gothic / horror 怪奇・幻想

Sunday, 08 February 2015

The Picture in the House by H. P. Lovecraft H・P・ラヴクラフト 「血を呼ぶ絵」「一枚の絵」「家のなかの絵」

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
 Video 1  The Picture in the House (2013)
 Video 2  Picture in the House (2012)
 Video 3  The Picture in the House (2009)
 Video 4  H・P・ラヴクラフトの ダニッチ・ホラー (2007)
        H. P. Lovecraft's Dunwich Horror (2007)
 Video 5  The Picture in the House (2003)
 Audio 1  日本語版オーディオブック Audiobook in Japanese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 岡上 1987
  (J2) 高木 1984
  (J3) 大瀧 1984, 1990
■ロシア語訳 Translation into Russian
 Audio 2  英語朗読: サンドラ・ゼラ Audiobook read by Sandra Zera
 Audio 3  英語朗読: グレン・ホールストロム Audiobook read by Glen Hallstrom
■英語原文 The original text in English
 Image 1  A Report of the Kingdom of Congo
 Image 2  Regnum Congo
 Image 3  ミディアン人に対する戦い Battle Against the Midianites
 Image 4  モーゼとミデアンびとの物語 The Story of Moses and the Midianites
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

「家のなかの絵」はH・P・ラヴクラフトが書いた短編ホラー小説。はじめ雑誌『ナショナル・アマチュア』1919年7月号に掲載され、のちに雑誌『ウィアード・テールズ』1924年1月号に再録された。


 Video 1 
ピクチャー・イン・ザ・ハウス (原題) The Picture in the House (2013)

Director: R. Clay Ayers. Uploaded to YouTube by Clay Ayers on 11 Oct 2013.


 Video 2 
ピクチャー・イン・ザ・ハウス (原題) Picture in the House (2012)

Director: Sean Quillen. Uploaded to YouTube by Sean Quillen on 31 May 2012.


 Video 3 
ピクチャー・イン・ザ・ハウス (原題) The Picture in the House (2009)

監督: クリストファー・ジェイムズ・ジョーダン、ゲーリー・ロブスタイン Directors: Christopher James Jordan, Gary Lobstein. Uploaded to YouTube by Gary Lobstein on 22 Jan 2010.


 Video 4 
H・P・ラヴクラフトの ダニッチ・ホラー その他の物語 (2007) 予告編
H.P. Lovecraft's Dunwich Horror and Other Stories (2007) Trailer

監督・脚本・絵コンテ: 品川亮 プレスリリース/東映アニメーション株式会社 Directed by Ryo Shinagawa. Uploaded to YouTube by arkhamdrivein on 4 Mar 2011.


 Video 5 
ピクチャー・イン・ザ・ハウス (原題) The Picture in the House (2003)

Director: Gant Haverstick. Uploaded to YouTube by Gary Lobstein on 8 Apr 2012.


 Audio 1 
日本語版オーディオブックのサンプル Audiobook sample in Japanese

訳文は大久保ゆう訳「この家いちばんの絵」に拠る。全文をお聞きになりたい方は でじじ でMP3版を購入可能です。 Uploaded to YouTube by panrolling on 16 Aug 2010


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 岡上 1987
「こんな絵を見たことがありますかな。罪ぶかい絵だと思いますがねえ。けど、わしらはみな、罪のうちに生きとる、そうじゃありませんか。この切りきざまれている男を見るたびに、わしはむずむずします。それでいつもじいっとながめていますのじゃ。肉屋の主人が足を切っとるところがわかりますかな。頭が台の上にあって、片一方の腕が、ほら、こっち側にありますじゃろ。」

  • 「血を呼ぶ絵」 岡上鈴江(おかのうえ・すずえ)=訳 『血を呼ぶ絵』 世界こわい話ふしぎな話傑作集 16 金の星社 1987-01
  • この本は児童書です。訳は完訳ではなく再話です。ルビは省略しました。

(J2) 高木 1984
「あんた、この絵をどう思うね? こんたら店はこの近所にゃないからなあ——。[略] 聖書ん中で人を殺す場面を読んだことがあったけど、そら、ミディアン人が殺されるところなんだが、その時わしはムラムラって気はしたけど実際どんなふうだか頭ん中で逐一思い描くことはできんかったよ。けどこの絵さ見りゃ、何でもかでも分かっちまうって寸法さね。まあそれが罪深いことだろうって気はするけど、そんなこと云やあ人間なんてみんな罪の中に生まれ罪の中に生きてくんじゃないかね? ——ほら、このバラバラにされた男を見るたんび、わしゃ身内がウズウズして来るんだ——わしゃ、このバラバラを眺めんのが一等好きなんじゃ——ほれ、肉屋がこいつの足をどこから切り落としたか分かるじゃろう? ベンチの上にあるのがその頭で、一方の腕はその横にころがっとる。もう一方の腕はその反対側にあるじゃろうが」


(J3) 大瀧 1984, 1990
「どう思いなさる。こげなもんをご覧になったことはありませんじゃろう。[略] 聖書で人が殺されるようなとこ、ミデアン人が殺されるようなとこを読むとき、こげなものを考えとりましたが、はっきり思いうかべることはできませなんだ。ところが、ほれ、ここにははっきり描(か)かれとる。罪深い絵じゃとは思いますがのう。けど、わしらは皆、罪をもって生まれ、罪のうちに生きとるそうじゃありませんか。この切り刻まれとる男を見るたびに、わしはむずむずしますのじゃよ。それでいつもじいっとながめておりますのじゃ。肉屋の主人が足を切っとるところがわかりますかな。頭がほれ、その台の上にあって、片一方の腕がこっちがわ、もう一方の腕が肉の塊のむこうがわにありますじゃろ」

  • 「家のなかの絵」 ラヴクラフト=著 大瀧啓裕(おおたき・けいすけ)=訳
  • 引用は b. 創元推理文庫版に拠りました。

■ロシア語訳 Translation into Russian

- Ну, что вы думаете по этому поводу? Наверное, никогда ни о чем подобном и не слышали, а?  [Omission]  Когда я в Библии читал про убийства людей - там много об этом написано, так ведь? - ну так вот, я тоже об этом думал, вот только картинок там не было. А здесь все видно как на ладони - грех, конечно, все это, но разве все мы не родились в грехе, и не живем в нем?.. Этот парень, которого на куски разрубили - я как гляну на него, всякий раз вздрагиваю. Но мне надо постоянно смотреть на это - видеть, как мясник отрубает ему ногу. Вот на лавке его голова, рядом с ней - одна рука, а другая уже на стене висит.

  • Говард Филлипс Лавкрафт. Картина в доме. На русском языке впервые опубликовано в книге "В склепе" в 1993 году.
  • E-text at Лавкрафт : По ту сторону сна

 Audio 2 
英語原文のオーディオブック 朗読: サンドラ・ゼラ
Audiobook in English read by Sandra Zera

下の引用箇所の朗読は 18:38 から始まります。 Uploaded to YouTube by Free Audio Books and Recordings on 4 Nov 2013. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 18:38.


 Audio 3 
英語原文のオーディオブック 朗読: グレン・ホールストロム
Audiobook in English read by Glen Hallstrom

下の引用箇所の朗読は 16:10 から始まります。 Uploaded to YouTube by FULL audio books for everyone on 5 Oct 2012. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 16:10.


■英語原文 The original text in English

"What d'ye think o' this - ain't never see the like hereabouts, eh? [Omission] When I read in Scripter about slayin' - like them Midianites was slew - I kinder think things, but I ain't got no picter of it. Here a body kin see all they is to it - I s'pose 'tis sinful, but ain't we all born an' livin' in sin? - Thet feller bein' chopped up gives me a tickle every time I look at 'im - I hey ta keep lookin' at 'im - see whar the butcher cut off his feet? Thar's his head on thet bench, with one arm side of it, an' t'other arm's on the other side o' the meat block."


 Image 1 
A Report of the Kingdom of Congo, Plate 12
Debry
Image source: Miskatonic Museum A Report of the Kingdom of Congo, and the Surrounding Countries, Drawn Out of the Writings and Discourses of the Portuguese, Duarte Lopez, as was introduced in Evidence as to Man's Place in Nature by Thomas Henry Huxley. D. Appleton, 1884


 Image 2 
Regnum Congo, Plate 12
Regnum_congo_12
Image source: Nakład niewyczerpany


 Image 3 
ギデオンのミディアン人に対する戦い 旧約聖書 士師記
Battle of Gideon Against the Midianites. Book of Judges
Gideon
ニコラ・プッサン画。主はギデオンに言われた、「わたしは水をなめた三百人の者をもって、あなたがたを救い、ミデアンびとをあなたの手にわたそう。残りの民はおのおのその家に帰らせなさい」。(7:7) Painted by Nicolas Poussin. Image source: Jesse's Blog: The Bible: a Book Report More info on this picture at WikiArt.org


 Image 4 
モーゼとミデアンびとの物語 旧約聖書 民数記 第31章
The Story of Moses and the Midianites. Numbers Chapter 31
Griffiths_mid_xl
バーバラ・グリフィス画。彼らは主がモーセに命じられたようにミデアンびとと戦って、その男子をみな殺した。(31:7) モーセは彼らに言った、「あなたがたは女たちをみな生かしておいたのか。(31:15) それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。(31:17) The Story of Moses and the Midianites by Barbara Griffiths. Image source: barbaragriffiths.com


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2015-02-21 日本語版オーディオブックのサンプルと、次の4本の短編映画を追加しました。
    1. The Picture in the House (2013)
    2. Picture in the House (2012)
    3. The Picture in the House (2009)
    4. The Picture in the House (2003)

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Thursday, 31 July 2014

Cool Air by H. P. Lovecraft H・P・ラヴクラフト / ラブクラフト 「冷房室の怪」「冷気」「冷房をおそれる男」「冷房装置の悪夢」

        目次 Contents

■はじめに Introduction
 Video 1  Cool Air (2006 Video) trailer
 Video 2  Cool Air (1999)
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 大久保 2000   「冷気 クール・エア」
  (J2) 榎林 1988    「冷房室の怪」
  (J3) 片岡 1983    「冷気」
  (J4) 大瀧 1982, 1985 「冷気」
  (J5) 白木 1972    「冷房をおそれる男」
  (J6) 仁賀 1972, 1985 「冷気」
  (J7) 志摩 1961, 1971 「冷房装置の悪夢」
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ドイツ語訳 Translation into German
■ポルトガル語訳 Translations into Portuguese
  (Pt1) Virgula, 2014
  (Pt2) Vobiscum, 2007
  (Pt3) Paciornik, 2000, 2007
 Audio 1  スペイン語朗読 Audiobook in Spanish
 Audio 2  スペイン語朗読 Audiobook in Spanish
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
 Audio 3  英語朗読: ケイレブ・ディーン Audiobook read by Caleb Dean
 Audio 4  英語朗読: ジョナサン・デイヴィス Audiobook read by Jonathan Davis
 Audio 5  英語朗読: ニック・ギズバーン Audiobook read by Nick Gisburne
■英語原文 The original text in English
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

「冷気」はアメリカの作家H・P・ラヴクラフトが1926年3月に書いた短篇ホラー小説。雑誌 Tales of Magic and Mystery 1928年3月号に掲載された。下に引用するのは、その冒頭部分。


 Video 1 
Cool Air (2006 Video) trailer

Uploaded to YouTube by LionsgateVOD on 2 May 2013. Director: Albert Pyun. Stars: Morgan Weisser, Crystal Laws Green, Jenny Dare Paulin.


 Video 2 
Cool Air (1999)

Uploaded to YouTube by arkhamdrivein on 2 May 2013. Director: Jack Donner, Ron Ford, Vera Lockwood.


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 大久保 2000
 きみはいま説明してくれと言ったね。わたしがふと冷気が流れてくるとおびえる、その理由についてだ。そう、わたしはさむざむとした部屋に入ると、ひと以上に震えるし、おだやかな秋のぽかぽかした陽気の日でも、夕べごろにそっと寒気がしのびこむと、むかむかと吐き気がしてくるみたいでね。この寒さに対する反応を、悪臭に出くわしたときのそれと喩えるやつもいるが、無論じぶんでも、その意見に賛成してしまう。これから話すのは、わたしの人生のなかでも最も恐ろしい場面なんだが、それが本当にこのわたしの妙な癖をうまく説明しえるものなのかどうかは——判断はきみにまかせよう。

  • H・P・ラヴクラフト=著 大久保ゆう=訳 「冷気 クール・エア」 異形のもの Lovecraft mythos : オーディオブック : 朗読CD 録音ディスク 4枚組 (247分) 企画・制作:でじじ パンローリング 2000 「冷気」は DISC4 に収録されている。
  • 上のテキストはわたくし tomoki y. が録音を聴きながら書き起こしたものです。聞き取りに誤りがあるかもしれません。また、かりに聞き違いはなくとも、用字や仮名遣いや句読点などの表記が、訳者・大久保氏の念頭にあるものとは異なるかもしれません。

(J2) 榎林 1988
[他の本の引用箇所に相当する部分は訳出されていません - tomoki y.]

