されて構想した新しい街ロモランタンの都市計画が描かれている。
Image source & More info: British Library » Online Gallery » Virtual Books » The Leonardo Notebook - Pages 23 and 24  Studies for the city of Romorantin f.270v.  Copyright © The British Library Board


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014-06-10 目次を新設し、Leonardo's Universe (2011) の YouTube 動画と斎藤泰弘=訳 2014-02-26 を追加しました。
  • 2014-03-16 加藤朝鳥=訳の書誌情報を補足しました。
  • 2013-06-05 杉田益次郎=訳の書誌情報を補足し、表紙画像を追加しました。
  • 2012-02-07 小林もり子=訳 2012-08-20 を追加しました。また、表紙画像と書誌情報を追加しました。
  • 2010-05-22 杉田益次郎=訳 1961-02-28 を追加しました。

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■CD

■DVD
(1) Leonardo da Vinci

(2) レオナルド・ダ・ヴィンチ

■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) Leonardo da Vinci

(2) Notebooks

(3) A Treatise on Painting

■和書 Books in Japanese
(1) レオナルド・ダ・ヴィンチ

(2) 手稿

(3) 絵画論

  

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Monday, 21 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (4) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』 (4)

« 1 2 3 The Time Machine »
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[SF小説] ブログ村キーワード

■表紙写真など Cover photos, etc.

[ja] タイムマシン 偕成社文庫 (1998)
[tr] Zaman Makinesi İthaki Yayınları (2000) トルコ語版
[es] La máquina del tiempo Ancora (1986) スペイン語版
[fr] La Machine à explorer le temps Gallimard (1997) フランス語版
[de] Die Zeitmaschine 4 Audio-CDs, Hörbuchproduktionen (2000) ドイツ語版オーディオブック
DC The time machine, a computer graphics image by Danny Cardle. Image source: The Time Machine Project

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ja Ja_time_machine tr Tr_zaman_makinesi es Es_la_maquina_del_tiempo_2

fr Fr_la_machine_a_explorer de De_die_zeitmaschine DC Time_machine
 
 
■はじめに Introduction
 
物語の最終章。ウェルズの文明観が、色濃くにじみ出ている。この小説が世に出てから、すでに1世紀以上が経つ。いま、わたしたちは未来をどう見るべきだろうか。
 
 
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

我知道[略]他对人类的进步持悲观态度,并且把越积越高的文明看作是愚蠢的堆积,认为它最终必将倒下来压住它的创造者,把他们彻底毁灭。如果真是这样,我们还得若无其事地活下去。但对我来说,未来仍然是黑越越的,苍茫的,是一个巨大的未知数,只有偶然的几处被他那难忘故事所照亮。

   《时间机器》 赫伯特·乔治·威尔斯 著
   E-text at 语文备课大师


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 池 2012
タイム・トラヴェラーは常々、人類の進歩にあくまでも悲観的だった。(……)肥大する文明の蓄積は、必ずや逆転して、ついには生みの親である人類を滅ぼす愚かしい増殖でしかないというのが持論だった。だとしたら、われわれはせめてのことに、そうはならないように祈るしかない。しかしながら、私にとって未来は今なお遠見のきかない不案内な領域である。タイム・トラヴェラーの土産話の記憶が極く稀に微かな光を点すばかりの大いなる暗闇である。

 

(2) tomoki y. 2008
彼は人類の進歩について悲観的だった――文明の築いた城など、たんなるバカの山。いつかは、それを造った当人たちの上に崩れ落ちてきて、彼らを滅ぼしてしまう。どうあがいたとしても。だとすると、人類の生きる道は、ただひとつ。崩れ落ちなどしないと自分たちをだましていくしかないのさ――と。しかし、わたしから見れば、未来はあいかわらず暗くて空っぽ。茫漠たる無知蒙昧(もうまい)だ。わずかに数か所だけ、気まぐれに照らし出されている。その明かりをともすのは追憶だ。彼のかたった物語の追憶が、照らし出しているのである。

 

(3) 山形 2003
かれは、人類の進歩についてきわめて暗い考えを持っていたことをわたしは知っている(……)。そしてかれは、山積する文明の中に、いずれ結局はその創造者たちの上に崩れ落ち、破壊することになってしまう、愚かしい山しか見ていなかった。もしそうであるなら、われわれとしては自分がそうした存在ではないかのごとくに生き続けることができるだけだ。だがわたしにとって、未来は未だに暗く白紙のままだ――広大な無知の領域であり、かれの物語の記憶によって、ほんの数カ所あちこちが照らされているだけだ。

 

(4) 金原 2000
TTは、人類の進歩については明るい見通しを持っていなかった。おそらく文明は進み、どんどん蓄積されていくだろうが、結局それは、その作り手である人間の上にくずれ落ちてきて、すべてを押しつぶしてしまうだろうと考えていた。もしそうなら、われわれは知らん顔をして生きていくだけだ。しかしわたしにとって、未来はまだ空白のままでなにもみえない。いってみれば未知の宇宙であり、TTの話が照らし出してくれたのは、そのうちのほんの一部にすぎない。

 

(5) 雨沢 1998
タイムトラベラーは人類が進歩するとは思っていなかった。文明が発達すれば、人間のおろかさもつみかさなっていく。そうなれば、かならず反動がおこり、文明のつくり手をほろぼすことになる。もしも、そのとおりになるならば、わたしたちは、そんなことはあるはずがないとごまかしながら生きるしかない。でも、わたしにいわせれば、未来はやはり黒くてからっぽの世界なのだ――彼の話でわずかに光がさしたものの、はてしない空白がひろがっているような気がする。

 

(6) 眉村 1997
彼は、人類の進歩を、悲観的にしか見ていなかった。文明が進むというのはばかげたことにすぎず、やがてはそれを作った者たちの上にくずれ落ち、作った者たちを押しつぶす――というのが、彼の考えだったのだ。もしもそうだとすれば、私たちはそのことに気づかぬふりをして生きていくしかないだろう。ま、彼にとってはそうでも、私にとっては未来は、まだ、闇であり空白であり、広大な未知の世界なのである。そのほんの二、三か所は、彼の話の記憶で照らされているけれども……それ以外はすべて未知、としなければならない。

 

(7) 橋本 1991
彼に言わせれば、人類の進歩 などはたいしたものではなかった。文明の増大は愚かさの増大にすぎず、やがて反動的に人類を破滅させるだろうと彼は言うのだ。そうだとすれば、私たちは そうでない ふりをして生きて行くしかない。だが私にとって未来はあいかわらず暗黒であり空白である――つまり彼の話の記憶によって、断片的に照らしだされているだけの、広大無辺の未知の世界である。

 

(8) 瀬尾 1976
タイム・トラベラーが、『人類の進歩』などということについては極めて悲観的で、文明の増大は、愚かさの増大にすぎず、やがてははね返って来て、人類を破滅させるだろう、と考えていたことは私もよく承知している(……)。そのように、文明というものがやがては破滅するのなら、われわれは、あたかもそうでないかのように生きてゆくより仕方がない。しかし、私にとっては、未来は暗闇であり、空白だ――つまり、タイム・トラベラーの話の記憶の光で、二、三箇所が照し出されているにすぎない、巨大な未知の世界なのだ。

 

(9) 塩谷 1972, 1979, etc.
かれは人類の進歩については、悲観的な見方をしていた。文明がすすむということは、ばかげたことで、それはいまにくずれおちて、それをつくった者たちを押しつぶしてしまうだろうと考えていたのだ。たといそうだとしても、わたしたちは、そんなことはないようなふりをして、生きていくよりしかたがない。わたしにとって、未来は黒い未知の世界である。かれの話から、ほんのすこしわかっただけの、広大な未知の世界なのだ。

 

(10) 石川 1966, 2002
彼は人類の進歩を悲観的にしか考えていなかった。そして、文明の蓄積は、愚かな建造物にすぎず、いつかは崩壊して、その建造者を退廃せしめずにはおかないものだと言っていた。もしそうなら、僕らは、それに気づかないふりをして生きていくより他はない。だが、僕はそうは考えない、人類の未来はまだまだ暗黒であり、空白だと思う――つまり、広大な未知の世界だと思う。タイム・トラヴェラーの思い出話が僕らに教える点はほんの二、三の思いつきの面にしかすぎない。

 

