Swift, Jonathan

Wednesday, 28 November 2007

Gulliver's Travels by Jonathan Swift スウィフト 『ガリヴァー旅行記』『ガリヴァ旅行記』『ガリバー旅行記』

        目次 Table of Contents

 Video 1  映画 ガリバー旅行記 (2010) 予告篇 Gulliver's Travels (2010) Trailer
 Video 2  TV ガリバー旅行記 (1996) 予告篇 TV Gulliver's Travels (1996) Trailer
 Video 3  映画 ガリヴァー旅行記 (1939) 全篇 Gulliver's Travels (1939) complete
■ポスター・DVD・挿絵・表紙画像 A Poster, DVD/Book Covers & an Illustration
■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese
■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese 
■日本語訳 Translations into Japanese
  (1) 山田 2011
  (2) 原田 2004
  (3) 富山 2002
  (4) 加藤 1988
  (5) 坂井 1988, 2006
  (6) 平井 1980
  (7) 工藤 1979
  (8) 中野 1951
  (9) 原 1951, 1977, etc.
  (10) 小沼 1951, 2005
  (11) 野上 1927
  (12) 中村 1919
  (13) 佐久間 1911
■ロシア語訳 Translation into Russian
■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian
■ポーランド語訳 Translation into Polish
■ドイツ語訳 Translation into German
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
 Video 4  CCProse による朗読 VideoBook presented by CCProse
■英語原文 The original text in English
■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


 Video 1 
ガリバー旅行記 (2010) 予告篇 Gulliver's Travels (2010) Trailer

監督: ロブ・レターマン 主演: ジャック・ブラック Director: Rob Letterman. Starring: Jack Black


 Video 2 
TV ガリバー旅行記 (1996) 予告篇 TV Gulliver's Travels (1996) Trailer

監督: チャールズ・スターリッジ 主演: テッド・ダンソン A TV mini-series directed by Charles Sturridge, starring Ted Danson and Mary Steenburgen.


 Video 3 
ガリヴァー旅行記 (1939) 全篇 Gulliver's Travels (1939), the complete film

フライシャー兄弟による1939年製作のカラー・アニメ長編(日本公開は1948年)。 A cell-animated Technicolor feature film, directed by Dave Fleischer and produced by Max Fleischer.


■ポスター・DVD・挿絵・表紙画像 A Poster, DVD/Book Covers & an Illustration

a. Image source: Wikipedia 
 ★ Download or watch the entire film (79 min.) legally at Archive.org
 ★ この映画の全編(79分)を Archive.org で合法的にダウンロード/鑑賞する

b. Gulliver's Travels (1996)  Image source: Read, dammit

c. Gulliver Exhibited to the Brobdingnag Farmer by Richard Redgrave. ガリヴァー、ブロブディンナグ(大人国)の農夫によって見世物にされる。リチャード・レッドグレーブ画。Image source: Wikipedia

[zh] 《格列佛游記》 浙江文藝出版社 ISBN: 753391841X 中国語(簡体字)
[jp] 『ガリヴァー旅行記(上)』 福音館文庫 (2006) 日本語
[fr] Voyages de Gulliver, Gallimard (1995) フランス語

↓ Click to enlarge ↓

a. Gulliverstravelsposter  b. Gullivershamed  c. 729pxgulliver

zh Bbpicnmmghlm  jp 4834021742  fr 512txzq28cl


■中国語訳(簡体字)Translation into simplified Chinese

如果一个国家里党派纷争激烈,他倒又提出了一条可以让彼此和解的奇妙办法。办法是这样的:从每个党派中各挑出一百名头面人物,把头颅差不多大小的,两党各一人,配对成双;接着请两位技术精良的外科手术师同时将每一对头面人物的枕骨部分锯下,锯时要注意脑子必须左右分匀。把锯下的枕骨部分互相交换一下,分别安装到反对党人的头上。

   第三卷 勒皮他 巴尔尼巴比 拉格奈格 格勒大锥 日本游记
   斯威夫特 《格列佛游记》
   E-text at:
   * www.5156edu.com
   * 方方正正教育网 (ffzz.com.cn)
   * 高碑店生活网 (www.chgbd.com)


■中國語譯(繁體字)Translation into traditional Chinese 

如果一個國家裡黨派紛爭激烈,他倒又提出了一條可以讓彼此和解的奇妙辦法。辦法是這樣的:從每個黨派中各挑出一百名頭面人物,把頭顱差不多大小的,兩黨各一人,配對成雙;接著請兩位技術精良的外科手術師同時將每一對頭面人物的枕骨部分鋸下,鋸時要注意腦子必須左右分勻。把鋸下的枕骨部分互相交換一下,分別安裝到反對黨人的頭上。

   第三卷 勒皮他、巴爾尼巴比、拉格奈格、格勒大錐、日本遊記
   斯威夫特 《格列佛遊記》
   E-text at 雲臺書屋 (www.b111.net)


■日本語訳 Translations into Japanese

(1) 山田 2011
政党間の抗争が激化した場合についても、この医師はすばらしい融和策を編み出している。ざっと説明すると、まずそれぞれの党から主だったもの百人ずつを選び出す。そして、頭の大きさが似ているものどうしを両党からひとりずつ選び、全員をふたり組に分ける。そして、腕のいい外科医をふたり連れてきて、各党の党員の後頭部を、ちょうど脳みそも二等分になるよう同時にのこぎりで切らせ、切りとった後頭部を交換して相手の頭にくっつけてやるのだ。

   第三話 ラピュタ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリブ
   そして日本渡航記
   ジョナサン・スウィフト=著 山田蘭(やまだ・らん)=訳
   『ガリバー旅行記』 角川文庫 2011/03/25


(2) 原田 2004
二つの政党が激しく対立している場合、それぞれの党派の政治家は、脳みそを半分ずつ相手方の政治家と入れかえてはどうだろうか、というのも彼の考えである。
[ルビは省略しました - tomoki y.]

   ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブ、
   そして日本(ジャパン)への航海記
   ジョナサン・スウィフト=原作 マーティン・ジェンキンズ=再話
   クリス・リデル=絵 原田範行(はらだ・のりゆき)=訳
   『ヴィジュアル版 ガリヴァー旅行記』 岩波書店 2004/11

   上にご覧のとおり、「再話」の翻訳なので、つまりは抄訳ということに
   なります。原書はつぎのとおり:
   Jonathan Swift's "Gulliver"
   Retold by Martin Jenkins, Illustrations by Chris Riddell
   First published by Walker Books Ltd (UK), 2004/09
   Also available from Candlewick Press (USA),  2005/03


(3) 富山 2002
彼の提案のひとつに、国内の政党間抗争が激しい場合の驚くべき調停法なるものがあった。その方法とは以下の通り。まずそれぞれの政党から指導者を百人ずつ選び出し、その中から大体同じくらいの頭の大きさをした者を二人ずつ組合せ、それから二人の腕のいい手術担当者に同時にその二人の後頭部を鋸で切断させるが、そのさいには脳が等分されるようにする。こうして切断した後頭部を交換して、互いに反対党の人物の頭にくっつける。

   第三篇 ラピュタ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブ
   及び日本渡航記
   スウィフト=著 富山太佳夫(とみやま・たかお)=訳
   『ユートピア旅行記叢書6 ガリヴァー旅行記
   岩波書店 2002/03


(4) 加藤 1988
さらに、この医者は、政党間のあらそいをうまくまとめる、おどろくべき方法を考えだしていた。その方法はこうである。まず、両方の政党の幹部を百人ずつえらんで、頭の大きさが似た者どうしを、二人ずつ、組み合わせる。そうしておいて、腕ききの技師に、両方の頭をまっ二つに切らせる。切りとった部分を、それぞれとりかえて、反対派の頭にくっつける。
[ルビは省略しました - tomoki y.]

   第三部 飛ぶ島(ラピュータ) 二 ラガードの研究所
   ジョナサン=スウィフト=著 加藤光也(かとう・みつや)=訳
   『ガリバー旅行記』 少年少女世界文学館4 講談社 1988/09


(5) 坂井 1988, 2006
この先生は、さらに、国内で政党間の争いがはげしくなったとき、仲直りさせるためのおどろくべき方法を、考え出していた。それはつぎのようであった。まず、両方の政党から、指導的な立場に立っている者を百人ずつ選び出し、頭の大きさがほぼ同じくらいの者を、二人ずつまとめて、一組(ひとくみ)とする。それから、手術のじょうずな医者を二人呼んで、同じ一組の者の後頭部を、のこぎりで同時に切断させ、脳髄(のうずい)が真っ二つに分かれるようにする。つぎに、切断された後頭部を取りかえて、相手の党員の頭にくっつける、という方法だった。
[ルビを一部省略しました - tomoki y.]

   第三篇 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブ、
   および日本への航海
   J・スウィフト=作 坂井晴彦(さかい・はるひこ)=訳
   C・E・ブロック=画 Illustrated by C.E. Brock
   a.ガリヴァー旅行記(上)』 福音館文庫 2006/01
   b.ガリヴァー旅行記』 福音館古典童話シリーズ26
     福音館書店 1988/01
   引用は b. に拠りました。


(6) 平井 1980
国内で政党間の抗争が激しくなった場合にそなえ、両者を融和させる、驚くべき対策を考案したのもこの医者であった。その方法はざっとこんな具合であった。まず両政党から指導者格の者を百人ずつ選び出し、ほぼ同じくらいの大きさの頭をもつ者同士を組合わせ、次に、二人の優秀な手術者に各組の人間の後頭部を同時に鋸(のこぎり)で切断させる、それも脳髄がぴったり真っ二つになるようにである。こうやって切断された後頭部を交換して、それぞれ組になっている反対側の党員の頭に繋(つな)ぎ合(あ)わせる。

   第三篇 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブ
   および日本への渡航記
   スウィフト=作 平井正穂(ひらい・まさお)=訳
   『ガリヴァー旅行記』 岩波文庫 1980/10


(7) 工藤 1979
政争が激しい場合の驚嘆すべき調停策を彼は提供した。その方法というのはこうである。各党の幹部を百人ずつえらび、頭の大きさがもっとも似ているものを二人ずつ組ませ、腕ききの手術員二人に各組の後頭部を、同時に、脳味噌が二等分されるように鋸(のこぎり)で挽(ひ)き切らせる。このように切りとられた後頭部を交換させ、それぞれを反対派の男の頭にくっつけさせるのである。

   第三部 ラピュタ、バルニバービ、ラッグナッグ、グラッブダブドリッブ、
   および日本渡航記 「ガリヴァ旅行記」
   スウィフト=作 工藤昭雄(くどう・あきお)=訳
   『世界文学全集8 スウィフト/デフォー
   学習研究社(学研)全50巻 1979/05/01 所収


(8) 中野 1951
国家内に政党の軋轢(あつれき)がはなはだしくなった時も、彼は驚嘆に値する調停法を提議した。それはこうだ、まず双方の政党から領袖(りょうしゅう)を百人ずつ選んで来て、これを二人ずつ、似寄った頭の大きさの者同士の組にする、さてそこで腕のよい二人の手術者に命じて、同時にこの各組の者の後頭部を鋸(のこぎり)で挽(ひ)き切らせて、ちょうど脳髄が二等分されるようにする。こうして挽き切られた後頭部は、双方取換っこをしてそれぞれ反対派の者の頭にくっつけるのだ。

   第三篇 ラピュタ、バルニバービ、グラブダブドリッブ、
   ラグナグおよび日本渡航記
   スウィフト=作 中野好夫=訳
   『ガリヴァ旅行記』 新潮文庫 1951/07


(9) 原 1951, 1977, etc.
また、この医者は、政党の争いをうまく停(と)める方法を発明していました。それは、まず両方の政党から百人ずつ議員を選(えら)んできて、これを二人ずつ、頭の大きさの似たもの同士の組にしておきます。それから、それぞれ両方の頭を鋸(のこぎり)でひいて、二つに分(わ)けます。こうして切り取った半分の頭を、それぞれ取り換(か)えっこして、反対派の頭にくっつけるのです。

   第三、飛島(ラピュタ) 2. 発明屋敷
   ジョナサン・スイフト=作 原民喜(はら・たみき)=訳(抄訳)
   a. 『ガリバー旅行記』 E-text at 青空文庫
     入力:kompass 校正:浅原庸子 公開:2002, 2003
   b.ガリバー旅行記』 講談社文芸文庫 1995/06
   c.定本原民喜全集2』 青土社 1978/09 所収
   d.原民喜のガリバー旅行記』 ものがたり図書館1 晶文社 1977/12
   e.ガリバー旅行記』 少年少女名作家庭文庫5 主婦之友社 1951/06
   a. の底本は b.b. の親本は c.。引用は d. に拠りました。