  • ラヴクラフト=作 榎林哲(えのきばやし・さとる)=文 「冷房室の怪」 『悪魔がぼくをよぶ』 ポプラ社文庫 怪奇・推理シリーズ 1988-04
  • 児童向けの再話。完訳ではありません。

(J3) 片岡 1983
 わたしが冷めたいすきま風をこれほどまでに嫌うのはなぜかと、お尋ねになるのですか? うすら寒い部屋に一歩あゆみ入ったとき人様の何倍も身慄いをしたり、おだやかな秋の日が暮れなずみ夕べの冷気がしのび寄る時刻、どうにもならぬおぞましさと嘔吐感を催すのは一体なぜかとおっしゃる? お前が冷気を嫌がるのは、ほかの人間が悪臭を嫌がるのに似ている、と言われることがよくありますが、まことにその通りなのです。実は、何ともいえぬ気味の悪い事件に出遭ったことがありましてね。ひとつ、その話をお聴き願って、わたしの奇妙な癖の説明になるかどうかご判断いただくとしましょう。


(J4) 大瀧 1982, 1985
 どうしてわたしが冷気を恐れるのか、説明しろというのか。冷房のきいた部屋に入るとき、普通以上に身を震わしたり、穏やかな秋の日の熱気のなかに夕暮の冷気がしのび寄るとき、吐き気や不快を催(もよお)すように見えたりするのは、どうしてなのかと。わたしの冷気に対する反応が世間一般の悪臭に対する反応とそっくりだという者もいるが、わたしとしてもそれを肯定するにやぶさかではない。これからわたしが出くわした最も恐ろしい出来事を話して、それがわたしの奇癖のしかるべき説明になるかどうか、その判断はきみたちにまかせよう。

  • H・P・ラヴクラフト=作 大瀧啓裕(おおたき・けいすけ)=訳 「冷気」
  • 引用は a. 創元推理文庫版 1985 に拠りました。

(J5) 白木 1972
 このわたしが、なぜ冷房装置をひどくこわがるのか、わけを話してくれというのですか。
 冷房装置のあるへやへはいっていくと、わたしが、きゅうにふるえだしたり、顔色がかわったり、気持ちがわるくなったりするのは、いったい、どういうわけなのか、おしえてくれというのですね。
 わたしが、ひやっとつめたい空気にふれて起こす反応は、まるで、ほかの人が悪臭をかいだとき起こす反応そっくりだという人もいるが、わたしもそのとおりだと思う。
 これから、わたしは、生まれてこのかた出あった事件のなかで、いちばんおそろしい、いま思ってさえ身の毛のよだつようなできごとをお話することにしよう。

  • ラブクラフト=作 白木茂(しらき・しげる)=訳 「冷房をおそれる男」 『怪談 2』 少年少女講談社文庫 1972-11-25
  • 原文は総ルビですが、ここではすべて略しました。

(J6) 仁賀 1972, 1985
 わたしが冷気の流れを怖がるわけを話してほしいといわれるのですね。冷たい部屋に入ると人一倍慄えたり、穏やかな秋の日の熱気のなかに、夕方の冷気が忍びこんでくると、嫌悪を感じたり、吐き気を催す理由をおたずねなのですね。
 わたしが寒さに対して示す反応は、さながら、ほかの人たちが悪臭に対して起こす反応と似ている、といわれます。わたしはその印象をあえて否定はしません。
 これからお話しすることは、わたしがこれまでに出会った最も恐ろしいできごとについてです。それがわたしの癖の説明になるかどうかは、あなたの判断にお任せします。


(J7) 志摩 1961, 1971
 なぜ私が冷房装置をあれほどこわがるのか、わけを話してくれとおっしゃるんですか。冷房装置のある部屋にはいっていくとき、私がほかの人たちよりもひどくふるえたり、おだやかな秋の日の、熱気のなかに、暮れがたの冷気がしのびよってくると、吐き気をもよおしたり、不快を感じたりするようにみえるが、どうしたわけかとおたずねになる。
 私が冷気に対しておこす反応は、まるで、ほかの人たちが悪臭に対しておこす反応そっくりだという人もいるが、私もそれを否定はしますまい。
 これから私は、生まれてこのかたでくわした事件のなかでもいちばん恐ろしい、身の毛のよだつような出来事をお話したい。
 私の奇癖の説明になるかどうか、その判断はそちらにおまかせすることにしよう。

  • H・P・ラヴクラフト=作 志摩隆(しま・たかし)=訳 「冷房装置の悪夢」
    • 矢野浩三郎=監修 日本ユニエージェンシー=編集 『恐怖と幻想 Vol.2』 月刊ペン社 1971-03-01
    • 別冊宝石 1961-09-15 No.108
  • 引用は a. 月刊ペン社版 1971 に拠りました。


■ロシア語訳 Translation into Russian

Вас удивляет, что я так боюсь  сквозняков?..  что  уже  на  пороге выстуженной комнаты меня бросает в дрожь?.. что мне становится  дурно, когда на склоне теплого осеннего дня чуть повеет  вечерней  прохладой? Про меня говорят, что холод вызывает во мне такое же отвращение, как у других людей -- мерзостный смрад; отрицать не стану. Я просто расскажу вам о самом кошмарном эпизоде моей жизни, -- после этого судите  сами, удивительно ли, что я испытываю предубеждение к холоду.

  • Говард Ф.Лавкрафт. Холод, (C) Перевод на русский язык. К. Тулуу, 1993.
  • E-text at Lib.Ru

■ドイツ語訳 Translation into German

Sie baten mich zu erklären, weshalb ich mich vor einem kühlen Luftzug ängstige; weshalb ich beim Betreten eines kalten Zimmers mehr als andere ersch auere und angeekelt und abgestoßen wirke, wenn der Abendfrost durch die Wärme eines milden Herbsttages kribbelt. Es gibt Leute, die sagen, ich reagiere auf Kälte so wie andere auf einen üblen Geruch, und ich bin der letzte, diese Wirkung zu bestreiten. Ich werde nur eben die grausigsten Umstände schildern, die mir je untergekommen sind, und es dann Ihrem Urteil anheimstellen, ob dies eine angemessene Erklärung für meine Eigenart liefert oder nicht.


■ポルトガル語訳 Translations into Portuguese

(Pt1) Virgula, 2014
Você me pede para lhe explicar por que temo uma corrente de ar frio; Pergunta por que tenho mais calafrios que os outros ao entrar numa sala fria, e pareço nauseado e repelido quando a frieza do anoitecer rasteja através do calor de um dia ameno de outono. Há quem diga que eu reajo ao frio como outros reagem a um mau cheiro, e eu sou o último a negar essa impressão. O que eu farei será um relato da mais horrível circunstância em que jamais me encontrei, e deixarei ao seu julgamento decidir se isso forma ou não uma explicação razoável para a minha peculiaridade.

  • Vento Frio by H. P. Lovecraft. Translated by Virgula.
  • E-text at Nerd Maldito

(Pt2) Vobiscum, 2007
Pediram-me que explicasse por que razão temo as correntes de ar frio, por que tirito mais que os outros ao adentrar uma casa fria e aparento sentir náuseas e repulsa quando o vento fresco do anoitecer começa a deslizar por entre a quente atmosfera de um aprazível dia outonal. Segundo alguns, reajo frente ao frio como outros fazem diante dos maus odores, impressão esta que não negarei. O que farei é relatar o fato mais impressionante que já me aconteceu, para que vocês julguem em conseqüência se constitui ou não razoável explicação desta minha peculiaridade. 


(Pt3) Paciornik, 2000, 2007
Pedem-me para explicar por que tenho medo de correntes de ar fresco, por que tirito mais do que os outros, ao entrar numa sala fria e pareço nauseado e repelido quando a friagem da noite se insinua pelo calor de um dia ameno de outono. Há quem diga que eu reajo ao frio como outros ao mau cheiro, e eu seria o último a negar essa impressão. O que farei é relatar a mais horrível situação que já encontrei e deixar que julguem se ela constitui ou não uma explicação aceitável para essa minha peculiaridade. 


 Audio 1 
スペイン語版オーディオブック Audiobook in Spanish

下の引用箇所の朗読は 1:45 から始まります。 Uploaded to YouTube by Terror Y Nada Más on 20 Jan 2013. Reading of the excerpt below starts at 1:45.


 Audio 2 
スペイン語版オーディオブック Audiobook in Spanish


■スペイン語訳 Translation into Spanish

Me pides que explique por qué siento miedo de la corriente de aire frío; por qué tiemblo más que otros cuando entro en un cuarto frío, y parezco asqueado y repelido cuando el escalofrío del atardecer avanza a través de un suave día otoñal. Están aquellos que dicen que reacciono al frío como otros lo hacen al mal olor, y soy el último en negar esta impresión. Lo que haré está relacionado con el más horrible hecho con que nunca me encontré, y dejo a tu juicio si ésta es o no una explicación congruente de mi peculiaridad.


■フランス語訳 Translation into French

Vous me demandez de vous expliquer pourquoi je crains l’air froid, pourquoi je tremble plus que les autres dès que j’entre dans une pièce froide, et parais malade, pris de nausées, lorsque la fraîcheur du soir s’insinue sous la chaleur d’un après-midi de fin d’automne. Il y en a qui disent que je réagis au froid comme d’autres à une mauvaise odeur ; je suis bien le dernier à les démentir. Ce que je vais faire maintenant, c’est vous rendre compte de l’incident le plus abominable qui me soit jamais arrivé et vous laisser le soin de juger, de dire s’il existe une explication satisfaisante à ces réactions qui vous étonnent.


 Audio 3 
英語原文のオーディオブック 朗読: ケイレブ・ディーン
Audiobook in English, read by Caleb Dean

Uploaded to YouTube by Calebd2 on 11 Feb 2014.


 Audio 4 
英語原文のオーディオブック 朗読: ジョナサン・デイヴィス
Audiobook in English, read by Jonathan Davis
Sffaudio_banner1100
録音を聴くにはここをクリックしてください。 To listen to the recording CLICK HERE


 Audio 5 
英語原文のオーディオブック 朗読: ニック・ギズバーン
Audiobook in English, read by Nick Gisburne

Uploaded to YouTube by Gisburne2000 on 3 Mar 2011.


■英語原文 The original text in English

You ask me to explain why I am afraid of a draught of cool air; why I shiver more than others upon entering a cold room, and seem nauseated and repelled when the chill of evening creeps through the heat of a mild autumn day. There are those who say I respond to cold as others do to a bad odour, and I am the last to deny the impression. What I will do is to relate the most horrible circumstance I ever encountered, and leave it to you to judge whether or not this forms a suitable explanation of my peculiarity.


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2015-02-20 ロシア語訳、ドイツ語訳、および3種類のポルトガル語訳を追加しました。
  • 2015-02-09 白木茂=訳 1972-11-25 および 仁賀克雄=訳 1972-05-30 の訳文を挿入しました。
  • 2015-01-31 仁賀克雄=訳 1972, 1985 および白木茂=訳 1972-11-25 の書誌情報を追加しました。訳文は追って挿入するつもりです。

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Friday, 13 June 2014

The Thirteenth Floor by Frank Gruber フランク・グルーバー 「十三階の女」「十三階」

           目次 Table of Contents

   ■はじめに Introduction
    Gallery 1  表紙画像 Cover photos
   ■日本語訳 Translations into Japanese
     (J1) 金原 2010
     (J2) 矢野 1999
     (J3) 東谷 1988, 1991
     (J4) 北村 1975
     (J5) 福島 1961, 1963, etc.
    Gallery 2  表紙画像と肖像写真 Cover photo and a portrait
   ■英語原文 The original text in English
   ■外部リンク External links
   ■更新履歴 Change log

■はじめに Introduction

「十三階」はアメリカの作家フランク・グルーバーが書いた短編ホラー小説。雑誌ウィアード・テールズ1949年1月号に掲載された。舞台は禁酒法廃止後のシカゴ。その目抜き通りステート・ストリートに店を構えるボナンザ百貨店。

主人公リチャード・ジャヴリンは人類学者で、アマゾンの探検に持っていくのに必要な蒸留器を探している。ほうぼうの店をあたったが見つからない。ジャヴリンは最後の望みを託してこの大手デパートを訪れる。


 Gallery 1 
表紙画像 Cover photos

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

a. Ja_9784001146028 b. Ja_9784265032600 c. Weird_4

d. Ja__4 e. Ja_b000jbq39m_ f. 2

g. Ja_b000j98u7c h. 1963


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 金原 2010
 「で、何が目的ですか、お客さん?」
 「べつに目的なんかない」ジャヴリンはいらいらしていった。「払(はら)い戻(もど)しを求めているんじゃない。この店から金をだまし取るつもりもない。ただ、それを売った売り子に会いたいんだ。それを禁止する法律(ほうりつ)なんかないだろう?」
 「なぜ、会いたいんです?」
 「デートの約束をしたんだ。ところが、やってこなかった。よくあることかもしれないが、ぼくは一度もそんな目にあったことはない。なぜこなかったかききたいんだ」
 「ほう。それで、店が、その手伝いをしなくちゃいけないって? まあ、お客第一だからな。しかし、ジョベリンさんだかだれだか知らないが、このボナンザ百貨店には決まりがあってね——売り子は客をデートに誘(さそ)っちゃならないし、誘われたら断るってことになってる。つまり売り子と客はデートできないってことだ」
 「ベイリーさん、そのとおりですが」アンガーマンが口をはさんだ。「今回の件は、それとは話がいささか、ずれているように思えます。そもそも伝票が十六年も前のものです。ジャヴリンさんがどうやって、これを手に入れたんでしょう?」
 「だから、いったじゃないか」ジャヴリンが奥歯(おくば)をかみしめるようにしていった。「昨日もらったんだ。十三階で買ったんだよ——」
 「当店に十三階はございません」
 「何度もそういわれたよ。だけど……」ジャヴリンは言葉をのみこんだ。ベイリーが額を軽くたたいて、ウィンクしてみせたのだ。
 「頭がおかしいと思っているのか?」ジャヴリンはふとわれに返ってたずねた。


(J2) 矢野 1999
 「あんた、いったいなんのつもりなんだね?」
 「なんのつもりもないさ。ぼくは、払い戻しを要求しているわけじゃない。詐欺をはたらこうというわけでもない。きのう、これをぼくに売った、女店員に会わせてくれ、と頼んでるだけじゃないか!」
 「うちの女店員に、なんの用がある?」
 「デートの約束をしたんだ。そしたらとうとう来なかった。よくあることだというが、ぼくはいままでそんな目にあったことはなかった。会って、待ちぼうけをくわした理由をききたい」
 「なるほど、なるほど。それで店が、あんたの手助けをするべきだ、というんだな。よろしい、お客はいつも王様だ。ジェブリンさん、ボナンザ・デパートには規則があって、従業員が、お客とデートすることは、禁じられてるんだ」
 「そのとおりです」アンガーマンが口をはさんだ。「でも、問題はそのことじゃない。このお客さんが、どうして、十六年前の伝票を手に入れたかがききたいね、わたしは」
 「なんべんいったら、わかるんだ——きのう、十三階で蒸留器を買ったとき——」
 「だから、十三階はないと、なんべんいったら、わかるんです?」
 「たしかに、なんべんもいわれたよ。しかし、じっさいこのぼくが……」
 いいかけて、ジェブリンは言葉を切った。ベイリーが指先で、頭をトントンとたたいて、ウィンクして見せたからだ。
 「ぼくの頭がおかしい、とでも思ってるのか?」