(11) 阿部 1965
彼は人類の進歩を悲観的にしか考えていなかった。人類の文化の蓄積はばかげた建築物にすぎず、ついにはその建築者たち自身に崩れかかって、彼らを破壊してしまうことは避けられないというのだ。もし人類がそういう運命にあるなら、われわれとしては、それに気づかないふりをして生きていくしかないわけだ。だが、わたしにとって未来はまだ暗黒であり空白である――つまり、広大無辺な未知の世界であり、ほんの二、三個所が彼の話の記憶で照らされているにすぎない。

 

(12) 宇野 1962, 1978
彼は人類の前途に、暗澹たるものを見ていた。文明の進歩とは愚かさの集積であり、不可避的に崩壊し、いずれはその創造者を滅ぼさずにはおかぬという。もしそれが事実とすれば、ぼくたちの生きる道は、そうでないような顔をしてすごすだけである。しかし、ぼくは未来を、空白の世界とみる――それは広大な未知の世界。時間航行家(タイム・トラベラー)の物語の記憶も、わずかにそのところどころを照らし出しているだけで、なんら決定的な資料とはならなかった。

 

■ロシア語訳 Translation into Russian

Развивающаяся цивилизация представлялась ему в виде беспорядочного нагромождения материала, который в конце концов должен обрушиться и задавить строителей. Но если это и так, все же нам ничего не остается, как продолжать жить. Для меня будущее неведомо, полно загадок и только кое-где освещено его удивительным рассказом.

   Герберт Уэллс. Машина времени
   E-text at Lib.Ru


■英語原文の朗読 Videobook presented by CCProse

下に引用する箇所は 13:43 あたりから始まります。 Excerpt below starts around 13:43.


■英語原文 The original text in English

He, I know ( . . . ) thought but cheerlessly of the Advancement of Mankind, and saw in the growing pile of civilization only a foolish heaping that must inevitably fall back upon and destroy its makers in the end. If that is so, it remains for us to live as though it were not so. But to me the future is still black and blank--is a vast ignorance, lit at a few casual places by the memory of his story.

   The Time Machine (1895) by H. G. Wells

   Recent editions include:
   * The Time Machine, Phoenix Pick, 2008/06
   * The Time Machine, Penguin Classics, 2006/08
   * The Time Machine, Signet Classics, 2002/10

   E-text at:
   * Project Gutenberg Australia
   * PublicLiterature.Org
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide
   * 4Literature.net
   * Fourmilab.ch
 
 
■訳語の異同 Variations of translation

 A) the growing pile of civilization only a foolish heaping
   肥大する文明の蓄積は(……)愚かしい増殖 池 2012
   山積する文明の中に(……)愚かしい山   山形 2003
   人類の文化の蓄積はばかげた建築物     阿部 1970
   文明がすすむということは、ばかげたこと  塩谷 1972, 1979, etc.
   文明が進むというのはばかげたこと     眉村 1997
   文明が発達すれば、人間のおろかさもつみかさなって 雨沢 1998
   文明の進歩とは愚かさの集積        宇野 1962, 1978
   文明の増大は、愚かさの増大        瀬尾 1976
   文明の増大は愚かさの増大         橋本 1991
   文明の築いた城など、たんなるバカの山   tomoki y. 2008
   文明の蓄積は、愚かな建造物        石川 1966, 2002
   文明は進み、どんどん蓄積され       金原 2000

 
 B) a vast ignorance
   はてしない空白     雨沢 1998
   不案内な領域      池 2012
   巨大な未知の世界    瀬尾 1976
   広大な未知の世界    眉村 1997
      〃        塩谷 1972, 1979, etc.
      〃        石川 1966, 2002
      〃        宇野 1962, 1978
   広大な無知の領域    山形 2003
   広大無辺な未知の世界  阿部 1965
   広大無辺の未知の世界  橋本 1991
   未知の宇宙       金原 2000
   茫漠たる無知蒙昧    tomoki y. 2008

 
 
■外部リンク External links

 [en] English
   * List of H.G. Wells works currently in print
    in the United Kingdom and abroad (updated through February 2005)
    by The H.G. Wells Society (UK)
   * The Time Machine - Wikipedia
   * Time Machine Project by Don & Mary Coleman
    1960年版映画『タイムマシン/80万年後の世界へ』のためのトリビュート・
    サイト。画像満載。
   * The Time Machine - Wikiquote
   * The H.G. Wells Society

 [ja] 日本語
   * ハーバート・ジョージ・ウェルズ - Wikipedia (1866-1946)
   * H・G・ウェルズ - 翻訳作品集成
   * H・G・ウェルズ - MISDAS ミスダス
   * H・G・ウェルズ - PIPITTO (BiblioStyle)
 
 
■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 池 2012
   ウェルズ=作 池央耿(いけ・ひろあき)=訳
   『タイムマシン』 光文社古典新訳文庫 2012/04/20
 
(2) tomoki y. 2008
   H・G・ウェルズ=作 Tomoki Yamabayashi=訳
   tomokilog - うただひかるまだがすかる 2008/07/21
   このブログ記事のために訳した拙訳。部分訳。
 
(3) 山形 2003
   ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
   『タイムマシン』 プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003
 
(4) 金原 2000
   H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
   『タイムマシン』 岩波少年文庫 2000/11
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(5) 雨沢 1998
   H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
   『タイムマシン』 偕成社文庫 1998/07
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(6) 眉村 1997
   H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
   『タイムマシン』 痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11 
   原文は総ルビですが、上掲引用文中では、これを省略しました。
 
(7) 橋本 1991
   H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
   『タイム・マシン 他九篇』 岩波文庫 1991/05
   引用文中の太字箇所は、原文では太字でなく傍点です。
   原書:
   The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.
 
(8) 瀬尾 1976
   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「タイム・マシーン」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』 講談社 1976/03 所収
 
(9) 塩谷 1972, 1979, etc.
   H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   a. タイムマシン』 今井修司=さし絵 SF名作コレクション2 岩崎書店 2005/10
   b.タイムマシン』 SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
   c.タイムマシン』 岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
     岩崎書店 1979/10
   d.タイム・マシン』 岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
   a. の底本は d.。引用は a. に拠りました。
 
(10) 石川 1966, 2002
   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
   a.タイムマシン』 角川文庫 2002/06
   b.タイム・マシン 他六篇』 角川文庫 1966/12
   a.b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は a. に拠りました。
 
(11) 阿部 1965
   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』創元SF文庫 1965/12
   詳細は ここ
 
(12) 宇野 1962, 1978
   a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
   b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳
     早川書房編集部=編 『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は a. に拠りました。
 
 
■更新履歴 Change log

2012/07/07 池央耿=訳 2012/04/20 を追加しました。
2011/11/21 英語原文の朗読の YouTube 動画を追加しました。
2011/04/01 中国語訳(簡体字)を追加しました。
2011/02/14 ロシア語訳を追加しました。
2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。


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Monday, 14 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (3) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』『タイム・マシーン』 (3)

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[SF小説] ブログ村キーワード

■Cover photos

[pt] A Máquina do tempo. Nova Alexandria (1994).  ポルトガル語版
[es] La Máquina del Tiempo. Alianza Editorial (2007).
  Image source: tienda.cyberdark.net スペイン語版
[fr] La Machine à explorer le temps. Gallimard (1975) フランス語版
[de] Die Zeitmaschine. Distribooks (2002) ドイツ語版
[nl] De Tijdmachine. Het Spectrum (1993) オランダ語版
[en] The Time Machine. Penguin Longman Penguin Readers (2008)

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■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

恐怕我无法表达时间旅行中的种种奇怪感受。那是极其令人难受的,就像人们在环滑车上——只得听天由命,一直朝前冲!我也有那种自己马上就要粉身碎骨的预感。

   《时间机器》 赫伯特·乔治·威尔斯 著
   E-text at 语文备课大师


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 山形 2003
時間旅行の奇妙な感覚は、どうもお伝えしようがありません。とんでもなく不快なものです。スイッチバックの鉄道にのった時とまさに同じ感覚があります―― どうしようもない真っ逆さまな移動の感覚です! やがて衝突するという、同じ恐ろしい予想も感じました。


(2) 金原 2000
時間旅行の、あの独特の感覚をどう表現したらいいんだろう。とにかく気持ちが悪くてしょうがないんだ。すさまじい速さでまっさかさまに落ちていくような感じ、すぐにも地面に衝突しそうな恐怖感があった。