(10) 小沼 1951, 2005
また、政党なぞで、両方の考え方がひどく違っていてけんかばかりしている場合、それをうまくおさめる方法も考えられていた。それはどういうのか、というとまず両方のおもだった人を百人ずつつれて来る。それから、両方の頭の大きさが同じものどうし並ばせる。ひどくじょうずに手術できる人が二人来て、一どにその両方の頭のうしろをのこぎりで切って、脳みそをうまく二つにわける。それからその切り落した頭のうしろを、急いでつけかえるのである。

   ガリヴァ旅行記「ラピュータ島、その他への旅行」
   ジョナサン・スイフト=作 小沼丹(おぬま・たん)=翻案/再話
   a.小沼丹全集 補巻』 未知谷 2005/07 所収
   b.ガリヴァ旅行記』 少年少女のための世界文学選4 小峰書店 1951/03
   a. の底本は b.。引用は a. に拠りました。


(11) 野上 1927
また政黨の軋轢の甚しい時の調停策として驚くべき考案を此の醫者は提議した。その方法は斯うである。先づ兩方の黨派の重立つた者を百人つれて來る。それを頭の大きさの似寄つた者を一對づつ組にして列べ分ける。それから腕の冴えた二人の手術家をして同時に一對づつ鋸で 後頭部(#原文は太字でなく傍点)を挽き裂かせて、腦髄がきれいに二等分されるやうにする。斯うして挽き落した 後頭部(#原文は太字でなく傍点)を取り替へて、それぞれ反對派の頭にくつ附けるといふのである。

[原文は次のとおり総ルビ]
また政黨(せいたう)の軋轢(あつれき)の甚(はなはだ)しい時(とき)の調停策(てうていさく)として驚(おどろ)くべき考案(かうあん)を此(こ)の醫者(いしや)は提議(ていぎ)した。その方法(はうはふ)は斯(か)うである。先(ま)づ兩方(りやうはう)の黨派(たうは)の重立(おもだ)つた者(もの)を百人(にん)つれて來(く)る。それを頭(あたま)の大(おほ)きさの似寄(によ)つた者(もの)を一對(つゐ)づつ組(くみ)にして列(なら)べ分(わ)ける。それから腕(うで)の冴(さ)えた二人(ふたり)の手術家(しゆじゆつか)をして同時(どうじ)に一對(つゐ)づつ鋸(のこぎり)で 後頭部(#原文は太字でなく傍点)を挽(ひ)き裂(さ)かせて、腦髄(なうずゐ)がきれいに二等分(とうぶん)されるやうにする。斯(か)うして挽(ひ)き落(おと)した 後頭部(#原文は太字でなく傍点)を取(と)り替(か)へて、それぞれ反對派(はんたいは)の頭(あたま)にくつ附(つ)けるといふのである。

   ラピュタ〔飛島(とびしま)〕、バルニバアビ、ラグナグ、
   グラブダブドリブ〔魔法づかひの島〕及び日本への航海
   ヂョナサン・スウィフト=作 野上豐一郎=譯
   『ガリヴァの旅・沙翁物語』 世界名作大觀 各國篇 第11巻
   國民文庫刊行會=編輯・發行 非賣品 1927/06(昭和2)


(12) 中村 1919
それから尚ほ此の敎授は、各黨派が激烈に軌轢[ママ]した時に、それを調和させる爲めの恐ろしい方法を計畫した。それは各黨派の領袖を百人づゝ連れて來て、その頭の大きさが殆ど同じ位の反對者同志を二列に列べて置いて、二人の手術の上手な醫者に、腦が半分になるやうにその後頭部を切り取らせ互ひに交換して附着せしめるのである。

   第三編 飛揚島
   スウイフト=著 中村詳一(なかむら・しょういち)=譯
   『ガリヴア旅行記』 國民書院 1919/10/08(大正8)
   国立国会図書館デジタル化資料
   尚・連・半の旧字はそれぞれ新字で置き換えました。


(13) 佐久間 1911
若し二個の黨派(とうは)にて政治上の意見を異にするときは、双方より百名づゝを選拔し、二列に之をならべ側方面よりは二列とも各一箇の頭のやうに見えるやうにして置いて、やがて二人に命じて同時に各列の後頭部(こうとうぶ)をそぎ取らしめ、甲列の後頭部(こうとうぶ)を乙列の後頭部に、乙列の後頭部を甲列の後頭部に接骨するのである。

   第六章 大學校の參觀○政治改良法其他の新案
   スウヰフト=著 佐久間信恭(さくま・のぶやす)=譯
   a.ガリヴァー旅行記』 近代デジタルライブラリー
   b.ガリヴァー旅行記』 小川尚榮堂 1911-12(明治44)
   a.b. の全ページをスキャンした画像。引用は a. に拠りました。
   選・浮・記の旧字は、それぞれ新字で置き換えました。


■ロシア語訳 Translation into Russian

Если  раздоры  между  партиями становятся ожесточенными, он рекомендует замечательное  средство  для  их примирения. Оно заключается в следующем: вы берете сотню  лидеров каждой партии и  разбиваете их на пары, так, чтобы головы людей, входящих  в каждую пару, были приблизительно одной величины; затем  пусть два искусных хирурга отпилят одновременно затылки у каждой пары таким  образом,  чтобы мозг  разделился  на  две  равные части. Пусть будет произведен  обмен  срезанными  затылками и каждый из них приставлен к голове политического противника.

   Глава VI Продолжение описания Академии.
   Часть третья. Путешествие в Лапуту, Бальнибарби, Лаггнегг,
   Глаббдобдриб и Японию.
   Джонатан Свифт. Путешествия Гулливера
   Translated by А. А. Франковского
   E-text at Lib.Ru


■ウクライナ語訳 Translation into Ukrainian

Щоб примирити ворожі партії, коли суперечки між ними стають надто запеклі, він радив такий чудовий спосіб: слід узяти по сто лідерів кожної партії й посадити їх парами один проти одного, добираючи по змозі людей з головами однакового розміру. Далі двоє вправних хірургів мають воднораз розпиляти їм потилиці так, щоб поділити їхні мізки навпіл, і негайно обмінити відпиляні частини, приставивши кожну з них до голови партійного супротивника. 