  • フランク・グルーバー=作 矢野浩三郎(やの・こうざぶろう)=訳 「十三階の女」 『けむりのお化け』 恐怖と怪奇名作集 10 岩崎書店 1999
  • 児童向けの再話。完訳ではありません。ルビは省略しました。

(J3) 東谷 1988, 1991
 「いったいどういうおつもりなんですかね」
 「誤解してもらっちゃこまるな」ジャヴァリンはきっぱりといった。「ぼくは払いもどしを要求しようとしているわけじゃない。この店を相手に詐欺(さぎ)をはたらこうとしてるわけでもない。これをぼくに売った店員に会いたいだけだ。それが法に反するとでもいうのか」
 「どうして会いたいんです」
 「デイトの約束をしたんだ。彼女はあらわれなかった。よくあることだそうだが、ぼくにとってははじめてのことだ。だから彼女に会って、約束をすっぽかした理由を聞きたいんだよ」
 「なるほどね。それで店のほうが手助けをしてくれると思ってるわけですか。お客さまは神さまといいますからな。ねえ、ジャヴァリンさん、それが本名かどうか知りませんが、ボナンザ・ストアーには規則がありましてね——女店員はお客さまとデイトすることは禁止されてるんですよ。もちろん男の店員もおなじことですがね」
 「そのとおりだ」アンガーマンが口をはさんだ。「しかし問題はそんなことじゃない。その伝票は十六年まえのものなんだよ。ジャヴァリンさんがどうやって伝票を手にいれたかを、わたしは知りたいんだ」
 「いっただろう」ジャヴァリンは歯をくいしばっていった。「昨日手にいれたんだ。十三階で……」
 「この店には十三階はありませんがね」
 「何度もそういわれたよ。それでもぼくは……」ジャヴァリンは口をつぐんだ。ベイリーが片手で額をたたいて、片目をつぶったのだった。
 「ぼくが狂ってると思ってるんだな」ジャヴァリンは急に興奮をしずめてたずねた。

  • フランク・グルーバー=作 東谷真知子(ひがしたに・まちこ)=訳 「十三階」
  • 引用は b. 青心社版 1988-06-10 に拠りました。

(J4) 北村 1975
 「[略]おい、あんたいったい、なんのつもりだよ?」
 ベイリーがすごんでみせた。
 「なんのつもりもあるものか! ぼくは、払いもどしをしてくれなんていってない。詐欺をしようというわけでもない。昨日、これをぼくに売った女店員に会わせてくれと頼んでるだけじゃないか!」
 ジェブリンは、やっと用件をいえた。
 「うちの女店員に、なんの用がある?」
 「昨日、デートの約束をしたんだ。そしたら、とうとうこなかった。どうしてこなかったのか、会って理由をききたいんだ。」
 ジェブリンは、やけになってどなった。
 ベイリーが、アンガーマンのほうを見て、片目をちょっとつぶってみせてから、
 「おれが代理で答えてやるよ。」
 と、いった。
 「ボナンザ・ストアには社則があって、社員は、お客さまとのデートは禁じられているんだ。」
 「そのとおりです。」
 アンガーマンが口をはさんだ。
 「でも、問題はそのことではない。このお客さんが、どうして、十六年前の伝票を手に入れたかを、わたしはききたい。」
 「何度いったらわかるんだ!」
 ジェブリンは歯をくいしばった。
 「昨日、十三階で蒸留器を買ったとき——。」
 「だから十三階はないと、何度いったらわかるんです。」
 フロア・マネジャーがいった。
 「ああ、たしかに十三階はないと、何度もいわれたよ。しかし、実際にこのぼくが……。」
 と、いいかけて、ジェブリンは言葉をきった。
 ベイリーが、アンガーマンに、指先で頭をトントンと叩いて、クルクルと、その指先をまわしてみせたからだ。
 「このぼくが、気ちがいだとでも思っているのか?」

  • フランク・グルーバー=原作 北村良三(きたむら・りょうぞう)=訳 「十三階の女」 アガサ・クリスティー他=作 『幽霊』 怪奇の世界 5 朝日ソノラマ 1975
  • 児童向けの再話。完訳ではありません。ルビは省略しました。

(J5) 福島 1961, 1963, etc.
 「あんた、いったいなんのつもりなんだね?」
 「なんのつもりもくそもあるか? ぼくは、払い戻しを要求しているわけじゃない。詐欺を働こうというわけでもない。昨日これをぼくに売った女店員に会わせてくれと頼んでるだけじゃないか!」
 「うちの女店員に、なんの用がある?」
 「デートの約束をしたんだ。そしたらとうとう来なかった。よくあることだというが、ぼくはいままでそんな目にあったことはなかった。会って、待ちぼうけ食くわした理由がききたいんだ」
 「なるほど、なるほど。それで店があんたのお手助いをするべきだというんだな。よろしい、お客はいつも王様だ。ジェヴリンさん、ボナンザ・ストアには社則があって、社員は、お客さまとのデートはご法度なんだ」
 「そのとおりです」アンガーマンが口を挟んだ。「でも、問題はそのことじゃない。このお客さんが、どうして、十六年前の伝票を手に入れたかがききたいね、わたしは」
 「何度いったらわかるんだ——」ジェヴリンは食いしばった歯の間から、「昨日十三階で蒸留器を買ったとき——」
 「だから十三階はないと、何度いったらわかるんです」
 「ああ、確かに何度もいわれたよ。しかし実際このぼくが……」といいかけてジェヴリンは言葉を切った。ベイリイが指先で頭をトントンと叩いてウインクして見せたからだ。「このぼくが、気ちがいだとでも思ってるのか?」

  • フランク・グルーバー=作 福島正実(ふくしま・まさみ)=訳 「十三階の女」

 Gallery 2 
表紙画像と肖像写真 Cover photo and a portrait

a. B0006br33a_the_pulp_jungle b. Weird_tales_jan_1949_vol_41_no_2 c. Frankgruber


■英語原文 The original text in English

  "Just what's the game, Mister?"
  "There isn't any game," Javelin said, tautly. "I'm not trying to get a refund. I'm not trying to swindle the store. I want to see the sales clerk who sold me this outfit. Is there any law against that?"
  "Why do you want to see her?"
  "I made a date with her. She didn't show up. They tell me it happens right along, but it's never happened to me before. I want to ask her why she stood me up."
  "Oh, do you, now? And you figure the store should help you, eh? The customer's always right.' Well, Mr. Jav'lin, or whatever your name is, The Bonanza Store has a rule—salesgirls can't make dates with customers and visy-versy. I mean, salesmen can't make dates with customers."
  "You're quite right, Mr. Bailey," Mr. Ungerman interposed. "But this matter is, ah, shall we say, beside the point. That sales slip is sixteen years old. I would like to know how Mr. Javelin got it."
  "I told you," Javelin said, through bared teeth. "I got it yesterday. "On the thirteenth floor, where I—"
  "There is no thirteenth floor in this store."
  "So I've been told. Nevertheless . . ." Javelin stopped. The store detective was tapping his forehead and winking.
  "You thinlk I'm crazy?" Javelin asked, suddenly sober.

  • The Thirteenth Floor by Frank Gruber. This story first appeared in Weird Tales, January 1949, pp. 34-42.
  • E-text at UNZ.org [PDF]

■外部リンク External links


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Sunday, 16 December 2012

Red Riding Hood (2011) directed by Catherine Hardwicke キャサリン・ハードウィック監督 『赤ずきん』 (2011)

■はじめに Introduction

「赤ずきん」がホラー・サスペンス映画になった。ペロー童話やグリム童話でおなじみの物語を大幅に脚色した作品。監督はキャサリン・ハードウィック。製作はレオナルド・ディカプリオほか。脚本はデヴィッド・レスリー・ジョンソン。主演はアマンダ・サイフリッド。


 Image gallery 
ポスター、本の表紙、DVDジャケットなど Posters, Book & DVD covers, etc.

zh Zh_trad_xuehongmao ko Ko_ ja Ja_

vi Vi_co_gai_choang_khan_o tr Tr_kiz_ve_kurt he He_red_riding_hood_yareah_adom____2

el El__3 ru Ru_ uk Uk____

bg Bg_ hu Hu_a_lany_es_a_farkas lt Lt_raudonkepuraite

lv Lv_sarkangalvite pl Pl_dziewczynawczerwonejpelerynie3_0 sr Sr_crvenkapa2011

hr Hr_crvenkapica no No_r_dhette_og_varulve_177026b de De_red_riding_hoodunter_dem_wolfsmo

ro Ro_scufita_rosie_2 it It_cappuccetto_rosso_sangue_2 pt Br_a_garota_da_capa_vermelha_31_2

pt Pt_a_rapariga_do_capuz_vermelho es Es_la_chica_de_la_capa_roja es Es_caperucita_roja

fr Fr_lechaperonrouge en En_redridinghood2011movieposter11


■訳題のいろいろ(リンク先は上掲画像の拝借元)
 Title translated into various languages (Hyperlink denotes the image source)

[zh] 血紅帽 中國語(繁體字)
[ko] 레드 라이딩 후드 韓国語
[ja] 赤ずきん 日本語
[vi] Cô gái choàng khăn đỏ ベトナム語
[tr] Kiz ve kurt トルコ語
[he] ירח אדום ヘブライ語
[el] Η Κοκκινοσκουφίτσα ギリシャ語
[hu] A lány és a farkas ハンガリー語
[ru] Красная шапочка ロシア語
[uk] Червона шапочка ウクライナ語
[bg] Червената шапчица ブルガリア語
[pl] Dziewczyna w czerwonej pelerynie ポーランド語
[sr] Crvenkapa セルビア語
[hr] Crvenkapica クロアチア語
[lt] Raudonkepuraite リトアニア語
[lv] Sarkangalvīte ラトビア語
[no] Rødhette og varulven ノルウェー語
[de] Red Riding Hood – Unter dem Wolfsmond ドイツ語
[ro] Scufița Roșie ルーマニア語
[it] Cappuccetto rosso sangue イタリア語
[pt] A Garota da Capa Vermelha ポルトガル語(ブラジル)
[pt] A Rapariga do Capuz Vermelho ポルトガル語(ポルトガル)
[es] La chica de la capa roja スペイン語(アルゼンチン、メキシコほか)
[es] Caperucita Roja スペイン語(スペイン)
[fr] Le chaperon rouge フランス語
[en] Red Riding Hood 英語原題 The original title in English


 予告編 Trailer 1 
赤ずきん (2011) 日本語字幕版 Red Riding Hood (2011) with subtitles in Japanese


 予告編 Trailer 2 
赤ずきん (2011) ロシア語版 Red Riding Hood (2011) in Russian


 予告編 Trailer 3 
赤ずきん (2011) ハンガリー語版 Red Riding Hood (2011) in Hungarian


 予告編 Trailer 4 
赤ずきん (2011) ドイツ語版 Red Riding Hood (2011) in German


 予告編 Trailer 5 
赤ずきん (2011) イタリア語版 Red Riding Hood (2011) in Italian


 予告編 Trailer 6 
赤ずきん (2011) フランス語版 Red Riding Hood (2011) in French


 予告編 Trailer 7 
赤ずきん (2011) オリジナル英語版 Red Riding Hood (2011) in original English


■外部リンク External links

 [en] English
   * Red Riding Hood Official Website
   * Red Riding Hood (2011) - IMDb
   * Red Riding Hood (2011 film) - Wikipedia

 [ja] 日本語
   * 赤ずきん - 公式サイト
   * 赤ずきん (2011) - allcinema
   * 赤ずきん (映画) - Wikipedia


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2013-12-31 ヘブライ語版の画像を追加しました。


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Saturday, 18 December 2010

Bulemanns Haus (Bulemann's House) by Theodor Storm シュトルム 「ブーレマンの館」「ブーレマンの家」「怪猫物語」

■はじめに Introduction

ブーレマン氏は質屋の息子。父は強欲な方法で富を築いた。その家と財産を父から相続したブーレマン氏は安穏に暮らしている。同居するのは、二匹の巨大な猫グラープスとシュノーレス、そしてアンケン夫人という年配の女中。猫たちはやがて不気味な復讐劇の主役を演じることになる。だが、下の引用箇所では、ブーレマン氏はまだその不吉な運命を知らない。


 Images 
表紙画像 Cover photos

↓ クリックして拡大 Click to enlarge ↓

ja Ja_taru_no_naka_kara_umareta_hanash en En_german_literary_fairy_tales de De_bulemanns_haus_kindle_2


[ja] 日本語
タイトル: たるの中から生まれた話
著者: シュトルム作 矢川澄子訳 金子国義画 
少年少女学研文庫 ; 16
出版社: 学習研究社
出版年: 1969
関連記事: 「たるの中から生まれた話」 (思い出の本棚 2 )
  消えがてのうた part 2, 2010-11-27 上の画像はこのブログ記事から拝借しました。


[en] 英語 タイトル: German Literary Fairy Tales (The German Library ; V. 30)
著者: Frank Glessner Ryder (編集)
ペーパーバック
出版社: Continuum Intl Pub Group (Sd)
出版年: 1983-10
ISBN-10 : 0826402771
ISBN-13 : 9780826402776


[de] ドイツ語
Title: Bulemanns Haus (Gold Collection) [Kindle Edition]
Format: Kindle Edition
File Size: 44 KB
Simultaneous Device Usage: Unlimited
Publisher: Jazzybee Publishing (September 21, 2010)
Sold by: Amazon Digital Services
Language: German