(3) 雨沢 1998
時間旅行の、あのなんともいえない気持ち悪さは、とにかくひどいものだった。ジェットコースターにのって、まっさかさまに下(くだ)っていくときのようだよ! なにかにぶつかって、こなごなになるんじゃないかと、おそろしくてたまらなかった。


(4) 眉村 1997
この、時間旅行における奇妙な感じを、ことばにするのはむずかしい。それはひどくいやなものだ。ローラーコースターに乗って、全速で頭からつっこんでいく感覚——とでもいえばいいのだろうか。同時に、つぎの瞬間にはなにかに衝突してくだけ散るのではないか、との恐怖もあった。


(5) 橋本 1991
時間飛行の際の独特な不快感を説明するのはむずかしい。ローラー・コースターにのって猛烈なスピードで突進するときのような気分だった。同時に衝突するのではないかという恐ろしい不安感がつきまとった。


(6) 新庄 1978, etc.
残念ながら、時間旅行の独特な感覚を充分にお伝えできないと思う。すこぶる不愉快なものだね。ちょうどローラーコースターに乗ったときのような——頭から真っ逆さまに落ち込んでいくような、どうしようもない脱力感だ! それと同時に、いまにも墜落してしまうのじゃないかという恐怖感に襲われた。


(7) 瀬尾 1976
残念ながら、時間航行の奇妙な感じはうまくお伝えすることはできない。非常に不愉快な感じです。猛烈な突進を前後にくり返す時のような感じです。また同じように、今にも物に衝突するんではないかという不安も感じました。


(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
時間旅行をするときのあのみょうな感じをうまくいいあらわすことはできない。ひどくいやな感じだ。ジェット・コースターにのって、頭からつっこんでいくときの感じにそっくりだ。ぼくはいまにもなにかにしょうとつして、こっぱみじんになるんじゃないかと、はらはらしっぱなしだった。


(9) 石川 1966, 2002
残念ながら、時間航行の奇妙な感覚はとうてい言葉では伝えられない。きわめて不愉快な感覚だ。まさに、ジェット・コースターに乗ったような感じ——手も足も出せないで、まっしぐらにとんでいく、あれだ。いまにも何かに衝突して、粉々になるのではないかという、恐ろしい予感もした。


(10) 阿部 1965
残念ながら、時間航行の奇妙な感覚は、言葉で表現できない。はなはだ不愉快なものだ。ちょうどスイッチバック(遊園地などにある子供の遊び道具で、波形にうねったレールの上を、惰性で上ったり下ったりしていくもの)に乗ったような感じだ——手も足も出ないで、まっしぐらにすっとんでいくのだ! いまにも何かにぶつかって、粉々になるのではないかというような恐ろしさもあった。


(11) 宇野 1962, 1978
時間航行の異様な感覚を説明するには、遺憾ながら適当な言葉を知らない。とにかくそれは、最高に不愉快なものだった。むりにいえば、ジェット・コースターに乗った感じ——まっさかさまに急降下していく気持。ぼくはそれとおなじ不安を味わった。はてしない暗黒な穴に、いつ粉微塵に粉砕するかわからぬままに、墜落して行く恐怖であった。


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Receio não me ser possível exprimir em palavras as singulares sensações de uma viagem pelo Tempo. Posso garantir que são extremamente desagradáveis. É como se estivéssemos numa montanha-russa, caindo desamparadamente de cabeça para baixo! Experimentava, também, a mesma horrível sensação antecipada de um choque iminente, esmagador.

   A Máquina do Tempo by H. G. Wells
   E-text at Scribd


■英語原文 The original text in English

I am afraid I cannot convey the peculiar sensations of time travelling. They are excessively unpleasant. There is a feeling exactly like that one has upon a switchback-- of a helpless headlong motion! I felt the same horrible anticipation, too, of an imminent smash.

   The Time Machine (1895) by H. G. Wells

   Recent editions include:
   * The Time Machine, Phoenix Pick, 2008/06
   * The Time Machine, Penguin Classics, 2006/08
   * The Time Machine, Signet Classics, 2002/10

   E-text at:
   * Project Gutenberg Australia
   * PublicLiterature.Org
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide
   * 4Literature.net
   * Fourmilab.ch


■訳語の異同 Variations of translation

 A) time travelling
   時間航行  瀬尾 1976
    〃    石川 1966, 2002
    〃    阿部 1965
    〃    宇野 1962, 1978
   時間飛行  橋本 1980, 1990, etc.
   時間旅行  山形 2003
    〃    金原 2000
    〃    雨沢 1998
    〃    眉村 1997
    〃    新庄 1978, etc.
    〃    塩谷 1972, 1979, etc.


 B) a feeling exactly like that one has upon a switchback--
 of a helpless headlong motion
   すさまじい速さでまっさかさまに落ちていくような     金原 2000
   ジェットコースターにのって、まっさかさまに(……)   雨沢 1998
   ジェット・コースターにのって、頭からつっこんで(……) 塩谷 1972, 1979, etc.
   ジェット・コースターに乗ったような           石川 1966, 2002
   ジェット・コースターに乗った感じ            宇野 1962, 1978
   スイッチバックに乗ったような              阿部 1965
   スイッチバックの鉄道にのった時とまさに同じ感覚     山形 2003
   ローラーコースターに乗ったときのような——頭から(……)新庄 1978, etc.
   ローラーコースターに乗って、全速で頭から(……)    眉村 1997
   ローラー・コースターにのって猛烈なスピードで(……)  橋本 1991
   猛烈な突進を前後にくり返す時のような          瀬尾 1976


■外部リンク External links

 [en] English
   * List of H.G. Wells works currently in print
    in the United Kingdom and abroad (updated through February 2005)
    by The H.G. Wells Society (UK)
   * The Time Machine - Wikipedia
   * Spacetime - Wikipedia
   * The Time Machine - Wikiquote
   * The H.G. Wells Society

 [ja] 日本語
   * ハーバート・ジョージ・ウェルズ - Wikipedia (1866-1946)
   * H・G・ウェルズ - 翻訳作品集成
   * H・G・ウェルズ - MISDAS ミスダス
   * H・G・ウェルズ - PIPITTO (BiblioStyle)


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 山形 2003
   ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
   『タイムマシン』プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003

(2) 金原 2000
   H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
   『タイムマシン』岩波少年文庫 2000/11
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。

(3) 雨沢 1998
   H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
   『タイムマシン』偕成社文庫 1998/07
   上掲引用文中では、ルビの一部を省略しました。

(4) 眉村 1997
   H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
   『タイムマシン』痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11 
   原文は総ルビですが、上掲引用文中では、これを省略しました。

(5) 橋本 1991
   H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
   『タイム・マシン 他九篇』岩波文庫 1991/05
   原書:
   The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.

(6) 新庄 1978, etc.
   H・G・ウェルズ=著 新庄哲夫=訳「タイム・マシン」
   a.タイム・マシン』グーテンベルク21 電子テキスト
   b. 五木寛之〔ほか〕=編『世界文学全集47 世界SF傑作集
     学習研究社 1978/11/01 所収
   引用は b. に拠りました。

(7) 瀬尾 1976
   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「タイム・マシーン」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』講談社 1976/03 所収

(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
   H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   a.タイムマシン』今井修司=さし絵 SF名作コレクション2 岩崎書店 2005/10
   b.タイムマシン』SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
   c.タイムマシン』岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
     岩崎書店 1979/10
   d.タイム・マシン』岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
   a. の底本は d.。引用は a. に拠りました。

(9) 石川 1966, 2002
   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
   a.タイムマシン』角川文庫 2002/06
   b.タイム・マシン 他六篇』角川文庫 1966/12
   a.b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は a. に拠りました。

(10) 阿部 1965
   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』創元SF文庫 1965/12
   詳細は ここ

(11) 宇野 1962, 1978
   a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
   b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳
     早川書房編集部=編『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は a. に拠りました。


■更新履歴 Change log

2012/04/16 新庄哲夫=訳 1978/11/01 を追加しました。
2011/04/01 中国語訳(簡体字)を追加しました。
2011/02/14 ポルトガル語訳を追加しました。
2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。


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Saturday, 12 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (2) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』『タイム・マシーン』 (2)