   Розділ VI Дальший опис Академії.
   Частина третя. Подорож до Лапути, Белнібарбі, Глабдабдрібу,
   Лаггнеггу та Японії.
   Джонатан Свіфт. Мандри Лемюеля Гуллівера
   E-text at Український Центр (ukrcenter.com)


■ポーランド語訳 Translation into Polish

Jeżeli partie polityczne w jakim kraju są zanadto zacięte, wtedy dla uspokojenia ich i pogodzenia następującego należy używać sposobu. Trzeba wziąć stu naczelników różnych partii, ustawić ich koło siebie podług podobieństwa ich czaszek i polecić biegłemu operatorowi, ażeby w jednym czasie przerżnął im czaszki, tak aby mózg na dwie równe części został podzielony, po czym zmienia się połowy mózgów, tak ażeby każdy dostał połowę mózgu przeciwnika, i na odwrót.

   Rozdział szósty Dalsze opisanie Akademii.
   Część trzecia. Podróż do Laputy. Do Balnibarbów. Do Luggnaggu.
   Do Glubbdubdribu. I do Japonii
   Podróże Guliwera by Jonathan Swift
   E-text at Wolne Lektury


■ドイツ語訳 Translation into German

Wenn Parteiwut in einem Staate zu heftig würde, so sei ein wunderbares Mittel in Anwendung zu bringen, damit der Frieden wiederhergestellt werde. Die Methode ist folgende: Man nimmt ungefähr hundert Parteiführer und stellt sie paarweise, nach Ähnlichkeit ihrer Schädel, auf. Dann sägt ein geschickter Operateur den Schädel eines jeden zu derselben Zeit und in solcher Weise ab, daß er das Gehirn auf gleiche Weise teilt. Dann werden die abgesägten Teile des Hirnschädels vertauscht, indem der Tory den eines Whigs erhält und umgekehrt.

   Sechstes Kapitel. Fernere Beschreibung der Akademie.
   Reise nach Laputa, Lagado usw.
   Gullivers Reisen zu mehreren Völkern der Welt. Leipzig
   by Jonathan Swift
   E-text at Zeno.org


■スペイン語訳 Translation into Spanish

Presentaba un invento maravilloso para reconciliar a los partidos de un Estado cuando se mostrasen violentos. El método es éste: tomar cien adalides de cada partido; disponerlos por parejas, acoplando a los que tuviesen la cabeza de tamaño más parecido; hacer luego que dos buenos operadores asierren los occipucios de cada pareja al mismo tiempo, de modo que los cerebros queden divididos igualmente, y cambiar los occipucios de esta manera aserrados, aplicando cada uno a la cabeza del contrario.

   Capítulo VI Siguen las referencias sobre la Academia.
   Parte III - Un viaje a Laputa, Balnibarbi, Luggnagg, Glubbdubdrib y el Japón.
   Los viajes de Gulliver by Jonathan Swift
   E-text at
   * Bibliotecas Virtuales
   * Wikisource
   * WebLitera


■フランス語訳 Translation into French

[Text to be inserted later - tomoki y.]

   Chapitre VI Suite de la description de l’académie.
   Les Voyages de Gulliver : Voyage à Laputa, aux Balnibarbes, à Luggnagg,
   à Gloubbdoubdrie et au Japon
   Les Voyages de Gulliver by Jonathan Swift
   E-text at Wikisource


 Video 4 
CCProse による朗読 VideoBook presented by CCProse

下に引用した箇所は 05:25 あたりから始まります。 From: CCProse. Jul 11, 2011. Classic Literature VideoBook with synchronized text, interactive transcript, and closed captions in multiple languages. Audio courtesy of Librivox. Read by Lizzie Driver. The excerpt below starts around 05:25.


■英語原文 The original text in English

When parties in a state are violent, he offered a wonderful contrivance to reconcile them.  The method is this: You take a hundred leaders of each party; you dispose them into couples of such whose heads are nearest of a size; then let two nice operators saw off the occiput of each couple at the same time, in such a manner that the brain may be equally divided.  Let the occiputs, thus cut off, be interchanged, applying each to the head of his opposite party-man.

   Chapter VI.  A further account of the academy.
   Part III: A Voyage to Laputa, Balnibarbi, Luggnagg,
   Glubbdubdrib and Japan.
   Gulliver's Travels (1726, amended 1735) by Jonathan Swift
   E-text at:
   * Project Gutenberg
   * Wikisource


■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

   『ガリヴァの旅』…………野上 1927
   『ガリヴァ旅行記』………工藤 1979
   『ガリヴァ旅行記』………小沼 1951, 2005
   『ガリヴァ旅行記』………中野 1951
   『ガリヴア旅行記』………中村 1919
   『ガリヴァー旅行記』……原田 2004
   『ガリヴァー旅行記』……富山 2002
   『ガリヴァー旅行記』……坂井 1988, 2006
   『ガリヴァー旅行記』……平井 1980
   『ガリヴァー旅行記』……佐久間 1911
   『ガリバー旅行記』………山田 2011
   『ガリバー旅行記』………加藤 1988
   『ガリバー旅行記』………原 1951, 1995, etc.


■外部リンク External links

   * Gulliver's Travels - Wikipedia
   * Gulliver's Travels Home Page, created by Lee Jaffe, hosted
    by Jaffe Bros
   * Gulliver's Travels: Filmography at IMDb
   * ガリヴァー旅行記 - Wikipedia


■更新履歴 Change log

2013/07/11 目次を新設しました。
2013/05/30 中村詳一=譯 1919/10/08 を追加しました。
2013/02/11 ポーランド語訳とドイツ語訳を追加しました。
2013/01/30 ウクライナ語訳を追加しました。
2012/02/02 佐久間信恭=訳 1911-12 を追加しました。
2011/11/26 CCProse による朗読の YouTube 動画を追加しました。
2011/07/06 山田蘭=訳 2011/03/25、ロシア語訳、およびスペイン語訳を追加
         しました。また、「邦題の異同」の項を新設しました。
2011/05/28 『ガリバー旅行記(2010)』予告篇、『ガリバー旅行記 (1996)』予告篇、
         『ガリヴァー旅行記 (1939)』全篇の計2本の YouTube 動画を追加
         しました。
2009/08/31 工藤昭雄=訳 1979/05/01 を追加しました。
2009/05/16 加藤光也=訳 1988/09 を追加しました。
2008/02/21 原田範行=訳 2004/11 を追加しました。