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 高木 2009
 ネコたちはお昼には自分の皿を与えられたが、それはアンケンさんが不承不承(ふしょうぶしょう)日がなネコたちのために用意しなければならなかった。食後ブーレマンさんが短い昼寝をしているあいだネコたちは満腹してブーレマンさんのかたわらのソファーに横になり、舌ベロをダラリと下げ、緑色の目を眠そうにまばたきした。一方でいつも老女はこっそりと足を運ばせるのだが、ネコたちは、館の下の階でネズミ狩りをして、捕まえたネズミを口にくわえてまず主人の足もとにもって行って見せ、そのあとでソファの下にもぐり込んで食べた。それから夜が来て、ブーレマンさんは、色とりどりのナイトキャップを白いそれと取り替えると、二匹のネコといっしょに隣室のおおきなカーテン付きベッドにはいって、足もとにもぐり込んだネコたちが規則正しくゴロゴロと喉をならす音で眠りにつくのだった。

   テーオドール・シュトルム=著 高木文夫(たかぎ・ふみお)=訳
   「ブーレマンの館」
   日本シュトルム協会=編訳
   『シュトルム名作集1』 三元社 2009-05-20


(J2) 藤川 1992, 1998
 猫たちは昼にそれぞれ自分用の器に入った食事をもらうのだが、アンケン夫人はむかっ腹をたてながらも毎日その用意をしなければならなかった。食後、満腹した猫たちは、ブーレマン氏が短い昼寝から目をさますまで、横のソファーにすわり、小さい舌をたらして、眠そうな緑色の目で眠そうに主人を見つめているのだった。下の方の部屋で鼠を追いかけるときには、いつでもそのあいだに老婆に、主人にはわからないように蹴とばされるのだが、捕った鼠は必ずまっさきに主人のところにくわえていって見せてから、ソファーの下にもぐりこんで食べた。そしてブーレマン氏は、夜になって色あざやかな三角帽を白いものと取り換えると、二匹の猫を従えて隣室の大きなカーテンつきのベッドに行き、足元にもぐりこんだ猫がごろごろと規則正しく喉をならすのを子守歌に、眠りにつくのだった。

   テーオドール・シュトルム=著 藤川芳朗(ふじかわ・よしろう)=訳
   「ブーレマンの家」
   a. 富士川義之=編訳 『猫物語』 白水社 新装版 1998-11-10
   b. 富士川義之=編訳 『猫物語』 白水社 1992-03
   引用は a. に拠りました。


(J3) 矢川 1969, 1990, etc.
 昼にはめいめいひと皿のえさをもらいました。アンケンばあさんは、毎日ぷりぷりしながら、ネコのえさをととのえてやらなくてはなりませんでした。
 食事がすむと、ブーレマンがしばらく昼寝をするあいだ、ネコたちは主人といっしょに長いすにのうのうと寝そべり、ちょろりと舌の先をのぞかせながら、緑色のとろんとした目で主人を見守っています。下の部屋でネズミをとると(そのたびにアンケンばあさんには、こっそり足げをくらわされたものですが)ネコたちは、きまってえものを主人のもとまでひきずってきて、ひと目ごらんにいれてから、ようやく長いすの下へもぐりこんでたいらげにかかるのです。
 夜になると、ブーレマンは、色つきの三角帽子を白いのにとりかえ、二匹のネコとともにとなりの寝室の、大きな垂れ幕つきのベッドにはいり、足もとにもぐりこんだネコたちの、ごろごろいう規則ただしいうなり声を子守りうたに、眠りにつくのでした。

   シュトルム=著 矢川澄子(やがわ・すみこ)=訳 「ブーレマンの家」
   a.復讐 書物の王国16』 国書刊行会 2000-07-24
   b.たるの中から生まれた話』 福武文庫 福武書店 1990-01
   c.たるの中から生まれた話』 少年少女学研文庫16 学習研究社 1969
   a. の底本は b.。引用は a. に拠りました。


(J4) 塩谷 1967
 ネコたちは昼には、めいめいのどんぶりにはいった食事をもらいましたが、そのためアンケンおばさんは、一日じゅうぷりぷりしながら働かなければならなかったのでした。
 食事がすむと、ネコたちは昼寝(ひるね)をしている主人とならんで、まんぞくそうに長いすにすわりこみ、ちっちゃな舌(した)をだしながら、眠(ねむ)そうに緑色(みどりいろ)の目でかれを見ていました。
 下の部屋でネズミ狩(が)りをするときには——でも、よくそのさいちゅう、おばさんに、こっそりけとばされました——まず、つかまえたネズミをくわえて主人のところへもっていって見せ、それから長いすの下にもぐりこんで、食べました。
 夜になると、ブーレマンは色のついた三角帽子(ぼうし)を白いのにとりかえ、二匹のネコたちをつれて、となりの部屋の、大きなカーテンつきのベッドにはいりました。そして、足もとにもぐりこんだネコたちの規則(きそく)正しいいびきにさそわれて、眠りこんでしまうのでした。

   シュトルム=著 塩谷太郎(しおや・たろう)=訳 「ブーレマンの家」
   『大学時代—ジュニア版 世界の文学7
   金の星社 1967-01


(J5) 田川 1948
 彼等はお晝にはちやんと自分らの御馳走をもらつたのであるが、それをアンケン夫人は毎日々々腹立たしさを押し殺しながら、つくらなければならなかつた。食後ブーレマン氏がちよつと午睡をとる間、猫は滿腹して彼の傍らのソファーの上に坐りこみ舌をだらりと垂したまま、緑色の眼を眠むさうに細目に開いて、彼の顏を眺めていた。また階下(した)の部屋で鼠捕りでもやると、何時も老婆からこつそり足蹴を喰はされるのであつたが、捕へた鼠はきつと口にくはへて先ず主人の前へひきずつて來て見せてから、ソファーの下ヘもぐりこんで、それを平げるのであつた。さて夜になるとブーレマン氏は雜色の尖り帽子を白いのと取りかへ、二匹の猫と一緒に隣室の大きなカーテンつきの寢床(ベツト)に入るのであつた。そこで彼は、足もとへもぐり込んだ二匹の猫が同じ調子で喉を鳴らすのを聞きながら、眠りに入るのであつた。

   テオドール・シュトルム=著 田川基三(たがわ・もとみ)=訳 「怪猫物語」
   『雨乞ひ—小説集』 矢代書店 定價 八十五圓 1948-04-20


(J6) 山崎 1944
猫どもは晝にはアンケン小母さんの手からめい/\に食事を貰ひましたが、そのためアンケン小母さんは一日中プリ/\しながら台所で働かなければならなかつたのです。食事を濟ませると、猫どもはいかにも充ち足りたやうな顏つきで、午睡(ひるね)をしてゐる主人と並んで長椅子に坐り込み、小さな舌を垂(た)れながら、綠色の眼で眠さうに主人の顏を眺めてゐます。また下の部屋で鼠狩りをする時など、……アンケン小母さんが主人には聞えないやうに、こつそりと、しかも力をこめて猫めに足蹴りを喰はせるのは實にその時なのですが……猫どもは先づ獲物の鼠を口に咬(くは)へて主人の所まで曳きづつて來て、それを見せてから長椅子の下にもぐり込んで貪(むさぼ)り喰らひます。ブーレマン氏は夜になると、三角の色頭巾を白の三角帽にかへ、二匹の猫を連れて、隣室の帷(とばり)附きの大寢台に入り、足許にもぐり込んだ猫たちの規則正しい鼾に眠りを誘はれる習慣でした。

   テオードル・シュトルム=著 山崎省吾(やまざき・せいご)=訳
   『独逸童話文学選集 3 ブーレマンの家』 増進堂 1944-10-30(昭和19)


■英訳 Translation into English

At midday they got their own platter, which Frau Anken, with suppressed resentment, had to prepare for them day in and day out. After the meal, while Herr Bulemann took his noon nap, they sat beside him, well satisfied, on the sofa, letting a tip of tongue hang out of their mouths and blinking at him sleepily with their green eyes. If they had been in the lower rooms of the house hunting mice, which always earned them a clandestine kick from the old housekeeper, they were sure to carry any mice they had caught to their master and show them to him before creeping under the sofa to devour them. When night had fallen and Herr Bulemann had exchanged his brightly colored stocking cap for a white one, he climbed into the big curtained bed in the adjoining alcove with his two cats and let himself be lulled to sleep by the regular purring of the beasts curled up at his feet.

   Bulemann's House by Theodor Storm
   German Literary Fairy Tales
   Edited by Robert Marcellus Browning, Frank Glessner Ryder
   Continuum International Publishing Group, 1983
   Preview at Google Books


 Audio 
ドイツ語原文のオーディオブック(朗読) Audiobook in the original German

下に引用する箇所の朗読は 12:29 から始まります。 Uploaded to YouTube by Classic Literautre Audiobooks. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 12:29.


■ドイツ語原文 The original text in German

Sie erhielten mittags ihre eigene Schüssel, die Frau Anken unter verbissenem Ingrimm Tag aus und ein für sie bereiten mußte; nach dem Essen, während Herr Bulemann sein kurzes Mittagsschläfchen abtat, saßen sie gesättigt neben ihm auf dem Kanapee, ließen ein Läppchen Zunge hervorhängen und blinzelten ihn schläfrig aus ihren grünen Augen an. Waren sie in den unteren Räumen des Hauses auf der Mausjagd gewesen, was ihnen indessen immer einen heimlichen Fußtritt von dem alten Weib eintrug, so brachten sie gewiß die gefangenen Mäuse zuerst ihrem Herrn im Maule hergeschleppt und zeigten sie ihm, ehe sie unter das. Kanapee krochen und sie verzehrten. War dann die Nacht gekommen und hatte Herr Bulemann die bunte Zipfelmütze mit einer weißen vertauscht, so begab er sich mit seinen beiden Katzen in das große Gardinenbett im Nebenkämmerchen, wo er sich durch das gleichmäßige Spinnen der zu seinen Füßen eingewühlten Tiere in den Schlaf bringen ließ.

   Bulemanns Haus by Theodor Storm
   Geschichten aus der Tonne
   E-text at Projekt Gutenberg-DE


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016-10-19 山崎省吾=訳 1944-10-30 の訳文を挿入しました。
  • 2013-03-27 ドイツ語原文のオーディオブック(朗読)へのリンクを張りました。

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Monday, 23 August 2010

Seaton's Aunt by Walter de la Mare ウォルター・デ・ラ・メーア / ウォルター・デ・ラ・メア 「シートンのおばさん」

■はじめに Introduction

シートンは、ぼくのクラスメート。べつに親しい友達じゃない。彼には、おばさんがいる。べつに頼んだわけでもないのに、ある日、彼はぼくを連れて行って、おばさんに引き合わせる。謎のおばさん。


 Video 1 
A Few More Years Shall Roll なおしばしの 時を経なば

「さらに二年三年(ふたとせみとせ)が過ぎん」。デ・ラ・メアの中篇「シートンのおばさん」に引用されている讃美歌。ホレイシャス・ボナーによる原詩の全文は、Hymnary.org などにある。その一番の歌詞を南條竹則氏が仮訳したものが、『地獄—英国怪談中篇傑作集』の「編者あとがき」に掲載されている。以下はその抜粋:

   A few more years shall roll,         二年三年過ぎゆきて
   A few more seasons come,         また春秋もめぐりなば
   And we shall be with those that rest   先に眠りし人々と
   Asleep within the tomb:           墓場のうちにやすらわん。
   [Omission]                   [以下略]


 Images 
表紙画像 Cover photos

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a. Ja_jigoku_eikoku_kaidan b. Ja_kaiki_shosetsu_kessakushu3 c. En_best_stories_of_walter_de_la_m_2


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 南條 2008
シートンのおばさんの噂は、本人と実際に会うよりもずっと前から聞かされていた。シートンは、声をひそめて打ち明け話をする時や、それでなくとも、わたしたちが幾分寛容な態度を示した時、「僕のおばさんが」「知ってるだろ、あのおばさんが」と口癖のように言ったからである——あたかも、この肉親が国際的友情を固める接合剤ででもあるかのように。


(J2) 大西 1969, 2006
シートンのおばさんの噂は、その本人にじっさいにお目にかかるずっと前から聞いていた。シートンの奴(やつ)は、静かな自信があってか、あるいはまたわれわれの黙認する様子を少しでも見てとってか、よく「ぼくのおばが」とか「ほら、あのぼくのおばさんが」とか言ったものだが、まるでそのおばさんが、ぼくらの和親協商(アンタント・コンデイアル)に接合剤のような役割を果たしているとでもいっているような調子だった。

  • ウォルター・デ・ラ・メア=作 大西尹明(おおにし・ただあき)=訳 「シートンのおばさん」
  • 引用は b. に拠りました。「和親協商」に振られたルビ「アンタント・コンデイアル」は entente cordiale の読みを表わしたつもりなのでしょう。だとすれば、正しくは「アンタント・コルディアル」もしくは「アンタント・コーディアル」と表記すべきだろうと思います。

 Video 2 
英語版オーディオブック Audiobook in English

Uploaded to YouTube by CamilenteAudioHorror on 22 Nov 2013.


■英語原文 The original text in English

I had heard rumours of Seaton's Aunt long before I actually encountered her. Seaton, in the hush of confidence, or at any little show of toleration on our part, would remark, "My aunt," or "My old aunt, you know," as if his relative might be a kind of cement to an entente cordiale.


■テレビ化作品 TV adaptation

IMDb によると、この小説は1983年にイギリスのグラナダ・テレビジョンによってドラマ化され、放映されたようです。監督はブライアン・パーカー、脚本はケン・テイラー。


■外部リンク External links


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  • 2014-02-28 英語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。

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■洋書 Books in non-Japanese languages
(1) Seaton's Aunt

(2) Walter de la Mare

■和書 Books in Japanese
(1) 英国+怪談

(2) イギリス+恐怖小説

(3) デ・ラ・メア

  

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Saturday, 14 August 2010

Podolo by L.P. Hartley L・P・ハートリー / レスリー・P・ハートリー / L・P・ハートリイ 「ポドロ島」「ポドロ」

■はじめに Introduction

猫の登場する話。こわい話。食べ物についての話でもある。

ヴェネツィアの近くにある「ポドロ島」にピクニックに出かけたアンジェラと「わたし」は、島で飢えた猫を見つける。ところが、猫をあわれむアンジェラがとる行動は、はたして心優しいのか残酷なのか……?