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[英語翻訳] ブログ村キーワード

■映画『タイムマシン』 (2002) The 2002 film adaptation of the novel

[zh] 時光機器 Image source: Yahoo!奇摩電影 繁體字中國語(香港)
[ko] 타임머신 Image source: Time Warp 韓国語
[ja] タイムマシン 角川文庫 (2002) 映画タイアップ版 日本語
[vi] Cỗ Máy Thời Gian Image source: Xem Phim ベトナム語
[th] เดอะ ไทม์ แมชชิน กระสวยแซงเวลา Image source: SiamVillage タイ語
[tr] Zaman tüneli. Image source: Film indir トルコ語
[he] מכונת הזמן Image source: SubsCenter.org ヘブライ語(イスラエル)
[ru] Машина Времени. Image source: DataCD ロシア語
[bg] Машината на времето. Image source: kino.dir.bg ブルガリア語
[uk] Машина Часу Image source: Машина Часу Гуртом ウクライナ語
[hu] Az időgép. Image source: DIVIDO.hu ハンガリー語
[pl] Wehikuł czasu Image source: Empik.com ポーランド語
[cz] Stroj času. Image source: SMS.cz チェコ語
[sl] Časovni stroj. . Image source: MoviePosterDB.com スロベニア語
[fi] Aikakone Image source: Divari Kangas フィンランド語
[pt] A Máquina do Tempo. Image source: Explosão Filmes ポルトガル語(ブラジル)
[es] La Máquina del Tiempo. Image source: Biblioteca Sedice スペイン語
[fr] La Machine à explorer le temps. Image source: AlloCiné フランス語
[en] The Time Machine 英語

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■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

但是,时间游客不仅仅是有几分异想天开,而且我们都不相信他。可以让一个不如他聪明的人名声大振的事情到他手里就成了骗人的把戏。事情做得太容易实在是个错误。

   《时间机器》 赫伯特·乔治·威尔斯 著
   E-text at:
   * 兴塔小学 - 数字图书馆
   * 语文备课大师


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 山形 2003
でも時間旅行者の性格は、気まぐれぶりが少々などというものではなかったので、みんなかれを信用しなかった。もっと賢さの劣る人物なら動かぬ証拠に思えることですら、かれの手にかかると小細工に見えた。何かを簡単にやってしまうのはまちがいだ。
 
 
(2) 金原 2000
ところがTTときたら、ずいぶん気まぐれなところがあって、どうも信用ならないという評判が立っていた。頭の悪い人間がやったら拍手喝采ということを、TTがやるとインチキにしかみえない。なんでもたやすくできるということは、損なのかもしれない。
 
 
(3) 雨沢 1998
しかしタイムトラベラーは、あやしげに見えて、信じられなかった。もっと頭のわるい人間がすれば、ほめられるようなことでも、彼の手にかかるとイカサマに見えた。なにごとも、あんまりかんたんにやってのけるのは、よくないのだ。
 
 
(4) 眉村 1997
しかしながらタイムトラベラー相手では、そうはいかなかった。(……)彼ほどには頭の切れない人間がやれば、たちまち評判になり有名になるであろうことでも、彼がやるとトリックに見えてしまうのだ。これは私の感想だが、彼のようになにごとも楽々とやってのけるというのは、むしろマイナスのほうが大きいのではないだろうか。
 
 
(5) 橋本 1991
(……)時間飛行家を信用する者はほとんどいなかった。彼より愚かな人がやったことなら名声の種になることも、彼の場合にはトリックに見える。一般的に、何でも容易にできるというのは損だ。
 
 
(6) 新庄 1978, etc.
ところが、時間旅行家(タイム・トラヴェラー)のなかには単なる気まぐれではすまないものがあったから、私たちは彼が信用しきれなかった。彼ほど頭脳の程度が高くない男だったら世間の評判をかち得たかもしれぬことでも、彼の手にかかるとトリックではないかと疑われてしまう。あまり簡単に物事をやってのけるのは間違いのもとなのだ。
 
 
(7) 瀬尾 1976
しかし、タイム・トラベラーの性格的特徴は気まぐれなのでわれわれは彼に不信感をいだいたのだ。彼ほど賢(かしこ)くない人がやったことなら、その名声の種になるようなことでも、彼がやるとトリックのように思われてしまうのだ。ものごとをあまり簡単にやってしまうのは損だ。
 
 
(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
ところが、時間旅行家には、いろいろとつかみにくいところがあって、どうも信用できなかったのだ。もっと頭のよくない人間がやったのなら、あたりまえに思えたようなことでも、かれがやると、トリックのように見えたのだ。なにごともあんまりやすやすとやってのけるのは、考えものだ。
 
 
(9) 石川 1966, 2002
ところが、タイム・トラヴェラーは、一ひねりも二ひねりもある性格だから、信用しがたいのだ。彼ほど利口でない男がやれば称賛されるようなことも、彼の手にかかるとトリックに見えてしまう。とかくものごとをあまり易々とやるのは考えものだ。
 
 
(10) 阿部 1965
ところが、タイム・トラヴェラーには、一癖も二癖もあってひねったところがあるので、信用できなかった。彼ほど利口でない人間がやれば称賛されるようなことも、彼がやると、トリックにみえた。ものごとをあまりやすやすとやってのけるのはまちがいだ。
 
 
(11) 宇野 1962, 1978
ところが、時間航行家(タイム・トラベラー)ときては、性格が気まぐれどころのさわぎでなく、なにをやり出すのかわかったものでないのである。(……)ほかの連中なら、一生けんめい研究して、世間の賞賛を克ち得るものも、彼の場合だと、トリックではないかと疑いたくなる。あまりにも容易に仕事をやってのけるのも考えものである。
 
 
■ロシア語訳 Translation into Russian

Но характер Путешественника по Времени был слишком причудлив, и мы инстинктивно не доверяли ему. Открытия и выводы, которые доставили бы славу человеку менее умному, у него казались лишь хитрыми трюками. Вообще достигать своих целей слишком легко - недальновидно.

   Герберт Уэллс. Машина времени
   E-text at Lib.Ru


■ドイツ語訳 Translation into German

Der Zeitreisende dagegen vereinigte in seinem Charakter die wunderlichsten Elemente, und wir mißtrauten ihm. Dinge, die einen weniger genialen Mann berühmt gemacht hätten, wirkten bei ihm wie zweifelhafte Kunststücke. Es ist ein Fehler, große Leistungen allzu mühelos zu vollbringen.

   Die Zeitmaschine by H. G. Wells
   Excerpt at Leseprobe (PDF) - Home | Deutscher Taschenbuch Verlag


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Tal não se dava com o Viajante do Tempo: havia mais do que um toque de fantasia no seu temperamento, e desconfiávamos dele. Coisas que teriam proporcionado fama a um indivíduo bem menos habilidoso, pareciam truques nas mãos dele. É um erro fazer as coisas muito facilmente.

   A Máquina do Tempo by H. G. Wells
   E-text at Scribd


■英語原文 The original text in English

But the Time Traveller had more than a touch of whim among his elements, and we distrusted him. Things that would have made the fame of a less clever man seemed tricks in his hands. It is a mistake to do things too easily.

   The Time Machine (1895) by H. G. Wells

   Recent editions include:
   * The Time Machine, Phoenix Pick, 2008/06
   * The Time Machine, Penguin Classics, 2006/08
   * The Time Machine, Signet Classics, 2002/10

   E-text at:
   * Project Gutenberg Australia
   * PublicLiterature.Org
   * Project Gutenberg
   * eBooks@Adelaide
   * 4Literature.net
   * Fourmilab.ch


■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration

 A) 著者名:Wells
  ウェルズ  山形 2003
   〃    金原 2000
   〃    雨沢 1998
   〃    眉村 1997
   〃    新庄 1978, etc.
   〃    塩谷 1972, 1979, etc.
   〃    阿部 1970
   〃    石川 1966, 2002
   〃    宇野 1962
  ウエルズ  橋本 1980, 1990, etc.
   〃    宇野 1978
   〃    瀬尾 1976

 
 B) 表題:The Time Machine
  「タイム・マシーン」 瀬尾 1976
  「タイム・マシン」  橋本 1991
     〃       新庄 1978, etc.
     〃       石川 1966
     〃       阿部 1965
     〃       宇野 1962, 1978
  「タイムマシン」   山形 2003
     〃       石川 2002
     〃       金原 2000
     〃       雨沢 1998
     〃       眉村 1997
     〃       塩谷 1972, 1979, etc.