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■洋書 Books in non-Japanese languages

■和書 Books in Japanese

■DVD
(1) Gulliver's Travels

(2) Tenku no Shiro Laputa (Castle in the Sky)

■CD

  

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Monday, 20 November 2006

A Modest Proposal by Jonathan Swift スウィフト 「慎ましき提案」「ささやかな提案」「つつましい提案」「ある控え目な提案」

        目次 Table of Contents

■はじめに Introduction
  Video   A Modest Proposal by $trick9 and the Truth
【警告! Warning! 】
■日本語訳 Translations into Japanese
  (J1) 原田 2015
  (J2) 柴田 2011
  (J3) SOGO 2001
  (J4) 田中 1986
  (J5) 平井 1968, 2007
  (J6) 山本 1968
  (J7) 深町 1950, 1988
  (J8) 夏目 1909, 1995
 The Book 
■ロシア語訳 Translation into Russian
■イタリア語訳 Translation into Italian
■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese
■スペイン語訳 Translation into Spanish
■フランス語訳 Translation into French
 Audio 1  英語原文の朗読: Mr. Frerking Audiobook read by Mr. Frerking
 Audio 2  英語原文の朗読: クリス・シュルツ Audiobook read by Chris Schultz
 Audio 3  英語原文の朗読: ジョン・ゴンザレス Audiobook read by John Gonzales
■英語原文 The original text in English
■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese
■外部リンク External links
■更新履歴 Change log


■はじめに Introduction

『ガリヴァー旅行記』の作者が、祖国アイルランドの貧困について書いた、痛烈でグロテスクな皮肉。


  Video  
A Modest Proposal by $trick9 and the Truth

スウィフトの痛烈な皮肉を現代に置き換えたヒップホップ版「つつましい提案」。アルバム 『Mother Earth』 に収録。iTunes からダウンロード購入可能。 Uploaded by yostrick9 on Mar 25, 2006. A Modest Proposal, in the album Mother Earth by $trick9 and the Truth, is available from iTunes.


【警告! Warning! 】
以下の引用は、あなたに不快感を催させるかもしれません。
とくにお食事前の方は、読むのを控えたほうがよいかもしれません。


■日本語訳 Translations into Japanese

(J1) 原田 2015
ロンドンにいる私の知己で、いろいろなことをとてもよく知っているアメリカ人がいる。この人物によれば、大事に育てられた一歳になる健康な幼児は、たいへんおいしく、滋養にも優れ、実に結構な健康食品であり、シチューにしても炙っても焼いても煮てもよいそうである。フリカッセもしくはラグー〔いずれもシチューのような煮込み料理〕に相当すると言ってもよかろう。

それゆえ私がここで控えめながらも広くお考えいただきたいと思っていることは、次の通りである。すなわち、先に計算した一二万人の子供たちのうち、二万人は子孫のために残す。(略) そして残る一◯万人については、一歳になったならば、王国を通じて、身分も財産もある人々に売られていくということにする。母親たちには、特に最後のひと月はたっぷりと乳を飲ませ、丸々と太らせて食卓に提供できるよう常に留意させる。友人をもてなす場合、幼児一人で料理は二つできる。家族だけで食べようとする場合、まずは両手両足だけで十分であろう。残りは胡椒ないしは塩をちょっとふって味付けをし、四日目に煮て食べるのがよいだろう。特に冬場は最高だ。

  • ジョナサン・スウィフト=著 原田範行(はらだ・のりゆき)=訳 「慎ましき提案 アイルランドにおける貧民の子供たちが親や国の重荷とならぬようにするために、彼らが公益に資するようにするために。一七二九年執筆」 原田範行=編訳 『召使心得 他四篇 スウィフト諷刺論集』 平凡社ライブラリー 2015-01-10

(J2) 柴田 2011
小生の知人で、ロンドンに住む非常な物知りのアメリカ人が請けあったところによると、健康な子供は、十分乳を与えられていれば、一歳時にはこの上なく美味で、栄養も豊富、体によい食材であって、煮る、焙(あぶ)る、焼く、茹でる等いかようにも料理できるといい、小生個人としては蒸焼(フリカッセ)、煮込(ラグー)も等しく有望と信じる。

そこで、ここにおいて提示申し上げる案を、読者諸兄にご検討いただければと思う。まず、すでに計算した十二万の子供のなかで、二万は繁殖に供すべく残す。(略) 残った十万人を、一歳になった時点で、国中の、地位も資産もある方々に向けて売りに出すのである。その際、母親にはつねに、最後の一か月は、たっぷり乳を与え、よき食事となるべくぽっちゃり太らせておくよう促す。子供一体あれば、知人を招いての会食なら料理が二品出来る。家族のみの食事であれば、頭や尻の四分の一でまっとうな一品となろうし、若干の塩か胡椒で味付けて茹でれば(特に冬は)四日目でも十分美味であろう。


(J3) SOGO 2001
私はかつて、ロンドンで知り合った非常に物知りなアメリカ人から話を聞いたことがある。彼曰く、よく世話された健康な赤ん坊は、丸一歳を迎えると、とてもおいしく、滋養のある食物になるそうだ。シチューにしても、焼いてもあぶっても茹でてもいいとのことだった。たぶんフリカシーやラグー[#注二]にしてもいけるだろうと思う。

それゆえ、私は諸君に以下のことを考えていただこうと思っている。すでに計算した子供十二万人のうち、二万人を繁殖用に残しておく。(略) 残りの十万人は、満一歳になったら、国中の貴族や富豪に売りつける。母親に言い含めて、最後の一月にはたっぷりお乳を吸わせ、まるまると太らせて、どんな立派な献立にも出せるようにしておくことが肝要である。友人へのもてなしには子供一人で二皿分作ることができる。もし家族だけで食べるなら、四分の一もあればリーズナブルな料理となろう。塩か胡椒で少し味付けして、殺してから四日目に茹でればいい料理になるだろう。冬には特に十分煮込む必要がある。

   [#注二]ともに料理の名前。肉を細切りにし、フライやシチューにして、
   ソースをかけたもの。フリカシーの方は鶏、小鳥、兎などの肉を主として
   用いる。

  • スウィフト ジョナサン=作 SOGO=訳(責任編集) 「アイルランドにおける貧民の子女が、その両親ならびに国家にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」 Copyright (C) 2001 by SOGO_e-text_library
  • E-text at 青空文庫 プロジェクト杉田玄白正式参加テキスト