 Gallery 1  表紙画像 Cover photos

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a. Ja_hachigatsu_no_atsusa b. Ja_kawade_podolotou c. Ja_kaiki_shosetsu_kessakushu

d. Ja_wagaya_no_shokutaku e. Ja_hakusuisha_neko_monogatari f. Ja_kaiki_shosetsu_kessakushu2

g. Ja_sekai_dairoman_zenshu38


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 金原 2010
 アンジェラが(運よく)手袋をはめた手で、猫の足をひとつつかんで持ち上げたときのことは決して忘れられないと思う。猫は必死にもがいて暴れ、小さな体に似合わず、すごい力で逆らったので、アンジェラは強風にあおられた小枝のように震えた。猫は異様な鳴き声をあげた。ぼくは今までに一度も、あんなすさまじい不気味な声はきいたことがない。

   L・P・ハートリー=著 金原瑞人(かねはら・みずひと)=訳 「ポドロ島」
   金原瑞人=編訳 『八月の暑さのなかで―ホラー短編集
   岩波少年文庫 2010-07-14


(2) 今本 2008
 アンジェラの手(さいわい手袋をしていた)に掴まれてぶら下がった猫の姿を、僕はこの先も決して忘れることはないだろう。猫は体をひねり、のたくって、必死にもがく。小さな体に似合わない暴れっぷりに、アンジェラも嵐にあおられた小枝のように震えていた。そのあいだじゅうずっと、猫は尋常ならざるうなり声を発し続けている。あれほど怒りをむき出しにした、悪意にあふれた鳴き声は聴いたことがない。

   L・P・ハートリー=著 今本渉(いまもと・わたる)=訳
   『ポドロ島』 Kawade Mystery
   河出書房新社 2008-06-30


(3) 高橋 1992, 1998
 その猫がアンジェラの(幸運にも)手袋をはめた手からぶら下がっている光景をわたしは決して忘れないだろう。それは身をよじってもがいて逃げようとした。そしてとても小さいにもかかわらず激しく暴れるので、アンジェラは大嵐の中の小枝のように揺れた。そして猫はそのあいだずっとこの世のものとも思えない声をあげていた。

   レスリー・P・ハートリー=著 高橋和久(たかはし・かずひさ)=訳 「ポドロ」
   富士川義之(ふじかわ・よしゆき)=編訳
   a.猫物語』 白水社 新装版 1998-11-10
   b.猫物語』 白水社 1992-03
   引用は a. に拠りました。


(4) 宇野 1958, 1969, etc.
 アンジェラの——幸いにも手袋をした指のさきで、猫がもがいているすがたは、おそらくぼくの、一生忘れることのできぬ光景であろう。咬(か)みつき、ひっかき、そして悲鳴をあげている。小さいくせに、見ていて怖くなるほどあばれぬいて、アンジェラのからだを、あらしのなかの小枝のように震えさせる。そのあいだも、ギャアギャア鳴きつづける。ぼくが耳にした、どれよりも不気味な、うらみをこめた叫びだった。

   L・P・ハートリイ=著 宇野利泰(うの・としやす)=訳 「ポドロ島」
   a.怪奇小説傑作集2 英米編2』 創元推理文庫 新版 2006-03-17
   b.わが家の食卓にようこそ』 ホラーセレクション7 ポプラ社 2006-03
   c.怪奇小説傑作集2』 創元推理文庫 東京創元社 1969-03-05
   d.世界大ロマン全集38』 怪奇小説傑作集2 東京創元社 1958
   引用は a. に拠りました。


■英語原文 The original text in English

I shall never forget seeing it dangle from Angela's (fortunately) gloved hand. It wiggled and squirmed and fought, and in spite of its tiny size, the violence of its struggles made Angela quiver like a twig in a gale. And all the while it made the most extraordinary noise, the angriest, wickedest sound I ever heard.

   Podolo
   in The Travelling Grave and Other Stories by L.P. Hartley
   Arkham House, 1948.


 Gallery 2  表紙画像 Cover photos

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a. The_collected_macabre_stories_of_lp b. Night_fears_and_other_supernatural_

c. Hartley_complete_short_stories_2 d. Travelling_grave

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Friday, 20 November 2009

Der Geier / The Vulture by Franz Kafka カフカ 「それはハゲタカで」「ハゲタカ」「禿鷹」「はげたか」「兀鷹」

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
 Video 1  「禿鷹」(朗読:柴田洋子) Reading of a Japanese translation
 Gallery   表紙画像 Cover photos
■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese
■中國語譯(繁體字) Translation into traditional Chinese
■日本語訳一覧 List of Japanese translations
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 浅井 2008
  (J2) 羽田 1989
  (J3) 池内 1987, 1988, etc.
  (J4) 前田 1980, 1992
  (J5) 江野 1953
■ベトナム語訳(英訳からの重訳) Translation into Vietnamese
■ロシア語訳 Translation into Russian
■フランス語訳 Translation into French
 Video 2  英訳の朗読 Audiobook in English
■英訳 Translation into English
■チェコ語訳 Translation into Czech
■ドイツ語原文 The original text in German
  Image   Yosl Bergner - The Vulture by Franz Kafka
■ボルヘス――カフカについて Borges on Kafka
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

文庫版でわずか2ページの超短篇。ぶきみな結末は、いちど読んだら忘れられない。


 Video 1 
カフカ作、池内紀訳 「禿鷹」(朗読:柴田洋子 2:52)
Der Geier by Kafka. Japanese translation by Osamu Ikeuchi. Read by Yoko Shibata (2:52)


 Gallery 
表紙画像 Cover photos

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ko Ko_kafka_9788955615760 ja Ja_hagetaka_babel_no_toshokan tr Tr_kafka_der_geier_akbaba_975845740

it It_la_biblioteca_di_babele_88216020 pt Pt_o_abutre_9789722344302 es Es__el_buitre_24689121

de De_kafka_bibliothek_von_babel_2 en En_peter_kuper_give_it_up en En_metamorphosis_yosl_bergner

韓 [ko] 독수리 바벨의 도서관 바다출판사 2011
日 [ja] 禿鷹 バベルの図書館 国書刊行会 1988 【詳細
土 [tr] Akbaba Dost Kitabevi Yayınları, 2000 【詳細
伊 [it] L'avvoltoio La Biblioteca di Babele Franco Maria Ricci, 1992 【詳細
葡 [pt] O Abutre A Biblioteca de Babel, Editorial Presença, 2010
西 [es] El buitre La Biblioteca de Babel, Ediciones Siruela, 1985
独 [de] Der Geier Die Bibliothek von Babel Edition Büchergilde, 2007 【詳細
英 [en] Give It Up and Other Short Stories A collection of comics adaptations of Kafka's stories, illustrated by Peter Kuper. NBM Publishing, 1995 【詳細
英 [en] The Metamorphosis and Other Stories Penguin Modern Classics, 1961 Cover illustration by Yosl Bergner. Image source: mjkghk - Flickr


■中国語訳(簡体字) Translation into simplified Chinese

  有那么一只鸢,在啄我的脚。它已撕开靴子和袜子,这会儿在啄我的双脚。它不停地猛啄,然后围着我焦躁地飞上几圈,接着又干它的活儿。有位先生从旁边经过,旁观了一会儿之后问道,我为什么容忍这只鸢。
  “我无力抵抗,”我说,[略]


■中國語譯(繁體字) Translation into traditional Chinese

  有那么一只鳶,在啄我的腳。它已撕開靴子和襪子,這會儿在啄我的雙腳。它不停地猛啄,然后圍著我焦躁地飛上几圈,接著又干它的活儿。有位先生從旁邊經過,旁觀了一會儿之后問道,我為什么容忍這只鳶。
  “我無力抵抗,”我說,[略]

  • 《鳶》 作者:卡夫卡 周新建 譯
  • E-text at  龍騰世紀 (millionbook.net)

■「それはハゲタカで」「ハゲタカ」「禿鷹」「はげたか」「兀鷹」を収録している本の一覧
 List of books incorporating a Japanese translation of Der Geier

浅井  1. カフカ・セレクション. 3 / フランツ・カフカ[他]. -- 筑摩書房, 2008.11.
       -- (ちくま文庫) 【詳細
池内  2. 掟の問題 / フランツ・カフカ[他]. -- 白水社, 2006.10.
       -- (白水Uブックス ; 158) 【詳細
前田  3. カフカ全集. 2 / マックス・ブロート. -- 新潮社, 1992.10
羽田  4. 悪夢のような異常な話 / 江河徹[他]. -- くもん出版, 1989.8.
       -- (幻想文学館 ; 4) 【詳細
池内  5. 禿鷹 / フランツ・カフカ[他]. -- 国書刊行会, 1988.4.
       -- (バベルの図書館 ; 4) 【詳細
池内  6. カフカ短篇集 / 池内紀. -- 岩波書店, 1987.1. -- (岩波文庫) 【詳細
前田  7. カフカ全集. 2 / マックス・ブロート. -- 新潮社, 1981.6 【詳細
江野  8. カフカ全集. 3 / マックス・ブロート. -- 新潮社, 1953.7 【詳細


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 浅井 2008
 それはハゲタカで、そいつが私の足に嘴(くちばし)を突き立てていた。深靴も長靴下も奴はすでに食い破ってしまい、いまはもう足そのものを突き抉(えぐ)っていた。ひっきりなしに打ち掛かってきては、またせわしなく私の周りを何度も旋回し、そうやってまた突き続けるのだった。ひとりの紳士が通りかかり、しばらく眺めていて、それから、なぜこのハゲタカのことを我慢しているのか、と訊いた。「だって私には身を守るすべがないのです」、と私は言った、[以下略]

  • 浅井健二郎(あさい・けんじろう)=訳 「それはハゲタカで」 フランツ・カフカ=著 平野嘉彦(ひらの・よしひこ)=編 『カフカ・セレクション3 異形/寓意』 筑摩書房 2008-11-10 ちくま文庫 【詳細

(J2) 羽田 1989
 それはハゲタカだった。わたしの足にくちばしをつき立てるのだ。ブーツもくつ下もすでに食いやぶられてしまい、くちばしは足の肉にまで達している。おそいかかってくるかと思うと、さっと飛びさり、そして、ようすをうかがうように何度かあたりを旋回(せんかい)すると、ふたたび足をめがけて飛びついてくる。
 そこへ、ひとりの男がとおりかかった。しばらくは足をとめてわたしたちのほうをながめていたが、やがて、なぜハゲタカのするがままにまかせているのかとたずねてきた。
 「どうしようもないんです。」とわたしは答えた。[以下略]

  • カフカ=作 羽田功(はだ・いさお)=訳 「ハゲタカ」 江河徹(えがわ・とおる)=編 おぼ まこと=画 『悪夢のような異常な話』 幻想文学館4(全5巻) くもん出版 1989-08-30 【詳細

(J3) 池内 1987, 1988, etc.
 それは禿鷹(はげたか)だった。足を抉(えぐ)りにくる。靴も靴下も食い破られた。くり返し襲ってくる。何度かせわしなく旋回したとおもうと、やおら舞い下りてきて抉りにかかる。このとき、紳士がひとり、通りかかった。足をとめて、しばらく眺めていたが、やがて、なぜ我慢しているのかと言った。
「仕方がないではありませんか」
 私はこたえた。[以下略]


(J4) 前田 1980, 1992
 そいつは、はげたかだった。わたしの足にくちばしを突きたてていた。長靴と靴下にもう大きな穴をあけ、すでに足そのものをつつきはじめていた。たえずおそいかかってきては、不安げにわたしのまわりを二、三度旋回したかとおもうと、またつつきはじめるのだった。そこへひとりの紳士が通りかかり、しばらくながめていたが、やがて、なぜはげたかのするがままになっているのですか、とたずねた。「なにしろ、手の打ちようがありませんので」と、わたしは答えた。[以下略]


(J5) 江野 1953
 あるとき兀鷹が私の脚を突ついた。早くも長靴や靴下を食い破つて、脚をじかに突つきはじめた。突かかつたと思うと、氣ぜわしそうに私のまわりを飛びまわつては、それからまた作業を續けるのであつた。ひとりの男が通りかかつて、ややしばし眺めていたが、やがて、どうして兀鷹などに勝手な眞似をさせて置くのか、と尋ねた。「防ぎようがないんですよ」と私はいつた。[以下略]


■ベトナム語訳(英訳からの重訳) Translation into Vietnamese

Một con kên kên đang bửa vào đôi chân của tôi. Nó đã xé nát đôi ủng và đôi vớ của tôi, và bây giờ nó đang bửa thẳng vào đôi chân của tôi. Nó bửa liên tục, rồi chạy vòng vòng không biết mệt quanh tôi, rồi lại tiếp tục bửa. Một ông lịch sự đi qua, đứng lại nhìn một lúc, rồi hỏi tôi tại sao tôi phải chịu đựng con kên kên. "Tôi chẳng còn cách nào khác", tôi nói. [Omission]

  • Con kên kên by Franz Kafka. Retranslated from the English edition (by Tania and James Stern)
  • E-text at 4phuong.net

■ロシア語訳 Translation into Russian

  Это был коршун, он клевал ступни моих  ног.  Башмаки  и  чулки  он  уже прорвал и долбил теперь прямо по ступням. То и дело он ударял по ним клювом, потом беспокойно облетал вокруг меня несколько раз и продолжал свое занятие. Мимо проходил один господин,  он  немного  понаблюдал  за  этой  картиной  и спросил затем, почему я терплю коршуна.
  - Я ведь беззащитен, - сказал я, [Omission]

  • Франц Кафка. Коршун. Translated by А. Тарасова
  • E-text at a Lib.Ru

■フランス語訳 Translation into French

C’était un vautour qui donnait du bec, à grands coups, dans mes pieds. Il avait déjà déchiré chaussures et chaussettes, à présent il fouillait la chair même. Après quelques coups de bec, il voltigeait avec inquiétude autour de moi, pour se remettre ensuite au travail. Vint à passer un monsieur. Il regarda un petit moment, puis me demanda comment je pouvais supporter le vautour. - Mais je suis sans défense, lui dis-je ( . . . ) [Omission]


 Video 2 
Pearls of Wisdom による英訳の朗読
The Vulture by Franz Kafka - Parable, presented by Pearls of Wisdom

Published on Jun 19, 2012 by PearlsofWisdom


■英訳 Translation into English

A vulture was hacking at my feet. It had already torn my boots and stockings to shreds, now it was hacking at the feet themselves. Again and again it struck at them, then circled several times restlessly round me, then returned to continue its work. A gentleman passed by, looked on for a while, then asked me why I suffered the vulture. "I'm helpless," I said. [Omission]


■チェコ語訳 Translation into Czech

BYL JEDEN SUP, ten mi kloval do nohou. Boty a punčochy již rozerval, teď kloval již rovnou do nohou. Udeřil vždycky zobákem, pak mne několikrát neklidně obletěl a poté zas pokračoval v práci. Šel kolem nějaký pán, chvilku přihlížel a pak se zeptal, proč toho supa trpím. “Jsem přece bezbranný,” řekl jsem ( . . . ) [Omission]


■ドイツ語原文 The original text in German

Es war ein Geier, der hackte in meine Füße. Stiefel und Strümpfe hatte er schon aufgerissen, nun hackte er schon in die Füße selbst. Immer schlug er zu, flog dann unruhig mehrmals um mich und setzte dann die Arbeit fort. Es kam ein Herr vorüber, sah ein Weilchen zu und fragte dann, warum ich den Geier dulde. »Ich bin ja wehrlos«, sagte ich ( . . . ) [Omission]


  Image  
Yosl Bergner - The Vulture by Franz Kafka
Vulture_by_franz_kafka_2
Israeli artist Yosl Bergner created a series of works inspired by the story The Vulture by Franz Kafka in 1990.