■外部リンク External links

 [en] English
   * List of H.G. Wells works currently in print
    in the United Kingdom and abroad (updated through February 2005)
    by The H.G. Wells Society (UK)
   * The Time Machine - Wikipedia
   * Spacetime - Wikipedia
   * The Time Machine - Wikiquote
   * The H.G. Wells Society

 [ja] 日本語
   * ハーバート・ジョージ・ウェルズ - Wikipedia (1866-1946)
   * H・G・ウェルズ - 翻訳作品集成
   * H・G・ウェルズ - MISDAS ミスダス
   * H・G・ウェルズ - PIPITTO (BiblioStyle)


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

(1) 山形 2003
   ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
   『タイムマシン』プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003
 
(2) 金原 2000
   H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
   『タイムマシン』岩波少年文庫 2000/11
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(3) 雨沢 1998
   H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
   『タイムマシン』偕成社文庫 1998/07
   上掲引用文中では、ルビを省略しました。
 
(4) 眉村 1997
   H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
   『タイムマシン』痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11 
   原文は総ルビですが、上掲引用文中では、これを省略しました。
 
(5) 橋本 1991
   H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
   『タイム・マシン 他九篇』岩波文庫 1991/05
   原書:
   The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.
 
(6) 新庄 1978, etc.
   H・G・ウェルズ=著 新庄哲夫=訳「タイム・マシン」
   6a.タイム・マシン』グーテンベルク21 電子テキスト
   6b. 五木寛之〔ほか〕=編『世界文学全集47 世界SF傑作集
     学習研究社 1978/11/01 所収
   引用は 6b. に拠りました。
 
(7) 瀬尾 1976
   H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳
   「タイム・マシーン」
   木村彰一〔ほか〕=編集委員
   『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー』講談社 1976/03 所収
 
(8) 塩谷 1972, 1979, etc.
   H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
   8a.タイムマシン』今井修司=さし絵 SF名作コレクション2 岩崎書店 2005/10
   8b.タイムマシン』SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
   8c.タイムマシン』岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
     岩崎書店 1979/10
   8d.タイム・マシン』岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
   8a. の底本は 8d.。引用は 8a. に拠りました。
 
(9) 石川 1966, 2002
   H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
   9a.タイムマシン』角川文庫 2002/06
   9b.タイム・マシン 他六篇』角川文庫 1966/12
   9a.9b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は 9a. に拠りました。
 
(10) 阿部 1965
   H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
   『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』創元SF文庫 1965/12
   詳細は ここ
 
(11) 宇野 1962, 1978
   11a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
     『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
     ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
   11b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳
     早川書房編集部=編『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
     ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は「ウェルズ」
   引用は 11a. に拠りました。


■更新履歴 Change log

2012/11/20 繁體字中國語、トルコ語、ブルガリア語、スロベニア語、
         およびポルトガル語の画像を追加しました。
2011/04/16 新庄哲夫=訳 1978/11/01 の訳文を挿入しました。
2011/04/01 中国語訳(簡体字)を追加しました。
2011/02/14 ポルトガル語訳を追加しました。
2011/02/13 ロシア語訳とドイツ語訳を追加しました。
2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。
2008/08/27 新庄哲夫=訳 1978/11/01 の書誌情報を追加しました。
         訳文は追って挿入するつもりです。

 

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Wednesday, 09 July 2008

The Time Machine by H. G. Wells (1) H・G・ウェルズ 『タイム・マシン』『タイムマシン』『タイム・マシーン』 (1)

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        目次 Table of Contents

 Video 1  タイムマシン (2002) The Time Machine (2002)
 Video 2  タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960) The Time Machine (1960)
■Book and DVD covers 本の表紙とDVDのジャケット
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese
■日本語訳 Translations into Japanese

  1. 山形 2003
  2. 金原 2000
  3. 雨沢 1998
  4. 眉村 1997
  5. 橋本 1991
  6. 新庄 1978
  7. 瀬尾 1976
  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
  9. 石川 1966, 2002
  10. 阿部 1965
  11. 宇野 1962, 1978

■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■チェコ語訳 Translation into Czech
■スウェーデン語訳 Translation into Swedish
■ドイツ語訳 Translation into German
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
■英語原文 The original text in English
■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration
  A) 著者名:Wells
  B) 表題:The Time Machine
■外部リンク External links
■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

  1. 山形 2003
  2. 金原 2000
  3. 雨沢 1998
  4. 眉村 1997
  5. 橋本 1991
  6. 新庄 1978
  7. 瀬尾 1976
  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
  9. 石川 1966, 2002
  10. 阿部 1965
  11. 宇野 1962, 1978

■更新履歴 Change log


 Video 1 
タイムマシン (2002)』 1/10 英語音声 スペイン語字幕
The Time Machine (2002) Part 1 of 10. Sound in English, Subtitles in Spanish.

監督: サイモン・ウェルズ 出演: ガイ・ピアース、サマンサ・ムンバ
Directed by Simon Wells. Starring Guy Pearce, Samantha Mumba


 Video 2 
タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960)』 Part 1
The Time Machine (1960) Part 1

監督: ジョージ・パル 出演: ロッド・テイラー、アラン・ヤング
Directed by George Pal. Starring Rod Taylor, Alan Young


■Book and DVD covers

[zh] 時間機器, 人魔島 海天出版社 (2005) 中国版(簡体字)
[ja] タイムマシン 岩波少年文庫 (2000)
[br] A Máquina do Tempo ブラジル版
[de] Die Zeitmaschine, DVD of the 1960 film adaptation. ドイツ版
[nl] De Tijdmachine en Andere Verhalen (1959) オランダ版
[en] The Time Machine, Signet Classics (2002)

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

zh Zh_time_machine ja Ja_time_machine br Br_a_maquina_do_tempo

de De_zeitmaschine nl Nl_de_tijdmachine en En_signet_classics


■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

时间和空间三维的任何一维之间都没有什么不同,区别只是我们的意识是沿着时间向前运动的。

   《时间机器》 赫伯特.乔治.威尔斯
   E-text at:
   * 语文备课大师
   * 我有闲书库 (WoYouXian.com)


■日本語訳 Translations into Japanese

  1. 山形 2003
    時間と、空間の3つの次元との間には、なんらちがいはありません。唯一の差は単にわれわれの意識が時間に沿って動くというだけです。

  2. 金原 2000
    時間というのは、ひとつの次元の呼び方といってもいい。だから、縦、横、高さ、時間と四つ並べちゃっていいんだ。ただぼくたちの意識ってやつが、この時間にそって動いている、それだけさ。

  3. 雨沢 1998
    時間と、空間の三次元とのちがいは、われわれの意識が時間の流れとともに動くという点だけさ。

  4. 眉村 1997
    たて・横・高さの空間の三つの次元と、この四つめの時間の次元には、なんのちがいもない。ぼくたちの意識が、時間に沿ってうつっていく——ということをのぞいては、だ。

  5. 橋本 1991
    時間と空間の三次元との唯一の相違は、ぼくたちの意識が時間にそって動くということだけなんだ。

  6. 新庄 1978
    時間と空間の三次元とのあいだには
    われわれの意識が時間の流れに沿って動くということ以外に何ひとつ相違はない

  7. 瀬尾 1976
    時間と空間の三次元のうちのどれかとの相違は、われわれの意識が時間に沿って動くということだけなんです。

  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
    時間と空間の三次元のあいだには、われわれの意識が時間にそって移行するということのほかには、なんのちがいもないのだ。

  9. 石川 1966, 2002
    時間と空間の三次元の間には、われわれの意識が時間に沿って移行するという点以外には、何らの差がないんだ。

  10. 阿部 1965
    空間の三次元と時間との間には、何の差異もない。われわれの意識が時間に沿って移行するという点を除けばね。

  11. 宇野 1962, 1978
    われわれの意識が一定方向にのみ動くという事実に制約されてはいるが、時間と空間の三次元とのあいだに本質的な差異はすこしもない。

■ロシア語訳 Translation into Russian

Единственное различие между Временем  и  любым  из трех пространственных измерений  заключается  в  том,  что  наше  сознание движется по нему.