(J4) 田中 1986
これは、ロンドンに住む私の知り合いで、物知りのアメリカ人からしかと聞いたことであるが、発育の良い、幼くて健康な子供は、一歳になると、非常にうまい、栄養たっぷりの、健全な食べ物になるのだそうである。シチューにしても、油で焼いても、あぶっても、煮てもいいのだという。そして疑いなく、フリカッセやラグーにしても十分用を足すに違いなかろう。

そこで、ここに謹んで皆さんにご考慮ねがいたいことがある。すでに算出した十二万人の子供のうち、二万人は種族保存のために取っておく方がよかろう。(略) 残りの十万人を、一歳で国中の貴人や金持ちの方々に売り込むのである。そうして母親たちには、最後の一か月の間はたっぷり乳を呑ませるように始終説き聞かせる。彼らを丸々と太らせてから食用に供するためである。子供一人で、友人の歓待用の二皿ぐらいにはなるだろう。それに家族だけで食事する時には、前後の四半分もあればけっこうましな料理になるし、こしょうや塩で少々味つけし、殺してから四日ぐらい経って茹(ゆ)でれば非常に美味になる。特に冬がいいということである。

  • スウィフト=著 田中光夫(たなか・みつお)=訳 「ある控え目な提案」 『スウィフト小品集』 山口書店 1986/11/25

(J5) 平井 1968, 2007
わたしの知人のあるアメリカの青年は、とても物知りの男だが、ロンドンでわたしに保証した。十分健康で、栄養のよくとれた幼児は、一歳の時には、煮ても焼いても、蒸煮にしても、天火にかけても、美味で、とても栄養があり、とても健康によい食物だと。そしてわたしは同じように、フリカセ・シチューにも、あるいはラグー・シチュー[訳注]にも使いうることを疑わない。

そこでわたしはつつましやかに計画を述べて、公衆の考察にまかせたい。以上算出された十二万の子供のうち、二万は種の繁殖のためにのこしておいてよい。(略) 残る十万の子供は、一歳のときに、王国全体の上流の人々や財産家たちに売り立てられることができる。ただいつでも、母親に、知らせておくのだ。最後の月には、どっさりとかれらに乳をやっておき、子供たちをまるまると肥えふとらせて、よい食物となるようにしておくようにと。一人の子供は、友人を招いての食事の席で、二人前の料理となるだろう。家族だけで食事する時には、身体の前半分、あるいは後半分は、すこし胡椒と塩をふりかければ、恰好の、なかなか乙な料理となり、四日目に、冬などは特に、ゆで肉にすれば、たいへん結構な味わいとなろう。

   [訳注]フリカセは細切り肉のシチュー料理。ラグーは胡椒を多く加え、
   野菜を煮込んだシチュー料理。

  • ジョナサン・スウィフト=著 平井照敏(ひらい・てるとし)=訳 「アイルランドの貪民の子供たちが その両親あるいは郷国に負担とならず、公衆にたいして有益なものとなるためのつつましい提案」 アンドレ・ブルトン=編著 山中散生+窪田般弥+小海永二(ほか)=訳
  • a. は b. を底本として、新たに編集を加えたもの。引用は a. 河出文庫版に拠りました。

(J6) 山本 1968
私がロンドンで知りあいになった大層物知りのアメリカ人がはっきり言ったことだが、ちゃんと育てられた健康な子供は、一歳の時が、極めて美味で滋養にとみ、健康によい食物で、シチューによく、焙ってよく、焼いてよく、煮てよいそうである。さらにまた、フリカッセにしてもラグーにしてもいいだろうと私は確信する。

そこでどうか次の提案を御考察いただきたい。上に算出せる十二万のうち二万を繁殖用に残す。(略) 残った分は一歳になった時に、全国の貴族や富豪に売りつけることができよう。母親には忠告して、最後の一月にはたっぷり乳を飲ませて、子供が立派な献立にむくように丸々肥らせる。友人の歓待には、子供一人で二品できる。家族だけの食事であれば、頭や尻の四分の一だけでかなりの料理になる。少量の胡椒か塩で味つけし、四日目に茹でるとおおいによろしい。冬は殊更である。

  • ジョナサン・スウィフト=著 山本和平(やまもと・わへい)=訳 「アイルランドの貪民の子供たちが両親及び国の負担となることを防ぎ、国家社会の有益なる存在たらしめるための穏健なる提案」 『書物合戦・ドレイピア書簡 ほか3編』 古典文庫 現代思潮社 1968/06

(J7) 深町 1950, 1988
ロンドンで知合になった大變物識のアメリカ人の話によると、よく育った健康な赤ん坊は丸一歳になると、大變美味(うま)い滋養のある食物になる。スチューにしても焼いても炙(あぶ)っても茹(ゆ)でてもいいそうだが、フリカシーやラグーにしてもやはり結構だろうと思う。

それ故、以下私見を述べて大方の御考慮を煩わす次第である。先に計算した十二萬の子供の中二萬は子孫繁殖用に保留しておく(略) 殘った十萬を丸一歳になったら國中の貴族、富豪に賣りつける。母親に忠告して、最後の一月(ひとつき)はたっぷり乳を飲ませ、どんな立派なお獻立にも出せるように丸々と肥らしておくことが肝要である。友人を招待するなら赤ん坊一人で二品の料理が出來る。家族だけなら、頭の方でも脚の方でも四半分で相當の料理が出來る。少量の胡椒、鹽で味をつけ、殺してから四日目に茹(ゆ)でると丁度よい、特に冬分はそうである。

  • スウィフト=作 深町弘三(ふかまち・こうぞう)=訳 「貧家の子女がその兩親並びに祖國にとっての重荷となることを防止し、且社會に對して有用ならしめんとする方法についての私案」
  • a. は b. を底本にして、旧字を新字に改めたもの。引用は b. 岩波文庫版に拠りました。

(J8) 夏目 1909, 1995
余は嘗(かつ)て倫敦(ロンドン)で懇意に成つた物識りの亜米利加(アメリカ)人から、当才位の赤ん坊は健全でよく育つてさへ居れば、スチユーにしても、焼いても、炙(あぶ)つても茹(ゆで)ても実に美味(うま)いもので、滋養分に富んで居るといふことを聞いたことがあるが、フリカシーやラグーにしてもかなり喰へるだらうと思ふ。