■ボルヘス――カフカについて Borges on Kafka

[ja] 日本語訳
彼の作品には人間はひとりいさえすればいい。ホモ・ドメスティクス(家庭人)――じつにユダヤ的、じつにドイツ的な人間だ――は、いかにささやかであれ一つの所を得ようとするものだ(……)

[tr] トルコ語訳
Yapitlarinda tek bir insan türü vardir: Homo Domesticus. Hem Yahudi hem Alman olan bu insan, ne kadar alçakgönüllü de olsa, herhangi bir dizgede yer almaya canatar ( . . . )

[en] 英訳
Only one character appears in Kafka's work; the homo domesticus, so Jewish and so German and so eager to keep his place.

[fr] フランス語訳
En fait de personnages, il n'y en a qu'un dans son oeuvre : l'homo domesticus - tellement juif et allemand - aspirant à une place ( . . . )

[es] スペイン語原文
Hombres, no hay más que uno en su obra: el homo domesticus–tan judío y tan alemán-, ganoso de un lugar ( . . . )

   出典 Sources:
   [ja] 『禿鷹 バベルの図書館4』 序文J・L・ボルヘス=著 土岐恒二=訳
   [tr] Tulumba.com
   [en] Newcastle Libraries and Information Services
   [fr] iSubway Forums
   [es] La máquina de pensar de Borges by Sergio Missana


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2015-01-22 江野專次郎=譯 1953-07-31 を追加しました。
  • 2013-11-19 ベトナム語訳を追加しました。
  • 2012-08-08 ロシア語訳を追加しました。
  • 2012-07-27 Pearls of Wisdom による英訳朗読の YouTube 動画を追加しました。
  • 2011-04-01 周新建による中国語訳(簡体字)を追加しました。
  • 2009-12-23 周新建による中國語譯(繁體字)を追加しました。

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Thursday, 27 August 2009

The Premature Burial by Edgar Allan Poe (2) エドガー・アラン・ポー 「早すぎた埋葬」「早すぎる埋葬」「早まった埋葬」「早過ぎた埋葬」 (2)

« 1 The Premature Burial »
« 1 早すぎた埋葬 »

 Video 
The Premature Burial, a short film adaptation.
Uploaded by theshirtevent, 2007-02-24


■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

她的屍体被放在了家族的地窖里,此后整整三年无人来此地窖。后来她丈夫往地窖里运一口石棺,打开了地窖门。但是天哪,他看到的是一副多么可怕的景象啊! 他刚一把大门推开,一具白花花的东西就倒在了他怀里。原来是妻子的骨架,上面的尸布尚未完全朽烂。

   《活葬》 埃德加·爱伦·坡作品集
   E-text at 亦凡公益图书馆 (shuku.net)


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 小川 2006
遺体は地下の墓所に葬られ、静かな時が流れた。三年後に、新しく石棺を入れることになって、墓所の扉が開けられた。すると、扉に手をかけた夫を待ちかまえていたのは、いかなる恐怖の衝撃であったろうか。両開きの戸が引かれると、何やら白く装ったものが、夫の腕の中へがたがたと倒れ込んできた。妻の骸骨だ。死装束(しにしょうぞく)は腐っていなかった。

   エドガー・アラン・ポー=作 小川高義(おがわ・たかよし)=訳
   「早すぎた埋葬」
   『黒猫/モルグ街の殺人』 光文社古典新訳文庫 2006/10


(J2) 谷崎 1985
彼女は一家の墓室(ぼしつ)へほうむられた。そして三年のあいだそのままになっていたが、ちょうど三年めに、べつの石棺(せきかん)をいれるため、墓室(ぼしつ)はふたたびひらかれた。おお! なんとおそろしいショックがとびらをあけた夫(おっと)の身をおそったことであろう! とびらがそとへゆれたとたんに、なにか白い布(ぬの)のかかったものが、彼の腕(うで)へかさかさとなっておちた。それはまだくさっていない きょうかたびら をまとったままの彼の妻(つま)の骸骨(がいこつ)であった。

   エドガー=アラン=ポー=作 谷崎精二=訳 「早すぎた埋葬」
   『エドガー=アラン=ポー怪奇・探偵小説集1』 偕成社文庫 1985
   児童書。下掲 (6) 谷崎 1962, 1969, etc. の字句・表記を修正したもの。
   文中の「きょうかたびら」の太字は、原文では太字でなく傍点。


(J3) 永川 1978
彼女の棺は家族用の納骨室におさめられ、その後三年間はだれもそこに出入りしなかった。ほぼ三年後にべつの石棺をおさめるために、納骨室の扉をひらくことになったが――ああ! なんというおそろしい驚愕(きょうがく)が、彼女の夫を待ちうけていたか! 扉をひらいたのは彼だった。外側に大きくそれを開けはなつと同時に、なにか白装束のものが乾いた音をたてて彼の腕のなかに倒れかかってきた。彼の妻の骸骨である。その屍衣(しい)はまだ腐ってもいなかった。

   ポー=作 永川玲二=訳 「早まった埋葬」
   五木寛之〔ほか〕=編 『世界文学全集1 ポー/ホーソーン
   学習研究社 1978/09


(J4) 田中 1974
夫人はその家の納骨室に安置され、その後三年間、納骨室の平安を乱す者はなかった。この三年という期間が過ぎると、石棺に入れるために、納骨室は開かれた――だが、ああなんという恐ろしい驚愕が、その夫を待ち受けていたことか! かれは自分で扉を押し開いた。扉が外側に大きく開け放たれると、なにか白い衣装を纏(まと)ったものが、からからと音を立てて、かれの腕の中に崩れ落ちて来た。それは、まだ朽ちていない経帷子(きょうかたびら)に包まれた、妻の骸骨だったのだ。

   エドガー・アラン・ポオ=作 田中西二郎=訳 「早まった埋葬」
   『ポオ小説全集1』 創元推理文庫 1974/06


(J5) 田桐 1964
夫人はその家の地下納骨堂に安置され、その後三年間、この部屋は平安のうちに過ぎた。三年という期間が過ぎたとき、石の霊柩(れいきゅう)を納めるために納骨堂が開かれた――だが、ああ、みずから扉を押し開いた夫に何という恐ろしいショックが待ちかまえていたことだろう。左右の扉が外側に開け放たれたとき、何か白いものをまとったものが、かわいた音をたてて彼の両腕に倒れてきた。それは、まだもとのままの形をとどめている経帷子を着た妻の骸骨だった。

   ポオ=作 田桐大澄(たぎり・ひさずみ)=訳 「早すぎた埋葬」
   『ポオ短篇集』 八潮版・アメリカの文学 八潮出版社 1964/08


(J6) 谷崎 1962, 1969, etc.
女は一家の墓へ葬られた。そして三年のあいだそのままになっていたが、ちょうど三年目に一つの石棺を入れるためにふたたび開かれた。おお! いかに恐ろしい激感(ショック)がみずからその扉を投げ開(あ)けた夫の身を襲ったことであろう! 扉が外へ揺(ゆ)れたとたんに、何か白い布のかかったものが、彼の腕へかさかさと鳴って落ちた。それはまだ腐らなかった屍衣(きょうかたびら)を纏(まと)うたままの彼の妻の骸骨であった。

   エドガア・アラン・ポオ=作 谷崎精二=訳 「早すぎた埋葬」
   a.ポオ小説全集2 幻怪小説』(全4巻)新装版 春秋社 1998/09
   b.エドガア・アラン・ポオ全集2』(全6巻)春秋社 1969/11
   c.ポオ小説全集2 - 幻怪小説編』(全4巻・別巻1)春秋社 1962/07
   引用は b. に拠りました。


(J7) ダイジェスト・シリーズ刊行会 1950
 それから、三年間、彼女は、同家の墓穴に安置されていたが、その後、石棺にうつしおさめることになり、墓穴をひらいてみた。
 おどろいてはいけない。死んだ彼女のご亭主たる辯護士が、墓穴の扉を、ひきあけたとたん死人のまとう、白衣が、かれのほうに、倒れかかり、その下から骸骨が、ガラガラ、音立てて崩れ落ちた。

   エドガー・アラン・ポオ=作
   編著者:ダイジエスト・シリーズ刊行會 代表:磯部秀見 「早すぎた埋葬」
   『怪奇と詩情―ポーの人と作品』ダイジエスト・シリーズ3
   ジープ社 定價八○圓 1950/06/15 所収
   「ダイジエスト・シリーズ」というシリーズ名からも察せられるとおり、
   この訳は完訳ではなく抄訳です。


(J8) 佐々木 1931, 1951, etc.
夫人はその一家の墓舎に納められた。その墓舎はそれから三年間開かれなかったが、三年目の終りに一つの石棺に入れるために開かれた。――ところが、おお! なんという恐ろしい衝撃(ショック)が、自らその扉をさっと開いた夫を待ち受けていたろう! 門が外側へまわったとたん、なにか白装束のものが彼の腕にがらがらと落ちかかってきたのだ。それはまだ腐らない屍衣(きょうかたびら)を着た妻の骸骨であった。

   エドガー・アラン・ポー(エドガア・アラン・ポオ)=作
   佐々木直次郎(ささき・なおじろう)=訳 「早すぎる埋葬」
   a.早すぎる埋葬」 青空文庫 電子テキスト
     入力:江村秀之 校正:鈴木厚司 公開:2005-01-27
   b.新版世界文学全集19 ジーキル博士とハイド氏・黒猫』 新潮社 1959
   c.モルグ街の殺人事件』 新潮文庫 1951-08-15
   d.エドガア・アラン・ポオ小説全集1 軽気球虚報』 第一書房 1931(昭和6)
   a. の底本は c.(2004-02-05, 100刷)。引用は c. に拠りました。


(J9) 江戸川 1929
夫人は一族累代の墓地に納められた。その墓地の窖はそれから三年と言ふものはそのまま手を付けられなかつた。が、三年目の終りに、もう一つの棺を入れる爲に窖が開かれる事になつた。だが、これはまた!! なんと言ふ恐怖がその扉を自ら押し開いた良人を待受けてゐたことであらう! 扉が外側に搖れ開いた瞬間、何やら白い布を纏うた物がカラカラと奇妙な音を立てて良人の腕へ しなだれ 落ちて來た。それは彼の妻の骸骨であつた。――未だ腐らなかつた經帷子を着たままの。

[原文は次のとおり、総ルビ]

夫人(ふじん)は一族(ぞく)累代(るゐだい)の墓地(ぼち)に納(をさ)められた。その墓地(ぼち)の窖(あな)はそれから三年(ねん)と言(い)ふものはそのまま手(て)を付(つ)けられなかつた。が、三年目(ねんめ)の終(をは)りに、もう一(ひと)つの棺(くわん)を入(い)れる爲(ため)に窖(あな)が開(ひら)かれる事(こと)になつた。だが、これはまた!! なんと言(い)ふ恐怖(きようふ)がその扉(ドア)を自(みづか)ら押(お)し開(ひら)いた良人(をつと)を待受(まちう)けてゐたことであらう! 扉(ドア)が外側(そとがは)に搖(ゆ)れ開(ひら)いた瞬間(しゆんかん)、何(なに)やら白(しろ)い布(きれ)を纏(まと)うた物(もの)がカラカラと奇妙(きめう)な音(おと)を立(た)てて良人(をつと)の腕(うで)へ しなだれ 落(お)ちて來(き)た。それは彼(かれ)の妻(つま)の骸骨(がいこつ)であつた。――未(ま)だ腐(くさ)らなかつた經帷子(きやうかたびら)を着(き)たままの。

   アラン・ポー=作 江戸川亂歩=譯 「早すぎた埋葬」
   『世界大衆文學全集30 ポー、ホフマン集』 改造社 1929/04/03(昭和4)
   文中の「しなだれ」は原文では太字でなく傍点。


(J10) 谷崎 1929
女は一家の土窖(つちあな)へ葬られた。そして三年の間そのまゝになつてゐたが、丁度三年目に一つの石棺を入れる爲めに再び開かれた。おゝ! 如何に恐ろしき激感(シヨツク)が自らその扉を投げ開けた夫の身を襲(おそ)つたことであらう! 扉が外へ搖(ゆ)れた途端に、何か白い布の掛つた物が彼の腕へかさ/\と鳴つて落ちた。それはまだ腐らなかつた屍衣(きやうかたびら)を纏(まと)うたまゝの彼の妻の骸骨であつた。

   ポオ=作 谷崎精二=譯 「早過ぎた埋葬」
   『世界文學全集11 ポオ傑作集 緋文字・其他
   新潮社(非賣品)1929/01/15(昭和4)


■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian

A hölgyet a családi sírboltba helyezték, amelyet a rákövetkező három évben nem bolygattak meg. Ennek az időnek leteltével felnyitották, hogy egy szarkofágot helyezzenek el benne; de jaj, minő rémületes megrázkódtatás várt a férjre, aki személyesen tárta fel az ajtót! Amint szárnyai kilódultak helyükből, egy fehérbe burkolt valami hullott csörömpölve a férj karjaiba. Feleségének csontváza volt az, amelynek leplét még nem lepte be a penész.