   Герберт Уэллс. Машина времени
   E-text at Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

Між Часом та будь-яким з інших трьох вимірів тільки та різниця, що наша свідомість повсякчас пересувається вздовж нього.

   Герберт Джордж Веллс. Машина часу
   Translated by Миколи Іванов
   E-text at Ae Lib


■チェコ語訳 Translation into Czech

Není žádný rozdíl mezi časem a kteroukoliv z ostatních tří prostorových dimenzí kromě toho, že naše vědomí se v něm pohybuje stejným směrem.

   Stroj času - Herbert George Wells
   E-text at Wattpad


■スウェーデン語訳 Translation into Swedish

Det finns ingen skillnad mellan tiden och rummets tre dimensioner, utom i vårt medvetande som rör sig längs den.

   Tidmaskinen (The Time Machine) - Herbert George Wells
   Quoted in Passagen


■ドイツ語訳 Translation into German

Es gibt keinen Unterschied zwischen der Zeit und einer der drei Dimensionen des Raumes, abgesehen davon, dass unser Bewusstsein sich entlang der Zeitlinie bewegt.

   Die Zeitmaschine by H. G. Wells
   Excerpt at Zitate - Science Fiction


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Não existe diferença entre o Tempo e qualquer das três dimensões do Espaço, exceto que nossa consciência se move ao longo dele.

   A Maquina do Tempo by Herbert George Wells
   E-text at Scribd


■スペイン語訳 Translation into Spanish

No hay diferencia entre el Tiempo y cualesquiera de las tres dimensiones salvo que nuestra conciencia se mueve a lo largo de ellas.

   La Máquina del Tiempo by Herbert George Wells
   Excerpt at Nulla dies sinne meditatione


■フランス語訳 Translation into French

Il n'y a aucune différence entre le Temps, Quatrième Dimension, et l'une quelconque des trois dimensions de l'Espace sinon que notre conscience se meut avec elle.

   La Machine à explorer le temps by Herbert George Wells
   E-text at Ebooks libres et gratuits


■英語原文 The original text in English

There is no difference between Time and any of the three dimensions of Space except that our consciousness moves along it.


■表記・翻訳の異同 Variations of translation and transliteration

 A) 著者名:Wells
   ウェルズ  山形 2003
    〃    金原 2000
    〃    雨沢 1998
    〃    眉村 1997
    〃    新庄 1978
    〃    塩谷 1972, 1979, etc.
    〃    阿部 1970
    〃    石川 1966, 2002
    〃    宇野 1962
   ウエルズ  橋本 1980, 1990, etc.
    〃    宇野 1978
    〃    瀬尾 1976

 
 B) 表題:The Time Machine
  「タイム・マシーン」 瀬尾 1976
  「タイム・マシン」  橋本 1991
     〃       新庄 1978
     〃       石川 1966
     〃       阿部 1965
     〃       宇野 1962, 1978
  「タイムマシン」   山形 2003
     〃       石川 2002
     〃       金原 2000
     〃       雨沢 1998
     〃       眉村 1997
     〃       塩谷 1972, 1979, etc.


■外部リンク External links


■日本語訳の書誌情報 Bibliography on Japanese translations

  1. 山形 2003
       ハーバート・ジョージ・ウェルズ 著 山形浩生(やまがた・ひろお)=訳
       『タイムマシン』 プロジェクト杉田玄白 正式参加作品 2003
     
  2. 金原 2000
       H・G・ウェルズ=作 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳
       『タイムマシン』 岩波少年文庫 2000/11
     
  3. 雨沢 1998
       H・G・ウェルズ=作 雨沢泰(あめざわ・やすし)=訳
       『タイムマシン』 偕成社文庫 1998/07
     
  4. 眉村 1997
       H・G・ウェルズ=原作 眉村卓(まゆむら・たく)=文(再話)
       『タイムマシン』 痛快 世界の冒険文学2 講談社 1997/11
     
  5. 橋本 1991
       H・G・ウエルズ=作 橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
       『タイム・マシン 他九篇』 岩波文庫 1991/05
       原書: The Short Stories of H. G. Wells. London, Ernest Benn, 1952.
     
  6. 新庄 1978
       H・G・ウェルズ=著 新庄哲夫(しんじょう・てつお)=訳 「タイム・マシン」
       『世界文学全集47』 世界SF傑作集 学習研究社 1978/11/01
       原文の傍点を下線で置き換えました。
     
  7. 瀬尾 1976
       H・G・ウエルズ=著 瀬尾裕(せお・ゆたか)=訳 「タイム・マシーン」   
       木村彰一〔ほか〕=編集委員 『世界文学全集84 ウエルズ, ハックスリー
       講談社 1976/03 所収
     
  8. 塩谷 1972, 1979, etc.
       H・G・ウェルズ=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳
       a.タイムマシン』 今井修司=さし絵 SF名作コレクション2
         岩崎書店 2005/10
       b.タイムマシン』 SFロマン文庫 岩崎書店 1986/01
       c.タイムマシン』 岩淵慶造(いわぶち・けいぞう)=画 フォア文庫
         岩崎書店 1979/10
       d. タイム・マシン』 岩淵慶造=絵 SF少年文庫21 岩崎書店 1972
       a. の底本は d.。引用は a. に拠りました。
     
  9. 石川 1966, 2002
       H・G・ウェルズ=著 石川年(いしかわ・ねん)=訳
       a.タイムマシン』 角川文庫 2002/06
       b.タイム・マシン 他六篇』 角川文庫 1966/12
       a.8b. を一部改題し、再文庫化したもの。引用は a. に拠りました。
     
  10. 阿部 1965
       H・G・ウェルズ=著 阿部知二=訳
       『ウェルズSF傑作集1 タイム・マシン』 創元SF文庫 1965/12
       詳細は ここ
     
  11. 宇野 1962, 1978
       a. H・G・ウエルズ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳
         『H・G・ウエルズ傑作集2 タイム・マシン
         ハヤカワ文庫SF 1978/01 著者名の表記は「ウエルズ」
       b. H・G・ウェルズ=著 宇野利泰=訳 早川書房編集部=編 
         『H・G・ウェルズ短篇集2 タイム・マシン
         ハヤカワ・SF・シリーズ 早川書房 1962/05 著者名の表記は
         「ウェルズ」
       引用は a. に拠りました。

■更新履歴 Change log

  • 2014/06/01 目次を新設しました。
  • 2013/02/10 ウクライナ語訳、チェコ語訳、スウェーデン語訳、およびスペイン語訳を追加しました。
  • 2012/04/10 新庄哲夫=訳 1978/11/01 を追加しました。
  • 2011/11/21 英語原文の朗読の YouTube 動画を追加しました。
  • 2011/02/14 映画 『タイムマシン (2002)』 と映画 『タイム・マシン/80万年後の世界へ (1960)』 の2本の YouTube 動画を追加しました。
  • 2011/01/26 ドイツ語訳、ポルトガル語訳、フランス語訳、およびロシア語訳を追加しました。
  • 2010/05/20 中国語訳(簡体字)を追加しました。
  • 2008/12/04 山形浩生=訳 2003 を追加しました。
  • 2008/11/09 塩谷太郎=訳 2005/10 を追加しました。

 

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Sunday, 06 July 2008

Through the Keyhole by Steve Jones スティーブ・ジョーンズ『鍵穴から覗いたロンドン』

Left鍵穴から覗いたロンドン』ちくま文庫 (1998)
Centre恐怖の都・ロンドン』ちくま文庫 (1997)
Right Through the Keyhole, Wicked Publications (1991)

↓ Click to enlarge ↓

51qfq07btdl  5119s16bazl  Through_the_keyhole

 
■日本語訳 Translation into Japanese

「お二人が一緒と思われる頃合を見計らって、好奇心には勝てず、わたしは鍵穴越しに部屋の中を、三度ばかり覗いてみました。(……)ベッドの一隅がはっきり見えました。そこに大尉殿が横たわっておられ、ベッドの足元の辺りに靴が並べてありました。そのすぐ傍に椅子があって、椅子に大尉殿の外套と胴着が掛かっていました。大尉殿がベッドから起き上がり、衣服を身に着け始めたので、私は慌ててドアから離れたというわけです」