そこで余は謹んで世人の一顧を煩はしたい。外でもないが、今計算致した児童十二万の中で、二万人だけは子孫繁殖の為に残して置いても宜(よろ)しいとする。(略) 偖(さ)て自余の十万人をば、一歳位生長したところで、国中の貴族又は富豪へ売附ける。それには母親に忠告して、その一箇月位前から乳を沢山に呑ませて、立派な献立てにも出せるやうに肥(ふと)らせて置く必要がある。もし友人を招待するなら小児一人で二皿位は出来る。家族だけなら胴の方でも足の方でも構はない、四半分で沢山である。それから胡椒と塩で味を附けて殺してから四日目位に茹(ゆで)ると丁度好い、冬は尚更(なおさら)然(そ)うである。

  • スウィフト=作 夏目漱石=訳 「愛蘭土(アイルランド)に於ける貧家の児女の両親及び国家に負担と成ることを除き、彼等をして社会に有用の材たらしめんとする卑見」
    • 夏目金之助=著 『漱石全集15 文学評論』(全28巻・別巻1) 岩波書店 1995/06 第四編 スヰフトと厭世文学 『ガリヷー旅行記』
    • 夏目金之助=著 『文学評論』 春陽堂 1909/03(明治42)
  • a. の底本は b.。b. は漱石が東京帝国大学文科大学で行なった「講義」を「訂正」「書き直し」て出版したもの。引用は a. 漱石全集版に拠りました。

 The Book 

A_modest_proposal
A Modest Proposal and Other Prose (Library of Essential Reading Series)
by Jonathan Swift, Lewis C. Daly (Introduction)
Image source: Barnes & Noble.com


■ロシア語訳 Translation into Russian

Один очень образованный американец, с которым я познакомился в Лондоне, уверял меня, что маленький здоровый годовалый младенец, за которым был надлежащий уход, представляет собою в высшей степени восхитительное, питательное и полезное для здоровья кушанье, независимо от того, приготовлено оно в тушеном, жареном, печеном или вареном виде. Я не сомневаюсь, что он так же превосходно подойдет и для фрикассе или рагу.

Я беру на себя смелость просить всех обратить внимание и на то обстоятельство, что из учтенных нами ста двадцати тысяч детей двадцать тысяч можно сохранить для дальнейшего воспроизведения потомства, [Omission] Остальные же сто тысяч, достигнув одного года, могут продаваться знатным и богатым лицам по всей стране. Следует только рекомендовать матерям обильно кормить их грудью в течение последнего месяца, с тем чтобы младенцы сделались упитанными и жирными и хорошо годились бы в кушанье для изысканного стола. Из одного ребенка можно приготовить два блюда на обед, если приглашены гости; если же семья обедает одна, то передняя или задняя часть младенца будет вполне приемлемым блюдом, а если еще приправить его немного перцем или солью, то можно с успехом употреблять его в пищу даже на четвертый день, особенно зимою.

  • Джонатан Свифт. Скромное предложение, имеющее целью не допустить, чтобы дети бедняков в Ирландии были в тягость своим родителям или своей родине, и, напротив, сделать ихzполезными для общества 
  • E-text at Инвалиды ума или Снимая маски (на минуту)

■イタリア語訳 Translation into Italian

Un Americano, mia conoscenza di Londra, uomo molto istruito, mi ha assicurato che un infante sano e ben allattato all’età di un anno è il cibo piú delizioso, sano e nutriente che si possa trovare, sia in umido, sia arrosto, al forno, o lessato; ed io non dubito che possa fare lo stesso ottimo servizio in fricassea o al ragú.

Espongo allora alla considerazione del pubblico che, dei centoventimila bambini già calcolati, ventimila possono essere riservati alla riproduzione della specie, [Omission] I rimanenti centomila, all’età di un anno potranno essere messi in vendita a persone di qualità e di censo in tutto il Regno, avendo cura di avvertire la madre di farli poppare abbondantemente l’ultimo mese, in modo da renderli rotondetti e paffutelli, pronti per una buona tavola. Un bambino renderà due piatti per un ricevimento di amici; quando la famiglia pranzerà da sola, il quarto anteriore o posteriore sarà un piatto di ragionevoli dimensioni e, stagionato, con un po’ di pepe e sale, sarà ottimo bollito al quarto giorno, specialmente d’inverno.


■ポルトガル語訳 Translation into Portuguese

Eu tenho sido assegurada por um americano muito saber do meu conhecimento, em Londres, que uma criança saudável e bem nutrido é menos um ano de idade um alimento mais delicioso, nutritivo e saudável, seja cozido, assado, cozido ou cozido; e eu faço nenhuma dúvida de que ele vai igualmente servir em um fricassé ou um ragu.

Faço, portanto, humildemente ofereço a consideração pública do que cento e vinte mil crianças já computados, 20.000 podem ser reservados para a raça, [Omission] Que os restantes cem mil pode, em um ano de idade, ser oferecidos na venda para as pessoas de qualidade e fortuna através do reino, sempre aconselhando a mãe a deixá-los sugar abundantemente no último mês, de modo a torná-los gordo e gordura para uma boa mesa. A criança vai fazer dois pratos em um entretenimento para os amigos, e quando a família janta sozinha, a frente ou de traseira trimestre vai fazer um prato razoável, e temperado com um pouco de pimenta ou sal será muito bom fervido no quarto dia, especialmente em inverno.

  • Uma proposta modesta: Para impedir que os filhos das pessoas pobres da Irlanda sejam um fardo para os seus progenitores ou para o país, e para torná-los proveitosos ao interesse público by Jonathan Swift
  • E-text at Maneco Retalhando

■スペイン語訳 Translation into Spanish

Me ha asegurado un americano muy entendido que conozco en Londres, que un tierno niño sano y bien criado constituye al año de edad el alimento más delicioso, nutritivo y saludable, ya sea estofado, asado, al horno o hervido; y no dudo que servirá igualmente en un fricasé o un ragout.