   Az elsietett temetés by Edgar Allan Poe. Translated by Fóthy János.
   E-text at MEK


■ロシア語訳 Translation into Russian

Женщину захоронили в  фамильном  склепе,  и  три  года  туда  никто  не  заглядывал. На четвертый год усыпальница была открыта - доставили  саркофаг;  но, увы! - какой страшный  удар  ожидал  мужа,  собственноручно  отпиравшего  склеп! Едва дверцы растворились, фигура в белом с сухим  треском  повалилась  ему в объятия. То был скелет его жены  в  еще  не  истлевшем  саване.

   Эдгар Алан По.
   Преждевременные похороны
   E-text at Lib.ru


■イタリア語訳 Translation into Italian

La signora venne tumulata nella tomba di famiglia, che per i tre anni successivi non fu più toccata. Al termine di questo periodo, venne aperta per deporvi un sarcofago; ma ahimè! quale terribile colpo aspettava il marito che spalancò di persona la porta! Quando i battenti vennero spinti indietro, un oggetto rivestito di bianco gli cadde rumorosamente tra le braccia. Era lo scheletro della moglie, avvolto nel sudario ancora intatto.

   La Sepoltura Prematura by Edgar Allan Poe
   E-text at Sonia Baglieri


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) Cortázar
La señora fue depositada en la bóveda familiar, que permaneció cerrada durante los tres años siguientes. Al expirar este plazo fue abierta para la recepción de un sarcófago; mas, ¡ah!, ¡qué espantoso choque aguardaba al marido cuando abrió en persona la puerta! Al empujar los batientes, un objeto vestido de blanco cayó rechinando en sus brazos. Era el esqueleto de su mujer con la mortaja todavía puesta.

   El entierro prematuro by Edgar Allan Poe
   Translated by Julio Cortázar
   E-text at Lector Online


(Es2) Translator unknown
La dama fue depositada en la cripta familiar, que permaneció cerrada durante los tres años siguientes. Al expirar ese plazo se abrió para recibir un sarcófago, pero, ¡ay, qué terrible choque esperaba al marido cuando abrió personalmente la puerta! Al empujar los portones, un objeto vestido de blanco cayó rechinando en sus brazos. Era el esqueleto de su mujer con la mortaja puesta.

   El entierro prematuro by Edgar Allan Poe
   E-text at Wikisource


■フランス語訳 Translation into French

La dame fut deposee dans le caveau de famille, et rien n’y fut derange pendant les trois annees suivantes. Au bout de ces trois ans, on ouvrit le caveau pour y deposer un sarcophage. — Quelle terrible secousse attendait le mari qui lui-meme ouvrit la porte! Au moment ou elle se fermait derriere lui, un objet vetu de blanc tomba avec fracas dans ses bras. C’etait le squelette de sa femme dans son linceul encore intact.

   L’Ensevelissement prématuré by Edgar Allan Poe
   Translated by Félix Rabbe
   E-text at Wikisource


 Audio 1 
英語原文のオーディオブック 朗読: チキート・クラスト
Audiobook in English read by Chiquito Crasto

下の引用箇所の朗読は 4:42 から始まります。 Uploaded to YouTube by The 16th Cavern on 11 Nov 2014. Reading of the excerpt below starts at 4:42.


 Audio 2 
英語原文のオーディオブック 朗読: ピーター・イアーズリー
Audiobook in English read by Peter Yearsley

下の引用箇所の朗読は 5:21 から始まります。 Uploaded to YouTube by Audiobook Warehouse on 14 Jul 2014. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 5:21.


■英語原文 The original text in English

The lady was deposited in her family vault, which, for three subsequent years, was undisturbed. At the expiration of this term it was opened for the reception of a sarcophagus;——but, alas! how fearful a shock awaited the husband, who, personally, threw open the door! As its portals swung outwardly back, some white-apparelled object fell rattling within his arms. It was the skeleton of his wife in her yet unmoulded shroud.

   The Premature Burial (1844) by Edgar Allan Poe
   E-text at Project Gutenberg


■"Door," "portals swung outwardly back"などの理解について

"Door" が単数形なのにたいして "portals" は複数形となっている。扉はいくつあるのか? また、"outwardly back" とあるが、扉はどちら向きに、どのように開くのか? 小川高義氏は、上掲 (1) 小川 2006 に引用したとおり「両開きの戸が引かれると」と訳している。そう訳した理由・背景について小川氏は、ことし4月に上梓した次の著書のなかで、するどくて説得力のある説を展開しておられる。

   小川高義(おがわ・たかよし)=著
   『翻訳の秘密―翻訳小説を「書く」ために
   研究社 2009-04-01


■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

   「早すぎた埋葬」……小川 2006
   「早すぎた埋葬」……谷崎 1985
   「早すぎた埋葬」……田桐 1964
   「早すぎた埋葬」……谷崎 1962, 1969, etc.
   「早すぎた埋葬」……ダイジェスト・シリーズ刊行会 1950
   「早すぎる埋葬」……佐々木 1931, 1951, etc.
   「早まった埋葬」……永川 1978
   「早まった埋葬」……田中 1974
   「早過ぎた埋葬」……江戸川 1929
   「早過ぎた埋葬」……谷崎 1929


■更新履歴 Change log

2014-11-08 ハンガリー語訳を追加しました。
2012-08-11 Julio Cortázar によるスペイン語訳を追加しました。
2010-01-05 中国語訳の訳文を修正しました。
2009-09-15 ダイジエスト・シリーズ刊行會=編著 1950/06/15 を追加しました。
2009-09-06 佐々木直次郎=訳の書誌情報を補足し、訳例の配列を変更しました。


 

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■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese
(1)「ポオ」表記のもの

(2)「ポー」表記のもの

(3) 小川高義

  

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Wednesday, 26 August 2009

The Premature Burial by Edgar Allan Poe (1) エドガー・アラン・ポー 「早すぎた埋葬」「早すぎる埋葬」「早まった埋葬」「早過ぎた埋葬」 (1)

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« 早すぎた埋葬 2 »

        目次 Table of Contents

■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese
■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese
 Audio 1  日本語版オーディオブック Audiobook in Japanese
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 小川 2006
  (J2) 谷崎 1985
  (J3) 永川 1978
  (J4) 田中 1974
  (J5) 田桐 1964
  (J6) 谷崎 1962, 1969, etc.
  (J7) ダイジェスト・シリーズ刊行会 1950
  (J8) 佐々木 1931, 1951, etc.
  (J9) 江戸川 1929
  (J10) 谷崎 1929
■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■ポーランド語訳 Translation into Polish
■チェコ語訳 Translation into Czech
 Audio 2  ドイツ語版オーディオブック Audiobook in German
■ドイツ語訳 Translation into German
■イタリア語訳 Translation into Italian
 Audio 3  スペイン語版オーディオブック Audiobook in Spanish
■スペイン語訳 Translations into Spanish
  (Es1) Summers, Froufe, Álvarez, 2007
  (Es2) Cortázar
  (Es3) Translator unknown
 Audio 4  フランス語版オーディオブック Audiobook in French
■フランス語訳 Translations into French
  (F1) Rabbe, 1887
  (F2) Hennequin, 1882
 Audio 5  英語朗読: グレッグ・キルバーガー Dramatic reading by Greg Kilberger
 Audio 6  ラジオドラマ The Premature Burial (1975) - radio drama
■英語原文 The original text in English
■"in the neighboring city of Baltimore"の訳は?
■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

毫无疑问,被活活埋葬,可谓一桩最大的痛苦。[略] 其中一个极富特点、读者们尚记忆犹新的,不久前就发生在巴爾的摩市,当时它引起了极大的轰动。

   《活葬》 埃德加·愛倫·坡作品集
   E-text at 亦凡公益圖書館 (shuku.net)
   簡体字の一部が正しく表示されていません。追って修正するつもりです。


■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese

   愛倫·坡 〈過早埋葬〉
   《黑貓:愛倫坡驚悚故事集
   出版社:商周出版
   出版日期:2005-11-03
   ISBN:9861245057


 Audio 1 
「早すぎる埋葬」 日本語版オーディオブック(朗読試聴)9分6秒
The Premature Burial: An audiobook sample of a Japanese translation (09:06)

佐々木直次郎=訳「早すぎる埋葬」の朗読サンプル。全編約56分のうち最初の9分あまりが聴ける。新潮文庫版でいうと全21ページのうち最初の3ページあまりに相当する。この録音全体の購入方法など詳細は こちら

なお、訳者の没後50年を経て著作権保護期間が終了し、パブリック・ドメインに移っている佐々木直次郎氏 (1901-1943) の訳の全文は、電子テキスト・アーカイブ(=電子図書館) 青空文庫 で無料で閲読できる。


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 小川 2006
もし生きながら埋められるとしたら、人間の運命としてこの上もない恐怖であるに違いない。[略] まず瞠目(どうもく)の例を一つ。これについては記憶に新しい読者もあろう。さほど昔のことではない。すぐ隣のボルティモア市で、痛恨事として知れ渡ったものである。

   エドガー・アラン・ポー=作 小川高義(おがわ・たかよし)=訳
   「早すぎた埋葬」
   『黒猫/モルグ街の殺人』 光文社古典新訳文庫 2006-10-20


(J2) 谷崎 1985
生きながらほうむられるということは、かつて人類の運命(うんめい)におちてきた不幸(ふこう)のなかでも、もっともおそろしいものである。[略] そのもっともおどろくべき、また読者(どくしゃ)の記憶(きおく)にまだ新(あら)たな例(れい)は、このあいだボルティモアの付近(ふきん)の市街地(しがいち)でおこった、いたましい、そのうえ強いおどろきをうけた事件(じけん)である。

   エドガー=アラン=ポー=作 谷崎精二(たにざき・せいじ)=訳
   「早すぎた埋葬」
   『エドガー=アラン=ポー怪奇・探偵小説集1』 偕成社文庫 1985-03
   児童書。下掲 (6) 谷崎 1962, 1969, etc. の字句・表記を修正したもの。


(J3) 永川 1978
生きながら埋葬されてしまうこと――これこそは、かつて人の身に降りかかった極度の苦難のうち、最たるものと言うべきだろう。[略] そのひとつは、きわめて特異な事件だから、読者のなかにも事情をまだ生々しくおぼえているひともすくなくないと思う。比較的最近、ボルティモア付近の町でおこったその事件が、地元のひとびとのあいだでは苦痛にみちた、激烈な、広汎な興奮をまきおこした。

   ポー=作 永川玲二(ながかわ・れいじ)=訳 「早まった埋葬」
   五木寛之〔ほか〕=編 『世界文学全集1 ポー/ホーソーン
   学習研究社 1978-09


(J4) 田中 1974
まだ生きているうちに埋葬されてしまう――これこそ疑いもなく、これまでただの人間に降りかかった極度の苦痛のうちでも、最も恐ろしいものにちがいない。[略] 読者の中には、まだその事情を生々(なまなま)しく記憶しておられる方々もあろうが、まことに驚くべき特色を持った一つの例が、比較的最近、ボルティモアに近い、ある町で起こり、この町の広範囲の人々の間に、苦痛な、激しい驚愕(きょうがく)を惹き起こした。

   エドガー・アラン・ポオ=作 田中西二郎(たなか・せいじろう)=訳 
   「早まった埋葬」
   『ポオ小説全集1』 創元推理文庫 1974-06-28


(J5) 田桐 1964
生きながら埋葬されるということが、普通の人間の運命にふりかかった極度の苦痛の中でも最も恐ろしいものであることは疑いの余地がない。[略] 読者の中には、まだ当時の事情をはっきり記憶しておいでのかたもあると思うが、非常に顕著な特徴のある一つの例がボールティモアに近いある都市に起こり、各方面にわたって痛ましく凄まじいセンセーションを起こしたことがあったが、これはさして古い話ではない。

   ポオ=作 田桐大澄(たぎり・ひさずみ)=訳 「早すぎた埋葬」
   『ポオ短篇集』 八潮版・アメリカの文学 八潮出版社 1964-08-30


(J6) 谷崎 1962, 1969, etc.
生きながら葬られるということは、かつて人類の運命に落ちきたったこれらの極端な不幸の中で、疑いなくもっとも恐ろしいものである。[略] そのもっとも驚くべき、かつまた読者の記憶にまだ新たな例は、あまり久しくない前にボルティモーアの付近の市街に起こって、強い、いたましい、かつ広大な驚きを与えたのであった。

   エドガア・アラン・ポオ=作 谷崎精二=訳 「早すぎた埋葬」
   a.ポオ小説全集2 幻怪小説』(全4巻)春秋社 新装版 1998-09
   b.エドガア・アラン・ポオ全集2』(全6巻)春秋社 1969-10-20
   c.ポオ小説全集2 - 幻怪小説編』(全4巻・別巻1)春秋社 1962-07
   引用は b. に拠りました。


(J7) ダイジェスト・シリーズ刊行会 1950
いろいろな悲惨事のうちで、最もいたましいものの一つに、まだ生きているのに、あやまつて、埋葬されるという事實が、あげられる。[略] 「早すぎた埋葬」の實例は、いくつもあるが、例えばボルモチア州[ママ]のある市に起つた、辯護士夫人の場合など、まだ諸君の記憶に新たなるものがあろう。

   エドガー・アラン・ポオ=作
   編著者:ダイジエスト・シリーズ刊行會 代表:磯部秀見 「早すぎた埋葬」
   『怪奇と詩情―ポーの人と作品』 ダイジエスト・シリーズ3
   ジープ社 定價八○圓 1950/06/15 所収
   「ダイジエスト・シリーズ」というシリーズ名からも察せられるとおり、
   この訳は完訳ではなく抄訳です。


(J8) 佐々木 1931, 1951, etc.
まだ生きているあいだに埋葬されたということは、疑いもなくかつてこの世の人間の運命の上に落ちてきた、これらの極度の苦痛のなかでも、もっとも恐ろしいものである。[略] そのたいへん有名な、そして読者のなかのある人々の記憶にはまだ新たな一件が、あまり古くはないころ、ボルティモアの付近の市に起り、痛ましい強烈な驚きを広く世人に与えたことがある。

   エドガー・アラン・ポー(エドガア・アラン・ポオ)=作
   佐々木直次郎(ささき・なおじろう)=訳 「早すぎる埋葬」
   a.早すぎる埋葬」 青空文庫 電子テキスト
     入力:江村秀之 校正:鈴木厚司 公開:2005-01-27
   b.新版世界文学全集19 ジーキル博士とハイド氏・黒猫』 新潮社 1959
   c.モルグ街の殺人事件』 新潮文庫 1951-08-15
   d.エドガア・アラン・ポオ小説全集1 軽気球虚報』 第一書房 1931(昭和6)
   a. の底本は c.(2004-02-05, 100刷)。引用は c. に拠りました。


(J9) 江戸川 1929
[……]生きながら葬られる――此事こそ、これまで人間の運命の上に落ちて來た極端な不幸の中で、特に疑ひもなく最も怖ろしいものである。[略] その中の最も顯著な一つとして、讀者のある方々には尚記憶新なる事實がバルチモアに近接したある市に起つたのである。その事件は痛々しい強烈な且つ廣汎な驚駭を捲き起した。

[原文は次のとおり総ルビ - tomoki y.]