質問「それは、最初に部屋を覗いた時のことですね。どうか、次に鍵穴を覗いた時に何が見えたのか、お話し下さい」

「はい、お話しします。翌朝のことです。椅子には、奥様のガウンとペチコートが掛かっており、ベッドの上にはストッキングと、銀のバックルの着いたガーターの投げ出してあるのが見えました。(……)」

   スティーブ・ジョーンズ=著 友成純一(ともなり・じゅんいち)=訳
   a.鍵穴から覗いたロンドン』ちくま文庫 1998/07
   b.鍵穴から覗いたロンドン』筑摩書房 1995/05
   引用は b. に拠りました。

   原書:
   * Through the Keyhole by Steve Jones
    Wicked Publications, 1991/03 (entire text and illustrations)
   * Wicked London by Steve Jones
    Wicked Publications, 1989/09 (a selection of text and
    illustrations, pp. 40-55, pp. 67-73)
 
 
■英語原文 The original text in English

Elizabeth Bentley:  Curiousity, my lord, led me two or three times to look through the key-hole of the chamber-door, in which I knew Captain Gambier and my mistress lay; (. . .) I could very plainly see on one side of the bed (that side on which the Captain lay), his shoes, which were near the feet of the bed: just by stood a chair, on which the Captain's coat and waistcoat hung: the Captain getting out of bed, and going to put his cloaths on, I came away from the door.

Q.  This was the first time: pray what did you see the next time you looked through your mistress's bed-chamber door?

Bentley:  I was going to tell you. It was the next morning; and then it so happened, that (. . . ) on a chair were hanging my mistress's gown and petticoat, and on the bed-mat near the chair, I saw one of my Lady's white stockings, and a garter, with a silver buckle. (. . .)

   Sources:
   (1) Through the Keyhole by Steve Jones, Wicked Publications,
   1991/03
   
   (2) Admiral Knowles against Captain Gambier
   The trial of Captain (now Admiral) Gambier,
   for criminal Conversation with Admiral Knowles's Wife.
   Trials for adultery, or, The history of divorces [Volume 6]
   from "Villainy Detected!"
   Crime and Consequences in Britain and America
   in the Eighteenth and Nineteenth Centuries
   Lehigh University Digital Library

   (3) The Proceedings on the Trial of Captain G------,
   Late of His Majesty's Ship the Severn,
   On an Action on the Case wherein the Damaged sued for was 10,000 l.
   For Crim. Con. with Ad----l K-----s's Lady;
   Which was tried in the Court of King's Bench at Guildhall,
   by a Special Jury, on Saturday the Eleventh Day of June, 1757.
   When One Thousand Pounds Damages were given to the Plaintiff.
   With an Introductory Preface.
   London.
   Printed for H. Owen, at the Britannia Printing-Office, White-Briers.
   1757. (Price One Shilling.)
 
 
■外部リンク External links

   * Wicked London
   * Wicked Publications
   * スティーブ・ジョーンズ - 翻訳作品集成
 
 
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Tuesday, 01 July 2008

The English Eccentrics by Edith Sitwell イーディス・シットウェル 『英国畸人伝』

 Images 
本の表紙、肖像写真、肖像画

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. 51qcgz5qkhl b. Dame_edith_sitwell c. Roger_fry__edith_sitwell


■日本語訳 Translation into Japanese

畸人はとくにイギリスに多い。その理由のひとつは、英国人に生まれつき備わっている、自分は決して間違いを犯さないのだという奇妙な自己満足である。

  • イーディス・シットウェル=著 松島正一(まつしま・しょういち)+橋本槙矩(はしもと・まきのり)=訳
  • 引用は b. 青土社版 1991 に拠りました。
  • 原書: English Eccentrics, revised edition. 

■英語原文 The original text in English

Eccentricity exists particularly in the English, and partly, I think, because of that peculiar and satisfactory knowledge of infallibility that is the hallmark and birthright of the British nation.

  • The English Eccentrics by Edith Sitwell. First published in 1933. Revised edition 1958.
  • Paperback editions include:

■上掲日本語訳への疑問 A question about the Japanese translation above

松島+橋本=訳の文中の「奇妙な自己満足」という箇所が、どうも腑に落ちません。どなたか、ほかの訳し方を提案していただけませんか?


 Video 
デイム・イーディス・シットウェル 1959年に行われたインタビュー
Dame Edith Sitwell, 1959 interview

Uploaded to YouTube by Jozef Sterkens on 28 Mar 2012.


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014/05/23 イーディス・シットウェルへのインタビューの YouTube 動画を追加しました。

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Wednesday, 04 June 2008

The Dynamics of Creation by Anthony Storr アンソニー・ストー『創造のダイナミックス』

■アンソニー・ストーの著書から Books by Anthony Storr

a.天才はいかにうつをてなずけたか』求龍堂 (2007)
b.孤独—新訳』創元社 (1999)
c. Solitude: A Return to the Self, Free Press (2005)
d. Freud: A Very Short Introduction, Oxford University Press (2001)
e. Music and the Mind, Ballantine Books (1993)
f. Dynamics of Creation. Ballantine Books (1993)

             ↓ Click to enlarge ↓
 
a. 31ga0t6y0l b. 41wdsnze18l c. 513d09n5n2l

d. 41p3rwq6vwl e. 5151x4qbb8l f. 51zfze04w5l
 
 
■日本語訳 Translation into Japanese

天才が狂気にやや類似しているという考えの起源は、創造的人間がほかの人々より多くの神経症的、もしくは精神病的徴候を示すという観察にあるのではなく、創造的人間と狂気の人間は、一般人なら理解できないし、共有もできないような心理的経験をするという感情にあるようである。(280ページ)

霊感と狂気が共有しているのは、エゴがその視界外のある原点から発散するものによって影響されるという点だけであり、芸術家が実際におこなうことは、およそ狂気とは無縁である。(283ページ)

創造的人間は一般のわれわれより「分裂した自我」という特異点をいっそう持っていて、われわれよりも深いところで自分の「他の面」に近づけるという仮定が正しいとすれば、多くの創造家がアイデンティティの問題をかかえていても驚くにはあたらない。(299ページ)

   アンソニー・ストー=著 岡崎康一(おかざき・こういち)=訳
   『創造のダイナミックス』晶文社 1976/08 
 
  
■フランス語訳 Translation into French

   Les ressorts de la création by Anthony Storr
   Published by Robert Laffont, 1992/02
   Hors Collection 
 
 
■英語原文 The original text in English

It seems probable that the idea that genius is somehow allied to madness did not originate in observing that creative people had more neurotic or psychotic symptoms than anyone else, but in the feeling that both creative people and mad people had mental experiences which the ordinary person found incomprehensible or did not share. (p.261)

Inspiration and madness have in common only the fact that the ego is influenced by something emanating from a source beyond its ken, and what artists actually do is very far from being mad. (p.263)

If we are right in supposing that creative persons are distinguished by being "divided selves" to a greater extent even than most of us, and also that they have a more profound access to their "other side", then it is not surprising that many seem to have a problem of identity. (p.277)

   The Dynamics of Creation by Anthony Storr
   London: Secker & Warburg, 1972/09

   Paperbacks:
   * Ballantine Books, 1993/02
   * Penguin Books, 1991/09
 
 
■外部リンク External links

   * Anthony Storr - Wikipedia (1920-2001)
   * Obituary - Psychiatric Bulletin
 
 
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■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese

 
 
 

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Saturday, 29 March 2008

John Lennon on George's, Paul's and Ringo's reaction to Yoko ジョン・レノン、ジョージ、ポール、リンゴのヨーコへの態度について語る

J1『インタヴューズ2—スターリンからジョン・レノンまで』文藝春秋 (1998)
E2 The Penguin Book of Interviews. Penguin Books (1994)
J2『レノン・リメンバーズ』草思社 (2001)
J3『回想するジョン・レノン 新版』草思社 (1974)
J4『ビートルズ革命—ジョン・レノンの告白』草思社 (1972). Image source: 古本屋あなもん
Ex Lennon Remembers. Straight Arrow Books (1971). Image source: Ottawa Beatles Site

               ↓ Click to enlarge ↓  

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J3 51rmrrq20dl J4 Beatles6 Ex Remember_1
 