Ofrezco por lo tanto humildemente a la consideración del público que de los ciento veinte mil niños ya calculados, veinte mil se reserven para la reproducción, [Omission]  De manera que los cien mil restantes pueden, al año de edad, ser ofrecidos en venta a las personas de calidad y fortuna del reino; aconsejando siempre a las madres que los amamanten copiosamente durante el último mes, a fin de ponerlos regordetes y mantecosos para una buena mesa. Un niño llenará dos fuentes en una comida para los amigos; y cuando la familia cene sola, el cuarto delantero o trasero constituirá un plato razonable, y sazonado con un poco de pimienta o de sal después de hervirlo resultará muy bueno hasta el cuarto día, especialmente en invierno.

  • Una modesta proposición para prevenir que los niños de los pobres de Irlanda sean una carga para sus padres o el país, y para hacerlos útiles al público by Jonathan Swift
  • E-text at Valdeperrillos.com

■フランス語訳 Translation into French

«J'ai été assuré par un Américain de ma connaissance à Londres, homme très capable, qu'un jeune enfant bien portant, bien nourri, est, à l'âge d'un an, une nourriture tout à fait délicieuse, substantielle et saine, rôti ou bouilli, à l'étuvée ou au four; et je ne doute pas qu'il ne puisse servir également en fricassée ou en ragoût.

«Je prie donc humblement le public de considérer que des cent vingt mille enfants, on en pourrait réserver vingt mille pour la reproduction de l'espèce, [Omission] et que les cent mille autres pourraient, à l'âge d'un an, être offerts en vente aux personnes de qualité et de fortune dans tout le royaume, la mère étant toujours avertie de les faire téter abondamment le dernier mois, de façon à les rendre charnus et gras pour les bonnes tables. Un enfant ferait deux plats dans un repas d'amis; quand la famille dîne seule, le train de devant ou de derrière ferait un plat très raisonnable; assaisonné avec un peu de poivre et de sel, il serait très bon, bouilli, le quatrième jour, particulièrement en hiver.


 Audio 1 
英語原文のオーディオブック—— Mr. Frerking による朗読
Audiobook in original English read by Mr. Frerking

下に引用する箇所の朗読は 5:06 から。 Uploaded to YouTube by FULL audio books for everyone on 4 Nov 2012. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 5:06.


 Audio 2 
英語原文のオーディオブック——クリス・シュルツによる朗読
Audiobook in original English read by Chris Schultz

下に引用する箇所の朗読は 4:25 から。 Uploaded to YouTube by XanthusKidd on 11 Apr 2012. Reading of the excerpt below starts at 4:25.


 Audio 3 
英語原文のオーディオブック——ジョン・ゴンザレスによる朗読
Audiobook in original English read by John Gonzales

下に引用する箇所の朗読は 6:39 から。 Uploaded to YouTube by audiobooksfree on 30 Sep 2011. Audio courtesy of LibriVox. Reading of the excerpt below starts at 6:39.


■英語原文 The original text in English

I have been assured by a very knowing American of my acquaintance in London, that a young healthy child well nursed, is, at a year old, a most delicious nourishing and wholesome food, whether stewed, roasted, baked, or boiled; and I make no doubt that it will equally serve in a fricasie, or a ragoust.

I do therefore humbly offer it to publick consideration, that of the hundred and twenty thousand children, already computed, twenty thousand may be reserved for breed [Omission]  That the remaining hundred thousand may, at a year old, be offered in sale to the persons of quality and fortune, through the kingdom, always advising the mother to let them suck plentifully in the last month, so as to render them plump, and fat for a good table. A child will make two dishes at an entertainment for friends, and when the family dines alone, the fore or hind quarter will make a reasonable dish, and seasoned with a little pepper or salt, will be very good boiled on the fourth day, especially in winter.


■邦題の異同 Variations of the title translated into Japanese

  • 「アイルランドにおける貧民の子女が、その両親ならびに国家にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」
                                   SOGO, 2001
  • 「アイルランドの貧しい人びとの子供を、その両親と国家の負担となることより防ぎ、かえって彼らをして社会に有益なものたらしめるためになされた、ある控え目な提案」
                                   田中 1986
  • 「アイルランドの貪民の子供たちが その両親あるいは郷国に負担とならず、公衆にたいして有益なものとなるためのつつましい提案」
                                   平井 1968, 2007
  • 「アイルランドの貪民の子供たちが両親及び国の負担となることを防ぎ、国家社会の有益なる存在たらしめるための穏健なる提案」
                                   山本 1968
  • 「愛蘭土(アイルランド)に於ける貧家の児女の両親及び国家に負担と成ることを除き、彼等をして社会に有用の材たらしめんとする卑見」
                                   夏目 1909, 1995
  • 「貧家の子女がその兩親並びに祖國にとっての重荷となることを防止し、且社會に對して有用ならしめんとする方法についての私案」
                                   深町 1950, 1988
  • 「貧民の子が両親や国の重荷となるを防ぎ公共の益となるためのささやかな提案」
                                   柴田 2011
  • 「慎ましき提案
    アイルランドにおける貧民の子供たちが親や国の重荷とならぬようにするために、彼らが公益に資するようにするために」
                                   原田 2015

■外部リンク External links


■更新履歴 Change log

  • 2016/03/06 原田範行=訳 2015-01-10 を追加しました。
  • 2013/07/31 目次を新設しました。
  • 2013/03/27 エミリー・フォーゲルによる朗読の YouTube 画面を追加しました。
  • 2012/10/08 2種類の英語版オーディオブックの YouTube 画面を追加しました。
  • 2012/07/16 ロシア語訳とポルトガル語訳を追加しました。
  • 2011/07/03 柴田元幸=訳 2011-04-20 の訳文を挿入しました。また、イタリア語訳を追加しました。
  • 2011/06/29 「はじめに」の項を新設しました。また、柴田元幸=訳 2011-04-20 の書誌情報を追加しました。訳文は追って挿入するつもりです。さらに、ブログ記事のタイトルに邦題「ささやかな提案」を追加しました。
  • 2011/05/23 スペイン語訳を追加しました。
  • 2011/04/04 田中光夫=訳 1986/11/25 を追加しました。また、「邦題の異同」の項を新設しました。さらに、ブログ記事のタイトルに邦題「ある控え目な提案」を追加しました。
  • 2011/02/02 フランス語訳を追加しました。
  • 2010/06/20 $trick9 and the Truth によるヒップホップ版 A Modest Proposal の YouTube 動画を追加しました。
  • 2006/02/10 平井照敏=訳 2007/08 を追加しました。
  • 2006/11/28 山本和平=訳 1968/06 を追加しました。

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