[……]生(い)きながら葬(はうむ)られる――此事(このこと)こそ、これまで人間(にんげん)の運命(うんめい)の上(うへ)に落(お)ちて來(き)た極端(きよくたん)な不幸(ふかう)の中(うち)で、特(とく)に疑(うたが)ひもなく最(もつと)も怖(おそ)ろしいものである。[略] その中(うち)の最(もつと)も顯著(けんちよ)な一(ひと)つとして、讀者(どくしや)のある方々(かた/゙\)には尚(なほ)記憶(きおく)新(あらた)なる事實(じじつ)がバルチモアに近接(きんせつ)したある市(まち)に起(おこ)つたのである。その事件(じけん)は痛々(いた/\)しい強烈(きやうれつ)な且(か)つ廣汎(くわうはん)な驚駭(きやうがく)を捲(ま)き起(おこ)した。

   ポー=作 江戸川亂歩(えどがわ・らんぽ)=譯 「早過ぎた埋葬」
   『世界大衆文學全集30 ポー、ホフマン集』 改造社 1929-04-03(昭和4)


(J10) 谷崎 1929
生きながら葬(はうむ)られるといふ事は、嘗て人類の運命に落ち來つた是等の極端な不幸の中で、疑ひなく最も恐ろしきものである。[略] その最も驚くべき、且つ又讀者の記憶に未だ新たなる例は、餘り久しからざる以前にバルティモーアの附近の市街に起つて、強い、傷(いた)ましい、且つ廣大な驚愕を與へた事であつた。

   エドガア・アラン・ポオ=著 谷崎精二=譯 「早過ぎた埋葬」
   『世界文學全集11 ポオ傑作集 緋文字・其他
   新潮社(非賣品) 1929-01-15(昭和4)


■ハンガリー語訳 Translation into Hungarian

Kétségtelen, hogy az élve eltemettetés az elhalálozás legiszonyúbb végleteinek egyike. [Omission] Egy igen figyelemreméltó eset, amelynek körülményei még frissen élhetnek néhány olvasóm emlékezetében, nemrégiben történt, a szomszédos Baltimore városban, ahol kínos, heves és széles körű izgalmat váltott ki.

   Az elsietett temetés by Edgar Allan Poe.  Translated by Fóthy János.
   E-text at MEK


■ロシア語訳 Translation into Russian

Самое же тяжкое  из  всех  испытаний,  когда-либо  выпадавших  на  долю  смертного, - погребение заживо.  [Omission]  Один из них  весьма  примечателен,  к  тому же и его обстоятельства, вероятно, еще памятны кое-кому из читающих эти  строки, - произошел он сравнительно недавно в городке  близ  Балтимора,  где  вызвал большое смятение и наделал много шума.

   Эдгар Алан По. Преждевременные похороны
   E-text at Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

Бути похованим живцем - це, безперечно, найстрахітніше з лих, які будь-коли випадали на долю смертного. [Omission]  Один, вельми, прикметний, - обставини його, можливо, ще свіжі в пам’яті багатьох читачів, - стався нещодавно в недалекому місті Балтіморі, де спричинив дуже прикру, гостру и поширену на все місто тривогу.

   Едгар Аллан По. Поховані живцем
   © ЛІСНЯК Ю. Я., переклад з англійської, 1992.
   E-text at Український Центр (ukrcenter.com)


■ポーランド語訳 Translation into Polish

Być pogrzebanym za życia jest niewątpliwie najostateczniejszą okropnością, jaka może przydarzyć się człowiekowi śmiertelnemu. [Omission]  Jeden, nadzwyczaj osobliwy, którego szczegóły nie zatarły się zapewne jeszcze w pamięci mych czytelników, zdarzył się nie tak dawno temu w sąsiednim mieście Baltimore i stał się przyczyną silnego, przykrego i powszechnego wzburzenia.

   Przedwczesny pogrzeb by Edgar Allan Poe
   E-text at Piotr Kuras


■チェコ語訳 Translation into Czech

Být pohřben zaživa patří nesporně k těm nejstrašlivějším mukám, jaká mohou být údělem ubohých smrtelníků. [Omission]  K takové pozoruhodné události, jejíž okolnosti budou snad ještě v živé paměti některých čtenářů, došlo před nedávnem v sousedním Baltimoru, kde vyvolala silné pohnutí a značný rozruch.

   Předčasný pohřeb by Edgar Allan Poe
   E-text at V noci jsem snil, že jsem motýlem


 Audio 2 
「早すぎた埋葬」 ドイツ語版のオーディオブック(朗読)
Lebendig Begraben: Audiobook of German translation

下の引用箇所の朗読は 1:533:29 から始まります。 Uploaded to YouTube by GreatAudioBooks on 16 Jun 2014. Reading of the excerpt below starts at 1:53 and 3:29.


■ドイツ語訳 Translation into German

Lebendig begraben zu werden, ist ohne Frage die grauenvollste aller Martern, die je dem Sterblichen beschieden wurde. [Omission] Einer derselben, dessen eigenartige Umstände einigen meiner Leser noch frisch im Gedächtnis sein dürften, ereignete sich vor nicht allzulanger Zeit in der benachbarten Stadt Baltimore, wo er in allen Kreisen tiefe und schmerzliche Aufregung hervorrief.

   Lebendig Begraben by Edgar Allan Poe
   Translated by Gisela Etzel
   E-text at Sterneck.net


■イタリア語訳 Translation into Italian

Essere sepolti vivi è, senza dubbio, il più terribile tra gli orrori estremi che siano mai toccati in sorte ai semplici mortali. [Omission]  Un esempio molto significativo, delle cui circostanze forse è ancora vivo il ricordo in qualcuno dei miei lettori, si verificò non molto tempo fa nella vicina città di Baltimora, dove suscitò una sensazione dolorosa, profonda e di estesa risonanza.

   La Sepoltura Prematura by Edgar Allan Poe
   E-text at Sonia Baglieri


 Audio 3 
スペイン語版オーディオブック Audiobook in Spanish

Uploaded to YouTube by Jesús Alberto Arbeláez Arce on 21 Jul 2013


■スペイン語訳 Translations into Spanish

(Es1) Summers, Froufe, Álvarez, 2007
Ser enterrado vivo es, sin ningún género de dudas, el más terrorífico de esos extremos que pueda sobrevenirle al ser humano. [Omission]  Uno de los más notables, y cuyas circunstancias puede que aún estén frescas en la memoria de muchos lectores, ocurrió no hace mucho tiempo en la ciudad vecina de Baltimore, donde produjo una sensación intensa y dolorosa difundida por todas partes.

   El enterramiento prematuro by Edgar Allan Poe
   Revelación mesmérica: Antología VII
   Translated by Ricardo Summers, Aníbal Froufe, Francisco Álvarez
   EDAF, 2007
   Preview at Google Books


(Es2) Cortázar
Ser enterrado vivo es, fuera de toda discusión, el más terrible de los extremos que jamás haya caído en suerte al simple mortal. [Omission]  Uno de características muy notables, y cuyas circunstancias quizá se conserven frescas todavía en la memoria de algunos de mis lectores, aconteció no hace mucho en la vecina ciudad de Baltimore, donde provocó una penosa, intensa y dilatada conmoción.

   El entierro prematuro by Edgar Allan Poe
   Translated by Julio Cortázar
   E-text at Instituto Latinoamericano de la Comunicación Educativa (ILCE) [PDF]


(Es3) Translator unknown
Ser enterrado vivo es, sin ningún género de duda, el más terrorífico extremo que jamás haya caído en suerte a un simple mortal. [Omission]  Uno de características muy asombrosas, y cuyas circunstancias igual quedan aún vivas en la memoria de algunos de mis lectores, ocurrió no hace mucho en la vecina ciudad de Baltimore, donde causó una conmoción penosa, intensa y muy extendida.

   El entierro prematuro by Edgar Allan Poe
   E-text at Wikisource


 Audio 4 
フランス語版オーディオブック 訳文は Émile Hennequin に拠る
Audiobook in French based on translation by Hennequin

下の引用箇所の朗読は 1:57 から始まります。 Uploaded to YouTube by  on . Reading of the excerpt below starts at 1:57.


■フランス語訳 Translations into French

(F1) Rabbe, 1887
Être enseveli vivant, c’est à coup sûr la plus terrible des extrémités qu’ait jamais pu encourir une créature mortelle. [Omission] Un de ces exemples, d'un caractère fort remarquable, et dont les circonstances peuvent être encore fraîches dans le souvenir de quelques-uns de mes lecteurs, s'est présenté il n'y a pas longtemps dans la ville voisine de Baltimore, et y a produit une douloureuse, intense et générale émotion.

  • L'ensevelissement prématuré (from Derniers Contes) by Edgar Allan Poe. Translated by Félix Rabbe (1887).
  • E-text at:

(F2) Hennequin, 1882
Être enterré vivant est certes la plus terrible des extrémités qui se soient jamais appesanties sur une créature mortelle. [Omission]

  • L’Inhumation prématurée (from Contes grotesques) by Edgar Allan Poe. Translated by Émile Hennequin (1882).
  • E-text at Wikisource

 Audio 5 
英語原文のドラマ仕立ての朗読: グレッグ・キルバーガー
Dramatic reading in English by Greg Kilberger

下の引用箇所の朗読は 1:383:12 から始まります。 Uploaded to YouTube by Strobie Studios on 31 Oct 2011. Reading of the excerpts below starts at 1:38 and 3:12. Directed by Scott Strosahl.


 Audio 6 
「早すぎた埋葬」 ラジオドラマ
The Premature Burial (1975) - CBSRMT Episode 197

Uploaded by vangelis721 on Sep 20, 2011. The CBS Radio Mystery Theater. Original broadcast: January 6, 1975. Hosted by E. G. Marshall. Starring Keir Dullea, Paul Hecht, Marian Seldes.


■英語原文 The original text in English

To be buried while alive is, beyond question, the most terrific of these extremes which has ever fallen to the lot of mere mortality. [Omission]  One of very remarkable character, and of which the circumstances may be fresh in the memory of some of my readers, occurred, not very long ago, in the neighboring city of Baltimore, where it occasioned a painful, intense, and widely extended excitement.


■"in the neighboring city of Baltimore"の訳は?

英語原文にある "in the neighboring city of Baltimore" の意味は「ボルティモアの隣町で」ですか? いいえ、正しくは「近隣のボルティモア市で」でしょう。筆者の居場所からみて隣町にあたるのがボルティモアです。定冠詞 the の理解に関わる基本事項なのに、上の日本語訳者のうち、小川高義氏以外の全員が誤訳しているのは不思議です。

通常、tomokilog では誤訳をとりたてて指摘しません。誤訳はどんな名人だってするし、ありふれている。私のようなへなちょこ翻訳屋が得意がって言い立てるのはおこがましいからです。

しかし、このボルティモアの件は極端な例かもしれません。この点や、この短篇の他の箇所の訳し方については、小川氏の次の著書にとりあげられています。

   小川高義(おがわ・たかよし)=著
   『翻訳の秘密―翻訳小説を「書く」ために
   研究社 2009-04-01

ただし、この本は先人たちの誤訳をあげつらうような趣旨のものではありません、念のため。


■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

   「早すぎた埋葬」……小川 2006
   「早すぎた埋葬」……谷崎 1985
   「早すぎた埋葬」……田桐 1964
   「早すぎた埋葬」……谷崎 1962, 1969, etc.
   「早すぎた埋葬」……ダイジェスト・シリーズ刊行会 1950
   「早すぎる埋葬」……佐々木 1931, 1951, etc.
   「早まった埋葬」……永川 1978
   「早まった埋葬」……田中 1974
   「早過ぎた埋葬」……江戸川 1929
   「早過ぎた埋葬」……谷崎 1929


■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2014-12-21 フランス語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2014-12-16 Ricardo Summers, Aníbal Froufe, Francisco Álvarez によるスペイン語訳、およびスペイン語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2014-11-08 ハンガリー語訳を追加しました。
  • 2013-10-29 目次を新設し、ウクライナ語訳を追加しました。
  • 2012-08-15 ドイツ語訳とつぎの2つの YouTube 画面を追加しました。
    1. ドイツ語版オーディオブック
    2. 英語原文の朗読
    3. 「早すぎた埋葬」 ラジオドラマ
  • 2012-08-11 Julio Cortázar によるスペイン語訳を追加しました。
  • 2009-11-08 チェコ語訳を追加しました。
  • 2009-09-15 ダイジエスト・シリーズ刊行會=編著 1950/06/15 を追加しました。
  • 2009-09-06 佐々木直次郎=訳の書誌情報を補足し、訳例の配列を変更しました。

 

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■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese
(1)「ポオ」表記のもの

(2)「ポー」表記のもの

(3) 小川高義

  

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