 
■日本語訳 Translation into Japanese

——ジョージ、ポール、それにリンゴの、ヨーコに対する反応をそれぞれどのように特徴づけますか。

ほかの人たちとおなじなのです。ポールの反応は、新聞に出たのとおなじです。はじめは自分はヨーコを嫌悪したけれど、やがて好きになった、とポールは何度も言っていました。しかし、そんなことを言われてもすでに手遅れなわけで、私はヨーコの側ですからね。(……)それにジョージは、はじめのころ、アップルのオフィスでヨーコに面とむかって、侮辱の言葉を投げつけたのです。侮辱としてではなく、ただ「素直な意見を」述べるという、あのやり方ですけれど、(……)。

リンゴは、よかったのです。彼の妻モーリーンも、よかったのですが、ほかのふたりが、ほんとうに私たちをこきおろしました。私は、あのふたりをぜったいに許しません。ハレ・クリシュナやキリストなどがどうあろうとも……それに、ポールの、「ぼくは彼女に対するこれまでの考え方を変えたのだ」というのも、ほんとうに、許せないのです。しかし、それでもまだ、あの連中は、好きなのですけれど。

   J1 ジョン・レノン+ヤーン・ウェーナー 片岡義男=訳
    クリストファー・シルヴェスター=編 新庄哲夫〔ほか〕=訳
    『インタヴューズ2—スターリンからジョン・レノンまで
    文藝春秋 1998/11
   J2 ジョン・レノン+ヨーコ・オノ+ヤーン・ウェナー 片岡義男=訳
    『レノン・リメンバーズ』草思社 2001/08
   J3 ジョン・レノン+ヨーコ・オノ+ヤーン・ウェナー 片岡義男=訳
    『回想するジョン・レノン 新版』草思社 1974/06
   J4 ジョン・レノン+ヨーコ・オノ+ヤーン・ウェナー 片岡義男=訳
    『ビートルズ革命—ジョン・レノンの告白』草思社 1972
   引用は J1 に拠りました。 

 
■英語原文 The original text in English

How would you characterize George's, Paul's and Ringo's reaction to Yoko?

It's the same. You can quote Paul, it's probably in the papers; he said it many times that at first he hated Yoko, and then he got to like her. But it's too late for me. I'm for Yoko. (...) And George, shit, insulted her right to her face in the Apple office at the beginning, just being 'straightforward,' you know, (...).

Ringo was all right, but the other two really gave it to us. I'll never forgive them, I don't care what fuckin' shit about Hare Krishna and God and Paul with his 'Well, I've changed me mind.' I can't forgive 'em for that, really. Although I can't help still loving them either.

   John Lennon interviewed by Jann S. Wenner
   E1 Lennon Remembers. Verso Books 2000
   E2 The Penguin Book of Interviews: An Anthology from
    1859 to the Present Day.
    Edited with an Introduction by Christopher Silvester
    Penguin Books 1994
   E3 The Penguin Book of Interviews
    Edited by Christopher Silvester. Viking 1993
   E4 Rolling Stone, 21 January and 4 February 1971.
   The quotation is based on E2.
 
 
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Wednesday, 20 February 2008

The Memoirs of a Private Detective by Dashiell Hammett ダシール・ハメット「ある私立探偵の回想録」「私立探偵の思い出」

■ロゴ・雑誌の表紙・本の表紙 Logo, magazine cover and book cover

Left We Never Sleep - The logo of Pinkerton National Detective Agency
Image source: Wikipedia
Centre Black Mask magazine, September 1929, featuring part 1 of its serialization of The Maltese Falcon. Illustration of Sam Spade by Henry C. Murphy, Jr. Image source: Wikipedia
Right Sam Spade, Private Eye. Image source: The Timeless Theater

↓ Click to enlarge ↓

We_never_sleep_2  Blackmaskfalcon2_2  Spadef_2

■日本語訳 Translations into Japanese

[原文は箇条書きで1から29まであります。そのうち随意に選んだ5項目を引用させていただきます - tomoki y.]

(1) tomoki y. 2008

2. わたしの尾行していた男が、ある日曜の午後、田舎へ散歩に出かけて、方角が
  まったく分からなくなってしまった。おかげで、そいつに街へ戻る道を教えて
  やる羽目になった。

3. 世界中で、建造物侵入の物盗りほど、稼ぎの悪い仕事はないだろう。それで生計
  を立てている人間がいるとは聞いたためしがない。だが、それを言うなら、どん
  な種類の犯罪であれ、それ一本を商売にしていては、まず自活できない——とき
  どきは合法的な仕事にも汗を流さないことには。もっとも、連中はたいがい女に
  食わせてもらっているのだけれど。

5. 禁酒法違反捜査のGメンとまちがえられたことが三回ある。だが、その疑いを
  晴らすのに手こずったことは一度もない。

8. 偽証罪の濡れぎぬを着せられそうになったことがある。逮捕を免れるために、
  やむなく偽証した。

25. 大都市から田舎へ行くと、カネにからんだ犯罪は確実に減る。反比例して増え
  るのは、セックスが犯行動機となった犯罪だ。

   ダシール・ハメット=著 Tomoki Yamabayashi=訳
   「ある私立探偵の回想録」
   tomokilog - うただひかるまだがすかる, 2008/02/20


(2) 井内/鈴木 1976

2. 私の尾(つ)けていたある男が、日曜の午後、田舎へ散歩に行き、すっかり方角
  を見失った。私は彼に市に戻る道を教えてやる羽目になった。

3. 強盗(たたき)は、世の中でいちばん割のあわない商売だろう。それで生活して
  いる人間など、一度も聞いたことがない。だが、どんな犯罪者も、合い間になに
  かまともなことをしないと、まず飯の食いあげになる。奴らは、しかし、女に食
  わせてもらっている。

5. 私は三回ほど禁酒運動のスパイにまちがえられたことがある。しかし、えん罪を
  すすぐのは、わけなかった。

8. 私はあるとき、あやまって偽証罪で起訴され、逮捕を免れるため偽証しなければ
  ならなかった。

25. 大都会から、遠い田舎に行くと、金に関係した犯罪は次第に減り、かわりに
  セックスに関係した犯罪がふえてくる。
 
   ダシール・ハメット=著 井内雄四郎(いのうち・ゆうしろう)=翻訳分担
   「私立探偵の思い出 *」
   鈴木幸夫(すずき・ゆきお)=訳編『推理小説の詩学』研究社 1976/05 所収
   (「あとがき」によると、訳のよい点は分担者の、至らぬ点は訳編者の責任で
   ある由)

   *『オールド・メンケン・ネイサン・スマート・セット』誌1923年5月号に
    掲載された。訳注によれば、同誌は批評家メンケン、劇評家ネイサン、
    美術批評家ライト(S・S・ヴァン・ダイン)が編集に当たった雑誌。
    Cf. The Smart Set - Wikipedia


■英語原文 The original text in English

[The text consits of twenty-nine numbered paragraphs, out of which I will quote the following five at my discretion - tomoki y.]

2. A man whom I was shadowing went out into the country for a walk one
  Sunday afternoon and lost his bearings completely. I had to direct him
  back to the city.

3. House burglarly is probably the poorest paid trade in the world. I have
  never known anyone to make a living at it. But for that matter few
  crimiinals of any class are self-supporting unless they toil at
  something legitimate between times. Most of them, however, live
  on their women.

5. Three times I have been mistaken for a prohibition agent, but never
  had any trouble clearing myself.

8. I was once falsely accused of perjury and had to perjure myself to
  escape arrest.

25. Going from the larger cities out into the remote, rural communities
  one finds a steadily decreasing percentage of crimes that have to do
  with money and a proportionate increase in the frequency of sex as
  a criminal motive.
 
   The Memoirs of a Private Detective
   Dashiell Hammett's Real Life Cases
   E-text at The Thrilling Detective Web Site, which states as follows:

      This article originally appeared in the March 1923 of
      The Smart Set (...) [and has] been reprinted a few times 
      since, but it's still pretty hard to find, so here it is.
      But please don't tell anyone...

   So don't tell anyone!!  - tomoki y.  ;-)


■外部リンク External links

 [en] English
   * Private investigator - Wikipedia
   * Detective - Wikipedia
   * Hardboiled - Wikipedia

 [ja] 日本語
   * 探偵 - Wikipedia
   * ピンカートン探偵社 - Wikipedia
   * ハードボイルド - Wikipedia
   * ダシール・ハメット - Wikipedia


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